NHKで放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)。前回(第16回)でこの世を去った木曽義仲(青木崇高)の幼なじみ・巴御前を演じた秋元才加が、巴の“眉”について作者の三谷幸喜氏から提案があったことを明かした。今月24日、義仲ゆかりの地、富山県小矢部市で行われた同ドラマのトークショーに、義仲役の青木と巴役の秋元が登壇。そこで秋元は、本作の巴御前について、「とりあえず眉毛(笑)。衣装合わせももちろんそうだったんですけど、その前に巴のこの一本眉をどうするかというのを、本当に20~30人ぐらい、演出陣やスタッフさんが真剣に私の顔を見ながら「いやこれはちょっとカモメ眉すぎる」とか「これはちょっと濃すぎて視聴者の皆さんが物語に集中できないんじゃないか」とか、真剣に協議したんですよ」と、舞台裏を明かした。実は作者の三谷氏からは「今回の巴御前は、ちょっと眉毛つなげてもいいですか?」と、相談があったという。秋元は「何か意図があったりするのであればもちろん、意図を汲んで演じたいと思うんですけど、視聴者の方々が合戦や真剣なシーンを期待している中で、何かふざけた感じになるのであればそれは困ります…」と、自身の考えも伝え、「この(劇中の)状態に落ち着いた」という。「結局、この眉は、武士という男社会の中で一人戦う女性っていうところで、化粧っ気だったり、女っ気をすべて消して義仲様に仕えるという意思の表れなんだと思います」と、秋元は理解。それは、巴なりの“愛の形”でもあった。第13回で巴が北条義時(小栗旬)たちに義仲との関係を聞かれた時、「色恋はとうに捨てた。私はあのお方に終生尽くすことに決めている」というせりふもあったが、秋元は「幼い頃からずっと育ってきた中で、きっと巴も義仲様に恋心を抱いていた時期はあったと思うんです。でも、どこかで折り合いをつけて、“添い遂げる”という、こういう愛の形もあるよな。女性っぽさを感じるものを自分の中で排除して義仲様に仕えるという決意や思いは、巴を演じなかったら、なかなか発見できなかった感情です」とも話していた。5月1日放送の第17回では、前回(第16回)でこの世を去った木曽義仲(青木崇高)。彼が幼なじみの巴御前(秋元才加)と別れたシーンで託した嫡男・義高(市川染五郎)への手紙は、巴の手により無事に義高のもとに届くが、そのことが彼の運命を大きく変えることになる。■第17回のあらすじ源義経(菅田将暉)の軍略がさえわたり連勝に沸く鎌倉方。しかし、木曽義仲(青木崇高)の討伐により鎌倉に再び暗雲が立ち込める。義仲の嫡男・義高(市川染五郎)を危険視する源頼朝(大泉洋)は、戦勝報告のため範頼(迫田孝也)とともに鎌倉へ戻っていた義時(小栗旬)に義高の処断を命令。大姫(落井実結子)を思う政子(小池栄子)は憤り、義高を救うため奔走する。一方、頼朝に試された義時は八重(新垣結衣)ら家族を思い…。
2022年04月30日モデル・土屋巴瑞季(28)が27日、自身のインスタグラムを更新し、昨年5月に結婚したことを報告した。土屋は「昨年5月に入籍し、この春、結婚式を挙げました結婚のご報告もかねて、当日の様子や準備、花嫁美容など本日発売のMORE6月号にて紹介しています」とし、幸せいっぱいの結婚写真を複数枚投稿した。「約30年前に両親が披露宴を執り行った同じ場所で、とっても幸せな1日を過ごすことができました」と喜びを語り、「開催するにあたり、周りの方々にたくさんのご協力いただきました家族、友人、お仕事関係の皆様、一生の宝物になりました。本当にありがとうございました」と謝意をつづった。「また、お食事や、乾杯のシャンパンなど、両親の披露宴で出された当時のものを再現していただいたり、全てにおいてお世話になりました、トゥールダルジャンの皆様へ感謝いたします。そして、面倒臭いからやりたくないと言う私を根気強く説得し続けてくれた夫よ、ありがとう。笑かけがえのない時間を過ごすことができました。やってよかった!!!笑」と本音を吐露した。土屋は1994年2月14日生まれ、神奈川県出身。2010年1月、雑誌『CanCam』(小学館)に初登場し、同年3月より専属モデルとして活躍。8月には、史上最年少の16歳6ヶ月で同誌の単独表紙デビューを果たし、注目を浴びた。モデルのほか、テレビ出演など幅広く活躍している。
2022年04月27日タレントの新山千春が5日に自身のアメブロを更新。俳優の中尾明慶との2ショットを公開した。この日、新山は「YouTubechiha roomで」「中尾明慶さんと第二弾!!ドライブトークさせていただきました」と自身のYouTubeチャンネル『新山千春 CHIHA ROOM』で中尾と共演したことを報告し「またご一緒できるなんてほんと嬉しかったなぁ!!」とコメント。「いろんなテーマでお話させていただいた」と述べ、中尾との2ショットを複数枚公開した。続けて、中尾とのYouTube撮影の翌日には、お笑いタレントの明石家さんまの番組で「初だしトークをすることもあって」と明かし「収録前日でかなり緊張してた」と告白。「さんまさんとプライベートでもお会いしている中尾さんに相談させていただいた」といい、中尾からは「的確すぎるアドバイスをもらえた」と述べ「おかげさまで収録頑張れました」とつづった。また「中尾明慶のきつねさーんにも嬉しいことにまた出演させていただきました!!」と中尾のYouTubeチャンネル『中尾明慶のきつねさーん』に出演したことも報告。「習い事のダンスをしたり」「ハマってる酵素風呂にあの!高級車で連れて行っていただいたり」と内容を明かし「とにかく!楽しませていただきました!」と回想。最後に「ぜひこちらもみてもらえたら嬉しいです」と動画リンクを紹介し、ブログを締めくくった。
2022年04月07日現在、新宿のSOMPO美術館で『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』展が開かれています。日本の風景画などを数多く手がけた版画家の川瀬巴水(1883-1957)。アメリカにもファンが多く、あのスティーブ・ジョブズも作品を購入したことで知られています。今回は、巴水の人生と作品をご紹介します。周囲からは反対され…【女子的アートナビ】vol. 2301883年、東京市芝区(現在の港区)の糸屋兼糸組物職人の長男として生まれた川瀬巴水(本名・文治郎)は、幼いころから絵が得意で、画家になることを夢見ていました。ですが、跡取りであったため周囲から反対され、家業をつぎます。絵の道を諦めきれなかった巴水は、家業を妹夫婦に譲り、25歳のとき日本画家・鏑木清方に入門を希望します。しかし、年齢を理由に断られてしまいます。27歳で、再び清方に入門を懇願。そこで認められ、約2年後に清方から画号「巴水」を与えられます。1918年、35歳で木版画家としてデビュー。風景画を得意とした巴水は、旅に取材してさまざまな景色を写生し、最初の連作『旅みやげ第一集』を発表します。巴水の制作を支えたのは、版元の渡邊庄三郎です。もともと浮世絵商だった渡邊は、大正期に、芸術性の高い木版画「新版画」の制作を開始。才能のある絵師と彫師、摺師と組んで制作を進めていました。巴水も渡邊のもとで、さまざまな作品を生み出していきます。巴水が描いたのは、日本の名所だけではありません。江戸情緒が残る街並みや、ガス燈や電柱など近代化しつつある日常風景など、彼の心に響く場面が題材に選ばれています。例えば、現在の浅草・駒形橋あたりを題材にした《こま形河岸》は、竹屋の情景を巴水独自の視点で切り取り、味わいのある構図で描かれています。竹の間から見える夏空もポイント。場面の空気感までも伝わってくるようです。震災ですべて焼失…風景画の絵師として注目され、創作活動に打ち込んでいた1923年9月、関東大震災が発生。巴水の自宅は全焼し、家財だけでなく、写生帖188冊と画業の成果もすべて失います。しかし巴水は版元の渡邊に励まされ、同年10月から長期の写生旅行に出発。諏訪から木曽、富山、城崎、出雲、瀬戸内、近畿などをめぐる102日間の旅で制作した写生帖をもとに、新しい作品を生み出していきます。巴水版画のなかで最も売れた作品《芝増上寺》も、震災後の写生をもとに誕生。ほかにも、復興途上の東京や、昔ながらの美しい東京を描いた作品も生み出し、国内外で高い評価を受けます。特に巴水らの「新版画」はアメリカで人気があり、オハイオ州では大規模な展覧会が2度も開かれました。スランプや戦争も…人気を博していた巴水ですが、その後もスランプに陥ったり、戦争による空襲の激化で疎開したりと数々の困難が彼を襲います。戦争によりアメリカとの関係も絶たれていましたが、終戦後は進駐軍が“お土産”に版画を買い求め、再びブームが到来。巴水の作品もたくさん売れました。1957年、胃がんにより74歳で逝去。絶筆となった《平泉金色堂》は、死後に版画が完成しました。12月26日まで開催中巴水の作品を見ていると、大正から昭和初期の雰囲気がよくわかり、日本の美しさを再発見できます。また、雪や雨の細かい描写や、夕景や夜景などの深い青の発色も大変美しく、彫師や摺師の技術力の高さにも感動します。なお、会場には「ジョブズと巴水」のコーナーも設けられています。新版画のコレクターだったジョブズは、巴水の風景画を気に入り、1980年代に何度か来日して作品を数十点購入。ジョブズが買った作品と同じ版画も展示されています。アップル社の洗練された製品スタイルに、日本の美が影響を与えたのかも……と想像しながら見ても楽しいです。本展は、初期から晩年までの巴水版画をまとめて見ることができる貴重な機会です。ぜひ心に響く日本の景色をご覧になってみてください。会期は12月26日まで。Information会期:~12月26日(日)※休館日: 月曜日会場:SOMPO美術館開館時間:10:00~18:00(最終入場時間 17:30)観覧料:※日時指定制オンラインチケット一般¥1,300、大学生¥1,000、高校生以下無料当日窓口チケット一般¥1,500、大学生¥1,100、高校生以下無料※入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。オンライン取得が難しい方用に、当日券も一定数ご用意しています。※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。※画像写真の無断転載を禁じます。
2021年12月12日京都発のスリーピースバンド・Hakubiが、来年3月より『巴(ともえ)・粉塵爆発ツアー』を行うことが決定した。本ツアーの開催は、12月1日に地元・京都の京都MUSEで行われたメジャーデビューアルバム『era』を引っ提げ全国26都市をまわったリリースツアー『傾(かぶき)・粉塵爆発ツアー』のファイナル公演にて発表された。『巴(ともえ)・粉塵爆発ツアー』は、こんな今だからこそ、改めてライブハウスで生まれ育った原点に立ち返り、ライブハウスというかけがえのないステージでともに切磋琢磨していきたい同世代のバンド、そして各地ライブハウスおすすめバンドとのスリーマンで行われる。チケットは12月12日まで最速先行受付を実施中で、対バンアーティストの詳細は後日発表される。また『傾(かぶき)・粉塵爆発ツアー』ファイナル公演のセットリストプレイリストがSpotifyで公開された。満員御礼となった本公演では、9月にリリースされたメジャーデビューアルバム『era』収録曲をはじめ、新旧織りなす17曲の楽曲を披露。感情揺さぶるライブパフォーマンスで、約2時間におよぶステージを駆け抜けた。photo by 翼、photo by 翼、photo by 翼、なおHakubiのInstagramアカウントでは、『傾(かぶき)・粉塵爆発ツアー』ツアーのオフショット写真が公開されている。■Hakubi Official Instagram:<公演情報>Hakubi『傾(かぶき)・粉塵爆発ツアー』12月1日(水) 京都・京都MUSEHakubi『傾(かぶき)・粉塵爆発ツアー』セットリストプレイリスト カバー画像セットリスト1. 灯2. ハジマリ3. フレア4. 在る日々5. 午前4時、SNS6. :||7. サーチライト8. アカツキ9. 栞10. 賽は投げられた11. 夢の続き12. Dark.13. 誰かの神様になりたかった14. mirror15. 辿る16. 悲しいほどに毎日は17. 光芒■セットリストプレイリスト:<ツアー情報>Hakubi『巴(ともえ)・粉塵爆発ツアー』2022年3月3日(木) 東京・府中FlightOPEN 18:30 / START 19:002022年3月9日(水) 大阪・OSAKA MUSEOPEN 18:30 / START 19:002022年3月11日(金) 香川・高松DIMEOPEN 18:30 / START 19:002022年3月18日(金) 愛知・名古屋RAD HALLOPEN 18:30 / START 19:002022年3月20日(日) 神奈川・横浜F.A.DOPEN 17:30 / START 18:002022年3月23日(水) 宮城・仙台MACANAOPEN 18:30 / START 19:002022年4月1日(金) 広島・広島ALMIGHTYOPEN 18:30 / START 19:002022年4月3日(日) 福岡・福岡LIVE HOUSE OP’sOPEN 17:30 / START 18:002022年4月7日(木) 東京・渋谷Spotify O-CrestOPEN 18:30 / START 19:002022年4月9日(土) 京都・KYOTO MUSEOPEN 18:00 / 18:30■チケット料金:3,500円(税込)※ドリンク代別途必要※小学生以上有料(未就学児入場不可)※お1人様4枚まで■チケット最速先行予約(抽選)受付期間:12月12日(日) 23:59まで詳細はこちら:<リリース情報>Hakubi メジャーデビューアルバム『era』Now On Sale●初回限定盤(CD+DVD):4,000円(税込)※デジパック仕様●通常盤(CD):3,000円(税込)【CD収録内容】01. 栞(映画『浜の朝日の嘘つきどもと』主題歌)02. 在る日々03. 辿る04. フレア05. :||(読み:リピート)06. 道化師にはなれない(カンテレ×BSフジ ドラマ『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』主題歌)07. color(アニメ『Artiswitch』第2話挿入歌)08. 灯09. mirror10. 誰かの神様になりたかった11. 悲しいほどに毎日は12. アカツキ(福島中央テレビ開局50周年記念ドラマ『浜の朝日の嘘つきどもと』主題歌)【DVD収録内容】※初回限定盤のみ■『極・粉塵爆発ツアー』2月9日(火) 東京・TSUTAYA O-EAST01. 光芒02. 辿る03. ハジマリ04. アカツキ05. サーチライト06. 在る日々07. 夢の続き08. Sommeil09. Dark.10. mirror『era』購入リンク:関連リンクHakubi Official Site: Official Twitter: Official TikTok: Official YouTubeチャンネル:
2021年12月02日浮世絵版画の手法を用いて、大正から昭和かけての風景や人物をみずみずしく描き出した「新版画」の代表的作家、川瀬巴水(かわせはすい、1883~1957)。彼の足跡を振り返る展覧会、『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』が、SOMPO美術館で12月26日(日)まで開催されている。幼少期から画家を志していた川瀬巴水は、10代の頃に日本画家に入門したものの、家族の反対などもあり一度は道を諦め、家業を継ぐ。しかし、芸術の道を諦めきれず、27歳にして鏑木清方に入門。そこで同門の伊東深水の風景版画に心ひかれ、版画の道へと進んでいくこととなる。深水の版画を手掛けていた版元の渡邊庄三郎は、新時代の版画「新版画」を提唱した人物。江戸時代から続く浮世絵の技術や表現法を継承しつつも、芸術性をさらに強めた新版画と巴水の絵が好相性であることをいち早く見抜き、二人三脚で次々とヒット作を世に発表していく。展示風景より本展は、時系列に沿って3章構成で巴水の作品を紹介。「第1章版画家・巴水、ふるさと東京と旅みやげ」では、デビュー作の「塩原三部作」や「東京十二題」、「旅みやげ」など、初期の人気作を紹介していく。川瀬巴水「塩原三部作」1918年木版、紙 渡邊木版美術画舗デビュー作の「塩原三部作」は、巴水ゆかりの土地である塩原を舞台にしたもの。巴水はのこぎりの歯のようなギザギザした輪郭線や、抑揚をつけた線を作品に用いている。「塩原三部作」の一点、《塩原おかね路》では、岩肌などにその手法が用いられている。これらの表現は浮世絵ではタブーとされていたもの。巴水はデビューの時から挑戦を試みていたのだ。川瀬巴水《塩原おかね路》1918年木版、紙 渡邊木版美術画舗デビューが好評だった巴水は全国各地を旅し、その風景を描きためた。巴水が各地で描いた写生は、その後のヒットする連作『旅みやげ』へと結実していく。川瀬巴水の写生帖第9号 朝日嶽と八ヶ嶽 1924年 大田区立郷土博物館川瀬巴水 東京十二題 左《五月雨ふる山王》 右《こま形河岸》1919年木版、紙 渡邊木版美術画舗しかし、1923年に関東大震災が巴水を襲う。自宅が全焼し、全国各地を描いた写生帖も消失。また、ときには「歌川広重の模倣だ」とそしりを受けることもあった。「第2章「旅情詩人」巴水、名声の確立とスランプ」では、逆境をはねのけて制作した、代表作でもある《馬込の月》などを紹介。ひたむきに制作にはげむ巴水を追う川瀬巴水《芝増上寺》 1925年 木版、紙 渡邊木版美術画舗川瀬巴水「旅みやげ第三集」 左《福岡西公園》 右《周防錦帯橋》1928年 木版、紙 渡邊木版美術画舗また、川瀬巴水の充実した資料を収蔵する大田区立郷土博物館の版木をスケッチ、作品とあわせて展示。巴水の絵の制作プロセスに思いを馳せることができる。奥《池上市之倉(夕陽)》版木、手前 川瀬巴水 写生帖22号 市倉川瀬巴水 《池上市之倉(夕陽)》1928年 木版、紙 渡邊木版美術画舗人気作家でありながらも、自身の作品の代わり映えのなさに葛藤を抱えていた巴水は、1939年、画家仲間に誘われて朝鮮旅行へ赴く。それまで見たことのなかった広大な風景や、見慣れぬ文化に魅了された巴水は、「朝鮮八景」「続朝鮮風景」シリーズを発表。大胆な構図と精微な描写が組み合わさったさらなる新境地を開拓した。展示風景より川瀬巴水「朝鮮八景」1939年木版、紙 渡邊木版美術画舗展示風景より川瀬巴水「朝鮮八景」1939年木版、紙 渡邊木版美術画舗そして戦後、進駐軍関係者たちが次々と木版画を買い求めたことから、戦前にも劣らない空前の版画ブームが訪れる。このブームにより大量の新版画がアメリカに渡り、アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズを魅了し、彼は20代後半から巴水の作品収集を開始した。本展ではジョブズと新版画に関する資料も合わせて展示する。色鮮やかに、そして細やかに描写した風景画で日本人のみならず世界中の人々を魅了した川瀬巴水。その独特の世界をしっかりと堪能してみよう。なお、11月17日(水)からは後期展示となり一部展示が入れ替えられる。川瀬巴水の人気作《The Japan Trede Monthly表紙(No,68)》は後期からの登場だ。雪が積もった夜の日本庭園に真っ赤な服を着たサンタが横切るという、一度見たら忘れられない構図を描けたのも、巴水が外国から愛された理由なのかもしれない。構成・文:浦島茂世【開催情報】『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』10月2日(土)~12月26日(日)、SOMPO美術館にて開催。※会期中に一部展示替えあり前期:10月2日(土)~11月14日(日)後期:11月17日(水)~12月26日(日)
