俳優の屋良朝幸と、関西ジャニーズJr.の人気グループ・Aぇ!groupの草間リチャード敬太が27日、東京・よみうりホールで上演されるミュージカル『EDGES―エッジズ―2022』取材会に登壇した。今作でミュージカル初挑戦となるリチャードに屋良は「めちゃくちゃいい素材もってるでしょ」と実力を絶賛した。今作はひとつのテーマをもとに、一曲一曲完結の楽曲をオムニバス形式でつづる“ソングサイクル形式”のミュージカル。主演、そして植木豪とともに、振り付けを担当とした「まだ新型コロナウイルスの感染者数が多い中でこうしてステージに立てる喜びは大きい。これまで2回演じるなかで6人でのパフォーマンスは初。ものすごく個性的なメンバーと新しい『EDGES』がつくれたので、早くみなさんに観ていただきたいです」と手応えを見せる。ミュージカルが初だとは見えなかったとの報道陣の声にリチャードは「そうみえなかったなら“正解”です!」と応じると、周囲のツッコミを受けて「…“成功”です」と訂正。「見たことのあるミュージカルではないので、余計難しいところもあったんですけどこの個性的な6人だからこそやりやすい部分もあった。自分のやりたい方向に、みんなで支え合って生きているというのが感じやすくて、だから自信を持ってできました。楽しめてできてます」と充実の表情を見せる。実は屋良が“憧れの先輩”であるというリチャードだが、屋良は「リチャが? そんなはずはない」ときっぱり。「全然『あけましておめでとう』も、『誕生日おめでとうもございます』の連絡もこない」と突っぱねるが、リチャードは「シャイなんです」と弁解した。すると、植木は「なんか選んでくれたんだよね? あの瞬間に、『この世界で頑張っていくんだ』って決めたらしいよ」ときっかけを代弁。屋良は「なんでジャニーズじゃない人が?」と苦笑しながらも自身の演出するライブのバックダンサーにリチャードを選出したことを振り返り「それがきっかけで頑張る糧になったって…」と明かした。改めてリチャードについて、屋良は「めちゃくちゃいい素材持ってるでしょ。最初の歌稽古は緊張していて、『リチャの声聞こえないな~』って感じもあったけど、それで少し話して『とにかくいい声を出して』って。持っているものが、ダンスはもちろん昔からうまいの知ってたけどそれ以外も。これを機にミュージカルで世界に羽ばたいてもらったらいいな」と太鼓判を押していた。このほか成河、豊原江理佳、ダンドイ舞莉花、演出の元吉庸泰氏が参加した。
2022年04月27日建築家や芸術家による、独自の建造物を国立競技場を中心とした都内各所に設置するアートプログラム「パビリオン・トウキョウ2021」が7月1日(木)よりスタートした。9月5日(日)まで開催されている。「パビリオン・トウキョウ2021」は、東京を文化的に盛り上げる公募事業「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」のひとつ。世界的に知られている建築家やアーティストが考案した建物や空間を設置することで、新しい都市の風景を生み出そうことが狙い。パビリオンをめぐることで、東京の新しい風景を見出すことができる。今回参加する建築家・アーティストは、藤森照信、妹島和世、藤本壮介、平田晃久、石上純也、藤原徹平、会田誠、草間彌生、真鍋大度+Rhizomatiksの8名と1組。公共空間に設置されている作品もあり、気軽に訪れることができるのもうれしい。藤森照信《茶室「五庵」》藤森照信《茶室「五庵」》外苑前、ビクタースタジオ前に設置されているのは、建築家、藤森照信による茶室「五庵」。藤森照信《茶室「五庵」》内部5人も入れば満員になってしまう4畳半の茶室の窓からは、数万人が収容できる巨大な国立競技場を眺めることができる。なお、五庵への入場は事前予約制だ。独特の形状をしている藤森照信《茶室「五庵」》藤本壮介《Cloud pavilion(雲のパビリオン)》藤本壮介《Cloud pavilion(雲のパビリオン)》代々木公園群馬県前橋市の「SHIROIYA HOTEL」などを手掛けたことで、近年注目を集める建築家、藤本壮介による雲形のパビリオンは、全く同じ形をしたものが代々木公園と高輪ゲートウェイ駅構内の2か所に設置される。世界中の人々を包み込み、なおかつ境目のない雲は、藤本にとっては憧れの存在だそう。全く環境の異なる場所に配置されることで、パビリオンはもちろん、周囲の風景も変わって見えてくるはずだ。草間彌生《オブリタレーションルーム》草間彌生《オブリタレーションルーム》渋谷区役所第二美竹分庁舎内に設置された草間彌生の《オブリタレーションルーム》は、床や天井、設置されている家具などすべてが白で統一された空間。来場者は、カラフルなシールを貼っていくことで、白い空間はやがて消滅していく。会期末には、いったいどのような部屋になっているのだろうか。草間彌生《オブリタレーションルーム》世界各地で発表されてきた本作品は、今回、初の試みとして和室空間も設えられている。このパビリオンは事前予約制だ。藤原徹平《ストリート ガーデン シアター》旧こどもの城前、岡本太郎の《こどもの樹》前に設置された《ストリート ガーデン シアター》は、下町の路地で見かける、道を覆い尽くすように並べられた、園芸植物、いわゆる「路上園芸」をテーマにしたもの。藤原徹平《ストリート ガーデン シアター》藤原徹平《ストリート ガーデン シアター》巨大なガーデンシェルフには、配置された植木鉢は、今後実際に市民が育てていた植木鉢が会期中に加わっていくという。平田晃久《Global Bowl》平田晃久《Global Bowl》青山の国際連合大学前の公開空地には置かれている巨大なボウルは、平田晃久の考案したもの。カラマツの集成材で作った、約100のピースを組み合わせ、ボウル内にベンチやねじれなどを作り出している。ボウル内に入って、孔を通して、都市の姿を眺めてみよう。平田晃久《Global Bowl》会田誠《東京城》会田誠《東京城》明治神宮外苑の銀杏並木前に設置されたのは、会田誠による巨大な2つの城。2つの城を作るブルーシートと段ボールは、災害の多い日本ではかけがえのない素材となっている。会田誠《東京城》会田誠《東京城》被災のみならず、経済的貧困も想起させる2つの素材を国立競技場へ続く道に設置させることで、会田は空間にねじれが生じさせるとともに、日本各地の被災地に対してのエールや連帯を強く示している。石上純也《木陰雲》実業家・山口萬吉のかつての住まいで、現在は会員制クラブ「kudan house」として利用されている邸宅。石上純也は、この邸宅の目の前に広がる庭園に、焼杉を用いた涼める空間を考案。内覧会時にはその姿をまだ見ることができなかったが、竣工したら非常にドラマティックな空間になるだろう。妹島和世《水明》妹島和世《水明》妹島和世《水明》江戸時代に造成され、現在は都立公園として利用されている浜離宮恩賜庭園には、建築家・妹島和世による《水明》が設置された。きらめく水面には、周囲の風景が映り込み、江戸時代と現代がつながっているような幻想的な光景を見ることができる。観賞にあたっては、公園の入場料が必要となる。真鍋大度+Rhizomatiks《“2020-2021”》真鍋大度+Rhizomatiks《“2020-2021”》特別参加となる真鍋大度+Rhizomatiksの作品、《“2020-2021”》は、ワタリウム美術館向いの小さな空き地に設置されている。ディスプレイに表示されているのは、2020年の春に初めて緊急事態宣言が出されて以降、現在までに中止になったイベントに関する情報など使用されるはずだったデータを抽象化したもの。行き場のない「幻影」が街の片隅で流れ続けている。パビリオン・トウキョウ2021は原則として自由に観賞が可能だが、一部パビリオンは事前予約制を取っているので、確認してから出かけよう。また、プログラムを運営するワタリウム美術館では、各パビリオンのスケッチ、模型、図面などを紹介する『パビリオン・トウキョウ2021展』も開催されている。普段見慣れた光景が、パビリオンがあることで大きく変わる。そのような体験が、多くの人達にもたらされるだろう。取材・文:浦島茂世【開催情報】「パビリオン・トウキョウ2021」7月1日(木)~9月5日(日)、国立競技場周辺エリアを中心とした都内各所にて開催※一部作品の鑑賞には事前予約が必要。詳細はHPで確認を。
2021年07月02日稀代のヒットメーカー、小林武史さんが真の豊かさを求めて行き着いた自然と人が共生できる場所。〈クルックフィールズ〉。自己のファーム&パークで目指す「理想的な循環」とは?SDGsに設定された17の目標の多くは“食”と密接につながる。食べることは学ぶこと。話題のファームで、レストランで、さらにさまざまな取り組みを知り、食のつながりを感じたい。【STAY】1.〈KURKKU FIELDS TINY HOUSE VILLAGE〉朝、昼、夜と移り変わる景色を眺めながらゆっくり過ごしたいときは宿泊して癒しの時間を満喫しよう。トレーラーを改装したタイニーハウス(冷暖房完備)。5棟のハウスはすべて異なる内装で、最大で大人5名が宿泊できるタイプも。古材やアンティークの家具を生かした室内はシンプルでミニマルなつくり。可能な限り自然素材を取り入れたサステナブルな空間だ。宿泊ゲスト限定の体験プランもあり、〈クルックフィールズ〉での時間を気ままに満喫することができる。宿泊料は1泊1棟1人15,300円〜。営業日はHPで確認を。【EAT】2.〈KURKKU FIELDS DINING〉と〈KURKKU FIELDS CENTER HOUSE〉施設内で育まれたオーガニック食材を堪能できるレストランやカフェも。味わい豊かな料理に心が満ちる。食と命のつながりをおいしく体感。新鮮な食材がたっぷりのプレートのほか、マルゲリータなどの窯焼きピザ、シャルキュトリーの盛り合わせも人気。ダイニングには生ゴミを堆肥化させるコンポストを設置し、畑の飼料として循環させている。右・自家製ハーブコーディアル(ローズマリー)660円、アイスクリーム400円。左・本日のランチプレート1,600円(税込・価格変更あり)。サラダや自家製ソーセージなどがセットに。【TAKEOUT】3.〈KURKKU FIELDS BAKERY〉ここでしか買うことができないおいしいお土産を見つけるのもお楽しみのひとつ。パンや旬のオーガニック野菜も人気。畑で獲れたてのニンジンジュースも!〈クルックフィールズ〉には、畑で採れたての野菜やストレスの少ない環境で育った鶏の卵、自家製の天然酵母を使って焼き上げるパン、シフォンケーキなどおいしいお土産が盛りだくさん。ベーカリーで人気なのは平飼い卵を使用したクリームパンなど。木更津市と共同運営する〈ORGANIC BRIDGE〉で加工されたソーセージやベーコンを販売するシャルキュトリーショップもある。〈KURKKU FIELDS〉都心から車で約1時間。自然豊かな木更津に昨年開業したサステナブルなファーム&パーク。施設内には畑や牛舎に鶏舎、チーズ工場、ダイニング、宿泊施設などを備える。屋外イベント「KURKKU FIELDS ハーベスト」も定期的に開催。千葉県木更津市矢那25030438-53-8776祝を除く火・水休持続可能な取り組みにゴールも正解もない。〈クルックフィールズ〉内はテーマ別に6つのエリアに分けられている。サステナブルという言葉が定着する前から地球環境や社会問題と向き合ってきた小林武史さん。2003年には、環境問題に取り組む非営利団体「ap bank」を立ち上げ、2006年には“快適で環境に良い未来に向けた暮らし”をテーマとし、レストランやフードストアを展開する「kurkku」のプロジェクトも始動させた。その集大成ともいえるのが、自然と人、農業と食、そして音楽とアートの融合を体験できる自然共生施設〈クルックフィールズ〉だ。カフェなどで使用するエディブルフラワーも栽培。有機野菜の端材や米、米糠などが飼料。健康的な卵はシフォンケーキなどのスイーツにも使われる。「活動の根底にずっとあるのは、人間も間違いなく自然の一部であるという思い。サステナブルが持続可能をあらわす言葉であるように、この取り組みにゴールはないし、これが正解、という確固たる答えもありません。世界中で大規模な自然災害が頻発し、当たり前だった価値観が根本的な部分から変わりつつある今は、自然と人とのつながりを見つめ直す重要なターニングポイント。2メガワットのソーラーパネルが自然のエネルギーを生み出す。パーク内にはBBQを楽しめる場所も。〈クルックフィールズ〉は農や食、音楽やアートというコンテンツを通して自然界の営みをそれぞれの感じ方で体感してもらえる場所であれたらいいなと思っています」と小林さん。“みんなにとって心地のいいサステナビリティ”を実践するために、敷地内では、種まきから収穫まで季節ごとの農作業を体験したり、自然の中を歩くフィールズツアーも。ここを訪れた人は、思い思いにプレイフルな時間を過ごすことができるのだ。10年かけて土壌を改良。動物の排泄物を堆肥舎で発酵させて循環させることで農作物が健やかに育つ土壌に。水牛舎では現在、30頭の牛を飼育。ミルクはモッツァレラチーズに加工される。命の“芽吹き”がそこかしこに。見て、触れることで自然界のパワーを感じることができる。「懇々とオーガニックや環境保全を語る場ではなく、ほどよい距離感で自然とつながれるコミュニティを目指したいです」と話す小林さんに、サステナブルな暮らしを実践するきっかけづくりについて尋ねてみると、「有機農法に取り組んでいる生産者の方やサステナビリティに対しての意識を持っている料理人を見つけてみるのもいいと思います。