東京・六本木のサントリー美術館で、「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」が開催されています。天下人・織田信長の13歳下の弟として生まれた織田有楽斎(うらくさい、1547-1621)。本展では、茶人としても活躍した有楽斎の人物像を名品などにより紹介。展示風景や学芸員さんのお話などレポートします!戦国を生き抜いた男!展覧会入り口※本記事の写真は、主催者の許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 325本展では、織田有楽斎とゆかりの深い寺である京都・建仁寺塔頭 正伝永源院(しょうでんえいげんいん)の寺宝を中心に、有楽斎にまつわる茶道具や手紙などの資料を展示。多彩な作品をとおして、彼の生き方に触れられる展覧会です。有楽斎は、もともと織田長益(ながます)として活躍していた武将でした。長益(有楽斎)は、信長の長男・信忠に仕えていましたが、1582年に起きた「本能寺の変」で信長は自害。さらに、信忠が二条御所で抗戦した末に自害したのにもかかわらず、長益(有楽斎)は脱出して生き延びました。これにより、人々から「逃げた男」と揶揄され、今でもそのイメージで戦国ドラマに登場することもしばしばあります。プレス内覧会に登壇された建仁寺塔頭正伝永源院第24世住職真神啓仁さんは、本展開催のきっかけについて、次のように語っています。真神さん当院は、鎌倉時代の文永年間に創建された寺でしたが、戦禍により荒廃していました。その寺の再興にあたったのが、織田有楽斎です。彼は「逃げの有楽」という不名誉なイメージがつけられていましたが、それを改めて問い直せないかと思い、本展の発案となりました。有楽斎は正伝院を再興し、晩年には現在国宝に指定されている茶室「如庵」を創設しました。茶の湯をとおして、大名や僧侶たちと交流をはかった人物でもあります。彼の想いや美意識を本展で感じていただきたいです。有楽斎がお出迎え…!《織田有楽斎座像》江戸時代17世紀正伝永源院蔵【通期展示】では、展示の見どころをピックアップしてご紹介。最初の展示室に入ると、まず目に入るのが有楽斎の生前のお姿を表した座像です。本作品について、サントリー美術館・主任学芸員の安河内幸絵さんは次のように解説。安河内さんこの像では、有楽斎が僧の姿をしていますが、実際には僧籍があったわけではありません。千利休のように、茶人の姿としてこのような格好をしていたという説もあります。この有楽斎の像は、遠くをまっすぐ見つめる視線で、人の心の中を見透かしてしまうような、本質を見極めるような目をされています。本能寺の変で焼けた…!《本能寺跡出土瓦》桃山時代16世紀京都市蔵【通期展示】第一章では、有楽斎が織田家の一員であることや、武将としての一面をうかがい知ることができる歴史資料などを見ることができます。例えば、織田信長の一代記として知られる「信長公記」では、主要な武将のひとりとして長益(有楽斎)がいたことが記されています。また、本能寺跡から出土した瓦の一部も展示されています。この出土品について、安河内さんは次のように解説。安河内さん明智光秀の謀反により、信長は49歳で亡くなります。本能寺の跡から出土した瓦は、鬼瓦や軒瓦のほか、表面が変色した瓦も含まれています。展示されている橙色の瓦は熱を受けて変色したもので、激烈な火災であったことがうかがえます。伊達政宗とも交流!展示風景より、写真手前:織田信長像江戸時代18世紀正伝永源院蔵【通期展示】第二章では、有楽斎宛ての手紙や彼自身の手紙などの資料をとおして、茶人として活躍した有楽斎の姿が紹介されています。例えば、伊達政宗から有楽斎に宛てた手紙なども展示。政宗と有楽斎は茶を通じて親交があり、如庵での茶会に招かれたという話も残されています。手紙には現代語が掲示されているものも多いので、内容を理解しながら鑑賞を楽しむことができます。有楽斎の交友について、安河内さんは次のように解説。安河内さん有楽斎は武将たちのみならず、堺や博多の有力茶人や高僧、公家などとも幅広く交友し、茶の湯をとおして親交を深めていました。茶の湯が政治のツールとして使われ、茶会が政治の中で必要不可欠なコミュニケーションとなっていた当時、茶の湯に巧みで広い交友関係をもつ有楽斎は、豊臣や徳川家をはじめ、多くの人々から頼りにされたことが想像されます。圧巻の襖絵は必見!《蓮鷺図襖》狩野山楽江戸時代17世紀正伝永源院蔵【通期展示】三階のギャラリー空間では、有楽斎が再興した正伝院の客殿を飾った《蓮鷺図襖》16面すべてを展示。圧巻の見ごたえです!つぼみのハスや咲き始めたハスの姿、咲き誇る姿、そして枯れかけた姿もあり、ハスの生命や季節のうつろいが大変美しく描かれています。第四章と第五章では、織田有楽斎が晩年に再興し終の棲家とした建仁寺正伝院ゆかりの寺宝を紹介。茶道具や織田家ゆかりの蒔絵作品などを見ることができます。有楽町の由来という説も…!ちなみに、東京の千代田区にある「有楽町」という地名は、織田有楽斎が由来という説もあります。千代田区の公式サイトによると、有楽斎は関ケ原の戦いのあと徳川方に属し、数寄屋橋御門の近くに屋敷を拝領。その屋敷跡が「有楽原」と呼ばれていたことから、明治時代に「有楽町」と名づけられたそうです。(※諸説あります)武将や茶人として戦国時代を生き抜いた織田有楽斎の展覧会は、3月24日(日)まで開催。会期中、展示替えもあります。※参考サイトInformation会期:2024年1月31日(水)~3月24日(日)※作品保護のため、会期中展示替を行います。開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※2月22日(木)、3月19日(火)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで休館日:火曜日※3月19日は20時まで開館観覧料:一般 ¥1,600、大学・高校生 ¥1,000、中学生以下無料
2024年02月18日サントリー美術館では、2024年1月31日(水)より、『四百年遠忌記念特別展大名茶人織田有楽斎』が開催される。織田信長の弟として戦国の世を生き、晩年は茶人として大成した織田有楽斎(1547-1621)という人物を、ゆかりの「正伝永源院」の寺宝を中心に紹介する。信長の13年下の弟として生まれた有楽斎こと織田長益は、織田家の有力な武将であった。しかし、天正10年(1582)、明智光秀のクーデターによる本能寺の変で、兄の織田信長が自刃。当時、長益は、信長の息子で甥にあたる信忠と共に二条御所で応戦したが、自害した信忠とは対照的に、城を脱出して生き延びた。その後長益は豊臣秀吉、徳川家康という天下人に仕え、茶人としても活躍。大阪夏の陣を前に、京都、建仁寺塔頭「正伝院」(明治時代に「正伝永源院」となる)を再興するとここに隠棲し、古田織部、細川三斎、伊達政宗といった武将や、高僧や町衆など京都の文化的有力者と茶の湯を通じて交流した。正伝院に茶室「如庵」を造営し、茶の湯三昧の生活を送った有楽斎。彼が生前に集めた茶道具の多くが正伝院に寄進されたが、現在、それらの行方はほとんどわかっていないという。ただし日本各地に、かつて有楽斎が所蔵していたと伝えられる茶道具が伝来しており、それらを一堂に紹介することで、「有楽好み」の特徴を明かに見ることができるだろう。また、現在は愛知県犬山市の有楽苑に移築されている国宝の茶室「如庵」と重要文化財の「書院」を、裸眼で立体視できる「空間再現ディスプレイ」により、3D展示で紹介。「逃げた男」と揶揄されながらも茶人として大成した有楽斎が愛し、格式張らずに客をもてなしたその空間から、彼の人生哲学を感じることができるかもしれない。講演会や有楽流の特別呈茶席など、展覧会関連プログラムも予定されている。詳細および最新情報は、同館ホームページで確認を。<開催概要>『四百年遠忌記念特別展大名茶人織田有楽斎』会期:2024年1月31日(水)~3月24日(日)※会期中展示替えあり会場:サントリー美術館時間:10:00~18:00、金土、2月11日(日・祝)、22日(木)、3月19日(火)は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:火曜(3月19日は開館)料金:一般1,600円、大高1,000円公式サイト:
2024年01月10日戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』のメインビジュアルと東急歌舞伎町タワー全館とのコラボ、ゲーム「信長の野望」シリーズとのコラボが15日、明らかになった。今回のビジュアルは《須和国》の若き指導者・黄斬(片寄涼太)、国王の血を受け継ぐ幼馴染の吏希丸(瀬央ゆりあ)、《尊武国》の軍事総大将・ 玄武(RIKU)、玄武の戦いに惚れ込み鍛錬に志願刀鍛冶の家に生まれた白銀(浦川翔平)、《乃伎国》の若くして水の民を従える城主を継いだ男・ 湧水(水美舞斗)、湧水の側近である弦流(藤原樹)を中心にしたもの。豪華絢爛で極上な戦国の世界観を感じつつも『HiGH&LOW』らしさを感じる熱いビジュアルになっている。○■『HiGH&LOW THE 戦国』スペシャルコラボ決定上演に合わせて東急歌舞伎町タワーとの全館コラボも決定。第1弾としてHOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotelにて、舞台の世界観を客室でも楽しめるコラボルームの展開し、オリジナルルームキー、メッセージカード、特製スイーツ、オリジナルアメニティなども予定する。第2弾として109シネマズプレミアム新宿にてこれまでの「HiGH&LOW」シリーズの映画やLIVEを振り返ることができる上映会を実施する「ハイロー祭り!」を開催。さらに第3弾として2月9日にナイトエンターテインメント施設「ZEROTOKYO」にて「ハイローナイト」と題したクラブイベントを開催する。HiGH&LOW楽曲はもちろんのこと、「JAPANESE SUBCULTURE」をテーマに、ハイローファン以外の方々にも楽しんでいただけるプレミアムパーティーとなり、公演を終えた「HiGH&LOW THE 戦国」キャストが遊びに来る可能性も。そして、今年誕生40周年を迎えた、戦国時代の日本を題材とした歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』シリーズとのスペシャルコラボも決定。詳細は近日公開される。コラボタイトルは『信長の野望 覇道』『信長の野望 出陣』『100万人の信長の野望』『信長の野望 20XX』。【編集部MEMO】『HiGH & LOW』はこれまでドラマシリーズ5作、映画シリーズ7作が制作され、累計興行収入89億円、累計観客動員621万人を突破した、音楽・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた「総合エンタテインメントプロジェクト」。今回は戦国時代を舞台に物語が繰り広げられる。
2023年12月15日映画監督・北野武の最新作にして、自ら“本能寺の変”を策略する羽柴秀吉を飄々と演じ、明智光秀を西島秀俊、狂乱の天下人・織田信長を加瀬亮が演じる映画『首』。公開されるや否や、「世界のキタノの集大成」「こんな戦国時代劇が観たかった!」と話題騒然となっている本作の冒頭7分36秒の映像が限定公開された。名だたる戦国武将たちが「信長の跡目を継ぎ、天下を獲ってのし上がる」という正義も大義もない血まみれの争いを描いた本作は、そのタイトル「首」の題字が切り落とされるシーンから幕を開け、戦で首を取られた侍からサワガニが出てくるという衝撃的な映像で幕を開ける。冒頭映像は、その後の容赦ない血飛沫と暴力、そして登場人物たちの死を予感させる仕上がりだ。物言わぬ首なしの侍とサワガニから一転、舞台は信長(加瀬亮)に謀反を起こした荒木村重(遠藤憲一)の戦シーンに。1年半の長きに渡る戦いで信長は勝利するものの、村重は逃亡。“可愛がっていた”家臣である村重に裏切られた上に逃げられた信長は、秀吉(ビートたけし)、光秀(西島秀俊)ら家臣を集め村重の捕縛を命じ、なおかつ自分亡き後の跡目についてまで明言する。「ハゲが勝手に決めるな!このドクソたあけが!!」「働きしでー(次第)で跡目を選んだるに、俺のために死ぬ気で働け!」など、撮影時にかなり苦戦したという早口の河内弁で家臣を罵倒し、飛び蹴りを炸裂する加瀬さんの“天下人”に注目。「何をされるかわからない」恐怖ととに、「跡目」という餌をうまく使いこなし、家臣を巧みに動かす信長のカリスマ性も垣間見えるシーンにもなっている。この冒頭映像はKADOKAWA公式YouTubeとニコニコ生放送にて期間限定公開されている。◆YouTubeリンク※12月14日(木)20時~2024年1月4日(木)23時59分まで限定公開※年齢制限が設定されています◆ニコニコ生放送開場:12月15日(金)20時50分開演:12月15日(金)21時終了:12月15日(金)21時08分『首』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:首 2023年11月23日より全国にて公開ⓒ2023KADOKAWA ⓒT.N GON Co.,Ltd
