息子が小学校に登校した初日。近所の高学年のお兄さんと一緒に通学班の集合場所まで歩いてい行く息子の姿を感慨深く眺めていると、同居中の義母が大慌ててでやってきました。義母は何かに気付いた様子なのですが――!? 集合場所を見てきた義母どうやら義母は、集合場所へ先回りしており、そこでほかの小学生たちが皆マスクをしていることに気付いた模様。長男は普段からマスクをしたがらず、この日も着用していませんでした。 義母は「皆マスクつけてるからさせたほうがいいわ!」と言うのです。私は長男から事前に「マスクはしたくない」と確認を取っていることを義母に説明。それでも義母は「マスクどこ?届けてあげるから早く出して」と強引にマスクを届けようとしました。 私は以前長男がマスクをつけて頭痛を起こしたことや、マスクをしていると息がしづらく慣れない登下校で息があがってしまうかもしれない、と義母を説得。なんとか義母に理解してもらえました。 コロナ禍で登下校時にマスクを着用する習慣になっていた上級生たちは今でもマスクをしている子が多かったそうです。義母はマスクをしていない長男が逆に目立ち、変な目で見られるかもしれないと心配したのかもしれません。 ですが、帰宅した長男曰く、1年生のほとんどはマスクをしていなかったとのこと。そのことを聞いた義母は少し反省した様子。今後は長男の意見にも耳を傾け、意思を尊重してくれるといいなと思っています。また何かあったときは、少しでも理解してもらえるよう、小さなことでも義母とは話し合いを重ねていこうと思った出来事でした。イラスト/まげよ著者:鬼頭いちか
2024年06月30日私は2人の娘たちを育てています。今回は3月生まれである次女の保育園選びについて、どういった経緯で保育園を選んでいったか、決め手は何だったのかお話ししたいと思います。生後2カ月から保活スタート次女の保育園選びは、次女が生後2カ月くらいから始めました。狙うは次女が1歳過ぎに入所できる4月入園の1歳児クラスです。私の住んでいる自治体は激戦区で、人気の園は1歳児クラスが50人くらい待機している状態も普通にあります。したがって、早期から保活を始める必要がありました。 ちなみに私は「自宅で仕事をしている個人事業主」という扱いになるので、正直言って保活の持ち点が低く、元から人気の園は選ばないつもりでした。 小規模保育園を選択肢として挙げた次女は早生まれだったので、なるべく家庭的な手厚い保育をしてくれる保育園を希望しており、「小規模保育園」を選択肢として挙げていました。 もちろん、小規模保育園だからどこでも良いというワケではありません。慎重に決めたかったので、保育園の見学は小規模保育園を中心に10カ所は見て回りました。 自由度の高さが保育園選びの決め手たくさん見学してきた中で一番よかったのは、「モンテッソーリ教育」を取り入れている小規模保育園でした。「モンテッソーリ教育」は、“自由に個別活動をさせる”という特徴があるそう。具体的には、公営住宅の中に園があるので、お散歩や外遊びも必ず一斉におこなうわけではなく、個々に「外に出たい気持ちになれば出る」といった具合でした。 また、モンテッソーリ教育独特の「おしごと」と呼ばれる普段の活動は、自己選択が重視されます。そのため、手先の作業を集中しておこなう遊びに夢中になっている際は、無理に外遊びへ連れていかず、室内遊びに集中させてもらえるのです。 ほかにも、この園では食育を大切にしていて、昼食はもちろんのことおやつまですべて手作りで、園児たちと一緒に野菜を洗うなど「お料理のお手伝いをしてもらう」ことに積極的な園であることも好感度が高かったです。そして、何よりも良いなと思ったことは、午後睡のあとも外遊びができるということでした。 小規模保育園には園庭がないところが多いようです。私の選んだ園も園庭はありませんが、公営住宅の中にあるため、午後睡のあとも簡単に敷地内の広場や散歩道に出入りしやすいなど、自由な環境が好印象でした。また、私自身が1歳から保育園に入っていたこともあり、「子どもが今したいことを尊重してくれる園」ということを重要視しました。 イラスト/塩り著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月30日子どもが誕生してから、それまでまったく家のことにはノータッチで亭主関白態勢だった夫に、なんとか家事育児を分配しようと四苦八苦してきた私。そんな中、夫育て中に帰省した私の実家で、実母が夫にかけた言葉に絶句してしまいました……。 昭和の良き母私の母は昭和後期〜平成前期に現役で子育て真っ最中だった世代。当時、母親はフルタイムで仕事をしていましたが、父親は普段ほとんど家事・育児に参加していない家庭で私は育ちました。 他に借りられる手もなく、今思うと本当に母親は大変だったろうと思いますが、母は当たり前のことだと思っている様子。今も帰省するたびに母が持っている「お父さんは敬うべき人」という亭主関白思想を色濃く感じます。 母から出た発言に撃沈一方で子どもの出産後からは、亭主関白思想を毛嫌いするようになった私。夫以外に身近に手を貸してもらえる手段がなく、夫に動いてもらわねば家庭を回していけません。少しでも夫に家事をしてもらうように試行錯誤していました。 そんな中、私の実家に家族で帰り、夫がいつものように自分が食べた朝食の食器を片付けているときでした。母がその様子を目撃し、衝撃の一言を放ったのです。 「○○さん(夫の名前)あなたにそんなことさせちゃってごめんなさい。座ってていいのよ」と。 そんなことは妻がやるべきで夫がやることではないという母の思想を伝える言葉でした。何度言っても腰が重い夫が、やっと自分の食器は自分で片付けてくれるようになってきた矢先だというのに、私の努力ややり方を覆されたように感じました。 また、義実家も亭主関白色が強く、同じように世代の違いによる考え方の相違を感じ、両家への帰省のたびにモヤモヤします。しかし今は令和。母たちの苦労を理解することも必要だと思いますが、令和のやり方で現代の家族の形を作り、子どもにも伝えていくことが後続の世代のためにも大切だと私は思います。どうにか夫を令和のお父さんにするべく今も日々奮闘中です。 著者:澤崎 凪
2024年06月29日息子が1歳のとき。私たちは家族で近くのショッピングモールに出かけました。 ありがたいけど、恥ずかしい…!手荷物がたくさんあり、どうしても抱っこすることができなかったため、息子をカートに乗せようとしました。しかし息子は大グズり。抱っこしても仰け反ったり、髪の毛をつかんだりと大暴れ。 夫に代わっても息子は泣き止まず、また周囲の人たちの視線も感じ、なんとかしなくてはと焦っていました。そんな時にあるおばあさんが近づいてきて「あら、元気のいいこと。一体どうしたのかい。」と話しかけてくれました。しかし、やさしい言葉に安心した次の瞬間、私は凍りついてしまいました。 「ぼくちゃん、あまりおじいちゃんとおばあちゃんに迷惑かけていけないよ。」と。そのころ私は家事・育児・仕事が忙しく、自分のケアは後回し。その時もほぼすっぴんで髪の毛もボサボサで、服は着心地が楽なものばかりチョイスしていました。だから祖父母に間違われたのかもしれません。そのおばあさんは私たちが足早にその場を離れようとしてもずっと大きな声で「おじいちゃんおばあちゃんに迷惑かけるんじゃないよ。」と言っていました。 ありがたいのですが顔から火が出るほど恥ずかしかったです。とても忙しくて自分のことが後回しになっても、最低限のケアはして、高齢出産での子どもですが、ずっとかわいいママでいられるように頑張りたいと思いました。今はシートマスクをしながら家事や育児をするなど、頑張っています。 作画/市田スナオ著者:神宮寺 花蓮 長い妊活の末授かった息子を育てる母。お笑いを見るのが好き。