2021年11月11日2021年7月30日付にて、YouTubeチャンネル『中尾明慶のきつねさーん』では、中尾家の夏休みの動画を配信中です。中尾さんは、2013年に女優の仲里依紗さんと結婚し、同年に長男が誕生。YouTubeには2020年3月に登録し、愛車や息子さんに関する動画を不定期で投稿しています。中尾さんと仲さんのYouTube公式チャンネル内で息子さんは『トカゲくん』として親しまれており、本動画は『トカゲくん』が夏休み初日のもの。仲さんの留守中に、中尾さん親子とディレクターのよしきさんで『タコ焼きパーティー』を開いた時の様子が撮影されています。この『トカゲくん』、「タコパって何」と中尾さんにたずね、『タコ焼きパーティー』の略称であることが分かると、クールに「でいうなら『タ』でいいじゃん」とひと言。サングラス姿も、なかなか『サマ』になっています。そんな『トカゲくん』との『タコ焼きパーティー』は、タコのほかにも具材がいろいろと用意されているようです。果たしてどんなパーティーになったか、早速、動画をご覧ください。どうやら『トカゲくん』のテンションは、仲さんのYouTubeチャンネルに登場する時よりやや低めのようですが、中尾さんがニコニコしながらタコ焼きを作っている姿が印象的でした。息子さんのために、できあがったタコ焼きを皿に取って冷ましている中尾さんは、まさに父親そのもの。その一方で、よしきさんが食べるはずのタコ焼きと、キュウリの浅漬けが入ったタコ焼きをすり替えるという『いたずらっ子』のような一面も見せていました。いずれにせよ、中尾さんが『トカゲくん』を溺愛していることが、とてもよく伝わってくる動画でしたね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月28日剣心の原点が明かされるシリーズ全ての始まりと、剣心最後の戦いを描く『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が現在公開中。この度、剣心と巴を描いた漫画家・種村有菜のイラストが公開された。7月11日時点で『The Final』の累計動員数は296万人、興行収入は41.8億円を突破。『The Beginning』の累計動員数も152万人、興行収入21.5億円を突破し、2部作合計で観客動員数は448万人超え、興行収入も63.3億円を突破と、大ヒット中の本作。今回到着したのは、「神風怪盗ジャンヌ」「満月をさがして」の種村さんが、『るろうに剣心最終章 The Beginning』より、剣心と巴が寄り添う姿を描いたイラスト。本作は、剣心と巴、2人の濃密なドラマが丁寧に描かれているということでも注目を集めており、鑑賞したファンからは「あの僅かな日々が剣心にとってどれだけ大切な日々だったかと思うと切ない」、「深くて哀しくも優しい愛が…雪代巴と剣心から…しくしくと伝わるシーンのひとつ一つ、スクリーンに見入った」「剣心と巴さん2人にそれぞれの愛の形と表現があって、そこが一番素敵だと思ったから切ないけど、巴さんの選んだ愛の形がほんとに素敵」などといった感想が寄せられている。このイラストについて種村さんは「原作でも印象深い抜刀斎の睡眠シーンが、映画でも剣心の心の動きとして描かれていたのでとても心に残り、イメージとして描かせていただきました」とコメント。本作の美しさと儚さがあふれ出たビジュアルとなっている。『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年07月13日大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883~1957)の回顧展が、10月2日(土)より新宿・SOMPO美術館にて開催される。旅を愛し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けた巴水。その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎だった。ふたりは40年にわたる共作を続け、海外にも通用する「木版美」の構築を目指した。その巴水の風景版画は、いまや郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されている。同展では、巴水が生涯に残した600点を越える木版画作品の中から、これまでまとめて見る機会の少なかったシリーズ(連作)を中心に約280点を展示。伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群、木版画作品だけでなく、木版画のもとになった写生帖、木版画制作のプロセスが分かる順序摺、制作に使用した版木、生前の巴水の制作風景を撮影した記録映像などの資料と共に、 川瀬巴水の木版画の世界を多角的に紹介する。《陸奥三島川》 旅みやげ第一集 1919(大正8)年夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《古ま形河岸》 東京十二題1919(大正8)年初夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《池上市之倉(夕陽)》 東京二十景1928(昭和3)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗《駿河 興津町》東海道風景選集1934(昭和9)年3月 木版、紙 渡邊木版美術画舗【開催概要】『川瀬巴水旅と郷愁の風景』会期:2021年10月2日(土)~12月26日(日)会場:新宿・SOMPO美術館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜、11月16日(火)料金:オンラインチケット一般1,300円、大学1,000円/当日一般1,500円、大学1,100円※会期中に一部展示替えあり※本展は日時指定入場制です。事前に日時指定のオンラインチケットをご購入ください。入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。
2021年07月12日キュンキュンするけどそれだけじゃない、思わずハマる若者の青春群像劇!少女漫画誌『マーガレット』(集英社)の人気作品を、オンライン動画配信サービスHuluでオリジナルドラマ化する企画『マーガレットLove Stories』。6月19日から全8話一挙独占配信される「悪魔とラブソング」(原作・桃森ミヨシ)は、美しい歌声と美貌を持ちながらも、常に本音で話すがゆえに“悪魔”と呼ばれる主人公・可愛マリアが、転校を機に理解者を見つけ、周囲と絆を作っていく群像青春劇だ。今日はマリアのクールなクラスメイト・目黒伸を演じ、マリアを演じる浅川梨奈と共にW主演を張る飯島寛騎に、作品に対する取り組み、撮影エピソード、自らの学生時代のことなどを大いに語ってもらった。──「悪魔とラブソング」、飯島さんは主人公・マリアと共にストーリーの中心を担う、目黒伸を演じています。どんな所にこだわって、役作りをされましたか?マリアに揺るがされて、クールな目黒の心情がどんどん変化していくことを念頭に置き、相手の表情なんかも受け取りながら演じていました。セリフに関しては、分かりやすい言い回しが多かったので、クサくなりすぎないよう、サラッと心をつかむような聞こえ方を、努めたつもりです。ただ全体的に、事前に役を準備するというよりも、現場で作っていくっていう感じでしたね。──共演者の方々と掛け合いながら、目黒というキャラクターを作っていった?原作はもちろん事前に読んでいましたし、多少、脚本が原作と変わってくるところもありましたから、漫画と実写の良さを半々にして嚙み砕いて、表現していこうとは思っていました。それをベースとして、役者同士の掛け合い、お互いが持ってくるものによって、演じ方が固まっていきました。──原作が少女漫画ですから、どうしても極端なセリフがありますし、リアリティを出すのが難しかったのではないでしょうか?そうですね、難しかったです。台本には「こんなことは普段、恥ずかしくて言えないよ」って思う所もありました。でもそれが女の子の心をつかむ世界観を作っているし、そもそも素敵な作品ですから……。──どういうところが素敵だと思われましたか?この作品は音楽を軸にしているのですが、マリアは歌で、目黒はピアノで、音を通して気持ちを伝えあうシーンが、とても素敵でした。また登場人物1人ひとりが、マリアに出会ったことにより、隠していた自分の悩みや偽りから殻を破っていく姿、その青春群像劇が、若者の素晴らしさを感じさせましたね。キュンキュンするシーン、ドキッとするシーンはもちろんあるんですけど、それだけじゃない。人間の成長を楽しめる作品です。──神田優介役の奥野壮さんは、同じ事務所の後輩です。共演していかがでしたか?彼の演じた神田は、友達みんなを明るくハッピーにっていうのがモットーの、優しい人間です。その優しさが1番表れるシーンの彼のお芝居は、心根のブレなさが出ていてとても良かったです。彼がすごく大きい人間に見えたし、男としてすごくカッコよかった。セリフの言い回しも良かったし、「一本取られた!」と思いました。「奥野、スゲ~」って(笑)──お互いに演技的な部分で、刺激を与えあっていたんですね。彼は僕を倒してやろうって気でいたと思うんです。僕は一応、先輩心も多少あったので、与えられるものはどんどん与えたつもりなんですが、ちょっとボロボロにさせられたかも(笑)お互いに多くは語らないですけど、言葉じゃない何かが映像で出ていたらいいなと、1人の役者として願っています。実は私生活では意外とマリアタイプ!10代のころから直球ストレートに生きてきた──「悪魔とラブソング」は、人間関係の難しさや、未熟な自分をどこまでさらけ出していいかの迷いなど、思春期ならではの悩みが、たくさん描かれている作品だと思います。飯島さん自身が10代の時、そういう悩みに対してはどう向き合っていましたか?うーん、男の世界にはそういった悩みはなかった気が……いや、わからないな。僕がなかっただけかもしれない。ただ、思い返せば周りの女の子の友達には、悩んでいる子がいました。別に何か突っ込んで訊くことはなかったですけど、「元気か~?」くらいは言っていました。「楽しんでいこうよ!」というメッセージというか。僕自身はホント、悩んだことはなかったかなと思うんですけど。──自分は悩まなくても、他人の悩みには敏感?何となくわかりますね。「今、この子はすごい落ち込んでいるな。何でだろう……ああ成る程、こういうワケか」みたいな。そういえば僕、恋愛に関してはキューピットになることが多かったんです。仲介じゃないですけど「どうなの?好きなの?」「じゃあ告ればいいじゃん」って言う役回り。悩める2人から同時に相談されて、「お前らお互いに好きじゃん、なんで正直に言わないの!?」って思ったり。もちろん僕からは言えないので「ちゃんと言いなよ」って背中押して、結果的にそのカップルは結ばれました。──それはいわゆる、メッチャいいヤツ。メッチャメッチャいいヤツです(笑)神田優介のポジションに近かったかもしれないですね。──作品の中では神田と目黒の2人はどちらも、マリアのことが気になっていきますけど、ご自身がお友達と同じ人を好きになってしまったら、どういう行動に出ますか?僕は諦めないです。まあ、僕が振られてしまって友達が意中の子と付き合うようになったら、全力で応援するし、幸せになれよって思います。ただ、そんなことが決まらないうちに、自分が折れたり、第三者に「お前は彼女と合ってないよ」とか、とやかく言われたりするのはナシですね。周囲に何を思われようが、僕がいいと思えば僕は行くっていう感じです。──ライバルの男友達にも、自分のスタンスは伝えますか?そうですね、そのうえで相手がやる気がなくなるなら、もう降りろと言います。でもやる気あるなら、お互い正々堂々とやりましょうって伝えます。その方がすがすがしくないですか?もちろん、恋が実った方・実らない方に分かれるけど、たとえ相手が実って自分が実らなくても、自分はちゃんと好きでいたし、変ないやらしい悔しさは生まれない……悔しいけど僕は嬉しいよってなると思います。そしてどちらも実らない可能性もあるワケですが、そんなときは「ダメだったな僕ら」って言いながら、お互い笑えばもういいじゃないですか。──いいですね、引きずらない。ネチネチしたのが嫌いなんです。まあ「悪魔とラブソング」の場合は高校生の話ですから、たいてい言いたいことは簡単には言えないと思うし、そうシンプルにはなれないけど。この時期、勉強、恋愛、家庭環境、兄弟仲、友達との仲とかあらゆることについて悩んでいる人が大多数だから、難しいですよね。──マリアみたいにズバズバとは言えない。僕は「言わないと損をするんだな」って昔、思ったのが転機になったので、マリアっぽいです(笑)──「強気だな」って、それこそマリアのように反感を買ったご経験はありませんか?あんまり感じたことはないです。──伝え方が上手なんだと思います。変に寄り道しないで真っ直ぐ伝えたほうが良いんだと、自分では思っています。例えば僕が告白するとしたら、いつからこうで好きでしたウンタラカンタラ……と説明するのではなくて、「好きです、付き合ってください」ってズバリ言ったほうが、相手にもわかりやすいとはず。でも、難しいのかなあ、これ。──そうですね、テレや怖さもあるから、変化球的な言い方になる人も多いのでは。僕は直球です。カーブなんて投げられない。そんなオシャレなことはできないです(笑)キャラクターの中にある“真っ直ぐ”を引き出して心の底からの演技をする──飯島さんご自身の真っ直ぐさは、演技にも現れていますか?真っ直ぐさは、忘れないように心がけています。キャラクターごとに人間が違うけど、違う真っ直ぐさがそれぞれにあるんです。それが彼らの持ち味になるから、それを活かせないと、自分は何をやっているんだろうと思っちゃう。基本的には、個々の真っ直ぐさをブレずに演じるようにしてます。──飯島寛騎だからこそ、見せられる演技ってどんなものだと思っていますか?目を見ろってよく言いますが、目だけだとこうパッと流してでも見れるじゃないですか。なので僕は、キザなようですが、相手の瞳を見るようにしています。セリフを言う時も瞳の奥の奥までしっかり相手を見ると、言葉が真っ直ぐに伝わります。現場の空気感や相手との間合いなんかも読み取りつつ、瞳を見る演技を意識しています。──「悪魔とラブソング」は、10代の男女たちが成長していくストーリーですが、ご自身が10代の頃に成長したなと思えた瞬間や、転機だったと思うポイントがあれば教えてください。今の仕事始めたときですかね。19歳の終わり頃、ほぼ20歳の時になります。最初はこの仕事をやるとは思っていなかったのですが、実際始めてみたら「表現って、芸術って面白い」「自分の知らない自分がドンドン出てくる!」と気付かされました。自分を客観視できるようになって、更にその客観視した自分をどう操っていこうかなっていう興味も生まれて……。──未知のワクワク感。この人は僕じゃないから、これができるっていうのを体験できるし、それを作品のメッセージとしてお客様に見ていただける。そしてお客様はどう思うんだろうなっていう、演技後のワクワクもある。毎回それが面白いから、この仕事を続けているんでしょうね。──改めて、刺激的なお仕事ですね。あとは多くの人にお会いできて、色んなお話が聞けるから、人間として成長できるっていうのも、このお仕事の魅力だと思います。今までのちっぽけな自分は、ちっぽけな世界観しか持っていなかったけど、「日本は狭いようで実はまあまあ広い!」「世界だって大きくないって思っていたけど、かなり広い!」なんて、思えるようになったりね。デビュー当時は学生だったので、学校内・家庭内が中心でしたが、この業界に入ったことが、視野をどんどん広げていく転機となりました。──そういった気付きを経て、今の自分に足りないことや、変えていきたいことって何かありますか?もちろん色々、言えることも言えないこともあります。まあ、お仕事面が中心ですね。「お前にはこれが足りてないから、今こうなんだ」なんて言われることもあって、ムカつくと同時に確かに間違ってはいないから、ちゃんと形にしてカウンターしないとなって思ったり。まあ、ありがたいことなんですけどね、そうやってエンジンをかけてもらうのは。──やっぱりそれは先輩の方から言われるんでしょうか?もちろん上の方の意見がほとんどですけど、最近は年下の方も増えてきて、彼らの闘争心に煽られることもよくあります。僕、そういうメラメラ感が好きだし、泥臭いのも好きだから、「一緒に作るんだから、面白そうなのやっていこうぜ!」と思って相手をします。みんなで力を合わせて“良いもの”を目指した──今回の現場だと、W主演ということで、他のキャストの方々を引っ張っていくという気合が入っていたかと思うのですが、いかがでしたか?もちろんキャストを引っ張っていくのもあるし、一番手だからこそ作品をしっかり作るために、スタートを締めるという役割もありました。また、レギュラーメンバーの中で年長だったからこそ、現場の佇まいには気を遣いました。楽しい雰囲気も大切だけど、メリハリ付けて気を引き締めるところはそうしろよと、直接は言わないまでもそういったオーラを出すようにしていました。──直接の注意をしなかったのは何故なんでしょう。ガーッて言うのは簡単だけど、それは答えをもう言っちゃっているし、雰囲気も壊しちゃうから。それに監督が現場の雰囲気をとても大事にしていたので……たくさんの生徒たちがいましたが、掛け合いなんかが日に日に良くなっていきました。──気心が知れて、自然な演技が出来るようになったんですね。ただ僕は引っ張られ過ぎないようにしていました。特に最初は、みんなと距離感のあるお芝居も多かったので、近づき過ぎず遠過ぎずを心がけました。──飯島さんが、作品作りで最も大切にしていることは何ですか?空気感でしょうか。映像に空気感って映るんです。物理的な色としてはもちろん映らないんですが、オーラや雰囲気の色みたいなものは、キャストとスタッフで、その現場で作れます。──プラスの空気感が、作品に力を与えるんでしょうね。すべての作品は、相談しつつ各工程をコツコツと積み上げて、良いものが出来たらいいねって思いで取り組んでいるので、出来上がったものはぜひ、多くの方に見ていただきたいなって強く思います。もちろん、この「悪魔とラブソング」も含めてです。──モノづくりの面白さが伺えます。モノづくりって、なんでこんなに難しいのに、なんでこんなに楽しいんだろうってよく思います。ただ、難しいけど「もう、いいや」とはならない。僕、プラモデルとか途中で飽きちゃうタイプなんですけど。作品づくりは1人でやっていないから、投げ出さないんでしょうね。──それが、演じることを続けてこられた理由なのでしょうか?形として残るモノづくりとそうでないものがあるじゃないですか。でも残るんなら、そんな幸せなことはない。役者をやっていたら当たり前かもしれないけど、作品として残ることを当たり前だと思わず、ありがたさをしっかり噛みしめて、取り組んでいくのが正しい姿なんじゃないかな。──みんなで作り上げた作品が残る、それは素晴らしく、誇らしい気持ちになりますね。キャスト以外にも多くのスタッフさん、つまり現場のスタッフさん、制作側のスタッフさん、スケジュールを回していく各事務所のマネージャーさんたちなど、本当に何十人何百人が動いて、やっとの思いで1つのものが作られます。だから僕はそういった多くの労力を無駄にしたくないって思いで、普段から仕事に臨んでいます。──裏方と言われる人たちあっての、表方の輝きなんですね。では最後に読者へメッセージを!「悪魔とラブソング」は本当にすごく素敵な作品だから、多くの方に見ていただきたいです。そして主演なんだから、僕は宣伝をガンガン頑張らなきゃ(笑)どうかよろしくお願いいたします!飯島寛騎さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=89603690-257c-4af6-a014-aba478a168a0&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。Huluオリジナル「悪魔とラブソング」6月19日(土)からHuluで一挙独占配信開始【全8話】撮影/友野雄、取材/藤坂美樹、構成/中尾巴