今はSNSなどでもそういう思いを持った人の活動をチェックすることができますよね。そうすると視野がすごく広がるし、工夫して生きることの楽しさを感じることができるはず」。堅苦しいことは抜きにして、まず自分が楽しい、心地よいと感じられることから始めてみる。〈クルックフィールズ〉を訪れることも、そのきっかけづくりになるはずだ。堅苦しさは抜きで自然との一体感を楽しむ。ストレスフリーな環境で飼育されるヤギのミルクは、チーズ工場でラルーナという風味豊かなチーズに加工される。搾乳してすぐにつくられるため、味わいは抜群にフレッシュ。自由に過ごせる草原が広がるクリエイティブパーク。ステージでライブが開催されることもある。〈クルックフィールズ〉での過ごし方、楽しみ方は人それぞれ。自然の営みやアートを間近に感じられる広大な敷地をゆっくり散策したり、新鮮なオーガニック食材を使った料理をレストランで味わったり、日では時間が足りない、というときはお洒落なタイニーハウスに宿泊することもできる。酪農エリアで可愛らしい動物たちに癒され、オーガニックファームで農業体験をするなど、自然との一体感がありながら、誰もが自由にのびのびと過ごせる要素であふれている。小林さんが「オーバーナイトで体験してもらうことで自然が織りなす景色や“命”を垣間見ることができる」と言うように、宿泊ゲストにはハーブの収穫や牛の搾乳を見学し、採れたて食材を使ったオープンサンドイッチをつくる体験プランも用意。朝日に照らされた田畑の美しさや、景色をオレンジ色に染める夕焼け、星降る夜など、都会では見ることのできない尊い風景がここにはすべてある。そして、それらを未来へつなぐための工夫が、自然や人にとって無理のないように形づくられている。豊かな自然のもとに五感を刺激する現代アートも多数展示されており、なかには〈クルックフィールズ〉のために草間彌生が制作した作品も。食好きは、搾りたてのミルクでつくられるチーズや自家製のシャルキュトリー、天然酵母を使ったパンなど、おいしいお買い物にも心が弾む。「いのちのてざわり」を感じながら、自然のパワーに満たされる。そのかけがえのない時間に、本当の心地よさ、豊かさの意味を知るはずだ。Navigator…小林武史(こばやし・たけし)ミュージシャン。1959年山形県生まれ。サザンオールスターズやMr.Childrenなど、これまでに多くのアーティストの楽曲プロデュースを手がけてきた。2003年には「apbank」を、2006年には「クルック」を立ち上げ、環境や社会問題に取り組み続けている。(Hanako1190号掲載/photo : Shinnosuke Yoshimori, Jun Hasegawa, Yoichiro Kikuchi text : Keiko Kodera, Ayumi Shirasaka edit : Kana Umehara)
2021年05月20日4月12日、銀座エリア最大級の商業施設「GINZA SIX」の中央吹き抜け空間に、幻想的な新作インスタレーションが登場しました。作品を手がけたのは、彫刻家の名和晃平さんです。12日に行われたアートのお披露目イベントでは、作家本人が作品について語ってくれました。残念ながら4月25日から当分の間、「GINZA SIX」は一部店舗を除き臨時休業中ですが、まずは本記事でステキな作品の雰囲気をご覧になってみてください。神秘的なアートが出現!【女子的アートナビ】vol. 205GINZA SIXの中央吹き抜け空間には、これまで草間彌生、ダニエル・ビュレン、塩田千春など世界で活躍する芸術家たちの感性を刺激するアート作品が展示されてきました。この空間に4月12日から、彫刻家・名和晃平さんの最新インスタレーション《Metamorphosis Garden(変容の庭)》が出現。美しい白色の作品が一面に浮かび、とっても神秘的な世界が広がっています。1975年生まれの名和さんは、京都を拠点に活動されている彫刻家です。京都市立芸術大学大学院博士課程を修了後、日本国内や欧米、中国などで多くの個展を開催。さらに2018年にはルーヴル美術館ピラミッド内に彫刻作品を特別展示し、大きな話題となりました。名和さんは現在、世界が注目しているスター彫刻家のひとりです。名和さんが解説!お披露目イベントでは、名和さんがご自身の作品について解説してくれました。名和さん今回のGINZA SIXでの作品は、以前、瀬戸内海の犬島で手がけたインスタレーション《Biota (Fauna/Flora》(2013)(※編集部注:上記写真)を発展させたものです。すべての生物相(Biota)はひとつのところから生まれ、動物相(Fauna)や植物相(Flora)、さらに微生物なども関係しあって生命があり、人間もその一部。人間中心ではなく、細胞をもった存在が全部つながってひとつになっている、ということを表現しています。“鹿”の正体は…?名和さん真ん中にいるのは鹿で、これは神鹿(しんろく)をイメージしています。神鹿とは日本の美術史で頻繁に登場している動物で、「神の遣い」として見立てられている存在。生命という神秘的な存在を見守っている象徴としての鹿です。鹿の足元には島々が浮かんでいます。これらの島は、日本列島の原風景や、島国である日本の「国生み」の神話にも重ねています。この島々が渦を巻いていて、この渦は6つあり、島と地球の海流を表しています。名和さんまた、この作品は地球環境の問題とも関係しています。地球の温度が上がって北極や南極の氷が減り、熱膨張などで海面が上昇するらしく、数ミリの海面上昇でも生態系に影響を大きく与えてしまいます。このような大きな視点と小さな微細なところを同時に見るような感受性が今の時代に必要なので、こういう作品になりました。また、鹿の周りにあるポールはEther(エーテル)というもので、渦の中心になっています。水がその重力にあらがいながら立ち上がろうとする、その垂直性の力が生命を象徴するエーテルというもので、細長く縦に伸びているので、植物のイメージにもつながっています。ARとのコラボも登場!名和さんのインスタレーション作品だけでもステキですが、5月上旬からAR(拡張現実)のパフォーマンスも展開される予定です。これは彫刻作品に専用のスマホアプリをかざすと見られる仕組みで、リアルな彫刻とバーチャルなパフォーマンスが変容していく世界を楽しめます。このARパフォーマンスは、ベルギーの振付家でダンサーのダミアン・ジャレ氏と名和さんの共作。ARTとARのコラボでどんな世界が広がるのか、楽しみですね。現在は緊急事態宣言の発令によりGINZA SIXは臨時休業中ですが、再開したらぜひ足を運んで、名和さんのアートをご覧になってみてください。作品は2022年4月30日まで展示予定です。
2021年05月06日長い緊急事態宣言中、おうちでできる手芸やハンドメードが一大ブームになりました。そんななか、ワンちゃんオーナーの間で流行しているのが手の込んだコスプレ。手作りしたり既製品を組み合わせたり、工夫とユーモアがあふれた作品がいっぱい!2カ月におよぶステイホーム期間があったからこそ生まれた“努力のたまもの”をご覧あれーー!■犬視庁が家宅捜査だワン!ワンちゃんのイベントでも大人気だったという犬視庁のメンバー。細部まで本家そっくりにするのは至難の業だワン。(@nicorui99さん)■サンバ踊るわよ〜ハロウィンコンテスト用に製作したクジャクの衣装に、旦那さま手作りのメガネをかけて。ご夫婦の愛の力作です♪(@mauna.moanaさん)■実は全部私の手作りなの「もう忙しいわ〜!明日までにお裁縫終わらせなきゃ!」と言いだしそうな“見返りドヤ顔”があざとかわいい!(@mauna.moanaさん)■志村さんへ届け志村けんさんの芸をイメージして作ったという白鳥のチュチュ。命日の3月29日、白鳥ワンちゃんたちが追悼します。(@mauna.moanaさん)■私はだれでしょう?ヒントは水玉模様フレンチブルドッグの黒潮くんがなりきっているのは、世界的デザイナーの草間彌生。赤いウイッグも重要!(@buchandekoさん)■僕って犬なのかリスなのか……手作りのリスのかぶり物をしてきょとん顔。毛の色とかぶり物の色がなじんで、全然違和感がありません(笑)。(@pekosandesuさん)■お茶摘み娘です♪本格的な衣装と背景のあるスタジオで撮影した一枚。こんな看板娘がいるお茶屋さん、行ってみたいです♪(@mikutan_hinatanさん)■カロリー1/2ですベビー用のハンドメード服を、ワンちゃん仕様にリメークしたそう。なんとも言えない表情がナイスです♪(@tetsuwantobiさん)■特注の浴衣でおめかしモデル犬のような見事なポージングのコロンちゃん(左)とドラえもんちゃん(右)。さすがの着こなしです!(@collon0131さん)■血だらけのナイフがリアル!フレンチブルドッグの画像をリポストする「ブヒブヒ倶楽部」からは、ちょっと不気味なチャッキーをお届け。(@buhibuhi_officialさん)■濃い眉毛がチャームポイント♪セーラー服は既製品だけど、イモトアヤコ風の濃い眉毛や襟元のリボンなどの装飾品は愛情こめた手作りです♪(@meg._.chan._.meg._.chanさん)「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月27日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルの相川茉穂さんです。「大学卒業間近!遊びも仕事も存分に楽しみます」と語る相川さんの素顔に迫りました。アイドル活動を経て、モデルとしてカムバック。アンジュルムの元メンバーで、現在は美大に通いながらモデルとして新たな道を歩む相川さん。「アートやお洋服が大好き。アイドルを目指したのも、キラキラした衣装に憧れて、というのが大きな理由。ファッションの現場を見たくて、大学3年からの1年間ウェブマガジンの編集部でバイトをしていました。私、好きなことがいっぱいあって貪欲なんですよ。目標ができると新月の日に“~になりました”って過去形で紙に書くんです。すると不思議と叶ってしまう。欲と念が強いことが私の強みです!」かわいくてたまらない!元野良猫のゾーイ。生まれたばかりの頃に保護しました。ほかにも2匹の猫を飼っています。新たな趣味、プラモデルづくり。これは完成前ですが、UFO。かなりハマっていて、マニアになる予感(笑)。トランプが好きで集めています。友達へのギフトにすることも。オキーフや草間彌生さんのがお気に入り。あいかわ・まほ1999年生まれ。2014年ハロプロ研修生オーディションに合格し、デビュー。昨年秋からモデルとして活動。Instagram(@mahoaikawa3)で見られる私服にも注目。※『anan』2021年3月17日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年03月16日銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」にて2021年4月12日(月)~2022年4月(予定)までの期間、施設中央に位置する吹き抜け空間において、彫刻家・名和晃平によるインスタレーション「Metamorphosis Garden(変容の庭)」が展示されることが決定した。GINZA SIXは、開業4周年を迎える今春、開業以来初の大規模リニューアルを実施。GINZA SIXの象徴とも言える中央吹き抜け空間では、開業時に話題となった草間彌生をはじめとする、世界で活躍するアーティストの作品を展示し、クリエイティブなエネルギーと驚きの要素に満ちた、感性を刺激するアートプログラムを展開してきた。新たなGINZA SIXの顔となる新作アートを手がけるのは、先見性と創造性をあわせもつ、日本を代表する彫刻家の名和だ。「Metamorphosis Garden(変容の庭)」は、生命と物質、その境界にある曖昧な存在が共存する世界をテーマにしたインスタレーション。不定形の島々と雫、そこに立ち上がる生命の象徴としての「Ether」と「Trans-Deer」。アルミナとマイクロビーズの粒で覆われた彫刻群が吹き抜け空間に浮かぶ。そこに振付家ダミアン・ジャレとの共作によるARのパフォーマンスが展開。絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合う。GINZA SIXがアートを通じて提供する、新たな価値の創出に注目してほしい。【インスタレーション概要】「Metamorphosis Garden(変容の庭)」アーティスト名:名和晃平展示場所:GINZA SIX 2F 中央吹き抜け展示期間:2021年4月12日(月)~2022年4月(予定)※ARは4月末以降展開開始
