渋谷すばるの新曲「人間讃歌」のMusic Videoが、本日8月21日(水) 22時にプレミア公開される。トイズファクトリーとレーベル契約をかわし、10月16日(水) にニュー・アルバム『Lov U』をリリースする渋谷。「人間讃歌」は、アルバムからの第1弾先行配信シングルで、本日8月21日(水) に配信リリースとなった。今回のMVは、雨粒が空から地上に落ちる様子を人それぞれの人生に見立てて、運命に抗い歌う渋谷を雨の中で表現。降り出した雨に打たれながら「人間讃歌」をノーカット・フルコーラスで歌唱し、濡れては乾かすという撮影を衣装毎に繰り返した。映像では様々な衣装に身を包み、一粒の生きた意味を全身で讃える渋谷を感じ取ることができる。MV公開に先駆け、YouTubeではティザー映像を公開。また監督を務めた柿本ケンサクのコメントが到着した。さらに11月には、アルバムを引っ提げたライブツアーを開催予定。チケットはファンクラブ1次先行を8月26日(月) まで受け付けている。■柿本ケンサク監督 コメント人生のいろんな岐路を 超えてたどり着いた境地にたつ すばるくんの生き様を、今という時間の中から そのまま彫りだそうと思いました。 ヒリヒリ、胸に突き刺さる。 そんなMVになったと思います。渋谷すばる「人間讃歌」MVティザー映像渋谷すばる「人間讃歌」MV※8月21日(水) 22:00 プレミア公開<配信情報>デジタル・シングル「人間讃歌」2024年8月21日(水) 配信リリース渋谷すばる「人間讃歌」ジャケット配信リンク:<リリース情報>ニュー・アルバム『Lov U』2024年10月16日(水) リリース●初回生産限定盤(CD+BD+Lov U Special Photo Book 28P):6,600円(税込)※デジパック仕様●通常盤(CD):3,300円(税込)※デジパック仕様【CD収録内容】※初回生産限定盤・通常盤共通1. 君らしくね2. ライム3. Lov U4. 渚と台風5. 僕と君はネコ6. ストライクゾーン7. アオ8. ルピナス9. 一眼レフノ君10. ロマンス横丁11. 人間讃歌12. First Song【Blu-ray収録内容】※初回生産限定盤のみ・「人間讃歌」ONE SHOT SPECIAL VIDEO 4TYPE・「Lov U」BEHIND THE SCENES・ART WORK SHOOTING・MUSIC VIDEO SHOOTING・「Lov U」SPECIAL INTERVIEWCD予約リンク:<ライブ情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2024『Lov U』11月3日(日・祝) 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール開場17:00 / 開演18:0011月24日(日) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール開場17:00 / 開演18:0012月24日(火) 埼玉・三郷市文化会館開場18:00 / 開演19:0012月25日(水) 埼玉・三郷市文化会館こくさいホール開場18:00 / 開演19:00【チケット情報】全席指定:9,350円(税込)車椅子席:9,350円(税込)※車椅子席はFC先行/一般販売のみ。※同行の方も、車椅子席をご購入いただき、ご⼀緒にご入場ください。※神戸国際会館 こくさいホールにおいては、車椅子席の販売はございません。■FC1次先行:8月26日(月) 23:59まで特設サイト:公式サイト:
2024年08月21日夏限定のフラワーアートイベント「フラワー ビュー(FLOWer View)|渋谷上空229mのフラワーウォーク」が、渋谷スクランブルスクエア46階の展望施設「渋谷スカイ」で、2024年9月30日(月)まで開催される。渋谷上空229mに“花々の散歩道”上空229メートルの展望施設「渋谷スカイ」に“花々の散歩道”が出現。アートフラワーを多数並べ、カラフルな花の散歩道を完成させた。巨大アートフラワー&花びら舞う演出2023年開催時よりも展示内容はパワーアップ。高さ最大2メートルのものなど、巨大なアートフラワーを多数並べることで、視覚的にもよりエンターテインメント性の高い仕上がりに。また、進行方向に沿って、天井から花びらが舞い落ちる体験型のコンテンツも導入し、特別な空間を演出する。そして、渋谷スカイならではの開放的な空間も魅力。渋谷上空229mの360°スカイビューを楽しみながら、フラワーロードを散歩できる。散歩道の途中にはフォトスポットも設置されるので、特別な1枚を写真に収めることもできそうだ。花の香りのドリンクもイベント期間中、46階パラダイス ラウンジ(Paradise Lounge)、屋上ザ・ルーフ 渋谷スカイ(THE ROOF SHIBUYA SKY)では、「フラワー ビュー|渋谷上空229mのフラワーウォーク」を記念した限定ドリンクを用意。パラダイス ラウンジでは、蘭やバラが香るオリジナルスカッシュ「フラワースカッシュ」とバイオレットカラーのソーダ「バイオレットフィズ」を、一方ザ・ルーフ 渋谷スカイでは、スパークリングドリンクを注ぐと“花が咲く”「コットンキャンディシャワー」ドリンクを提供する。【詳細】「フラワー ビュー|渋谷上空229mのフラワーウォーク」開催期間:2024年8月1日(木)〜9月30日(月)開催場所:渋谷スカイ 46階スカイギャラリー住所:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア観覧方法:※イベント当日の「渋谷スカイ」入場チケット、もしくは年間パスポートが必要。<入場チケット価格>大人(18歳以上):2,200円、中高生(12〜17歳):1,800円、子供(4〜11歳):1,200円、3歳以下:無料<年間パスポート>新規購入 7,500円/年間、更新 6,500円■ドリンクメニュー<パラダイス ラウンジ>フラワースカッシュ 780円、バイオレットフィズ 900円<ザ・ルーフ 渋谷スカイ>コットンキャンディシャワー 2,000円【施設およびチケットに関する問い合わせ先】SHIBUYA SKYお問合せ窓口TEL:03-4221-0229(受付時間10:00〜20:00)
2024年08月16日渋谷すばるが7月21日(日) に大阪・味園ユニバースにて赤犬との対バンライブを開催した。渋谷すばると赤犬は2015年公開の主演映画『味園ユニバース』で共演。映画の舞台となった味園ユニバースでの赤犬との対バンライブは、渋谷にとってもファンにとっても待望の公演となった。フロアがパンパンに膨れ上がった味園ユニバースに先行で登場したのは赤犬。「デラノーチェ北浜」では楽屋にいた渋谷がステージに誘導され「チークダンス」を披露するシーンもあり、圧巻のパフォーマンスで観客を大いに盛り上げた。続けて渋谷すばるの出番。SEの生演奏が始まり、観客の手拍子が鳴り響く中渋谷が登場。「渋谷すばるです、こんばんは。赤犬さんと対バンだ!味園ユニバース!」とエンジン全開でライブがスタート。「爆音」、「ないしょダンス」で序盤から客席のボルテージを高揚させていく。「この場所で、今の自分で、この曲を歌えることがすごく感慨深いです」と語りRCサクセションの「スローバラード」をカバー。迷いのない渋谷の歌声に、観客は一気に引き込まれていった。会場は温かなムードに包まれMCでは映画『味園ユニバース』の話題へ。「赤犬さんとは映画撮影以来久しぶりにお会いしたんですが、元気ですね、あのおじさんたち(笑)」と笑みを浮かべながら、映画撮影時の赤犬とのエピソードを語った。その後「ベルトコンベアー」で一気に舵を切り、ダイナミックな楽曲を続けて演奏し会場を再び盛り上げる。ラストは「Sing」を観客とともに歌い上げ、本編を締めくくった。アンコールを求める拍子が沸き起こる中登場した渋谷は、映画『味園ユニバース』のワンシーンを再現し「古い日記」をアカペラで歌唱。渋谷は「記念すべき“味園ユニバース”という場所で、赤犬の皆さんとライブをやらせていただけてありがとうございます。赤犬の皆さん全員出てきてください」と赤犬をステージへ呼び込む。「せっかくなので赤犬の皆さんと1曲やらせていただいてもいいですか?心の底から踊っていきましょう!」と観客を煽り、赤犬と「ココロオドレバ」のコラボレーションを披露。コラボレーションならではの遊び心溢れるパフォーマンスが繰り広げられた。赤犬をステージから見送った後、渋谷は「渋谷すばるからお知らせをさせてください。渋谷すばる、第二章全て終了いたしました!新しい何かがまもなく動き出します。このあとすぐ夜20時、渋谷すばるオフィシャルサイトをご覧ください。以上、ありがとうございました!」という言葉を残してステージを後にした。7月21日20時から、渋谷すばるオフィシャルサイトでは謎のカウントダウンがスタート。カウントが0になる8月20日(火) 20時に何かの発表があることを予感させる。今後8月20日まで毎週日曜日20時に徐々に詳細が明らかになっていくという。撮影:西村彩子<公演情報>『渋谷すばる/赤犬』2024年7月21日 大阪・味園ユニバースセットリスト■赤犬1. イントロ2. タカアキのズンドコ節3. 初夜4. お蝶夫人5. デラノーチェ北浜6. チンボラマンボ7. アンドロメダ大将軍8. 酔わせてよ神戸9. アウトロ■渋谷すばる1. SE生演奏2. 爆音3. ないしょダンス4. スローバラード5. ベルトコンベアー6. 池7. ぼくのうた8. ワレワレハニンゲンダ9. SingEN-10. ココロオドレバ関連リンク渋谷すばる 公式サイト:赤犬 公式サイト:
2024年07月23日「渋谷スクランブルスクエア」の展望施設「渋谷スカイ(SHIBUYA SKY)」の期間限定イベント「ボタニカルビュー(BOTANICAL VIEW) | 渋谷上空229mの植物園」が、2023年8月1日(火)から10月1日(日)までの期間で開催される。「渋谷スカイ」が天空の植物園に「渋谷スカイ」初の夏イベントとして開催される「ボタニカルビュー | 渋谷上空229mの植物園」は、その開放的な展望空間を活かした植物の展示企画。地上229mの高さから360度に広がる景色と多様な植物のコラボレーションが楽しめる、天空の植物園だ。多様な植物を5つの“オノマトペ”で分類して展示会場内では、さまざまな姿や形を持つ植物を、「フワフワ」「キュンキュン」「ツンツン」「サ ラサラ」「モリモリ」の5つの“オノマトペ(擬音語と擬態語)”で分類して展示。空にハンギンググリーンが浮かぶ「フワフワ-FLUFFY-」、動物や暑さから身を守るためのトゲを持つ植物を集めた「ツンツン-PRICKLY-」、天空に浮かぶ花畑「キュンキュン-CUTE-」と、5つのゾーンごとに異なる特性の植物を楽しめる。開催概要「ボタニカルビュー | 渋谷上空229mの植物園」開催期間:2023年8月1日(火)〜10月1日(日)会場:渋谷スカイ(東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア)フロア:14階(チケットカウンター)、45階・46階(屋内展望施設)、屋上(屋上展望空間)※イベント当日の「渋谷スカイ」入場チケット、もしくは年間パスポートが必要。※「渋谷スカイ」入場チケットは数に限りあり。※イベント会期中、特別営業日は通常の観覧や年間パスポートの利用ができない場合あり。【施設およびチケットに関する問い合わせ先】SHIBUYA SKYお問合せ窓口TEL:03-4221-0229(受付時間10:00〜20:00)
2023年07月07日渋谷すばるのポップアップショップ『渋谷すばる×TOWER RECORDS「すば基地〜The Secret base〜Vol.1」POP UP SHOP』が、8月16日(水) から31日(木) にタワーレコード渋谷店2階展示場で開催されることが決定した。ポップアップショップでは、普段使っているギターやハープなどの展示はもちろん、本人が撮影した写真や、本人が今回のために描き下ろしたイラストが展示されるなど、足を運んでくれた人たちが楽しんでもらえるレクリエーション要素がたくさん仕込まれた空間となっている。また、配信のみでリリースされてきた楽曲をまとめた限定ミニアルバム『ALPACA 5』が、期間中タワーレコード渋谷店先行販売でフィジカルリリースされる。本作のジャケットに使用されているアルパカの写真は渋谷がプライベートで撮影した作品で、タイトルロゴも自身が手描きで作成。ブックレットは最新の撮り下ろし写真で構成されている。さらに、初のアコースティックライヴ『すばるの部屋・1回目〜俺ん家、寄ってかへん?〜』を8月11日(金・祝) にタワーレコード渋谷店B1のライヴハウス「CUTUP STUDIO」で開催することが発表された。チケットの詳細は後日アナウンスされる。渋谷は今回のポップアップショップとアコースティックライヴについて、「自分だけの秘密基地みたいな秘密の場所を、みんなにこっそり覗いてもらう感じにしたかってん。“The Secret base”って秘密基地を英語にしただけなんやけど、なんかちょっとダサくてええやろ(笑)。自分が今、音楽を作ったりする場所は子供の頃に憧れた秘密基地みたいな場所に近いなぁと思って。そこにみんなを招待するイメージの空間にしたいというか。それにちなんで、とことん裸に近い状態で歌を歌うところも観てもらいたいという想いから、ずっとやってみたかったアコースティックライヴにも今回初めて挑戦してみようかと。そこは、“俺の部屋に誘ってるみたいな感じ”にしたくて。通常のバンドスタイルとは違う、俺の部屋でギター弾いてるのを、隣で聴いてもらえてるくらいの距離感の楽しませ方でライヴが出来たらええなぁ〜って思ってんねん」とコメントしている。<イベント情報>渋谷すばる×TOWER RECORDS『すば基地〜The Secret base〜Vol.1』POP UP SHOP8月16日(水) ~31日(木) タワーレコード渋谷店2階展示場(入場無料)渋谷すばる×TOWER RECORDS『すば基地〜The Secret base〜Vol.1』POP UP SHOP 告知画像<リリース情報>渋谷すばる ミニアルバム『ALPACA 5』8月16日(水) リリース※渋谷すばる×TOWER RECORDS『すば基地〜The Secret base〜Vol.1』POP UP SHOP 限定販売渋谷すばる『ALPACA 5』ジャケット【収録内容】M1. ぼーにんげんM2. これM3. stirM4. 7月5日M5. ないしょダンス<ライブ情報>渋谷すばる アコースティックライヴ『すばるの部屋・1回目〜俺ん家、寄ってかへん?〜』8月11日(金・祝) タワーレコードB1ライヴハウス「CUTUP STUDIO」※チケット販売の詳細は後日発表<ツアー情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2023『ん』『渋谷すばる LIVE TOUR 2023「ん」』告知画像10月8日(日) 名古屋市公会堂 大ホール11月1日(水) LINE CUBE SHIBUYA12月1日(金) フェニーチェ堺 大ホール特設サイト:渋谷すばる オフィシャルサイト:
2023年07月06日渋谷すばるが、10月から12月にかけて東名阪ライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2023「ん」』を開催することが決定した。本ツアーは、“ここまでの渋谷すばるの集大成を現在(いま)の渋谷すばるで表現し、自らの歴史に敬意と感謝を払いながら更なる未来に向かう”をテーマに開催。10月8日(日) に名古屋市公会堂 大ホール、11月1日(水) にLINE CUBE SHIBUYA、12月1日(金) にフェニーチェ堺 大ホールで行われる。チケット情報など詳細は特設サイトでチェックを。<ツアー情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2023『ん』『渋谷すばる LIVE TOUR 2023「ん」』告知画像10月8日(日) 名古屋市公会堂 大ホール11月1日(水) LINE CUBE SHIBUYA12月1日(金) フェニーチェ堺 大ホール特設サイト:
2023年05月31日2023年4月16日 Zepp haneda。渋谷すばるが3回目となるオフィシャルファンクラブ『Shubabu』の会員限定ファンクラブイベントツアーをスタートさせた。今回は初の試みとして“渋谷にやらせたいこと”と“聴きたい曲”が事前にファンから投票され、ファン投票に基づいた構成で行われた。とにかくファンが喜んでくれることを、ファンに寄り添った形で創り上げたいという意図で構成された【ファンによるファンのための】『babu会 vol.2』は、これまでのbabu会でも好評だった“入場者全員プレゼント”に加え、今回新たに設置された“等身大パネルとの撮影ブース”や“ウェルカムムービー”なども用意されていた。この日は入場者全員に会場ごとに異なる本人手描きのメッセージ入りオリジナルステッカー(“貼りパス”と呼ばれる通常関係者のみに配られる当日限定スタッフパス)が入場者特典として入口で配布されたこともあり、ファンたちは“貼りパス”越しに会場の様々な場所で今日の思い出を自らの携帯のカメラに収めていたのだった。ロビーからウェルカムムード全開の『babu会 vol.2』は、イベント開始後も終始ウェルカムムード全開で進められていった。前半戦にはトークコーナーとお楽しみコーナーが設けられており、全力でファンを楽しませる企画と向き合った渋谷は、全力のおもてなしモードでファンを喜ばせていたのだった。極度な人見知りで喋るのがとにかく苦手として知られる渋谷は、じっくり人との関係性を噛み締めながら、ゆっくりと長く時間をかけてあたためていく生真面目な性格でもあり、普段そこまで口数が多くないことや、感動や感激も自らの心の中に大切に抱きしめて深く仕舞い込むため、とっつき辛く勘違いされやすい性格でもあるのだが、実は、常に“誰かのためになりたい”と考えているピースフルな人間なのだ。『babu会 vol.2』はまさしく、至るところでそんな渋谷の人間性が浮き彫りとなっていた、思いやりと優しさを感じ取れるファンクラブイベントならではの空間であったと言える。後半戦からのライヴでは、『babu会 vol.2』のロゴとして用いていた“カバ”のイラストで匂わせていたカヴァー曲も何曲も届けられ、声出しが緩和された会場からは歓喜の声や悲鳴が上がっていた。このカヴァー選曲も、渋谷が集まってくれたファンを喜ばせたいという想いから考え抜いて選ばれた楽曲たちであった。ライヴでは、昨年の秋ツアーと同様のバンドメンバー新井弘毅(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)と共に息の合った最高のライヴパフォーマンスはもちろんのこと、MCでもメンバーに容赦無くイジり倒されたり、安達からの無茶振りで、ガチのぶっつけ本番で届けられた「ハナミズキ」のカヴァーや、新井のチョイスによりギターを託され、事前投票にあった“弾き語りが見たい!”のリクエストに応えさせられることとなり「ぼくのうた」を弾き語るなど、予定にはなかったまさかの展開で絶妙な掛け合いが繰り広げられ、ファンたちを喜ばせた。コロナ禍の規制が緩和されたこともあり、スタンディングで埋め尽くされたフロアは自由に体を揺らし、曲ごとに異なるノリで渋谷の歌に応えたり、予期せぬ選曲に1曲ごとに歓喜の声を漏らしていたのが、とても熱く胸を打った。更に、これまではただただ真摯に自らの言葉とサウンドで想いを懇々と届けて来た渋谷であったが、今年の1月に公開された、3人のドラァグクイーンたちが隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描いた、脚本・監督:田中和次朗・滝藤賢一主演映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌を担当し、“普通ではない臆病な彼女たち”の心情を見事に捉え、“普通とは何か?”