2021年06月16日中川大志、新木優子、藤木直人が出演する、殺意と恋が入り混じるスリリング・ラブコメディドラマ「ボクの殺意が恋をした」に、鈴木伸之、田中みな実、中尾明慶、水野美紀が出演することが新たに分かった。鈴木伸之が演じるのは、殺し屋のプロ“デス・プリンス”こと八乙女流星。表の顔は世界をまたにかける人気モデル、裏の顔は芸術的な殺し方に強くこだわる天才肌の殺し屋。本作では、かなりのナルシストである彼の決めポーズ&セリフに注目だ。アナウンサーでありながら、「M 愛すべき人がいて」「生きるとか死ぬとか父親とか」などに出演し女優としても注目を集める田中みな実が演じるのは、ドラマの鍵を握るともいえる“大きな秘密”を抱える漫画家アシスタント・水瀬千景。美月(新木さん)のアシスタントを長年している千景は、絶賛婚活中で、仕事中でもやたらとマッチングアプリを気にして男漁りをしているキャラクター。だが、アシスタントとしては極めて優秀。また中尾明慶は、美月の担当編集者・風岡樹生役を演じる。友好的でお調子者ではあるが、鈍感な一面もあり、事態を思わぬ方向へ持っていってしまうことも。そして、警察官なのに殺し屋組織の責任者という、正反対の二面性のある役どころ、綿谷詩織を水野美紀が演じる。警察組織内に秘密裏に存在している、法では裁けない人間を闇に葬り去る殺し屋組織「Secret Operation Service」(通称:SOS)を束ねている彼女は、柊(中川さん)とは幼い時からの顔馴染みであり、何かと柊の面倒を見てきた。心優しい柊を見て、いまならまだ引き返せると殺し屋から身を引くように何度も諭そうとする人物だ。ほかにも、美月の漫画家アシスタントとして、動画配信マニアの江村隼也役で永田崇人、写経LOVEの皆川真希役で小西はるが出演することも決定した。キャストコメント●鈴木伸之殺し屋界のエース、デスプリンスこと、八乙女流星を演じます。流星の役どころについては、まだ撮影スタートしたばかりなので、なかなか、掴めてないところもあるんですが、スタッフの皆さんと、そしていろんなことで自分の役をつかんでいきたいなと思っています。日曜ドラマということで、気楽に、そして笑えて、スリリングさを味わえるような、週に1回の楽しみになったらいいなと思っています。台本を読んでみて、優雅さと、そして、ちょっと人と毛色が違う感じ。殺し屋のプロという、“プロ感”みたいなものが出せたらすごくいい八乙女流星になるんじゃないかなと思ってます。●田中みな実人気漫画家、鳴宮美月のチーフアシスタントで、ある秘密をもつ、水瀬千景を演じます。千景は明るく、感情表現が豊かであるようで、どこか本心がみえない、謎に包まれた人物だと感じました。そこをうまく表現していきたいです。新木さんとは以前も連ドラでご一緒していて、会うなり「みな実さ~ん!これ知ってます??」とオススメの美容グッズをプレゼントしてくれたりして、あまりの可愛さに日々キュンキュンしています。中川大志さんとお芝居の現場でご一緒するのは初めて。仔犬のようにかわいくてみんなの癒しです。和気あいあいとした楽しい現場でこの夏を過ごせることを嬉しく思います。幾度となく殺人を企てるという話なのに、ポップでコミカルで笑えます。物語の奥に潜む謎や陰謀を一緒に解き明かしてください! 日曜ドラマなので、月曜日に職場や学校で「ねぇ、あれって実はこうなんじゃない?」などと皆さんで話題にしていただけたら嬉しいです。●中尾明慶出世命のマンガ担当編集者、風岡樹生を演じます。風岡は、出世命ですが登場人物の中ではムードメーカーといいますか、風岡が出てくるとちょっと変わった面白いことが起きる、そんないい人なんです。出世は考えているけれど、根本的なところで人思いなところがあり、先生のこともすごく想っています。そして周りの皆さんのことも。出世命と言いつつ、そうでもない一面もあったりして、僕は非常に風岡という人間のことが好きです。台本を読んでみて、すごく大きなスケールで、迫力があって、これが日曜日のドラマで皆さんに見てもらえると思うと嬉しいですね。本に描かれているコミカルな感じとかそういったものを体現しなきゃいけないので、演じる側として、プレッシャーはありますけど、非常に楽しみだなあと思いました。日曜日の週末に、みんなでちょっとクスッと笑えて、楽しんでもらえたらなと思っているので、全力でやっていきたいです。●水野美紀殺し屋組織、シークレットオペレーションサービス、通称“SOS”の責任者、綿谷詩織を演じます。表向きは生活安全課の刑事ですが、その裏では警察の中にある殺し屋組織に属して、法で裁けない悪人を退治する、二面性のある役どころです。中川大志くん演じる柊ちゃんの親代わりのように彼の面倒をみている人間で、柊ちゃんとも藤木直人さん演じる丈ちゃんとも特別深いつながりのある人物です。台本はとても面白く、サスペンスの要素もありながら、恋愛の要素もガッツリあり、コメディーの要素もあるという独特のドラマ。展開も早くて、いろんな伏線が仕掛けられています。ジェットコースターのように飽きさせないで、どんどんグイグイ引き込まれて見られるドラマに仕上がると思います。話が進むにつれ、色んな仕掛けが明らかになっていくので、謎解きも楽しめるかと。あと柊ちゃんが子供の頃から間が悪くてドジを踏んじゃうという面白さもたくさんあるので、彼の右往左往、殺さなきゃいけないターゲットに恋をしてしまう面白さに注目していただけたらと思います。「ボクの殺意が恋をした」は7月4日より毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年06月11日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手、俳優の中尾ミエさん。ラストとなる第4回は、大ヒットしたあのドラマ、そして、“女友達”について語ります。『その女、ジルバ』のようなバーを開きたい。今年の1月から放送されたドラマ『その女、ジルバ』で、元ホステスで直木賞作家のチーママ・真知を演じました。物語の舞台は40代以上しか働けないバー。高齢女性が“今を楽しく生きる姿”を華やかに描いた日本の作品は、とても珍しい。しかも話題にもなった、ということは、本当に素敵なことよね。実は最初、衣装の着物はもっと地味だったんですが、これじゃつまらないといろいろとアイデアを出していった結果、あんな派手な感じに(笑)。くじらママを演じた草笛光子さんも、最初は踊る予定はなかったんですよ。でも収録が進むにつれて「私も踊りたいわ」とおっしゃり、素敵な衣装でダンスを披露。草笛さんを見ていると私もまだまだ先があると思え、改めて勇気をいただきました。ああいう、いくつになってもみんながキラキラしていられるバーがあったら、ぜひ飲みに行きたいわよね。っていうか、私が作りたいわ。みんなぜひ働きにいらして!経験は財産。それを活かせば人生は豊かに。デビュー当時、私は“スパーク3人娘”というトリオを組んでいたんですが、実質一緒に活動したのは3年程度。でも40年後、「またやろう」と集まったら、すぐに結束できた。そのときに私は、“経験というのは財産なんだな”と強く実感しました。かつてグループを結成していたから、再結成ができる。また私は一昨年、約30年ぶりに古巣の事務所に所属させてもらったんですが、それもかつてお世話になっていたから、再び入れてもらえた。かつての経験を活かすことで、人生の可能性が更に広がります。なのでみなさん、あちこちに首を突っ込んでたくさんの経験をしてください。出会いも別れもたくさんあるでしょう。でも先の人生で、それを活かせる機会は絶対に訪れる。だから私はバラバラになるアイドルグループを見ると、いつかその経験を活かして、また集まってほしいと思う。ていうか、集まれるのよ。経験者が言うんだから間違いない(笑)。なかお・みえ歌手、俳優。1946年生まれ。‘62年、デビュー曲『可愛いベイビー』が大ヒットし一躍スターに。6/23より米倉涼子と城田優がプロデュースするエンターテインメントショー『SHOWTIME』に出演。※『anan』2021年6月9日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年06月06日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは歌手、俳優の中尾ミエさん。第3回は、その健やかな心と体の秘密に迫ります。面白そうな扉は、片っ端から全部開きたい!人生って長くても100年程度。何でもできるように思いますが、実はそんなこともないんです。74歳の私が言うんだから本当よ(笑)。とはいえ、この年になっても、経験してないことはたくさんあるし、出会っていない人のほうが全然多いわけで。私たちの周りには、開けていない“可能性の扉”がまだまだたくさんある。それに手をかけずに人生を終わるなんて、もったいないと思いません?扉の向こうには、まだ知らない楽しい世界が待っているかもしれない。だから私は、最後の最後まで、それこそばったり倒れるまで、「もっと楽しいことない?」と、扉を開け続けていきたいんです。アクティブな気持ちを持ち続ける秘訣?それはただ1つ。健康であること。そうすれば自信が持てるし、いろんなことにトライする気持ちが生まれてくる。若いとかきれいとか、そんなことは関係ないの。とにかく健康。みなさんも、お体を大切にね(笑)。年をとっても体は変わる。諦めないで!体のために何をしているか…。とりあえず日課としては、うちには犬がいますので、雨でも雪でも散歩には行かなきゃいけない。毎日近くの公園まで歩いていくんですが、そこで鉄棒にぶら下がったり、懸垂の真似事や、腹筋をしたり…。犬はおとなしく座って、そんな私を見ています(笑)。その他、ジムは週に2回、2時間ほど。コロナの前は水泳もやってましたね。あとは家でダンベルやストレッチをしたり…。仕事が立て込んでないときのほうが、私は忙しいかもしれないわね。あのね、お若いみなさんは信じられないかもしれませんが、70代になっても、鍛えると体は変わるんです。体は締まるし、筋肉は付く。私は身をもってそれを実感してます。それに、変化する自分を見るのって、楽しいじゃないですか。どこまで行けるのかしら、って。ちなみに今の目標は、今年のうちに腹筋を割ること!テレビで公言しちゃったもんだから、努力してます(笑)。なかお・みえ歌手、俳優。1946年生まれ。’62年、デビュー曲『可愛いベイビー』が大ヒットし一躍スターに。6月には米倉涼子と城田優がプロデュースするエンターテインメントショー『SHOWTIME』に出演。※『anan』2021年6月2日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年05月29日松坂桃李、麻生久美子、井浦新、三浦翔平ら出演の「あのときキスしておけば」5話が5月28日放送。オジ巴を受け入れた高見沢が“暴走”…桃地とのフラダンスバトルに爆笑の嵐が巻き起こるとともに、オジ巴と高見沢のキスにも様々な反応が集まっている。出世願望も恋愛願望も特になく、唯一の趣味は家にこもって大好きな漫画を読むことだという32歳独身男性・桃地のぞむが、バイト先のスーパーで自分が愛読する漫画を描いている蟹釜ジョーこと唯月巴と出会い、2人は“友だち以上恋人未満”の関係に。しかし飛行機事故で巴は死亡、巴の魂は同乗していたサエない清掃員の田中マサオに乗り移り、桃地と“オジ巴”とのラブストーリーが始まる…という本作。桃地を松坂さんが、巴を麻生さんが、マサオ=“オジ巴”を井浦さんが演じるほか、巴を発掘した元担当編集者で、巴と結婚するが離婚。現在は「週刊少年マキシマム」副編集長を務める高見沢春斗に三浦さん。最初は桃地とオジ巴を詐欺師だと思っていた巴の母、唯月妙に岸本加世子。巴のフラダンスの先生でマサオの妻・田中帆奈美にMEGUMI。桃地のバイト先「スーパーゆめはな」で働き、桃地に恋愛指南する郷田ひと子に猫背椿。青果担当の水出清美に阿南敦子。青果売り場で働く李善善にうらじぬの。マサオと知人だった「スーパーゆめはな」のESV(エグゼクティブスーパーバイザー)反町真二に六角慎司といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。オジ巴が巴だと気づいた高見沢は、オジ巴を連れ去っていく。自宅に戻ったオジ巴を全面的にサポートする高見沢だが、1人自宅に取り残された桃地は巴と高見沢が夫婦だったことも知ってしまい、ショックを受ける。桃地の感情をひと子は嫉妬だと指摘、「本気で好きなら諦めるな」と背中を押す。一方高見沢も桃地にもうオジ巴と会わないでくれと宣告、オジ巴を巡る2人のバトルが始まる…というのが今回のストーリー。オジ巴が通うフラダンス教室に桃地と高見沢も参加。最初は3人で踊っているのだが、途中から帆奈美の指示を無視し2人で“ダンスバトル”を始める…「フラダンスの対決のとこ声出さずに笑うの腹筋使った~」「フラダンスの衝撃で話しが入ってこないwww」「フリースタイルフラダンスすんなwwww」などこのシーンに爆笑する視聴者が続出。一方、桃地も高見沢に対抗するため妙から巴の好物であるイカゲソ作りを学び、出来上がったイカゲソを届けに巴の自宅に行くが、そこには高見沢からキスされるオジ巴の姿が。オジ巴と高見沢のキスに「オジ巴が先に高見沢とキスするなんて…!!!」「ももち、躊躇ってたら先にキスされちゃったな~!」などの声や、「高見沢さんはオジさん姿には全く抵抗ないのね…それは…やっぱりすごいよね…」と高見沢の巴に対する愛に感動する声など、SNSには様々な反応が投稿されている。(笠緒)
2021年05月29日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、ドラマ、舞台、バラエティと幅広く活躍する中尾ミエさん。第2回は「夢や希望があるうちに、苦労することが大事」。私くらいの年になると偉そうなことも言えると思うので、ちょっと聞いてほしいんですが(笑)、生きている人全員、人生は平等にできていると思うんです。誰でも絶対苦労は味わうようになっていて、異なるのは、それがいつ来るか、ということだけ。“若いときの苦労は買ってでもしろ”なんて言いますけれど、それを避けてしまうと、年をとってからとてつもない困難に直面するわけで、もう立ち直る気力がないから、しんどいのよ。老人になったら、ラクに生きたいじゃない?(笑)できれば、夢や希望、そして体力があるうちに、苦労をしておいたほうがいいですよ。この年になると、通り抜けてきたネガティブな経験をいろいろと思い出すものですが、正直それがあったから学べたり、身についたことって本当にたくさんある。素敵な経験はいい思い出にはなるけれど、正直学びはないわよね。失敗を恐れることなかれ。その経験が、あなたの人生の財産になるんだから。30歳から習い事開始。人生が彩り豊かに!10代で出したデビュー曲が大ヒットして、そのまま行けるのかしら…と思ったものの、私の20代は全然ダメ。ヒット曲も出ず、すごく中途半端な10年でした。20代って、若いしなんでも吸収できるし、放っておいても成長する世代のはずなのに、目標が定まらなかった私はほとんど何も身にならなかった。だから30歳になったとき、これはいかんと思って習い事を始めたんです。最初はジャズダンス。とりあえず10年…と思って続けまして、40歳。そこで、もっと上達するにはクラシックバレエも習ったほうがいいかしら…と、そこからまた10年。50歳、ちょっと足が上がらなくなってきたので、次はタップダンス。あっという間に30年!!(笑)夢中になれることがあると人は自分に自信が持てます。またそれを通じ新しい出会いもあり、世界が広がる。少しでも興味がある、やりたいと思うことがあるなら、一刻も早くやりましょう。人生が楽しくなりますよ!なかお・みえ歌手、俳優。1946年生まれ。‘62年、デビュー曲『可愛いベイビー』が大ヒットし一躍スターに。6月には米倉涼子と城田優がプロデュースするエンターテインメントショー『SHOWTIME』に出演。※『anan』2021年5月26日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年05月24日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、ドラマ『その女、ジルバ』に出演されていた歌手、俳優の中尾ミエさん。第1回は「小さい頃から早く大人になりたい子供でした」。私は6人きょうだいの4番目で、主張をしないと埋もれる立ち位置だったんですが、自己表現の方法がちょっと屈折してまして…。人と違うことをしたいという気持ちが強いがために、小学校で授業をボイコットして、給食室でおばさんたちのお手伝いをしたり(笑)。それから私は戦後の生まれですが、10歳で東京に出てきた頃もまだ米軍キャンプがあって、たまたま知り合った人に誘われて、そこで歌を歌ったりもしてたんです。“未成年立入禁止”って書いてあるのに、小学生が(笑)。小さい頃からずっと、大人として扱われたいという気持ちが強かった。なんでか?…そうね、たぶん当時から自分の言いたいことが言いたかったのよね。大人は言えるし、しかも耳を傾けてもらえる。だから大人になりたかった。とはいえ10代のうちから言いたいこと、言ってましたけどね。性格は今とまったく同じ。だからずーっと「生意気だ!」「可愛げがない!」って言われてました(笑)。万人に好かれようと思わず、生きてきました。縁があって芸能プロに入ることになり、1年間の下積みを経て16歳で『可愛いベイビー』というアメリカンポップスのカバーソングでデビューしました。当時の芸能界には、今でいう若い“アイドル”みたいな存在はほぼおらず、10代の私からすると右も左も年上だらけ。最初は“大人の世界”にお邪魔させてもらっている立場だと思っていましたから、早く私も一人前として扱ってもらえるようになりたくて。先輩たちにいろんなことを教えていただいたこと、今でもよく覚えています。デビュー当時から変わらず思っているのは、仕事もプライベートも、自分に正直に生きよう、ということ。自分がそうしたいなら、そうする。人にどう思われても構わない。万人に好かれるというのは無理なんですよ、半分くらいの人が好感を持ってくれたら万々歳。だってみんな、それぞれ好みがあるわけだからね。そこを割り切ったときから、怖いものがなくなり、生きるのが楽になりました。なかお・みえ歌手、俳優。1946年生まれ。’62年、デビュー曲『可愛いベイビー』が大ヒットし一躍スターに。6月には米倉涼子と城田優プロデュースのエンターテインメントショー『SHOWTIME』に出演。※『anan』2021年5月19日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年05月16日俳優の仲里依紗さんが、2021年5月15日に放送されたバラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)に出演。同じく俳優で夫の、中尾明慶さんとの結婚秘話を明かしました。仲さんは、同年4月18日に中尾さんと結婚8周年を記念して食事に行ったことをInstagramで報告しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 仲里依紗 RIISA NAKA(@riisa1018naka)がシェアした投稿 ケンカをしながらも、仲むつまじい姿は「理想の夫婦」と呼ばれることも。しかし、そんな仲さんですが「好きな人はできたことがない」といいます。中尾さんと結婚した経緯をこのように明かしました。なんか好きとか「ウェー…」みたいな感じで。「ウケるんだけど~」っていっちゃって、延長で結婚してますね。あざとくて何が悪いの?ーより引用好きという恋愛感情ではなく、中尾さんとは波長があうため、結婚を決めたという仲さん。