2021年03月02日ルイ・ヴィトンは、クリエイティブな交流やアーティスティックなコラボレーションを重ねてきたルイ・ヴィトンの160余年におよぶ歴史を辿る旅をご紹介するエキシビション「LOUIS VUITTON &」を、2021年3月19日から5月16日まで東京・原宿にて開催いたします。© LOUIS VUITTON本展では、先見性に富んだ日本のアーティストたちとメゾンの間で絶えず育まれてきた敬意とインスピレーションの歴史にフォーカスを当てます。山本寛斎、藤原ヒロシ(FRAGMENT DESIGN)、草間彌生、NIGO(R)をはじめとする、日本の数多くの著名アーティストや国際的に活躍するパーソナリティたちを讃え、彼らとルイ・ヴィトンとのコラボレーションを一堂にご紹介することが、主要テーマの1つです。パイオニア精神に溢れ、時代を先駆けてきたメゾンのクリエイティブな旅を辿る本エキシビションは、10の没入型スペースで構成されています。20世紀初頭に製作された類まれなる特注トランクやルイ・ヴィトンの孫であるガストン-ルイ・ヴィトンがデザインした美しいウィンドウ・ディスプレイ。そしてカール・ラガーフェルド、シンディー・シャーマン、川久保玲、フランク・ゲーリーといった現代を代表するクリエーターによるアイコニックな「モノグラム」を再解釈したバッグや、磯崎新、リチャード・プリンス、ザハ・ハディッドといったアーティストとのオリジナルコラボレーションや彼らに制作を委託したクリエーション、近年の「アーティーカプシーヌ コレクション」など──伝統的なトランク製作から、村上隆の「スーパーフラット」コレクションのアート作品にいたるまで、サヴォアフェール(匠の技)とイノベーションに対するオマージュは、ここで披露されるすべてのクリエーションに見られる共通点です。時代を越えて才能が一堂に会する本展では、パリと東京を繋ぐ橋を渡る体験をお楽しみいただけます。LOUIS VUITTON &2021年3月19日(金)-5月16日(日)予定東京都渋谷区神宮前6-35-6 jing10:00 am - 8:00 pm (最終入場7:30 pm)*厳選されたルイ・ヴィトン製品を取扱う特別なストアも併設。入場料無料要事前予約(オンライン予約サイト3月初旬オープン予定)【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.com をご覧ください。【お問合せ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービス0120-00-1854#louisvuitton企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月03日六本木の森美術館で『STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ』が開かれています。世界で活躍する6人のアーティスト(草間彌生、李禹煥〈リ・ウファン〉、宮島達男、村上 隆、奈良美智、杉本博司)による初期作から最新作まで見られるゴージャスな展覧会、その詳細をレポートします!トップバッターは、あの巨匠!【女子的アートナビ】vol. 183『STARS展』、入場するとまずは現代アートの巨匠、村上隆のかわいいフィギュア作品がお出迎え。さらに広い空間に出ると、村上ワールドが全開です!壁には、おなじみのポップな花のキャラクターが描かれた最新作《ポップアップフラワー》が掛かり、中央には巨大な像が2体、展示されています。さらに展示室を進んでいくと、全裸少年のフィギュア彫刻が目の前に!少年は左手で男性器を握っていますが、その先から精液のような物体が頭上まで吹き出しています。本作品は1998年作の《マイ・ロンサム・カウボーイ》。同名作品が2008年に約16億円で落札されて話題となりましたが、実物を間近で見るとインパクトがすごいです。肉体が妙にリアルなので、作品を凝視してよいものか、ちょっと心がざわつきました。このような作品は、どう解釈したらいいのでしょう?わからないときに役立つのが音声ガイドです。同展では、自分のスマホに音声ガイドをダウンロードして聞くことができます。(税込¥500)作品解説だけでなく、アーティスト本人のインタビューも収録されている豪華版。さっそく村上さんの話を聞いてみると、《マイ・ロンサム・カウボーイ》のような性をデフォルメした作品は、日本美術の「浮世絵」とも関係があるとのこと。詳しくは、ぜひ会場で作品を見ながら音声ガイドを聞いてみてください。割れたガラスと石が…次の展示室に入ると、一転して静かな雰囲気に様変わり。韓国で生まれ日本で活動しているアーティスト、李禹煥(リ・ウファン)の絵画と立体作品が展示されています。割れたガラスの上に大きな石が置いてある作品《関係項》は、初期につくられた代表作のひとつ。木や石など素材そのものを提示する「もの派」と呼ばれる芸術動向の思想が現れた作品です。ありていにいえば、単に物体が置いてあるだけなのですが、何か静かに訴えてくるものがあり、村上作品とは違う意味で心がざわつきます。ふたりの個性派作家の作品を見たあとは、アーカイブ展示のコーナーへ。ここでは、6名のアーティストたちが出展した展覧会のカタログや展示風景写真など、彼らの活動歴を見ることができます。さらに、海外で開かれた日本の現代美術展の概要や展示資料なども紹介されています。草間彌生&宮島達男続いて登場するのは、草間彌生の作品群。アメリカで活動していた1960年ごろの初期作品から2019年の作品まで、絵画や立体作品、鏡のインスタレーションなどが展示されています。ひとつの空間に各年代の草間作品が集結している光景は、まさに圧巻!個性的な作品のひとつひとつがぶつからず、見事に調和した展示方法もすばらしいです。ちなみに、この展覧会は一部を除いて写真撮影OK。カラフルな草間作品は、「映え」ること間違いなしです!草間ワールドを抜けると、今度は少し暗めの空間が待ち受けています。この作品は、宮島達男の《「時の海―東北」プロジェクト(2020東京)》。東日本大震災の犠牲者を鎮魂し、震災の記憶を継承していくことを願って制作されたインスタレーションです。緑や青のLEDランプは海のイメージを表しているとのこと。実はこのLEDはすべてデジタルの数字カウンターで、1から9、あるいは9から1へとカウントして0のときは暗くなります。この暗闇になる瞬間が「死」で、作家のコンセプトである「時間」や「生命の永遠」を表現しています。本作品は、東北の被災された人たちと一緒に制作し、現在も進行しているプロジェクト。今後も発展し、最終的には東北沿岸部の海の見える場所に設置することを目指しているそうです。奈良美智&杉本博司続いて、奈良美智の展示室へ。初期のドローイングや新作の大型肖像画、さらに巨大なインスタレーション作品も見ることができます。こどもや動物などがモチーフになっていて、色彩もパステル調なので、優しくあたたかい感じがする奈良作品。一見すると「かわいい」のですが、こどもの目がうつろだったり、悲しそうだったりして、あまり幸せそうには見えません。ちょっと闇を抱えているような彼らの表情を見ていると、想像力をかきたてられます。最後は、杉本博司の展示室へ。初期の代表的な「ジオラマ」シリーズの写真作品や、2020年に制作された初映画作品《時間の庭のひとりごと》などを見ることができます。写真家のイメージがあるアーティストですが、建築や造園、古美術や古典芸能にも造詣が深く、パリ・オペラ座で舞台演出をしたり、展覧会の会場構成を手がけたりと、多彩な活動をされています。2017年には、彼の創作活動をまとめた「小田原文化財団 江之浦測候所」が小田原にオープン。70代になっても、世界から注目を集め続けている現代美術家です。刺激的な展覧会へ!この展覧会には現代美術界のスター6人の作品が集結しているので、どの展示室も濃くて見ごたえがあります。作品から出てくるパワーも刺激も強いので、体調を整えてから見に行くことをおすすめします。なお、森美術館では入館前に検温チェックなどがあります。9月末現在、事前予約は不要となっていますが、最新情報を公式サイトで確認してからお出かけください。Information会期:~ 2021/1/3(日)会期中無休時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)チケット:一般¥2,000、高校・大学生¥1,300( 9月21日(月)~10月31日(土)は「STARSの学割」を実施、特別割引料金¥650)子供(4歳~中学生)¥700、65歳以上¥1,700公式サイト: www.mori.art.museum
2020年10月02日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、日本現代美術のスター作家6人(展示順に、村上隆、李禹煥、草間彌生、宮島達男、奈良美智、杉本博司)の軌跡をたどる「STARS展」へ行ってきました。■「STARS展:現代美術のスターたち−日本から世界へ」2021年1月3日まで六本木・森美術館にて開催中本展は作家の貴重な初期作品と最新作を展示しており、作家たちの歴史を負うことができます。最初の展示室は村上隆さんの作品群です。壁に広がる大きな2作品は本展のために描かれた新作。とにかくパワフルな世界観に圧倒されます。次は李禹煥さんの展示室です。白の砂利が敷き詰められていて、一転してとても静かな空間。まるで時が止まったかのよう。草間彌生さんの展示室には中央に、’60年代ニューヨークを拠点にしていたころの立体作品が。水玉模様で知られる草間作品ですが、それ以外の作品にも触れられる内容です。どんどん進んでいくと暗闇のなかでライトが発光。LEDを使った作品で知られる宮島達男さんの展示室です。3・11の犠牲者の鎮魂を祈るインスタレーションがありました。そして奈良美智さん。かわいくて毒っけのある作品群とあってか、多くの方が写真を撮っていました。本展は一部を除いて写真撮影が可能なのです!最後は杉本博司さん。四季折々の美しさが収められた江之浦測候所の映像作品は浄化作用があるのか記者はすがすがしい気持ちに。レジェンドが集結した本展。現代美術とはなんぞや……といった初心者(記者もそう)にも楽しめる見応えたっぷりの展覧会でした。「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月14日老舗シャンパーニュブランド「ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)」の「ラ・グランダム」の、現代アーティスト・草間彌生とのコラボレーションボトルが、数量限定で再発売。発売を記念して、日本橋三越本店にて2021年7月28日(水)から、福岡岩田屋本店にて8月11日(水)から、名古屋栄三越・ラシックにて8月14日(土)から体験型の期間限定ストアを開催する。草間彌生デザインの限定ボックスコラボレーションボトルのボックスには、草間彌生が手がけた花と水玉のモチーフを色鮮やかにデザイン。シャンパーニュ「ラ・グランダム」のもつ力強く繊細な味わい、そして草間自身とメゾンを手掛けるクリコを象徴するパワフルなエネルギーを思わせるデザインに仕上げている。「ラ・グランダム」は、 シルキーな口当たりと熟成に由来する深みある味わいが特徴。ジャスミンなどの白い花の香りに続いて、りんごや洋梨、桃といったフルーツ、そして新鮮なアーモンドを思わせる甘く香ばしい香りが広がる。 口に含めば、ドライアプリコットやヘーゼルナッツ、はちみつのような複雑な味わいを楽しめる。体験型アート空間も日本橋三越本店、岩田屋本店、名古屋栄三越・ラシックでは、草間彌生を象徴するモチーフである“ドット”を描いた独創的な空間の期間限定ストアを開催。コラボレーションボトルを販売するほか、「スペシャルオブジェ~夜の闇の中に咲いた私の心~」の約2mサイズの立体彫刻や「水玉により自己消滅したマダム・クリコ」のレプリカ展示などが行われる。名古屋ラシックでは、「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012」をその場で味わえるバイ・ザ・グラスでの販売も行う。詳細ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012 草間彌生ギフトボックス〈数量限定〉発売日:2021年7月28日(水)~順次展開場所:日本橋三越本店、岩田屋本店、名古屋栄三越・ラシック価格:25,740円※数量限定につき、なくなり次第終了。※日本橋三越本店での販売は事前完全予約制。※有料試飲スペースはラシックのみ。■体験型アート空間「シャンパーニュ <ヴーヴ・クリコ>×草間彌生」・日本橋三越本店〈事前予約制〉開催期間:2021年7月28日(水)~8月3日(火)開催場所:本館1階 中央ホール住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1TEL:03-3241-3311(大代表)営業時間:10:00~19:30・岩田屋本店開催期間:2021年8月11日(水)~8月17日(火)場所:本館1階 KIRAMEKI BORD住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-35TEL:092-721-1111(大代表)営業時間:10:00~20:00・名古屋栄三越・ラシック開催期間:2021年8月14日(土)~8月22日(日)開催場所:ラシック 1F ラシックパサージュ住所:愛知県名古屋市中区栄3-6-1TEL:052-252-1111(名古屋栄三越大代表)営業時間: 11:00~21:00※バイ・ザ・グラス販売は11:00~21:00(ラストオーダー 20:00)「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012」 80㎖ 2,400円※各店舗の営業時間は状況により変更となる場合あり。