2024年06月29日保育士の中田馨さんが、パパ育児の「実はNGな行動」について教えてくれました。パパが育児に積極的なのはママにとってもとても助かりますよね。夏は外で遊ぶことも多くなる時季。パパも一緒に遊ぶ機会も増えるので、どのような点に注意して子どもと遊ぶと良いのかを改めて確認しておきましょう!こんにちは! 保育士の中田馨です。今回はパパの育児について。ここ数年で、パパが積極的に育児に参加することが多くなったなと私自身も実感しています。これまで保育園の送り迎え、行事ごとは「ママだけ」が多かったのですが、「ママもパパも」が増えてきました。 実際、私の保育所の保育参観では、数年前まで「ママだけ」だったのが、最近では5家庭中4家庭が「ママもパパも出席」でした。このように、パパも育児に積極的になった昨今だからこそ、これからやってくる夏という季節特有の子育ての中で特に「外遊び」に特化して気をつけたいことをお話しします。 時間帯を考えて外出を!「普段からパパが子どもと一緒にたくさん遊んでくれるので、とっても助かるのですが、子どもが「外で遊びたい!!」と言ったから、カンカン照りの日中に出かけてしまって……。倒れていないかしら? と心配だった。」という話をママから聞いたことがあります。 いくら子どもが「外で遊びたい」と言ったとしても、夏の外遊びを楽しむためには、遊ぶ時間帯も考えて外出したいものです。特に8月は気温が高くなる日が多くなるので、1日の中でも気温が低めの朝早めの時間帯か、夕方は外遊びがしやすいでしょう。 とはいえ、朝早め、夕方と言えども夏はやっぱり暑いので、「1時間だけ遊ぶ」など遊ぶ時間をあらかじめ決めておくとよいでしょう。 服装を考えて外出する! 外では汗を拭く&着替えはこまめに!以前、「週末、パパと2人で山にお出かけしたんですが、虫よけをまったくしてくれなくて……」と手足に虫刺されをたくさん作ってきたお子さんがいました。 夏の外遊びのときは、服装も考えて外出したいですね。例えば、近所の公園に行くときには、半袖半ズボンでよいかもしれません。しかし、山など自然がたくさんあるところに遊びに行くときはどうでしょう? 半袖半ズボンでは、このご家庭のように虫に刺されることもあるかもしれません。夏のお出かけはそういった配慮も必要になります。 私の保育所は山間にあるわけではありませんが、蚊が出てくる時期から、外遊びの際は「薄手の長袖と長ズボンを持ってきてほしいです」とお願いしています。虫よけになるだけでなく、日焼け対策にもなります。 また、汗をかいたらこまめに拭く、着替える、帰宅したらシャワーをすることで、肌を清潔に保ってくれます。こちらも「パパに週末見ていてもらったら、あせもがたくさんできちゃって……」などと聞くこともあります。子どもは大人以上に肌を清潔にしてあげなければいけないということも知っておきましょう。 平日は、お子さんのことを見ているのはママで、パパは週末だけ、というご家庭もあるかと思いますが、普段ママが何に気をつけながら子育てしているのか? をパパに説明しないと伝わりません。「私の姿を見ていればわかるでしょ?」、「いつも私がしているじゃない!」と思いたくなってしまうところですが、ぜひパパにも教えてあげてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。
2024年06月28日わが家には4人の子どもがいます。性格はそれぞれ違いますが、赤ちゃんのときに一番大変だったのが長女の人見知りです。私以外の人は全然ダメで、夫にすら私の姿が見えないと大泣き。私はトイレやお風呂にゆっくり入れないほどでした。そんな長女を、仕事復帰のため1歳から保育園に預けることに。家族相手にも泣いてしまうのに、「預けて本当に大丈夫なのか」ととにかく心配だったのですが……。人見知りが激しい長女長男と2歳差で長女が生まれ、夫の仕事は時間帯が不規則だったため、私がほぼワンオペで育児をしていました。長男は誰にでも抱っこされて懐いてくれていたので、みんなにかわいがってもらえるタイプ。けれど、長女は抱っこはされるものの、私の姿が見えなくなると大泣きし、私が見えると見事にピタッと泣き止みます。 それは夫に対しても同じでした。夫に長女を見ていてもらい、長男とお風呂に入っていると、長女の泣き声が聞こえます。「早くあがってー!」と夫の声。そのためか、夫はあまり育児に参加しなくなりました。 いざ、長女を保育園へ仕事復帰のため長男が1歳で保育園へ通い始めたように、長女も1歳から保育園に行くことに。不安だらけの中、慣らし保育が始まったのですが、長女は朝から大泣き。それでも慣れてくれないと困るので、心が締め付けられる思いで通わせ始めました。 保育園から「ずっと泣いていて給食が食べられないから、短時間から始めましょう」と提案があり、少しずつ時間を延ばすことに……。すると、少しずつ水分がとれるようになり、給食が食べられるようになり、最終的には保育園で1日過ごすことができるようになったのです。 見違えるほどの成長!1週間の慣らし保育が終わると、朝からも泣かずにニコニコと先生のもとに行く長女。「行ってらっしゃい!」と私に手を振るようになり、お友だちもでき、楽しく保育園生活を送れるようになりました。 長女は、それまでの人見知りが嘘のようにいつもニコニコ笑顔で人と接することができるようになり、たくさんのお友だちができました。それも、泣いてばかりいた長女を、やさしく根気強くお世話してくださった先生のおかげだと、本当に感謝しています。 今は高校生になった長女は、親戚に「あのころは大変だったね」と言われ、今では笑い話になり、かわいがられています。そして、赤ちゃんのころはあんなに苦手だった夫とも、今では仲良く話したり、一緒に買い物に行ったりしています。悩みのタネだった長女の人見知りが、保育園をきっかけに変わることができて本当によかったです。 イラストレーター/大福著者:松田みさと
2024年06月26日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、暑い夏の時期の赤ちゃんのお風呂について教えてくれました。たくさん汗をかく季節。赤ちゃんへのお風呂や沐浴のノウハウをしっかり理解しておきましょう!夏は赤ちゃんも汗をたくさんかくので、こまめにお風呂に入れてあげたいと思いますよね。しかし、知らず知らずのうちに間違ったお風呂の入れ方をしているかもしれません! 今回は、「夏」の沐浴やシャワー浴についてのお話です。 暑い日は、沐浴じゃなくても大丈夫!夏の暑い日は、沐浴槽にお湯をためて沐浴したり、湯船に浸かったりが、暑くて大変になるかもしれません。また、夏は湯船に浸からないでシャワーのみで済ませるというご家庭も多いかと思います。そんなときは、赤ちゃんもシャワー浴で問題ありません。ご家庭の習慣に合わせて選択するとよいでしょう。 夏のお風呂は1日1回じゃなくても大丈夫?夏は汗をたくさんかくので、1日1回だけではなく、もう1回入れてあげても問題ありません。汗をかいたときは、短時間の沐浴、シャワー浴をするとよいでしょう。 汗だけでなく、おむつ内は蒸れやすいのでおしり拭きで拭くだけでなく、うんちのあとは洗面器などにお湯を張り、おしりだけをつけて洗う臀部浴(座浴)をしたり、シャワーで洗い流してあげるのもよいかと思います。 1日1回はボディシャンプーでしっかり洗う1日1回はボディシャンプーやせっけんでしっかり洗ってあげますが、それ以外のときはお湯のみで流すだけで十分です。うんちをしたときは、おしりだけ泡で洗ってあげるなどしてみましょう。 沐浴やシャワー浴は「短時間」がポイント!汗だけのときは、沐浴やシャワー浴の両方とも、短時間でサッと済ませるようにしましょう。1日に何回も洗い過ぎてしまうと、肌に負担がかかり肌トラブルになってしまうこともあります。その後の保湿も必要ありませんが、乾燥や湿疹がある場合は、塗り薬や保湿剤を使用してもよいでしょう。 まとめ夏の暑い季節、日中の沐浴やシャワー浴をプラスして快適に過ごせるとよいですね。監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。