自分自身でも「なんでだろう」と、コメントしていました。また、出演者の田中みな実さんから「好きっていわないんですか」と問われた仲さん。中尾さんに「好きなの?」と聞くと、返答は…。「なーに!好きだよ!?」みたいな感じで、「ウケる!」みたいな感じ。あざとくて何が悪いの?ーより引用照れながらも、「好き」と答えてくれるという中尾さん。それでも、すぐに「ウケる!」と、2人ならではの軽い雰囲気に包まれるようです。ネット上では、仲さんと中尾さんの関係に憧れる声も寄せられていました。・仲さんたちみたいな結婚が、一番理想的なのかも。・『仲のいい友達』という感覚で結婚できるのは、いいな。毎日が楽しそう!・結婚するのに『好き』という感情だけではなくて、仲さんみたいな考え方も必要だと思う!結婚の決め手は人それぞれ。恋愛感情だけではなく、波長や価値観が合う人と結婚するのも1つの選択肢です。仲さんと中尾さんの結婚の考え方やとらえ方も、「理想の夫婦」と呼ばれる理由なのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月16日7人組メンズアイドルグループ7m!n(ヨミ:セブンミニット)のデビューライブ『7m!n Debut Live -クロノメーター-』が、2021年4月10日に品川インターシティホールにて行われた。元さんこいちのやっぴと、元ヘンジンマジメの米村海斗がプロデューサー。SNS総フォロワー数150万人超えの人気を誇るアイドルグループ、9bic(ヨミ:キュービック)の後輩グループとして結成された彼らは、実は3月13日にグループ結成を発表したばかり。それにもかかわらず、本公演のチケットは、発売後即ソールドアウトとなり、YouTubeで行われた生配信は、同接3500人を超える盛り上がりとなった。そんな大物感漂わせる彼らの、初々しくも熱気あふれたライブを詳しくレポートする。【7m!nメンバー】火ノ宮夕(ひのみや・ゆう)/レッド担当水原匡也(みずはら・きょうや)/ブルー担当白金倫太郎(しろかね・りんたろう)/イエロー担当木瀬怜芽(きせ・りょうが)/グリーン担当宇佐美健土(うさみ・けんと)/ピンク担当藤堂伊月(とうどう・いつき)/パープル担当日之出莉玖(ひので・りく)/オレンジ担当2021年4月10日、7人組のアイドルグループ・7m!nのデビュー公演が、品川インターシティホールで行われると同時に、YouTubeにて無料生配信された。実はYouTube上では、既に彼らのデビュー曲『クロノメーター』のMVが発表されており、素顔が分かる日常動画も複数アップ済み。そのため「デビュー前なのに既に人気が爆発直前」という現象が起き、配信が始まる直前は、ハイスピードでコメント欄の書き込みが増えていっていた。ライブ開始時間の17時、メンバーの1人であるピンク担当の健土からの、ファンへの感謝メッセージが読まれる。会場内では新型コロナウィルス感染対策のため、ペンライトの使用はOKだが、コールや私語は禁止。とはいえ無言の中でも熱気ムンムンになった様子は、画面越しにも伝わってきた。そしてとうとう、「7m!nによる完全無欠の時間を、ぜひお楽しみになってください」「『7m!n Debut Live -クロノメーター-』、スタートです!」のアナウンスがされ、しばらくすると……暗闇の中でビートの強い音楽にあわせ、7人が踊る映像が始まり、個々のメンバーのアップが入る。7人全員の紹介が終わると同時に、音楽が止み暗闇に戻り……ライトアップされた舞台に時計の針の音が響いた。観客はペンライトを揺らしながら、メンバーを待つ。配信を見ているファンも固唾をのんでいることだろう。そして流れる、デビュー曲『クロノメーター』のオープニング。ライトがだんだん明るくなっていくと、舞台上に立つ7人のシルエットが見え、歌が始まった!満面の笑顔で踊るメンバー。「1つ教えてクロノスあとどれくらい時間を積めば完璧主義なあの子と釣り合う男になれるの?」という最初のフレーズを聴いた時は「ここから本当に7m!nが始まるんだ!」という、高揚感が止まらなくなった。曲が進むに連れ、メンバーの立ち位置が目まぐるしく変わり、歌うパートもどんどんと回る。正直、どのメンバーも緊張が取れず笑顔が固かった気がするが、持てる力をすべてぶつけようとしていることは、ひしひしと伝わってくる。舞台を大きく使いながら踊り、観客に向かって歌詞は語りかけるように歌い、優しい目線を送る様は、まるでミュージカルのよう。時々挟まる可愛い仕草も微笑ましく、キラキラとしたパフォーマンスは、始まりと同じ時計の音で終わりとなった。「今日は、初めてのライブです。ここで、僕たちの近況報告をお伝えします」ーーそんなブルー担当の匡也のセリフで始まったのは、YouTubeにコール動画までアップされている『近況ロードshow!』。メンバーがコミカルに弾けて歌うこの曲に、観客もコメント欄も大盛り上がり。小芝居風の演出が入ったり、歌詞にボケ・突っ込み部分があったりと、とにかく楽しい。最後は7の字の形にメンバーが集まり、ポージングを取っての暗転となった。2曲続いたところで、トークショーが始まった。MCはオレンジ担当の莉玖が務め、メンバーそれぞれの自己紹介を仕切る。「藤堂伊月です、幸せです」「今日は最高に楽しみましょう」(パープル担当・伊月)「普段YouTubeではおバカなところしか見せていないんですけど、今日はカッコいいところを見せれるように頑張るので、よろしくお願いします!」(レッド担当・夕)「今日楽しみにしてた人~?(手を振る)今日はね、僕たちもメチャメチャ、え~~~(詰まる)。はい、全力で盛り上がっていきましょう~!」(ブルー担当・匡也)「今日はここに立ったということは、全力で、みなさんのことを楽しませるので、よろしくお願いいたします!」(グリーン担当・怜芽)「今日はこんなたくさんの方にお越しいただけて、ご視聴していただけて、とっても幸せです!」(イエロー担当・倫太郎)「今日はみんな来てくれてありがとう!キュンです!」(ピンク担当・健土)「今日のためにメンバー7人全員で頑張ってきたので、よろしくお願いいたします!」(オレンジ担当・莉玖)それぞれまだ緊張は完全に抜け切れてない様子だったが、初めてファンの前に立て、エンターティメントを届けられる喜びが見て取れた。「はい、ここからはMCさんに登場いただいて、進行していきたいと思います」という匡也の案内で、MCの女性が登場。まずは7人に「お客様の目の前でライブを行った感想は?」という質問がされ、「(登場前に)ドアの後ろでガタガタ震えていたんですけどーー」という夕の言葉に、他のメンバーは冷やかしつつも同意の様子。ただ更に夕が「ドアが開いて皆さんの顔が見えて『クロノメーターの』が流れたら、緊張より楽しさが勝って、楽しくパフォーマンスができました」と続けると、より強い同意を見せていた。「デビューまでの道のりでは、歌やダンス、いろんな苦難があったのでは?」という質問に、「僕、ダンスも歌も初心者だったので、最初のダンスレッスンでは本当にひどすぎて、みんなに笑われていました」と答えたのは匡也。しかし続いて伊月が、「匡也が一番、ダンスが下手って言ってましたが、実は僕が1番ダンスが下手で……」とまさかのかぶせ。メンバーも「実は、ね」と苦笑いをしながら先を促すと、伊月は「伸び悩んでいる時期、1ヵ月くらい深夜練習していたんですけど、僕は泣き虫で部屋でずっと泣いていて」と告白。しかし同じ部屋で暮らす莉玖と健土が慰めてくれ、夕が朝まで話を聞いてくれたという、超いい話となり、「辛いこともあったけど、この7人だからこそ、ここまでこれたのかなって思っています」という〆の言葉に、メンバーも納得していた。「デビュー曲のMVも撮影していますが、その感想を」という質問には、「撮影前日は寝れる人と寝れない人の2つに別れてしまいまして、僕は寝れなかった人なんですけど……」と健土が長めのエピソードトークをスタート。伊月と莉玖を無理やり誘って、3人でなんと温泉とサウナでオールしたのだとか!当時の健土の無茶に苦笑いする伊月と莉玖だが、結局は「しょうがないよね」という雰囲気になり、仲の良さが伺える。また、MVの冒頭はメンバーの半裸のシーンがあるのだが、実は全部脱いでいるという夕の衝撃発表!「僕ら、どうカッコつけていいのかなって思って」(夕)、「みんな恥ずかしがっててね。でも1人だけでも脱ごうよって人がいて……」(健土)。思わずといった様子でMCが「誰ですか?」と訊ねると、スッと手を挙げたのは伊月。「良い思い出になるかなって」というコメントに、まあそれはそうだねという雰囲気になり、更に匡也が一番嫌がっていたのにいざ脱いだらはっちゃけたという証言も出て、「なんやかんやで、楽しく撮影できたと思いますね」(健土)とのことだった。最後の質問は、「今日は皆さんにとっての第一歩になると思うんですけど、これからの目標を教えてください」。代表して答えたのは、莉玖。「本日のデビューライブが僕たち7m!nにとってのアイドル活動の入り口になったワケですが」と前置きし、長時間の深夜レッスンや、ハードなダンスレッスン・ボイトレで学んだことを振り返り、「これからも大変なことはあると思うんですけど、そこを乗り越えて、大きな舞台で活躍できたらと思っております」と結んでいた。質問コーナーの後は、某人気テレビ番組にあやかった「7m!nの格付けしまshow!」というゲームコーナーへ進んだ。事前に「1番モテそうな人」と「1番性格が良さそうな人」をメンバーに予測してもらい、ファンの投票結果に照らし合わせるという内容だ。メンバーの予測は「1番モテそうな人」は匡也、「1番性格が良さそうな人」は倫太郎が代表して発表。結果、匡也の思う「1番モテそうな人」は自分だったのだが、見事ファン投票第1位を獲得して的中!倫太郎は「1番性格が良さそうな人」で自分を最下位にしていたが、堂々3位。しかし第1位に予測していた健土こそが最下位、第6位に予想していた夕こそが第1位に。意外な結果に一同笑ったり思わずムクれたり、途中、先輩である9bicのメンバーたちからの応援メッセージがあったりで、メンバーたちの素顔が大いに堪能できる、充実の時間となった。格付けの盛り上がりが落ち着いた後は、YouTubeコメントの読み上げをはさんで、ファンへのスペシャルプレゼントという名のお知らせ。夕の「VTRがありますので、ご覧ください!」で始まった映像で、2021年5月4日から定期公演が決定したこと、そして東阪ライブが決定し、大阪8月1日・東京2021年8月21日で開催されることが発表となった。メンバーも改めて大興奮のこの告知、公式Twitterでの詳細が待ち望まれる。さて、ライブもさすがに終盤。「こんな重大発表の後に申し訳ないんですが、1人ずつ今日の感想を言っていきましょう」と匡也が促す。「7人で7m!nとしてデビューできて本当に嬉しくて、あまり実感がないんですけど、今日はまた泣いちゃうと思います」(伊月)、「まだまだ未熟な7人ですが、これからどんどん成長していって、もっと大きなところでライブできるよう頑張るので、皆さん応援よろしくお願いします!」(夕)「はい、今日は楽しかった人~!(手を振る)僕たち7人もメチャメチャ楽しかったです。お客様の拍手とかペンライトとかいただいて、メチャメチャいいライブになったんじゃないかなと思います」(匡也)「もし本当に辛いこととか苦しいことがあったら、僕たちこれから色んなところで活躍したいので、僕たちのことを見て、明日も頑張ろうと思ってくれたらいいな」(怜芽)、「最初はみんなを楽しませようと思っていたライブだったんですけど、始まれば自分たちがすごく楽しくライブすることができました。これでやっとアイドルとしてのスタートラインに立てたということで、みんなと一緒に成長していきたいなと思っています」(倫太郎)「まずはこんな素敵な景色を見せてくださった皆さん、本当にありがとうございます。今日ライブしてみて、この7人、最高のメンツが集まったなと改めて実感できて、メチャメチャ嬉しかったです」(健土)「こうやって定期公演とか東阪ツアーが決まったことを皆さんに伝えることができて、本当に幸せです。今日はありがとうございました」(莉玖)ーーこれまでのことを思い返すと同時に、目線は次のステージを見ているメンバーたち。ここから輝かしい未来が始まる予感に、配信視聴者たちのコメント欄のスピードも上がっていく。7人、言いたいことが言えたという安堵感から、フと気が抜けた瞬間。「はい」と伊月が手を上げる。「ちょっと終わりたくないです、僕」という彼の言葉に、「終わりたくないよ、俺らも正直」と答える莉玖。ちょっとしんみりする雰囲気の中、伊月が再び口を開き「なんと……新曲を披露します!」と大発表。『クロノメーター』『近況ロードshow!』とは雰囲気が違う、可愛さではなくカッコいいダンス、そして歌詞だという。そして始まったのが、新曲『マイクテスト』。そろそろはじめようか君とのリハーサルーーそんな莉玖のソロから始まり、続く匡也、そして夕のハスキーボイスが強いインパクトを与える。目まぐるしくメインボーカルが変わり、クールなダンスが時に挑発的だ。トークやゲームコーナーでいい意味で緊張がほぐれたのか、メンバー全員に余裕が見え、時折見える笑顔に硬さがない。途中に入った莉玖の「好きです、聞こえた?」のセリフでは、会場の客席から思わずと言った悲鳴が飛び出していた。ペンライトの激しい揺れで迎えた曲終わり。「今日はありがとう~!」と言い手を振るメンバーたち。莉玖の「この曲で最後になります!最後まで盛り上がっていきましょう~!」の言葉で始まったのは、再び『クロノメーター』!最初のパフォーマンスより、明らかにレベルアップしているメンバーたち。正直、同じ曲とは思えないほどの完成度になっている。会場が一体化している喜び、「一緒に楽しもう」と自然に言えるようになっているメンタルが、プラスのオーラとなってこちらに押し寄せてくる。これぞアイドル、見ているだけで元気になる、大切な何かをもらった気になる、魔法の時間が流れていく。7人が代わるがわるキラキラとした笑顔を振りまいてくれ、歌詞の意味が心に迫り、胸キュンさせられる。曲終わりになってくると、達成感にあふれた表情の7人に、手を振って心からお礼が言いたくなってきた。そしてメンバーたちも客席のファンに手を振ったり、画面越しのファンに目線を合わせたりしているうちに、瞳が潤んできていた。曲が終わった後、まずは匡也が「本日は『7m!n Debut Live -クロノメーター-』にお越しいただき、またご視聴いただき、誠にありがとうございました。これから皆さんと素敵な時間を過ごすために、僕たち7人で頑張っていきますので、これからもどうかよろしくお願いいたします」と挨拶。そして健土が「それじゃあ最後に、マイクなしで挨拶をしよう」と呼びかけ、メンバーが横一列で手をつなぎ、夕がマイクなしで「僕たちが、7m!nでした!」と叫び、一同が「ありがとうございました~!」との言葉と共に深々と礼。顔を上げたあとは、涙を流しながらそれぞれ「ありがとう~」「幸せでした」「バイバーイ!」と口々に言い、手を振って終幕となった。デビューライブということで、我武者羅に頑張ったであろう7m!n。アイドルとしてのスタートをとうとう切った彼らは、きっともう次の舞台への準備に余念がないだろう。ただ、このファーストライブは彼らにとって一生忘れられないライブになっただろうし、この初心を忘れなければ、遠くない将来もっともっとたくさんの人に、幸せを届けられるようになるだろう。メンバーから動画コメントも届きました! ここでしか観られない動くメンバーの姿もお楽しみください♪7min!のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!応募方法ぴあ音楽編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあ音楽編集部アカウントよりDMをお送りします。ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2021年4月30日(金) 23:59まで※期間中は何度でも応募可能です。『7m!n Debut Live -クロノメーター-』配信アーカイブ 4/17 23:59まで公開中!◆7m!nオフィシャルウェブサイト◆7m!nオフィシャルTwitter◆7m!nオフィシャルInstagram◆7m!nオフィシャルTikTok⚫︎月1回の定期公演が開催決定!【 初回公演:5月4日(火・祝) 】⚫︎東阪ライブ開催決定!【 大阪:8月1日(日) 】【 東京:8月21日(土) 】文/中尾巴
2021年04月16日2019年にホリプロ「メンズスターオーディション」でグランプリを獲得し、翌年撮影の映画・ドラマ連動企画『太陽は動かない』で俳優デビューを果たした日向亘。新型コロナウィルスの影響で延期されていた同作の公開だが、2021年3月5日から待望の全国ロードショーとなった。極秘情報の争奪戦をテーマにしたアクションたっぷりのこの作品。撮影当時はわずか15歳だった日向だが、憧れの人気俳優、尊敬するベテラン俳優に囲まれても物おじせず、堂々たる演技を見せている。演技への思い、制作秘話、今後の夢などを率直に語ってもらった。自分の努力を見つけてくれたファンがいた!――映画『太陽は動かない』を拝見しました。日向さんは、藤原竜也さんが演じる鷹野一彦の、少年時代を演じています。とても出番が多いうえ、アクションシーンまであって。アクションはスタントの方ではなく、ほぼご自分でされたと聞きました。ごく一部だけ、プロのスタントの方にお願いして、それ以外はすべて自分で演じました。ビルから飛び降りるシーンも、僕自身です。――日向さんにとって、この作品は俳優デビュー作です。もちろんアクションも初めてなわけですから、怖くはなかったですか?実は僕、高所恐怖症だったんで、絶対ダメだと思っていたんです。でも現場の方たちがとてもプロフェッショナルなお仕事をされているのを見て、すごい安心感が生まれて……。「この人たちなら絶対大丈夫」という確信をもって、ワイヤーで吊るしてもらったら、ぜんぜん怖くありませんでした。そこからは撮影が終わってもしばらく、高いところが平気になりました。免疫がついたというか。高い所への恐怖心が昔ほどではなくなって、恐怖症を克服したのかなって。――アクション以外のお芝居も大変だったのではないでしょうか。実年齢よりも少し高い役でしたし、少年時代の藤原竜也さんになり切らないといけないという課題もあったでしょうし。役作りには、どんな工夫をしたのでしょうか。早い段階で台本をいただけたんです。クラインクインの2ヵ月ほど前には手元にありました。何もわからないので、とりあえず台本だけをずっと読み、同時に竜也さんの作品を改めて見るようにしました。――藤原竜也さんご自身を知ろうと。竜也さん独特の、セリフの抑揚を確認しました。独特だからこそ、ハードルが高いとも思って……やっぱり竜也さんのファンの方や竜也さんの作品を楽しみにしている方からすれば、僕が100%竜也さんに見えるかと言えば、そうじゃないですから。――コアなファンほど、厳しい目を持っていそうです。少なくとも同一人物に少しでも見えないと満足していただけないので、何かしらの特徴だったりを、できるだけ予習して現場で活かそうと決意しました。2か月間は台本を何回も読んで「ここは竜也さんだったらどう読むんだろう」「これ、竜也さんが18歳の時だったらどんな風に演じるんだろう」っていうのを、ずっと考えていました。――実際に演じた後はどうでしたか?手ごたえはありましたか?演じている最中は、手ごたえはわかりませんでした。でも後日、ドラマ版を見た人の口コミをネットで見つけたんですが、「鷹野の少年役の子が、藤原竜也さんのセリフ回しを、すごく再現できていた。本当にあの鷹野一彦の幼少期に見えて、すごいよかった」って書いてあって。「ああ、僕が頑張ったところを、気付いてくれたんだ」って思いました。――それは嬉しいですね!1人でもそういう方がいてくれたと知れて、何だか救われた気持ちになりました。――藤原竜也さんご自身とは、よくお話をしていたんですか?一緒に映ることがないので、同じ現場の日があまりなかったんです。