という問題定義と共に渋谷すばるイズムを唱えた「ないしょダンス」をキッカケに渋谷が大きな成長を遂げたことを感じることが出来たことも大きかった。映画『ひみつのなっちゃん。』の公開時に合わせて行われた監督の田中和次朗や、俳優の滝藤賢一、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダらとの対談を通して“人と対面し、しっかりと心から触れ合うことの大切さ”を改めて深く感じ取ったことから、これまで以上に自分に直接会いに来てくれる人たちへの感謝の気持ちと愛おしさが込み上げ、彼がモットーとして掲げる“誰かのためになりたい”という想いがより強くなり、気持ちに大きな変化を与えたのだろう。この日ステージに立った渋谷の立ち姿も、届けられた渋谷の歌も、ライヴ中のファンたちとの対話も、あきらかに少しずつ変化して来ていると切に感じた。『babu会 vol.2』は渋谷の新たな挑戦が詰まった第一歩。そう言っても過言ではない。“とにかく楽しませたい。楽しんでもらいたい”その想いに真っ直ぐに向き合っていた渋谷だったが、それを自分に強いられた役割だと感じることなく、本当に自らも心から笑顔になり、ファンと共に楽しさと喜びを共有出来ていたのが伝わってきた最高にピースフルな空間だった。『babu会 vol.2』はこの先、4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo、30日(日) 愛知・Zepp Nagoya、5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka、5月6日(土) 大阪・Zepp Nambaを回る。尚、渋谷すばるオフィシャルファンクラブ 「Shubabu」() は年会員と月会員を設けており、月会員(税込440円)入会でも今回の『babu会 vol.2』のチケットは購入可能だ。今回事前に寄せられた“すばるにやらせたいこと”投票はまだまだ無限に存在していることもあり、各日程で予想のつかない“ここだけ限定”の貴重な出来事が起こるに違いない。渋谷すばる、覚悟はいいか?震えて待て。といったところだろう。こんな楽しいことはない!そして、来場者のみなさんは、それをどうか心ゆくまで楽しんで頂きたい。本人は自身のライヴでありながら、こんなにも不安に苛まれドキドキし、観る側としては、こんなにもお楽しみ要素が詰め込まれたワクワクするライヴはないだろう。これぞ、生の醍醐味。“ライヴ感”ではなく、まさにこれぞ“ライヴ”そのものである。“普通じゃなく生きる人たち”“生きづらさを感じる人たち”“最近心から笑えていないなと感じる人たち”“人のために生きたいと思っている人たち”“変わりたいなと思っている人たち”はいませんか?日々、同じような想いを背負い込んで、不器用ながらも必死に生きている渋谷すばるに会いに来てみませんか?きっと何かが変わるはず。そんなに固く考えず、ふらっと遊びに来れたら、きっと何かが変わるはず。渋谷すばるの本気と遊ぶ会。ただただそれだけ。それだけがこんなに人を幸せに出来るのかと、あたたかい気持ちになれる空間であること。心から笑顔になれる時間を約束します。何処とも似てない渋谷すばるの感性(唄)と、最強の音楽仲間との最高のバンドサウンドを体感しに来て欲しい。そして、7月15日(土)・16日(日) に出演が決定した(※出演日程は後日発表)北海道岩見沢市のいわみざわ公園にて開催される野外音楽フェス 『JOIN ALIVE 2023』() では、このツアーでの経験が活かされた新たな渋谷すばるに会えることになるに違いない。文:武市尚子撮影:西村彩子(SELF:PSY’S)ヘアメイク:矢内浩美<イベント情報>渋谷すばる『babu会 vol.2』※終了分は割愛4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」新規ご入会はこちら特設サイト:
2023年04月19日株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は【すばるーむ!田中克成さんゲスト3万部突破『自分をよろこばせる習慣』出版記念】を3月30日(木)20時より開催します。詳細ページ : すばる舎の公式Peatixイベントに「中の人」がノープランで登場し、意外にも大好評だった「すばるーーーーーむ!」のVol.2が開催決定!【主な内容】 今回はゲストに2月刊『自分をよろこばせる習慣』が早くも3万部のベストセラーになっている田中克成先生をお招きし、編集部の上江洲安成&小寺裕樹と、営業部の原口大輔が、お酒を片手に田中先生を質問攻めにします!*事前に田中先生、すばる舎に関するご質問があれば受け付けます!(申し込みフォームに記載してください、イベント中もZOOM内にて受け付けます)▼こんな人におすすめ▼・本が好き、読書が好き、書店さんが好きな人・すばる舎の本を読んだことがある人・『自分をよろこばせる習慣』を読んだ&興味がある人・出版の仕事について知りたい人・いつか本を書いてみたい人・ベストセラーの裏話を聞きたい人…etc.【タイムスケジュール】・20:00〜20:05 イベントの趣旨ご説明・20:05〜21:00 フリートーク【イベント概要】・日時:2023年3月30日(木)20:00-21:00(受付開始時間19:55~)・参加条件:特になし、無料ご招待・開催形態:オンライン配信・参加特典:すばる舎発行の書籍下記15点の中から抽選で書籍1点を3名様にプレゼント(イベント終了後のアンケート内にて詳細記載)・申込方法URL: より申し込み可能・チケット申し込み:peatixからのお申込みになります。(初期登録は無料です)・主催:すばる舎【講師プロフィール】◆田中克成(たなか・かつなり)コミュニティマーケッター。講演家。カードゲームGIFT考案者。株式会社ANDRYU代表取締役。一般社団法人GIFT WORLD代表理事。わらしべ商人倶楽部理事。ANDBOOKS CEO。2009年、プロフィールライターとして独立。34名の新人著者をプロデュースし、累計発行部数は41万部にのぼる。2013年、現ANDBOOKSの前身となる立志出版社創業。リヤカーで日本一周行商をおこない1万3447冊を販売。その活動がテレビや新聞などで取り上げられ「リヤカー出版社」として話題を呼ぶ。上場企業をはじめ多くの企業やスポーツチームが導入するカードゲーム「GIFT」の考案者としても知られ、同ゲームはボードゲームメッカのヨーロッパでも話題となる。現在は、自分をよろこばせる習慣コミュニティ「悦コミュ!」の主宰、若い起業家を支援するエンジェル投資のほか、オーダースーツブランドのプロデュース、日本最大級の読書術コミュニティ「わらしべ商人の読書術」、数百数千人規模のビジネスコミュニティの企画・立ち上げを次々と手掛ける。また、プライベートではK-1世界王者のメンタルコーチ、セコンドとしても幅広く活躍中。◆上江洲安成(うえず・やすなり)編集部次長兼編集長沖縄県生まれ。五木寛之さんの『青春の門』の世界に憧れ上京。1999年早稲田大学第一文学部に入学。2004年に卒業後、フリーター期間を経て、2007年すばる舎に入社。2020年編集部次長兼編集長に就任。個性的な著者と個性的な上司、個性的な部下に恵まれ、『がんばれ!ベアーズ』さながらの日替わりヒーローが生まれる編集部で、「面倒くさがりで人見知りな自分でも動きたくなるような1冊」をつくるべく、日々奮闘。『人は話し方が9割』などのビジネス書をはじめ、幅広いジャンルの本を手掛けている。本作りのモットーは「正しいより楽しく」。◆原口大輔(はらぐち・だいすけ)営業部副部長1982年生まれ。千葉県出身。出版営業歴16年。現在までに6社の出版社を経験。すばる舎では『死んでも床にモノを置かない』『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』などに企画段階から携わり、2022年には『人は話し方が9割』が110万部を突破し、ミリオンセラーに。営業としてベストセラーを生み出し続けている。◆小寺裕樹(こでら・ゆうき)編集部編集長ビジネス書系の版元2社を経て、2021年10月にすばる舎にジョイン。直近の担当作は『「ありがとう」の教科書』『朝1分間、30の習慣。』など。本以外にも、さまざまなカタチでの「価値」を日々模索しており、DMMオンラインサロンアワード2019入賞「編集者の部屋(旧:小寺メディア戦略室)」オーナーでもある。基本スタンスは「最終的にはなんとかなるから大丈夫」。筋トレと芋焼酎が好き。▼田中克成氏の新刊『自分をよろこばせる習慣』2月7日発売重版3万部突破!すばるーーーーーむ!3万部突破『自分をよろこばせる習慣』出版記念 Guest:田中克成先生!! : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月09日渋谷すばるの『裏ぼん ♯1』が、本日2月19日(日) 12時に発売された。『裏ぼん ♯1』は、渋谷の中に潜む華麗なる一面を曝け出したフォトグラフとロングインタビューで構成されており、ここでしか見られない渋谷すばるを堪能できる一冊となっている。また、渋谷はファンクラブイベント『babu会 vol.2』の詳細も発表。今回の『babu会』では、特別企画としてソロデビュー以降に発表した楽曲作品(1stアルバム『二歳』から最新シングル「ないしょダンス」まで)の中から聴きたい楽曲を投票する楽曲リクエストや、『babu会 vol.2』で渋谷に“やらせたいこと”を募集する。■渋谷すばる コメント渋谷すばると申します。全国ツアーや『babu会』というイベントや、フェスとか対バンとかやったり、曲を作ってリリースしたりしております。それ以外にも、楽しんでもらえるなら、出来ることはなんだってやりたいと思って生きております。今度の『babu会vol.2』では、いろんな歌を歌いたいと思っています。なぜ今回の『babu会vol.2』のロゴが、カバなのか。カバが何か歌っている様にも見えます。僕は15歳から色んな歌を歌って来ました。今の渋谷すばるが歌いたい歌、今の渋谷すばるで聴かせたい歌を、『babu会vol.2』ではお届けしたいと思ってます。ぜひ、カバの歌を聴きに来てください。それ以外にも、とにかく!誰もが楽しいと思える、みんなが楽しめるイベントにしたいので、みんなで楽しめばいいと思う!『babu会』だからこそできる事が、僕にも、みなさんにも沢山あると思います!思う存分、キャーキャー言ってもらいたいし、全部忘れるくらい爆音浴びて欲しい。アイドル、タレント、ミュージシャン、バンドとか、いろいろ種類があると思いますが、どれでもなく、渋谷すばるです。今の渋谷すばるを体感しに来て下さい。<書籍情報>『裏ぼん ♯1』発売中購入リンク:『裏ぼん ♯1』表紙<イベント情報>『babu会 vol.2』『babu会 vol.2』ロゴ4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba■先行チケット購入期間2月26日(日) 23:59まで【リクエスト企画】■楽曲リクエストソロデビュー以降に発表した楽曲作品(1stアルバム『二歳』から最新シングル「ないしょダンス」まで)の中から、お聴きになりたい楽曲を投票して下さい!※お一人につき3曲まで投票可能。※重複は不可となります。■『babu会 vol.2』で渋谷すばるに“やらせたいこと”リクエスト・渋谷すばるにやらせたいことはありますか?・渋谷すばるにやってもらいたいことはありますか?・どんな渋谷すばるの姿が観たいですか?・あなたの観たい渋谷すばる!・あなたの理想の渋谷すばる!・あなたが思い描く渋谷すばる!を募集します!※例『○○○○○○チャレンジをして欲しい』『こんな衣装を着てこんなことをやって欲しい』『こんなことを聞いてみたい』etc……。リクエスト&アンケート募集:『babu会 vol.2』特設サイトはこちら:オフィシャルファンクラブ「Shubabu」新規ご入会はこちら:■渋谷すばる オフィシャルホームページ
2023年02月19日3人のドラァグクイーンを中心とした物語・映画『ひみつのなっちゃん。』(2023年の1月13日から全国で好評上映中)の主題歌「ないしょダンス」を渋谷すばるが書き下ろしたことをキッカケに、日本を代表するドラァグクイーンであるドリアン・ロロブリジーダとの対談が実現!15歳の頃からこの世界で活動を始め、現在はソロアーティストとしてステージから歌を届ける渋谷すばると、ドラァグクイーンとして日々華やかな出立ちでステージに立つドリアン・ロロブリジーダとの初対面。全く異なる世界を生き抜いてきた2人が共鳴する想いとは?渋谷すばるとドリアン・ロロブリジーダが本音で向き合った必見の対談をお届けする。“すごく狭いところで生きている感覚”というところに、すごく共感したんです(渋谷)――映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌を渋谷さんがご担当されたことで、今回のドリアン・ロロブリジーダさんとの対談が実現したわけですが。渋谷すばる(以下、渋谷)はい。そのご縁で監督の田中和次朗さんや主演の滝藤賢一さんとも対談させてもらったんです。田中監督と滝藤さんとの対談を通してもいろんなお話をさせて頂いて、本当にいろんな気持ちを貰ったんですけど、今回、ドリアンさん(ドリアン・ロロブリジーダ)と対談をさせてもらえる機会も貰えて、本当に嬉しく思ってます。ドリアン・ロロブリジーダ(以下、ドリアン)こちらこそ、光栄でございます。こんな機会を頂けて、とても嬉しく思っております。今日はどうぞよろしくお願い致します。渋谷こちらこそです。本当に楽しみにしてました。知り合いにもドラァグクイーンは居ないので、実際にお会いしてみて、すごく華やかだなぁ、すごいなぁって思ってます。渋谷すばるドリアンありがとうございます!こちらこそですよ!やっぱりすごい存在感だなって感じています。こんな言い方をしたら失礼かもしれませんが、“テレビで見ていた人だ!”と感じちゃって。私なんてただの女装なので(笑)。 やはり、オーラが違うなって思いました。渋谷いやいやいや、そんなんは全然ないです!ドリアンさんこそすごい人間力やなって思いましたもん。スタジオに入って来られたときも、撮影してるときとかも、その場が明るくなるというか。――分かります。花が咲いたみたいにパーッと明るくなりますよね。渋谷そう。ほんまにそう。すごいなって。ドリアンいやいや、こちらの台詞ですよ、それは!ドリアン・ロロブリジーダ――『ひみつのなっちゃん。』のお話の軸にドラァグクイーンという存在があったことで、今回の対談の流れになったのですが、渋谷さんは、今回この映画を通して、改めてドラァグクイーンやLGBTQ+というところと対面することになったんですよね?渋谷はい。『ひみつのなっちゃん。』は、“オネエ”仲間である“なっちゃん”が突然死んでしまったことをキッカケに、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)の3人のドラァグクイーンが、お葬式に参列する為に、なっちゃんの地元である岐阜県・郡上八幡に向かう物語で、“オネエ”であることを知らない家族の為に、なっちゃんの秘密を守り抜こうと、必死に“普通のおじさん”になりきる3人の様子が描かれている映画なんです。僕が曲を書かせてもらうときには、まだ台本しか上がっていない状態でビジュアルも全く無い状況だったので、頭の中で台本に描かれている風景や背景を想像しながら読み進めていったんですが、正直、台本を読む前は、ドラァグクイーンやLGBTQ+を題材にした内容ということで、そこがどう描かれているのか、少し心配になったんです。心配、、、というか、、、上手く言葉に出来ないですけど、ちょっと構えちゃったというか、、、。特別視しているとかそういうことではなく、どんな風に描かれているんだろうって思ったというか。でも、お話は、歳を重ねて、自分の容姿や踊りに自信を持てなくなってしまったバージンさんが、自分がドラァグクイーンになるキッカケとなった“なっちゃん”の死を受けて、いろんな人と触れていく中で、“なっちゃん”が自分にくれたちっちゃなコンパクトに込められていたメッセージや、自分に残してくれたメッセージに気付くんですよね。改めて自分の生き方と向き合うことになるというか。本当にあったかい映画だなって思ったんです。自分はドラァグクイーンでもLGBTQ+でもないので、全ての気持ちが理解出来るという訳ではないんですけど、ここに描かれていた、“すごく狭いところで生きている感覚”というところに、すごく共感したんです。自分も同じ感覚を持って生きて来た人間なので、自分の中ですごく重なるものを感じたんです。――主題歌として書き下ろされた「ないしょダンス」は、まさにご自身のことを歌われているのでは?と思うほどにリアルでしたからね。渋谷そうなんです。すごく自分自身と重なったんです。ドラァグクイーンやLGBTQ+の方たちみんながそうであるかどうかは分からなかったんですが、『ひみつのなっちゃん。』の台本を読んだとき、“すごく狭いところで生きている感覚”という孤独と、歌詞にも書かせて頂いたんですけど、“じゃあ普通って何なんだろ”ってところを、とても強く感じたんです。ドリアンすごく分かります。すばるさんは、私たちみたいに性的マイノリティではないけれど、そうではないところで“すごく狭いところで生きている感覚”で生きてこられたのかなっていうところでは、共通するところを感じます。周りにゲイとかレズビアンの方っていらっしゃいました?渋谷いました。同級生で、元々女の子だったんやけど、男の子になった子が。でも、僕はそこまで特別視をしていなかったから、ほんまに何も考えんと接してましたけどね。ドリアンなるほど。すばるさんにとっては自然なことだったんですね。渋谷そうですね。特別な目で見るとかは全くなかったです。ただその事実をすんなりと受け入れてただけだったので。“普通じゃない”って言われたら、“自分は抜きん出た存在なんだ!”って思うようにしなさい!(ドリアン)――よく“カミングアウトする”“カミングアウトしない”という言葉を聞きますが、やっぱりまだ隠さないと生きづらい世の中ということなんでしょうかね?ドリアンそうなのかもしれないですね。日本もだんだん自由になってはきているのは確かですが、制度が追いついていないところがありますから。それに、制度云々ではなく、やっぱり気持ちの問題で偏見というのはなくならないと思うんです。だからこそ隠したいと思ってしまう方も多いのではないでしょうか。渋谷人と違うということって、特別じゃないって思うんですよね、本当は。でも、人間って珍しいものとか、他とは違うものに対して、反射的に“え?”ってなるからね、絶対に。その反応は仕方ないことだと思うんですよ。でも、そこから、ちゃんと真っ直ぐに向き合って、それをちゃんと受け入れていけばいいことやと思っているんです。特別視されるのが本当に嫌なんです。小さい頃からそういう生き方して来ちゃったから、本当に大嫌いなんですよね。周りの人とかに気を遣われるような生き方して来ちゃったから。こういう仕事をするようになってからは、“コンビニとか行くんですか?”とか聞かれたりもしてたから、“え?なんで?コンビニとか行くでしょ。なんでそんなこと聞くん?”って思ってたりもしたし。たまたま仕事がこういう世界なだけで、僕も人間やねんけど、、、。特別やないねんけど、、、。って思ってたし。それに、自分はこういう世界に入る前からちょっと変わってたというか、小さい頃から自分でも周りに馴染めてない自覚があったんですよ。ドリアンこの世界に入る前からですか?渋谷そうなんです。なんか、変な目立ち方をする子やったんです。自分でも、自分ってちょっと変わってんなぁって思って自覚してたところもあったから。