2024年06月24日親族で食事をする事になり、大人数人と子供3人(2歳.1歳.0歳)で事前にレストランを予約したときのことです。 どうしよう…!私は予約時に子ども椅子が必要なことや、ベビーカーを持参することを事前に伝えていました。しかし、当日に案内された席は、子どもの補助席が使えない場所。さらにベビーカーは置いてきてほしいと言われてしまいました。 混乱する私たちに店員さんは「早く座っていただけますか?」と言い、メニューと水を置いて去っていってしまいました。 そして、ベビーカーで寝ていた1歳の男の子を下ろした際に、ギャン泣きを始めてしまい、周りのお客さんにも迷惑をかけてしまう事態に……。 しかし、その声のおかげか、別の店員さんが現れ、その状況をすぐに理解してくれて、別の席に案内してくれました。そこでは、子ども椅子が使えて、問題なく食事を済ませることができ、一安心しました。 作画/きょこ著者:西尾えり2児の母。育休明けに家事と仕事を両立できるか不安。
2024年06月22日マンモス幼稚園に入園した3歳のわが子がもうすぐ春休みを迎えようとしていたころ、事件は起こりました。夏休みごろから仲良くなりだしたA子ちゃんとの間にトラブルが起きたのです。幼稚園の先生方もしっかりと解決に向かって対応してくださったのですが……。 ※訂正:(誤)わが子の手→(正)わが子の指 娘の指に切り傷が幼稚園に入園し、早くももうすぐ春休みというころ、娘の指の内側に切り傷があることがわかりました。切り傷の理由を聞いたところ、ハサミを使っているときに間違って自分で切ってしまったというのです。 しかし、切り傷の状態を確認すると、自分で切ってしまった傷にしては不自然なかたちの傷だと感じ、娘に再度、聞いてみることにしました。 お友だちにハサミで切られたという娘娘にどのようにハサミを持っていたら傷ができたのか聞いてみたところ、お友だちのA子ちゃんにハサミで切られたと言われました。娘の指の傷の状態を見ると、自分で作った傷というよりも他人から切られたと言われて納得ができるものでした。 けれども、幼稚園の子ども同士がハサミで相手を傷つけるというのも理解できるものではありません。刃物で切られるという体験は今後のことを考えても良くないと思い、思い切って幼稚園へ相談してみることにしました。 幼稚園で子ども同士から事実を確認することに娘がハサミで指を切られたことを幼稚園に伝え相談したところ、幼稚園側も驚いてすぐにA子ちゃんへ事実を確認してくれることに……。先生方が慎重に確認した結果、A子ちゃんが娘の指を切ってしまったとのこと。 そこで幼稚園側と話し合いの機会を持ち、大ケガに至らなくてよかったけれど、刃物でケガをしないようよく見ていてほしいと伝えました。不安な気持ちは残りましたが、幼稚園の先生方にお願いするしかないと考えました。 予想外の気まずい出来事私としては娘がケガをしてしまい放っておくわけにもいかないので幼稚園の先生に相談したのですが、A子ちゃんの保護者からすれば大変ショッキングな出来事のようでした。 その後、A子ちゃんの保護者が幼稚園の登園場所で待っていて、私と娘に泣いて謝る騒動に……。今回のことはA子ちゃんの保護者が悪いわけではないので、A子ちゃんの保護者に今後様子を見ていただけたらと伝えました。 娘の通っている幼稚園は、子どもの面倒や様子をよく見てくれていると感じていますが、全員に目が行き届いている状態ではありません。親としては娘に対して、嫌なことをされたらやめてほしいことを伝えるなど、ケガをする前に逃げるという当たり前のことも教えていかなければと、育児の難しさを痛感した出来事でした。 作画/はたこ著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月22日ことの発端はSNSのとある投稿。「男性は入らないでください」と書かれた婦人科に、男児を連れて行くことを問題視する内容でした。しかし、健診や診察に男の子を連れて行かざるを得ないママがいるのは事実。SNSでは、「子どもでも抵抗がある」「男性に男児は含まれないのでは?」など、さまざまな意見が飛び交っていました。 産科・婦人科への男児の同行が気になる人はどれくらいいる?一部の産科や婦人科には「男性の来院お断り」というルールがあります。これには、男性が待合室の椅子を使用することで患者さんや妊婦さんが座れないなどのマナー問題や、婦人科というセンシティブな診察をする場所に男性がいることに抵抗を示す女性がいることなど、さまざまな背景があるようです。 では実際に「産科・婦人科への男児の同行が気になる」という人はどれくらいいるのでしょう。 ベビーカレンダーの投票箱機能を使ってアンケートをとったところ、89%の人は気にならないという回答でした。 しかし、やや気になる人ややめてほしいと思う人がいるのも事実。どのような点が気になり、嫌だと思うのでしょう。男児の同行に賛否の声SNSに投稿された否定的な声を見てみると、以下のような意見がありました。 ・「男児は男性ではない」って認識は違うと思う。・婦人科にはさまざまな事情があって、女児も来る。そこに同年代の男子がいるのは嫌なのでは?・婦人科にはセンシティブな女の子の患者もいます。親はその意図を汲んだほうがいい。・婦人科の診察カーテン下から男児に覗かれて嫌な思いをした。・男児も男。どうしても男児を連れて婦人科に行きたいなら、男性OKの婦人科を選べばいいのでは。・産科はさておき、婦人科には遠慮すべき。治療の内容が異なる。 たしかにプライベートゾーンの診察があったり、センシティブな治療をしたりする産科や婦人科において、例え子どもであっても男の子がいることに抵抗がある、という意見も一理あります。 しかし「病院が注意しないのであればOK。その判断がすべて」「子どもを預けられる人ばかりではない」「子どもを外で待たせておけるわけがない」と、男児の同行を問題視しない人、許容する人もいるようです。 実際のところ、産科や婦人科の受診が必要になった際、子どもを預けられる場所がないママはたくさんいるでしょう。また、男性の来院を禁止していない病院を選べるかと言うと、近くに病院がないなどの事情で、やむなく受診する人もいるはずです。 安心して子どもを生み育てられる社会を作るためには?この問題で気がかりなのは、妊娠や出産に関する治療や診察をおこなう産科や婦人科にいくハードルが高くなってしまうこと。この風潮が強まり、第二子・第三子を産むことを躊躇してしまうと、ますます少子化は進んでしまいます。 病院が「男児禁止」と明言せず、男児連れのママを注意していないのであれば、容認する気持ちも必要ではないでしょうか。また、この問題の根底にある「男性に男児は含まれるのか?」という認識のズレを、病院側がきちんと明示し、線引きすることも重要です。 だからといって、男性NGの病院に堂々と男児を連れていくのもまた違う話。男児を連れていくママは、「子どもから目を離さない」「病院と言う場所についてしっかり話して聞かせておく」という意識は大切といえるでしょう。 また、診察や健診に行く女性の負担が大きい・子どもを預けていける環境がない、ということも問題です。パパが休みやすい、気軽に預けられる場所があるといった、世の中の風潮を作ることも急務だと言えます。 安心して子どもを産み育てられる社会を作るためにも、このような意識が広がることを願います。また、ひと目ではわからない互いの状況や気持ちを想像し、思いやりを持つことも大切なのではないでしょうか。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月21日現在2歳の息子の離乳食が始まったときのことです。まだ1回食で食べる量も少ない時期でしたが、私は非常食の意味としてもベビーフードをストックしておくことにしました。お店に行き、ベビーフードを持ってレジに並んでいたのですが、そこで少しショックな言葉を言われたのです……。ベビーフードをまとめ買い「非常事態に備えられるように」と、息子を連れて子ども用品を扱うお店に出向いた私。その日はベビーフードがお得に買える日だったのでラッキー♪ と思いながら、カゴにたくさんベビーフードを入れていました。 余裕があるときは手作りもしますが、面倒なことの多い離乳食作りは頑張りすぎないことを信条にしていた私。市販のものにも積極的に頼って手抜きしなければと思っていました。そしてたくさんのベビーフードが入ったカゴを持ってレジへ向かったのですが……。 