藤原さんの入りのときに僕が出て行ったり、その逆だったり。ただその交差するタイミングで毎回挨拶はさせてもらい、そのたびに「今日はどうだった?」とか「最近どう?」とか(笑)そういう話を振ってくださいました。――映画の中で、ラブシーンまではいかないけれど、淡い恋を感じさせるシーンがありました。そちらは演じていていかがでした?滝のそばで、南沙良ちゃんと青春したシーンです!でも撮影時、僕らに滝のしぶきがメチャメチャ飛んできて、びっちょびちょになって、真夏なのにすごく寒かったんです。スタッフさんたちは厚着をしてカッパを着て温かくしていましたけど、僕らは夏の制服を着たままだから、震えながら「頑張ろうね」って言い合いました。だから、ドキドキよりも寒さが勝ってしまっていたというのが本音です。余裕がないぶん、変に緊張せず、カッコつけずにできたんじゃないかな。大物俳優にも物おじせず積極的に質問――『太陽は動かない』は、吉田修一さんの同名の小説シリーズが原作です。『太陽は動かない』『森は知っている』『ウォーターゲーム』と3冊が出版されていますが、日向さんは読んだことがありましたか?事前に読んでいました。そしてやっぱり台本と重ね合わせると、同じようなシーンがあるんです。台本だとト書きで汲み取れないところが、小説だと風景が浮かぶように書かれていてわかりやすいので、「ここは理解が難しいな」というところは小説で答え合わせをしていました。――確かに、原作を読み込めば演技のヒントがたくさんありそうです。小説ではキャラクターたちの心情もしっかり書いてくれているので、「こういう男の子だから、こうだよね」というプランが立てられました。――初めての現場ですが、とてもいい経験をされたのではないでしょうか。でも島であった撮影は、過酷だったと聞きました。コインランドリーがないのが、本当にキツかったです。僕、誰よりも汗っかきなので、Tシャツなんかすぐびちゃびちゃになっちゃって。着替えはたくさん持って行ったんですけど、袋に詰めて置いておくと、やっぱり臭うから。――それは精神的にダウンしそう。助監督さんが本当に頑張って撮影日数を縮めてくれたのが、ありがたかったです。全て外の撮影だったから暑かったし、本当に必死でやりました。でも、今となってはいい思い出になりました。――クランクアップはどんな気持ちでしたか?クランクアップはドラマ版の方だったんですが、現場自体も最後の日でした。藤原竜也さん、安藤政信さんと3人で迎えて、サプライズで竹内涼真さんも駆けつけてくださって「終わった~!」って、すごく盛り上がりました。――それは一生の記念になりそうな日でしたね!僕は御三方に比べたら出番もアクションも全然なんですけど、達成感を一緒にちょこっと味わわせていただきました。――映画やドラマを作る楽しさが、わかったのではないでしょうか。1つの作品には、こんなにもたくさんの人が関わるんだと、すごくビックリしました。――デビュー作ですものね。しかも当時は中学生。本当にミーハーだったもので、竜也さんや涼真さんをはじめ、皆さんにいろんなことを訊きました。それぞれの方の作品を見ていたので、「この時のあのシーンが僕は好きなんですが、あれってどんな感じだったんですか?」とか質問して。皆さんちゃんと丁寧に説明してくださって、それがとても楽しかったです。――通常ならお金を払っても、もらえないアドバイスをいただけたのではないでしょうか。でもそういう質問が出るということは、撮影中に何か悩んだことがあったとか?悩んだというか、佐藤浩市さんとの火のシーンは緊張しました。役柄である鷹野少年の気持ちが、一番上がるシーンだったのですが、前日は何を食べても喉が通らないし、台本も読めば読むほど緊張して、大変でした。大事なシーンだから楽しみでもあったのですが、「浩市さんに迷惑をかけたらどうしよう」って思いました。――佐藤浩市さんとの演技、確かに震えちゃいそう!ビックリですよね。でも実際は浩市さん、本当に優しくて。気さくに話しかけてくれましたし、僕も、今思えば失礼なくらいこの作品見ましたなど話していて。佐藤浩市さん相手に、何言ってんだコイツって感じです(笑)――若さの特権ですよ。今日、舞台挨拶でお会いして、ちょっと緊張気味に「お疲れ様です」って声をかけさせてもらったんですが……「大きくなったなあ!」ってすぐお返事してくださいました。撮影でご一緒したのなんてだいぶ前だし、浩市さんはたくさんの作品に出ていらっしゃるから、僕のことなんて忘れていると思っていたので、すごく感動しました。嬉しかったです。――それにしても日向さんは、物おじをまったくしないし、社交的です。人見知りはあんまりしないです(笑)――『太陽は動かない』、このシーンは見てほしいっていうポイントを教えてください。お気に入りのシーンという意味では、島でのシーンです。加藤清史郎くんと髙月雪之介くんと演じた、ザ・田舎の高校生みたいな感じが僕はすごく好きです。いつもバカしている2人と、真面目に腹を割って話しているところは、緊張感があると言いますか。見ている側も「大人になるってこういうことだよねという気持ちで見てほしいです。芸能人の実感と芝居への探求心が成長――日向さんのデビューは、ホリプロ「メンズスターオーディション」で2019年にグランプリを獲得した事がきっかけです。あれから2年が経ちましたが、生活は変わりましたか?すべてが変わったと言っても過言ではないくらい、変わったと思います。以前は大人と言えば先生か両親くらいしか関わりがなかったけれど、今は外に出ればいろんな大人の方とお話して、ご挨拶をして、社会人みたいな生活といいますか、そういう日常になったので……。――お姉さんとお母さんが、「メンズスターオーディション」に応募したんですよね。2人は竹内涼真さんが大好きで。新聞で「メンズスターオーディション」の記述を見て、「ホリプロって竹内涼真さんの事務所だよね、じゃあこの子を応募させてみよう」って感じで僕の写真を送ったようです。今日、竹内涼真さんと並んで『太陽は動かない』の舞台挨拶をさせてもらいましたが、2人とも感慨深いんじゃないでしょうか。僕も家族孝行できたかなって、ちょっと思っています。――日向さんは去年、有村架純さん主演のドラマ「姉ちゃんの恋人」(フジテレビ系)で弟役を演じ、たくさんいい出番がありましたけど、そちらはいかがでしたか?『太陽は動かない』では、右も左もわからないままやらせていただいて、「わからないのが当たり前」な状態でした。でも『姉ちゃんの恋人』になると、もう1回経験しているから、変なミスは出来ないし甘えられない。そういう気持ちがあったので、気を引き締めて臨んでいました。――今は自分が俳優である、という意識がしっかり芽生えているんでしょうね。『姉ちゃんの恋人』でInstagramを始めたんですが、フォロワーさんが増えていったり、ネットニュースに名前が載ったりするようになって、「あ、いよいよだな」って思いました。今まで自分が芸能人っていう実感がなくて、単に撮影現場に行って、お芝居をやらせてもらうっていう感覚だったんですが、「やっぱりこういう業界に入ったんだな」という気持ちになりました。――今後の夢、成長していきたい点などを教えてください。やっぱりお芝居を研究しなければと思います。ちょくちょく、台本を声に出して読んでいるんですが、いろんな人のお芝居を見ていると、皆さんのやり方はどれもしっくりくるなって思っちゃう。だからしっかり自分なりの台本を読む力が欲しいんです。台本をいかに自分なりに理解して形にするかっていうのがすごく大事なこと、きっと一番大事な工程だから、そこを伸ばしたいです。――演技にメソッドやレッスンは必要ですが、そのうえで個性というものが重要視されますものね。市原隼人さんが『太陽は動かない』の舞台挨拶でおっしゃっていましたが、やっぱりその人にしかできない役だからオファーが来るんだろうなと思いました。だから自分なりの、自分が正しいと思ったものが演技の正解で、それをいかに皆さんに共感してもらえるかっていうのが、重要なんじゃないかな。――まだ16歳なのに、そこまで考えていらっしゃるのが素晴らしいです。実はミシンが得意⁉リメイクに大ハマり中――では最後に、プライベートについて教えてください。最近、ハマっていることはありますか?僕、もともと母親が縫物上手で、英才教育じゃないですけど、ミシンの使い方なんかを昔から教わっていたんです。そうしたら最近、友達から「古着なんかを切ってリメイクをしているから、一緒にやろうよ」って誘われて、面白そうだと思って始めたら本当に楽しくて。――クリエイティブな趣味!やっぱり今は、いろんな服を着させてもらう機会も多いし、服に対する興味が高まっているんです。昔から持っているミシンで、自分にあった形だったり、自分の発想で好きに変えられるデザインだったりを目指すリメイクが、すごく楽しいです。――手先が器用ですね。実は、手先はメチャメチャ器用なんです(笑)。――自己分析すると、日向さんはどんな人なんでしょう。自分で好きなところ、そうでもないところをお話いただけますか?好奇心が旺盛なところは、好きです。いろんなことに意欲を持てるし、挑戦できる。何もしたくないって思うより、「あれやりたい、これやりたい」って思っていたほうが、人生楽しいだろうし。でもそのくせ飽き性な所は、直したほうがいいかもしれません。いろんなことに興味を持つけど、ダメだと思ったらすぐ判断しちゃう。逆にこれはイケそうと思うと、長く続けられるんですけど。だから、好奇心旺盛なところはそのまま継続で、もう少し我慢強い男になれるようにしたいです。――最後に、この記事を読んでくれている読者に、一言お願いします。僕はやっぱり、まだ17歳で芸能活動を始めたばかりということもありまして、手の届かない俳優というより、皆さんにとって身近な俳優だと思います。どんなにキャリアを積んでも今の気持ちを忘れずに頑張っていくので、応援していただけると嬉しいです。映画『太陽は動かない』全国公開中撮影/杉映貴子、取材/藤坂美樹、構成/中尾巴
2021年03月23日活躍が期待される若手俳優・女優を応援するために、「卒業」をテーマにした作品を映像化してサポートする「私の卒業」プロジェクト。その第二期の配信が2月19日(金)より、YouTubeにて3本一挙配信となった。今日はその3本のうちの1本「センパイの卒業式」の主演を務める、三浦理奈さんに撮影秘話や見どころはもちろん、彼女自身のプライベートについても話してもらった。17歳の素直さと不安、そして未来への意気込みを感じてほしい。自分に戻るのが大変なほど「綾香ちゃん」に入り込んでいました――「センパイの卒業式」、撮影はいかがでしたか?最初は撮影に慣れなくて、とても緊張しました。でも撮影が進むにつれ、緊張が早くとけるようになり、だんだん楽しくなっていきました。――最初は、主演のプレッシャーを大いに感じたんですね。ものすごく感じました!ちゃんと台本覚えられるかなあとか、夜、考えただけで目が冴えちゃって。1時間しか眠れないなんてこともあって、撮影前はフラフラしていました。でも家族やマネージャーさんには相談できなくて……弱音を自分から言えないんです。――内にこもってしまった?悩んでいるときは、近くにいる人が気づいて声をかけてくれることが多いんですけど、「大丈夫?」って言われるとブワッと涙が出てしまうっていう。溜め込みタイプなんですよ。撮影現場に入った当初は、表情もすごいカチコチで。じょじょに緩んでくことが出来て本当に良かったです。――三浦さんが演じる綾香ちゃんは、好きな人にトコトン一途な子ですが、あの気持ちわかりました?すっごいわかりました!高石監督からも、綾香ちゃんは私にちょっと似ている部分があると言われたんですけど、自分的にもすごくやりやすかったです。好きだった先輩が変わってしまっても、「大好きです!」って心から言うシーン、本当にスルッとできました。――演じていて難しかったことは何ですか?表情が難しかったです。カメラで撮った後に、自分がどんな顔をしていたかをなかなか見せてもらえないので、「顔をちゃんとしなきゃ」ってすごく思っていたんです。そうしたら高石監督に、「『やらなきゃ、やらなきゃ』が顔に出ている」って言われてしまいました。感情と表情を一緒にするのが、とにかく難しかったです。悲しい顔とか切ない顔とか、いろんな表情がありますが、それを作らなきゃって気持ちが強すぎたみたいです。――セリフを覚えるプレッシャーに加え、表情を作るプレッシャーも!ただ、セリフは意外と覚えられました。絶対無理って最初は思っていましたが、台本を読み込んで頭に入っていたからか、セリフが飛んでしまう事はありませんでした。――ここは見てほしいという、見どころを教えてください。綾香ちゃん、先輩の匠くん、お友達の翔吾くんという3人が、三角関係のようになるんですけど、お互いを思い合っているところが、見どころです。あと、今回のサブテーマが「地に足をつける」というものなので、映像にも足をフューチャーしたシーンが流れます。そこも注目です。――新型コロナウィルスであったり、YouTuberであったり、“今”を表現する要素が多いというのも、特徴的な映画ですよね。千曲市で撮影したんですが、作中に出てくる豪雨災害も、千曲市で2019年に起きた本当の話なので、全体的にとてもリアルなんです。あと、千曲市って本当にキレイなところなので、背景が全編通して美しいです。――千曲市の魅力は、どんなところですか?1番はやっぱり、人ですね。すごく温かくて優しくて。すれ違った人も挨拶を返してくださったり、普通に話しかけてくださったりとか、ありがたかったです。あと足湯のシーンがあるんですが、撮影が終わるまで街の方々が待っていてくださいました。――「センパイの卒業式」を経て、ご自身が成長したと感じましたか?ふふふ、はい(笑)。最初は何もわからない状態だったんですけど、だんだん撮影が進むにつれて、「あ、これが役に入るってことなんだ」「これが気持ちが入るってことなんだ」ってわかってきて、楽しかったです。ただ、役柄と本来の自分とで、切り替えがすごく難しかったです。私は今、綾香ちゃんなのか私なのかどっちだろうって、分からなくなることもありました。「ホリプロって何ですか?」から始まった芸能生活――三浦さんは、2016年のホリプロスカウトキャラバンで、審査員特別賞を受賞したのが、デビューのきっかけとお聞きしています。家族で東京によく、旅行に来ていたんです。浅草とか観光スポットを巡っていたんですが、中学1年生で原宿に行ったときに事務所の方からスカウトを受けたのが、最初のきっかけです。当時はホリプロが何なのかもわかりませんでした(笑)でも、親がすごく勧めてくれて……。それまで、夢とか将来の希望とか何もなかったんですが、ホリプロに入ってから女優さんになりたいなって、思うようになりました。――それまでは普通の中学生だったんですね。普通に滋賀県で学校生活を送っていました。中学時代は陸上部でした。今は高校で東京に出てきて、帰宅部。まったく運動してないです(笑)東京は滋賀と人口がぜんぜん違うし、電車でどこにでも行けるというのが衝撃で。滋賀ではバスにも乗ったことがなくて、親の車か自分で自転車に乗るかだったんです。――東京の交通事情って、衝撃ですよね。わかります!今は高校2年生ですが、今、流行っていることはなんですか?K-POPがすごい流行っています。BLACK PINKさんとか、TWICEさん。NiziUさんもみんな、文化祭で歌って踊っていました。私は照明でしたけど(笑)――裏方を担当したんですね。踊りたくなかった?私、踊ることが苦手で…!ただ去年はクラス全員踊らなきゃいけない学校のイベントがあって、それは踊りました。AKB48の「ヘビーローテーション」にあわせて、最後尾の見えないところでコッソリ……体育はすごい好きで、ドッチボールとかバトミントンは大好きなんですが、とにかく踊れない。――運動神経はいいのに!去年は学校の体育祭のリレーで、選抜で走りました。選抜と言いつつ、結構人数はいたんですけどね。ちゃんと追い抜いたので、めっちゃ気持ち良かったです!でも、普段は面倒くさがり屋で、超インドア派です。――お家では何をしているんですか?ずっとYouTubeを見ています。「●●を1万円ぶん買ってみた!」みたいな大食い企画をよく見ます。見ているうちに、自分でもやりたくなってきました。ひたすら食べるなら、ラーメンがいいな。お兄ちゃんが2人いるからか、味覚が男らしいんです。――お兄ちゃんが2人!可愛がられたんじゃないですか?いわゆる女の子って感じには、育たなかったかもしれません。お兄ちゃんにまじってサッカーとか野球とかやってたので。1番上のお兄ちゃんには、特に可愛がってもらいました。――好きな男の子のタイプは、お兄ちゃんに寄っちゃいます?ぜんぜん寄らないです。好きになった人がタイプなんだと思います。――因みに今はどういうタイプが?妄想で結構です。うーん、なんでも一緒に楽しんでくれる人でしょうか。理想のデートは、遊園地に行きたいです。ジェットコースターがめちゃめちゃ大好きなので!将来の夢はアクションもできるカッコいい女優!――今まで、影響を受けた作品や、好きな作品はあります?綾瀬はるかさん主演のドラマ「奥様は、取り扱い注意」が大好きです。アクションが素晴らしいし、スイッチの切り替えがすごいなって。すごくカッコよくて、自分もいつかこういう役柄を演じられたらいいなって思います。――カッコいい女性って、憧れちゃいますよね。戦っている女性はカッコいいなと思います。洋画なら「バイオハザード」が大好きです。邦画なら「今日から俺は!!劇場版」で、橋本環奈さんの戦うシーンが印象的でした。――では最後に、三浦さんの将来の夢を教えてください。今度は長編映画で主演を演じたいです。学園ものもアクションも大好きですし、いろんなジャンルの映画に出たいなって思います!――今日はありがとうございました。私の卒業プロジェクト第二期「センパイの卒業式」配信中!【前編】【後編】撮影/杉映貴子、取材/藤坂美樹、構成/中尾巴