ずっと“普通って何なんだろう?”って生きてきたので、ここにきて、こんなにもそれについて語り合えていることが嬉しいんですよね。ドリアン本当にそうですよね。“普通って何なんだろう?”って私もずっと思って生きています。“私の普通は貴方の異常で、貴方の普通は私の異常”っていうことって、世の中に溢れていると思っているんです。だからね、み〜んな変だと思ってるの。み〜んな変!でいいじゃん!って。渋谷本当にそうかも。一緒であることの方がおかしいですよね。だって、みんな違う人間なんやもん。1人1人違って当たり前なのに。なんで“普通”にしたがるのかな?みんな一緒にしたがるのかな?みんなと同じじゃないとダメ!っていうのはどうしてなんかな?日本人だから?ドリアンみんな同じにしておけば、管理が楽で済むからね。そういうことじゃないかしら?渋谷あ〜。なるほど。そうすることによって、良いこともあるのかもしれないけど、そうすることによってシンドイ思いをする奴もいるよね、絶対に。後者の人たちは、少なくないと思うんやけどなぁ、俺。田中監督も滝藤さんも「ないしょダンス」の歌詞の中にある“じゃあ普通って何なんだろ”っていうところにとても共感してくれていたんですよ。そう思っている人って、案外多い気がするなぁって、今回改めて感じたことでもあったんですよね。ドリアン“普通にならなくちゃ”とか“自分は普通じゃないんだ”っていう思いを抱えて苦しんでいらっしゃるみなさんは、少なくないと私も思います。私も実際に、よくそういう悩みを抱えた方から相談を受けたり、お便りをたくさん頂くんですよ。渋谷やっぱそうですよね。ドリアンさんはそういう相談に、なんて言ってあげているんですか?ドリアン私はそういう相談に対しては、“普通じゃない”って言われたら、“自分は抜きん出た存在なんだ!”って思うようにしなさい!って言ってるの。自分は卓越した存在だと思うようにして!って伝えるようにしているんです。渋谷(すごく納得のいった表情で)なるほど。うんうん。ドリアン“普通”よりも、頭一個出てるってことなのよ〜!そう思った方が絶対にいいわ!って思っているの。さっきすばるさんが“日本だから?”っておっしゃっていたけれど、それもあると思う。日本は特にだと思うんですが、個性を削ぎ落として削ぎ落として、管理したがる社会だから。渋谷でも、本当に“普通でなければいけない”という考え方を改めて見つめ直すと、どんどん“普通って何?”って思えてきますよね。逆に、その“普通”にも人それぞれの“普通”があるから、一緒じゃないんじゃないの?って思えてくると言うか。――たしかに。“◯◯じゃなくちゃいけない”“◯◯であるに違いない”とかね。例えば、“ドラァグクイーンならば、御意見番としてバッサリ切ってくれるに違いない”とかも、ある意味偏見に入るんですかね?渋谷あー、うんうん、たしかにね。当人は全く意図していないのに、イメージというかで勝手にそう思われてしまうってやつね。ドリアンたしかにありますよね、そういうの。私たちドラァグクイーンは、御意見番としてバッサリ切って欲しいというのは、よく言われることでもありますからね。たしかに、そういうのも偏見の一つなのかもしれないですね。――でも、それも悪い意味とかではなく、むしろ、角が立たないであろうからという好意的なイメージなんだとは思うんですけどね。ドリアンでもそれもね、“男らしさ”とか“女らしさ”と同じでね、周りがその人に対してそうあって欲しい、そうあるべきって思っている、いわば幻想だから。例えば“ドラァグクイーンらしくしてよ”っていう人のドラァグクイーンのイメージは、偉そうにして、“アンタなんなのよ〜っ!”って言いたいことをズバズバ言うって感じだと思うし、アイドルらしい行動して欲しいっていうことに関しても、“こうあって欲しい”というその人の幻想を押し付けているだけだから。だからね、私は“らしさ”って言葉もあまり好きじゃないの。そんなもん、ねぇし。って思ってる。渋谷(真剣な面持ちでドリアンの話に聞き入る)。――なるほど。でも“らしさ”って使いがちですよね。私たちも正直原稿を書く上でよく書いてしまいがちです、“らしさ”って。悪い意味で使うことはないんですよね“らしさ”って。でも、たしかに、“らしさ”って、そう感じるその人の主観なのかもしれないなって、今、ドリアンさんの言葉を聞いて思いました。ドリアンうん。なんかね、私は“らしさ”って、やっぱり誰かが押し付けた幻想だと思っているのよね。“男らしさ”“女らしさ”“貴方らしさ”って。下手したら、“自分らしさ”もそうで、自分らしさなんてものは存在しないとも思うの。“ありのままの自分”って、すごく尊い言葉に聞こえるけれど、結局それってなんなんだろう?って、迷子になっている方が多いと思うんですよ。“本当の自分ってなんなんだろう?”って。選択の結果が今だし、今やってることが自分なだけであって、今の自分と地続きにしか自分らしさってないと思うから、そこを切り離して、幻のような“本当の自分”ばっかりを考えちゃってる人が多い気がしてるんですよね。渋谷(真剣な面持ちでドリアンの話に聞き入る)。――(渋谷の表情を見て)そういう表情で聞き入っているんだろうなと思ってました。渋谷(真剣に考えながら)うん。ドリアンでも、これはあくまでも私の意見であって、絶対にそうだ!って言い切る話でもないんですけどね。ずっと応援してくれているファンの人たちには感謝しかない(渋谷)――言われる側、言う側でもきっと想いは違うんでしょうからね。渋谷さんはどう思われますか?渋谷いや、、、。今、ドリアンさんが言ってたこと、ほんまにめちゃくちゃ分かるなって思いながら聞いてた。ほんまにすごく分かる。たしかにプラスの意味での“らしくある”“らしくありたい”という想いは悪い意味ではないと思うけど、ほんまにドリアンさんの言ってた“ありのままの自分って、すごく尊い言葉に聞こえるけど、結局、それってなんなんだろう?って、迷子になっている方が多いと思う”っていう意味もすごく分かる。自分も、自分じゃなくて周りとか応援してくれる人たちを傷つけたくなくて、傷つけない為に自分はどう在るべきかっていうことをすごく深く考え過ぎてしまうところがあるから。それって、まさに今、ドリアンさんが言ったことなんだろうなって思う。――そういう深い部分での想いって、なかなか真っ直ぐには伝わらなかったり、ときには誤解を招くこともありますからね。本当に人の心が真っ直ぐに伝わるのって難しいなって思います。渋谷今回『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶に登壇するお話も頂いていたんですが、僕、そこは違うのかなって思ってお断りしてしまったんです。これは、偉そうな意味ではなく、この映画は、この映画を作られた田中監督と滝藤賢一さんをはじめとする役者のみなさんのものだと思っていて。僕は音楽でそのお手伝いをさせて頂いた立場なので、作品と関わられたみなさんを尊重するという意味でだったんです。もちろん、僕にとって僕を応援して下さっているファンの人たちは、本当に尊い存在で、本当にありがたくて、大切な存在なんですけど、きっと僕が登壇するということを知ったら、近くで会いたいと思ってくれるが故に、その舞台挨拶は、この映画の為のもので、田中監督と滝藤賢一さんをはじめとする役者のみなさんのものなのに、本来の目的と違う場所になってしまうんじゃないかな、そうなったら本当に申し訳ないなって思ったからだったりもしたんです。こういう話も言葉にすると真っ直ぐに伝わるかどうかってすごく難しい話やと思うんですけど、僕のファンの人たちを否定してる訳じゃないんですよ。むしろ、せっかく応援に来てくれているのに、自分のファンの人たちが周りから変な風に思われるのは嫌だし。もちろん、ファンのみんなも『ひみつのなっちゃん。』をすごく応援してくれているし。すごく嬉しいことやなって思ってるから。なんて言ってたらちゃんと曲がらずに伝わるか分からないし、ほんまに上手く話せないけど、、、、。映画の完成披露のおめでたい場所やし、僕で良かったらお祝いに行きたかった気持ちはすごくあったんですけどね、、、。ご迷惑がかかるといけないから、ご遠慮させて頂こうかなと、、、、。だから、自分なりに自分の出来ることで映画を応援したいなって思ったんですよね。ドリアン素敵なお話じゃないですか。――渋谷さん、先方に理由をお伝えせずに登壇をお断りしてしまったことにすごく心を痛めていらっしゃいましたもんね。渋谷そう。自分のファンの人たちはほんまに大事な存在やから、ほんまに大事にしたいと思っているんです。だから、自分のライヴとかでは思いっきり楽しませてあげたいし、最近ほんまにそういう気持ちがより強くなって来てるから、守りたい気持ちもあるというか。ドリアン本筋じゃないリアクションが来ちゃうことへの気遣いだったんですね。(とても納得した表情で)なるほど、そういうことだったのかぁ。なるほど。でも、すごく分かります、そのお気持ち。規模こそ全然違うんですけど、私もそういう経験あるんです。自分が出たかったイベントに出演させて頂いたとき、私のファンの方もそのイベントに来て下さったんです。DJが作る音楽に合わせてズンドコ踊りまくらなくちゃいけないイベントでもあったんですが、私のファンの方はそんなイベントの趣旨なんてあまり関係なくて、ステージの前でずっと棒立ちでドリアンのこと見てて。ちょっと、来てくれたんだったらイベントを盛り上げてよ!イベントの趣旨をちゃんと解って楽しんでよ!ドリアンだけのワンマンライヴでだったら何したって良いから!そこでは自由にして、人に迷惑かけなきゃ何したって良いからさ!って伝えたこともあります。来てくれたからには、ちゃんとそのイベントの空気に合わせて、そこで最高に楽しんでいってね!って。渋谷そう!ほんまにそうなんです!自分のライヴやったらとにかく思いっきり大好きって言ってくれていいし、むしろキャ〜ッて言いまくって欲しいし(笑)。これ、ちゃんと伝わるかな?ほんまに来るなって言ってる訳ちゃうねん。――伝わってますよ。大丈夫。渋谷さんのファンの方々、たくさん映画観に行って下さってるみたいですし、『ひみつのなっちゃん。』をすごく宣伝してくれてるみたいですし、田中監督や滝藤さんに対しても映画の感想とかも伝えて下さっているみたいですよ。その上で、ちゃんと「ないしょダンス」も渋谷すばるも宣伝してくれてるみたいですから。ドリアンあら、素敵!ファンの鏡ね。すばるさんの気持ちや人間性をちゃんと分かって下さっているんですよ。やっぱり気持ちって伝わるんです。渋谷それすごく嬉しいですね。本当にすごく嬉しいです。そういう話聞けるのも本当に嬉しいな。いろんな反応とかを見て、みんなが喜んでくれてるのを知れるのは本当に嬉しいことだし、間接的にそういう話が聞けるのも、すごく嬉しくて。また頑張ろう!って気持ちにさせてもらってます。――本当に羨ましい関係性ですよね。渋谷本当に改めて思いますね。ずっと応援してくれているファンの人たちには感謝しかないですからね。いろいろと気持ちを振り回しちゃったりもしたと思うけど、一生かけて恩返しをしていけたらと思ってます。ドリアンそれ、1番嬉しい言葉だと思いますよ。素敵です。自分が“楽しそうだな!”“楽しいな!”って思えることが1番大事(ドリアン)――本当に。ところで、唐突ですが、おふたりは悩みや迷いや葛藤ってありますか?ドリアン私はあります。私は一生迷ってますよ。何に?ってことではなく、とにかくいろんな迷いは常にあります。でも、そんな中で自分が大事にしているのは、自分がどっちをやったら楽しいだろう?どっちがやりたいかな?っていう感覚を大事にしていて。自分がこれをしているときはドキドキしている、とか、ワクワクしている、とか、これをやっているときの自分は好きって思えるか?っていうアンテナはいつも磨いていたいなって思ってます。すばるさんは、迷われたりしますか?渋谷迷いかぁ、、、、。迷うかなぁ、、、。ドリアンあんまり迷わないですか?渋谷そうですね。もちろん、日々、“どっちがいいかなぁ?”って思うことはたくさんありますよ。何か一つのことを決めるときも、“どっちがいいかなぁ?”って思うし。でも、いろんなものを見たり、周りの人の意見を聞いたりして、“なるほど、たしかに、こっちの方がいいね”って感じたら、そっちを選択するし。優柔不断とか、完全に任せっきりということではなく、自分の意見だけを頑なに通すのは違うと思っているから。そう思われがちなんですけどね(笑)。もちろん、“ここだけは譲れない”っていうものは自分の中にあるから、何でもかんでもいい訳じゃないし。だから、迷いはないけど、切り替えは意外と早い方かもしれないです。ドリアン素敵な方たちが周りにいらっしゃる証拠ですね。でも、迷いって、“どっちもいいけど、どっちにしよう”っていう迷いだったりもありますしね。“なるほどね”って思えて前に進めたら、もうそれは迷いにはならないですから。――どっちを選ぶかは、やっぱり自分の気持ち次第なのかもしれないですよね。ドリアンさんがおっしゃる通り、自分自身がワクワク出来るか?というところであると思うし、どっちを選んだ方が正解かは、“これをやっているときの自分は好きって思えるか?”だと思いますからね。ドリアンそう。自分が“楽しそうだな!”“楽しいな!”って思えることが1番大事なんだと思うんですよね。渋谷ほんまにそう思う。それって1番大事だと思うし、俺は自分だけじゃなくて、ファンのみんなや渋谷すばるに関わってくれるみんなにも、同じように楽しんでもらいたいと思うんですよね。――渋谷さんは、自分自身が楽しみたい!というところ以上に、そこ(ファンのみんなや渋谷すばるに関わってくれるみんなにも、同じように楽しんでもらいたいと思うところ)をとても強く願う人でもあるから、考えすぎて苦しくなってしまうところもあると思うんですよね。一緒にお仕事していて、それを本当に強く感じます。さっきお話に上がっていた“らしさ”のくだりで、まさしく、そこだなって思いました。渋谷本当にそうかもね。頑なに“これはやっちゃダメだと思う”って、自分の中で自分を押し付けてしまっているところはあると思うから。それって、さっきドリアンさんが言ってた“選択の結果が今だし、今やってることが自分なだけであって、今の自分と地続きにしか自分らしさってないと思うから、そこを切り離して、幻のような“本当の自分”ばっかりを考えちゃってる人が多い気がしてる”っていう言葉そのものだったりするよね。ほんまにそうやなって思うからね。――本当にそうですね。『ひみつのなっちゃん。』でも、そういうところを教えてくれていた気がするんですよね。主演の滝藤賢一さんが演じるバージンは、年齢を重ね衰えを感じた自分に自信を失い、踊ることを辞めてしまったドラァグクイーンという役柄でしたけど、周りはバージンさんの踊りが見たいと思っているのに、バージンさん自身の気持ちが開かないというところでしたからね。渋谷自分が思っているだけで、周りはそこまで思っていないよ、っていうところやねんな。すごくそれは伝わってきたけどね。――どうしても自分のことになるといろんな葛藤もありますからね。ドリアンさんは今回初めてご一緒させて頂きましたけど、本当にスタジオに入って来られた瞬間から、その場がすごく明るくなった印象でした。すごいパワーを感じたというか。その上、自分が積極的に前に前に出るというより、渋谷さんを立たせる位置に自分が立とうというお気遣いや、場を盛り上げるトーク力とか、本当に素晴らしいなと思いました。ドリアンとんでもございません!本当に貴重な体験をさせて頂けて感謝しかないですよ。今回お話しさせて頂けたことで、すばるさんからもいろいろな気持ちを頂けました。渋谷こちらこそです。本当にお話し出来て楽しかったし、本当に逢えて良かったと思ってます。自分の存在が人のキッカケになれるって、ほんまにすごいことやと思うんです(渋谷)――追求しているものが違えど、いろんな共通点が見えたりしていたことも、お互いにとっていい刺激になってくれたら嬉しいです。この対談のキッカケをくれた映画『ひみつのなっちゃん。』も主題歌の「ないしょダンス」もとても好評らしく、幅広い層にメッセージが届いているみたいで、本当に嬉しいです。渋谷すごく嬉しいですね。本当に今回「ないしょダンス」を書かせて頂いたことで、田中監督をはじめ、滝藤賢一さん、ドリアンさんに逢えたことを本当に嬉しく思ってます。――渋谷さんは4月からファンクラブツアー『babu会 vol.2』(2023年4月16日(日) 東京・Zepp Haneda、4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo、4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya、5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka、5月6日(土) 大阪・Zepp Namba。渋谷すばる『babu会 vol.2』特設サイトは こちら() !)が始まりますね。渋谷はい。すごく楽しみにしています。今、自分の中でいろんな気持ちの変化がある中でのツアーになるので、今まで以上にみんなを楽しませたい思いが強くなっているので、本当に楽しみにしていて欲しいです!ファンクラブの人たちはもちろん、『ひみつのなっちゃん。』や「ないしょダンス」をキッカケに渋谷すばると出逢ってくれた人たちにも、存分に渋谷すばるを感じてもらえるライヴにしていきたいと考え中なので、是非是非いらして下さい!待ってます!――ドリアンさんもご出演された映画の公開が続きますね。ドリアンはい。2月10日(金) から公開される、鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんがゲイカップルを演じられる映画『エゴイスト』に、鈴木亮平さんの親友役として出演させて頂いております。そして春頃には、ドラァグクイーンと男子高校生の友情を描いた、つゆきゆるこさん原作の短編コミック『ストレンジ』の実写化となる映画『ストレンジ』で、ドラァグクイーン役で主演として出演させて頂いております。是非、お時間ありましたらどちらもご覧になって頂けると嬉しいです。LGBTQ+問題は、日本だけじゃなく世界中何処にでもあることなんですが、自由になってきたとは言うけれど、やっぱり日本はまだ制度が追いついていないですし、まだやはり偏見や誤解があると思うので、そういった中でエンターテインメントの果たす役割だったり効果はとても大きいと思うんです。20年前、30年前だったら、ヘテロセクシュアル(異性愛)の現役の俳優さんたちがドラァグクイーンをやるというのは、日本では考えられなかったことだったと思うので、チリツモ(塵も積もれば山となる)じゃないですが、エンタメを通して、みなさんの心に、こういう人たちが居るという事実が伝わっていけばいいのかなって思ってます。渋谷本当にそうですね。そういう意味では僕たちの役割って、すごく大きくて責任のあることやなって思いますよね。実際、滝藤さんもおっしゃっていたんですけど、滝藤さんのお子さん世代は、学校の先生がLGBTQ+でも、何の偏見も差別も特別視もないそうなんです。子どもたちは本当に先生が大好きだし、ご両親達にもその先生はすごく人気だそうで。世の中も徐々に変わって来ているんだと思います。ドリアンさんがおっしゃるように、結果として、この対談も、読んでくれた人たちの何かのキッカケになってくれたら嬉しいなって思うんですよね。自分の存在が人のキッカケになれるって、ほんまにすごいことやと思うんです、僕。そんな嬉しいことはないなって思って日々生きてるんです。ドリアンすごく分かります。“キッカケ”ですよね。本当にそう。何かのキッカケになってくれたら嬉しいなって本当に思います。渋谷僕もかつて子どもの頃に、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんを観て衝撃を受けてから、ずっといろんな雑誌とかでヒロトさんのインタビューとかを読んで来ているんですけど、ヒロトさんは強い主張をするわけでもなく、何かを懇々と説くわけでもなく、本当にすごく自然体でお話しされているだけやのに、勝手にその何気ない言葉に感銘を受けているんです。