それを見ていたプレママ&パパの苦い顔レジでは私の前に夫婦が並んでおり、女性のほうは妊婦さんでした。その妊婦さんが後ろにいる私のほうをチラッと見て、旦那さんに目くばせ。そして旦那さんも私のほうを見て苦い顔。すぐにはその行動の意味がわからず「何かな?」と思っていましたが、コソコソと話している声が聞こえて驚きました。 「あんなに買ってるよ。自分で作る気ないのかな?」「子どもが食べるものを手作りしない母親ってどうなの?」「私、絶対無理。この子にはちゃんと作ったものをあげたい」などと話していました。 この会話が聞こえてきて「ああ、なるほど」と納得。 その考え、逆に心配……「赤ちゃんが食べるものを手作りしないダメな親」として見られたことは多少ショックだったものの、私はすぐに「いや、そんなことよりもこの夫婦が心配だな」と思ってしまいました。夫婦から漏れ聞こえてきた会話によると、おなかにいる子が第1子の様子。きっとこれからの子育てに希望や理想がたくさんあるのでしょう。 けれど私自身、長女を育ててきて理想だけでは苦しくなってしまうことを知りました。特に長女はアレルギーがあったので、離乳食からおやつまでほとんど手作りで、料理が嫌いになるくらい大変だった時期がありました。 私のほうを見て苦い顔をしていた夫婦。言われたことに対して怒りの気持ちは湧かず、むしろ心配になりました。願わくば、この夫婦が子育てのなかで苦しくなったとき、頑張りすぎずに頼れるものには頼って自分たちを大切にできますようにと思ってしまいました。著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年06月21日ある日、義実家へ遊びに行ったときのことです。 そんなこと言われるなんて…!当時息子は2歳になったばかりでしたが、発語が早く、すでにいろいろ話すことができる子でした。よく「おしゃべり上手ね」と褒められていました。そんな息子をみた義母が、「〇〇ちゃん(私)の子育てが上手だからお話するのもなにをするのも早いね!」と言ってくださりました。 今まで息子の成長を褒められることはあっても、自分自身の子育てを褒めてもらう経験は初めてでとてもびっくりしましたが、心底うれしい気持ちになりました。 義母は普段から尊敬できる人で、何事にもプラス思考で明るく、お話していてとても気持ちがよくなる人です。出産してからより義母の凄さを実感し、距離感も心地よく義母のことが大好きです。私もこんな義母さんになりたい、と思っています。 作画/きょこ著者:井上はるか2歳の男の子の母。医療事務としてパート勤務。海外ドラマが大好き。
2024年06月21日産後数カ月経ったころのことです。それまで夫には、休日にオムツ替えを頼むことはあっても基本的に24時間体制で私が育児をしていました。何もしてくれない!!どうしても私の体調が悪くなり、夫に夜間のミルクを1回分だけ頼んで寝かせてもらうことにしました。ふと起きたら時間はとっくに過ぎているのにミルクを上げた形跡はなく肝心の夫は寝ているのです。夫を起こし確認すると、やはり寝過ごしたと言うのです。たった1回のミルクさえあげることができない無責任さに呆れました。 ◇◇◇ その後、どんなに高熱がでてもぎっくり腰になっても私が対応しました。夫は育児をしてるつもりですが、子どもの体調に関わらない様なことだけしてもらっています。もう数年経ちましたが今も夫は自分が眠いときには自分の睡眠を優先させるので何も期待していません。 作画/いずのすずみ著者:遠藤かな40代、2歳の子どもと3人で暮らしています。出産を機に退職。現在は主婦。
2024年06月20日週末に行きたいところ、したいことが異なる5歳の息子と2歳の娘。週末はいつも兄妹喧嘩ばかりで私も疲れてしまいます。そんなある日、外出中の夫にワンオペの現状を伝えると、信じられない言葉を返されて……? 家は朝からぐちゃぐちゃだよ…息子は週末になると「公園で自転車に乗りたい」「虫を捕まえに行きたい」と希望を言ってきます。そして娘はイヤイヤ期真っ只中。息子の希望に合わせて2人を連れ出そうとしますが、娘は地面に這いつくばって動こうとしません。息子は「妹ちゃんのせいで、好きに遊べない!」とかんしゃくを起こし、私はすっかり疲れていましたが、夫は「僕の言うことは聞かないから」と子どもたちを注意しようとせず、仕方なくひとりで頑張ることに。 そんなある日の週末、夫は午前中美容院に出かけていきました。私は家で子どもたちと過ごしていたのですが、その日は雨が降っており、外で遊べないストレスで息子はイライラ。そして娘の遊んでいたおもちゃを息子が取り上げて投げ散らかすので、娘も大騒ぎ。息子を注意する元気すらなかった私は、家の中の状況を写真に撮り、夫に「家は朝からぐちゃぐちゃだよ……」というメッセージと共に送信しました。しかし、夫からの返事は「部屋を掃除したら気分もすっきりすると思うよ。頑張って」と他人事。つらい気持ちに共感してもらいたかっただけなのに、夫の返事に私はすっかり落ち込んでしまいました。それと同時に、夫はもしかして子どもたちが週末どう過ごしたいのかわかっていないのでは? と思い、帰宅した夫にどうして家が散らかっているのか順を追って説明することに。 「息子は外で遊べないイライラで、妹のおもちゃを取って投げる。娘もそれで大泣きして喧嘩が始まるの。注意しても余計刺激してしまうだけで、さらに大騒ぎになるんだよ! 子どもの相手や家事もあって、片づけまで手が回るわけないでしょ」と伝えました。夫は「ごめん……そんなに大変だって思ってなかった」と反省した様子です。そして、土曜日は夫と息子、私と娘がペアで、日曜日は夫と娘、私と息子がペアで過ごすことを提案してくれました。 子どもたちは両親それぞれが自分に向き合ってくれていると感じた様子。息子のかんしゃくも娘のイヤイヤも少なくなったのです。週末に子どもと1対1でじっくり向き合えて、子どもたち同士も仲良くできる時間が増えてきました。これからも成長に合わせて、家族に合った週末の過ごし方を見つけていきたいと感じた出来事です。 作画/yoichigo著者:井島りほ
2024年06月20日4月は小学校のクラス役員決めの季節。役員決めの会議は立候補がおらず難航していました。そこで私が立候補をすることに。すると、予想しなかった展開になったのです……! コロナ禍があけて役員にコロナ禍の約3年間は保護者の小学校来校が認められず、実際の活動はない名ばかりの役員を毎年順番で回していました。子どもの学校は少人数のため、クラス役員はすぐに回ってきます。 私は子どもが2年生のときに役員になりましたが、活動はできませんでした。やっとコロナ禍が収束し5類感染症に移行となった年に、私は4年生になった子どものクラス役員になりました。 コロナ禍があけPTA活動が再開されたとはいえ、コロナ禍前のような活動はできず、だからといって何もしないわけにはいかず。小規模な活動実施やオンラインでの役員会の参加など、手探りの中進めていったのです。 立候補なし、からの…私は1年間の役員任期を終え、翌年の役員決めの4月になりました。 今までの小規模な活動と違い、本格的な活動が伴うとなるとみな難色を示すように。いざ役員決めとなると、仕事や家庭の事情など、みな自分がいかに忙しいかを訴え、役員はできないという保護者ばかりだったのです。 にっちもさっちもいかなくなり、「それなら私が2年連続でやります。ただ、来年は遠慮させていただきます」と立候補しました。すると、今までできないと言っていた保護者たちが一斉に立候補。どうやら来年は6年生で行事が増えるので、6年生で役員をするのを避けたかったのが理由のようでした。 結局全員が立候補という展開になったのですが、私が初めに「2年連続でやるので」と宣言した手前、立候補を取り下げることはしませんでした。そして全員立候補となったので、結局くじで決めることに。結果、なんと私はまた役員となったのです。小規模活動とはいえ、去年の実績がまったく考慮されない結果は悔しいですが、もう決まったのだから文句は言いません。昨年の経験を活かしつつ、今年も役員を全うしたいと思います。イラスト/まげよ著者:新谷けご