2021年02月25日2021年2月19日に全国公開される『あの頃。』(監督/今泉力哉)は、漫画家であり、音楽プロデューサーであり、ベーシストである劒樹人(つるぎ・みきと)さんの、自伝コミックエッセイが原作だ。目的もなく鬱々とした日々を送っていたツルギ青年が、ひょんなことからハロープロジェクトに出会い、仲間と共にディープなハロヲタ活動を繰り広げる。遅く来た青春を夢中で楽しむ彼らの時は永遠のようで、実はアイドルの寿命と同じくらい儚く、次第にそれぞれの未来に歩いていくようになる……。鑑賞後はきっと多くの人が、懐かしさと可笑しみと、少しの胸の痛みを感じるこの映画。主演の松坂桃李さんと、仲野太賀さんに、作品の魅力や撮影エピソードについてお話を伺った。オタク仲間は「ありのままの自分でいられる場所」――原作を読んだときの、率直な感想を教えてください。松坂桃李さん(以下、松坂)今はたくさんの人が、アイドルオタクに対して免疫があります。たくさんのアイドルの方がいらっしゃいますから。でもこの映画の時代、2000年代初頭当時はそれほどでもなかったから、アイドルオタクとそうじゃない人は、すごく遠かったんじゃないかと思います。――確かに今はいろんなアイドルがいて、アイドルオタクには女の子もいますね。昔は「特殊な人」というイメージでしたけど。松坂そんな時代にも関わらず、好きなものを仲間と共有できた彼らには、少しの共感と羨ましさを持ちました。自分の中で元気をもらえる場所、ありのままでいられる居場所があるのはいいですよね。――鬱々としていた松坂さん演じるツルギ青年が、ハロプロに夢中になることで元気になり、仲間を作り、行動していく様は、すごい勢いでした。それにしても、普段はファンから夢中になられる側ですが、逆の立場を演じることへの特別な難しさはありましたか?松坂僕自身もBUMP OF CHICKENのファンなので、そういう好きなことに対する気持ちや、向かい方っていうことに、共感する部分は多々ありました。だから「こういう役なのか」という抵抗みたいなものは感じなかったですね。――確かに、ファンを持つ身の芸能人の方でも、誰かのファンであるのは自然です。松坂それにアイドルと役者って微妙に畑が違うんですよ。アイドルはファンの方々に応援してもらって、イベントやライブで応えるという形が取れます。でも我々はファンの方々に、直接お会いする機会が極端に少ないんです。――そうなると、却って客観的に演じられそうですね。それにしても、俳優さんはカッコよくあることが基本のお仕事だと思うのですが、こんなにどうしようもないなあと思わせる登場人物たちを、魅力的に演じられた秘密を教えてください。松坂実際のご本人が魅力的だからというのが、大きいと思います。特に太賀が演じた、ツルギ青年の仲間の1人であるコズミンは、周りの方に話を聞くとすごい悪口ばかり出てくるんですけど、その悪口を言っている顔が皆さん本当に楽しそうで。――「あいつ酷いよな」って笑いながら言う感じ、想像つきます。松坂本気120%みたいな悪口じゃなくて、愛情とかイジリが混ざった悪口なんですよね。そこにコズミンの魅力がギュッと詰まっている、みたいな。いつまでたっても話題に事欠かない人なんです。――仲野さん、本当に熱演でした。仲野太賀さん(以下、仲野)コズミンはどうあがいても良いヤツになりえないというか……器が小さいし、面倒くさいし、口も悪い。けれども、どこか憎み切れない人です。その謎はどこにあるんだろうと考えながら、彼を演じました。――めちゃくちゃな人なのに、最後は悔しいけどちょっと好きになりました。仲野この映画は最終的にはヒューマンドラマですから、見た後にホロッとできることが前提としてあったんです。だからこそ自分も、芝居を振り切れました。あと桃李くんが言ったように、とにかく周りが「結局、コズミンって面白いヤツだな」って愛情を注いでいるから、愛おしいキャラになれたんじゃないかな。コズミンを観たらファンの方は愕然とするかも(笑)――お2人のオーラの消し方というか、アイドルオタクのリアルさが醸し出される演技が、とにかく圧倒的で。松坂現場に原作者の劒樹人さんが何度もいらしてくれて、仲間たちとのエピソードを話してくださったんです。当時の雰囲気をリアルに想像することができました。仲野僕はコズミンの気持ちに共感できたことが、根本になっています。彼はすごくコンプレックスがある反面、すごく自信もあって、その2つの感情が入り混じってヘンテコな形になっているんです。――確かに彼の自己評価と周りに対する態度に、歪さを感じました。仲野彼の小ささとか、マウントの取り方とか、自分からかけ離れているようで、実はそうでもない気がします。僕も自信がないときはあるし、器が小さいなって反省することもある。そういうところを手掛かりに、よりコズミンに近づけるようにしました。――昨年11月にドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)で、壁ドンをして話題になった仲野さんですが、ふり幅が大きい。松坂いやもう、話題でしたよね~。仲野新しいファンの方々は、コズミンを見て愕然とするでしょうね(笑)――お2人とも、映画の中でお気に入りのシーンや、思い入れの深いシーンはありますか?松坂僕と太賀の、ラストシーンの直前のシーンです。太賀とは初日の撮影だったので、「おお、太賀久しぶり!元気だった?」「元気でした」と挨拶したくらいで始まってしまって。まだ他の出演者と一緒にお芝居がやれていない中、どういう距離感でどういう温度感で演じるっていうことを、探ることもできない。しかももうすぐ日が沈んでしまうということで、バタバタと撮りました。今思えば、あの緊張感が良かったのかもしれないですが、太賀と「大丈夫かな?」と不安になりながら帰りました。仲野そうだ、その日「ご飯行きませんか?」ってなりましたね。松坂結果として、試写を見たらいいシーンになっていたから、「良かった~」ってホッとしました!――仲野さんはいかがですか?仲野僕はみんなでバンドを始めるライブシーンですね。モーニング娘。の「恋ING」を歌いました。おじさんみんなで、部活のノリで休みの時間に、何度も歌の練習をしたんですよ。松坂1人が歌い始めると、みんなが歌ったりね。仲野何度も何度も歌って、練習しましたね。それが思い出深いです。自分たちのリアルな「あの頃。」を振り返って――私はこの映画を見た後に、苦笑いしながら胸が痛くなりました。仲間たちと若さに任せて滅茶苦茶な行動が出来た、自分が何者か分からない同士で笑い合えた、私の「あの頃。」を思い出してしまったんです。お2人のそれぞれの「あの頃。」の思い出があれば、教えてください。松坂今、思い出すと学生時代は、色々なことがあって青春だったなとしか……。この映画絡みで言えば、僕は松浦亜弥さんと同じ中学校に通っていたんですね。僕が1年生のときに、彼女が3年生で。僕の中では「同じ中学校に松浦亜弥がいたんだぜ!」って誇れるくらいの思い出で。――まだ何者でもなかった松坂少年の、青春の1ページ。松坂「Yeah!めっちゃホリディ」が流れていた頃で、毎日のようにサインくださいとかあって。僕はその時は何も考えず、「これが芸能人か、キラキラしているなあ~」って思っていました。その自分がまさか、先輩のファンの役を演じるとは、運命的なものを感じますね。――仲野さんは若い年齢で事務所に入っていますが、気恥ずかしくなるような「あの頃。」はありましたか?仲野もちろん、気恥ずかしくなることを高校時代は平気でやっていましたね。僕は部活もやらずにいつも友達と一緒にいたんですが、その頃なぜか胴上げが仲間内で流行っていて。――胴上げ!?仲野渋谷のセンター街とかで、意味もなく胴上げし合うんですよ。それが楽しくて楽しくて。でもある日、友達に胴上げされているときに、事務所のマネージャーが通りすがって、バッチリ目が合ってしまいました。「え?仲野くん?」って口をあんぐり開けていらっしゃいましたね。後日、事務所に呼ばれたら、案の定胴上げ禁止令が(笑)――無駄なパワーがあふれて仕方なかったことが、伝わるエピソードです。仲野10代の僕の事務所での印象は、何しでかすか分からないから、悪かったと思います。もう今は胴上げをしたくてもできないですけど(笑)――ちょっとシリアスな話になってしまうのですが。新型コロナウィルスの流行で、約1年も大きなリスクとストレスを皆で抱えている今、「エンターティメントの力」についても、この映画を見ながら考えてしまいました。仲野僕自身、発信している側だけど、受け取っている自分も確かにいます。僕はエンタメの力強さに、コロナ自粛期間中に本当に救われました。ネットフリックスを見たり、これまで撮った作品を見返したり、音楽を聴いたり。それだけで毎日の気持ちが晴れました。――ツルギ青年が、コズミンが、人生を充実させて行動するのも、アイドル=エンタメの持つ力なんですよね。自粛期間中、それをすごくリアルに感じられました。仲野ものすごいファン活動をしない人でも、嫌なことがあったらエンタメの力を借りて「よし、明日も頑張っていこう」って気持ちになれるし、自分の逃げ場じゃないけど、助けになってくれる。だから、派手に見えるけど実はいいことばかりじゃないこの役者という仕事も、捨てたものではないと、自粛期間中に思えました。モノづくりをする人間として、責任をもって面白いもの、素敵なものを作れるようになりたいです。――この映画は、コロナ前に撮影したんですよね?松坂まだ「コロナで仕事ができなくなるかも」という状態ですらなかった。だから今までの撮影の空気感の中で演じられたので、結果として撮影そのものが「あの頃。」みたいな感じになってしまいました。――コロナで改めて見つかったこともあれば、戻れない日々も自覚させられて、なんだかこの映画そのもののようで切ないです。お2人とも、今日は貴重なお話をありがとうございました!松坂桃李さん、仲野太賀さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=a28983be-f6fc-41ca-a055-c062f61df425&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/木村直軌、取材・文/中尾巴
2021年02月17日松尾太陽の新曲『体温』が、2021年2月11日に配信される。松尾はメインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のボーカル・タカシとして活躍しているが、2020年9月よりグループと並行してソロ活動をスタート。2021年は3ヵ月連続で新曲をリリースすることを発表し、1月15日に配信されたのが全編英語歌詞の『Magic』、そして続く第2弾が今回の『体温』となった。新型コロナウィルスの影響で、ライブ開催がままならない今。逆境下でも歌うことへのモチベーションの高さを保てる理由、そして超特急の末っ子担当から大人の男性へと変化を遂げた秘密を、多いに語ってもらった。「可もなく不可もなく」から脱皮できたのは、歌い手としての心構えが変わったから――今回の『体温』、まずは歌唱力の高さに驚きました。もちろん太陽さんはプロとして長年活躍してらっしゃいますけど、ここ最近でグンと伸びた気がします。ありがとうございます。――私は「超特急のタカシ」さんが10代の頃から取材をさせていただいていますが、あの頃よりもレベルが格段に上がっているというか……。かなり努力をされたのではないでしょうか。また、努力のモチベーションは何だったのでしょうか。キャリアの最初の頃を振り返ってみると、僕は超特急というグループに、何かを歌いたくて入ったっていうわけでもなかったんですね。――俳優志望だったとお聞きしたことがあります。12歳で今の事務所に入ったのですが、当時は「どちらかと言えば、俳優志望」という感覚でした。まあそんな覚悟で超特急を始めたんですが、正直、歌に対してはすごく深い所を掘り下げるとか、高みを目指すということもなく、可もなく不可もなしという状況が続いていたんです。でも、グループの環境がガラリと変わったことがきっかけで、自分の歌について本気で考えるようになりました。――2018年にグループの構成が変わり、責任がより重くなった頃ですね。そのあたりで自分の気持ちが切り替わったのは、事実ですね。自分がもっと歌を支えなきゃいけないと自覚して、その延長上でもっと何かいろいろとやっていきたいなと思い始めました。――2020年9月にソロ初のミニアルバム「うたうたい」を出されたときの、インタビューを読ませていただきましたが、歌うことへの楽しさをより感じるようになったとおっしゃっていますね。そうですね、歌が楽しくなったというのはあります。もともとソロ活動を始めたのも、今がこういう緊急事態だからこそ、「始められるものは始めたい」という思いがありました。今もその思いはあるし、この先も変わりません。曲を作ったりレコーディングをしたり、日々新しいものに出会えて刺激されたりという日々が、楽しいですしね!――それは素晴らしい。もちろん楽しいだけじゃなくて、悩むこともあります。でもそれすらも、「本当に勉強しているから、悩めるんだ」って前向きになれます。例えば学生の頃、好きな教科・苦手な教科って誰にでもありましたよね?苦手な教科だから放置するんじゃなくて、苦手だからこそ強化していかないと、成績が伸びないじゃないですか。それと同じで、自分の悩みを無視していたら、皆さんに響く楽曲を届けられないんじゃないかなって。だから、悩めている自分も、楽しかったりするんです。――今、歌に関して、太陽さんが苦手にしていることは何でしょう。昔からなんですけど、リズム感がなくて。自分の中で矯正しているんですけどね。他にも、苦手なことを言えばキリがないです(苦笑)逆に得意なことを挙げる方が難しい。実は僕、「僕の得意なことって何ですかね?」って周囲に訊ねないと、わからないんです。自分でわかってない。――ファンはわかっていそうですが……。苦手なことは僕、皮肉にもすごくわかっちゃうんです。でも、伸ばしたいところを自覚して、この先より良くなることを考えると、楽しくなります!――自分を追い詰める方向に行かないのがいいですね。追い詰めないですね。確かにあんまり、そういう風にはならないです。――ご自身にとって、歌うことがより大切に、より身近に、もっと言えば逃れられないものになっているように見えます。歌はすごく大きくいうと、人生。ここ10年くらい歌の仕事をやらせてもらっているし、今もそうだから、人生です。先ほど褒めていただきましたが、もっとレベルを上げたいです。――いい意味で貪欲になってらっしゃいます。最近、自分よりも年下のアーティストさんや、さまざまなSNSで話題になっている方々が、本当にたくさんいらっしゃいます。でも自分は自分にしか歌えない歌を歌いたいし、歌は僕の気持ちを上げてくれるもの。今や誰もが話題になれるきっかけがある時代だからこそ、自分ももっと、自信をつけて頑張りたいです。――新しい才能に悔しさは感じませんか?悔しい気持ちはあるけど、そうじゃない部分と半分半分かな。その人なりの努力をして、僕よりも先にその曲のアルゴリズムを理解し、見えないところで何時間も費やして曲を作り上げたんだろうなって考えると、だんだん悔しさの比率が減っていきます。相手のことを理解しようとせずに、パッと見だけで考えると悔しくなるけど、その人の他の曲やイメージを深く知ろうとすると、気持ちが変わっていきます。――裏側が想像できるようになった、という意味ですか?うーん、そうですね。こういう仕事をやらせてもらっているからこそ、表面上では見なくなったというか。いい意味で、皆さん裏があると思うんですよ。人に見せていない部分が、本当の自分っていう人もいるだろうし。――すごく大人な発言ですね。あ、本当ですか。ありがとうございます(笑)超特急があってこそのソロ活動。1人で学んだことをグループに持ち帰ることも――太陽さんの歌は、聴くと温かい気持ちになるのが特長だと思います。お人柄が歌にも表れているような…超特急のタカシとはまた別の、松尾太陽としてなりたい歌手像を教えてください。超特急というのは、どちらかと言えばエンターティンメントの方に振り切っているグループです。僕は自分たちしか、ああいうグループはいないんじゃないかって、勝手に思っているんですけど。そして松尾太陽としては、超特急と違う要素を見せないと、ソロ活動の意味がないなとも思っていて。――確かに、別の顔を見せたくなりますよね。音楽の方向としても、1月に出した『Magic』のように英詞の曲など、新しいことにも挑戦して……。最近、聴いているだけでおしゃれな曲が増えていますが、僕はちょっと異彩を放つ存在になりたいです。ジャンルにもあまりとらわれたくないし、70年代、80年代のテイストに、今のトレンドも取り込みながら、その間をくぐっていきたい。そうしたら本当にたくさんの方が見て聴いてくれる、そういったタイミングがいつかくるんじゃないかな。超特急でもそうなんですけど、もう完全なる夢追い人として、頑張っています。――ソロとしての目標を教えてください。まず第一に、お客さんの前でライブをすること。今まで、「超特急のタカシ」のソロイベントやソロライブはありましたが、松尾太陽名義で本格的に始動した頃には、もう新型コロナウィルスの影響真っただ中。皆さんの前でまだライブができていないんです。――それは悔しい。本当にお客さんを入れてのライブも、ツアーも、早くやっていきたいです。正直、ライブでみんなで盛り上がってからじゃないと、その先の目標はまだ見えないですね。「この景色が見えた!」とか、ライブの本番真っ最中に思ったりするものなんですよ。――その景色を見てからじゃないと、次が見えない。なるほど!やっぱりお客さんの前に立ってこそなんですね。超特急は「8号車はメンバーだ!」と言っていますが、それは真理です。他のアーティストの皆さんにとっても、ファンというはそれくらい大きな存在だと思います。聴いてくれる方がいないと、活動する意味がだんだん、薄れてしまいますからね。だから僕も聴いてもらうという受け身ではなく、自分から聴いてもらえるような活動がしたいし、クオリティーももっと上げていきたいです。――松尾太陽と超特急のタカシ、二足の草鞋を履いている心境を教えてください。これはずっと変わらないんですが、まず超特急が主軸で存在するからこそ、松尾太陽があるんです。なので僕は、8号車を不安にさせないようにしようと、常に思っています。8号車の皆さんが、僕のそんな気持ちを真っ直ぐに受け取って応援してくれているのは、本当に嬉しいです。――超特急があっての、ソロ活動なんですね。超特急がいないと、僕は今の人生が歩めていません。代々木第一体育館にも、武道館にも、さいたまスーパーアリーナにも立てていないし、そこからの素晴らしい景色も見れていないし、番組も持てていない。だから「自分は今後ソロでやっていこう」ってことには、全くなれません。ソロ活動は「皆さんにいろんなエンターティメントを届けたい」っていう気持ちが、大きなきっかけでした。だからこそ、二足の草鞋はずっと履いていきたい。超特急も、松尾太陽も、どちらかを置いていくってことはしません。そこは改めてファンの皆さんに断言しますし、安心して着いて来てくれれば、本当に嬉しいです。――ソロで歌い、活動してきたことで、超特急に活かせたことはありますか?度胸がつきました!実は2019年に「Utautai」の配信ライブをしたときは、バンドの方々が豪華なメンバーぞろいだったこともあって、ガッチガチだったんです。今だから言えますが、もっと楽しめたのになっていう悔いが残ってて。でもそれを経た後の超特急のオンラインライブでは、緊張はしたとはいえ「どんなことがあろうとも、絶対に後悔しないだろう」という気持ちになれました。更にいえば、2021年の僕はもっと何か変われそうっていう、ちょっとした自信にも繋がりました。『体温』は、一生付き合える曲になる予感。歌えば歌うほど味が出てきそう――今回リリースの『体温』は、ピアノ・トリオバンドのOmoinotakeさんの楽曲提供を受けています。これは、どういった経緯で決まったのでしょうか。ディレクターの方といろいろ話していく中で、ミニアルバムの「うたうたい」とは違った要素を取り込みたいとか、3ヵ月連続で新曲を配信するのだから、今の時期こそ出せるものにしたいとか、そういったことを言っていました。それを踏まえて、元々いいなと思っていたOmoinotakeさんにお願いしました。――依頼の段階で、太陽さんのイメージをガッツリ伝えたのでしょうか?今の緊急的な状況を、慮るような内容というのはありましたが、Omoinotakeの皆さんが独自の世界観を作ってくださったので、それは本当にありがたく、すごいことだと感じました。デモテープではご本人が歌ってくださっていたんですけど、とてつもないくらい表現力があって、目を閉じて聴くと勝手にストーリーが頭の中で進んでいって、言葉に当てはめた風景が動く様子が見えました。自分が歌わせてもらうにあたって、もっといい曲にしたい、しなければという気持ちが強くなりましたね。――自分の色を出す工夫として、主にどんなことをされましたか?気を付けたのはリズムです。一定のリズムよりも、ちゃんとオンというか、ちょうどを当てはめる。もしくは後ろにする。本当にそういう小さなことに気を付けました。この楽曲自体がJ-POPよりも洋楽寄りという印象があって、余計にリズムとかR&Bを意識しました。――聴けば聴くほど、温かい気持ちになります。歌詞がまたいいですよね。ありがとうございます。歌詞に関しては、本当にこだわって書いていただいています。あとOmoinotakeさんにはレコーディングにも来ていただいたのですが、ワンフレーズごとにアドバイスをいただきました。ここまでしっかりした世界観を展開してくださったからこそ、自分のせいで薄っぺらくしたくなくて、そこはお互いストイックに仕事に臨みました。――新しい歌い方を身につけられたようですが……。うーん、でももっとレベルは上げていきたいです。また、この『体温』という曲は今もだけど、これから何年経っても歌える1曲だなって、思っているんですよね。履けば履くほどなじむ靴、着れば着るほどなじむ服みたいな感覚で、歌えば歌うほど、いい雰囲気が出てくるんじゃないかな。――育てていけそうな1曲なんですね。今は多分、まだちょっと固いのかもしれない。もっと経ったらもっと柔らかくなっているはずなので、そういった変化をファンの皆さんに楽しんでもらえたらいいな。