それが本当に自分にとってはいろんなキッカケになっていて、力になっていたりするんです。最初の方でお話しさせてもらったように、僕自身が“すごく狭いところで生きている感覚”を持ちながら生きてる人間だからこそ、同じ思いで生きづらい生き方をしている人たちが、この対談を読んでくれたことで、少しでも元気に、少しでも明るく、楽しく、前を向いて生きてくれるキッカケになってもらえたら嬉しいなって思うんです。最近の世の中って、本当に生きづらくなってしまっていると思うんですよ。“すごく狭いところで生きている感覚”を持ちながら生きてる人たちだけに限らず、完璧を求められるところがある気がしていて。少しでも輪からはみ出したら非難されたり、特に意図がなく呟いたことでも、すごく曲がってとらえられて大騒ぎされたりとか、だんだん自分の意見すらも言えなくなっていく感じがあるというか。ドリアンSNSとかの影響もすごくありますよね。――発言の自由と言いながらも、そんな自由は何処にもないですよね。ドリアン本当にそうね。真っ白じゃなくちゃダメっていう感じというか。渋谷そう。そういうのも分からなくはないけど、なんかすごく窮屈になりすぎてる気がして。ドリアン潔癖になり過ぎているところは感じますよね。渋谷そう。物事って、もっとあやふやでいいのにな、って思うことが多々あるんですよね。僕がアナログが好きなのはそこなんです。レコードなんて昔のやつは歌詞カードも入ってなかったりするし、英詞の和訳も付いてないから本当の歌詞の意味とかも分からないし、でも、それくらいザックリしてていいと思うんですよね。何事に関してもキッチリキッチリし過ぎなくてもいいと思ってるんです。キッチリしていくことも大事やとは思うよ。思うけど、なんかキッチリし過ぎなんじゃない?って思うことがすごく多いというか。――想像する余白、考える余白、こそが楽しいことってありますからね。渋谷そう。ほんまにそう。そういう想像力こそが大事というかね。キッチリさせられ過ぎて、思考や行動を狭められてしまってる人たちがたくさんいるんじゃないかな?って感じるくらい。もっと自由があったら、そこからすごい発想や才能が生まれたりするんじゃないかな?もっと面白いことが起こるんじゃないかな?って思っちゃうんですよね。本当に思うんです。僕ね、よく自分のライヴで、“好きなように楽しんでってね!”って言うんです。それって、そういう意味だったりするんですよね。せめて僕のライヴでは、手放しで、好きなように楽しんで欲しいなって思うんです。人に迷惑をかけることは絶対に良くないから、人に迷惑をかけなければ、何をやってもいい空間でありたいなと思っているんです。好きなように楽しんだことで、何かが見えてくるかもしれないしね。本当に何かのキッカケになってくれたらいい。――ドリアンさんとのこの対談からも、映画『ひみつのなっちゃん。』からも、渋谷さんが映画のために書き下ろした「ないしょダンス。」からも、ライヴからも、キッカケを見つけてもらえたら嬉しいですよね。渋谷本当にそう思いますね。“こうしなくちゃいけない”“こうでなくてはならない”っていう、誰が決めた訳でもないことだけど、勝手にそう思い込んでいることって、すごくあると思うから、そういうのをちょっとでも取っ払えるキッカケになりたいなと思いますね。僕は本当に特別なことは何も出来ないから、音楽を通して歌うことや、時にこうしてお話をさせてもらうことしか出来ないですけど、本当に少しでもみんなの心を支えることが出来たなら、とても嬉しいなと思っています。それくらいしか出来ないですけど、、、、。何かのキッカケになってくれたら、本当に嬉しいです。取材・文:武市尚子撮影:西村彩子ヘアメイク:矢内浩美(渋谷すばる)<配信情報>渋谷すばる「ないしょダンス」Now On Sale渋谷すばる「ないしょダンス」ジャケット配信リンク:<作品情報>『ひみつのなっちゃん。』公開中『ひみつのなっちゃん。』ポスタービジュアル(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会脚本・監督:田中和次朗主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる出演:滝藤賢一/渡部秀/前野朋哉/カンニング竹山/豊本明長/本多力/岩永洋昭/永田薫/市ノ瀬アオ/アンジェリカ/生稲晃子/菅原大吉/本田博太郎/松原智恵子映画『ひみつのなっちゃん。』公式サイト:<ライヴ情報>渋谷すばる『babu会 vol.2』渋谷すばる『babu会 vol.2』ロゴ4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」新規ご入会はこちら:渋谷すばる『babu会 vol.2』特設サイト:ライブナタリー 5周年記念公演“渋谷すばる × THE BAWDIES”2月5日(日) 東京・日比谷公園大音楽堂渋谷すばる 公式サイト:
2023年01月27日2023年1月6日から岐阜・名古屋では先行上映中、13日からは新宿ピカデリーをはじめとする全国の映画館で公開が控え、話題となっている映画『ひみつのなっちゃん。』。映画初脚本・初監督作品となる田中和次朗監督が完全オリジナル脚本で挑んだ期待作であり、本作の舞台となった郡上八幡は田中監督の故郷でもある。郡上八幡は岐阜県のほぼ中央に位置し、“郡上おどり”は、約400年以上もの歴史を持つ郡上八幡夏の風物詩となっているのだと言う。この物語の中で“郡上八幡”は、タイトルにもなっている“なっちゃん”の地元として描かれていく。バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)の3人のドラァグクイーンが、“オネエ”仲間である“なっちゃん”の突然の死をキッカケに、なっちゃんのお葬式に参列する為に、岐阜県・郡上八幡へと向かうというロードムービーだ。“オネエ”であることを知らない“なっちゃん”の家族の為に、3人は秘密を守り抜くことが出来るのか!?“普通のおじさん”になりきる3人が繰り広げるハートフルヒューマンコメディ。歳を重ねたバージン(滝藤賢一)が、この先ドラァグクイーンとして踊り続けていくことへの葛藤や、“オネエ”であること“ドラァグクイーン”であることについて、それぞれの悩みや、やり切れない想いを抱くモリリン(渡部秀)やズブ子(前野朋哉)の深い胸の内は、改めて自分と向き合わせてくれるキッカケとなる。そんな『ひみつのなっちゃん。』の主題歌を担当するのは、渋谷すばる。この物語に、自身を重ねたという渋谷。彼はこの物語から何を感じ取り、何を伝えたいと思ったのだろう?1月11日にリリースされた「ないしょダンス」が生み出された経緯を渋谷に訊いた。――1月11日にリリースされた「ないしょダンス」は、俳優の滝藤賢一さんが映画初主演を務める『ひみつのなっちゃん。』(2023年1月13日全国公開。岐阜・名古屋は6日から上映)の主題歌として作られた楽曲だったそうですが、作られた経緯を訊かせてもらってもいいですか?「まず、台本を頂いたとき、何も考えず、ただただ台本を純粋に読もうって思って読み始めたんです。“自分がこの映画のタイアップ曲を作るんだ”という意識もまずは持たないで、ただただ純粋に、この物語を読んで、自分の中に何が残るのかな?どんな気持ちが残るのかな?っていうところだけを自分自身が知りたくて、まずは本当に何も考えずに台本を読んだんです」――最初の印象はどんな感じだったんですか?「めっちゃ面白かった。予告映像にもなっているんですけど、“なっちゃん”のお母さんが訪ねて来るシーンあるでしょ。そことかほんまに面白いなって思って(笑)。序盤からクスッて笑っちゃう場面が自分の中でたくさんあって。そのあたりかなぁ。読みながら、“この映画にロックンロールってすごく合う気がするな”って想いながら読み進めていった感じだったというか」――まさしく、田中監督はこの先も、〝コメディを撮りたい〟っておっしゃっていましたからね。『ひみつのなっちゃん。』を作られるとき、最初、〝お葬式の映画を撮りたかった〟っておっしゃっていて、そこからだったんだ……って少し驚いたんです。そこに、お知り合いのオネエの方のご友人がお亡くなりになって、やはりご友人はカミングアウトなさっていなかったこともあって、お葬式でバレない様にするのが大変だったっていう、実話を重ねて今作のストーリーをお書きになられたという流れだったと。「僕も実話から広げられていったお話しだと監督からお聞きしたときには驚きました。でも、だから嘘っぽくないんだなって思ったんですよね。なんかね、人間のあったかさを感じたんです。人と人との繋がりの大切さを感じたのもそうやし、全部観終わった後に、すごく伝えたいことのある映画だなって思ったんです。ドラァグクイーンとかLGBTQ+とか、イタズラに興味本位でヅカヅカと入り込んじゃいけないところでもあると思うんです。ちゃんと向き合うべきというか。特別視するという意味じゃなく、ちゃんと曲がって伝わることなく、伝えるべきところでもあると思うので、最初は、本の趣旨として、どういうテンション感なんだろう?ってすごく考え込みそうになったんですけど、まずは本当に先入観とか深く考え込まずに純粋に自分の中に入れたかったんですよね。そしたら、1番に自分の気持ちの中に残ったのが、〝あ、この映画、めっちゃあったかいな〟だったんです」――すごく分かります。元気にしてくれますよね。「そう。本当に背中を押してくれる感じがする」――台本を読んでいる時点で掻き立てられた感覚だったんですか?「そう。早く書きたい!って感覚になれたというか。それって、作品の力だと思うんですよね」――田中監督は渋谷さんがこの歌詞の冒頭で書かれた“「お前は普通じゃない」”“じゃあ普通って何なんだろ”というところに、とても共感されていらっしゃいましたよね。主演の滝藤賢一さんも。「そう。今回、田中監督や滝藤賢一さんと今作(『ひみつのなっちゃん。』と「ないしょダンス」)について、いろんな媒体を通して対談をさせて頂いて、その部分への共感を語って貰えたことで、改めてこの映画にみんなが託した想いや意味を、より深く再認識させられた感じがしたんです。田中監督は、お話させて頂いて、本当に物腰が柔らかで、本当に人間性もあたたかで、ご自分も言ってらっしゃいましたけど、グイグイと現場を引っ張っていく“ザ・監督”的なタイプではなく、“みんなで一緒に作り上げて行きましょう!”っていうタイプで、現場のみんなを尊重しながら進めていく感じの方でもあったんですけど、そんな柔らかな人柄の中にも、やっぱり何処か反骨心みたいなのがあるんだな、訴えたいことがあるんだなっていう熱意を感じさせられたんですよね。それが、“「お前は普通じゃない」”“じゃあ普通って何なんだろ”という僕の書いた歌詞と重なる部分だったんじゃないかな?って思ったんです。滝藤さんも同じく、あんなに熱量の高い真に迫るお芝居をされる役者さんで、自分の考えをとてもしっかりと持っていらして、誰もが憧れるようなカッコイイ生き方をしていらっしゃる俳優さんなのに、やっぱり“「お前は普通じゃない」”“じゃあ普通って何なんだろ”って思いながら生きてきた過去があったんだよ、だから自分にもすごく重なる部分を感じたんだよってお話をして下さって。この映画を通して、「ないしょダンス」を書かせて頂いたことで、こんなにもいろんな方々と、いろんな深いお話しをさせて頂けて、向き合える機会を貰えたことを、本当に幸せに感じているんです。「ないしょダンス」を書かせてもらったことで、自分自身が成長出来たと感じることが出来たんです」――たしかに。なかなかここまで深く“生き方”の話をする機会ってなかったりしますよね。でも、今回は『ひみつのなっちゃん。』という映画を通して、そこに関わった方々が、みなさんご自身の生き方とも、とても深く重ね合わせていらした感じがします。「そうなんですよね。内に秘めた反骨心というか、ハングリー精神というか、そういう共通した部分を知ることが出来たなって思うんです。監督とか役者さんとかドラァグクイーンとか、音楽を作ってる日常ではなかなか会う機会もないし、性格的に自分からそういう人達の中に交わりに行こうとするタイプでもないから、こういう機会を貰えたことで、自分の作った音楽を介してこんな風にいろんな人達とお話しさせて貰える機会を頂けたことで、いろんな経験になったなって。ほんまに楽しかった」出逢いとかタイミングって本当にあるんやな――映画が出来上がって観たときは、台本を読んで楽曲を書いたときの感情とか感想と異なるものを感じたりしましたか?「いや、今回に関しては、台本を読んで想像した通りだったんですよ!もちろん、台本に登場人物のキャラクターイメージや、風景や情景が細かく描かれていたから、そこから自分の中でいろんな景色や登場人物を想像しながら脳内で映像化していってたんですけど、実際に映画になったとき、自分の頭の中で想像したいろんな景色や登場人物がピッタリハマっていたんです!滝藤さん演じるバージンさんも、渡部さんのモリリンも、前田さんのズブ子も、郡上八幡までの道のりの景色も、郡上八幡の景色も、想像通りだったんです。それに、監督とお話しさせてもらっていたこともあって、監督の人柄のあたたかさも自然と自分の中で映像の中に落とし込んでいたのか、〝自由に生きたらいいやん!〟っていう強い熱量の中に、あたたかい優しさがあったんですよね。映画を観終わったとき、あぁ、ほんまに想像通りのあったかい映画やったな、って思ったんです。自分自身がこの映画に背中を押してもらった様な感じがしたというか」――「ないしょダンス」を初めて聴いたとき、『ひみつのなっちゃん。』の為に書き下ろされた楽曲だと思えなかったほど、〝渋谷すばる〟を感じましたからね。すごく胸が痛くなるくらいリアルな〝渋谷すばる〟でしたから。きっと、そう思った人が多かったと思います。ワードとして出てくる景色も、すごく重なるものがあったと感じたので。「そうかもしれないですね。実際の自分の人生との接地面がすごく多かったから、映画のストーリーと自分の人生が、本当に色濃くリンクしたんだと思うんですよね。〝縮こまったミラーボールから確かに聞こえたんだ 飛び出して来いよ いつでも待ってるぜ〟って。聞こえたんです、僕も。本当に違和感なく、自分の中にすんなり入って来た感覚だったんです。本当に自分のことの様に感じるくらい共感出来たというか。実話を元にしてるというのは、曲を作ったときは知らなかったけど、自然とそういうところで共鳴したのかもしれないなって。人ってね、自分の人生なのに、どうしても周りの人の目が気になってしまうと思うんですよ。でもね、実際に飛び出してみたら、意外と1番気にしてるのは自分自身で、周りの人は、両手を挙げてみんながみんな受け入れてくれる訳ではないけど、そこまで突っ撥ねもしないし、自分が気にしてただけ、みたいな感じだったりするんですよね」――どうしてもそこの一歩が踏み出せなかったりしますからね。勇気が持てないというか。「そう。でもね、ほんの少しだけ勇気を持って、自分の気持ちを大切にして、そこに正直になれたら、その一歩が踏み出せるはずだから。その一歩を踏み出せることが大切なことだから。って、偉そうなこと言ってるけど、自分もめっちゃ苦手なんですよ、そういうの。いろいろと考え過ぎて、いろんなことが気になって、いろんな人のことが気になって、いろんな人の気持ちを考えたら、やっぱり躊躇してしまう。だからどうしても一歩が踏み出せなくなってしまう。でも、やってみたらいいやん!って思う。飛び出すことの大切さというか。自分も苦手だからこそ、みんなに伝えたいんやと思う。自分も、そうやって言ってくれたり、背中を押してくれたり、力になってくれる人がおらへんかったら、自分1人では勇気が持てなかったと思うから。だから俺は、そういう歌を歌ってるのかもしれへんなって思う。今回のいろんな対談とかも、自分1人では出来なかったことやと思う。田中監督とか滝藤賢一さんとかが、是非って言って下さって、お話しして下さる機会を下さったことで、自分だけでは見えなかった景色や感情が見えたというか。自分を支えてくれているスタッフもそう。自分は喋ることがほんまに苦手やから、自分から率先してこういう場所には出ないんやけど、いろんなことを必死で考えてくれて、渋谷すばるの為にほんまに頑張って動いてくれてるのを見たら、あ、俺が頑張らないとあかんやん!って思わせてくれるというか。自分としても、歌を歌っているのも、曲を書くのも、自分の好きなことではあるけど、やっぱりそれでみんなを幸せにしたいって思っているから、主題歌という形で今回『ひみつのなっちゃん。』に関わらせて貰ったことで、監督やこの映画を観てくれた人達が幸せな気持ちになってくれることのお手伝いが出来るなら、こんなに幸せなことはないなって、改めて思ったんですよね。監督や滝藤さんが、「ないしょダンス」をすごく気に入ってくれたっていうのを直接ご本人とお話しさせて貰ったときに聞けたことで、本当に素敵なことやなって思えたんです」――田中監督は、歳を取った自分に自信を無くして、ステージに立って踊れなくなってしまったバージンさんの気持ちを、この物語の中でゆっくりと描いていらっしゃって。バージンさんがドラァグクイーンになったキッカケでもあった〝なっちゃん〟が亡くなってしまったことで、いろんな人と触れて、バージンさんが何を感じて、最後またドラァグクイーンとしてステージに立って踊れるのか……という、大きな課題をラストに持って来てましたよね。「そう。数日間を描いた物語なのに、本当に大切なことがたくさん詰め込まれているなって感じたというか。ラスト、バージンさんは踊るのか、踊らないのか、すごく気になるところやねんな。俺もめっちゃ気になってん」――バージンを演じられた滝藤さんご自身も、そこはすごく気になったっておっしゃってましたもんね。「そう。監督は台本にそこをハッキリと描いていなかったからね。きっと観る人に委ねたかったんだろうなって思う」――実際にそうだったみたいですね。滝藤さんもずっと気になっていたけど、「ないしょダンス」がエンディングで流れたとき、〝あ、これでいいんだ!〟って思ったっておっしゃっていて。その意味がすごく分かった気がしたんです。「うん。なんかね、すごいことやなって思ってん。主題歌って。改めてそう感じた。読後感っていうの?最後に流れるから、めちゃくちゃ頭に残んねん。ましてや、ラスト、バージンさんがどういう気持ちになったのか、っていうハイライトシーンで流れる訳やからね。めっちゃ重要やん!って思ってん。だから、正直、監督とか滝藤さんに〝違うんだよなぁ、こういうんじゃないんだよなぁ〟って思われてたらどうしよう!って思ってドキドキしたからね(笑)」――あははは。滝藤さんは映画が完成してからお聴きになられたそうですね。〝「ないしょダンス」を聴いてから演じてたら、もっと違う熱量も入れてたかも〟っておっしゃっていらして、「ないしょダンス」が田中監督にとっても滝藤さんにとっても、『ひみつのなっちゃん。』にとっても、とても深く染み込んでいるんだなと感じました。「本当に嬉しいことですよね。『ひみつのなっちゃん。』を観て下さったみなさんが、一歩を踏み出す勇気を持ってくれて、楽しかったって思って、元気になってくれたら嬉しいです。ただただ楽しく観れる映画でもあるけど、2回目、3回目って観ると、きっといろいろと感じる部分が変わってくると思うから。本当に優しくてあったかくて、面白い映画だと思います。本当に改めて関われて良かったなって思ってます」――渋谷さん、この映画のパンフレットにコメントを書かれてましたよね。全部は書けないですけど、メッセージの最後に、【〜〜『ひみつのなっちゃん。』を観て、楽しかったなー、良い一日やったなーってなったら、最高に幸せな出来事やなって思います。って渋谷すばるが言ってた事は、『ないしょ』でお願いします】って、〝ひみつ〟と〝ないしょ〟をかけていて、そこは、ラストシーンのとても重要なシーンにもかかっていて。「あ、ま(笑)」――説明するなよ!