2024年06月19日息子はコロナ禍に生まれました。そして高校時代の友人が私と同じ時期に出産。最初は「ママ同士でいろいろ話せてうれしい!」と言い、定期的に子どもの成長を報告し合っていたのですが、あるときから友人のメッセージがそっけなくなってきて……。息子と同級生の赤ちゃんその友人とは定期的に会っていました。そして友人の第1子とわが家の第2子が同じタイミングで生まれることに。「生まれたら一緒に遊ばせようね!」と楽しみにしていました。 しかしコロナ禍ということもあり、わが家から少し遠いところに住む友人と赤ちゃんにはなかなか会えず。それでも「会えない分たくさん連絡すればいいじゃない!」と友人が言うので、私も友人も今まで以上に連絡をとるようになり、子どもの成長を送り合っていました。 メッセージがそっけない?最初こそ「昨日、初めて寝返りした」、「泣かれ過ぎてつらい」など日々の子育てで、うれしかったことや愚痴を送り合っていました。私としては「友人は初めての子育てだし、この定期連絡で友人を支えられればいいな」という思いも。実際、友人から質問されることも多く、そのたびにわかる限りのことを答えていました。 しかし、あるときから急に友人からのメッセージがそっけなくなったように感じました。送られてくる写真もどんどん減っているように感じます。私はそんな変化が心配で「大丈夫?」、「しんどいことある?」と折に触れて送っていたのですが……。 そんなつもりじゃなかった……私が心配しても「何でもないよ」と返していた友人。しかしある日、長文が届きました。その内容は「定期連絡をやめたい」、「自分の子と比べてしまってつらい」、「私は近くに頼れる人がいなくてつらい」、「自慢されているみたいに感じる」とのこと。 友人にとっては私が送った「○○ができたよ」、「○○みたいにしたらいいよ」などの内容がマウントをとられていると感じたようでした。これを受けて私は大反省。「そんなつもりはなかった。本当にごめん」と謝り、話し合った末、友人の気持ちがこちらに向くまで連絡のやりとりは一旦やめることになりました。 私は「産後はメンタルが不安定になるだろうから」と友人に気を遣っているつもりでいました。けれど、昔から仲の良い友人ということもあって、配慮に欠けてしまったところがあったのかもしれません。気遣いの足りない言い方をしてしまったと反省し、今は友人の負担にならないよう連絡はしていません。著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年06月18日私は10歳の娘と8歳の息子を育てるママ。ある日、アパートの自治会役員を決めるための集会があったのですが、仕事があったので、委任状を出して欠席することに。ところが、後日とんでもない事態になっていることが判明し……? ボスママのせいでまさかの事態に!?アパートの自治会の役員決めがあったときのことです。私は仕事で行けないため、委任状を提出して欠席することに。 次の日、インターホンが鳴り玄関に行くと、自治会長が立っており「昨日の自治会で会計係に決まったので、1年間よろしくお願いします~」と笑顔で書類を渡してきました。まさか役員になるとは思っていなかったので戸惑いはありましたが、「昨日は欠席してしまったし、仕方ないか」と諦めて受け入れることに。 しかし、自治会長は続けて「ゴミ捨て場清掃の管理と、草むしりの段取りもしてくれるらしいね。ありがとう」と言ってきてビックリ! 役員のことは仕方ありませんが、別の仕事も複数任されるなんて思ってもおらず……。慌てて「役員はしますが、それ以外は忙しくてできないかもしれません」とやんわり断ると、自治会長は「あれ? Aさんから、あなたが『任せてください!』って意気込んでいたと聞いたんだけど……」と困り顔。Aさんは、同じアパートに住んでいるボスママ的存在。Aさんの息子と私の息子は同い年で、小学校も同じでした。Aさんが「私が委任状を受け取るよ〜」と言ってくれたため、提出をお願いしたのですが……。Aさんはどうやら役員決めの話し合いで、「自分は仕事で忙しいからできない」と言っていたそう。もしかするとAさんもワーママのため、役員や雑事を引き受けたくなくて、欠席した私に押しつけようとしたのかもしれません。 モヤモヤしつつ、自治会長に仕事が忙しくて全て1人で対応するのは難しい、私は任せてとは言っていないということを説明。自治会長は「そうなの……。それならしょうがないわね。もう一度話し合って決めましょう」と言ってくれ、いったん役員以外の自治会の仕事は引き受けないことに。 次に開催された自治会にAさんは参加していませんでしたが、他の住民たちに私は仕事が忙しくて1人ではできないため協力をしてほしいと事情を説明し、ゴミ捨て場清掃の管理と草むしりの段取りは、何人かで分担することが決まりました。Aさんは顔を合わせても「こんにちは」といつも通りにあいさつをするだけ。嘘をついて私に押し付けようとしたことを悪びれる様子もありません。しかし、揉め事を避けたかった私は、「こんにちは」といつも通りにあいさつを返し、必要以上にAさんと関わることはやめようと決めました。 自治会で事情を説明したり、役員の仕事をしたりするのは大変でしたが、結果近所の方と繋がりができてよかったです。近所の人に誤解されそうになったときは、面倒でもその都度説明をすることが大切だと感じた出来事でした。 作画/yoichigo著者:松尾茜
2024年06月18日私が2人目の子どもを妊娠していたときの話です。 実母からの言葉にショック…1人目のときもつわりはありましたが、初期のころだけだったので、1日も休むことなく、なんとかつわりを乗り切りながらも産休の前まで働き、無事に出産しました。その経験から、第2子のときもつわりはありましたが、長女の世話もあったため、仕事も続け、なんとか日々頑張っていました。 ある日、水を飲んでも吐き、ついに黄色い液まで吐くようになったので病院に行ったところ、ケトン体(体内の脂肪が分解されてできたもの。通常は尿中に排出されることはないが、低栄養や脱水状態になると検出される)の数値が高く、妊娠悪阻で入院する羽目に。県外にいた母もその日のうちに飛行機で駆けつけてくれ、とても助かりました。1週間の加療後、長女のためにも退院しましたが、まだつわりはつらい日々。 そんな中、昼寝していたら、実母に「ぐうたら病では?」と言われ、母はつわりがなかったらしいので、理解されないのだと悲しくなりました。そのときは聞き流しましたが、今となっては私も娘2人の母となりましたので、もし娘たちが妊娠・出産することがあれば、理解して寄り添える母になりたいと強く決心しました。 ♢♢♢ つわりは妊娠5週〜6周目でごろから出現し、吐き気や、食欲不振、頭痛、眠気などの症状が出ます。症状の出現時期や程度、おさまる時期などは個人差があり、つわりが重症化した症状のことを妊娠悪阻(にんしんおそ)と言うそう。つわりは人によって症状も重さも違います。人のつらさをすべて理解ことは難しいかもしれませんが、つわりには個人差があることを念頭に置いて接してもらえると、相手への対応の仕方も変わるかもしれませんね。 作画/マキノ 著者:めぐめぐ子子ども6人を育てる母。趣味は読書。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月18日私には4人の子どもがいます。4人きょうだいの上2人にはついつい「自分でやってね!」と言ってしまったり、下の子たちの面倒もたくさん頼んでしまいます。一生懸命やってくれるけれど、本当は大変だよなぁ……と気づかされたことがあったのでご紹介したいと思います。「かわいいけどちょっと困る!」長男と次男は2歳半差。次男が生まれたときには「これがおめめ、これが鼻、あ~かわいいな~」なんてメロメロだった長男ですが、次男がハイハイを始めたころからかんしゃくが多発するようになりました。せっかく作った作品が壊されたり、おもちゃはよだれでベトベトにされたり。 赤ちゃん返りはほとんどなかったのですが、ふとしたときに長男が「○○ちゃんはかわいいけど、ちょっと困る!」