10年後の『体温』を想像すると、僕自身も楽しみです。ファンをワクワクさせるアーティストでいたい…けれど、プライベートは地味です(笑)――失礼ながら言わせていただきたいのですが……最近、とても逞しく、男性らしさが増したような気がします。ご自身ではどう思ってらっしゃいますか?何か転機があったのでしょうか。うーん、もちろん超特急の体制が変わったというのも大いにあるのですが……見た目の変化で言えば、2019年6月くらいから髪を伸ばし始めて、それも割と大きいかな?――以前は短髪でしたものね。自分の中で少しずつ溜まっていたものがあったんです。「もっと自分はこういうものを表現したい!」とか、枠に囚われるのが苦手になったとか。もちろん、今の自分や昔の自分が嫌ということではないのですが、とにかく「自分らしさをいろんな形で表現したくて、僕はこの世界にいるんじゃないかな」って考え始めたんです。そしたら高校3年生の夏休み、来年上京するっていうタイミングで、生まれて初めて金髪にしたことを思い出して。それと同じことをやってみようって思ったんです。――思い切りました。何か変化を起こしたかったんです。そういうときって大抵、僕の場合は、転機のときなんですけどね。高校3年生のときは、何か進化したいけど、歌なんかはすぐに上手くはなれない。とりあえず表面に出すものを変えよう、ということで金髪にしました。まあ、そのときとまったく一緒の感覚ってことはないんですが、超特急というものをよりアーティストっていう言葉が似合うグループにしたい、他の人と違うことをしたいということで、第一歩として髪を伸ばしました。もちろん、自分がやってみたかったというのもあるんですけど。ただ、僕は今の自分が1番好きです。――ビジュアルを変えるって、ちょっと勇気のいることですよね。周りからのイメージは、職業柄無視できないですし。周囲やファンを戸惑わせてしまうことは、活動でもあると思うんです。先ほどの、超特急と松尾太陽の二足の草鞋を履く話もそうですけど。でも悲しませたいわけではもちろんないし、ただ楽しませたいって気持ちが常に強くあります。そのうえで、自分の中でいろんなことに変化を起こしたい、進化したいっていう意思が、表面的に出てきたのが今の自分です。――ワクワクさせる存在でありたい、ということなのでしょうか?そうですね、やっぱりファンの方はワクワクさせたい。今はライブもできないから飽きられちゃったりするかもしれない。だから何かしらのアクションは起こせる人間でいたいですね。――太陽さんは本当に、日々ファンのことをたくさん考えていらっしゃいますね。「こういう可能性があるかもしれない」って考えるだけで、楽しくなってきます。以前までは「何をしよう?」と言うだけでした。今だってたくさんのことを同時に考えられるワケじゃないですが、出来ることを1個2個見つけるだけでも、本当に気持ちがいいです。――では2021年、大変な社会状況ですけど、今後が楽しみですね。2020年って、皆さんにとっても僕にとっても一生に一度の大変な年だったと思います。2021年はみんなで協力して、この状況が落ち着く時を迎えられればと思うんですけど……それにはなかなかの努力が必要で、行き詰まる瞬間もあるでしょう。でもそんなときに、息抜きとして超特急や松尾太陽が皆さんのそばにいられれば、僕はもうそれで幸福を感じます。――アーティストとして、すごい速度で成長されているのを感じます。近年、いろんな方と会ったりお話したりする中で、もっと自分も成長したい、経験値を得たいと強く思うようになりました。僕は以前、例えば超特急だったら「10年の間に自分は何を得られたのかなあ。今は24歳で、今年はもう25歳かあ」なんて思ってた時期が一瞬あったんです。でも今誰もがアーティストになるチャンスを持っていて、SNSから世間に見つかっている人を目の当たりにすると、自分だってまだまだやれることあるなって、すごく反省したんです。だから、いろんな可能性を2021年に感じているし、「今は24歳、もう25歳」じゃなくて、「まだまだ24歳、25歳」に変わりました!――それは本当に、「まだまだ24歳」ですよ!プライベートの等身大の太陽さんは、休日はどんな過ごし方をしているんですか?仕事が早く終わったときは、できるだけギターに触れるようにしています。あとは本を読んだり、動画サイトで猫動画を見たり、テレビの動物番組や家族をテーマにした番組でホッコリしたり……。あの、アーティストをやらせてもらっている僕と私生活の僕って、本当に別人なんです。プライベートでは全く芸能人じゃないです(笑)ノンビリ生きています。――芸能人オーラが自然と出てしまうとか、そういったことは?消そうとは思っていないんですけど……そもそもオーラを自覚したこと、ないかも(笑)。オーラっていうものをね、消そうと思ってもなかなか消せない人には、憧れます。スターになることに、つながると思うので!――もう太陽さんは立派なスターだと思うのですが、更なる進化を目指しているんですね。今日は貴重なお話を、ありがとうございました!松尾太陽さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント!応募方法ぴあ音楽編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあ音楽編集部アカウントよりDMをお送りします。ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2021年2月24日(水) 23:59まで※期間中は何度でも応募可能です。撮影/岩田えり、取材/藤坂美樹、構成/中尾巴
2021年02月11日俳優の中尾明慶が先月30日、スピードワゴン・井戸田潤のYouTube公式チャンネル『ハンバーグ師匠チャンネル』に出演。動画「【本音】マブダチの中尾明慶くんと、お酒を飲みながら腹を割って色々話してみたら…【聞き上手師匠】」内で、バラエティ番組に出演することへの葛藤を打ち明けた。テレビのバラエティ番組にはもちろん、同チャンネルにもたびたび登場し、バラエティ力の高さを発揮している中尾。井戸田に、「中尾くんて、バラエティ対応がエグいよね。めちゃめちゃ上手いよね。ロケが終わるたびに、みんなで絶賛してんのよ。さすがだなって。中尾くんがいて、本当に助かりましたよって」と称賛されると、「本当ですか? 僕も思います。助けたなって(笑)」と照れ笑い。一方で、親しいプロデューサーから、「バラエティに出過ぎ」とアドバイスされることもあるそうで、「自分でも思ったこともあるんで。俳優業をやる上で、それってどうなのかな? と思った葛藤はありましたよ。でも好きだし、楽しいから……」と、正直な気持ちを吐露。ドラマや映画の番宣で、「出なきゃいけないときもある」と言いつつ、「バラエティ番組にちょっとでも出たことがあると、MCの人が優しくしてくれることもあって。話を振ってくれたり。だからやっぱり良いこともある」と話していた。
2021年02月09日俳優の中尾明慶が5日、YouTube公式チャンネル『中尾明慶のきつねさーん』で、映画化もされたTBS系大ヒットドラマ『ROOKIES(ルーキーズ)』を回顧し、共演した佐藤隆太について語った。「【まさかのあの人から】ウーバーイーツしながら変な質問に答えるよ」と題した今回の動画では、1月6日に自身のインスタグラムで募集した“変な質問”に中尾が次々回答。「630番目に好きな食べ物は?」や「前歯は何センチですか?」など、一風変わった質問は1,000件以上集まったという。動画の冒頭から「とびきりスペシャルな人からも質問来てる」「これは皆嬉しいと思う」と予告していた中尾だが、後半にその相手が『ROOKIES』で共演した佐藤であることを明かした。そんな佐藤から寄せられた質問は「湿布を貼る時に聞いている曲ベスト5を教えて下さいっ!!」。これには中尾も「バカだね、隆太くんバカだよ。隆太くん面白いわ」とつぶやき、耐えきれないかのように声を上げて笑う。先日、佐藤の舞台を見に行った中尾。「すごく素敵な話で。今こういう時期だから会えないけどね。遠目で隆太くんに会えた」と話し、「一緒に1つの作品を作った人が頑張ってるっていうのはすごいなぁって思うし、刺激にもなるし、俺も頑張ろうとも思う」と感慨深げ。そして質問に戻り「ベスト5って……これはもう、1本ですよ」と歌い出したのは『ROOKIES』の主題歌、GReeeeNの「キセキ」。当時の佐藤と、さらに桐谷健太の記憶を辿り、「あのとき、隆太くんとか健太くんとか……29とか30くらい? 今の俺くらいじゃん。俺は9個とか10個とか下で。あんな生意気な奴がいたのかと思うと本当に……」と溜めて「『隆太くんごめんなさい』としか思えない」と頭を下げた。最後に「そういう話したいな」と吐露し、佐藤へ「待ってます。隆太くん、待ってます」と熱烈なオファーを送った。
2021年02月07日俳優の中尾明慶が先月30日、スピードワゴン・井戸田潤のYouTube公式チャンネル『ハンバーグ師匠チャンネル』にゲスト出演。「【本音】マブダチの中尾明慶くんと、お酒を飲みながら腹を割って色々話してみたら…【聞き上手師匠】」と題された動画内で、自身のチャンネルに対する思いを語った。YouTube公式チャンネル『中尾明慶のきつねさーん』で、プライベート感あふれる動画を公開している中尾。井戸田に、チャンネル開設の理由を聞かれると、「ドラマや映画でお芝居してても、なかなか観てる人と近くなるというか、より近いファンになってもらえる機会が少なくて。そういう人が欲しかったです。純粋に、より近いファンが欲しくて始めました」と、熱い思いを吐露した。また、「映画や舞台をやっても、人を呼ぶって難しいじゃないですか。テレビドラマでどんなに有名になっても、舞台やりますって言ったときに、人が来てくれないっていうのも見えてた」と話し、自身のYouTubeをきっかけに、「(ドラマや映画、舞台を)観てみようかなっていう人が、一人でも増えたらいいな」という、役者としての思いも打ち明けた。さらに、「結構、真面目なところで始めたんですよ。芸能界も含めて、やっぱりこの先、どうなっていくのか分からないじゃないですか。お芝居ができる環境がいつまであるかも分かんないし」と、真剣な表情で語った中尾。そういった考えから、「自分で生み出せる力を勉強したい」といい、「全部、自分でやろうと思ったものがやれる。YouTubeはそれが面白いです」と、笑顔で話していた。
2021年02月05日日本のものづくりに特化したニューワールド株式会社(東京・港区、代表取締役・井手康博)と中尾アルミ製作所(東京都・台東区、代表取締役社長・中尾義明)は、「熱を味方につけた鍋。料理人が愛用するプロ仕様をご家庭に。キングデンジNEO」のMakuakeプロジェクトを共同企画いたしました。2021年3月3日までMakuakeにて先行発売を実施中です。日本中の料理人が愛用する調理器具を62年にわたり作り続ける「中尾アルミ製作所」から、プロ品質をご家庭にお届けする鍋「キングデンジNEO」が誕生。圧倒的な保温性と耐久性を誇り、熱源を選ばずIHでも最高峰のパフォーマンスを発揮することから、有名店のシェフも愛用する「キングデンジ」シリーズ。その性能はそのままに、より使いやすくスタイリッシュなデザインで生まれ変わりました。商品概要商品名:キングデンジNEO両手鍋サイズ:内径240mm深さ140mm高さ215mm(蓋込み)幅400mm容量6.1L一般発売予定価格:商品名:キングデンジNEO片手鍋サイズ:内径240mm深さ80mm高さ113mm(蓋込み)幅466mm容量3.5L一般発売予定価格:キングデンジ NEO熱源を選ばない鍋「キングデンジNEO」の最大の特徴、それは素材による熱の廻り。本体に使われているのは445M2(NSSC190)というステンレス。耐久性や熱効率など、プロ用の厨房でも使える性能をもった、数あるステンレスの中でも特別な素材です。磁力の反応に優れていることからIHの使用でも温度上昇のスピードが早く、熱源を選ばず高いパフォーマンスを発揮します。熱源を選ばず高いパフォーマンスを発揮するうえ、極めて高い耐久性、メンテナンス性を兼ね備えているのでアウトドアシーンでもお使いいただけます。プロに愛される「中尾アルミ製作所」の鍋をおうちでもデザインは、世界のシェフが愛用するナイフ「GLOBAL」など、キッチン用品を中心に数多くのプロダクトデザインを手掛ける世界的に有名なデザイナー、山田耕民氏が手掛けています。機能性とデザイン性のバランスを重視し、自然モチーフの飽きの来ないデザインをモットーにされています。美しいハンドルは火にかけても熱くなりづらく、金属製ながら手に馴染むフォルム。特徴的なフタのハンドルは鍋の本体やハンドルにかけることもでき、手を煩わせません。こうした便利さもプロクオリティなのです。「熱を味方につけた鍋。料理人が愛用するプロ仕様をご家庭に。キングデンジNEO」のMakuakeプロジェクトは、2021年3月3日までMakuakeにて先行発売を実施中。リターンのお届けは2021年3月末を予定しております。キングデンジ NEO中尾アルミ製作所について昭和33年創業。初代・中尾富美夫さんら5人で始めた中尾アルミ製作所は、鍋が当時手でつくられていた時代にいち早くドローイングプレス機を導入するなど、鍋のパイオニアとして62年あまりにわたり、プロの手に馴染む鍋の開発、製造を手掛けています。平成6年には、質の高い鍋を生み出し続けたことが認められ、フランス料理人なら知らない者はいないラ・シェーヌ・デ・ロティスティール賞を、料理人ではない中尾富美夫さんが異例ながら受賞。さらに2019年、長年にわたり料理人を支えてきた功績、フランス料理界への貢献がフランス国家に認められ、当代中尾義明さんがフランス農業・食料省より「農事功労章シュヴァリエ」を受勲されるに至りました。「中尾アルミ製作所」のお鍋は、日本はもちろん世界中のプロから愛されています。ニューワールド株式会社について日本のものづくりに特化したオンラインショップ「CRAFTSTORE」を運営。現在76ブランド700点ほどの商品を掲載。2019年からスタートしたオンライン陶器市「CRAFT陶器市」は、全国12の産地54窯元、約1,300点以上のやきものが集まり、これまで40万人もの方々が訪れています。CRAFT STOREまた「日本ブランドを世界No.1にする」をビジョンに掲げ、販売施策としての動画コンテンツの制作やプロモーションを通じ、日本のモノづくりメーカーのマーケティング活動など事業の拡大を図っています。Makuakeにて制作サポートしたプロジェクトの累計調達金額は7億円を突破いたしました。制作実績キングデンジ NEO企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年01月15日井上真央主演で、いまから102年前に社会を大きく変えていった女性たちを描く“大痛快”エンタテインメント『大コメ騒動』。この度、本作に出演する中尾暢樹、工藤遥、吉本実憂の若手注目俳優たちが大正時代の衣装に身を包みながら本作について語るコメント映像が到着。3者3様のキャラクター写真も解禁された。劇中で、中尾さんが演じるのは富山の騒動の真実を記事にするため、大阪から来た若手新聞記者・一ノ瀬実役、工藤さんは裕福な家柄で私塾の先生・池田雪役、吉本さんは、主人公いと(井上真央)ら仲仕を束ねている親分の妾・ヒサ役で出演。それぞれの役柄に合わせた3者3様の衣装になっている。映像では、「女性が世の中をこんなに変えるということの強さというものが、現代にも通じるものがあると思うので、たくさんの方が勇気づけられて頑張れる、という気持ちなってくれたら嬉しいです」と作品に魅力を語る中尾さん。工藤さんは「“おかか”たちのたくましさ、力強さを中心に描かれているお話の中で、先生という立場でもあるので、子どもたちに親身になって『あなたたちのおかあさんたちはすごいんだよ、格好いいんだよ』ということを伝えていく役割だったのかな」と自身の役どころを語り、「なるべく近寄って演じていければいいかなと思って現場にいました」とコメント。また、いとの幼なじみでもあるヒサを演じた吉本さんは、「三日間くらいの撮影で、途中から撮影に入ると緊張するなというのがあるのですが、アットホームで入りやすい雰囲気でした」と明かし、「井上さんとの再会するシーンがあったのですが、距離感がどんな感じなんだろうと思っていたのですが、井上さんの第一声を聴いた時から、こういう関係性でいいんだというのが、自分の中でまとまったので凄く助かりました」と、撮影現場をふり返っている。『大コメ騒動』は富山県にて先行公開中、1月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大コメ騒動 2021年1月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
2021年01月07日激動の2020年、暗いニュースが多かった1年の締めくくりは、ほっこり笑顔で過ごしたい。そんな思いをかなえてくれたのは、さくらしめじの忘年会ライブ「きのこりあんの集い Vol.5 ~お久しぶりでございます。~」だった。12月29日、大手町三井ホームで行われたこのライブは2部制をとっており、1部は有観客ライブ、2部は有観客&配信ライブという演者にとってはハードなスケジュール。しかしまだ10代とはいえ、さくらしめじがファーストシングルを出して早や6年、田中雅功と高田彪我は、プロの本気を見せつけてくれた。2020年12月29日18時30分・時間ピッタリに始まったさくらしめじの2020年最後のライブ「きのこりあんの集い Vol.5 ~お久しぶりでございます。~」は、暗闇から現れた雅功と彪我のギター演奏で幕開けた。ライトが灯ると、決して大きくはない居間を模したステージ中央に、ドンとコタツがあるのがわかる。そのコタツをバックに2人が歌うは、「風とあるがままに今を歩こう」。青春のひたむきさ、未来への不安、前向きな心を保つ強さ──さくらしめじの世界観がギュッと詰まったこの1曲は、まさにオープニングにふさわしい。途中のギター間奏ではお互いを見つめ合い、笑顔で曲を続ける。「僕の色とか夢のかたちとかまだ見えないけど中途半端な僕らだから感じれることもあるのかな」という歌詞には、等身大の2人をそのまま感じた。曲が終わって、まずはファーストMC。「どうもみなさん今晩はー!」「皆さん元気でしたか~⁉」「配信のみんなも元気かな?今日は配信のみんなも一緒に、この会場にいるつもりで、みんなで楽しんでいこうね!」と、テンション高く語りかける2人。やはり少人数でもお客さんを入れてのライブは、心が浮き立つようだ。この日の衣装は、雅功はパーカの上にブルーベースでオレンジのラインが入った長めのパッチワーク風ジャケットを重ね、ベージュベースにオレンジのニットの折り返し部分がアクセントになったパンツを合わせていた。彪我はオレンジのTシャツの上に、シャツ地やニット地のカラフルな異素材パッチワークのジャケットを重ね、片方だけ茶系に紫のラインが入った濃いグレーのパンツを着用。キュートだけどちょっとエッジが効いている、さくらしめじのイメージにピッタリなデザインだった。「僕たちときのこりあんのみんなが集まれば、今までの嫌なことなんか、不安なことなんかは、全部、吹っ飛んじゃう。そうでしょみんな⁉」「それでは次の曲に行きましょう、『ひだりむね』!」そんな雅功の掛け声で始まった「ひだりむね」は、ことさら美しいハーモニーが特徴だ。幼い恋のもどかしさを表現した歌詞だが、歌い方には円熟味さえ感じる。幼い少年だったはずのさくらしめじが、プロとしてのテクニック、表現力を、このデビュー以来どれだけ磨いてきたのかがわかる。ステージを囲むように立つ観客に、くるくると回りながら、時に目を合わせながらパフォーマンスする姿には、余裕すら感じられた。「ひだりむね」から間髪入れずにノリノリで始まったのは、「菌カツ!」。「毎日収穫キノコノコノコキノコを食べれば頭よくなる~」……1stアルバムに入ったこの曲を、昔は可愛さいっぱいで歌っていたが、今では大人の余裕と茶目っ気で魅せる。