って思ってますよね(笑)。違うんです、そこに対して、田中監督が、渋谷さんと対談をした後、Twitterで、【渋谷すばるさんと、『ひみつのなっちゃん。』×「ないしょダンス」のお話をしました。それ以外も。ご縁があったら、なんかあったらよろしくお願いいたします】って、書かれていらしたんです。〝ご縁があったら、なんかあったら〟って。「「ないしょダンス」の歌詞やん!監督、なんかめっちゃ嬉しい!」――クリエイター同士のリスペクトを感じたんです。「めちゃくちゃ嬉しいです。本当に」――そういうちょっと間接的に繋がってる感じって、なんかすごく嬉しいですよね。直接ありがとうを言われるより嬉しいみたいな(笑)。「めっちゃ分かる(笑)。なんか、出逢いとかタイミングって本当にあるんやなって、今更ながら思うところがすごくあって。出逢いって偶然じゃなく奇跡やと思うねん。『ひみつのなっちゃん。』という映画との出逢いも、ほんまにすごいタイミングやったんやと思っていて。自分にすごくリンクする内容だったことも、このタイミングやったんかもしれへんなって思うことが多かったというか。人ってね、いろいろと頭で考え過ぎちゃってるときって、何も動けなくなってしまうんやと思うんです。とにかく、そのことばっかりに気を取られて、本当に大事なものとか、大事なこととか見えなくなってしまうというか。一生懸命なのに、ちゃんと見えてない感じっていうのかな。違うな、なんか、とにかく自分が思う方向にばっかり一生懸命になって、意固地になって、見ようとしていなかったのかもしれないなって思う。自分が今、ソロとして活動して、見えて来たことが本当にたくさんあるんです。オマエはいい歳して今更何を言ってんの!?って思われそうやけど、いろんな出逢いがそんな自分を変えてくれた気がしていて。去年のツアー(『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』(福岡サンパレスホテル&ホール(9月14日・15日)を皮切りに、ファイナルの大阪城ホール(11月5日・6日)迄全国7カ所14公演で開催)から座組が変わったのもあって、すごく新鮮な環境で回れたんです。今のバンドメンバーとも初めて一緒にツアーを回ったんだけど、リハーサルのときに、僕が持っていったセットリストを見て、“もっとこうした方が流れがいいと思う”とか“こういう動画アップしましょうよ!”とか、本当にいろいろと意見を言ってくれるんです。渋谷すばるのライヴなんやけど、みんなで一つのライヴを作ってるみたいな感覚になれるんです。そういうのって、本当に今までやって来たことなかったんです。だから、それがすごく新鮮だったし、そうやってみんなが意見を出してくれることがめちゃくちゃ嬉しかったんです」――やはりどうしても“ソロ”という形態となると、バンドメンバーは意見を出しづらいというか、忠実に“渋谷すばるのやりたいことを形にしなくては”って思うと思いますからね。「そう。それも本当に嬉しいことやし、ありがたいし、すごいことやなって思うんです。そこに感謝もあるし。でも、僕としては、いろいろと言って欲しいんです。僕自身15歳の頃から縁あってこういうエンターテイメントの世界に身を置かせて貰っているけど、純粋な音楽畑で活動して来た訳じゃないから、やっぱり、自分はずっとバンドへの憧れがあるんですよね。子供の頃にTHE BLUE HEARTSの音楽に出逢って衝撃を受けてから、ずっと音楽とバンドというものに憧れを抱いて来た人間だから、ずっと音楽畑1本でやって来ているバンドメンバーのみんなには本当尊敬しかなくて。そんなみんなが一緒に渋谷すばるを作ってくれることが、本当に嬉しいんですよね。もちろん、今まで関わってくれた人達全員に感謝していて。その人達との出逢いがあったからこそ、今の自分も居る訳だから。ほんまに全部が巡り合わせなんやなって思ってる」――楽しそうですもんね、現場。バンドメンバーも本当に現場が楽しいって言っていましたし。「そう。ほんまに楽しい。みんなが楽しそうにしてくれてるのが、めっちゃ嬉しいねん」――大好きな人には笑っていて欲しいですからね。「ほんまにそうやねんな」――渋谷すばるを応援してくれているファンの人達も、支えてくれているスタッフも、関わってくれている人達も、みんな渋谷すばるの笑い声が何よりも好きなんだと思います。渋谷さんが、みんなに対してそう思っているのと同じ様に。「ほんまにそうやと思う。今回、田中監督との対談の中で、監督も“監督然とした態度ではなくて、みんなで一緒に作りたかった”っておっしゃっていて。それがすごく共感出来たんですよね。本当の意味で作品を愛している人だなって思ったんです」――全てにおいて信頼を置いているということですからね。より良くする為に柔軟になれるって、すごいと思うんです。監督と渋谷さんのお話を聞いていて、ちゃんと軸となるこだわりは持っているからこそ、そこがブレることはないという絶対的な自信と、その全てを任せられるくらい素晴らしい仲間だったんだなと、改めて感じさせられました。渋谷さんが監督の言葉に深く共感していらしたことに対しても、今の音楽制作環境が、全く同じ感覚なんだろうなと。「本当にそう。滝藤さんも本当にこの映画を愛しているんだなって思ったし、自分の役をすごく大切に思っているんだな、監督のやりたいこと、描きたいことを深く理解して、“ならばこうしたらどうだろう?”って、俳優人生で培って来た感性と、“役者・滝藤賢一”だからこその個性で、監督が思い描いた以上のバージンさんを全力で演じられていたと感じたし。ほんまに素敵やなって思ったんです。今まで、こんな風に映画と向き合ったことが無かったから、本当にそれぞれの立場の想いを知ることが出来て、新鮮だったし、いろいろと勉強になったんです」――自分がこの映画の中の登場人物として、役者として演じて関わっていたら、またきっと違った感覚を持っていたかもしれないですよね。アーティストとして、主題歌を担当するという立場だったからこそ、いろんな角度でいろんな人の気持ちを受け止められたのかもですね。「ほんまにそうやなって思いますね。人って、その人の立場にならないと分からなかったり、実際に経験してみないと分からないことって本当にあるなって、改めて思います。監督にとっての映画と僕にとっての音楽は、同じ対象なのかもしれないなって思います。『ひみつのなっちゃん。』は、本当にいろんな想いが詰め込まれている映画だと思うので、みんながそこに込めた想いが、最後に流れる「ないしょダンス」を通して、より深く観て下さったみなさんに伝わってくれたら嬉しいなと思っています」撮影=西村彩子取材・文=武市尚子ヘアメイク=矢内浩美「ないしょダンス」スポット映像<配信情報>「ないしょダンス」1月11日(水) 配信リリース「ないしょダンス」配信ジャケット<作品情報>『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金) 全国公開※1月6日(金) 愛知・ 岐阜 先行公開『ひみつのなっちゃん。』ビジュアル(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会脚本・監督:田中和次朗主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる■出演滝藤賢一/渡部秀/前野朋哉/カンニング竹山/豊本明長/本多力/岩永洋昭/永田薫/市ノ瀬アオ/アンジェリカ/生稲晃子/菅原大吉/本田博太郎/松原智恵子映画『ひみつのなっちゃん。』公式サイト:<イベント情報>「babu会 vol.2」4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba※詳細は後日発表渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」:
2023年01月11日渋谷すばるの楽曲「ないしょダンス」が、1月11日(水) に配信リリースされることが決定した。「ないしょダンス」は、1月13日(金) より全国公開される映画『ひみつのなっちゃん。』主題歌のために書き下ろされ、昨年の秋ツアーでもいち早く披露していた楽曲。脚本・監督を務めた田中和次朗とプロデューサーの中野剛からオファーを受けた渋谷は、台本を受け取り即座に作り上げた。『ひみつのなっちゃん。』は、岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、大切な友人“なっちゃん”の死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン(滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉)が、なっちゃんがオネエであることを知らない家族のために、“普通のおじさん”として葬式に参列する物語。“普通ではない臆病な彼女たち”が隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描く、ハートフルなヒューマンコメディだ。『ひみつのなっちゃん。』(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会大切なメッセージがあたたかくもコミカルに描かれている今作に、渋谷は軽快なロックンロールのリズムと熱力の高いバンドサウンドを当て嵌めたいと思い立ったという。渋谷のほとばしるボーカルと歌詞に託された、誰もが一度は感じたことがある“普通って何なんだろ?”という疑問が、聴き手の胸を強くノックするナンバーとなっている。<配信情報>「ないしょダンス」1月11日(水) 配信リリース<作品情報>『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金) 全国公開※1月6日(金) 愛知・ 岐阜 先行公開『ひみつのなっちゃん。』ビジュアル(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会脚本・監督:田中和次朗主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる■出演滝藤賢一/渡部秀/前野朋哉/カンニング竹山/豊本明長/本多力/岩永洋昭/永田薫/市ノ瀬アオ/アンジェリカ/生稲晃子/菅原大吉/本田博太郎/松原智恵子映画『ひみつのなっちゃん。』公式サイト:<イベント情報>「babu会 vol.2」4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba※詳細は後日発表渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」:
2023年01月04日2022年11月15日、Billboard Live YOKOHAMAで、スカパー!が手がける新たなライヴプログラム『SPOOX MUSIC』が始動した。“芯のある個性的なアーティスト”を積極的に取り上げていきたいという本プログラムの記念すべき第1弾のゲストに選ばれたのは渋谷すばるだった。有観客形式で行われた本公演は配信サービス『SPOOX』でも生配信され、スペースシャワーTVでは12月22日(木) にライヴのメイキングなどを含む特別番組が放送される。渋谷は2022年9月14日の福岡サンパレスホテル&ホール公演を皮切りに、全国7都市14公演で2年7カ月ぶりに開催されたライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』を11月5日・6日の大阪城ホールで終えたばかり。そのツアーファイナルから9日後とあって、まだまだツアー熱が冷めやらぬ状態でこのステージに立つこととなったのだ。また、このツアーからバンドの体制が変わり、渋谷すばる(Vo)、新井弘毅(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)という同世代でまとめられた座組で行われていたこともあり、以前に比べ“バンド感”が増したサウンドになっていたことから、ライヴサウンドが似合うホール空間や通常のライヴハウス空間とはまた異なるBillboard Live YOKOHAMAという厳かな空間で、いったいどんな“渋谷すばる”の音と唄を届けることになるのか、とても楽しみなところでもあった。2022年11月15日・Billboard Live YOKOHAMA。渋谷はツアーと同じバンド編成でステージに立った。1曲目に届けたのは「ぼくのうた」。この曲は1stアルバム『二歳』(2019年10月9日リリース)のリード曲でもあり、ソロ活動の始まりの曲でもあり、今回のツアーでも1曲目に届けられてきた曲だ。ツアーでは力強く、そして、観客を包み込む優しさを兼ね備えた曲として絶対的な存在感でライヴのオープニングを飾って来ていたのだが、ジャジーなSEに乗り、ステージ下手後方からメンバーと共に客席通路を通って入場したこの日の1曲目として届けられた「ぼくのうた」は、少し様子を変えていた。渋谷が奏でるイントロのギターフレーズは、テンポは変わらずとも、いつもよりもゆったりとした体感で伝わって来た。一言目に発せられる歌詞と茂木のバスドラの一音がピタリと揃って始まっていった「ぼくのうた」は、ツアーで唄って来た「ぼくのうた」よりも一層、“伝わる唄”へと変化していた。必要以上に力を入れずに唄われていく歌詞は、まるで近しい人間の身の上話を聞いているかのような体温で唄われていったのだ。新井のギター、安達のベースの柔らかな音色がサウンドに厚みを与えていくと、少しずつ渋谷の唄の体温が上がっていった。そして本間の鍵盤が加わり、サビへと繋がったとき、渋谷の1番届けたい想いが唄となって吐き出された。こうして歌が唄えているという喜びと、聴いてくれている人たちに向けて歌が届けられているという喜びが一気に溢れ出した瞬間だったと感じた。そしてその唄は、渋谷の声だけではなく、そこには、このツアーを共にした新井、安達、茂木、本間の渋谷の言葉への共感も重ねられていた様に受け取れた。それほどまでに、4人の放つ音は、聴き手の感情に深く語りかけると同時に、渋谷の唄を大きく包み込んでいたのだった。渋谷すばるの自己紹介と言っても過言ではない、とことんパーソナルに振り切った「ぼくのうた」は、渋谷という人間を知れば知るほど引き込まれ、背中を押される曲である。リハーサルを重ね、ツアーを一緒に周り、お互いがお互いを知ることとなった時間を経て、この時点での最高の「ぼくのうた」は、この日、ここで完成された。きっと聴き手もそんな強さと優しさを、この曲から感じたに違いない。「おえぇ〜〜〜い!Billboard〜〜〜!」(渋谷)渋谷の思わず口を突いて出てしまったかの様な叫びから始まった「BUTT」からは、とにかく勢いのままに走り抜いていった。厳かな雰囲気に似合ったライヴをするのかと思いきや、どうやらそのつもりは毛頭なかった様である。いつもの様にブルースハープをバンドサウンドの中に差し込んでいく渋谷。歌詞の乗った唄と同じくらいに感情が伝わってくる渋谷のブルースハープは、聴くたびに胸を強く打たれる。曲は鍵盤が曲を引っ張る、ブレイクと楽器隊のユニゾンが最高に気持ち良いロックンロール「これ」へと繋げられた。サウンドの力に自然と体の動きを持って行かれ、無意識にリズムを刻みながら踊る渋谷は、間奏に入る直前に、ツアーでは見せなかった姿を魅せた。マイクがギリギリ声を拾う距離で「いきますか!ちょっと聴いてくれますか!?」と呟き、突然客席を指差すと、ステージスレスレの位置まで前に出て客席に向かって激しいブルースハープのソロを届けたのだ。その瞬間、それまで静かに聴き入る体制で観覧していたオーディエンスは渋谷の熱に触発され、手を高く上げた位置で力強いクラップを返した。渋谷のハープソロからバトンが渡った新井のギターソロでは、渋谷と新井が至近距離で向き合い、渋谷は新井に向けて大きく手を広げ、新井の放つギターサウンドを全身で受け止めたのだった。それは、何の飾りもない最高のロックSHOWが目の前で展開された瞬間でもあった。「こんばんは!渋谷すばると申します。Billboard Live YOKOHAMA最後まで楽しんでいきましょう!配信をご覧のみなさんもどうぞ楽しんでいきましょう!最後までよろしくお願いします!」(渋谷)相変わらず不器用な短いMCを挟み、曲は人間関係や恋愛においての距離感を訥々と語る様に唄われていくミドルチューンの「来ないで」へと続いた。歌詞上の問題定義に吸い込まれ、何度聴いても最後にシニカルなオチが待っているとを忘れてしまうこの曲を聴きながら、改めて渋谷の人間らしさと、いつも何処かで常に人を楽しませたいと思っているであろう、隠れたサービス精神を感じさせられた。「エンターテイメントって、絶対に必要だと思うんです」言葉を多く発することのない渋谷の本質が見えてくるのは、やはり“唄”なのだ。音楽とは無条件に人の心を癒し、寄り添ってくれるものだが、その唄を歌っている人間や演奏する人間の人間性と対面したとき、その音楽はより深く心の中に浸透していく気がする。この日のライヴには、そんな人間性と関係性が浮き彫りになったセッションがこのライヴの中盤に置かれていた。本間の鍵盤と渋谷の唄のみで届けられた「Noise」、新井のギターと渋谷の唄のみで届けられた「さられ」、安達のベースと渋谷のブルースハープ唄のみで「水」、茂木のドラムと渋谷のギターと唄で届けられた「ライオン」だ。スペイシーな鍵盤ソロから、とことん優しく柔らかな音色のイントロを本間が奏で渋谷を誘うと、渋谷はそっとそこに唄を置いた。渋谷の唄う姿に終始視線を送りながら、鍵盤で一緒に唄う本間。“悲劇の文明が 今日も手招きしてる 目を合わせ流されず 上手く流れて行けるかな”意味深いメッセージを載せたその唄は、会場に静かに響いた。新井のループするギターに唄を載せていく渋谷。“晒され者が 全てのものを抱きしめながら 次の世界へ大きな声で”そう唄われる歌詞の意味を新井は深く理解しているかの様に、大きく頭を振って激しくギターフレーズをループさせていく。渋谷はそんな新井の姿を時折見つめ、新井が放つ感情が赤裸々にぶつけられたギターの音に激しく頭を振って曲の中に入り込んだ。ベースがリズム楽器であることを忘れさせる安達のメロウなベースプレイから幕を開けた「水」。渋谷はそこに唄を載せ、ブルースハープを加え、流れる曲に抑揚を付けていった。安達のベース音は、ホールツアーで聴いた歪みのある音よりも、少しクリアで優しかった。この日ならではの優しい音は、この曲の終盤に置かれた“流れのままに 流れて よせられ 別れの先に 君といれば笑う ”という、ツアーでたくさんの笑顔に包まれて来た渋谷の唄(心情)をそっと後押ししていた様にも感じ取れた。そして、それぞれのソロパートと唄とのセッションのラストは茂木と届けられた「ライオン」だった。シンバルやフロアタムをマレットで力強く叩く茂木のドラムプレイから始まったその曲に、渋谷は少し寂しげなアルペジオを沿わせた。“勢い良く飛び出したものの 外は知らない世界”という歌い出しから続いていく歌詞は、渋谷の人生そのものを書き下ろしたかのような景色がリアルに描かれている。真っ直ぐにその言葉を届ける渋谷の後ろで、茂木は全身の力を振り絞ってドラムを叩いて応えていった。“0か100いつだって”。抑えきれない想いのままに迷うことなく行動する渋谷そのものだ。茂木と2人で進められていった「ライオン」のラストで、新井、安達、本間がそこに入って音を重ねた瞬間、ステージを薄暗く照らしていた照明は会場全体を明るく照らしたのだった。賭けてみたいと思って1人で飛び出した世界で声を放つ今、渋谷にはこんなにも多くな仲間が居るということを証明していた景色だった。間違いなく、この日のハイライトはこの瞬間だったと思う。渋谷はここで改めて自己紹介をし、しっかりとカメラを見つめて配信を見てくれている画面の向こうのオーディエンスにも挨拶をし、少し照れ臭そうな笑みをこぼした。