2023年12月14日9月12日(火)今夜最終回を迎えるドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」より、伊藤沙莉、中島健人、織田裕二がクランクアップした際のコメントが到着した。本作は、執行官をテーマに描くポップなお仕事ドラマ。約4か月におよぶ撮影を終え、迎えたクランクアップ。初めてのゴールデン帯連続ドラマで主演を務めた伊藤さんは、大きなプレッシャーも抱えていたようで、時おり涙を見せながら、「小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありました」と撮影をふり返り、「本当に皆さんのお人柄と優しさにいつも支えられていました。現場に来るのが本当に楽しみでした。楽しかったです、ありがとうございました!」と挨拶。伊藤さんとは何度も共演経験があり、常に「幼なじみのような存在」と語っていた中島さんは、「“沙莉座長”のもとしっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです」と笑顔。「すごく学べた日々でした。本当にレベルの高いチームで、日々制作のクオリティーが高く、テンポも良く、もっと頑張らないといけないなと思えた撮影期間でした。織田裕二さんをはじめとした“生きる伝説”たちとも一緒にお仕事ができてよかったです」とコメント。織田さんは「『もういい歳なんで、そろそろ老兵は…』なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして…また暴れたいと思います(笑)」と確かな手応えを語りつつ、今後にも大いなる期待を抱かせるコメントを寄せた。そして今回の最終話は、執行官の仕事の中で最も難しいと言われる事件、“子の引き渡し”に挑む。また、「いつか執行官になりたい」と決意表明をしたひかりがこの先歩む道も、最終回の大きな見どころのひとつ。もちろん、司法試験の予備試験に臨んでいた栗橋の合否結果、その先の進路にも注目だ。最終話あらすじ小原樹(織田裕二)たちの前で「いつか執行官になりたい」と、重大な決意を明かした吉野ひかり(伊藤沙莉)。室長の日野純二(勝村政信)らに現実的な厳しさを説かれる中、小原だけは自分の決断を喜んでくれるのでは、と思っていたひかりだったが、小原からも「勧める自信はない」と言われてしまう。そんな中、小原のもとに「子どもの連れ去り」という、執行官の仕事の中で最も難しいと言われる事件が舞い込む。娘の碧唯(小野井奈々)と愛犬を連れ、黙って家を出てしまった夫の興津大輔(福士誠治)に対し、「子どもの引き渡し」を求める仮処分の申し立てをしていた妻の凪咲(佐津川愛美)。家庭裁判所はすぐに引き渡しの判決を出したものの、大輔側がその決定に従わなかったため、子どもを直接強制、つまり「碧唯を執行」し、凪咲のもとに連れ戻す、という事件。凪咲本人と弁護士の串木田克子(堀内敬子)の希望もあり、自ら志願してこの事件に執行補助者として協力することになったひかり。子どもを執行するということに心を痛めていると、案の定小原から「そんなデリケートなハートで執行官なんかなれるか」と言われてしまう。そんな中、大輔が栗橋祐介(中島健人)の大学の先輩だということが判明。栗橋が大輔から聞いていた話と、凪咲が裁判所で話した内容にあまりにも違いがあったため、不安を抱えながら執行当日を迎える小原たちだったが、想定外の出来事が発生し、小原はショックを受けてしまう――。「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月12日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が、ラジオ関西の『ラジドラ☆パラダイス』内で放送予定の異世界ファンタジー作品 『悪役令嬢は織田信長に憑依される』の声優選出オーディションイベント「ラジオ関西ボイスドラマ『悪役令嬢は織 田信長に憑依される』声優オーディション」を、31日より開催している。『悪役令嬢は織田信長に憑依される』は、大人気漫画『パリピ孔明』の原作者が贈る異世界ファンタジー作品。漫画やラノベを原作にしたラジオドラマを放送するラジオ関西『ラジドラ☆パラダイス』にて、ボイスドラマとして放送されることに際し、「17LIVE」で声優オーディションイベントの開催が決定した。同オーディションは、「17LIVE」で活動中もしくは活動予定で、イベント終了日までに18歳以上であれば、誰でも参加が可能。上位に入賞したライバーの中から、見事最終オーディションで選ばれた2名は、今年8月下旬以降に放送されるラジオドラマ『悪役令嬢は織田信長に憑依される』に、グランプリ受賞者は本ストーリーのヒロインキャラクター、準グランプリ受賞者はサブキャラクターの声優として出演することができる。なお、同イベントの開催期間は、7月31日15時から8月14日23時59分まで。
2023年07月31日「7月23日に放送されたNHK大河ドラマ『どうする家康』で、岡田さん演じる織田信長が、本能寺で自害しました。徳川家康(松本潤)の乗り越えるべき“壁”である信長を演じきった岡田さんを絶賛する声が、SNS上で多数あがりました」(テレビ局関係者)『どうする家康』で信長を好演した岡田准一(42)。7月16日には信長が拠点とした安土城址がある滋賀県近江八幡市で、『どうする家康』のトークショーに登壇し、役作りについて語っていた。「家康にとって信長は兄のようで、師匠のようで、壁でもある。さらに『この人は急ぎすぎて(天下取りは)無理だった』と感じさせなきゃいけないので、すごく圧を出すことを注意してやっていました」1月15日に放送された『どうする家康』第2回『兎と狼』で、幼少期の家康を『兎のようだ』といい、相撲をとっては一方的に投げ飛ばし、威圧感を発揮していた岡田。以降もブレずに家康と対照的な狼・信長を演じ続けてきた秘訣とはーー。「格闘技の師範資格を持つ岡田さんは、毎朝サンドバッグ打ち100発などのトレーニングをしているそうです。“アクション俳優もアスリートと一緒で、常に練習していないと現場で力が出せない”という考えからだとか。こうした努力が“信長の怖さ”を生み出しているのでしょう」(芸能関係者)前出のトークショーでは、滋賀のイメージを「ジビエの有名なお店もある」と言い、「1年に1回はプライベートでも旅行で訪れる」と話していた岡田。訪れているジビエ料理店とはーー。前出のテレビ局関係者が明かす。「グルメな有名人たちがこぞって足を運ぶ名店です。県内の山奥にあり、猪や鹿などのジビエ料理を食べられます。なかでも冬の期間限定で出される数万円のコース料理の熊鍋が評判だとか。猟師が獲ったツキノワグマを味わうことができます。薄くスライスした熊のお肉を、お醬油をベースに蜂蜜で甘さが感じられるようにしたおだしでしゃぶしゃぶにして食べます。どんな食通も舌鼓を打つ絶品だとか」“最強&最怖”にこだわる岡田。これが功を奏したようで、’23年1月8日に「シネマトゥデイ」で配信されたインタビューで、松本潤(39)は、岡田のことを「怖いですね」といい、「一生頭が上がらない存在という意味では、劇中の信長と家康の関係に似ていると思います」と明かしていた。熊の力を借りて、“狼の信長”が生まれていた!?
2023年07月26日株式会社コーエーテクモゲームスは、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズ40周年記念作品『信長の野望・新生 with パワーアップキット』(7月20日(木)発売予定)につきまして、7月19日(水)に発売直前公式生放送の配信を決定いたしました。公式生放送配信決定番組ページURL: 番組では、「信長の野望」シリーズのファンでもあるポルノグラフィティの新藤晴一さんをゲストにお迎えし、実機プレイや最新情報の公開、プレゼントキャンペーンなど、盛りだくさんの内容でお送りいたします。■番組概要番組名 :信長の野望・新生 with パワーアップキット 発売直前公式生放送放送日時:2023年7月19日(水) 20:00~出演者 :MC 吉崎智宏(フリーアナウンサー)※敬称略 ゲスト 新藤晴一(ポルノグラフィティ)劉迪(開発プロデューサー兼ディレクター)・番組ページYouTube Live: Twitter Live: ■ゲストプロフィール新藤晴一(ポルノグラフィティ)1974年広島県出身。岡野昭仁(Vo)とともに、ポルノグラフィティにて、99年にシングル「アポロ」でメジャーデビュー。その後も、「サウダージ」「アゲハ蝶」「オー!リバル」などヒット曲を連発。23年5月31日には広島サミット応援ソング「アビが鳴く」を配信リリース。プロデュース・原案・作詞・作曲をつとめる新藤晴一初のミュージカル作品a new musical「ヴァグラント」が8月明治座、9月新歌舞伎座にて上演予定。ポルノグラフィティ公式サイト: 新藤晴一公式Twitter : ■『信長の野望・新生 with パワーアップキット』製品概要タイトル名 : 信長の野望・新生 with パワーアップキットジャンル : 歴史シミュレーションゲーム発売予定日 : 2023年7月20日(木)対応機種 : Windows(R)(Steam(R))/PlayStation(R)4/Nintendo Switch(TM)希望小売価格(予価): 信長の野望・新生 with パワーアップキット…11,880円(税込)信長の野望・新生 パワーアップキット…6,380円(税込)公式サイト : 公式Twitter : 権利表記 : (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。※記載されている内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更する場合がございます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月13日「ボクがこれまで50歳という年齢に持っていた印象は“人生の終わり”。織田信長の《人生五十年》という言葉をどこかに意識していました。でも、今わかったのは《人生五十年》って、50年しか生きられないという意味ではなくて、50になる前にどれだけのことができたのかということなのかと。もう30代や40代には戻れないですし。それまでどれだけ全力で走っていけるのかが、人生でいちばん大事だと思うようになりました。かつてのボクのなかでは、30歳までに自分がどれだけできるのかという思いがあり、余生が50歳で終わりというイメージで。だから正直今思うことは、まだなぜか生きてる…よくここまで生きたな…そんな感じです」7月4日に50歳の誕生日を迎えたGACKT。待望の主演映画『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』の公開も11月23日に決まった。年齢非公表だった彼が、初めて年齢を明らかにしたのは’09年、主演舞台『眠狂四郎無頼控』の制作発表でのことだった。その真意を聞くと――。「年齢公表するかしないかは意識していませんでした。でも、そのとき、もうそろそろ年齢を言ってもいいんじゃないか、と思ったんです。ファンも知らなかったし。たまたま、そのときのプロデューサーが『年齢言うのはどう?』と提案してきた。だから『いいよ』って。別に隠したいことでもなかったですし。だからそこで『え、俺より年下だったの?』と思った人いっぱいいると思います。『あんなに態度でかいのに』って(笑)。自分の年齢を隠した理由はひとつだけ。ボクは20歳のとき上京して音楽始めたとき、周りがみんな先輩だったんですよ。だから年齢を言うと、すぐさま後輩扱いされてこき使われる。先輩後輩って年齢で勝手に決まるでしょう?そうすると年上の相手はなめてくるから、当時のバンドメンバー以外には、年齢は一切言わなかったんですよ。448歳とか適当に言っていました。『あいつ絶対俺より年下だよな。なめた態度とってきたから潰すか』みたいな感じになったら『じゃ、やる?』って。バンド時代は、そんなことばかりでしたから」■例年、GACKTは誕生日にプライベートパーティを開くという「7月4日はだいたいライブと誕生日イベントがあって、それが全部終わって疲れ果てた後にプライベートのパーティがあります。300~400人集まるから、お酒も大量に用意してますよ。最初はワインだったけれど、ここ12~13年前からはテキーラになりました。一人1分話しても400人いたら400分、約7時間。ワインをそんな飲み続けるのはキビしいでしょう?だったら、みんな参加型の“テキーラ生き残り”パーティにしようかと。常に覚悟のある人だけ来てくれと連絡しています。入口で誓約書も書かせます。ここで何が起きてもすべて自己責任だと。誕生会が始まると、仲間たちがステージ上に来て、すぐテキーラを10杯飲むから、キツイですよ(笑)。だからみんなどんどん消えてく。最後に残るのが30人ぐらい。最後はみんなベロベロで帰ります。残された後はひたすら孤独。完全にハイになって眠れないから、朝からみんなにメッセージ打ってます。当然、誰も返ってこない。昼過ぎになって、ようやくポツポツと『大丈夫ですか?』と返信が来て。『ずっと朝からメッセージ打ってたよ。孤独だな』と返すんですよ。そのとき思ったのが『もしかしたら戦場って、こんな感じなのかな』って。戦争で生き残って帰ってきた人たちって、また戦場に戻るっていいますよね。精神的に日常の生活が受け入れられなくて、虚無感があって。みんなもう飲みたくないって言うし、ボクも飲みたいわけではないんだけど、極限状態にまた返ってしまう気持ち、わかるなって。