2020年09月07日三越伊勢丹オンラインサイト・伊勢丹新宿店にて、老舗シャンパーニュメゾン〈ヴーヴ・クリコ〉が手掛ける希少なシャンパーニュ、ラ・グランダムと、世界で最も名声と影響力を持つ現代アートの巨匠、草間彌生氏デザインによるコラボレーションボトル『Veuve Clicquot La Grande Dame 2012 Yayoi Kusama Gift Box』(ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012 草間彌生 ギフトボックス)を世界先行発売いたします。 本発売を記念し、 伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて、9月23日~29日(※25日はクローズとなります)の期間限定で、ミュージアムのような体験型アート空間「シャンパーニュ <ヴーヴ・クリコ>×草間彌生」を展開します。 ※三越伊勢丹オンラインサイトでは、9月14日午前10時から先行予約販売をスタートいたします伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ(イメージ)「シャンパーニュ <ヴーヴ・クリコ>×草間彌生」 本館1階=ザ・ステージ内容©YAYOI KUSAMA・草間彌生氏の代名詞の一つでもあるドットが描かれたまるでミュージアムのような空間では、「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012 草間彌生 ギフトボックス」の限定発売(お一人さま3点、490点限定)・今回のコラボレーションの為に制作された「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012 草間彌生」スペシャルオブジェ~夜の闇の中に咲いた私の心~」を約2mサイズにした立体彫刻の展示・2006年にチャリティーエキシビションとして開催された「マダム・クリコのアート展」のために描き下ろされた草間氏の作品「水玉により自己消滅したマダム・クリコ」のレプリカ展示・草間氏が登場するムービーや、今回のコラボレーションのために草間氏が書き下ろしたポエムを彼女自身が朗読する音声などの体験型コンテンツ9月14日(月)午前10時より三越伊勢丹オンラインサイトにてヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012 草間彌生 ギフトボックスを世界先行販売いたします。Veuve Clicquot La Grande Dame 2012 Yayoi Kusama Gift Box (ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012 草間彌生ギフトボックス)商品名:Veuve Clicquot La Grande Dame 2012 Yayoi Kusama Gift Box(ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012 草間彌生ギフトボックス)価 格:2万5,740円(税込)容 量:750ml 1本展 開 :①伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ(2020年9月23日~) ②三越伊勢丹オンラインストア(2020年9月14日~)※店舗では、伊勢丹新宿店にて先行販売後、日本橋三越本店でも9月30日から展開予定限定数:伊勢丹新宿店店頭にて490点限定、お一人さま3点三越伊勢丹オンラインストアにて940点限定、お一人さま6点商品詳細:最高級のシャンパーニュ造りを実現するため数々の革新を成し遂げ、シャンパーニュ地方の「ラ・グランダム(偉大なる女性)」と称されるマダム・クリコ。また、女性芸術家が正当な評価を受けることが難しい中で、苦境に直面してもアートへの情熱と創造のエネルギーを糧にマルチな才能を発揮し、世界的名声を得た草間彌生氏。大胆で確固たる意志をもち、革新的、前衛的なビジョンで世界に影響を与え続ける偉大なる二人の女性のコラボレーションにより、誕生しました。草間彌生氏がデザインし、ギフトボックスに描かれている花は、シャンパーニュ ラ・グランダムの持つ力強さと繊細さ、さらには自身とマダム・クリコの生き方を表現するポジティブなエネルギーを想起させるものです。また、草間彌生氏の代名詞ともいえる水玉は、シャンパーニュの力強く弾ける泡を象徴し、その明るいイメージは人生の喜びを呼び覚まします。味わいはジャスミンやスイカズラ、ブドウの花など白い花がまず感じられ、続いてリンゴ、洋梨、桃などの果実の香りが開き、新鮮なアーモンドやフランジパーヌの特徴が香りをまとめます。口に含むとより複雑なアロマが広がり、ドライアプリコット、ヘーゼルナッツ、はちみつ、砂糖飴の特徴を感じます。シルキーな口当たりがワインに個性を与え、熟成由来の深みやパワーを感じるワインです。また野菜との相性は抜群で、食材の香りを生かした料理の可能性が広がります。関連情報●三越伊勢丹オンラインサイト:●ステージ詳細情報:●ザ・ステージ入場お申込み:※都合により一部変更・中止となる場合もございます。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月05日9月9日(木)~11月8日(日)、六本木ヒルズ展望台 東京シティービューで開催される嵐のリーダー大野智の作品展『FREESTYLE 2020』。9月9日(水)~10月4日(日)の第一期に続き、10月5日(月)~11月8日(日)の第二期のチケットの抽選販売が開始された。国民的アイドル嵐としての活動と並行し、コツコツと美術製作を行っていた大野。今回はこれまでの大野のアートワークを振り返り、アーティストとしての大野の魅力を考察し、三回目の個展となる『FREESTYLE 2020』の開催を待ちたい。描きたい時に描きたいものを描く。それが大野智のFREESTYLE今回3回目となる大野の個展『FREESTYLE 2020』。『VS嵐』(フジテレビ系)のオープニングトークで大野は個展の内容について、メンバーの相葉雅紀から「(展示は)何点くらいあるの?」と尋ねられるも「1回目と2回目と、新作も混ぜたからわかんない」と答えスタジオの笑いを誘ったほか、内容についても「盛りだくさん!お腹いっぱいでした」とコメントし、開催を前に、ファンの期待も一層高まっている。また嵐の公式Instagramには「下塗りさとし」として制作過程の動画を公開。SNSでは「制作過程が見られて嬉しい」「どんな作品の下塗り?」と更に大きな盛り上がりを見せている。個展の歩みを振り返ると、2008年の『FREESTYLE』展から、2015年には『FREESTYLE in Shanghai 2015 楽在其中』を中国・上海で開催。続いて東京・大阪(大阪は2016年)では『FREESTYLE II』を開催。また『ARASHI BLAST in Miyagi』(2015年)では大野が2011年に描いた作品「ちょんまげの子ども」と宮城・岩手・福島の子どもたちが描いた「未来」をテーマにした絵をコラボした「大野智と子どもたちの未来絵画展 in Miyagi」を開催し、こちらも心温まる企画として話題となった。著名なアーティストとの出会いが更なる成長に大野が絵を描き始めたのは小学校時代で、友人の影響によるもの。そこから時間は空くものの、ジャニーズJr.時代、舞台『ジャニーズ・ファンタジーKYO TO KYO』の頃から再び絵に取り組み始める。1999年のデビューを経て多忙な時間を縫うようにして作品作りに取り組んでいく。作品は絵画だけでなく、立体的な表現方法を模索し、試行錯誤の後にフィギュアにも挑戦。自ら罰ゲームと期日を決め、100体を目標に作りはじめ、映画撮影の過密スケジュールの中にありながら目標を達成してしまうのだから驚きだ。1回目の個展開催のために自身に厳しいスケジュールを課し、次々と作品を仕上げていく大野の姿には、歌、ダンス、芝居に関しても黙々と努力を重ね、クオリティの高さを追求するストイックな部分とリンクする。「特別な才能はなく、絵は好きだから書いている。歌もダンスも好きだから極めたくなる」好きなものを極めたい、その思いで作品と向き合ってきた大野。第一回目の個展から7年後の2015年(大阪は2016年)に開催した『FREESTYLE II』では、より過密になった嵐、また個人の活動の中にあっても、数々の有名アーティストとの出会いを経て新たな作風にチャレンジするなどアーティストとして大きな成長を見せた。中でも世界的なアーティスト奈良美智氏との出会いが大野にもたらした影響は大きい。ふたりは『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の対談をきっかけに親交を深めた。ある時、細密画に行き詰まりを感じていた大野に対し、奈良の「違うのを描きなよ」というアドバイスから、水彩画で描いた「怪物くん」が生まれたというエピソードも。また自身がナビゲーターを務めた『若冲プレミアムワールド』(NHK BSプレミアム)で触れた若冲の時代を感じさせない高度な技術と感性、また『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリTシャツ制作でコラボした草間彌生からも影響を受けながら独自の世界観を昇華させてきた。■申込期間第二期:8月27日(木)12:00~9月3日(木)23:59■当選発表日時第二期:9月15日(火)18:00■入金期間第二期:9月15日(火)18:00~9月18日(金)23:59■発行セブンイレブン【スペシャルスピンオフ企画『FREESTYLE 2020×hills café/space』】六本木ヒルズ ヒルサイド 2Fの「hills café / space」では、大野がこの企画のために描き下ろした新作絵画と、作品展のキービジュアル撮影で実際に使用したフィギュアを展示する特別企画を実施。また、『FREESTYLE 2020 大野智 作品展』でも販売される『智のカレーパン』(オリジナル紙袋入り、レシピカードつき)と、さらには本企画だけの『智のジュース』(パイナップルジュース/本企画オリジナルデザインのストロータグとスリーブつき)をテイクアウトで用意している。申込期間:2020年8月26日(水)12:00 ~ 8月31日(月)23:59 ※先着順期 間:2020年9月9日(水)~10月4日(日)11:00~22:00※ぴあにて先着、日時指定予約※詳細は六本木ヒルズイベントHPにて。場所: hills café / space(六本木ヒルズ ヒルサイド2F)金額:1,900円(税込)『FREESTYLE 2020×hills café/space』【内容】大野氏作品展示×『智のカレーパン』×『智のジュース』お渡しチケット:先着、日時指定予約制U R L: ※画像はイメージとなり実際の商品とは異なる場合がございます。【『FREESTYLE 2020 SATOSHI OHNO EXHIBITION』大野智 作品集】著者:大野智仕様:A4変型(W210mm×H250mm)並製本 本文168ページ予定、タイトルステッカー付価格:2,200円(税込)発 行:MCOタイトルステッカー※表紙にはタイトルが入っていません。付属のステッカーを好きな場所に貼って、自由にお楽しみください。■会場での販売(引換)に関して作品展会場にて、本展に展示される作品を収録した【作品集】の販売(引換)を実施。混雑と接触を避けるため、会場での販売(引換)は展覧会の鑑賞チケットをお持ちの方限定となる。ご鑑賞日に会場でのお受け取りをご希望の方は、9月4日(金)オープン予定の「FREESTYLE 2020 POP UP STORE」にて、会場受け取り予約を。本展ご鑑賞後、同フロアの「Restaurant THE MOON」の特設引換所にてお引き換え。※会場で作品集を直接購入することはできません。作品集をお求めのお客様は、必ず販売特設サイト「FREESTYLE 2020 POP UP STORE」にて会場受け取り予約をお願いいたします。※予約期限は当選日の3日前まで。例)9月9日(水)のチケットをお持ちの方は、9月6日(日)までにご予約ください。※お一人様最大2冊まで。※「FREESTYLE 2020 POP UP STORE」( )※【作品集】の購入などの詳細に関しては、9月4日(金)10:00頃、展覧会公式HPも更新される。全国書店、ネット書店での販売に関して:作品集は、株式会社KADOKAWAより、2020年10月8日から全国書店及びネット書店にて発売される。