このMCの流れの中で、『SPOOX MUSIC』の番組共通質問として設けられていた【アーティストとしての原点】という質問に応えた場面では、15歳から現41歳まで身を置いているこの世界と、そこで経験させてもらった時間への感謝を改めて言葉にしたのだった。そして、目の前に居るお客さんと一緒にライヴを作っていくことを主とする番組『SPOOX MUSIC』が新たにスタートしたことを心から喜び、第一回目のゲストとして呼んでもらったことへの感謝と、『SPOOX MUSIC』と音楽シーンが更に盛り上がっていく様にと客席に呼びかけたのだった。「まだまだ世界中安心出来ない状態が続いてますが、だからこそ、音楽とかエンターテイメントというのを大事に大事に守っていきたいし、盛り上げていきたいと思ったんです。なので、盛り上げていきましょう。楽しんでいきましょう。音楽とかエンターテイメントって、絶対に必要だと思うんです。だからみんなも来たんでしょ?ね(笑)。だから一緒に盛り上げていきましょう!」(渋谷)口下手な渋谷の心からの言葉に客席からは拍手が起こった。“ありがとうございます”と嬉しそうに笑う渋谷。“あのバンドも見たいし、このバンドも見たいし”と、一音楽ファンとして熱い想いを語る場面もあった。ライヴ終盤に届けられたフックの効いたロックナンバー「きになる」では、楽しさ余ってステージを降りた渋谷が、客席に近づくなどの予定にはなかったサプライズ度の高いパフォーマンスを魅せ、オーディエンスを喜ばせていたのだった。そこからサウンド的にも最高のセッションが行われたのも是非とも記しておきたいところ。「きになる」のアウトロから「ワレワレハニンゲンダ」へと繋がれたのだが、「ワレワレハニンゲンダ」の間奏では、この日の会場の雰囲気に合わせ、この日の為にアレンジされたブルージーなバンドセッションが挟み込まれたのである。思わず全身の力を抜いて項垂れて音に酔ってしまいたくなる程に最高なサウンドだった。最高の笑顔を見せ、ステージ上で撮影していたカメラマンのカメラを何度も覗き込み、配信で楽しんでいるお客さんに向かっても全力で唄う姿は、とても自然体だった。これが今の渋谷すばるである。冒頭にも記した通り、12月22日(木) には『スペースシャワーTV』で、ライヴメイキングなども含む特別番組が放送されるので、“今の渋谷すばる”を是非、その目で確かめて欲しい。今、彼は最高に自然体でいて、そして最高にカッコイイ。最高のロックと最高のエンターテイメントと最高の生き方と道標を感じてもらえるはずだから。取材・文=武市尚子撮影=柴田恵理<リリース情報>4カ月連続リリース第四弾「Stir」2022年12月7日(水) 配信リリース「Stir」配信ジャケット4カ月連続リリース第一弾「7月5日」購入リンク:「7月5日」 配信ジャケット4カ月連続リリース第二弾「ぼーにんげん」購入リンク:「ぼーにんげん」配信ジャケット4カ月連続リリース第三弾「これ」購入リンク:「これ」配信ジャケット<作品情報>『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金) 全国公開 ※1月6日(金) 愛知・ 岐阜 先行公開『ひみつのなっちゃん。』ビジュアル脚本・監督:田中和次朗出演:滝藤賢一 / 渡部秀 / 前野朋哉 / カンニング竹山 / 豊本明長 / 本多力 / 岩永洋昭 / 永田薫 / 市ノ瀬アオ / アンジェリカ / 生稲晃子 / 菅原大吉 / 本田博太郎 / 松原智恵子主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる公式サイト:<イベント情報>『babu会 vol.2』■2023年4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba※詳細は後日発表渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」:
2022年11月25日渋谷TOEIでは、閉館に伴うラスト上映イベント「さよなら渋谷TOEI」を、2022年12月4日(日)に開催する。渋谷TOEIのラスト上映イベント「さよなら渋谷TOEI」2022年12月4日(日)の最終営業をもって、1953年11月18日の開業から続いてきた69年の歴史にピリオドを打つ、渋谷TOEI。そのフィナーレを飾る記念上映として、浅田次郎の短編小説を主演・高倉健で映画化した『鉄道員(ぽっぽや)』と、当時社会現象を巻き起こした『バトル・ロワイアル』の2作品が上映される。『鉄道員』&『バトル・ロワイアル』の2作品を上映『鉄道員』は、シニア層の映画ファンからの上映リクエストが多い作品として、『バトル・ロワイアル』は、全国の直営劇場のなかで興行収入第1位を稼ぎ出した記念すべき作品として、それぞれラスト作品として選出。入場料金は、いずれも500円均一となる。なお、渋谷TOEI閉館後のフロア展開については近日中に発表予定。同館がある渋谷東映プラザ自体は、引き続きテナントビルとして営業を継続する。上映情報「さよなら渋谷TOEI」日程:2022年12月4日(日)場所:渋谷TOEI1(東京都渋谷区渋谷 1-24-12 渋谷東映プラザ 7階)スケジュール:・11:30〜 『鉄道員(ぽっぽや)』(上映時間112分)・18:00〜 『バトル・ロワイアル』(上映時間114分)入場料金:500円均一座席指定券:[オンライン]12月2日(金) 0:00〜発売開始[劇場窓口]12月2日(金)11:00〜発売開始
2022年11月25日株式会社エスユーエス(京都市下京区、代表取締役:齋藤 公男)は京都府立京都すばる高等学校(京都市伏見区、校長:貴島 良介)とXR(メタバース)を活用した販売学習『京都すばるデパート』を2022年11月19日(土)~11月27日(日)に開催いたします。イベントにお越しの皆様はアバターにてご参加いただき、メタバース空間上に設置された模擬店を通して、オンライン販売サイトへ移動し、商品を購入することが可能です。また、京都すばるデパートの開催と合わせてXR(メタバース)上で京都すばる高校の学校紹介も実施いたします。開店式学校紹介今年で36回目の開催となる『京都すばるデパート』ですが、3年前までは学校内で保護者・近隣の方、一般の方を招き、リアルで開催していましたが、新型コロナウイルスの影響により、リアル開催が難しくなり、売上が低迷していました。そこで、新たな試みとしてXR(メタバース)を用いて開催することにより、アバターを通してリアルタイムで会話や販売を実施することができるため、活気を取り戻し、生徒やお客様に楽しんでほしいといった想いから取り組みを行うこととなりました。<販売学習『京都すばるデパート』の概要>開催日時 : 2022年11月19日(土)~11月27日(日)開店式 : 11月19日(土)午前10時~10時30分開催方式 : 仮想空間上での開催仮想空間サイト: ※取材については、貴島校長がリアルで開店式に出席されますので、11月19日(土)午前10時に京都すばる高校までお越しいただけますと幸いです。■販売学習オンラインを活用した非対面型の販売形態で実施することで、全国をターゲットとし、地元「京都」の産品の販売、生徒の企画した商品の販売などを通して、心のこもった思いやりを届けたいと思います。なお、1回の購入金額が5,000円以上の先着200名様に、ノベルティグッズのプレゼントを企画しました。■主な取扱商品専門学科開発商品、タオルなどすばるオリジナル商品、府立高校連携による府立高校産品、野菜、果物、米、アウトレット衣料、竹工芸品、スポーツ用品、和雑貨・京小物、駄菓子、宇治茶、ハチミツ、京都の特産品など20店舗(約200品目)■協力会社数26社、府立高校連携校3校(海洋高校、北桑田高校、木津高校) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月08日渋谷スクランブルスクエアの展望施設・渋谷スカイにて、ウィンターシーズンのイベント「スパークリング ビュー(Sparkling View)」が、2022年11月17日(木)から12月25日(日)まで期間限定で開催される。“きらめく冬景色”テーマに東京の夜景を楽しむイベント東京タワーや東京スカイツリーといった東京のシンボルや、渋谷や新宿など都会の高層ビル群を一望できる渋谷スカイにて、きらめく冬景色をテーマとしたウィンターシーズン限定イベントを開催。屋内展望回廊「スカイ ギャラリー」や屋上展望空間「スカイ ステージ」で、冬の景色や幻想的な空間を演出する仕掛けを用意する。“眺望を乱反射”するミラーバルーン46階屋内展望回廊「スカイ ギャラリー」には、大小さまざまな大きさのミラーバルーンが大量に出現。360度の眺望を乱反射し、日中には澄み渡った冬の青空、夜にはビル群の明かりやイルミネーションによって光り輝く都市の夜景がミラーボールに映り込み、時間帯によって変化する不思議で幻想的な空間を作り上げる。また、特別な大型映像と環境音楽の演出や、フォトスポットなど見どころ満載だ。空へ向かって伸びる“きらめく光のツリー”屋上展望空間「スカイ ゲート」には、期間中の19時以降に“きらめく光のツリー”が登場。渋谷スカイの屋上から渋谷の街に向けて、クリスマスツリーに見立てた光の柱を常時点灯させる。さらに、19時以降の30分おきに、光と音響による特別な演出「スペシャルセレブレーション」を行う。写真には収めきれない迫力ある光景が目の前に広がる。【詳細】スパークリング ビュー開催期間:2022年11月17日(木)~12月25日(日)場所:渋谷スクランブルスクエア住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12鑑賞方法:イベント当日の渋谷スカイ入場チケット、もしくは年間パスポート所有者であれば誰でも鑑賞可。■スパークリング バルーン コリドー(Sparkling Balloon Corridor)場所:46階 屋内展望回廊「スカイ ギャラリー」■スパークリング ライト ツリー(Sparkling Light Tree)場所:屋上展望空間「スカイ ステージ」■「スカイ ステージ」スペシャルセレブレーション開催時間:19:00/19:30/20:00/20:30/21:00/21:30/22:00※天候不良により屋上が閉鎖している場合は観覧不可。■渋谷スカイ 入場チケット・窓口チケット(当日券のみ)購入方法:14階チケットカウンター料金:大人(18才以上) 2,000円、中・高校生 1,600円、小学生 1,000円、幼児(3~5才) 600円、3才未満 無料・ウェブチケット(チケット予約)購入方法:公式オンラインサイト料金:大人(18才以上) 1,800円、中・高校生 1,400円、小学生 900円、幼児(3~5才) 500円、3才未満 無料※再入場及びチケットの払い戻し不可。※来場時にチケットカウンターにて障がい者手帳提示で、障がい者手帳保持者とその介助者(1名まで)は半額。※当日の混雑状況により、チケットの購入、入場までに待ち時間が発生する場合あり。※画像はイメージ。※ミラーバルーンや一部床面が反射する仕様のため、スカートで来場の際は注意。
2022年10月31日2022年9月14日の福岡サンパレスホテル&ホール公演を皮切りに、全国7都市で開催されている渋谷すばるのライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』。福岡サンパレスホテル&ホール(9月14日・15日)、名古屋国際会議場センチュリーホール(9月21日・22日)、広島文化学園HBGホール(10月12日・13日)、仙台サンプラザホール(10月17日・18日)、札幌カナモトホール(10月24日・25日)と10公演を大成功に収め、残すは東京ガーデンシアター(10月31日・11月1日)とファイナルの大阪城ホール(11月5日・6日)のみとなった。このツアーが実に熱い。熱さにもいろいろ種類があるのだが、今回のツアーで魅せている“渋谷すばるの熱さ”は、自我を押し付ける暑苦しい熱さではなく、とても自然体でナチュラルに、“聴き手の為に唄う熱量”を深く感じ取ることが出来る。大きな変化として感じ取れるのは、ツアーの1曲目に唄われる「ぼくのうた」だ。この曲は、1stアルバム『二歳』(2019年10月9日リリース)のリード曲でもあり、ソロ活動の始まりの曲でもあり、ソロ活動初のツアーのセットリストの1曲目にも同楽曲をオープニング曲として選曲している。“歌を歌わせて頂けませんか”と連呼される「ぼくのうた」を渋谷が最初に唄っていた頃は、【歌を歌いたいという自らの渇望】だったと思うのだが、今回のツアーでは、その言葉の前に“貴方のために”という歌詞が聴こえてくる程、聴き手に寄り添う優しさが宿ったことを感じ取れるのだ。この変化は「ぼくのうた」に限ったことではなく、ライヴ全体を通して感じ取れるものである。現在、渋谷すばる(Vo)、新井弘毅(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)という同世代でまとめられた座組で行われており、日を追うごとにそのバンド力は結束力を強め、最高のグルーヴと熱量で観客を魅了している。不器用にしか生きられなかった渋谷の心が、仲間と共に織り成す最強のサウンドによって解き放たれていると感じる今回のツアーでは、バンドメンバー達と他愛のない話で盛り上がるMCや、オーディエンス弄りなど、今までにはなかった和やかな空気感も生まれている。9月7日には4カ月連続配信リリースの第1弾として「7月5日」、10月5日には第2弾「ぼーにんげん」がリリースされ、11月2日には第3弾「これ」、12月7日には第4弾[タイトル未定]のリリースが控えている渋谷。これらの新曲がいち早く聴くことが出来るのも今回のツアーの見どころ。今回のツアーのラストで聴かせたいという想いで作られたという「7月5日」は、“あの日の君と これからの君が失くした日々を見失わずに 歩けるように”という願いが込められた優しいバラード。今作4曲の中で最初に出来たという「ぼーにんげん」は、表に感情が漏れない為に真意がなかなか伝わりづらいのだが、実は深い想いと暖かな人間性を持った人への愛しさを唄ったのほほんソング。今ツアー前にコロナ規制後初めて有観客で行ったファンクラブライヴの1曲目に届けたくて書かれたという「これ」は、多くを語らず、全てはここにあるんだ!と元気付けてくれるご機嫌なロックンロール。12月7日にリリースされる第4弾は、今までのレパートリーにはなかった音楽性に挑んだ新たな一面を提示した渋谷すばるの新境地となっている。また、ツアー初日の9月14日には、俳優の滝藤賢一が映画初主演を務める『ひみつのなっちゃん。』(2023年1月13日公開)の主題歌として、「ないしょダンス」を書き下ろしたことが発表された。同映画は、岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン(滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉)が、なっちゃんがオネエであることを知らない家族のために、“普通のおじさん”として葬式に参列するまでの珍道中が描かれた物語だ。“臆病な彼女たち”が隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描く、ハートフルなヒューマン・コメディは、本作が映画デビューとなる田中和次朗が自らのオリジナルの脚本で監督を務めた期待作でもある。田中和次朗とプロデューサー・中野剛からオファーを受けた渋谷は田中監督と話を重ね、台本を何度も読み返して“主題歌”を意識した曲作りに向き合ったのだという。今回のツアーでは「ないしょダンス」も歌われており、映画の予告と重なって流れる力強い楽曲と、自らも表現者としてステージに立つ者、自らも“変わり者扱いされていつも一人ぼっち(歌詞引用)”だと感じているのであろう渋谷のリアルな葛藤が聴き手の胸を打ち、オーディエンスは高く拳を上げ、既に新曲とは思えないほどの盛り上りを魅せている。8月20日に『SUMMER SONIC 2022』のMOUNTAINステージで、“渋谷すばる”そのものと言える実に真摯なロックを多くのオーディエンスに魅せ、新たなファンを獲得しつつある渋谷すばるだが、まだまだ“渋谷すばるの唄”の本当の魅力が伝わりきっていないと感じる今、この唄を、この音を、渋谷すばるという存在を知らない人にも届けたい。是非とも東京ガーデンシアター10月31日(月)・11月1日(火)、大阪城ホール11月5日(土)・6日(日) の公演に足を伸ばして、“渋谷すばる”に触れて欲しい。きっとそこには、求めていた音と唄があるはずだから。Text:武市尚子<公演情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日※終了分は割愛10月31日(月)・11月1日(火) 東京ガーデンシアター11月5日(土)・6日(日) 大阪城ホールチケット情報はこちら:<リリース情報>渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第1弾「7月5日」Now On Sale渋谷すばる「7月5日」ジャケット配信リンク:渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第2弾「ぼーにんげん」Now On Sale渋谷すばる「ぼーにんげん」ジャケット配信リンク:渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第3弾「これ」11月2日(水) 配信リリース渋谷すばる「これ」ジャケット<作品情報>映画『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金) 新宿ピカデリー他、正月第2弾ロードショー映画『ひみつのなっちゃん。』ポスター画像 (C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会映画公式サイト:渋谷すばる オフィシャルサイト:
2022年10月27日大自然に囲まれた山梨県富士河口湖町のテーマパーク「富士すばるランド」では、体験型アドベンチャー「ナイトウォーク〜クライの森と6つの星〜」を、2022年7月30日(土)から10月30日(日)までの期間限定で開催する。閉園後の「富士すばるランド」で体験型ナイトアドベンチャーが開催閉園後の「富士すばるランド」を舞台にした本イベントは、現実空間とAR空間を行き来する新感覚のナイト・エンターテインメントだ。本格的な照明や音響、イルミネーションなどを駆使した幻想的な夜の園内で、感情を揺さぶるオリジナルストーリーをベースにした体験型アドベンチャーが楽しめる。幻想的な夜の園内でミッションに挑戦参加者は約20名で1つのグループを組み、園内のいたるところに放たれたAR上の怪しいピエロを、タブレット端末で使用できる不思議なカメラ「カメラ・アイ」に収めて封印。「富士すばるランド」に平和をもたらす6つの星(六連星)を取り戻すミッションに挑戦する。物語の案内人プレア役に小泉萌香、語り部役に小倉久寛イベントの開催にあたって、脚本からキャラクターデザイン、音楽に至るまで全編をオリジナルで制作。脚本を「恐怖コレクター」「科学探偵」などの佐東みどり、キャラクターデザインを千坂ふうが担当するほか、物語の案内人であるプレア役を声優・小泉萌香、ストーリーテリングを担う老木の語り部役を小倉久寛が務める。開催概要「ナイトウォーク〜クライの森と6つの星〜」開催期間:2022年7月30日(土)〜10月30日(日)※7月、8月は毎週木曜日 定休日予定。※9月、10月は毎週金・土・日、祝日のみ開催予定。営業時間:18:30〜23:00(最終受付 21:45)所要時間:約60分会場:富士すばるランド(山梨県南都留郡富士河口湖町船津字剣丸尾6663-1)チケット価格:[大人]前売り 4,200円(中学生以上)、当日 4,500円[小人]前売り 2,900円(4歳以上〜小学生まで)、当日 3,200円※0〜3歳児無料、ベビーカー利用不可。取扱プレイガイド:EPARK おでかけ、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス<声の出演>プレア:小泉萌香老木の語り部:小倉久寛星祐樹 宮本誉之 江口慶 田中未唯奈<スタッフクレジット>キャラクターデザイン:千坂ふう脚本:佐東みどり 「恐怖コレクター」「科学探偵」制作協力:株式会社ディレクションズ企画・製作:株式会社アミューズ