と叫んでいて、お兄ちゃんは大変だなぁと思ったのでした。 「ばあばんちに行ってくる!」次男から2歳半差で、第3子が誕生! 次男に対しては着替えやトイレなどを「自分でやってね」と言うことが多くなり、できていないと長男が「そんなこともできないのか!」と少々強く言うこともありました。妹が少し成長しておもちゃの取り合いになると、気の強い妹が勝ち取ることが多く、次男は噛まれてしまうことも多々。 お兄ちゃんにはバカにされ、妹には喧嘩で負け、親は育児や家事で忙しそう。次男は家で過ごすのがつらかったのかもしれません。しばしば「ばあばんち行ってくる」と義実家で過ごしていました。家族で「次男の気持ちを大切にしよう」と話し合って、なるべく次男の話には耳を傾けるように意識するようになりました。 「お母さんにはわからないよ!!」第3子から2歳差で第4子が生まれ、ますますバタバタな毎日。お兄ちゃんたちは自分のことは自分でできて「当たり前」とされ、下の子のお世話や簡単な家事もどんどん任されるようになりました。 しかし次男は気に入らないことがあるとキーキー叫び、物を投げたりドアをバタンと強く閉めたり、とにかくグズり始めるとなかなか止まらず、私もイライラすることが多くなりました。 しかし、ある日長男が放った「お兄ちゃんは大変なの! お母さんにはわからないよ!!」のひと言。私自身が年の離れた3きょうだいの末っ子だったので、言ったのでしょう。長男だってまだ7歳、次男はまだ5歳、もっと甘えたいこともあるんだよな……と反省しました。 著者:小林まり元小学校教員で3男1女の母。第4子を出産後に一念発起して食育アドバイザーや保育士の資格を取り、現在は療育の現場で奮闘中。自身の体験を元に執筆している。
2024年06月18日わが家は子どもが6人。人数が多いとケガや病気で病院にお世話になることも多いわが家ですが、そんな中での超マイベースな長男の小学3年生のときの話です。 けっこう痛くない…?その日もいつもどおり小学校から帰ってきた長男ですが、何やら腕を気にしている様子でした。話を聞くと、体育の跳び箱のときに手の付き方が悪く、跳べはしたものの痛めたとのこと。見た目は何ともなっておらず、恐らく打撲だと思い、湿布を貼りました。 されど次の日にも痛みがとれない様子。でも本人に聞いても「痛いけど大丈夫」と言うので、変わらず湿布でまる2日間いつもどおり過ごしました。しかし、3日目でなんとなく腫れているような気がして、子どもを病院に連れていくことにしました。 診察の結果、骨折していると告げられました。親子ともにまさか骨折しているだなんて思ってもいなかったので、診断結果にびっくり。骨折って結構痛いはず……! そんな中で3日間も学校生活を送っていたわが子の我慢強さというか何というか、親としても申し訳なく、びっくりな体験でした。 あとから、あのとき実は結構痛かったと話してくれた長男。自分のことはなかなか判断が難しいというか、長男自身も病院にもあまり行きたくないんだろうということも踏まえて、子どもがケガをしたときは、親がもっと慎重になって子どもの話だけでなく、状態や様子もしっかり観察し、なるべく早く病院へ連れて行こうと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/マキノ 著者:めぐめぐ子子ども6人を育てる母。趣味は読書。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月17日外出先で4歳の娘とトイレに立ち寄ったときのこと。デパートの女子トイレは並んでいる人が多く、混雑していました。娘と一緒に自分も用を足してしまおうと、順番が回ってくるとすぐに個室に入りました。実況中継だけはやめて!まず娘を先に用を足させ、子どもを個室内で待たせつつ自分もすぐにスタンバイ。 しかし、その日は生理中。暑い日で汗をかいていたこともあり、ナプキンを取り替えようとすると、自分でもわかるくらい蒸れたような嫌なにおいがしました。ササっとナプキンを替えようとしていると、娘が「なんか臭い!!」とひと言。あぁごめん……と思いながら、無言でナプキンを替えていたら、今度は娘が「ママ、血が出ているよ! けがしたの? 大丈夫?」と、大声で聞いてきます。 「あぁ……臭いのも血が出ているのも実況中継されているよ……」と、私は一気に脱力。恥ずかしさのあまり、個室に引きこもりたくなりました。 ◇◇◇ 混雑していたので意を決して娘と個室から出ると、案の定、外は順番を待つ長い列ができていました。しかし、並んでいる人たちは「何も聞いていませんよ」とばかりに、スマホをいじったり気にしていない風を装ってくれたり……。自意識過剰かもしれませんが、「スルーする」という優しさもあるのだと思いました。 作画/まげよ著者:木村はちこ30代、都内で4歳の娘と夫の3人で暮らすアラフォーの母。
2024年06月17日保育士の中田馨さんが、保育園への持ち物についていろいろ教えてくれました。特に梅雨時期は衣類も乾きにくくなり注意が必要に……。ママも忙しいけれど、しっかりチェックしておく必要ありかも!?こんにちは! 保育士の中田馨です。新年度に入り2カ月が過ぎ、新しい生活やクラスの雰囲気にも慣れてきたころだと思います。 今回は保育園に持っていく荷物で、再度確認してほしいことや、梅雨時期に気をつけておきたい子どもの持ち物についてお話しします。 生乾きのまま持って行ってない?梅雨時期の悩みは「洗濯物が乾かない」ではないでしょうか。わが家は乾燥機がないので、この時期は特に洗濯物が乾ききらず、朝に子どもの服や靴をドライヤーで乾かして……! という経験を今もすることがあります。 私の保育園でも「きっと乾かなかったんだな」という衣類、タオルを持って来られる方がいます。私も働く母親なので、夕方に洗濯して干して次の日に持って行く物は特に、洗濯が大変なことはわかります。 しかし、衛生面や匂いのことも配慮していただけるとありがたいです。生乾きとわかったら、私の保育園では干しなおします。においが気になったら使わずにお返しすることも。保育園側のそういった手間もできれば省きたいところです。 古くなっていない?特に、タオルやガーゼ類、スタイ、肌着などで多いかな? と思うのが、タオル類の黒ずみです。どうしても使っているうちにだんだんと色が黒っぽくなってきますよね。毎日使うものなので、見慣れてしまい「こんなものか」と思いがちなこれらの肌着やタオル類。 サイズアウトしたものは成長に伴うものなので定期的に大きなサイズへの買い替えをお願いしやすいのですが、保育士側から「タオルが古いので替えてください」とは、なかなか言いづらいものです。肌触りも変わってくるので、ぜひ見直しをお願いします。 私も子どもたちに持たせるハンカチを定期的に買い替えていますが、新しいハンカチと並べてみると「わ! こんなに古くなっていたんだ!」とびっくりします。 破れていない?衣服が破れていないか? をみてみましょう。子どもの動きはとっても活発です。親が想像もつかない動きをするので、服が破れることはよくあることです。 わが家の息子も「またひざ小僧破いてきて!」という時期がありました。中学生になり入学して3日で制服のひざ小僧を破いてきたときはトホホ……でしたね。 そんな子どもですので、多少の破れは気にしなくてもよいのですが、大幅に破れているとその部分が引っかかり怪我につながることもあります。買い替えてもらうことももちろんよいのですが、破れた部分に布やアップリケを付けてもらうでももちろん構いません。 買い替えたときは名前の記入を忘れずに!衣服やタオルなどの見直しをして、足りないものを買い替えてもらったときに忘れがちなのは「名前書き」です。 保育園は同じ年齢の子どもの集まりですので、サイズや服の雰囲気などがどうしても似てきます。お返しする衣服やタオルを他のお子さんと間違えないように配慮していますが、保育士も人間ですので入れ間違えることがあります。 たいていは「別の子のものが入ってました」と持ってきてくださりますが、困ってしまうのは行方が分からなくなったときです。 名前が書いてあれば「〇〇ちゃんのこういう特徴の服がお手元にありませんか?」と依頼して見つかりやすいのですが、名前がないとそれが難しくなることも。もらい物の衣服で別の子の名前が入ったものも同様です。少しの手間をかけていただけると、保育士が助かります。 保育園での生活を、安全に清潔にスムーズに過ごすためにも再度見直してもらえると助かります。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。