2020年08月27日日本各地で行われるおもしろイベントについて女子二人が勝手におしゃべりする本誌連載『EVENT MENU』から、2020年8月に行われるイベント情報をお届けします!1.「坂茂建築展 仮設住宅から美術館まで最果タヒ展われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」/三菱地所アルティアム本展メインビジュアル本展オリジナル本『6等星の詩』(非売品)付き特別チケットも限定発売。期間:8月8日〜9月27日2.「ジャム・セッション 鴻池朋子」/アーティゾン美術館《皮トンビ》瀬戸内国際芸術祭2019 展示風景大襖絵を中心としたインスタレーションを所蔵作品とともに展示。期間:〜10月25日3.「イヴァナ・シュラムコヴァ ここにあるもの」/富山市ガラス美術館《Slepice / Hen》2016年 作家蔵撮影:Gabriel Urbánekキャスト技法を用いたガラス彫刻や吹きガラスの器、油絵などを中心に展示。期間:〜9月22日4.「森山大道の東京ongoing」/東京都写真美術館『東京ブギウギ』より 2018年 ©Daido Moriyama Photo Foundation活動歴55年を経た今も第一線で活躍し、スナップショットの名手として有名な作家の最新作が登場。期間:〜9月22日5.「藍のファッション」展/芦屋市立美術博物館清水幸太郎「紺木綿地立涌菊模様浴衣」1970〜80年代、個人蔵伝統的な技法から新しい感性で表現した現代の作品まで、さまざまな藍のファッションを展示。期間:〜9月6日6.「THE BONDS 2020」/大阪城ホールジャンルの枠を超え、さまざまな国内のアーティストが多数出演。生のライブを披露する。期間:8月1日、2日7.「びじゅチューン!×ちばしびなりきり美術館」/千葉市美術館2018年 東京国立博物館での展示の様子常設作品にちなんだ日本の名画などが映像作品としてインタラクティブな体験型コンテンツに。期間:〜9月6日8.「STARS展:現代美術のスターたち ─日本から世界へ」/森美術館草間彌生《ピンク・ボート》1992年 詰め物入り縫製布、ボート、オール 90×350×180cm 所蔵:名古屋 市美術館国際的に活躍する6名のアーティストの初期の作品と近作を展示。期間:7月31日〜2021年1月3日9.田名網敬一「記憶の修築」/NANZUKAKeiichi Tanaami, Inconceivable Symposium 2018 Pigmented ink, acrylic silkscreen mediu m, crashed glass, glitter acrylic paint, acrylic paint on canvas H141.6×W188.8×D4cm ©Keiichi Ta naami Courtesy of NANZUKA立体作品、大型コラージュ作品、ミクストメディアのペインティングなどバリエーションに富む新作を発表。期間:〜8月8日(Hanako1187号掲載/text:Mariko Uramoto)新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、イベントが中止、延期となる場合もあります。最新情報はHPにてご確認ください。
2020年08月02日世界が認める現代アートのトップランナー6名の活動の軌跡を紹介する『STARS展:現代美術のスターたち—日本から世界へ』が、森美術館にて7月31日(金)に開幕。2021年1月3日(日)まで開催されている。同展で紹介されるのは、草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司の6名。会場ではアーティストごとに展示空間を区切り、彼らが国際的に認められるようになった初期作品から最近作または新作などを展示。その活動の軌跡を振り返ることができる。最初に登場する村上隆は、1990年代にマンガやアニメを起点とするキャラクター絵画やフィギュア彫刻を発表し、日本のオタク文化的な美学を西洋美術界で確立。初期作品である《Ko2ちゃん(プロジェクトKo2)》(1997年)から、東日本大震災への呼応として制作された巨大な鬼の彫刻作品と最新ビデオ作品、同展のために制作された約20メートルの巨大絵画2点などが紹介される。森美術館()
2020年07月31日自然と温泉、そして美食。大人が心からくつろげる箱根のリュクスホテル#STAY HOMEをしていた4月5月。家にいながら、「ああ、空気のきれいなところで、ゆっくりと温泉に浸かりながら、おいしいご飯を食べたいなあ」と何度も頭の中で旅をした。仕事やプライベートを含め、毎月必ず飛行機やクルマや電車に乗って、旅に出ていた私。そんな当たり前のことが、いかに平和で素敵なことだったのかを噛みしめる日々。特に恋しかったのは、日本の大自然。芽吹きの緑色に染まった山の空気や、夏前の色がより鮮やかになる青い海、そんな自然に包まれて無性にエネルギーチャージをしたかった。6月緊急事態宣言が解除され、先日、県外への移動もOKになった。まだまだ状況をしっかり見極めつつだけれど、電車に乗らずクルマで行ける場所ならば、足を伸ばしてみようかな。そう思えるようになって真っ先に行きたいと思ったデスティネーションが、自然、温泉、美食が見事に揃う、【THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原】。今年の2月に訪れた至福の残像が、まざまざと蘇ってきた。この辺りのドライブはとても気持ちがいい。クルマで訪れたいホテルだここを訪れるなら断然クルマで行くのがいい。都内から走ること2時間半。仙石原のススキの海を通り抜けてしばらく行くと、お目当ての建物が現れた。【THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原】は2016年12月、賢島、熱海に続くひらまつ3番目のリゾートホテルとして誕生。シックな建物の中には広々としたロビー、ラウンジ、テラス、11室のゆったりとした客室。そしてレジデンス9室に2つのダイニングが贅沢にレイアウトされている。ベルナール・ビュッフェの絵に迎えられ、ロビーにはいると、そこにはシャガールにピカソ、草間彌生などのリトグラフがずらりと並び、さながら小さな美術館のよう。部屋に案内されると思わず一人歓声をあげてしまった。69平米もあるデラックスツイン。全室源泉掛け流しの温泉付き目に飛び込んできたのは、広々としたベットルーム、そしてその続きにしつらえられている大理石のお風呂。これ、なんと源泉掛け流しなのだ。部屋に入ると、湯船に注がれる源泉の、小川の流れのような音に癒される。アンティーク家具やモダンなソファなどが広々とした部屋にセンス良く配され、さながら誰かの別荘に招かれたかのよう。バスルームには、女優ミラー(!?)がすえられたダブルシンクがあり、使い勝手もとてもいい。目の前には箱根の山々の連なり、そして富士山の頂きがちらりと見える。それぞれの部屋に配された家具や絵画は11室全て違うものなのだそう。アートが飾られたメインダイニング。夜になるとテーブルのロウソクに火が灯るそして、このホテルを訪れた一番の目的は、メインダイニングでの食事。腕を振るうのは、ひらまつ グループのイタリア料理を牽引してきた吉越謙次郎氏。彼が生み出す、ここにしかない独創的な料理にファンが多く、このホテルをリピートするゲストたちの楽しみになっているのだ。イタリア料理というジャンルを飛び越え、全国各地から吉越氏のおめがねにかなった食材が集められ、なんとフカヒレなども登場する。料理長の吉越謙二郎さん「5年前に箱根に着任した時に、地元の食材を使いたいと思い、色々と調べました。けれど、地元の食材を軸にすることに少し違和感を感じた。僕は、ここに着任する前に東京の【リストランテASO】で料理長を任され、その後奈良のレストランでも料理を見ていました。奈良県は伝統野菜なども豊富で、その土地の個性を食材で表現することが意味があると思いました。でも都心から近いこともあり、箱根近隣の食材にはそこまで個性がありません。であれば、地元のものでここの看板となる料理を作るというのではなく、他の方法を考えようと思いました」と吉越シェフ。地方にあるリュクスなレストランが、地産地消、「FARM TO TABLE」のコンセプトを掲げることが多い中、そうした考えから離れることに迷いはなかったという。コースの最初に登場するのは、箱根の風景を料理に写した楽しい前菜とはいえ、箱根に来てくれたゲストには、箱根ならではの楽しみを料理で表現したい。そう考えた吉越シェフは、散歩で出会った箱根の雲海や、自然の美しさを記憶の中で膨らませ、そのエッセンスを料理に落とし込むことにした。箱根を表現するのに、その土地の食材に焦点を当てる必要はない。全国から選りすぐりの食材を箱根で過ごしている自分の記憶とともに料理をする。それこそが箱根でしか体験できない、ここだけの料理になると確信したのだ。「僕が【リストランテASO】の料理を任されたばかりの時に、悩んだことがあったんです。フランス料理の名店という地位を確立していた【ひらまつ】でのイタリア料理というのはどういうものなのか、どう考えたらいいのか答えが見つからなくて。でも平松といっしょに料理をするうちに「フランス料理の精神的な部分を研ぎ澄まして、自分のなかで熟成したものをイタリア料理にすれば、それがイズムになるんだ」と腑に落ちた瞬間があった。そうして【リストランテASO】でも、奈良の【リストランテ オルケストラーダ】でもミシュランの星をいただくことができたので、自信になりましたね」ラビオリが入るのは陶器の器。魚のソースは、しっかりと丁寧に作られ、極上ワインに負けない味わいコースの始まりは、華やかな前菜から。箱根で見られる幻想的な雲海をイメージしたというドライアイスの煙が上がる器にいけられた木々に刺さるアミューズに思わず笑顔が溢れる。続くしっかりとしたソースが添えられた魚や肉は、ひらまつならではのグラスの上質なワインによく合う味わいだ。隠し味に和食のだしを使ったり、器も土鍋を使ったりと、イタリア料理という枠を軽々と超えた、緩急ある料理が次々と登場し、とても楽しい食事となった。実はこちらのレストラン、外来での利用もOK。箱根にドライブに来た時に食事だけして帰る人もいるという。箱根の仙石原近辺には、こうしたしっかりとした料理が食べられるレストランが少ない。ゴルフ帰りや、美術館へのデート帰りに予約をしておけば、喜ばれること間違いなしだ。けれど、やっぱり。おいしいワインとともに食事をいただき、源泉掛け流しのお風呂に入ってそのままベッドにダイブする幸せに勝るものはない。ここに来たら、ちょっと贅沢だけれど宿泊をして料理を楽しんで欲しい。満点の星空を見ながら入る貸切露天風呂、そして早朝、富士山の山頂を眺めながら窓を開け放って入る部屋風呂の気持ち良さといったら!体にしみじみと染み込むような朝食も含めて、夢に見たパーフェクトな一泊二日を過ごすことができるだろう。【THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原】店舗情報住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1245-337電話:0460-83-8981レストラン営業時間:17:00~20:00(LO)※要予約※ディナーのみ受け付け
2020年07月03日臨時休業を経て再開した大丸京都店、初のイベント。圧倒的な芸術世界をご堪能ください。会期:2020年7月8日(水)~13日(月)※最終日は午後5時閉場会場:大丸京都店 6階イベントホ-ル ※入場無料・展示即売<一部非売品もあります>「草間彌生展」「かぼちゃ」「網・ネット」などの人気モチーフの版画中心とした作品などをご紹介します。YAYOI KUSAMA「PUMPKIN」339/380(スクリーンプリント、14.0×20.0cm、2005年)「向井修二×清水六兵衞」展無意味な記号で埋め尽くし、あらゆる価値の転換を図る「向井修二」先生と、京都の伝統の上に、建築を学ばれ、土の板を組み合わせた現代的な造形作品を制作される「清水六兵衛」先生。「彫る」「塗る」「盛る」などの工程を経て、二人のアーティストの新たな付加価値を創出したコラボレーション作品を、特別企画として会場内「向井清水庵」で、展開いたします。向井修二×清水六兵衞 共同作品向井修二1940年兵庫県神戸に生まれる。空間をデザインするアーティスト。2013年、ニューヨーク・グッゲンハイム美術館の「具体回顧展」でのオープニングを飾るインスタレーションパフォーマンスを実施。2016年12月にニューヨークにオープンしたルイ・ヴィトン ソーホー店に建築家ピーター・マリノ氏プロデュースにより記号柱のインスタレーション作品「天・地・空」を制作。空間を無意味な記号で埋め尽くすことにより、あらゆる価値の転換を図るのが向井芸術の真骨頂。清水六兵衞八代六兵衞は七代の長男として1954年に京都に生まれる。1979年に早稲田大学理工学部建築学科卒業後、京都府立陶工職業訓練校で轆轤、京都市工業試験場で釉薬を学び、本格的に作陶活動に入る。実質的なデビューとなった1983年の朝日陶芸展でグランプリを受賞。制作は図面にあわせて正確に土の板を切り、結合させることでなされるが、器体にスリットを入れることで強度を操作する、あるいは重力の力を利用するなど焼成によるゆがみやへたりを意図的に造形に取り入れている。2000年に八代を襲名し、以後、造形性を持った器物を中心に作品制作を展開する。2003年に京都造形芸術大学教授となり、精力的な創作活動の傍らで後進の指導にもあたってる。2005年に2004年度日本陶磁協会賞を受賞するなど、現在の陶磁界を代表する一人である。向井修二特集、清水六兵衞特集も特別展示歴代の「清水六兵衛」先生が、著名日本画家とコラボレーションした作品も、特別展示いたします。四代清水六兵衛 と 竹内栖鳳 の合作の茶碗五代清水六兵衛 と 横山大観 の合作の水指※上記2点は(非売)●向井修二先生による記号パフォーマンス7月11日(土)午後1時~5時(予定)※作品ご購入者の方に限りまして、ご希望のご持参の持ち物に、作家が「記号」を「揮毫(きごう)」いたします。