そんなこと考えているからおかしいとか言われるんでしょうね(笑)。ただ、体調不良で活動を休止してから酒は弱くなりました。昔みたいにテキーラを5~6本とか飲めなくなりました。この前の誕生日のときは3本ぐらいかな」■財産、愛犬のこと。遺書20通書きましたGACKTは昨年末、本誌のインタビューで’21年秋からの約1年間の活動休止期間中、遺書を書いたと語っていた。50歳を前に、終活を考える契機があったようだ。「遺書はね、20通ぐらい書きました。『財産はこういうふうに分けて、車は清算して』とかね。愛犬は姉だったり、スタッフに託したりとか、そういうことを書きました。ボクの墓のことも姉に伝えています。『沖縄の海に散骨してくれ』と。墓なんていりません。昔からそうなんですよ。墓に来てもらいたくないですよ。海を見て手合わせてくれるぐらいで十分。身内のお墓を買ったり、いろんなことをやったとき思ったんです。ここ(墓)にいたくないなって。ボクは毎年、沖縄に戻って実家の墓を掃除してるんですよ。今はボクの役目になっていて。最低20人から30人のスタッフを連れて墓掃除に行ってます。20代後半からお墓の掃除を手伝っていましたが、一族の人たち皆、年をとってやり手がいなくなってしまったんですよ。沖縄の門中墓(むんちゅうばか)って、もともとサイズが大きい。うちの墓は山奥にあって、古かったから建て直したんですが、今も(今回撮影した)このスタジオぐらいの大きさはありますよ。もともとは、もっとデカかった。覚えているのは6歳のとき。サトウキビ畑を車で抜けて、あぜ道を抜け山の中歩いて、たどり着くまでも大変で。大きな墓に苔も生えるし草も生えるし、汚れも全部掃除しないといけない。ハブの出ない時期に行くようにしてました。お墓だけではなく祭壇もあって、お墓と祭壇が沖縄の別々の場所にあって。うちの先祖のルーツは沖縄の南部エリア。お墓は南部にあって、ひいじいさんが北部で町を作ったから祭壇は北部にあるんです。だからお墓と祭壇の掃除は日帰りでは行けなくて。いちばん最初は6人で行ったんだけど、終わらなくて墓掃除だけで2日半かかって。ボクの後の世代には、そんな嫌なことをさせたくない。死後、毎年管理しなきゃいけない状況が続くとしんどいでしょう?だからボクは散骨でいい。海を見に来てくれて『ここにいるんだな』っていうぐらいでちょうどいい。そのうち誰も来なくなっても、誰も困らないでしょう」ヘアメイク:奥川哲也(dynamic)スタイリスト:Rockey衣装:HARAJUKU VILLAGE
2023年07月04日世界中で話題沸騰のAIチャットサービス“chatGPT”。インターネット上にある膨大な情報をもとに、質問に対してチャット形式で回答をしてくれる高度な技術を持ったサービスをご存知ですか?mamagirlでは「実験」と銘打って、噂のchatGPT活用に挑戦!非現実的な質問から、噂の都市伝説、今さら聞けないあんなコトやこんなコトをドシドシ投げかけちゃうコーナーを設置しました♪回答文はchatGPT原文をそのまま掲載。いったいどんな回答を出してくるのか、ぜひ読んでみてくださいね。商業や芸術を中心に都市が発展したかも!?斎藤道三が天下統一を達成した場合、彼の独自の政策や人間性が日本全国に影響を及ぼしたことでしょう。その場合、日本は以下のような形状になるかもしれません。政治面:1.合理的な領地管理:斎藤道三は、織田信長にも影響を与えた「知行一致」の政策を推進した人物です。その政策は領地の効率的な管理を可能にし、さらには農民の生活を安定化させる可能性があります。全国統一した日本全体でこの政策が適用されれば、経済的な安定と発展がもたらされるでしょう。2.積極的な外交政策:斎藤道三が外交に積極的であったならば、それは他国との交流を通じて新たな技術や文化を取り入れ、それを全国に広める可能性があります。これは日本全体の発展に寄与するでしょう。3.中央集権制の強化:斎藤道三が天下統一を達成した場合、そのリーダーシップの下で中央集権制が強化されるかもしれません。それにより国内の混乱が収束し、安定した政治体制が形成される可能性があります。文化面:1.茶道文化の発展:斎藤道三は、茶の湯を愛したことで知られています。彼が天下を統一していれば、茶道文化が全国的に普及し、より深化・発展した可能性があります。2.宗教の自由:斎藤道三は、自身が浄土真宗の信者であったことから、信教の自由を重視していた可能性があります。それが全国に広まれば、宗教の多様性と寛容性が広がった可能性があります。3.都市の発展:斎藤道三は、彼の本拠地である美濃国の大垣城周辺を発展させ、商業都市として栄えるようにしたとされています。このような斎藤道三の都市開発の視点が全国に広まれば、全国的に都市が発展し、商業や芸術が繁栄した可能性があります。美術品や工芸品の製作に関心が向けられ、より一層の文化的繁栄をもたらすかもしれません。まとめ:斎藤道三が天下統一を達成していた場合、政治面では効率的な領地管理、積極的な外交政策、中央集権制の強化など、日本全国の安定化と発展に寄与する可能性があります。また、文化面では茶道文化の普及、信教の自由の推進、都市の発展という形で日本の文化的多様性と繁栄が促進されるかもしれません。これらはあくまで推測に過ぎませんが、斎藤道三の天下統一が日本に与えた可能性の影響を考える一助となるでしょう。※chatGPT原文をそのまま掲載しています。突飛な質問にも真面目に答えてくれるchatGPTどうでしたか?突拍子もない質問はもちろん、どんな問いにも具体的な答えをくれるところはさすがAIですよね!今後も面白い質問を編集部からchatGPTに投げかけていくので、乞うご期待です♪
2023年06月27日「織田さんは10月クールのドラマのオファーを断ったそうです。なんでも8月に開催される世界陸上のためだとか。織田さんは7月クールのドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)に出演しますが、早撮りで進行していて、世界陸上までには撮り終わる予定だそうです」(テレビ局関係者)織田裕二(55)は’97年から13大会連続で『世界陸上』(TBS系)のメインキャスターを務めていた。「地球に生まれてよかったぁー」「霊長類なめんな」など数々の名言を生んできたが、’22年に開催されたアメリカ・オレゴン大会をもって卒業。最終日に、織田はこんなメッセージを視聴者に送っている。「世界陸上に出合えたことに感謝いたします。たくさん元気をもらいました。この(オレゴン)大会もです。大好きです世界陸上。僕たちはね、今日で終わりますが、世界陸上はまだまだ続きますよ」25年間メインキャスターを務めてきた織田。今大会は総合司会を同局の江藤愛アナ(37)と、石井大裕アナ(37)が務める。「やはり経費削減が最大の理由です。織田さんが出演するのにかかるお金は、旅費などを含めると一大会で、約3千万円にもなりますからね……。織田さん本人は残念に思っていたといいます」(前出・テレビ局関係者)もともと陸上に興味がなかったという織田だが、’22年の『世界陸上2022 オレゴン』のメインキャスター就任が発表された際には、「タイプの違うアスリートが一堂に会するスポーツは陸上しかない。そこに魅力を感じています」とコメントするなど、すっかりほれ込んでいた。「いまや世界陸上を“ライフワーク”と公言している織田さんは、周囲に“今回は自腹で現地に行くつもりだ”と話していました。特別出演したり、観戦している様子がカメラに映ったりすることがあるかもしれませんね。織田さんがおとなしく試合を見ているとは考えにくいので、選手にとっては心強い応援団長になってくれそうです」(芸能関係者)織田が東京から9千キロはなれた、ハンガリー・ブダペストに、自腹でキターー!?
2023年05月29日世界中で話題沸騰のAIチャットサービス“chatGPT”。インターネット上にある膨大な情報をもとに、質問に対してチャット形式で回答をしてくれる高度な技術を持ったサービスをご存知ですか?mamagirlでは「実験」と銘打って、噂のchatGPT活用に挑戦!非現実的な質問から、噂の都市伝説、今さら聞けないあんなコトやこんなコトをドシドシ投げかけちゃうコーナーを設置しました♪回答文はchatGPT原文をそのまま掲載。いったいどんな回答を出してくるのか、ぜひ読んでみてくださいね。天下統一を目指すには朝から情報収集が欠かせません織田信長のモーニングルーティンは、戦国時代の日本の武将の文化や習慣に基づいており、現代とは異なる文化や習慣に基づいています。具体的な時間は正確ではないかもしれませんが、おおよその流れを以下に示します。6:00 起床6:15 身支度や軽い運動6:45 部下との情報共有や戦略の確認7:15 朝食。米を主食とし、野菜、魚、豆腐、漬物などが提供されることが一般的7:45 部下や家臣との会議や相談8:30 軍事戦略や政策立案の準備9:00 部下や家臣との交流や指導10:00 軍事演習や領土巡回の準備このように、織田信長のモーニングルーティンは、戦国時代の日本の武将の文化や習慣に基づいています。そのため、現代の生活スタイルとは大きく異なる点がいくつかあることに注意してください。※chatGPT原文をそのまま掲載しています。突飛な質問にも真面目に答えてくれるchatGPTどうでしたか?突拍子もない質問はもちろん、どんな問いにも具体的な答えをくれるところはさすがAIですよね!今後も面白い質問を編集部からchatGPTに投げかけていくので、乞うご期待です♪あわせて読みたい🌈【chatGPTに聞いてみた!】織田信長が天下統一したら日本はどうなっていた?
2023年05月01日『朗読活劇 信長を殺した男 2023』の公開ゲネプロが26日、27日に東京芸術劇場 シアターウエストにて行われた。原作は明智憲三郎×藤堂裕による売上総数200万部以上のヒットコミック『信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~』。明智光秀の新たなる実像を描いた作品として話題を呼んでおり、現在までに本編8巻+外伝の全9冊が発売されている。朗読活劇としては2021年に神田明神ホールにて初演が上演され、今回新たな出演者により上演。脚本は岡本貴也&江頭美智留が、演出は岡本貴也が務め、“チーム桔梗”では明智光秀を相葉裕樹、織田信長ほかを立花裕大、豊臣秀吉ほかを安井一真、徳川家康ほかを加藤良輔、煕子/玉(ガラシャ)を小宮有紗が演じる。また“チーム木瓜”では明智光秀を陳内将、織田信長ほかを健人、豊臣秀吉ほかを吉高志音、徳川家康ほかを葉山昴、煕子/玉(ガラシャ)を黒沢ともよが演じ、三味線の山影匡瑠は両チーム共通出演となる。上演は東京芸術劇場 シアターウエストにて4月27日~4月30日。
2023年04月28日伊藤沙莉が主演するドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」の放送が決定。中島健人(Sexy Zone)や織田裕二も迎え、ポップで痛快なお仕事コメディを展開させる。本作は、各地方裁判所に所属する裁判所の職員であり、裁判で出された結論が実現されない場合に、情け容赦なく、強制執行によって財産、金品、不動産などを差し押さえたり、没収したりする国家公務員・執行官を題材とした物語。個性豊かなキャラクターたちと軽妙なテンポのセリフの応酬により、明るく誰もが楽しめるドラマとなっている。脚本は、「カバチタレ!」や連続テレビ小説「あさが来た」、「未解決の女 警視庁文書捜査官」など、お仕事モノに定評のある大森美香が手掛ける。ゴールデン帯連続ドラマ初主演となる伊藤さんが演じるのは、ひょんなことから執行補助者となる吉野ひかり。大らかで明るく、親しみやすい性格のひかりは、それまで勤めていた信用組合を辞め、一念発起して上京。憧れだったペット関連の仕事に就くが、その会社はある日執行をうけ、倒産。しかし、その執行を行った執行官・小原樹からある能力“犬にものすごく好かれる”ことを買われ、執行補助者として新たな道を歩み始める。そして2人は、誰も想像し得なかった凸凹バディを結成することに。そんなひかりを執行補助者の道へと引きずり込む執行官・小原樹役には、テレビ朝日のドラマ初出演となる織田さん。小原たちが籍を置く執行官室の頼れる事務員・栗橋祐介を、中島さんがセクシーを封印し、黒縁メガネにベスト、アームカバーというスタイルで演じ、執行官たちの業務をサポートする。<キャスト・脚本家コメント>・伊藤沙莉このドラマの企画書をいただいた時に、私は初めて“執行官”という職業を知りました。きっとそういう“初めて”という方はたくさんいらっしゃるのではないかと思うので、そこに焦点を当ててドラマを作るというのはとても新しいですし、“執行官”がどういうお仕事なのかということを知りつつ、そこにまつわるドラマが展開していくのはとても面白いと思いました。織田裕二さんは、私にとっては「テレビで見ていた方」だったので、《スター感》を抱いていて、お会いするまではすごい緊張していたんです。「怒られたらどうしよう…」なんて思っていましたが、本読みの日に初めてお会いして、全てが覆りました(笑)!こんなに気さくでライトに話してくださる方なんだ!って一気に緊張が解けて、現場に入るのが楽しみになりました。このドラマには犬がたくさん出てきますが、みんな本当にお芝居が上手。織田さんが演じる小原さんは「犬が怖い」という役ですが、そんな織田さんのお芝居とそれに対する犬たちの化学反応みたいなのも素晴らしいことになっていて、織田さんと犬が共鳴し合っている様子が面白いなと思いながらいつも見ているんです。