2022年07月04日渋谷すばるが、4月26日に『babu会 vol.1』KT Zepp Yokohama公演を開催した。ここではそのオフィシャルレポートをお届けする。2022年4月26日KT Zepp Yokohama。『babu会 vol.1』として3公演目となったこの日は、3年前の2019年4月26日にオフィシャルファンクラブ『Shubabu』が発足した日であった。自身初のファンクラブイベント『babu会 vol.0』は、2019年10月9日の1stアルバム『二歳』でのデビュー日とも重ねて10月8日・9日に大阪・なんばHatch、東京・品川ステラボールにて行われており、2回目の開催となった『babu会 vol.1』は、4月19日・20日のZepp Osaka Bayside、4月26日・27日のKT Zepp Yokohamaと全4公演で行われた。渋谷は、『babu会 vol.0』の東京公演が行われた同日の10月9日にリリースされた1stアルバム『二歳』でソロデビューを果たし、アルバムを引っ提げ、翌年の2020年1月28日からソロアーティストとして初のライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2020「二歳」』をスタートさせたのだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月に予定されていた初の海外公演だったアジア4公演とツアーファイナルの大阪での野外公演『二歳と364日』が中止を余儀なくされてしまったのだ。その後、何度も仕切り直して有観客でのライヴを試みるも、来てくれるお客さんの安全を考え断念。そこから約2年近く、有観客イベントへの出演はあったものの、有観客でのワンマンライヴを再開することが出来ずにここまで来たのである。新たな人生を踏み出したばかりの渋谷にとって、それがどれほどまでに悔しい出来事であったかは、聞かずとも想像が付く。アルバム『二歳』に詰め込まれた渋谷の想いを深く読み取れば読み取るほど、はやる気持ちを押さえるのがどれほどまでのものであったかは、痛いほど伝わってきた。そして。2022年4月19日。渋谷は待ち焦がれた瞬間でもあった有観客ライヴの再開に、ファンクラブイベントである『babu会 vol.1』を当てたのだ。渋谷いわく“家族みたいな存在”という『Shubabu』。その再会に必然を感じた。何よりも1番近くで応援してくれるファンの安全を願って断念してきたライヴだった故、最初の再会が、渋谷が1番大切に思う“家族みたいな存在”である『Shubabu』のみんなであったことを、必然と思わざるを得なかった。そしてもう一つの必然を感じたのは、渋谷の唄の変化だった。ライヴが出来なかった時間が、渋谷の唄をより強く、そして、優しく、丸く、変えていたのだーーーーーー。19時ちょうど。定刻通りに客席の照明が落とされると、驚くほど自然体な渋谷がステージ下手からふらりと1人で登場した。この日はファンクラブライヴだったこともあり、ライヴの開始前にトークコーナーが設けられていたのである。あまりにラフな登場に意表をつかれたファン達は、驚きのあまり一拍遅れてしまった拍手で渋谷を迎えた。久しぶりに会う渋谷が目の前に居るのに声を出すことが許されない状況とあり、トーク中に客席に問いかける渋谷の言葉にも拍手で答える姿は、とてももどかしいそうだった。渋谷もまた、自らの名前を呼ぶ声も歓声も無い講演会の様な慣れない空気の中でのトークに時折戸惑いを見せ、照れ臭そうな表情を浮かべながらも、久しぶりの再会の喜びを噛み締めていた。ファンクラブイベントならではの近い距離のトークコーナーを終えると、ステージに張られていた紗幕が落とされ、バンドセッティングが姿を現した。スタジオでジャムった音源をそのまま録音した様な、のほほんとしたSEをバックに、塚本史朗(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)と、渋谷すばる(Vo)が登場した。この面子でのライヴは今回が初。幕張メッセで観た『渋谷すばる LIVE TOUR 2020「二歳」』とは違うバンド編成である。広いステージを敢えて有効活用せず、中央にギュッと集めてセッティングされたバンドセットは、小箱のライヴハウスを切り取ったかの様な光景だった。1曲目に選ばれていたのはなんと新曲。2020年の11月にリリースした自身2作目となるフルアルバム『NEED』を披露するはずだった2021年4月からの2度目となる全国ライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2021』も新型コロナウイルスの影響により全公演中止となっている為、まだ『NEED』での有観客ではライヴを行なっておらず、更には2021年9月22日には自身3作目となるフルアルバム『2021』もリリースしており、まだまだライヴで披露していない曲達のストックはたくさんある中で、渋谷は久しぶりのライヴの1曲目に新曲を選んでいたのである。きっと“いち早く新曲を聴かせたい!”という、紛れのない『Shubabu』愛であったに違いない。定位置に着いた塚本、安達、茂木、本間は、SEを遮る様に力強く放たれた渋谷のブルースハープの音を合図に、“OK! 準備は出来てるぜ!”と言わんばかりにそれぞれの楽器を掻き鳴らして応えると、茂木のシンバルの4カウントと掛け声からイントロのユニゾン4カウントへと繋げ、曲をスタートさせた。ピタリと息の合った力強いカウントに、ゾクゾクさせられた。“俺はここにいるぜ!”の歌詞を載せたサウンドが最高にロールしまくるロックは、オーディエンスの体を自然と揺さぶらせ、会場の温度を一気に上げた。渋谷が単独で音楽を始めてから、最強のパートナーとして渋谷のサウンドを支えてきた塚本のガレージ色が色濃いロックン・ロールギターを軸とし、絶妙な脱力感で、低音に重心を置いたバックビートの抜けを実に個性的なスタイルで放つ茂木のドラムに、最高のグルーヴとうねりを上げる安達のベースプレイが絡みつき、そこに本間のブルーススケールを使いこなしたロックン・ロールピアノがバンドサウンドを華やかに導き、唯一無二の輝きを与えていた。塚本、安達、茂木、本間が織りなす息の合ったバンドアンサンブルのリズムの重心は最強のノリを作り上げ、渋谷のブルースハープは、そんな極上のロックン・ロールの中で叫びを上げた。4人が発するサウンドとリズムの極上の波に、天性の感覚で飛び込んで唄を絡ませていく渋谷の感性も言わずもがな最高だ。間奏で暴れまくる個の音のぶつかり合いの強さといったら、最高なんて言葉じゃ収まらない。最高以上の表現があったらその言葉を記したいほど、それは圧巻と高揚の連続だった。茂木は絶やすことなくリズムを刻み続け、間髪入れずに「ワレワレハニンゲンダ」へと繋がれていった。人間として生きる自由をシニカルに唄う渋谷に、メンバー全員による“ニンゲン! ニンゲン!”という、渋谷の叫びへの同意的なコーラスが載る。叫びの中に込められた人間として生きる意味の深さと人間が人間を思いやること、尊重すべきことの大切さを考えさせられる1曲だ。掻きむしられる感情を表現したかの様な塚本のギターと鬱血した感情を表現したかの様な渋谷のブルースハープの重なり合う音像には、歌詞に落とし込まれた憤りを爆発させた凄みがあった。体を揺らさずには聴けないリズミックな「BUTT」への流れも、ノリを止めずに繋がれた。5人は、途中にMCを設けることなく、曲間に繋ぎ目を持たせないスタイルで、音を途切らすことなく届けていくという、実にストイックな流れを作っていったのである。アクの強いプレイヤー達が音をぶつけ合い、目まぐるしく曲を変化させて掻き回していった今回の座組でのライヴは、『二歳』のときに幕張メッセで観たバンド編成でのライヴとは全く異なるものだった。どちらが良いということではなく、どちらもそれぞれの良さはあるのだが、言葉にして記すとするならば、幕張メッセで観たバンド編成は、“渋谷すばるという個”をとても素晴らしく引き立てていた様に思う。一方、今回の編成で強く感じたのは、“渋谷すばるバンド”としての“バンドパワー”だった。敢えて“アクの強いプレイヤー達”と記したのだが、渋谷すばるというボーカリストも最上級レベルに“アクの強い唄い手”である。今回の塚本、安達、茂木、本間という“アクの強い編成”は、そんな渋谷の“アク”を、見事にサウンドに中和させていたのだ。プレイヤー個々のアクの強さが、渋谷のアクの強さと思いがけない科学変化を起こし、想像を絶するほどの合致を創り上げ、この5人でしか出すことの出来ない相性の良さを生み出したのだ。個々が相当強い個性を放つプレイヤーであることから、正直、ここまでまとまりのある一つの個体を創り上げられるとは想像していなかったのだが、いやいや、これはすごいことになった。荒々しいまでの音像と感情の抑揚を音に置き換えたサウンドのループで攻め立てた塚本、安達、茂木、本間、渋谷は、紛れもない“バンドパワー”を見せ付けてくれたのだった。歌詞に描かれる渋谷すばる独特の感性そして。渋谷らしさといえば、やはり他にはない感性で描かれる歌詞である。中でも特有の持ち味を放つ「来ないで」。最初にこの曲を聴いたとき、また随分と赤裸々な歌詞を書いたものだとハラハラしたのを覚えているのだが、この歌詞の結末を知ったときは、なんとも心地良い脱力感に包まれ、肩ガックリと落として、その“渋谷らしさ”を笑った。ゆっくりとしたコード進行で魅せていくミドルテンポなこの曲は、“我が強い僕だけど 君にはもうこりごり”という歌い出しから始まり、サビでは“もう来ないでくれないか 二度と僕の目の前に”と唄われる。“一度だけの口づけが こんなに脳裏に焼き付いて”とも記されていることから、特別な存在であった特定される“君”に唄われていることが分かる。が、しかし、結末に渋谷によって叫ばれるその“君”の名は……パクチーなのだ。こんなにも時間と手間と最高のロックバンドを使ってまで“パクチー嫌い”を叫ぶ贅沢さよ。これこそが渋谷すばるなのである。大きく構えた抜けの良い茂木のドラミングのフロアタム使いは格別で、和音から始まりメロにそっと寄り添うルートベースを奏でる安達のプレイも、塚本の強過ぎない心地良いバッキングも、うっすらと楽器隊の上を滑らせる様な奏法の本間の柔らかな鍵盤音も、気怠い感じの渋谷のハープと、極大工脳を切々と唄う渋谷の唄も、ラストに置かれた“パクチー嫌い”を叫ぶ為に在ったのかと思うと、なんとも心地良い脱力感に包まれるのだ。この日の「パクチー」も、いや、「来ないで」も最高だった。そして、更に心を奪われたのは、本間のどこまでも優しい鍵盤ソロから、塚本のアコースティックギターに繋がれて始まった「レコード」。重心を落としレイドバックさせて唄われたこの曲は、渋谷の人間性を浮き彫りにした。とことん熱くて真っ直ぐな渋谷が時折見せる寂しげな表情と似ている優しい唄も悪くない。安達と茂木の音での掛け合い、いや、もはや音での会話だったソロ対決を挟み、ライヴは後半戦へ。安達の瞬間的にミュートを感じさせるサムと、気持ちの良いアタックが癖になるプルが絶妙な相性で共存したスラップが会場を踊らせた「きになる」も、ただただ同じ言葉が繰り返される実に気になる歌詞が意味深である。が、しかし、歌詞の意味などどうでも良くなるほどに最高にファンキーで踊れる1曲なのだ。もはやこの曲の渋谷の唄は楽器だ。「レコード」からの空気感を一変させた展開の忙しさも、ギュッと詰め込まれたファンクラブならではのセットリストの醍醐味を感じさせるものだった。渋谷は本編のラスト前に、ハイスピードで音と言葉を激しくぶつけ切った新曲を届け、最後の曲に移る前に、初めてMCを取った。「ありがとうございました。最後にメンバー紹介させて下さい。ギター塚本史朗、ベース安達貴史、ドラム茂木左、鍵盤本間ドミノ」本当にメンバー紹介だけの短いMCだったのだが、渋谷にとって、1番伝えたいことだったのだろう。この日のサウンドを一緒に作ってくれた1番大切な仲間をちゃんと紹介したかった渋谷の想いが伝わってきた。この面子がこのタイミングで出逢い、渋谷の久しぶりのワンマン有観客ライヴを支えたことは、きっと必然。今もまだ続く日常の当たり前を変え、大きく世界を変えたコロナという最悪な時間は、偶然なんかではなく、必然に繋がる気付きの時間だったのかもしれない。そう思えた。渋谷が本編の最後に選んでいた「素晴らしい世界に」を聴いたとき、本当に心からそう思えたのだ。“どんな事にも 意味があるなら これの意味は 何”。辛いことが起こる度に誰もが自問するであろうこの言葉を、渋谷はこの曲の唄い出しに置いている。そして彼は、最後にこの想いが素晴らしい世界に続いていくと唄っている。渋谷の唄が心に響くのは、その全てがノンフィクションだからだろう。そこにある痛みも喜びも、全て自らが体感した感情だからだろう。鳴り止まない拍手に応えたアンコールで、渋谷はバンドメンバーと、スタッフ、集まってくれたファン達に向けて拍手を募った。そして、最後に「ぼくのうた」を届け、次の『babu会』での再会を約束し、ステージを後にしたのだった。渋谷を大きく変化させることとなったに違いない『babu会 vol.1』の経験が、この先の彼をどう変化させていくのかも、実に楽しみなところである。今ツアー終了後に、9月14日の福岡サンパレスホテル&ホールを皮切りに『渋谷すばる LIVE TOUR 2022』を全国7カ所14公演で行うことを発表した渋谷。フルサイズでのワンマンライヴツアーでは、いったいどんな渋谷すばるを魅せてくれようとしているのだろう?今から楽しみで仕方ない。取材・文=武市尚子<公演情報>『babu会 vol.1』2022年4月26日(火) KT Zepp Yokohama【セットリスト】01. 新曲02. ワレワレハニンゲンダ03. BUTT04. 来ないで05. 爆音06. レコード07. きになる08. 塊09. 新曲10. 素晴らしい世界に■encore1.たかぶる2.風のうた3.ぼくのうた<ツアー情報>『渋谷すばる LIVE TOUR 2022』9月14日(水) 福岡サンパレスホテル&ホール9月15日(木) 福岡サンパレスホテル&ホール9月21日(水) 名古屋国際会議場 センチュリーホール9月22日(木) 名古屋国際会議場 センチュリーホール10月12日(水) 広島文化学園HBGホール10月13日(木) 広島文化学園HBGホール10月17日(月) 仙台サンプラザホール10月18日(火) 仙台サンプラザホール10月24日(月) カナモトホール(札幌市民ホール)10月25日(火) カナモトホール(札幌市民ホール)10月31日(月) 東京ガーデンシアター11月1日(火) 東京ガーデンシアター11月5日(土) 大阪城ホール11月6日(日) 大阪城ホール■渋谷すばる オフィシャルホームページ
2022年05月14日ルーフトップバー「ザ・ルーフ 渋谷スカイ(THE ROOF SHIBUYA SKY)」が、渋谷スクランブルスクエアの展望施設・渋⾕スカイに、2022年4月28日(木)から2023年1月9日(月)まで期間限定でオープンする。東京の夜景が楽しめる、新ルーフトップバー東京タワーや東京スカイツリーといった東京のシンボルや、都会の高層ビル群を一望できる渋⾕スカイ内に“渋谷最高峰”といえるルーフトップバーが誕生。ロマンティックな夜景を眺めながら、シャンパンやカクテル、モクテルなどを楽しめる、大人の空間だ。ドリンクは「渋谷」「東京」「世界」をキーワードにチョイスしたクラフトビールや、特別感が楽しめるミニボトルのシャンパンなどを用意。お酒と相性のよいスナックも揃っているので、眼下に広がる夜景を眺めながら、好みのドリンクを堪能できる。また、「東京の夜景を演出する」をコンセプトに選曲された、オリジナルプレイリストも気分を盛り上げてくれる、ザ・ルーフ 渋谷スカイならではの演出だ。オープン時には、m-floの☆Taku Takahashiが作成したプレイリストを楽しむことができる。【詳細】ザ・ルーフ 渋谷スカイ開催期間:2022年4月28日(木)~2023年1月9日(月)場所:渋谷スクランブルスクエア 14階・45階・46階・屋上屋上展望空間「スカイ・ステージ」内住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12<メニュー例>・ザ・ルーフ シート & シャンパン セット 5,500円内容:SHIBUYA SKY入場チケット、チャージ料(ソファ席※各回50分の時間指定制)、シャンパン(ミニボトル)1本 ・スナック 1品・ザ・ルーフ シート & 2ドリンク セット 4,500円内容:SHIBUYA SKY入場チケット、チャージ料(ソファ席※各回50分の時間指定制)、アルコール/ソフトドリンク 2品 ・スナック 1品 ※シャンパンをのぞく・アルコール・ソフトドリンク 800円~※入場チケット料別途・スナック 600円※入場チケット料別途
2022年04月17日宝酒造株式会社では、“松竹梅「昴(すばる)」<生貯蔵酒>”※1を2月22日(火)から新発売します。“松竹梅「昴」<生貯蔵酒>”は、当社の独自開発した酵母により、通常の吟醸酒の2倍以上の香り成分※2を生成するとともに、高い香りを低温貯蔵で閉じ込めたことで、今までにないフルーティーな香りを生み出しました。そして、生貯蔵酒ならではのフレッシュな口当たりの清涼感あふれるすっきりとした味わいと後味は、和食に限らず洋食との相性も抜群です。当社では、“松竹梅「昴」<生貯蔵酒>”を新発売し、和酒市場で拡大するフルーティーな香りへのニーズに応えることで、日常の晩酌を華やかに彩る新しい日本酒の市場を創造し、「松竹梅」ブランドの更なる育成に努めてまいります。※1:特許出願中※2:当社吟醸酒比。松竹梅「昴」<生貯蔵酒>は吟醸酒ではありません。【商品概要】・商品名:松竹梅「昴」<生貯蔵酒>・品目:日本酒・酒質:日本酒度±0/酸度1.0・アルコール分:14度以上15度未満・原材料:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール・容量/容器:1.8L/紙パック、900ml/紙パック・梱包:6本段ボール箱入・参考小売価格:1.8L/1,248円900ml/698円(いずれも消費税抜き)・発売地域:全国・発売日:2022年2月22日(火)■ブランドサイトURL 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月01日渋谷すばるが、自身の誕生日となる9月22日にリリースするソロ3作目アルバム『2021』の収録内容とアートワークを公開した。今回のアートワークは聞き込んだレコード盤のようなデザインとなっており、シンプルでいて何回も繰り返し聞くことが出来る力強い作品であることを期待させるジャケットとなっている。また、店頭でアルバムを購入した方には特典としてB5サイズの特製冊子型壁掛けカレンダーがプレゼントされることが決定。さらに本日8月6日に予約受付が開始された渋谷すばるのファンクラブでは、Shubabu会員限定特典(受付期間限定)として特製「DEMOを特典にしてみたCD」が付属されることも合わせて発表された。<リリース情報>渋谷すばる3rd ALBUM『2021』9月22日(水) リリース『2021』ジャケット●初回限定盤【CD+DVD】4,950円(税込)●通常盤【CD】3,300円(税込)●LP盤【LP1枚組】4,950円(税込)【収録曲】※全形態共通01. 2021.01.2302. レコード03. きになる04. 塊05. さられ06. 同期の動機07. 池08. つくる09. 終焉【DVD収録内容】※●初回限定盤のみ・渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」【店頭購入者特典】■Amazon:メガジャケ■楽天ブックス:アクリルキーホルダー■セブンネットショッピング:オリジナルスマホスタンド■上記外の店舗:特製B5サイズ冊子型壁掛けカレンダー※いずれも先着(予約者優先)で在庫がなくなり次第終了となります。<渋谷すばるFC:Shubabu会員限定特典>・「DEMOを特典にしてみたCD」今回のアルバムに収録した楽曲の中から2曲収録。渋谷すばるのちょっとした解説付き。※店頭購入者用特典は付属せず。■予約期間8月6日(金) 18:00~8月29日(日) 23:59■お届け時期 ※必ずご確認ください。①9月22日(水)までに商品到着をご希望の場合8月22日(日) 23:59までに先行予約購入ください。※LP盤は数量限定となりますので、販売期間内であっても、上限に達し次第受付を終了する場合がございます。②8月23日(月) 以降に、予約購入分発売日後、9月23日(木) 以降、順次発送予定※商品、並びに特典は数量限定となりますので、販売期間内であっても、上限に達し次第受付を終了する場合があります。※お届けについては、予告無く変更する場合や商品の入荷状況や配送状況によりやむを得ずお届け出来ない場合もあります。渋谷すばる『2021』予約購入URL:渋谷すばる『2021』特設サイト:関連リンク渋谷すばる オフィシャルサイトアカウントアカウントチャンネル