「現代ア-ト展」白髪一雄、吉原治良、嶋本昭三、井上有一、元永定正、前川強、ミズテツオ、渡辺おさむ、江上越、金丸悠児、ICCO Yoshimura など具体美術の巨匠・人気作家から現代アートを牽引する作家の作品をご紹介します。ICCO Yoshimura 「shepherd’s purseI」(アクリル、91.0×91.0cm)ICCO Yoshimura1987年 京都生まれ、高校まで関西を中心に過ごす。幼少期に図画工作の教室に通い、楽しかった記憶から以来、独学で絵を描く。両親がフレンチレストランを営業していたため、物心ついた頃から厨房やフロアで過ごすことが多く、ワインの瓶や食器をとく描く。「sherpherd’s purse」は、食材となる家畜がモチーフ。「いただきます」という言葉があまり使われなくなっていると感じ、食材ロスの対して描いている。「Blessed」は、毎日囲む食卓がモチーフ。家族や友達と食事をするという日常のささやかな幸せを表現している。●ICCO Yoshimura氏によるライブペイント7月12日(日)午後1時~ (予定)※作家来場は変更になる場合もあります。※新型コロナウイルス感染症の影響等、諸事情により中止または変更となる場合があります。ご来場の際は、事前にホームページ等をご確認ください。※会場の混雑状況により、お客様の安全確保のため、入場制限をさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月27日新型コロナウイルスの影響を受け、臨時休館が続いていた美術館や博物館。緊急事態宣言の解除に伴い、都内の施設では再開を発表するところが相次いでいる。ただし、再開は感染防止策を行うことが前提。入館前の検温や手の消毒、マスク着用、鑑賞者同士の距離の確保などが必須条件となる。そのため、ほとんどの施設では、大人数での来館や入場を制限。館内ガイドツアーやギャラリ―トーク、ワークショップなどの中止も案内している。予約制を実施するところもあるので、来場前には各美術館・博物館のホームページを確認してほしい。しばらくは “制限”つきでの開館が続きそうだが、それでもアートファンにとってはうれしい知らせだ。2月末から約3ヶ月ぶりとなるアートとの対面を楽しんでほしい。<東京都内の美術館・博物館再開状況と鑑賞できる展示>●東京国立博物館 6月2日(火)より一部展示施設を開館。*詳細は5/28(木)に発表。●国立科学博物館 月1日(月)より開館。常設展のみ。入館予約制。●東京都現代美術館月2日(火)に一部開館、6月9日(火)に全館開館。『ドローイングの可能性』 会期:6月2日(火)~6月21日(日) 『MOTコレクションいまーかつて複数のパースペクティブ』会期:6月2日(火)~9月27日(日)『オラファー・エリアソンときに川は橋となる』 カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展『もつれるものたち』 会期:6月9日(火)~9月27日(日)●渋谷区立松濤美術館月2日(火)より開館。『真珠—海からの贈り物』会期:6月2日(火) ~ 9月22日(火・祝)●東京都写真美術館月2日(火)より開館。『森山大道の東京 ongoing』会期:6月2日(火)〜9月22日(火・祝)『写真とファッション90年代以降の可能性を探る』会期:7月19日(日)まで延長●国立新美術館『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』会期:6月24日(水)~8月24日(月)●21_21 DESIGN SIGHT月 1日(月)より開館。『㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画』会期: 9月22日(火・祝)まで●岡本太郎記念館月1日(月)より開館。『岡本太郎の版画』会期:9月27日(日)まで延長●草間彌生美術館 5月28日(火)より開館。予約制。●東京都庭園美術館月1日(月)より開館『建築をみる2020東京モダン生活(ライフ) 東京都コレクションにみる1930年代』会期:6月1日(月)〜 9月27日(日)●世田谷文学館月2日(火)より一部開館。写真展『写真家・大竹英洋「ノースウッズを旅する」』会期:2020年6月2日(火)~9月22日(祝・火)●練馬区立美術館月2日(火)より開館。『日本・ポーランド国交樹立100周年記念 「ショパン-200年の肖像」』会期:6月2日(火)~6月28日(日)●板橋区立美術館月30日(土)より開館。『深井隆―物語の庭―』会期: 6月28日(日)まで延長●東京都江戸東京博物館月2日(火)より開館。特別展『奇才―江戸絵画の冒険者たち―』会期:6月2日(火)~6月21日(日)●府中市美術館月2日(火)より開館。『東京近郊のんびり散歩江戸時代から現代まで』会期: 2020年6月2日(火曜日)~7月5日(日曜日)*東京都美術館は、6月開催予定のすべての展覧会の中止が決定していることから、6月30日(火)まで臨時休館を延長。
2020年05月28日エシカルやサステナブルをコンセプトにしたショップやスポットが続々オープン。循環型社会につながるライフスタイルを体験できるから、訪れるだけで感性が目覚める!そんな最新エシカル・アドレスをお届けします。KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)農業、食、アートを軸にしたテーマパーク。おいしくてサステナブルな体験をフルに楽しむ。音楽プロデューサーの小林武史さんが代表を務め、これまでに“持続可能な社会”をテーマに、さまざまな活動を行ってきた「KURKKU(クルック)」がサステナブルファーム&パークをオープン。舞台は、千葉県木更津市にある30haの広大な敷地。ここは「クルック」が次の世代にも使い続けられる農地を目指し、有機野菜の栽培や平飼い養鶏を9年以上続けてきた場所。“人と農と食とアート~自然の協奏曲~”をコンセプトに新しい消費や食のあり方を提案していく。敷地内は、FARM、EAT、ART、PLAY、STAY、NATURE、ENERGYの7つのカテゴリーに分かれる。それぞれのエリアで、ワークショップをはじめとしたさまざまなコンテンツが楽しめる。ビオトープをはじめ、敷地のあちこちに多様な生態系が広がり、散策するだけでも五感が研ぎ澄まされる。有機JAS認証を取得しているオーガニックファーム。草間彌生さんの「新たなる空間への道標」をはじめ、人と環境(自然)をつなぐ美術作品を展示。KURKKU FIELDS昨年11月オープン。宿泊施設は近日予約開始予定。千葉県木更津市矢那2503TEL:0438・53・87769:00 ~17:00火・水曜休(祝日を除く)入場料は平日無料、休日は子ども(4歳~小学生)¥500、大人¥1,000GOOD NATURE STATION(グッドネイチャーステーション)人も地球も元気にする“GOOD NATURE”なものだけを集めた、トータルライフスタイル施設。循環型社会の実現に向け、従来にはない商品作りを通じて、京都・四条河原町の一棟のビルから新たな食や美容体験を発信する。1階は選りすぐりの食料品を扱うマーケットやレストラン&バーなどが入る市場食堂。2階は、3つの店舗が集まるプレミアム・ガストロノミーフロア。3階はオリジナルコスメブランドやサロンで癒し体験ができるトータル・リジュビネーション・スポット。4階以上がホテルで、心と身体の心地よさを追求している。楽しみながら、健康的で良いものを自ら取り入れる、さまざまな“GOOD NATURE”な体験が叶う。マーケットでは有機野菜や果物をはじめ、地元生産者の商品を中心に販売。中央にはオープンキッチンも。3階のクラフトショップ『KA SO KE KI』にはメイド・イン・ジャパンのプロダクトがたくさん。GOOD NATURE STATION昨年12月オープン。SDGsの達成を推進するとともに、ESGに配慮したさまざまな取り組みを行う。京都府京都市下京区河原町四条下ル2丁目稲荷町318‐6TEL:075・352・3712施設により異なる不定休Firsthand(ファーストハンド)資材や廃材を再利用した空間で、サステナビリティを意識したアイテムを取り揃える。『フリークス ストア』などを展開する「デイトナ・インターナショナル」の新業態。“Fashion‐Sustainable‐Art”をテーマに、デザイン性やモノ作りといったクリエイティブを重視したサステナブルなコンセプトストア。オリジナルに加え、『ステラ マッカートニー』などエコ意識の高いブランドのアイテムも取り扱う。解体したプレハブなどの廃材を用いた内装にもこだわりが。本来綱引きで使われる大縄に商品を吊るすなど、店内のユニークなディスプレイも必見。ドライフラワーを用いたオブジェなど、ギフトに喜ばれそうな雑貨類も展開。Firsthand昨年10月オープン。店頭ではホワイトセージを栽培中。浄化効果があるため、店内のお香として活用している。東京都港区南青山5‐4‐27TEL:03・6805・007812:00~20:00不定休ecomfortHouse(エコンフォートハウス)サステナブル商品の輸入・販売などを手掛ける『イーオクト』の直営店。人、動物、環境に配慮したエコウールやオーガニックコットンのブランケット、天然繊維100%のふきんなど、デザインと機能性の備わったアイテムが1000点以上。特に、環境先進国のスウェーデンやドイツ、ベルギー、フィンランドの輸入品を多く扱う。商品の背景を熟知したコンシェルジュが常駐し、商品選びはもちろん、環境にやさしい暮らしをアドバイスしてくれる。店内では、サステナブルを「知る・学ぶ・考える・語る場」としてワークショップや勉強会を毎月開催。毎日の暮らしを快適に幸せにする商品を幅広くラインナップ。ecomfortHouse今年1月オープン。ショップの窓に書かれた「今日の買い物が、未来を変える」というメッセージが印象的。東京都渋谷区神宮前5‐38‐15TEL:03・6805・128213:00~17:00(土曜11:00~18:00)日・祝日休※『anan』2020年4月8日号より。文・鈴木恵美(by anan編集部)
2020年04月03日最近、よく耳にする「サステナブル」。“持続可能な”という意味をもつこのキーワードをパンの世界に落とし込んだなら?千葉県・木更津市の広大な農場を舞台にした複合施設〈KURKKU FIELDS〉に、その答えはありました。牛、鶏、植物...命を繋ぐ未来のパン屋さんのカタチ。「すごいプロジェクトがはじまっていますよ!絶対に面白いと思うので一緒にどうですか?」いつも以上に目を輝かせる池田さんに誘われ、暮れも押し迫った昨年末、取材班は千葉県・木更津へと向かった。入り口すぐのベーカリーから養鶏場までは藤田さんの足で約10分。「厨房を出て散歩気分で歩くことで、リフレッシュできるし、新しいアイデアも浮かぶんです。お目当ては3カ月前に開業したばかりの〈KURKKU FIELDS〉。施設入り口に立ち、まず感じたのは〝とにかく空が広い〞ということ。それもそのはず、30ヘクタールもの敷地に建物は数カ所だけ。それらも点在しているので、いちばん遠くに見える建物との距離感がつかめないほどだ。でも、ベーカリーだけはすぐわかる。なぜなら、バターのいい香りが建物をそっと包み込んでいたからだ。その年の天候によって小麦の味も変わるから面白い。ベーカリーの横に設けられた製粉ルーム。訪れた人も外から様子を見ることができる。小麦は収穫後、精米機で周りを削り、選別。雑草のタネやもみなどを取り除く作業に膨大な時間がかかるそう。その後、オーストラリア〈WALDNER〉製の木製石臼製粉機へ。1時間に挽ける粉は約10kg。挽いた粉はすぐには使わず、1日置いて使う。「ぬかのようなニオイがしますね。ここのテロワール(土壌)がそうさせるのかな」と、興味シンシンの池田さん。この地でベーカリーを担当するのは、藤田麻依さん。〈代々木VILLAGE by kurkku〉のベーカリー〈プルクル〉に携わっていた経験をもつ。だがあるときから、ある想いがあったという。「様々な考え方がある中で、材料として使う素材のストーリーを知り、そのうえでそれをパンに込めて伝えたい。そんなときに声を掛けてもらって。3年越しの夢が叶いました」彼女の夢とは、自分の目で確かめ、信じられるものだけを使ったパン作り。ブルーベリーやホエーなど身近にあるものを発酵種に。ブーランジェの藤田麻依さん。木更津に移住し、毎朝5時からパンを仕込む。4.人参、りんご、酒粕、ブルーベリー、水牛のホエーなどを酵母に。「水牛と牛でも香りや味わいが全然違ったり、ブルーベリーが美しい色を生んだり。毎日が実験みたいなものですね」「ゆっくり丁寧に作る ことを心掛けてます」〈KURKKU FIELDS〉は、広いフィールドの中に農業、食、アート、プレイ&ステイ、自然、エネルギーという6つのカテゴリーが共存。それぞれが連携し、「サステナブルな営み」に取り組んでいる。目指すのは良質でシンプルに素材の味を引き出すパン。チーズ職人、竹島英俊さんによるできたての水牛モッツァレラチーズは、一度食べたら忘れられないほど、フレッシュで鮮烈な味わい。米を飼料にしているため、黄身の色がレモンイエローなのも特徴。施設内のダイニングの名物は、薪窯で焼くピザ。野菜、ハーブ、卵、チーズ...。どれもがここで採れたもの。自然の恵みをあますことなく堪能できるコース(2,500円)もおすすめ。ベーカリーの店頭には、この地の在来種の枝豆をペースト状にして練り込んだ「枝豆パン」、ミルク、卵、バター、チーズなど、ここで採れた材料だけで作ったクロックムッシュほか、〝made in〈KURKKU FIELDS〉〞のパンがずらりと並ぶ。