会場のファンも手拍子をし、時に歌に合わせて拳を振り上げ、ひとつになっていく。疾走感たっぷりで最後まで演奏し、2人同時ジャンプでフィニッシュ!!全力で3曲駆け抜けた後は、MCタイムに。「疲れちゃうね、いったん座っていいですよ、皆さん」と言った雅功だったが、すぐに「あの~、ちょっと座ってもらったところ悪いんだけど……みんなビックリしすぎて立っちゃうかもしれない」と何やら大発表を匂わせる。「え?何?」と心配そうな顔をする彪我に、「言ってもいいかな、言ってもいいかな」とためにためて発表したのは……3月10日のセカンドミニアルバム「ボタン」発売のお知らせ!直後「気絶している人いない⁉」とボケる雅功だったが、結局、水筒をひっくり返すほど周りが見えなくなったのは、当のご本人というオチに。雅功がこぼした水を拭いている間、彪我が「ボタン」の詳細をチラリと解説。「計6曲収録されて、あの曲のアコースティックバージョン、まだCDに入っていなかったあの曲、あのSNSでとても有名なシンガーソングライターさんとのコラボ曲、色々入ってお得になっています!」と誇らしげ。告知の後、話題を変えてという調子で彪我が、「あの~。この2部が始まる前に、この急須、真ん中に急須があるのを注いでみてって言われたんだけど。一番怖いのが、飲んじゃダメだよって言われてたんだけど……注いでみて」といきなり発言。「え?何?怖いんだけど」と戸惑う雅功にカップを握らせ、コタツの上の急須を傾けると、注がれたのは金平糖!「なんか毎年、水じゃない、お茶じゃないものが急須に入っているけど、とうとう固体になったね」と雅功。「去年は味噌汁だったんだけどね……金平糖はちょっと和な感じでね、縁起がいい気がしません?」と我が道を行く彪我。そんなミニコント的な流れで、ここはひとまずお開きに。雅功の「次は、みんながお待ちかねのヤツをやります!」の言葉で始まったのは、LINEで募ったリクエスト曲でくじを作り、引いた曲を即興で弾くというミニイベント。まずくじ1本目の曲は、「届けそこねたラブソング」。「リクエストバージョンだと思ってくれたら、嬉しいなと」と彪我が言う通り、2人とも探り探りでギターを奏で始める。しかし曲が始まってしまえばじょじょにエンジンがかかり、切なくもキラキラとした青春の失恋ソングを歌い上げた。そしてここで、アドリブと思われる雅功のおふざけが。ギターで即興メロディを弾き、彪我に歌うように促し始めたのだ。彪我は「え?そんな曲あったっけ?」と戸惑いながらも、ラップまじりでファンに対しての感謝を歌う。終わった直後は「何この曲―!」と叫んだ彪我だったが、してやったりの雅功は笑顔。プロの遊びを見せてもらったようで、ファンもきっと得した気分だっただろう。そしてリクエスト2曲目は、なんとファーストシングルの「いくじなし」。久々なのか音の確認に時間がかかり、一度始まりをしくじったのち、再度スタート。しかし流れに乗れれば、やはり思い入れたっぷりに歌ってくれる。ただ途中で「ヤバイ、このままだとお互い投げキスすることになる!」となり、あれよあれよという間に終盤、お互い&ファンに向かって投げキッス!思わず拍手をする会場に、最後はギターで盛り上げ、ジャンプで〆た。突然、久しぶりの曲が出てくるかもしれないこの企画。見る方は面白くともやる方にとってはプレッシャーなはずだが、リクエストにはどちらも熱いメッセージが添えられており、さくらしめじとしては手ごたえと共に嬉しさも感じていたはず。ファンも演者も大満足となった。「曲っていうのは、人の脳みそに、直接語りかけてくるものじゃないですか……そこで僕らはこんなものを作ってきました。ヒットソングメドレー!」。MCをはさんでの次のミニイベントは、今年のヒットソングをさくらしめじで歌う、カバーメドレー。まずは今年のメガヒットといえばこれ、彪我による「香水」(瑛人)!高音を聴かせる彪我に、雅功はコーラスで合わせる。そしてサビが終わると、すかさず「キンモクセイ」(オレンジスパイニクラブ)が始まり、続けて「恋人ごっこ」(マカロニえんぴつ)。他人の曲ながら、2人とも完全に自分のものにして歌えている。そしてギター間奏を挟んだ後は、「Make you happy」(NiziU)。そして「ポケットの中に何か入っている⁉」という雅功の小芝居の後は「ポケットからきゅんです」(ひらめ)、からの「夜に駆ける」(YOASOBI)。最後は、事務所の先輩であるDISH//の「猫」のアコースティックバージョン!9曲休みなく歌い上げた。「たくさんカバーをつなげてみました!」と笑い合う雅功と彪我。そこから雑談的なMCに入ったが、雅功の「友達って大事だなって思った。今まで会えたじゃん、会おうと思ったら。でも会えなくなってさ、電話とかLINEとかすると、あー、友達って大事だったんだな~って」という言葉が、印象に残った。コロナで会えない友達、人によっては親・親戚、そしてファン……いつだって世の中の明るい面を探して歌うさくらしめじだからこそ、暗くならずに「自分が持っているものの大切さ」を、ストレートに話してくれたのが、なんだか胸を打った。MCの後は、ガラリと雰囲気が変わり「皆さん、恥ずかしがらずに!皆でやっちゃったら普通のことだから!」という言葉の後、会場が立ち上がり、始まったのは「しめじ体操」!! さくらしめじとファンが、手拍子と手の振りで一体化して楽しむ、究極のファンソングだ。ギターを置いた2人がカメラに近寄り目線をバッチリ合わせたり、四方のファンたちにステージを回りながら笑顔を振りまいたりで、ライブで一番の盛り上がりとなった。そして続くは、ギターを持ち直しての「たけのこミサイル」。エレキギターを手にした彪我が「この2020年、我慢してきたこと、ブッ放す準備はできているかーい⁉OKそれじゃ一緒に、ブッ放そうぜーっ!!!」と会場を煽り、エレキギターを激しくかき鳴らす。勢いよく始まった曲に、雅功の地声に近い太い歌声が乗る。激しめの曲調にテンションは爆上がり!「嫌なことを全部、ブッ放して」とがなる2人の姿は、1曲前の「しめじ体操」と正反対!このふり幅のすごさも、さくらしめじの特徴なのだ。雅功のギターソロが始まり、次の曲は「同じ雲の下」。力強いメロディに「1人じゃない、1人じゃなかった」という歌詞が流れていくが、2020年の終わりに心の底まで染み込んでいく。本来ならば会場も大盛り上がりで飛び跳ねるところだが、やはりコロナ対策なのか、ファンはすべて椅子に座り動かない。しかし熱い歌、熱いパフォーマンスから、目が離せていないのはわかる。心動かされているのは、配信のファンも一緒だからだ。「あの、みんなに1つ謝らなきゃいけないことがあって。せっかく座ってもらったんだけど、また立たせちゃうかもしれない……」と、先ほどと同じパターンで始まるMC。今度はどんなサプライズ発表かと思いきや、「実は4月4日のしめじの日に、なんと僕たち、中野サンプラザでワンマンやります!」とのビッグニュース!彪我によれば「これは僕らも、さっき聞きました」とのこと。ファンにとっては何よりのちょっと遅いクリスマスプレゼント、もしくはちょっと早いお年玉の気分となった。その後は2人の来年の抱負の発表となり、会場内につるされた丸い掛け軸を、紐を引っ張って広げ大公開。「開いた心、そのままで」(彪我)、「目指すのは作詞作曲リード曲」(雅功)。色んなものに心が開けた2020年だったから、2021年もそのまま開き続けたいという彪我と、来年は自分の作った曲をA面にしたいという雅功。ワンマンライブの発表の後だからか、ファンのからの期待のまなざしも、いつも以上に信頼にあふれている。そろそろライブも終盤。「最後の最後まで、今日こうやってみんなと、配信も含めて、集えたことに、喜びを感じて歌いたいと思います。また絶対来年もみんなと会うから、楽しみにしていてください!」との雅功の言葉に拍手が起き、止んだ後に始まったのはnote限定公開の1曲・「会いに行こう」。きっと気力も体力も限界に近い中、笑顔で歌い、力強さを保つ2人。若さと言えばそれまでだが、とにかく「伝えたい」という気持ちの大きさ、そしてお客さんの前で歌っているという事実が彼らの喜びを支えているのだろう。「会いに行こう」というタイトルは、今だから特にとても象徴的だ。「次で最後の曲です!」の前振りでイントロが流れたのは、「みちくさこうしんきょく」。もう何百回、何千回と歌った曲であろうこの曲を、背中合わせでいきぴったりの演奏で魅せる。最後の一瞬まで全力な彼らに尊さすら感じる。「配信を見ている、君も歌おう」と曲終わりのラララララララ……をカメラ前で歌う雅功。そして会場に向かって語りかける2人。「みんな歌って~!」と言うが、もちろんマスクをしているファンは歌えない。しかし「聞こえるよ!みんなの声が届いているよ!」と雅功。そう、2人の声がファンの胸に届いているように、ファンの心も確かに2人に届いているのだ。曲の終わった後の盛大な拍手が、何よりの証拠だった。「楽しかったですか~⁉ありがとうございました~!」(彪我)、「今年は皆さんのおかげで、さくらしめじ、色んな事があったけど、乗り越えることができました。3月10日はミニアルバムを出すし、4月4日には中野サンプラザでワンマンもできる。それも皆さんのおかげだと心の底から思っています!」「来年は彪我が20歳、僕も来年度で20歳になるので、来年は僕らが皆さんを引っ張って、色んな景色を見せられたらと思います!」(雅功)──そしてライブの最後は、お約束の一本締め。「いよ~(パン!!)」とキメて、全力でファンに手を振り、たくさんの「ありがとうございます~!」と共にハケていく2人……。いつだってひたむきで、明るい未来を見せてくれるさくらしめじ。ライブの後はいつも、飛び切りの贈り物をもらった気になる。2021年もさくらしめじの曲を聴いていれば、きっと大丈夫。寂しいとき、悲しいとき、辛いときに、そっと寄り添う気持ちを届けてくれる。そんな思いが胸に明るく残った、素敵なライブだった。取材・文 / 中尾巴
2020年12月31日2020年11月22日、『いい夫婦の日』に合わせて、俳優の中尾明慶さんと仲里依紗さん夫妻がそれぞれInstagramを更新。「本当に理想の夫婦」など反響が上がっていました。2013年に結婚した2人。仲のいい様子をSNSで発信したり、テレビで語っていたりする姿から『理想の夫婦』などと呼ばれることも多くあります。2人は、小学1年生になる息子が撮ったという2ショット写真を投稿しました。 この投稿をInstagramで見る AKIYOSHI NAKAO 中尾 明慶(@akiyoshi0630nakao)がシェアした投稿 中尾さんによると、この写真の3日前にも大きな夫婦ゲンカをしたものの、今は仲直りをし「夫婦なんてそんなもんさ」とコメント。今日はいい夫婦の日なんだとさ。とりあえず3日前くらいにでっかい喧嘩したけど、何となく仲直りしてとりあえず今日はいい夫婦だよ。明日はわからんけどね!!夫婦なんてそんなもんさ!写真は家族で散歩してたら息子が撮ってくれた。#いい夫婦の日akiyoshi0630nakaoーより引用仲さんも、「毎日ケンカするけど『いい夫婦ですね』ってよくいわれる」と明かしました。いいふうふのひとか全く忘れてて意識してなかったけどインスタでみんなあげまくっててそういえばそうかってなり焼肉食べた帰り道トカゲくん(息子)に撮ってもらった写真がこちらになります毎日毎日ケンカするけどいい夫婦ですねってよく言われてます笑riisa1018nakaーより引用投稿には、たくさんのコメントが寄せられています。・本当に理想の夫婦。明日なんか分からないのは同感です。・ケンカするほど仲がいいっていいますもんね!素敵な写真。・夫婦なんてそんなもんですよ!おっしゃる通り。息子さんの写真の技術も上がっていますね!ケンカするということは、きっと自分のいいたいことを素直に伝えられる相手なのでしょう。写真からも仲のよさが伝わってくる2人。『理想の夫婦』といわれる理由も分かりますね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月23日中尾ミエ(左)と尾藤イサオ(右)撮影/伊藤和幸 感謝をして遺品を手放す“感謝離”をテーマにした映画で共演した尾藤イサオと中尾ミエ。家を行き来するほど仲よしというふたりに聞いた特別な歌のこと、感謝離したいあの品物のこと。■映像初共演作で号泣“亡くなった妻の衣服に「ありがとう」と頭を下げ、手放していった―”(「感謝離ずっと夫婦」)。昨年5月、河崎啓一さんが朝日新聞の『男のひといき』欄に愛妻の遺品を整理したときの心情を投稿すると話題に。感動の実話を綴った同名の単行本を映画化した『感謝離ずっと一緒に』。物語の主人公・笠井謙三と妻の和子を演じるのはともに歌手としてデビューし、俳優業でも愛され続けている尾藤イサオと中尾ミエ。60年以上の付き合いというふたりだか、実は、映像作品での共演は今作が初。中尾「ミュージカルなんかでの共演はありますけど、完全な俳優としてのお仕事は初めてですね。尾藤さんと共演すると聞いてすぐに、何をするの?って(笑)」尾藤「そうそう(笑)」中尾「オファーをいただいたときは、まだ台本ができあがっていなくて。だから、内容がどんなものか詳しくはわからなかったんです。そんなんでも引き受けるんですよ(笑)」尾藤「ハハハ」中尾「それが、わが作品ながら試写で思わず号泣しちゃうくらい素敵な映画で。号泣して見た後に、爽やかな気分になる不思議な作品です」尾藤「ミエさんと同じ試写では見ることができなかったんですが、僕もね、涙されましたですよ」中尾「されましたか(笑)」転勤の多い銀行員で長いこと仮住まい生活だった謙三と和子は、ようやく手にしたマイホームで、幸せな老後生活を送っていた。そんなある日、妻が脳梗塞で倒れてしまう。劇中の「パパ」「和子」と呼び合う62年連れ添った夫婦そのままの雰囲気のふたり。中尾「家がご近所で、気心の知れた仲ですから。演じるというより、いつもの接し方でいいやと思って。“尾藤ちゃん”って呼んでいるのを“パパ”って。でも、最近は“尾藤ちゃん”とも呼ばないんだな。“じいちゃん”って呼んでいます(笑)」尾藤「なんかね、娘とかに呼ばれているみたいな感じで。ミエさんに“パパ”って呼ばれても、何の抵抗もないというのがおかしいよね(笑)」■尾藤絶賛のシワは勲章?撮影期間は、驚くほど短期間だった。それは、ふたりがすでに“夫婦”の空気を纏っていたからかもしれない。中尾「NGも“ここをもう少し掘り下げましょう”というのもなかった。だから、短期間で撮れちゃったんですよ」尾藤「本当だね」中尾「コロナ禍での撮影で、いろいろな仕事先で“あまり接近しないでください”と言われていたんです。でも、この作品では介護もあるから(尾藤が)抱きついてくるし(笑)。でも、本番以外は役者もフェイスガードをつけていたし、何より、スタッフのみなさんがずっとマスクとフェイスガードをはずさずにお仕事しているから、大変そうで。暑さもあって大変でしたよ」尾藤「ヨイショするわけじゃないけど、今回のミエさん、素晴らしいと思う。ミエさんが“嫌になっちゃう。私、シワだらけで”って言ったんだけど、そこがいい。女性にとったら勲章じゃないのかもしれないけれど、横顔のシワなんか、ものすごくいい。映画祭に出品して、賞をとらせたいくらいです」中尾「入院しているのに化粧するのもおかしいじゃない。この年になって、なかなかスッピンで画面に出ることってないでしょ。しかも大きなスクリーンで。もう、怖いものないですよ。裸を見られたようなものですから(笑)。ただね、自分もいつどうなるかわからない。そのときの心構えとして、今回のことを覚えておこうと思いました。そういう意味でいい経験になりました」後遺症が残り、夫を頼る妻を献身的に介護する謙三。「和子」と呼ぶ謙三の顔はいつもにこやかで温かい。中尾「それは、私が相手役だったからかも」尾藤「そうそうって、俺が言うのもおかしいんじゃない?(笑)」中尾「尾藤さんがいいわけじゃなくて、謙三さんがいいのよ。尾藤さんは、原作に忠実に演じているだけですから」尾藤「(記者が)笑ってますよ」中尾「だって、そうじゃない(笑)。でも、私たちが演じた夫婦の姿がそんなふうに受け止めていただけたら、役者冥利につきますね」尾藤「一生懸命やったかいがあります」劇中、夫婦の思い出が詰まった曲として効果的に使われている曲がスコットランド民謡の『アニーローリー』。ふたりにとって特別な曲があるか聞くと、中尾「自分のということになれば、それは、ヒット曲でしょ。私は、数が少ないですけど、尾藤さんはいっぱいありますから」尾藤「いやいや。中尾さんは1曲しかないんですけど、僕は2曲あるんです。1曲多いから、僕の勝ちですよ(笑)」中尾「(笑)。でもね、音楽の力ってすごいなって思います。コンサートなんかやって、『可愛いベイビー』を歌った瞬間にお客さんは、当時の自分に帰るわけです。それも、一瞬にして。みんなそれぞれの人生があって、感じ方がある。つくづく、音楽の力って大きいなと思いますよね」■捨てられない〇〇今作のタイトルにもなっている“感謝離”。「今年の流行語大賞に推薦したかった」と、ふたりは言う。中尾「原作を書いた河崎さんが、“感謝離で(遺品を)全部処分しました。残っているのは写真1枚だけです”と。そう聞いて、ふと、写真って自分でも捨てられないけれど、残されるといちばん厄介だなと思いました。われわれの年代は、捨てるという言葉に敏感だから、ついついため込んでしまう。でも、感謝離だと思うと、気持ちを楽に整理ができる。そう言っても、まだできていないんですけど(笑)」尾藤「“ありがとう”って感謝離するっていいですよね。僕もね、捨てられないものがありますよ。洋服ダンスの中の服で、かれこれ8年くらい着ていないものが」中尾「8年前の服なんて入りやしないでしょ」尾藤「いや、上は入るんですよ。でも、下はパッツンパッツン(笑)」中尾「感謝して捨てなさい」尾藤「はい、わかりました」中尾「この作品を見ると、すべて日常のことだけど、いかに感謝するということをやっていないか思い知らされます。原作の河崎さんって、人生の終末期にこんな素敵なものを残して、奥さんにもいいご供養ができているじゃないですか。それに、人生で自分のストーリーが映画になるなんて、ありえないこと。だから、本当に最後の最後まで何が起こるかわからないと感じましたね」尾藤「この作品が公開されてすぐに77歳、喜寿になるんです。そういう意味でも記念の作品になりました。10年後の米寿でも、何かできたらいいですね」Q ふたりの初対面は?尾藤「僕の思っているミエさんとの初対面が、ミエさんのと全然違うんです」中尾「何よ、言いなさいよ」尾藤「ミエさんは、音楽バラエティー番組の『森永スパーク・ショー』(’62年〜’63年)に出ているスパーク3人娘のひとりだったんです。僕は、その番組のスパークボーイとして出ていて。そう言ったら、ミエさん、“え〜っ!?あんたいた?”って(笑)」中尾「私は、それよりもっと前なんです。ジャズ喫茶でブルー・コメッツをバックバンドに歌ったときがあって。そこに尾藤さんが革ジャンかなんかをね、手を通さないで肩にかけてきて。なんか粋がったやつが来たなって(笑)。それが初めての出会いでした」尾藤イサオ(びとういさお)1943年生まれ、東京出身。18歳で歌手デビュー。’66年には、ビートルズ日本公演の前座として故・内田裕也さんらと出演。『悲しき願い』『あしたのジョー』の主題歌など名曲を歌うとともに、俳優業でも日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS・’19年)など約50年にわたり数々の作品に出演。本作で、劇場映画としては初の主演を務めた。中尾ミエ(なかおみえ)1946年生まれ、福岡出身。’62年、デビュー曲の『可愛いベイビー』が大ヒット。紅白歌合戦に連続8年出場を果たすほか、伊東ゆかり、園まりと“3人娘”としてトリオを組み絶大なる人気を誇った。その後、女優としてもテレビ、映画、ミュージカルと活躍の場を広げ、現在『5時に夢中!』(TOKYO MX)の金曜コメンテーターも務めている。映画『感謝離(カンシャリ)ずっと一緒に』イオンシネマほかにて全国公開中配給:イオンエンターテイメント
2020年11月12日