“執行官”という聞きなじみのない職業で法律に関するドラマ、と聞くとちょっと堅く感じられる方も多いかもしれませんが、すごく楽しく描かれていますし、どの登場人物もキャラが濃い!見ていて全く飽きないドラマだと思いますので、ヒューマン的な部分、ラブの部分なども含めて楽しんでいただけたらと思います。・中島健人“執行官”と聞いた時は、まず「なんぞや」と思いました。“執行”という言葉に聞きなじみはありませんでしたが、切れ味があってかっこよさそうなので、そこに織田裕二さんのお名前がキャスティングされているのを見て、「どういう役かはわからないけど、きっと合うだろうな」と確信しました。と同時に、僕と(伊藤)沙莉はどういうポジションなんだろう、と悩みました(笑)。僕も織田さんと言えば、「青島刑事(『踊る大捜査線』)」のイメージでしたし、これまでに本当にたくさんの作品を拝見してきていたので、「え、その織田さんとこれから一緒にお芝居をするの…?」という不思議な気持ちでした。ちょうどドラマの撮影開始がSexy Zoneのドーム公演を控えていた時期で緊張していたんですけど、正直織田さんとの共演のほうがある意味、緊張しちゃったりしていて…(笑)。2つの緊張が隣り合わせだったあの時期は忘れられないです。現場では、役者としての大切なことだったり、お芝居に関してのアドバイスだったり、いろんなお話をしてくださって…撮影中ずっとドキドキしていました(笑)!これまでドラマ・映画などで取り扱ったことのない“執行官”というものを題材にした新しい作品です。法律的なこともそうですが、いろんな形の“愛”、人と人との繋がりを、執行官を通して知ることができますので、ぜひこの夏を楽しみにしていただけたらと思います。・織田裕二“執行官”って簡単に言ってしまうと、「裁判で判決が下っているのに、お金を払ってもらえない、退去してもらえない、など進行しない事柄に対して執行をする」、いわば司法の《最後の砦》なんですよね。なのに、国家公務員なのにも関わらず、出来高制なんです。「そんな国家公務員いるの!?」と正直驚きました。(伊藤)沙莉ちゃんとも中島(健人)くんとも今回が初共演でした。沙莉ちゃんはいろいろな作品に出ているのを見て上手だなあと思っていましたが、実際にお会いしたらとても可愛らしい方。中島くんはこれからますます楽しみな俳優さんだなと思いました。タイトルにもある通り、このドラマには犬がたくさん出てくるのですが、どの子たちもすごくいい子でちゃんとお芝居をしているんです。思わず切なくなってしまったようなシーンも多々ありました。ストーリーは毎話完結に近いですし、多彩なゲストもいらっしゃるので、皆さん、どうぞお見逃しなく!・大森美香(脚本)一昨年、幕末期からの日本を描く大河ドラマの脚本を書かせていただいた後、猛烈に今の日本を知りたくなり「次に描くなら令和の今を切り取れるような作品を!」と願ってプロデューサーさんたちと色んな職業を捜していた中で知ったのが“執行官”というお仕事です。裁判所職員でありながら常に現場に立ち、現状に行き詰まり動けなくなっている人々と向き合う“執行官”。その“執行官”という職業に法律や裁判所とは無縁だった犬好きの主人公・ひかりさんが出合います。戦争や紛争が続き、日常的にミサイルが飛んできたりと油断ならない昨今ですが、ご覧いただく皆さんに「明日も一歩踏み出そう」と思っていただけるパワーやワクワクを少しでもお届けできればと心から願っています。伊藤沙莉さん、中島健人さん、織田裕二さん(お三方ともご一緒するのは初めて!)をはじめとして、キャスト&スタッフ一丸となって制作しております。どうぞご期待ください!「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は7月、毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年04月28日世界中で話題沸騰のAIチャットサービス“chatGPT”。インターネット上にある膨大な情報をもとに、質問に対してチャット形式で回答をしてくれる高度な技術を持ったサービスをご存知ですか?mamagirlでは「実験」と銘打って、噂のchatGPT活用に挑戦!非現実的な質問から、噂の都市伝説、今さら聞けないあんなコトやこんなコトをドシドシ投げかけちゃうコーナーを設置しました♪回答文はchatGPT原文をそのまま掲載。いったいどんな回答を出してくるのか、ぜひ読んでみてくださいね。京都を中心として茶道や能楽が発展!?織田信長が天下統一を果たしていた場合、政治面・文化面の両面で日本は大きな変化を遂げた可能性があります。以下にそれぞれの面について、具体的に考えてみます。【政治面】1.中央集権的な国家体制の確立織田信長が天下を統一した場合、戦国時代に存在していた多数の独立した領主たちが、統一された国家の一部として統合されたことになります。このことで、中央集権的な国家体制が確立され、全国的な法律や制度の統一が進んだ可能性があります。2.官僚制度の整備織田信長は、統治に有能な人材を重用しており、天下統一後は官僚制度を整備することが考えられます。それによって、国家の統治に必要な役人を集め、効率的な政治運営を行うことが可能になったかもしれません。3.農民の地位向上織田信長は、農民の地位向上を目指して税制改革や土地の整備を行っていました。天下統一後は、全国的にこれらの改革が実施されることになり、農民たちはより安定した生活を送ることができるようになったかもしれません。【文化面】1.京都を中心とした文化の発展織田信長は、京都に文化的な中心地を作ることを目指しており、天下統一後もその方針は維持されたかもしれません。そのため、京都を中心にした文化的な発展が進んだ可能性があります。2.茶道の普及茶道は、織田信長や豊臣秀吉らの時代に広まった文化的な運動であり、彼らが天下を統一していた場合、茶道が全国的に普及した可能性があります。3.能楽の発展織田信長は、能楽を保護しており、能楽の発展に寄与していました。彼が天下統一を果たした場合、能楽の普及が進んだ可能性があります。以上が、織田信長が天下統一を果たしていた場合、政治面・文化面それぞれで起こりうる変化の一部です。ただし、これらはあくまでも仮説であり、実際には多くの要因が絡み合って歴史は変化していくものです。また、天下統一後にも織田信長が存命していた場合、政治や文化に与える影響はより大きくなった可能性があります。彼のリーダーシップや政策がどのように変化をもたらすかについては、歴史の「もしも」に想像力を働かせることが必要です。※chatGPT原文をそのまま掲載しています。突飛な質問にも真面目に答えてくれるchatGPTどうでしたか?突拍子もない質問はもちろん、どんな問いにも具体的な答えをくれるところはさすがAIですよね!今後も面白い質問を編集部からchatGPTに投げかけていくので、乞うご期待です♪あわせて読みたい🌈河童を怒らせずに頭のお皿を触る方法って?【chatGPTに聞いてみた!】
2023年04月17日東京都内にあるビルから、コートをはおりながら現れたのは織田裕二(55)。本誌が彼を目撃したのは4月上旬。このビル付近で、テレビ朝日の7月期連続ドラマのロケが行われていたのだ。「裁判所の職員である“執行官”の活躍を描く作品です。主演は、’24年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』でも主役を務めることで注目されている伊藤沙莉さん(28)。織田さんが、主演以外で連ドラに出演するのは、’93年に放送された『素晴らしきかな人生』(フジテレビ系)以来、30年ぶりのこと。業界関係者を驚かせています」(テレビ局関係者)30年間主役を張り続けてきただけに、織田のプライドの高さはよく知られていた。「いわゆる“俺様俳優”の代表格でした。有名なのは’93年に公開された映画『卒業旅行ニホンから来ました』で、監督に対して『脚本に興味がない』と言い放ったエピソードです。また『織田タイム』と呼ばれていましたが、監督の指示に納得がいかないと、控室にこもってしまったりもしていたそうです」(映画関係者)そんな彼がなぜ“降格”に甘んじて出演のオファーを受けたのだろうか。ドラマのスタッフによれば、「かつての織田さんを知る人たちには意外に思えるかもしれませんが、伊藤沙莉さんのことを評価しているそうで、『いまいちばん気になっている女優さんだから、共演してみたかった』と語っているそうです。性格も丸くなったということでしょうか。現場入りが少し遅れたときに、『ほら、織田さん、呼ばれているよ!早く行って!』と、後輩俳優にイジられたときにも笑っていたのです」だが本誌がロケを目撃した日には、こんな場面もあったのだ。「数人で横断歩道を渡るシーンのリハーサルで織田さんが急に手を上げて歩きだしたのです。台本や打ち合わせになかったので、共演者たちは一瞬戸惑っていましたが、織田さんに追随していました。その直後には主演の伊藤さんにも熱心に話しかけていましたが、アドリブについて解説していたようです。結局、撮影では伊藤さんもいっしょに手を上げて渡っていました」(別のドラマスタッフ)演技派として評価される朝ドラ主演女優の伊藤に “俺流の演技”を指導していたという織田。現場では終始、出演者やスタッフたちの中心におり、いまだに“俺様”ぶりは健在のようだ。
2023年04月14日新開場十周年を迎える歌舞伎座の5月公演「團菊祭五月大歌舞伎」昼の部、「十二世市川團十郎十年祭」と銘打ち上演される『若き日の信長』に出演する市川團十郎が4月13日、都内で会見を行った。織田信長の青年時代の孤独や苦悩にスポットを当て、作家の大佛次郎氏が、團十郎の祖父 十一世團十郎のために書き下ろし、52年に初演。当代の團十郎に受け継がれ、成田屋が大切にしてきた作品が、父・十二世團十郎の追善として上演される。襲名後初めて織田上総之介信長を勤める團十郎は、「祖父の代表作であり、父から教わった作品でもあるので、十年祭にふさわしいのではないかということで上演させていただくことになりました。幼い頃から、親近感もある」と強い思い入れ。「祖父や父の時代には、早過ぎた作品とも言えて、考えが深まった今の人にこそ理解される作品だと思う」と令和の時代に上演する意義を強調した。また、信長像については「うつけもの、野武士と散々な言われようだったが、それは周りの人間が自分の物差しでしか測れなかったから」と分析。「大成する前というのは何かやろうとすると『やめておけよ』『うまくいかないよ』と言う人たちが多いけれど、そういう環境でも進んでいくのが、信長の魅力」と熱弁した。父・十二世團十郎への思いを問われると、「最近、しょっちゅう思い出します」と明かし、「『勧進帳』の弁慶を習った時のことや、『助六由縁江戸桜』のことも。21、22歳当時の自分には『ここはこうだよ』と言われても、理解できなかったこともあったが、今45歳になって、こういうことを言っていたのかとシンクロしています」と胸中を明かした。NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』など、映像作品でも信長を演じた経験があり、「時代とともに常に変化する信長は、やはり稀有な存在」。最近では、映画『レジェンド&バタフライ』の木村拓哉をはじめ、反町隆史、染谷将太、岡田准一らも信長役に挑んでおり、「皆さん、自分の信長を追うんだなと思います。信長って“これ”というイメージはなくて、演じる俳優が望む信長になれる可能性がある人物」と、演者の視点からもその魅力を語った。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」2023年5月2日(火)初日~5月27日(土)千秋楽休演・10日(水)、17日(水)会場:東京・歌舞伎座チケットは4月14日(金)10:00より一般発売:
2023年04月13日舞台『信長未満-転生光秀が倒せない-』の公開ゲネプロが22日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて行われ、室龍太、世古口凌、高崎翔太、田淵累生、瀬戸啓太 、上野勇希、高橋怜也、平野良が取材に応じた。同作は橋元大河による同名コミックの実写化作。織田信長(室)、森蘭丸、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、柴田勝家、堀久太郎が、20代の6人兄弟として現代の日本に転生し、明智光秀との戦いに負けるたびに転生を繰り返す。tvk(テレビ神奈川)にて連続ドラマとして放送され、今回舞台化された。藤井路人では、世界的音楽プロデューサーASHIKAGAのアイドルオーディションに応募した信長が明智勝負する姿を描き、ほか日向野祥、上仁樹、村上幸平、加藤良輔、田中稔彦、カラム、太田将熙、TAKA(CUBERS)、 西川俊介、秋沢健太朗、奥谷知弘、植田慎一郎、田中晃平、星璃、大見洋太、横山賀三、青柳尊哉、細貝圭、さらに辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)が映像特別出演する。ドラマでは信長を辰巳が演じており、室は「ドラマでは僕の先輩である、ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大くんがやっていたんですけど、また違った信長ができたらいいなと思いますし、辰巳くんを失投させられたらという感じです」と意欲を燃やす。1人スーツの平野は「囲み取材でこの色合いだったらだいたい演出家」と自分でツッコミつつ、「役者人生4度目の光秀。正気か? と言いたくなる光秀なので。光秀なのなのか? と思ってますし、ドラマ版からどんな感じになるのかなと思って稽古してたら原型がなくなるくらいで、人格はございません、概念になりました、明智光秀は」と笑わせる。出演者も増え「アイドルバトルの部分も、大いに盛り上がって一緒に作品が作れたらいいなと思っております」と意気込んだ。舞台版から出演することについて、室は「戸惑いめちゃくちゃありましたよ。完成されてるところにいくわけですから」と苦笑。「あたたかく迎え入れていただいて。本読みの時はせこちゃん(世古口)が最初に話しかけてくれて、他の兄弟とは一言もしゃべってない。でも今ではみんな仲良くさせていただいています」と明かす。ドラマ版については「影響されないために見ていないんですよね、あえてどこをどう変えてとかなくて、あんまり見ないようにして臨んだので、自分の思う感じでやりました」と語った。室の印象について聞かれると、キャスト陣は「“あんちゃん”。みんなを『わー!』とかき乱してくれる信長」(世古口)、「かわいい。キュートな信長を演じてらっしゃるなと思います」(高崎)、「支えたくなるような信長。母性本能がくすぐられるような」(田淵)、「ドラマの方を兄貴と例えるなら、(室は)お兄ちゃんという感じ。くっつきたくなる」(瀬戸)、「いい意味でエネルギーみたいなものが、辰巳さんも室さんも高い。違いよりエネルギーが近いと思ってるので、頼ってる」(上野)とそれぞれ表す。室から「オチやぞ」と脅された高橋は「あんちゃんで、かわいくて、母性本能くすぐられて、支えたくなる感じで、キュートで、エネルギーが辰巳さんと似てる」と羅列し、室は「全部まとめただけ!」とツッコミ。高橋は改めて「辰巳さんの信長と似てるのは、室さん自身が属性的に太陽ぽい。パーッと明るくしてくれる信長ぽさを感じるけど、役作り的には全く違う。室さんにしかできない信長だと感じます」とコメントし直す。平野は室について「アルデンテっぽい。柔らかそうに見えて芯は感じるというか。あと踊りのシーンがあるんですけど、やっぱり本職なのかな。どうやったって、うまさがにじみ出ちゃう。かっこいい、色気がある。抜いてるように見えてめちゃくちゃうまいから、注目して見ていただきたいです」と絶賛していた。公演はKAAT神奈川芸術劇場 ホールにて3月23日〜26日。
2023年03月22日2012年に活動を開始、昨年8月には10周年記念イベントも開催したBSP(ブルーシャトルプロデュース)。最新作『織田信長』で2月24日(金)の初日に先立って、公開ゲネプロと囲み取材が行われた。本作はキャスト陣も「BSPらしい」と語る演出の数々が散りばめられ、これまで観てきたファンにとっては思い入れも深い、初めてBSPにふれる観客にとっては新鮮、そんな舞台となっている。天正10(1582)年、6月。本能寺で織田信長は命を落とした。「本能寺の変」として知られるこの時が訪れるまでの間に、何があったのか。彼に仕える豊臣秀吉・明智光秀、同盟者・徳川家康、小姓・森蘭丸ら、信長と彼を取り巻く人々の思いをのせて、月明かりの下で幻の蝶が舞う……。舞台セットはなく障子のみ、それを自在に動かして時間も場所も表現していく。映像投影で月は姿を変え蝶が飛び交い、日付や場所、歌詞もテンポよく映し出される。そして照明が俳優の姿を際立たせる。演劇ならではの手法が快い。本能寺での幕開けから時を遡り、信長は息子たちと共に鷹狩をし、妹・お市を慈しむ。今川との戦いを前にして、妻・帰蝶の前でうろたえる。元はおおらかで優しく、時には気弱だった信長が、数々の戦いを経て「魔王」と呼ばれる男へと変貌していくのだ。キャストはみな、各々の役割を的確に果たし好演。その中でも特に印象に残ったのは、やはり信長の松田岳だ。信長のさまざまな表情を見事に表現し、立ち姿の良さはもちろん、ダイナミックな立ち回りやいきいきとした歌に踊り、さらにはアドリブも繰り出すなど、自身のポテンシャルを十二分に活かした大きな存在感で、観る者を魅了する。また秀吉の田中尚輝も、目を奪う敏捷な動きと共に、あっけらかんとした態度の一方しばしば暗い感情をにじませる振り幅の広さが素晴らしい。本多忠勝はおなじみの「蜻蛉切」を振るい、信長も「三日月」を手にする、刀剣に関心のある者の心をくすぐるポイントも心憎い。そして、この舞台は明確な1本のストーリーを描き出しているわけではない。信長にまつわる情景が、時間も場所も行き来しながら描写されていく。ひとつひとつのエピソードを組み合わせて「信長」というパズルを作り上げていくかのようで、興味深い。このパズルを完成させる最後のピースは観客自身だ。一人ひとりの心模様次第でできあがる絵柄を、じっくり味わえることだろう。取材・文:金井まゆみ
2023年02月28日「King & Prince」の永瀬廉主演ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」Blu-ray&DVD BOXの特典内容が発表、PVも公開された。本作は、「LIAR GAME」「ONE OUTS」の甲斐谷忍による「新・信長公記~ノブナガくんと私~」のドラマ化。戦国武将のクローン高校生たちが大集結した学校を舞台に、学園のてっぺんを目指して大暴れする学園天下獲りエンターテインメント。永瀬さんが織田信長を演じているほか、豊臣秀吉役で西畑大吾(なにわ男子)、武田信玄役で満島真之介、黒田官兵衛役で濱田岳、上杉謙信役で犬飼貴丈が出演している。そして今回リリースされるBlu-ray&DVD BOXの特典映像には、「キャストコメント集」、「制作発表会見」、撮影の裏側に迫る「メイキング映像」などが収録。また、封入特典としてビジュアルブック(24ページ)が付いてくる。公開されたPVでは、特典映像の一部も見られる。「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」Blu-ray&DVD BOXは4月5日(水)リリース。レンタル全5巻同時リリース。(cinemacafe.net)
2023年02月18日俳優の木村拓哉が主演を務める映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の場面写真が11日、公開された。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。今回公開されたのは、現在同作で話題を集めている、信長の最期である「本能寺の変」の場面写真。1582年6月2日に、信長が信頼を置いていた家臣・明智光秀が一万三千もの大軍を率いて、京都にある本能寺に宿泊中の信長を急襲、対抗しきれないと悟った信長が寺に火を放ち自害したのは、これまでも多くの作品で映像化されてきた。本作は信長と濃姫の政略結婚という最悪の出会いに始まり、戦国の荒波に揉まれながらも次第に固い絆で結ばれ、一つの夢をともに生きていく姿が描かれる。そんな2人を待ち受ける「本能寺の変」では、信長は濃姫との約束を守るため、なんとしてでも彼女の元へ帰ろうとするという、「生きること」に執着する姿が映し出されている。命を懸けて、 大切な人のもとへ帰ろうとするその信長の姿に、SNS上では「こんな本能寺見たことがない」「全時代劇の本能寺の変の中で歴代最高」「最後まで濃姫の元へ帰ろうと必死に戦う信長の心情を思って涙が止まらない」という声が飛び交っているという。敵兵が攻め込んでくるところから信長の最期まで、撮影は丸4日間かけて行われた。その4日間は、日を追うごとに木村の衣装の血のりが増え、本能寺のセットは炎に包まれて焼け落ちていく。本番一発勝負のシーンも多く、緊張感に包まれた4日間を過ごし、大友監督は「(濃姫との約束を果たすために)泥まみれになりながらも生きる活路を探し、最後まで足掻くアクションにしたい」と、オーダーを出した。信長を演じた木村拓哉は「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼の一面がまた一つ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」と撮影を振り返った。脚本を担当した古沢も、本能寺の変について、「やはりクライマックスは1番楽しみです。何度も描かれてきた本能寺の変を、どう見せたら新しくなるのか、この作品らしくなるのかを悩みながら作りました。自分としてはなかなか良い終わり方ができたんじゃないかと思っていますし、何より木村さんと綾瀬さんが魂を込めた2人の最後は、必見だと思います」と、自信を見せた。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月12日木村拓哉が主人公・織田信長役を演じ、綾瀬はるかが信長の正室・濃姫役を務める映画『レジェンド&バタフライ』。この度、本作のクライマックスとなる本能寺の変を捉えた場面写真が解禁となった。映画ならではの映像の美しさと、戦国という時代に描かれる信長と濃姫の圧巻の人間ドラマに感動の声が相次いでいる本作。そして特に話題を集めているのが、信長の最期としてこれまで数多く描かれてきた「本能寺の変」のシーン。1582年6月2日。信長が信頼を置いていた家臣・明智光秀が一万三千もの大軍を率いて、京都にある本能寺に宿泊中の信長を急襲、対抗しきれないと悟った信長が寺に火を放ち自害したのは、あまりにも有名であり、多くの作品で映像化されてきた。本作は信長と濃姫の政略結婚という最悪の出会いに始まり、戦国の荒波に揉まれながらも次第に固い絆で結ばれ、1つの夢をともに生きていく姿が描かれている。そんな2人を待ち受ける本作の「本能寺の変」では、信長は濃姫との約束を守るため、なんとしてでも彼女の元へ帰ろうとする、これまでにない「生きること」に執着する姿が映し出されている。命を懸けて大切な人のもとへ帰ろうとするその信長の姿に、SNS上では「こんな本能寺見たことがない」「全時代劇の本能寺の変の中で歴代最高」「最後まで濃姫の元へ帰ろうと必死に戦う信長の心情を思って涙が止まらない」という声が飛び交っている。敵兵が攻め込んでくるところから信長の最期まで、撮影は丸4日間かけて行われた。その4日間は、日を追うごとに木村さんの衣装の血のりが増え、本能寺のセットは炎に包まれて焼け落ちていく。本番一発勝負のシーンも多く、緊張感に包まれた4日間。大友監督は「(濃姫との約束を果たすために)泥まみれになりながらも生きる活路を探し、最後まで足掻くアクションにしたい」とオーダーを出したという。また、信長を演じた木村さんは「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼の一面がまた一つ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」と撮影をふり返っている。脚本を担当した古沢良太も、本能寺の変について、「やはりクライマックスは一番楽しみです。何度も描かれてきた本能寺の変を、どう見せたら新しくなるのか、この作品らしくなるのかを悩みながら作りました。自分としてはなかなか良い終わり方ができたんじゃないかと思っていますし、何より木村さんと綾瀬さんが魂を込めた二人の最後は、必見だと思います」と、自信を見せた。製作陣が全身全霊で臨んだ、新たな「本能寺の変」に注目だ。なお、本作のオンライン・ファンセッションが決定。木村さんと大友監督が参加し、全国からオンライン上で参加する本作のファン(50名)とトーク。その模様は東映映画公式Youtube上で生配信される予定。『レジェンド&バタフライ』は全国にて公開中。『レジェンド&バタフライ』オンライン・ファンセッションは2月15日(水)19時15分~イベント開始(20時終了予定)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レジェンド&バタフライ 2023年1月27日より全国にて公開©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月11日大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)第1話の終盤近くで、岡田准一(42)演じる織田信長がつぶやいた「俺の白うさぎ」。強烈な印象を残すセリフはTwitterの世界トレンド1位になるほど。そんな、家康じゃなくてもドキッとしてしまう序盤の岡田・信長のドS語録を振り返ります!【第1話】「待ってろよ俺の白うさぎ」桶狭間の戦いが終わり、信長が城へ向かう途中で衝撃の「白うさぎ」発言。強いインパクトを残した「俺の白うさぎ」はTwitterで世界トレンド1位を獲得した。【第2話】「俺のおもちゃじゃ」信長の父・信秀(藤岡弘、)の命令により、元康が首をはねられそうになると、信長があらわれ元康を生かしておくよう進言。そしてこのパワーワード。【第3話】「食ってやろうか」12年前に元康(家康、松本潤)が織田勢に捕らえられたときの一言。見るからに迫力あるカリスマ信長に耳元でこう脅された元康は震え上がるしかなかった……。【第4話】「いまだ白うさぎか?」家康との再会で突然のビンタ、いきなりの顎クイからの至近距離で「白うさぎ」、そして最後に肩ポンポンポン。怒濤の展開に情緒が乱される人多数!