2024年06月17日新しい職場で仲良くなったA子さん。同い年の子どもがいるためママ友としても親しくなりました。しかし、子育ての相談をすると「うわー。毒親っぽい」と笑われてしまいます。言い返しても響いていない様子で……? 「親に問題があるんじゃない?」同世代ということもあり、A子さんとはすぐに意気投合。当時、息子はイヤイヤ期で、「お着替えしない!」と毎朝泣くので、パジャマで登園する日もありました。息子の対応に悩んでいた私は、A子さんに「息子の着替えが大変で……。無理矢理服を脱がせることもあるの。どうしたらいいかな……」と相談してみることに。するとA子さんは「うわー。毒親っぽい」とニヤニヤ笑います。ママ友のA子さんなら、私の悩みに共感してくれるはずだと思い込んでいましたが、まさかの反応に私はビックリ……。 言葉を失っていると、A子さんは続けて「うちの母がさ、泣いたり暴れたりするタイプの子は、親に問題があるって言ってたよ。やっぱり、子どもには穏やかに接しないと、かわいそうっていうか〜」と得意顔で言ってきます。話に聞くとA子さんの息子は、大人しい性格で普段からあまりかんしゃくを起こすこともないそうです。とはいえあまりの言い方に、私はイラッ! 職場の同僚でもあるA子さんと喧嘩をしたくない気持ちもあったので「毒親って私のこと? 息子のことで一生懸命なだけなんだけど、おかしいことなのかな?」とやんわり怒りを伝えてみましたが、A子さんは「うちのママが聞いたら、『過干渉よ!』って怒りそう」と笑っており、私の思いは通じていないように感じました。私は「そうかもね」とさっさと話を切り上げて、今後は子どもの相談をしないことに。A子さんとは、職場の仲間としては良い関係を続けています。 子どもの特性は一人ひとり違うもの。A子さんから、毒親だと言われてかなりモヤモヤしましたが、育児の価値観がママ同士で食い違うこともあるのだと思い直しました。「ママ友ではなく、職場の同僚」と割り切って付き合うことで、気持ちを切り替えられた出来事です。 作画/yoichigo著者:桂ゆかり
2024年06月16日友人からもらったプレゼントに驚いたママの話をご紹介します。 特別なものって…友人から「特別なものを送りたい」と聞いていたので、わくわくしていました。しかし、届いたのは、数年使用された赤ちゃんのおもちゃ。パッケージはなく、所々色褪せていて、一部破損している箇所もありました。私は友人の気持ちを大切にしたかったので、とりあえずお礼を言いましたが、正直使うことには抵抗がありました。 その後、他の友人たちからも同様の「プレゼント」がいくつか届きました。エコや節約は理解できますが、正直赤ちゃんが使うものだったので、衛生面での不安が大きかったです。 この経験を通じて、私がプレゼントを選ぶ際には、相手の立場に立って考え、もし自分が使い古したものを贈る場合は、事前に相手の了承を得るべきだと強く感じました。また友人との関係に亀裂が入ることなく、感謝の気持ちを伝える方法を選ぶことの難しさを痛感しました。 作画/マキノ 著者:佐藤真紀専業主婦。夫、子ども3人の人家族。
2024年06月16日長女が5歳のときに、3歳の次女、1歳の長男、生後7カ月の3女、夫とスノーボードに行ったときの出来事です。エレベーターを使うときは、いつも子どもたちが危険な目に合わないように気をつけていたのですが、まさかの出来事が起こってしまったのです……。 エレベーターが突然…夫が次女に滑り方を教えるということで、別行動をすることにしました。私たちは上階の休憩スペースに行くことにし、ベビーカーがあったのでエレベーターを使うことに。長女が先にエレベーターに乗り、扉が閉まらないようにボタンを押し続けてくれたのですが、入口が狭かったのでベビーカーを入れるのに苦戦!そのとき、突然扉が閉まったのです! 私は大焦り。 表示でエレベーターが降りたことはわかったのですが、抱っこ紐で生後7カ月の三女を抱っこし、1歳の長男も一緒だったので、走って階段で降りることができません。長女がまた上ってくる可能性もあるし、エレベーターで降りようと待機していると、エレベーターが再びやってきました。ですが、扉が開くと長女がいません! すると男の子が「小さい女の子、下に降りましたよ」と教えてくれました。私はダッシュで子どもたちとエレベーターに乗り、下の階へ行くと……。 長女はどこ!?下の階に降りると、すぐに私の様子を見て気付いたのか、掃除のスタッフさんが「お母さん? あそこでお子さん待ってるよ」と教えてくれました。すぐに行くと、談笑していた男性たち4人組が、長女が外へ出ないようにお話ししてくれていました。 お礼を言うと「かわいいねえ」と笑ってくれたので、本当にありがたかったです。すぐに長女とハグすると、我慢していたのか長女の目は涙でいっぱいになり、泣きじゃくりました。見た目からして古いエレベーターではあったのですが、まさかボタンを押し続けているのに扉が閉まるとは思わず、ヒヤリとした出来事となりました。 改めて、子育ては何が起こるかわからないため、そのつど機転をきかせなければならないなと思った出来事でした。今回は何もなくてよかったです。これからは子どもをひとりでエレベーターに乗せないように気を付けたいと思います。 イラスト/はたこ著者:松谷 えりな
2024年06月16日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、夏の赤ちゃんの服装について教えてくれました。これって薄着? 着させすぎなの? と暑い夏場の赤ちゃんの服装選びに迷ってしまうママ必見です!夏の暑い季節、赤ちゃんの服装についての相談がママたちから多く寄せられます。薄着にしていると、祖父母より「そんなに薄着させて……」と注意されたというママも多いです。そこで今回は、赤ちゃんの夏の服装のポイントをお話しします。 夏の部屋着、肌着一枚でOK?夏の暑い時期は、短肌着か長肌着、コンビ肌着一枚で十分です。暑い時期は、紙オムツは蒸れてかなり熱がこもります。新生児や月齢が低い赤ちゃんは、身体の部分を紙おむつが大きく覆っていることになるので洋服は薄着で過ごすようにしましょう。 しかし、夏はエアコン使用していると寒くなってしまう場合もあります。室温が下がりすぎないようにしたり、新生児や月齢が浅い時期はバスタオルやガーゼお包みなどをかけたり包んで調整しましょう。活動が増えてくる月齢になったら、薄手のレッグウォーマーなどで太ももや足部分をカバーしましょう。 肌着は綿素材がオススメですが、その他にもメッシュ素材などもオススメです。赤ちゃんが暑がるかな? と思い、ついつい袖なしタイプの肌着を選びがちですが、脇の汗を吸収するために、肌着は袖があるものを選ぶようにしましょう。また、背中の汗を吸収するための背当てガーゼや普通のガーゼを入れておくと、ガーゼを引き抜くだけで肌がサラサラな状態で過ごすことができますよ。 スタイは蒸れに要注意ヨダレが出る時期には、襟元が濡れて着替えが増えてしまうこともあり、スタイを使用すると便利です。しかし、暑い時期のスタイの使用はよだれや汗で雑菌が発生しやすくなったり、首元が蒸れて暑くなりやすくなります。首や胸元の汗疹などの原因になることもあるんです。 小さめのタオル素材のスタイにしたり、こまめに交換するなどの対策を行い、気をつけていきましょう。 抱っこ移動の場合の服装抱っこ紐での外出は、ママと接しているお腹や胸部分は汗びっしょりになってしまうことも。抱っこ紐の布の部分もかなり熱がこもります。夏用のメッシュ素材などのものもあるので、汗っかきの赤ちゃんやママ、パパの場合は検討しても良いかもしれません。背当ての部分にポケットなどある場合は、アイスノンなどを入れるのもオススメです。 また、赤ちゃんと接する部分にガーゼハンカチや薄手のハンカチタオルなどを入れておくと汗を吸ってくれて抱っこ紐から下ろしたあとも快適です。 外出時の服装は薄着にすることがポイントですが、汗を吸ってもらうためにも肌着は着せるようにしましょう。抱っこ紐から出ている足は、建物内など空調が強くきいていて肌寒い場合は、ガーゼのおくるみやレッグォーマーなどでカバーしましょう。 まとめ夏は服装によっては暑くなりすぎて、汗をたくさんかいてしまい、汗疹やかぶれなどの肌トラブルの原因となることもあります。ポイントを押さえて、快適に過ごせると良いですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。