卵が足りなくなれば取りに行き、ハーブが必要となれば摘みに行く。敷地内にはシャルキュトリーもあり、猪などをハンターが仕留めて30分以内に加工して、ソーセージやハムにしているというから驚きだ。パン作りに欠かせない小麦もそう。農業と食のプロが問う消費や食のあり方。野菜やハーブが育つエディブルガーデン。オーガニックファームではレタスや人参など、旬の食材を生産。優しい表情が印象的な水牛は29頭。水牛舎の見学ツアー(2,000円)も人気。グランドオープンを迎えるよりずっと以前から、農場づくりは行われていたそうで、「ゆめかおり」や「春よ恋」などの品種は畑で育てていたのだとか。それを毎年5〜6月に収穫し、膨大な時間をかけて選別し、製粉する。「その年によって小麦の出来もまったく違うので、まだ試験段階の部分も大きいです。でも一度、『ゆめかおり』でバゲットを作ったら、独特のライ麦パンっぽい香りがしてすごくおいしくて。去年は大雨の影響で不作でしたけど、今年はどうなるか楽しみです」大地の力強さを存分に味わえる“命のパン”。ベーカリーに並ぶパンは常時20種類。農場で採れた西洋ネギをバターと混ぜてソフトフランスに挟んだ「チャイブバター」223円、厚切りバターがそそる「プレッツェルバターサンド」260円、クロワッサンの生地に平飼い卵のカスタード、レーズン、アーモンドを巻いた「スネイル」260円など、ひとつにはとても絞りきれない魅惑のラインナップ。自家製酵母でゆっくり発酵させた、しっとり食感の「食ぱん」325円。地元の人にも評判。藤田さんの話に熱心にメモを取る池田さん。「パン好きには たまらない空間!」「ほかのパン職人さんから、羨ましがられるのでは?」。池田さんのその問いに、「はい、とっても(笑)」と答える藤田さんの笑顔は、充実感に満ちていた。〝サステナブルなパン〞とは、作り手も食べ手も地球も、みんなが幸せになるパンなのかもしれない。〈KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)〉音楽家、小林武史氏が手掛けるサステナブルファーム&パーク。農業、食、アートを軸とした複合施設として昨秋オープン。草間彌生作品の展示も。千葉県木更津市矢那25039:00〜17:00(各店舗の営業時間はHPで確認を)火水休)祝の場合営業)入場料平日無料、休日大人1,000円、子供500円禁煙Navigator/池田浩明(いけだ・ひろあき)パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。(Hanako1182号掲載/photo:Taro Hirano text&edit:Yoshie Chokki)
2020年03月29日展覧会「ドローイングの可能性」が、清澄白河の東京都現代美術館にて、2020年6月2日(火)から6月21日(日)まで開催される。なお、当初は2020年3月14日(土)から開催予定だった。“線”の秘める可能性「ドローイングの可能性」は、“線”をめぐる多彩な表現を現代におけるドローイングと捉え、その可能性を探る展覧会だ。“言葉とイメージ”の関係、空間へと注ぐ“まなざし”、そして想像力を刺激してきた“水”の3つを軸に、デジタル化の進む今日におけるドローイングの意義を再考する。言葉とイメージドローイングと耳にすれば、何らかのイメージを紙の上に描き起こすことを思い浮かべるだろう。しかし手がきの“言葉”もまた、線で構成されるドローイングだと捉えられる。本展では、手がきの言葉と切り絵で構想されたアンリ・マティスの挿絵本『ジャズ』や、自ら書き下ろした詩文を書の作品へと昇華させる石川九楊の新作などを通して、ドローイングの観点からイメージと言葉の関係を探る。空間へのまなざし紙の上でのドローイングは刻明にかたちを捉えるものの、ときにその線は震え、また途絶え、思考や感覚の展開を写しだす。すると、芸術家が自らの立つ空間をまなざすとは、その視線が空間の捉え方を反映する点で、やはり1種のドローイングではなかろうか。そうした観点から会場では、空間内で複数の視線の交わりが織りなすかたちを表現した戸谷成雄《視線体 ─ 散》や、水玉や網目が画面を埋めつくす草間彌生の初期作品などを展示。まなざしがドローイングとして展開することで、空間を捉える作品へと結実する実践を紹介する。水をめぐってドローイングとは、脳裏に浮かんだイメージを瞬時に視覚化する手立てでもある。そのなかで、絶えずかたちを変え、留まることなく流れる“水”のイメージは、ドローイングの主題として画家を魅了し続けてきた。本展ではその現代の例として、将来の河川や海の水をめぐる想像的イメージをドローイングで表現する磯辺行久の作品や、レオナルド・ダ・ヴィンチへの関心のもと、水が木々の間を埋めつくすさまを単色の線描により描いた山部泰司《横断流水図》などを紹介する。展覧会概要展覧会「ドローイングの可能性」会期:2020年6月2日(火)~6月21日(日)※当初は2020年3月14日(土)〜6月14日(日)の開催を予定していたが、延期しての開催会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)休館日:月曜日開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館30分前まで)観覧料:一般 1,200円、大学生・専門学校生・65歳以上 800円、中高生 600円、小学生以下 無料※各種プログラムは開催中止※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】ハローダイヤル:03-5777-8600 ※年中無休 8:00~22:00TEL:03-5245-4111(代表)※平日 9:30~18:00
2020年02月16日ギンザ シックス(GINZA SIX)の中央吹き抜け空間では、日本人アーティストの吉岡徳仁による新作インスタレーション《Prismatic Cloud》を、2020年2月27日(木)から10月下旬まで展示する。ギンザ シックスの中央吹き抜け空間では、これまでに草間彌生、ダニエル・ビュレン、塩田千春をはじめ、世界で活躍するアーティストの作品を展示してきた。今回新たに起用されるのは、アート・デザイン・建築の領域にわたって、自然をテーマとした壮大な作品を手掛けるアーティスト、吉岡徳仁だ。展示されるのは、かたちを持たない“光”を表現した《Prismatic Cloud》。2017年にアメリカ・ヒューストンで発表したものを、ギンザ シックスのためにアレンジした、日本初上陸の“光の彫刻”作品となる。巨大な雲をイメージした全長10メートルの《Prismatic Cloud》は、約10,000本のプリズムロッドを重ねることで制作。光を透過する無数の層構造のために、鑑賞する位置により見え方が変化し、“光の雲”が織りなす多様な表情を楽しむことができる。【詳細】ギンザ シックス 中央吹き抜け新作アート吉岡徳仁《Prismatic Cloud》展示期間:2020年2月27日(木)~10月下旬(予定)展示場所:ギンザ シックス 2F 中央吹き抜け住所:東京都中央区銀座6 丁目10-1※画像はいずれもイメージ
2020年01月31日埼玉県立近代美術館では、『ニューヨーク・アートシーン —ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで—滋賀県立近代美術館コレクションを中心に』展が、2020年1月19日(日)まで開催されている。第二次世界大戦後、画期的な表現を次々と生み出して注目を集めたニューヨークのアートシーン。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパから移り住んだ多くの美術家たちによって伝えられた近代美術がアメリカの若者たちを刺激し、新しい意欲的な表現が次々と生み出された。同展は、そんなニューヨークという都市で繰り広げられたアメリカ美術の半世紀を紹介するもの。改修のため休館している滋賀県立近代美術館が所蔵する日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを中心に、国内の美術館に所蔵される優品を加えた約100点の作品が並ぶ。展示は全6章で構成。「新しいアメリカ絵画—抽象表現主義」「デュシャンとその末裔—ネオ・ダダとフルクサス」「パクス・アメリカーナの夢—ポップ・アートとスーパー・リアリズム」「最後の絵画—ポスト・ぺインタリーアブストラクション」「限界における美術—ミニマル・アートとコンセプチュアル・アート」「ポスト・モダン以後の表現—ニュー・ぺインティングとアプロプリエーション・ アート」と、年代やジャンルごとに区切りながら、世界のアート・シーンを席巻した戦後ニューヨーク美術が総覧できる。マーク・ロスコ、ジャスパー・ジョーンズ、フランク・ステラ、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキアなど、時代を彩ったアーティストたちの数々の名品を、この機会に堪能したい。【開催情報】『ニューヨーク・アートシーン —ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで— 滋賀県立近代美術館コレクションを中心に』2020年1月19日(日)まで埼玉県立近代美術館にて開催【関連リンク】 埼玉県立近代美術館()アーシル・ゴーキー 《無題(バージニア風景)》 1943-44 年頃 油彩、カンヴァス 滋賀県立近代美術館蔵モーリス・ルイス 《ダレット・ペー》 1959年 アクリル、カンヴァス 滋賀県立近代美術館蔵
2019年12月22日「ぴあ」調査による2019年11月22日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、ディズニー最新作『アナと雪の女王2』が第1位になった。大ヒットした前作から5年。劇場には公開を楽しみに待っていた人々が足を運び、アナやエルサと同じような服装をした子どもたちの姿も。また、家族3世代で観にきたと話す人たちもいた。前作で強い絆で結ばれたアナとエルサ。ふたりは幸せに暮らしていたが、不思議な歌声に導かれ未知の世界に足を踏み入れることに。そこで姉妹はエルサの持つ魔法の力の秘密を解き明かすため冒険に出る。子どもたちからは「楽しかった! 歌って帰る!」(4歳)、「エルサが歌っているところが可愛かった」(7歳)、「一緒に冒険しているような感じがした」(10歳)、「エルサの子どものときのことがよくわかった。わたしもお姉さんだからエルサの気持ちがわかった」(11歳)、「ドレスがすごくキレイで、服のレパートリーにビックリしました」(13歳)などの声があがった。また「エルサが大好き!」と話す子どもが多かった。一方、大人からは「歌も多くて今回のほうが感動した」(20歳)、「ふたりの核心に迫った物語だった。ある人物が物語にとても大きな影響を与えていて驚いた」(37歳)、「前作は愛がテーマだったけれど、今作は今の時代にあったいろいろなテーマが入っていて深みがある。今日は子どもたちと観にきたけれど、感情移入してポロポロ涙が出てしまった」(43歳)、「音楽のスケールの大きさと映像がリンクしていて、かなりの迫力だった。歌のデュエットなど前作よりもみどころがたくさんある」(53歳)など好評。前作は出口調査でその年の年間総合ランキング2位に入る満足度93.7点の叩き出したが、今作はそれをさらに上回る満足度94.2点を記録した。1位『アナと雪の女王2』94.2点2位『EXIT』91.9点3位『草間彌生∞INFINITY』89.5点4位『フラグタイム』88.8点5位『テルアビブ・オン・ファイア』87.5点6位『ゾンビランド:ダブルタップ』87.4点7位『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』84.5点8位『決算!忠臣蔵』82.3点9位『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』80.2点(本ランキングは、11/22(金)に公開された新作映画9を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年11月25日ミニシアター「ホワイト シネクイント(WHITE CINE QUINTO)」が、渋谷パルコ 8階に2019年11月22日(金)にオープンする。渋谷パルコ建て替えに伴い、2016年から一時休館したパルコ自社運営の映画館「シネクイント」。2018年7月に、渋谷ロフト隣の映画館・渋谷シネパレス跡地に開業し、復活を遂げた。今回オープンする「ホワイト シネクイント」は、それに続く形での開業となる。「ホワイト シネクイント」では、“来場すること自体がイベントとなるミニシアター”として、ジャンルを問わず良質な作品を上映する他、海外ミュージカルやファッションブランドのコレクションなど“映画以外”の作品も積極的に上映。様々なカルチャーや実験的な企画を提供し、カルチャー好きも満足できる、共感を生み出す場所を目指す。オープニング作品として上映されるのは、草間彌生のドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』。世界中の人々に愛される草間彌生の作品が、どのような想いで、どのようにして制作されてきたのかを紐解いていく。また、オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)のドキュメンタリー作品が11月22日(金)から上映される他、矢野顕子の“一発録”レコーディングを記録した『SUPER FOLK SONG ~ピアノが愛した女。~』を11月22日(金)限定で特別上映する。その後、『森山直太朗 人間の森をぬけて』や『ラスト・クリスマス』の上映も予定されている。【詳細】ミニシアター「ホワイト シネクイント」オープン日:2019年11月22日(金)住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階TEL:03-6712-7225座席数:108席+車椅子スペース1スクリーン数:1スクリーン通常料金:一般 1,900円、大学・専門学生 1,500円、高校生 1,000円、中・小学生 1,000円、幼児(3歳以上) 1,000円■割引サービス・パルコカード割引 1,500円 ※提示カードの名義本人のみ・シニア(60歳以上) 1,200円・夫婦50割引 2,400円/2名分 ※夫婦のうちどちらかが50歳以上で・障がい者手帳持参者 1,000円 ※付添者1名まで適用・サービスデー(毎週水曜) 1,200円・ファーストデー(毎月1日) 1,200円・カップルデー(毎月22日) 2,400円/2名分(男女問わず)※学生 ・シニア等の割引料金を利用者は各種証明書の提示が必要。※作品によっては、料金の変更あり。※舞台挨拶等のイベント上映や特別興行の際は料金変更・割引適用外の場合あり。※東京都の条例により、上映終了時間が23:00を過ぎる上映回には18歳未満は入場不可。