2023年02月11日「岡田さんは、木村さんの映画の公開が、自身が出演する大河ドラマの放送と同じタイミングになることに驚いていたそうです。なにせ同じ信長役ですからね」こう語るのはドラマ関係者。1月27日、木村拓哉(50)が織田信長役で主演を務めた映画『レジェンド&バタフライ』が公開。これに先がけ、木村は’22年11月に岐阜県で行われた「ぎふ信長まつり」のパレードに参加。“木村信長”の姿を一目見ようと、定員を大きく超える96万通余りの応募があったことも話題となった。いっぽう、NHKでは大河ドラマ『どうする家康』が放送中。岡田准一(42)が織田信長を演じ、徳川家康(松本潤・39)を「俺の白兎」「俺のおもちゃ」などと独特に表現し、登場するたびにツイッターのトレンド上位に入るなど、こちらも注目を浴びている。ジャニーズの先輩と後輩が奇しくも同時期に信長を演じたわけだが、「信長といえば天下統一への足掛かりを作った人物で、“カリスマ”的なイメージを持つ特別な存在。映画は“妻・濃姫とともに生きる信長”、大河は“家康から見た信長”と、描かれ方は異なりますが、どちらも脚本は『コンフィデンスマンJP』などで知られる人気脚本家・古沢良太さんが担当しています。これまで何度も時代劇に出演してきた木村さんと岡田さんがどのように信長を表現したのか、注目が集まっています。まるで“信長バトル”のようです」(映画関係者)双方の信長役への熱意は並々ならぬもののようだ。木村は昨年6月に行われた映画の記者会見で信長について、次のように語っている。「信長には引かれる部分が多く、演じられるのはすごく名誉なこと」本誌は’21年12月、滋賀県・彦根城周辺で映画の撮影に臨む木村の姿を目撃しているが、「撮影の合間、木村さんは共演者やスタッフに冗談を言うなど、楽しい空気を作っていましたが、本番が始まると一変。殺気立った雰囲気で、まさに“信長がそこにいる”と感じるほど、圧倒的な存在感でした」(前出・映画関係者)岡田も気合十分で、「“これまでにない信長になる!”と意気込んでいました。信長の衣装を身に着けると威圧感が凄まじく、現場も緊張感に包まれ、セリフが飛んでしまう共演者が出るほどです」(NHK関係者)初の信長役に挑んでいる岡田のいっぽうで、木村が信長を演じるのは2度目。「25年前に木村さんは単発ドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(TBS系)に信長役で主演しました。木村さんにとって時代劇初挑戦だっただけに、信長への思い入れは強いのではないでしょうか。木村さんは今回の映画で、事前に役作りをするというよりは、現場で共演者やスタッフと相談しながら信長を作り上げていました。“カリスマでありながら人間らしい信長にしたい”という思いからだそうです」(前出・映画関係者)木村は信長の魅力について、「本当だったら伝統だったり文化だったりが重んじられるところを、『いや、ダサいものはダサい』と言える。ある意味、パンクだと思う」(「ぴあ」1月23日配信)と語っているが、「信長を“パンク”と表現するなんて、独特ですよね。木村さんにとって信長はロックスターのような存在なのかもしれません」(前出・映画関係者)岡田はそもそもが“歴史オタク”としても知られている。「岡田さんは小学2年生のころに『聖徳太子が10人の話を同時に聞いた』という逸話を知って以来の歴史好き。歴史上の重要人物である信長はいつかは演じてみたい役柄だったとか。大河ドラマ『軍師官兵衛』(’14年)では主演を務めましたが、信長も官兵衛を重用していたといわれています。官兵衛にとってのキーパーソンをまた別の大河ドラマで演じるのは、感慨深いものがあったでしょう」(前出・NHK関係者)信長と岡田には共通点があると、前出のドラマ関係者は力強く語る。「信長は無類の日本刀好きとして知られ、500振り以上の刀を持っていたそうですが、岡田さんも実は刀好き。主演・土方歳三を演じた映画『燃えよ剣』(’21年)では、共演者に殺陣の指導もしていました。また信長は茶の湯を愛していたとも伝えられていますが、岡田さんは茶道にも詳しいのです。茶道を通して、“和敬清寂”という、主人と客が互いを敬う心を学びたいと話していました。これだけ信長と似通った部分があるなんて、演じるのにぴったりですよね」木村も、信長には不思議な縁を感じているという。「織田家の家紋は織田木瓜と呼ばれるものですが、木村さんは幼少期に時代劇を見て、木村家の家紋と同じだと知ったそうなのです。また、今回の映画の撮影中に木村さんは49歳になりましたが、信長が本能寺の変で自害したのも、数えで49歳のときのことでした。こうした偶然に、木村さんは信長に親近感を抱いていたそうです。木村さんの信長愛に影響され、周囲のスタッフも“信長さん”と、敬称付きで呼ぶようになりました」(前出・映画関係者)演じる役との共通点があると、そのぶん役への愛情も深まる。木村と岡田も、演じるなかで織田信長への“ラブ”は膨らむばかりだっただろう。それぞれの信長像で天下をつかむ!
2023年02月02日放送開始からまもなく1カ月となるNHK大河ドラマ『どうする家康』。徳川家康を演じる松本潤(39)や織田信長を演じる岡田准一(42)らの演技が話題を呼び、ツイッターの“世界トレンド1位”を連発するなど、上々のスタートを切った。「アイドルファンの若い女性を中心とした新しい視聴者層の掘り起こしに成功しつつありますね。一方で、彼女たちを意識するせいか、演出がコミカルになりがちと言うか……。大河ドラマをずっと観てきた視聴者からすると、違和感があるかもしれません」(ドラマライター)『どうする家康』ではCGが多用されているが、第1回の信長の乗馬シーンは“幼児が乗る遊技場の馬のよう”と評されるなど批判の声も上がった。「本作は合戦シーンでCGが用いられることが多く、ファンタジー要素が強まった印象があります。予算はロケ以上にかかっていて、信長の乗馬シーンのCGは実際の馬を何十頭も出演させることができるほどだったとか。大河ドラマにとって画作りは大きな見どころの一つですから、お金をかけるなら、もう少しうまくやってもらいたいですね」(前出・ドラマライター)そんななか、1月29日に放送された第4回の“血文字”が物議を醸している。今川氏真(溝端淳平)に寝室で迫られた徳川家康の妻・瀬名(有村架純)が、指を刀で切られ、その血で書かされた手紙だ。氏真が家康を挑発するため、書状とともに送られる。「『たすけてせな』と血で書かれた1枚の紙ですが、まるでコントの小道具みたいでした。なぜ現代のひらがななのかという問題もありますが、あまり緊迫感が伝わってきませんでした。氏真の残忍さと瀬名の悲痛が際立つ重要シーンだっただけに残念です」(前出・ドラマライター)ツイッターでも様々な書き込みが見られる。《本当に今日の「たすけてせな」には呆れを通り越して爆笑した。》《時間の経った血液はもっと黒ずんだ色になるのでは?字が書けるほどの出血なら余白部分にもポタポタ垂れるのでは?》《個人的にはこういうの萎えちゃうんだけどもうNHKの時代劇に重厚さを求めてはいけないのかな令和ともなると》俳優陣や脚本家に売れっ子をそろえた本作だが、画作りや演出では改善の余地がありそうだ。
2023年01月30日1月27日に東映70周年記念作品である映画『レジェンド&バタフライ』が全国公開され、主演の木村拓哉をはじめ、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督らが登壇する初日舞台挨拶が開催された。舞台挨拶が実施される劇場に用意されたのは、きらびやかな金屏風と、書道家・武田双雲が木村拓哉演じる織田信長をイメージし、この日のために書いた「天下布武」の書。この言葉は、織田信長公が掲げた言葉としても有名なもので、本作がこれから映画界で天下布武を掲げていくという決意を込めて劇場に用意された。初日を盛大に祝うべく飾り付けられたステージに、木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督ら、豪華俳優&監督陣が登場すると、場内は大きな拍手に包まれた。本作の主演・織田信長を演じた木村拓哉は「今日をもってこの作品を、皆さんひとりひとりの懐に入れて愛して頂ければと思います」と挨拶。その信長の妻・濃姫を演じた綾瀬はるかは「無事この日を迎えることができて、嬉しさと少し寂しさとが相まっていますが、やっと皆様に観て頂ける日を迎えられたことを、とても嬉しく思います」と語り、濃姫の侍従・福富平太郎貞家を演じた伊藤英明は「初日を迎えるのを心待ちにしておりました。胸が高鳴って言葉に表せないくらい嬉しいです。そして感謝しています。今日は幸せな気持ちがいっぱいです」と、挨拶。同じく濃姫を支える筆頭侍女・各務野を演じた中谷美紀は「東映70周年記念、映画史に刻まれるであろうこの大作、大友監督が本当に大切に作ってくださいました。木村拓哉さん演じる殿と綾瀬はるかさん演じる姫にお仕えすることができて、とても幸せでした。本日の感想をお待ちしておりますので、是非「天下布武キャンペーン」にご参加くださいませ」と、作品の感想投稿キャンペーンを紹介しながらコメント。木村拓哉綾瀬はるか信長の家臣・明智光秀を演じた宮沢氷魚は「僕たちがこの作品を撮影している時期は、コロナの感染も拡大していた時期だったので、本日無事に全国で公開ができたこと、とても嬉しく思っております」と挨拶、信長の家臣・森蘭丸を演じた市川染五郎は「キャストの皆さんスタッフの皆さん、この作品に関わってくださったすべての方の熱い魂の結晶がようやく多くの方に届くというのが、とても嬉しく、ワクワクしております」と、そして本作で監督を務めた大友啓史は「早く観てほしいと思っていたので、今日この日を迎えられて感無量です。自分たちの技術と精魂を込めて、丁寧に心を込めて作った作品です。是非作品を愛してください」と喜び交じりにコメントした。宮沢氷魚大友啓史監督そして、2021年に始まった撮影から、2022年春の制作発表会見、ぎふ信長まつり、そして今年開催されたジャパンプレミアに全国キャンペーンと、多くの宣伝活動を行ってきた木村。初日を迎えるまでの長い旅路を歩んできたが、信長という役と共に重ねたこの時間を振り返った感想を聞かれると「信長という役をやらせていただき、作品を通じ、多くの方とコミュニケーションをさせて頂きました。その中で、自分自身を応援してくれる気持ちも嬉しかったのですが、それ以上に織田信長という方が今日に至るまで愛されているということをつくづく感じました。その都度、日本各地の皆さんの暖かい気持ちを受けることができたので感謝しています。「ぎふ信長まつり」では、100万人近い応募を頂けたことも、この作品に対してひとつ胸を張れる要素となりました。是非、ご応募いただいた方たちには、この作品で感謝を伝えたいなと思います」と、その当時を振り返りながら、感慨深げにコメントを残した。そして、本作で印象に残っているシーンを聞かれると、木村は「言い伝えてこられているものは史実ですが、それが真実かどうかは誰もわからない。昔いた人が、どんな思いで、どんな人を愛して、どれだけ苦しい思いをして人を殺めていたか。史実で伝わっている出来事の間の空間を現場では埋めていたような気でいます。婚礼の儀を交わすシーンでは、(台本には描かれていないが)濃姫が自分の盃につがれたおとそを何のためらいもなく、飲んだんですね。そこに毒が盛られていたら命はないはずなんですけど、なんの躊躇もなく口に運んだ濃姫を目の当たりにした瞬間に、この姫は信長のすべてを受け入れてくれると強く思い、自分自身にもスイッチが入りました。そのように台本には描かれていないコミュニケーションが多く散りばめられているので、皆さんに探し当てて頂きたいなと思います」とコメント。綾瀬は「沢山あるんですけれども、思い出に残っているのは、信長様を戦の前に鼓舞していくシーンです。凄い緊張感のあるとてもとても長いシーンだったのですが、緊張感が詰まっていたので、そのシーンは思い出深いです」と、当時を振り返った。伊藤は「婚礼の儀での貞家の役は、岐阜のプライドと誇りをかけて、姫を連れて尾張に入城するという役でした。綾瀬さん演じる濃姫はたくましく可憐で、木村さん演じる信長様は家を守るために命を懸ける。なにかお二人の今まで積み重ねてきたキャリアや人生観が背景に見えるようでした」と2人について話し、中谷は「古沢さんが台本を書かれて大友監督が撮られるという事は、信長と濃姫の物語を杓子定規にお行儀よくするわけがないと思っていました。皆さん婚礼の儀の話を挙げられていましたが、わたしはその後の、新婚初夜でロマンスの欠片もなく、乱闘騒ぎになっているシーンがとても好きで。若き信長と若き濃姫のプライドの張り合いが素晴らしかったなと思います」と感想を伝えた。伊藤英明中谷美紀宮沢は「明智光秀が信長様に仇敵・浅井、朝倉のしゃれこうべを盃としておさめるシーンがあるんです。それまではお祭り騒ぎの会場だったのですが、あのしゃれこうべが登場した瞬間に一気に皆がシーンと明智の狂気を恐れてしまい、信長に対しての歪んだ愛情があらわになった感覚があったので、あのシーンがとても好きでした」と自身の役柄も交え振り返り、染五郎は「本能寺のシーンは、殿と蘭丸の信頼関係がより一層近くなる反面、その関係性が終わってしまう切なさを演じながらも感じていてとても印象に残っています」と語り、それぞれの思い出深いシーンを撮影時のエピソードを交えながら振り返った。市川染五郎さらに、信長と濃姫は「まだ見ぬ世界」を求めて激動の時代を生きたことにちなみ、「これから見たい、行ってみたいまだ見ぬ世界」について聞かれると、木村は「今日皆さんに映画を体感して頂いた後、作品を観て頂いた方たちの間でどんな感情が芽生えて、どんな話が盛り上がったのか、そういったことを聞くために 1カ月後に自分も皆さんと同じ映画館の客席に座っていたいなと思います」と、今後劇場に足を運びお客さんと感情を共有したい希望を語った。綾瀬は、「歴史に興味はあるのですが、戦国時代は危なさそうなので、絶対に安全なカプセルとかに入りながら恐竜の時代をみてみたいです」と話すと、すかさず木村からは「それ、あの映画の話だよな」とツッコミが。伊藤は「戦国時代に行ってみたいです。実際の安土城で信長公に会って、『レジェンド&バタフライ』のポスターを渡したいです。なぜなら信長公は未来から来たと言っても“そうか”と言って気にしなさそうなので。安土城で映画を上映してみてもらいたいですね」と話すと、木村は、「安土城だと映画を投影できそうな場所があまりないから、いいんじゃないかなと思うのは岐阜城。割と大きい城の白塀があるからプロジェクターで……」と、戦国時代の信長たちに本作を見せる想像に華を咲かせ、会場を沸かせた。中谷は「ウワサによると殿が伊藤英明さんとご一緒に岐阜でうなぎを召し上がったと。そのうなぎを是非頂きたいです。まだ見ぬ景色です」と語り、宮沢は「アイルランドに行ってみたいです。母方の祖父母がアイルランドの血が入っていて、行ったことのない僕のルーツでもあるアイルランドに行ってみたいと思います」と現実的な「まだ見ぬ世界」を伝えた。染五郎は「僕も現実的ですけど、ニューヨークですね。エンターテインメントの聖地でもありますし。祖父がブロードウェイでミュージカルをやったことがあるので、そういう意味でも同じ空気を感じたいなと思います」と、監督は、「1960年代以前の東映京都撮影所に行ってみたいです。あの時代は勢いがあるし面白いですね。覗きに行きたいですね」と、コメントした。そして最後に、綾瀬は「皆さんが細部まで全力で丁寧に作りこんでいるので、この作品が皆さんの心に届いたらなと思います」と、木村は「今日をもってこの作品で描かれた出来事を歴史の“史実”ではなくて、皆さんと共有できる“真実”に変えていって頂ければと思います」と熱い言葉を残し、熱狂の中イベントは終了した。<作品情報>『レジェンド&バタフライ』全国公開中脚本:古沢良太監督:大友啓史■出演木村拓哉/綾瀬はるか宮沢氷魚/市川染五郎/音尾琢真/斎藤工/北大路欣也/伊藤英明/中谷美紀公式HP:公式Twitter:
2023年01月30日木村拓哉、綾瀬はるかが出演する超大作映画『レジェンド&バタフライ』が公開されている。本作は誰もが知る武将・織田信長とその妻・濃姫の物語を描いた作品で、大河ドラマ『龍馬伝』や『るろうに剣心』シリーズの大友啓史が監督を務めた。信長はこれまで数々の小説や映画、ドラマに登場し、時に勇ましく、時に冷酷な人物として描かれてきたが、大友監督は「この映画のテーマがあるとしたら、信長の“弱さ”だと思う」と語る。本作は映画史に名を残す名作、ヒット作を数多く生み出してきた東映の70周年記念作品。『コンフィデンスマン』シリーズや大河ドラマ『どうする家康』の古沢良太が脚本を、日本だけでなく海外作品でも活躍する芦澤明子が撮影を手がけるなど豪華メンバーが集結した。大友監督は「最初に東映さんから本作の企画について話を伺った時に、すごく良い座組だと思ったんですけど、『なんで今、信長なの?』と正直思ったんですよね」と笑みを見せる。「というのも、信長の話はすでに何度も映像化され、ほぼ描かれ尽くされているのでつけいる隙がないというか、描き方も決まってしまうんじゃないかと。その一方で少し時間が経つと、ふと別の考えも思い浮かんできました。古沢さんの当初のプロットにあったのですが、濃姫という存在を信長の隣に置くことで、固定化された信長像を突破できるんじゃないかと」舞台は戦国の世。尾張の国で暮らす格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と、濃姫(綾瀬はるか)は政略結婚で結ばれた。ふたりの性格は水と油で、顔を合わせても敵対するばかり。しかし、濃姫の父が命を落とした時に彼女を救ったのは信長で、信長が窮地に陥った際、彼を鼓舞したのは濃姫だった。ふたりは時間をかけて“夫婦”になっていき、やがて信長は濃姫の抱いていた“天下統一”の夢に向かってひた走る。しかし、戦さに次ぐ戦さの中で信長は変貌していき、人々から“魔王”と恐れられるようになっていく。「これまで信長は“男が憧れる武将”として描かれていて、会社でいうなら大企業のトップ、政治の世界なら一国の首相のような立場になった人なわけですよね。だから、部下だったり、ライバル企業から見た信長像というものはあったと思うんです。でも、家庭内の信長を描いたもので、ここまで濃密なものはなかった。濃姫は史実的にはどういう人なのかわからない部分も多いし、『信長公記』(信長旧臣の太田牛一が記した信長の一代記)にも一行ぐらいしか記述がない。創作の余地が大いに残っている濃姫の視点を生かすことで、まだ何者でもない尾張のうつけ者だった未熟な信長と、男まさりで武芸もできてチャーミングなのに、まだ自分の魅力に気づいていない未熟な濃姫……つまり、男として女として未熟者同士の二人が出会って、人生を共にしていく中で、いつしか愛が生まれ、その愛が成熟し、その愛がどこに向かっていくのか? そんな物語にできるんじゃないかと思ったんです。とは言え、これは日本史上随一のカリスマでもある信長の話なわけで、普通のラブストーリーにはならない。お互いが成長していく中で様々なものを背負っていくことになる。つまり、戦国時代という特異な舞台で、シンプルで骨太なラブストーリーを描けるんじゃないかと考えたわけです」本作は単なる戦国時代ドラマではなく、信長と濃姫がお互いに人生に影響を与えながら、ふたりの絆が深まり、またふたりの間に距離ができる瞬間も描いている。片一方が一方を追ったり、守るのではなく、お互いが対等に渡り合い、ふたりの人生を作り出していく過程が描かれる。「そうですね。普通、この時代の物語を描くのであれば“男の夢を女が支える”ってことになるんですけど、この映画では“女の夢を男が実現する”になっているんですよね。濃姫が“父と夢に描いた天下布武をあなたがやるべきだ”って信長に仕掛け、信長はそこでスイッチが入り、二人で天下統一を目指していく。濃姫は信長に出会った当初は夫に対して愛を抱いていませんし、愛するということ、それ自体の意味すら理解していないのかもしれない。ですが、ある段階で自分が夫を愛していることに気づく。これもこれまでの時代劇によくある“愛を知らない男が女と出会って愛を知る”の逆になっているんですよね。そこが面白いところだし、時代を超えた一片の真実というか普遍性があるのかなと。シンプルに“同じ時を過ごす中で生まれてくるものがある”ということですよね。政略結婚で始まり、そこに恋愛感情はない。ところが長い時間を共有することで、二人の間に確かに生まれてくる感情がある。物語の最後にはふたりが“同じ夢”を抱きながら最後の刻を迎えています。一見するとメロドラマというか悲劇的ではありますが、僕的にはハッピーエンディングだという解釈も成り立つのかなと思っていて。だって、二人はそれぞれに対して全く同じ思い、同じビジョンを抱きながら人生を終えていくのですからね」木村さんは圧倒的に集中力が高くて、とにかく献身的な人しかし、そこに至るふたりの道のりは多難だ。天下統一を追う中で信長は殺戮を繰り返し、その非情さは際立ってくる。これまで大友監督は数々の作品で、追いつめられ、極限状態になった人間が“闇”に落ちるのか、それとも元の場所に戻ってくるのか選択を迫られるキャラクターを描いてきた。『るろうに剣心』の志々雄真実、『3月のライオン』の桐山零……恐ろしく見える者の奥底には迷いが、恐怖が、そして弱さがあることが描かれてきた。そして本作の信長もまた、これまでの大友作品につながるキャラクターとして描かれている。「歴史上のヒーローやヒロインを神棚にあげるようなものは作りたくないと思っていますし、誤解を恐れずにいうと『スピルバーグも同じ人間なわけだから、スピルバーグができたことをなんで僕ができないんだろう?』と思うわけです。だから誰もが龍馬になれるかもしれないし、誰もが信長になってしまうかもしれない。歴史上の偉人たちは、確かにすごいことを成し遂げたんだけど、決して特別ではなくて、自分と同じ人間なんじゃないかと。それはつまり、ひとことで言うなら“弱さ”だと思うんです。誰も“強く”なんかないんですよ。信長はある時点から自分は“第六天の魔王”だと宣言したけど、そこから彼の孤独は始まるわけです。そういう人の側には誰かがついていなきゃいけないんだけど、誰も彼に近寄れなくなってしまって、“わかったふり”をした、いわゆる忖度だらけの取り巻きだけになってしまう。だから、信長はこの時期からどんどんキリスト教に傾倒して、安土城下にセミナリオ(カトリック小神学校)を建てる。この映画では意図的に仏像を映したカットをいくつか入れていますけど、当時の信仰の対象であった仏像さえも信長は焼き尽くしてしまう。信長には仏教的教養も当然あったわけですけど、天下統一のため魔王になると覚悟した後は、仏を焼き尽くし、ある意味暴君と化し、最後には濃姫しかすがるべき存在がいなくなってしまう。そんな状況に信長は耐えられたんだろうか? あの時代は争いや戦が日常だったわけですけど、あれだけの数の死に向き合って耐えられる人間と耐えられない人間がいるはずです。この映画では信長のキャラクターをやや後者に寄せて、あれだけ人を殺めたことに人知れず震え、必死に孤独に耐えながら魔王たらんと迷い、心をさまよわせる姿を垣間見せています。だから、この映画のテーマがあるとしたら、それは信長の“弱さ”だと思う」孤独で、弱くて、心休まる瞬間が訪れないのに、周囲には“魔王”として振る舞わなければならない信長と、そんな彼が唯一、心の中を曝け出すことのできる濃姫。これまで映画や小説で描かれてきた織田信長とは違った描写が本作のポイントだが、木村拓哉はそんな信長の“弱さ”を容赦ないまでに徹底的に演じ切っている。「木村さんは圧倒的に集中力が高くて、とにかく献身的な人です。信長という役に真直ぐに向き合っているし、そこにある緊張感が僕には本当に心地よかった。この役に対して自分がどういう風に向き合っているのか、その姿を隠すことなく曝け出す。その姿勢をキープし続けていることは本当に驚きでした。自分が“どう見られるか”なんてまったく気にしていなくて、役に対して本能的に向き合っている。そのことに専心している。『この場面で自分がどうやって信長として存在するのか?』ということだけを考えているんだと思うんです。一方で、役を離れれば自分の弱みだったり、他人が持つ弱さをも、きっと肌感覚で感じていると思うんですね。だからですかね、演じる中で、弱みだったりを見せることも厭わないというか。それでこそ人間だからね、というスタンスというか。現場での芝居に対するその姿勢は驚愕するものがありましたね」信長と濃姫は長い時間をかけて相手と向き合い、葛藤や混乱、お互いの弱さも共にして前へと進んでいく。やがてふたりは誰もが知る“本能寺の変”へと突き進んでいくことになるが、ふたりが共に見た夢は決して色褪せることはないだろう。大友監督が「これ以上ないハッピーエンディング」と力強く語る結末をスクリーンで見届けてほしい。『レジェンド&バタフライ』公開中(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月30日東映創立70周年を記念する大型映画として話題を呼んでいる『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)の姿を描いた物語で、最悪の出会いで始まった2人は次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。同作で信長の小姓である森蘭丸を演じたのが、市川染五郎だ。歌舞伎一家に生まれ、4歳から舞台に立つ染五郎は、今回時代劇映画に初出演となる。親子三世代で共演することになった木村への思いや、自身が仕事で成し遂げたいこと、また「美少年」と話題になっていることについても話を聞いた。○■父・松本幸四郎には「また言ってるなあ」――今回大作で時代劇映画初出演ということで、どのような気持ちで挑まれたんですか?木村さんが主演の作品ということがまず驚きました。祖父(松本白鸚)や父(松本幸四郎)、特に叔母(松たか子)がたくさん共演させていただいていますが、実際にお会いするのは初めてでした。お名前はすごく身近な方だったので、感慨深い気持ちもありましたし、経験しておくべき作品だと思いました。――信長役の木村さんとずっと一緒にいたと思いますが、実際に共演してみてどのように感じられたんですか?父が「木村さんはご自身の役だけではなく、作品全体のことを考えてらっしゃって、本当に細かい部分の見え方までこだわる方だ」と言っていたのですが、実際に共演させていただいて、常に全体を見ていらっしゃるのを実感しました。初めてお会いした時は、やっぱり「キムタクだ!」という気持ちになってしまったんですが(笑)――染五郎さんは今17歳とお若いですが、その世代として木村さんはどういう存在でしょうか?やっぱり、スーパースターだというイメージです。昔からお名前は身近に感じてましたけど、まさか共演できるとは思ってなかったんです。父が染五郎だった時代に共演していて、”染”と呼ばれていたと知っていたので、自分が染五郎を襲名してなんて呼ばれるのかなと思っていたら、殺陣の稽古のときにいきなり「染」と呼ばれて、感動しました。三代で共演させていただいて、すごいことだなと思っています。撮影の時には、ちょうど父が京都の南座の歌舞伎公演に出ていたので、撮影が終わった時に撮影所まで来て。本当に久しぶりに父と木村さんが会い、すごい瞬間を見たなと思いました。――幸四郎さんはよく「息子が美少年と話題になっているけど、自分の方が美少年と言われていた」ということをおっしゃっています。あのネタは色々なところで言ってるので、「また言ってるなあ」くらいの気持ちです(笑)。当たり前ですけど、自分では客観的にわからないので、不思議だな、という感覚でいます。――鏡を見て「俺、かっこいいな」と思ったりしないんですか!?思っていないです。思ってたら、怖いですよ(笑)。不思議な感覚です。――どんどん大人っぽく成長なさっていますが、自身でも成長を感じるところはありますか?内面は自分でわかりませんけど、この年齢の1年、2年は大きいなと思います。