2021年08月06日2018年にアイドルグループ『関ジャニ∞』を脱退し、ミュージシャンとして活動している渋谷すばるさんが、2021年5月8日に結婚を発表しました。ファンクラブサイトで「Shubabuの皆様へお知らせでございます」と、ファンにメッセージを送った渋谷さん。サンケイスポーツによると、「プライベートの事で恐縮ですが、この度、結婚いたしました事をご報告させて頂きます」と報告したといいます。結婚相手について、詳細は書かれていませんでしたが、これからも自分の音楽に向き合っていくことを誓いました。渋谷さんは最後に、「人生は楽しい」とつづっています。Twitterのトレンドワードには「すばるくん」「すばる結婚」「結婚発表」などが入り、話題に。また、渋谷さんや関ジャニ∞のファンからは祝福の声が寄せられていました。・ついに結婚か!おめでとうございます!これからもいい曲を作ってください。・「人生は楽しい」といい切れるほどの幸せをつかめてよかったね!・一番最初にファンクラブ会員に報告してくれるところに、優しさを感じる。・暗いニュースが多い中、明るい話題はいいね!きっと、結婚後も渋谷さんらしい音楽をたくさん生み出してくれることでしょう。渋谷さん、ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2021年05月08日渋谷すばるが、4月21日に無観客生配信ライブ『渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」』を開催する。2ndアルバム『NEED』リリースに伴う全国ツアーが、新型コロナウィルスの影響で全公演中止となった渋谷すばる。同ライブは、ツアーの東京公演として予定されていた東京ガーデンシアターより生配信で行われる。視聴チケットは3月22日より各プラットフォームにて販売がスタートする。また、中止となった『渋谷すばる LIVE TOUR 2021「NEED」』のツアーグッズがオンラインで販売されることも決定した。ライブ情報『渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」』『渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」』ロゴ開催日時:2021年4月21日(水)OPEN:19:30START:20:00~配信開始予定チケット代金:3,500円(税抜)※4月29日(祝・木) 23:59 までアーカイブ配信あり配信チケット:3月22日(月) 正午販売開始・FanStream・ローチケ LIVE STREAMING・LINE LIVE-VIEWING『渋谷すばる ONLINE LIVE2021「NEED」』特設サイト:【GOODS情報】『渋谷すばる LIVE TOUR 2021「NEED」』 TOUR GOODS■渋谷すばる オフィシャルストア<Shubabu会員様 先行販売期間>3月18日(木) 12:00~ 3月22日(月) 23:59まで<通常販売>3月23日(火) 18:00~リリース情報NEW ALBUM 『NEED』11月11日(水) リリースCD盤ジャケット【CD盤】3,000円(税抜)〈CD〉01. Sing -a cappella-02. Earth Color03. BUTT04. Noise05. 水06. 風のうた07. たかぶる08. 今日はどんな一日だった09. 人10. 素晴らしい世界に11. SingLP盤ジャケット【LP盤(2枚組)】4,500円(税抜)〈SIDE A〉01. Sing -a cappella-02. Earth Color03. BUTT〈SIDE B〉04. Noise05. 水06. 風のうた〈SIDE C〉07. たかぶる08. 今日はどんな一日だった09. 人〈SIDE D〉10. 素晴らしい世界に11. Sing渋谷すばる『NEED』特設サイト関連リンク渋谷すばる オフィシャルサイトアカウントアカウントチャンネル
2021年03月15日ゴジゲン第17回公演『朱春(すばる)』が4月に上演される。松居大悟と目次立樹に話を聞いた。取材をしたのは2月上旬。約1年3カ月ぶりとなる新作公演について、作・演出を手がける松居は「どうしたらいいんだろうと思っています」と明かす。というのも、「幕が開く4月1日がどんな世の中になっているのかが読めないから。ようやく演劇観れるぜ!という状況なのか、なんとか勇気を出して劇場に行く、という状況なのかで違うなと思っていて、それを言い訳にしてまだ考えていないんですけど(笑)」。それに対し目次は「そうやって変化していく世の中の状況をはねのけるくらい、ゴジゲンたちはこれ!というものが僕は観たいかな。前作『ポポリンピック』は、オリンピックやパラリンピックを題材にしたけれど、今回はそういう時事ネタではなく、僕らのエッセンスを凝縮したようなものが観たい」。つまりまだ内容は未定なのだが、ゴジゲンの作品の特徴のひとつが、稽古場では全員でテーマについて話し、共有しながら芝居を立ち上げていくスタイル。そうやって生まれたものだからこその生々しさに、観客は胸を掴まれる。今、松居が今作のテーマにしようとしているのが「居場所」。「最近はゴジゲンのメンバーも各々の大切な居場所ができはじめて、前はずっとうだうだしていたのに『稽古が終わったら家に帰ります』という感じになってきました。僕はそれが寂しいから、それについてみんなで考えたいなと思っていて。答えは出なくてもいいんですけど」。タイトルを『朱春』にしたのも「『青春』の次は『朱夏(しゅか)』というのですが、僕らは青春は終わったけど『朱“夏”』まではいってない気がする。『朱“春”』くらいがちょうどいいと思いました」(松居)。全員30代だからこその変化。目次はどう感じているのか。「でも、ゴジゲンの稽古と公演の2か月間は、自分勝手でいられる時間なんです。他のメンバーも他の現場だと“仕事”って感じで、目の色も違うのですが、この中だと緊張もなにもないし、したらいけないこともほとんどない。結構わがままな時間なんだと思いますね」。だから公演を前にした今は「謎のワクワク感と安心感があります。脚本がなくても別に不安はないですし(笑)」と笑う。約4年ぶりの劇団メンバーのみでの上演となるため「コアで狭い話にしたい。あとくだらない話。外よりもきれいな桜が見せたいなと思います!」(松居)という『朱春』は、4月1日(木)から11日(日)まで東京のザ・スズナリにて上演。チケットぴあでは2月21日11時より先行先着販売がスタート。文:中川實穂
2021年02月19日本日11月11日に約1年ぶりとなるセカンドアルバム『NEED』をリリースした渋谷すばるが、2021年に2回目となる全国ツアーの開催を発表した。渋谷は今年の初めより、海外4公演を含む12カ所全16公演のファーストツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2020「二歳」』を開催したが、11公演が終了した時点で、初の海外ライブとなる上海、台北、香港公演、ツアーファイナルとして予定していた地元大阪での野外公演の5公演が、新型コロナウイルスの影響で中止に。今回のツアーはそれに続く2回目の全国ツアーとなり、全国8カ所16公演を開催予定。チケットやその他詳細は追ってオフィシャルサイトにて発表される。渋谷すばる LIVE TOUR 2021全国8カ所16公演4月8日(木)福岡サンパレスホテル&ホール4月9日(金) 福岡サンパレスホテル&ホール4月12日(月)名古屋国際会議場 センチュリーホール4月13日(火)名古屋国際会議場 センチュリーホール4月20日(火)東京ガーデンシアター4月21日(水)東京ガーデンシアター4月26日(月)カナモトホール(札幌市民ホール)4月27日(火)カナモトホール(札幌市民ホール)5月12日(水)広島文化学園HBGホール5月13日(木)広島文化学園HBGホール5月19日(水)仙台サンプラザホール5月20日(木)仙台サンプラザホール5月24日(月)グランキューブ大阪メインホール5月25日(火)グランキューブ大阪メインホール5月27日(木)神戸国際会館こくさいホール5月28日(金)神戸国際会館こくさいホールリリース情報NEW ALBUM 『NEED』11月11日(水)発売CD盤ジャケットCD盤:¥3,000+税<CD>1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT4 Noise5 水6 風のうた7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人10 素晴らしい世界に11 SingLP盤ジャケットLP盤(2枚組):¥4,500+税<SIDE A>1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT<SIDE B>4 Noise5 水6 風のうた<SIDE C>7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人<SIDE D>10 素晴らしい世界に11 Sing渋谷すばる『NEED』特設サイト渋谷すばるオフィシャルサイト
2020年11月11日渋谷すばるが11月11日(水)にリリースする2ndアルバム『NEED』全曲が、本日0時より先行配信をスタート。さらに、収録曲「Sing」のミュージックビデオを公開した。同曲は「歌が必要だ この世界中に」「歌が必要だ どんな時代も」といった言葉と、後半のシンガロングが印象的な楽曲。広い会場でのたくさんの人との大合唱が似合う楽曲だが、本MVでの小さなライブハウスでたった一人で歌う渋谷の姿からは「いつかみんなで大合唱できる日を夢見て」というメッセージが感じられる。アルバム『NEED』からはすでに「風のうた」のMVが公開されており、今作は2曲目のMV公開となる。『Sing』 Music Video『風のうた』 Music Videoリリース情報NEW ALBUM 『NEED』11月11日(水)発売CD盤ジャケット【CD盤】品番:WPCL-13237 / ¥3,000+税〈CD〉1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT4 Noise5 水6 風のうた7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人10 素晴らしい世界に11 SingLP盤ジャケット【LP盤(2枚組)】品番:WPJL-10128 / ¥4,500+税〈SIDE A〉1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT〈SIDE B〉4 Noise5 水6 風のうた〈SIDE C〉7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人〈SIDE D〉10 素晴らしい世界に11 Sing渋谷すばる『NEED』特設サイト渋谷すばるオフィシャルサイト
2020年11月06日11月20日(金)に発売される雑誌『SWITCH』に、2019 年にソロアーティストとしての活動を始動させた渋谷すばるの1万字ロングインタビューが掲載されることが明らかとなった。2018年7月まで関ジャニ∞のボーカルとして活動し、同年末を持ってジャニーズ事務所を退社した渋谷すばる。2019年10月にはファーストアルバム『二歳』をリリースし、今年7月には配信シングル『人』と、同タイトルの映像作品とフォトブック『二歳と364 日』を発表するなど、ソロアーティストとしても大きな活動を見せてきた。そして、11月11日(水)には2ndアルバム『NEED』をリリース。この『NEED』のレコーディングから、雑誌『SWITCH』による密着取材が実現した。独立してから約2年の間、メディア取材に沈黙を貫いてきた渋谷が雑誌取材に応じるのは今回が初。当初は今年1月に幕張メッセにて行われた『二歳』のツアーを観て『SWITCH』は取材を申し込んだが、コロナの影響でツアーは中止を余儀なくされ、取材も叶わなかったという。しかし、その後も取材のオファーを続け、ようやく8月に始まった『NEED』のレコーディングからの密着取材が決まった。本誌では、密着取材で撮り下ろした渋谷の姿をフォトストーリーとして掲載。ここでしか見られない写真を贅沢に使いながらソロアーティストとして真摯に音楽と向き合う姿勢を記録し、渋谷の生き方と徹底的に紐解いていく。SWITCH巻末特集16ページ、約1万字におよぶロングインタビューに注目してほしい。(以下、本誌ロングインタビューより渋谷すばるの発言を抜粋)まず、最初にSWITCHが問いかけたのは、世界中を旅した理由。「それまで日本のエンターテインメントの中ではいろんなことをやらせてもらってきて、今後はひとりで音楽をやっていこうと決めた。そこで自分が一体どこまで行けるんだろうか、ということを考えた時に、世界に向けてということも視野に入れていきたいという気持ちもあったんです。でもそれ以上に、バックパッカーみたいな旅はこれまでなかなかできなかったことでもあるので、そういう旅をしてみて自分が何を感じるのかということにも興味があった」「あのタイミングで海外に行ったことで、原点に戻るじゃないですけど、ほんまにただの“人”として旅ができた。そのことがすごく大きかったかな」ただの“人”に戻れた。その感覚は渋谷にとって大きな転機だったのかもしれない。そして渋谷は言う。「自分が生きているということのすべてが表現やと思ったんです。だから自分自身の全部を引っ括めて伝えられたらいいなという思いはありました」【SWITCH発売情報】『SWITCH Vol.38 No.12(2020年12月号)特集 30年目の福山雅治』発売日:11月20日(金)発売価格:1000 円+税商品ページ: 【リリース情報】渋谷すばる 2nd ALBUM『NEED』11月11日(水)リリース◆CD盤品番:WPCL-13237POS:4943674319251価格:3000円+税<CD収録内容>1:Sing -a cappella-/2:Earth Color/3:BUTT4:Noise/5:水/6:風のうた7:たかぶる/8:今日はどんな一日だった/9:人10:素晴らしい世界に/11:Sing◆LP盤 2枚組品番:WPJL-10128POS:4943674319268価格:4500円+税<SIDE A>1:Sing -a cappella-/2:Earth Color/3:BUTT<SIDE B>4:Noise/5:水/6:風のうた<SIDE C>7:たかぶる/8:今日はどんな一日だった/9:人<SIDE D>10:素晴らしい世界に/11:Sing
2020年11月02日渋谷すばるが、11月11日(水)にリリースするセカンドアルバム『NEED』より、収録曲「風のうた」のミュージックビデオを公開した。本楽曲はどこか懐かしく感じる爽やかな曲に仕上がっているが、MVはまさにそれをストレートに表現するかのように、青空のもと草原でバンドメンバーと共に楽しそうに演奏する姿が印象的な映像に仕上がっている。撮影は9月下旬に行われたが、連日雨が続く中この日だけ雲ひとつない晴天に恵まれたという。なお、同曲は本日よりアルバムリリースに先駆けて先行配信をスタートさせている。MVと合わせてチェックを。「風のうた」 Music Video「風のうた」先行配信URLリリース情報NEW ALBUM 『NEED』11月11日(水)発売CD盤ジャケット【CD盤】品番:WPCL-13237 / ¥3,000+税〈CD〉1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT4 Noise5 水6 風のうた7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人10 素晴らしい世界に11 SingLP盤ジャケット【LP盤(2枚組)】品番:WPJL-10128 / ¥4,500+税〈SIDE A〉1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT〈SIDE B〉4 Noise5 水6 風のうた〈SIDE C〉7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人〈SIDE D〉10 素晴らしい世界に11 Sing渋谷すばる『NEED』特設サイト渋谷すばるオフィシャルサイト
2020年10月30日11月11日(水)に発売される渋谷すばるのセカンドアルバム『NEED』が、11月6日(金)より全曲先行配信されることが決定した。『 NEED』は、「どんな時でもただ目の前にある当たり前の日常を大切にしたい」という渋谷の気持ちを込められた一作。フェスや、先日YouTubeで生配信された「渋谷すばる Special Studio Session」では数曲アルバムの中から新曲を披露しているが、全貌はまだ明らかになっていない。また、明日10月30日(金)0時(※本日24時)より、『NEED』収録曲の「風のうた」が先行配信されることも決定した。「風のうた」先行配信リリース情報NEW ALBUM 『NEED』11月11日(水)発売CD盤ジャケット【CD盤】品番:WPCL-13237 / ¥3,000+税〈CD〉1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT4 Noise5 水6 風のうた7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人10 素晴らしい世界に11 SingLP盤ジャケット【LP盤(2枚組)】品番:WPJL-10128 / ¥4,500+税〈SIDE A〉1 Sing -a cappella-2 Earth Color3 BUTT〈SIDE B〉4 Noise5 水6 風のうた〈SIDE C〉7 たかぶる8 今日はどんな一日だった9 人〈SIDE D〉10 素晴らしい世界に11 Sing渋谷すばる『NEED』特設サイト渋谷すばるオフィシャルサイト
2020年10月29日