2024年06月16日パパに「ごちそうさまでした」を教えてもらう赤ちゃん。パパはさらに色んなポーズを教えたくて…赤ちゃんの可愛すぎるまさかの行動に注目ですよ♡ パパと一緒に♪ 離乳食を終えたなみちゃん。パパと一緒に、手を合わせて…♪ 「ごちそうさまでした!」 とっても上手にできましたね♡ パパ、さらに…!?パパは他にも色々教えたいようです♪ 試しになみちゃんに、「ばんざーい!」と言ってみます。 するとなみちゃん、パパの方をみてキョトン(笑) 初めて見る「ばんざい」にちょっと困惑気味かな? こんな感じ?? ちょっと考えているなみちゃん。 そして… こんな感じ??と言わんばかりに、「ばんざ−い!!」をしてくれました♡ 「パパ、あたち、【ばんざい】できたかな??」」となみちゃん♡ 可愛いすぎるこの姿はぜひYouTubeをご覧くださいね。 一生懸命パパのことを見ながら、真似っこするなみちゃんの姿に思わずキュンとしますよ。 コメントでも、「癒される♪」「もう天才♡」などのコメントがたくさん寄せられていましたよ♪ YouTube「なみの航海日誌@nami.koukainisshi」では他にも可愛らしい動画がたくさん配信されていますよ。どのなみちゃんもとってもキュート♪ 微笑ましい姿の数々をぜひご覧くださいね。 【生後8ヶ月】ごちそうさまの後が可愛すぎる赤ちゃん 画像提供・協力/なみの航海日誌
2024年06月15日義姉から子どもを乗せる台座がついた腰に装着するタイプの抱っこ紐・ヒップシートをプレゼントとしていただきました。子どもの腰が座ってきたころの時期で、「縦抱きでヒップシートを使うと抱っこがラクになるよ」と教えてくれました。なにこれ…!?そして、試しに義姉が使っていたというヒップシートをくれました。そこまでは嬉しいのですが、ウエストポーチの中を開けると、お菓子の食べクズのような小さなゴミがたくさん入っていました。とてもじゃないけど、自分の赤ちゃんに使う気にはなれませんでした。 もらっておいて感想を言わないのは失礼かと思ったので、洗濯してから1回だけ使いお礼と感想を伝えました。人にあげるときは、もらった人が気持ちよく使えるよう、最低限のマナーは守らなくてはならないと思いました。 ◇◇◇ 義姉のように、うっかり確認せずお下がりを渡してしまうこともあると思います。今後、お下がりを渡すときは、ゴミは入っていないか?壊れていないか?穴は空いていないか?など、しっかりチェックし貰う人の気持ちを考えて渡すようにすると良いかもしれませんね。 ※腰がすわってから利用する人が多いですが、新生児から使えるものもあります。使用可能な月齢は商品によって異なります。使用する際は、メーカーの対象月齢を確認ししっかり守って使用してください。 作画/犬野ぽよ彦著者:小森咲希30代、1歳の男の子を育てる母。専業主婦。趣味はお菓子を食べることと韓国ドラマを観ること。
2024年06月15日2歳半の長男は、生後7カ月の次男の離乳食に興味津々。私が次男の離乳食をテーブルの上に用意していると、知らないうちに椅子に座ってその離乳食を勝手に食べてしまうのです。落ち着いて次男に離乳食を与えられず、毎回邪魔をする長男に私は「弟のでしょ! 意地汚いからやめなさい!」と叱っていました。しかし、夫の言葉であることに気づき、猛反省したのです……。離乳食が食べたい長男次男の離乳食を始めたときから、長男は次男の離乳食が食べたくて仕方ありません。最初は、普段から自分の要求を口に出したり態度に出したりすることがないため、「おなかが空いているのかな」と思い、離乳食の時間帯になると長男にパンや軽食を与えたり、長男の食事の時間に合わせて離乳食を次男に与えたり工夫をしました。 しかし、長男は次男の離乳食が欲しいようで、自分の食事が目の前にあるにも関わらず次男の離乳食を欲しがってグズりだす始末。私は落ち着いて次男に離乳食を与えることができないほどでした。 夫の言葉にハッとした長男がさんざん自分の食べたい物を食べても次男の離乳食を欲しがり、離乳食介助が落ち着いてできない私は苛立ちが募りました。「いっぱい食べたでしょ! 人の物を欲しがらないの!」と長男に叱ることも増え、どうしたらゆっくり次男に離乳食を与えられるのか悩み始めました。 そんな私の姿を見て夫は、「長男は自分が離乳食を食べていたときのことを思い出して味が懐かしいんじゃない?」とチラッと言ったのです。私は我に返る思いでした。 大満足の長男を見て夫の言葉を聞いてから私は、「長男にはもう離乳食は必要ないし、人の物ばかり欲しがるなんて良くない」と勝手に長男の行動を否定していて、気持ちをわかってあげることができていなかったことに気づいたのです。 それから、離乳食を少し多めに作っては、離乳食の時間帯に長男にも少し与えるようにしました。すると、長男は大満足の笑顔で少量の離乳食をゆっくり味わうように食べていたのです。私はそんな長男の姿を見ると愛おしくてたまらなくなりました。 自分の物があるのにもかかわらず、人の物を欲しがる長男を「意地汚い子」と私は勝手に決めつけて叱っていたことに気づき反省しました。まだ小さい長男が赤ちゃんのときのことを思い出し、懐かしみながら幸せそうに離乳食を楽しんでいる姿を見て、私は「感情を決めつけて叱りつけてはならない」と改めて学びました。今後も、長男の心の成長を尊重しながら育児を楽しんでいきたいと思います。著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月15日とにかく赤ちゃん優先で、なりふり構っていられなかった0歳児の子育て。私も今思えば「あのときは余裕がなかったな」と思うことばかりです。今回はその中から、食事のときのエピソードをご紹介します。ワンオペ育児が生み出した食事スタイル娘は新生児のときから、泣き声の大きい子でした。産婦人科の看護師長さんに「生まれたばかりなのに大きな声だね」と言われたほどです。私にとって初めての育児。大きな声で泣かれるとやはり焦ってしまい、「早く泣き止ませなきゃ」と思うことも多くありました。 はじめのうちは抱っこで泣きやませようとしていましたが、どうやら娘は抱っこがあまり好きではなかったようです。それよりもスイングラックという、ゆらゆら揺れるベビーラックが大好きでした。揺られていると安心するようなのです。泣き始めるとゆらゆらさせるのが日常となったわが家。 ただ、このスイングラックはお下がりで頂いた少し古い物で、電動ではありません。手動なのでいつも自分で揺らさなければなりませんでした。そのため、私の食事中に娘が泣き始めると……。 まずは自分の隣にスイングラックを置き、そこに娘を寝かせてシートベルトを装着します。そして手は食事をしながら足でやさしくスイングラックを揺らすのが当たり前となっていきました。 とてもお行儀が悪いことはわかっていましたが、私も食事をとらなければ頑張れません。夫が仕事に出かけている日中は、ワンオペ育児でした。他に見ている人もいないため、お行儀の悪いこのスタイルでの子育てが私の日常となったのです。 今思うとなかなかシュールな光景ですが、結果、娘は元気に育っているのでよかったです。頑張っていた当時の自分に、「よく頑張ったね」と言ってあげたいです。 ※スイングラックを使用するときは、必ずシートベルトを装着するようにしましょう。著者:やまね ゆき
2024年06月14日