それこそ、『レジェンド&バタフライ』の完成作を試写で観た時も、「今と全然顔が違う」と思いました。舞台に立っていても、声の出し方が変わってきたといいますか、より深い音が出るようになってきたように感じます。どうやったらもっと響いて客席にまで届くのか、感覚的にわかってきたような気がしています。○■唯一無二なことをしてみたい――初の時代劇映画出演についてはどのような感想でしたか?同時期に大河ドラマ(『鎌倉殿の13人』)の撮影に入らせていただいていて、ドラマと映画の違いもあったんでしょうけど、作品としての空気感も全く違ったので、そこにすごく驚きました。舞台だと幕が開いて幕が下りるまでノンストップなので、何回も同じシーンを撮るということの感覚の違いがあり、慣れるまで時間がかかって難しかったです。――時代物というところに対しては経験も豊富だと思うんですが、得意分野を活かせるといったところはありましたか?得意不得意という部分ではないんですが、自分の意識しないところで、小さい頃から着物を着る機会が多かったりとか、小道具の刀を持つ機会が多かったりとか、染み付いている感覚がプラスになっているところはあるかもしれません。ただ、歌舞伎では決まった型のある殺陣も、今回はリアルさを追求していて激しいですし、「なるべく体力を消耗しない最小限の動きの中で斬っていくといい」と教わったり、木村さんからも「もっと重心を落とした方がいい」といった細かいアドバイスをいただいたいりして、意識しながら演じていました。歌舞伎だと実際に刀を合わせてはいけないのですが、今回は本当に合わせます。「殿を守らなきゃいけない」という思いで、本当に戦ってるつもりでいましたし、現場の全体の空気も熱かったです。その場にいたみなさんから「やってやる」という気迫を感じました。――今回は映画初出演ですが、ご自身ではどのような映画作品が好きなんですか?『ゴッドファーザー』シリーズが好きです。母が元々好きな作品で、「いつか絶対観て」と言われていました。正直、1回目に観た時は画面も暗いし、マフィアの世界の話なので難しいと思いながら観ていたのですが、2回目にきちんとあらすじを追いながら観たら、家族の話だと感じて。映像の撮り方や照明、衣装、美術といった全ての要素が一つひとつ素晴らしく、シリーズの続きも全部観て好きになりました。――実は沢田研二さんのファンだということも話題になっていましたが、世代とはまたズレるのかなと思いました。けっこう、昔の作品が好きです。もちろん今もすごい方がたくさんいらっしゃると思いますけど、昔はもっと“唯一無二”という存在がたくさんいらっしゃった気がして、そんな時代に生まれたかったと思います。誰かがやっていることはあまりやりたくないタイプなので、自分も唯一無二なことをしてみたいという思いはあります。きっとその時代は、革新的なことがたくさん生まれていたんだと思うんです。歌舞伎の中でも「こういう演出があったら面白いんじゃないか」と思い付いても、すでに何十年も前に先輩がされていることだったりして、そういうのを知るとすごく悔しい。なので、本当に誰もやってないことはなんだろう、ということはずっと考えています。■市川染五郎2005年3月27日生まれ、東京都出身。2007年歌舞伎座『侠客春雨傘』で初お目見得。18年1月歌舞伎座高麗屋三代襲名披露興行で八代目市川染五郎襲名。主な出演作にテレビドラマ『妻は、くノ一』(13年)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年)、アニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』(21年 ※声の出演)など。
2023年01月29日「うつけもの」とも呼ばれながら、日本人の好きな偉人トップに常に君臨する織田信長。戦国時代から安土桃山時代を生きた信長が、なぜ現代人を惹きつけ続けるのか。まさにレジェンドと言える男・織田信長を、映画『レジェンド&バタフライ』で、木村拓哉がドラマで演じて以来、25年ぶりに再び演じる。監督は大河ドラマ『龍馬伝』、映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史。脚本にドラマ『コンフィデンスマンJP』シリーズ、大河ドラマ『どうする家康』の古沢良太という布陣。そしてタイトルの通り、本作は信長ひとりの物語ではなく、バタフライを現す帰蝶こと濃姫(綾瀬はるか)とのストーリーとなっている。◆織田信長はパンクな人。今作では濃姫と出会うことで信長は新しい視点をもらった――ドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(1998/TBS)で演じられて以来の織田信長役です。サブタイトルに「天下を取ったバカ」とありましたが、考えてみると信長は天下も取ってないし、いろんなことを間違えていたと思うのですが、その間違いが許されるのが信長なのだと思います。ただ今回、また演じさせていただいて、ここでの信長のように、不安だったんじゃないかなと。濃姫と出会ったことによって「天下布武」という、彼自身の中にはなかった引き出しを授けられたんじゃないかと思いました。信長は、彼女と出会ってなかったら、自国を守り、それだけで幸せな人生だったと思うんです。もともと政略結婚で、愛しいという気持ちはなかったんだけど、人間と人間が出会うことで、高みを目指したり、彼女からの言葉によって新しい視点をもらったというか、それに必要な思考になっていった彼がいたのかなと。今回、弱さや自虐に近い覚悟も描かれています。天下も何も取ってないんですけど、信長がなぜここまで魅力的なのかというのは、本当に面白いですよね。――木村さんご自身は、どうして信長が人を惹きつけるのだと感じますか?すごくシンプルなんですよね。日本人として、本当だったら伝統だったり文化だったりが重んじられるところを、「いや、ダサいものはダサい」と言える。ある意味、パンクだと思う。――うつけを演じていたという説もあるようですが。そこは分かりません。そこまで自分をプロデュースしている人が当時いたのだろうかと思いますし。でもあえて丈の短い袴を履いて、腰に縄を締めるなんて、普通はしませんからね。だからきっと“かぶく”という要素も、どこかしらあったのかな。信長が当時身に着けていたかもしれないものも伝わっていますが、ノーマルな頭ではあのアイデアは出てこないと思うし、あれを考えていたのなら相当なデザイナーだなと思います。◆京都太秦の職人たちは、「こいつ、できるんやろか」と手ぐすね引いて待っている――本作も大友監督ならではのダイナミックさのある画に貫かれています。カメラが動いても動いても、まだ画が続いていく。あの現場に降り立ってみた感想を教えてください。大友監督の画風と言いますか、キャンパスがあったら隅から隅まで全部着色して、という描き方を今回もしてくださっています。感じ取れるものなのだろうかというくらいのこだわりが詰まっていて、たとえば軍議の場や信長と濃姫のふたりきりの空間の大気に色を付けているんです。それによって照明がより美しくなったりするんですが。――大気に色を?出演者の喉を痛めないスモークを開発した、遠藤さんというすごいスタッフがいるんです。その人が本番の前に、セット中にぶわっと一度スモークを撒いて、アシスタントの人たちが空気中に万遍なく色が着く状況にした瞬間、「よーい!」と監督のスタートがかかる。そうした作業を大友監督も楽しんでいるんですよね。そして監督は、本番中に叫ぶんです。たまに聞こえてくるんですよ。「いいねぇ!」と叫んでいるのが。「これは絶対に声が入ってるよ」と思うんですけど(笑)、大友監督らしい画風を作り出そうと、監督のOKを目指して、各部署が全力をぶつける毎日でした。――そうした大友組、そして京都太秦の映画人たちとのお仕事の感想を教えてください。まず感じるのは、どの部署であっても、現場が好きでやっているということ。いいものを作りたくてやっている。その単純な熱というか欲求に溢れているので、自分もすごくワクワクするんです。スタジオのゲートをくぐった瞬間に、事務のスタッフの方まで含めて、出演部としてみなさんとの共同作業の立場の権利をいただけている空気を感じるし、各々の職人たちが、「こいつ、できるんやろか」と手ぐすね引いて待っているのが伝わってくるんです。それで「あ、できるやんか」とロックがカチャっと外れた瞬間、そこが楽園になる。「できへんやないか」ということにも、すごくストレートだから「なら、できるまでやらなあかんやろ」となる。僕も負けず嫌いなところがあるので、それが余計にエンジンの回転数をあげてくれるんです。カットのあとで、見えるか見えないかのところでサムアップをいただいた時には、本当に楽園ですよ。埃まみれで鼻の中が真っ黒になるようなスタジオですけど、楽園です。◆綾瀬はるかは、そこに「いる」ということができる人――古沢良太さん脚本の信長を木村さんが演じるということにも注目が集まっています。演じるうえで気を配られたことはなんでしょうか。皆さんがお持ちのイメージの織田信長は偉人ですし、歴史とともに時間とともに、皮1枚ずつどんどんデカくなっています。脚本というのは、みんなが共有する地図ですが、やっぱりそこでの信長もデカいんです。それを現場で、できるだけ生身の人間にしたいなと思いながらやっていました。――本作は信長だけではない、信長と濃姫の、対等なふたりの関係性を描いた物語で、現代性のある描かれ方です。そうした古沢さんの意思は、脚本になる前から伺っていましたし、「ああ、なるほどな」と感じました。みんなが知っている有名な絵画でも、赤外線にあてたりすると、下絵が実はあったりする。そういったものが今回作れるのかなというモチベーションはありましたね。――綾瀬はるかさんとの再共演について教えてください。信長と濃姫の絆の太さを表現するために、何か特別に準備などはされましたか?そういうのは全くないです。彼女もとても自然体で現場にいたし。スタッフからもすごく愛される人なんです。なぜ愛されるかと言ったら、さっきの話に戻りますが「できるか、できないか」なんですよ。やることによって、みんなを納得させることができる。だから愛される。彼女は自分の中だけで濃姫を構築しているのではなくて、それこそ自分とか、ほかの出演者、監督スタッフたちから肉付けしていただくものを一切拒むことをしないし、「こいつわかってんのかな」というリアクションなんですけど、本番で実際にセッションしてみると「ああ、伝わってたわ」となるんです。――(笑)。やはり「できる」人なんですね。ものすごいパフォーマンスができるし、演じるということだけではなくて、そこに「いる」ということができる人なんです。人間関係としてもそうだし、映画のワンシーンを取ってみてもそうですが、そこに「いる」ことがすごく大切だと思わせてくれる人。まあ、今回のストーリー自体がそういったものですが、いることの大切さと、いないことの喪失感のとんでもなさ、それを感じさせてくれる人だと思います。◆観たことのない“本能寺の変”への挑戦に「ワクワクした」――詳しくは言えませんが、最後は、これまでに見たことのない本能寺の変でした。大友監督にとっても古沢さんにとっても挑戦だったと思いますが、もちろん僕ら俳優部にとっても観たことのないものでした。ワクワクしましたね。皆さんに事細かに話すことではないかもしれないけれど、うつけ時代をクランクインで迎えさせていただいて、美濃からやってきた濃姫のお輿入れを撮影して、それが済んだと思ったら、次に、“本能寺の変”の際に描かれる濃姫とのあるくだりを撮影したんです。「これでいいんだよな」とすべての部署が、お互いに確認し合っていました。そこが信じ合えていたから、順撮りしたかのように繋がっていたんだろうなと。挑戦ではありましたが、ぜひ観て体感していただければと思います。――最後に木村さんご自身は、本作でどんなことを感じてもらえたらと思いますか?作った側がこの味を味わえというのはやっぱりおかしいから。みんなが美味しいと思ってくれたところが美味しければいいかなと思いますが、あえて言うなら、言える時に、伝えられるときに自分の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、信長さんと濃姫という歴史上の人物を拝借したラブストーリーになっているかなと思います。『レジェンド&バタフライ』1月27日(金) 全国公開(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会取材・文:望月ふみ
2023年01月23日俳優の木村拓哉が主演を務める映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の場面写真が20日、公開された。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。今回、公開されたのは、織田信長と木村を繋ぐ「孤独」というキーワードにフォーカスした場面写真。令和の時代にふさわしい作品として新しい信長像を描くために、脚本の古沢良太が重要視したのは信長が背負っている「孤独」であり、その孤独を誰よりも理解していたのが濃姫ということだった。天下統一を志し、戦いに明け暮れ、“魔王”として恐れられた男・織田信長が他の者には感じさせなかった、トップにいるものにしかわからない「孤独」は、何十年もの間、芸能界の最前線で活躍し続け、スターとしてトップを走り続けてきた木村が背負った孤独と重なったという。他の人には到底想像できないほど多くのものを背負い、誰にも理解できない「孤独」が2人にはあるのではないかと古沢はとらえ、信長と木村の存在を「孤独」というキーワードで結び付けた。この発想が、本作で描かれる、孤独ゆえに時に弱さすらも見せる「ひとりの人間としての信長」に繋がる。信長が抱える孤独や弱さまでもが描かれる点、そんな信長を誰よりも理解する濃姫の存在、そして2人の生き様が紡ぐ切ない物語が、この作品ならではの、唯一無二の大きな魅力になっている。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月20日