2019年11月23日2016年8月に閉店し、長年に渡ってリニューアル工事を行なってきた渋谷PARCOがこのほど新装され、22日にグランドオープンする。新ビルのコンセプトは“次世代型商業施設”で、ミュージアムや劇場、映画館も併設する。渋谷パルコは1973年6月にPART1が開業。ファッションビルを基本としながらレストラン街やギャラリー、西武劇場(のちに PARCO劇場に改称)、FM局のスタジオなどがあり、1981年に開業したPART3内には多目的ホールが設置され、同ホールは1999年に映画館「シネクイント」として新装オープンした。建て替え計画は2007年から検討を開始し、2015年には都市再生特別地区の決定を受けて、市街地再開発事業としてリニューアルが進められた。新ビルもファッションだけでなく、フード、テクノロジー、アート&カルチャー、エンタテインメントの5本柱でテナントを構成。任天堂の直営オフィシャルストア「Nintendo TOKYO」や人材育成のためのクリエイティブスタジオ、ミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」などが開店し、店内のオリジナルBGMをCorneliusが担当する。PARCO劇場も完全リニューアル。座席数は636に増席したが、ステージの見やすさや客席とステージの距離感にこだわって設計が行われているそうで、こけら落としとして旧PARCO劇場を代表するレパートリーのひとつ『志の輔らくご~PARCO劇場こけら落とし~』が来年1月24日(金)からスタート。以後は2021年5月下旬までを”オープニングシリーズ公演”と題して14の公演を予定している。また、PARCO MUSEUM TOKYO(4F)とGALLERY X(B1F)がオープン。オープニング企画として、建て替え中のビルの仮囲いを彩ってきた大友克洋の傑作コミック『AKIRA』のコラージュを再展示する『AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION』を開催。その後もギャラリーではオートモアイ、飯尾和樹(ずん)、伊藤万理華らの企画が予定されている。そして移転した映画館「シネクイント」とは別に、新たな映画館「WHITE CINE QUINTO」が開業。108席のシアターで、映画だけでなく多種多様な企画を予定しており、草間彌生を追ったドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』がオープニング作品に選ばれた。場内はビルのエネルギー消費状況を知らせるデジタルサイネージの設置や、ARの技術を活用した仮想空間演出など、日々進化するテクノロジーも取り込んでおり、オープン後も来るたびに変化し、時代の少し先を走る施設として発展していくことになりそうだ。渋谷PARCO渋谷区宇田川町15-211月22日(金)グランドオープン商業施設は地下1階、地上9階と10階の一部営業時間 10時から21時まで飲食店は 11時から23時まで店休日:不定休(元日は休館)
2019年11月22日11月16日、17日の全国映画動員ランキングは、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(全国377館)が公開2週目も首位を守った。公開2週目の『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(全国114館)は先週3位から2位へランクアップ。公開3週目の『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(全国352館)は3位になった。公開7週目の『ジョーカー』(全国330館)は4位、公開3週目の『マチネの終わりに』(全国324館)は5位と先週と変わらず。公開4週目の『冴えない彼女の育てかた Fine』(全国121館)は先週10位から6位に、公開4週目の『マレフィセント2』(全国370館)は先週9位から7位に順位を上げた。新作ではジェラルド・バトラー主演の人気アクション『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズの第3弾『エンド・オブ・ステイツ』(全国182館)が初登場8位。人智を超えた力を持つ少年が、徐々に悪に染まっていく姿を描く異色のヒーロー映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』(全国212館)は初登場11位につけている。次週は『アナと雪の女王2』『草間彌生∞INFINITY』『決算!忠臣蔵』『ゾンビランド:ダブルタップ』『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ターミネーター:ニュー・フェイト』2位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』3位『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』4位『ジョーカー』5位『マチネの終わりに』6位『冴えない彼女の育てかた Fine』7位『マレフィセント2』8位『エンド・オブ・ステイツ』9位『ひとよ』10位『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』
2019年11月18日インターン生のゲンです。2回目のブログでは、先日旅した瀬戸内とそこで訪れた「瀬戸内国際芸術祭」のことを綴りたいと思います。(前回、中国のファッションニューウェーブ、注目すべき若手デザイナーズブランドを紹介はこちら)数年前、上海の美術館へ草間彌生の展示を見に行った時、“宇宙の果て”というストーリーを題材にした南瓜の作品が目に止まった。それは後に、直島の『南瓜』だったことが分かった。それ以来、瀬戸内は人生の中で一度に行きたい場所となった。ちょうど三年に一度の瀬戸内国際芸術祭が開催された今年の秋、喧騒な都会から逃れ、瀬戸内へ訪れた。直島高松から1時間ほどフェリーに乗って、待ちに待った直島へ。まさか、フェリー自体もアートの一部、船上にもアート作品が展示されている。まだ旅は始まったばかり。フェリーの中に居るのに、まるで海の一部になったのように、海風を浴びながら、波にのまれる。いよいよ宮浦港に着いて、最初に目に入ったのは草間彌生の作品『赤かぼちゃ』。「太陽の赤い光を宇宙の果てまで探してきて、それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった」。草間彌生自身はそう語ったという。かぼちゃの中に入ったら、水玉から空や海が見える。もしかしたら、宇宙から見える直島の空と海も、こういう景色かもしれない。そこから歩いて5分ぐらいの距離にある、藤本壮介の「直島パヴィリオン」。誰しもが気軽に立ち寄れるパヴィリオンを意図した作品は、直島海岸の浮遊感あるダイヤモンドにも見える。そして、バスで本村へ。バスは『赤かぼちゃ』のイラストで飾られ、アートの一部となっている。しかも、道の三角コーンまでも草間彌生の水玉に。遠くの海から見ると、まるで海岸に漂っている泡のような直島港ターミナル、実は駐輪場でありながら、待合場にもなっている。こんな幻のような待合場で、長い時間に会えなっかった家族を待つ時の気持ちはどんなだろう。 ずっと考えているのは、なんでこの直島の南瓜は「宇宙の果ての南瓜」と言われているのだろう? その果てには一体何があるのだろう? 私が考えた答えは、海と空かも。何故かというと、海と空は末がないから。この南瓜は道の末にある、後ろはボーダーのない海だから、まるで世界の果てにあるみたい。「南瓜」の近くにも、たくさんアート作品が散りばめられている。実は、直島で最も私の心を打たれたのは「地中美術館」というところだ。美術館の入り口は長くて暗い、でも先に光がある道。このまるで異世界の入り口の先では、何か起こるだろう? どんな作品との出会いがあるだろう?最初に入ったのは安藤忠雄が創造した迷宮のような建築。まるで世の中に存在しないような空間、見上げると、空にもボーダーがあった。なかでも一番印象的なのは、ジェームズ・タレルの作品。スクリーンのような入り口を抜け、中は真っ白い部屋。いくら歩いても末が見えない、近くにあったスクリーンのような入り口も遠くに見える。まるで異世界の中に迷い込み、時間が止まったかのように、私は誰なの? 今はどこにいるの? と、自分と会話し始める。再びその長い暗い入り口を抜け、庭を通った時、池中の睡蓮を見て、先ほど見た景色、感じたものは本当に存在していたのか? それどもただの夢だったのかも、と思う。バスに乗って、「ベネッセハウス ミュージアム」で少しぼんやりしていたら、空も暗くなった。宮浦港に戻った時、空はもう真っ黒。再び「直島パヴィリオン」と会うと、まるで夜空の星のように輝かしく見えた。「赤かぼちゃ」も点灯して、まるで魔女が住む城のように、畏敬の念を抱きはじめた。豊島豊島に上陸し、まずは豊島美術館へ。一滴の水が地上に最初に落ちた瞬間のような形をイメージした豊島美術館、まさにその建物自体が作品だ。小さな穴の中から水が湧き出し、風に乗って自由に流動し、小さな水滴が集まって水たまりになり、地ベタに吸収される様は、まるで人の生命みたい。美術館で風を感じながら、水滴の変化を観察していると、自分もこの自然の一部になったよう。豊島美術館の隣はカフェを併設する記念品商店もある。そこでコーヒーを飲みながら気分を整え、クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」へ。「心臓音のアーカイブ」では、自分の心臓音を記録することもできる。そういえば、こんなにはっきり自分の心臓音を聞くのは初めてだ。海を見ながら、いつか年を取り、この世の中に居なくなってしまっても、この時ここで確かに動いていた自分の心臓音が、アート作品の一部として、永遠にこの静かな小さな島に残れると思ったら、とても感動。小豆島オリーブ島とも言われている小豆島は、日本で初めてオリーブ樹が栽培されたところらしい。高松から小豆島までのフェリーもオリーブのイラストが描かれている!同じフェリーに乗って、同じ海を見ている人たちは今何を考えているだろう? 彼らはどんな悩みを抱えているだろう?初めてフェリーの中でうどんを食べた。ちょうどいい甘さ、スープまでも全部飲みきれた。波を感じながら海を見て、幸せな朝は一杯のうどんからスタート。同じ「OLIVE LINE」の乗客たちは、今の私と同じ幸せ感が溢れているでしょうか? 秋の海は、まるで世界を癒す力を持っているかのようにやさしい。そんな小豆島には「妖怪美術館」というところがあって、古代から現代までの妖怪が展示されている。あなたは世の中に本物の妖怪が存在することを信じますか? 私は信じます。ただ見える人にだけ見えているとも。その中で、私が最も気に入ったのは「クリームソーダ妖怪」だ。もしかしたら私の前世も「クリームソーダ妖怪」かも(じゃなければ、なぜ私はそんなにクリームソーダにハマっているんだろう? 笑)。お昼は「ひよこ食堂」のオムライス。メニューのすべては、現地のお爺さんとお婆さんの手作り。つい実家の味を思い出すほどの懐かしさ。現地人の中にもかなり人気があるこのお店は、50年の老舗らしい。バスに乗ってオリーブ公園へ。映画『魔女宅配便』のロケ地として有名なこの場所、まるでヨーロッパにいるみたい。オリーブ公園では、初めてオリーブ味のアイスを試した。オリーブの味って一体どんな味だろうって思ってたけれど、こういう少し苦味が入ってる甘みか。オリーブ公園の隣にある小さな港で船を乗り、「二十四の瞳映画村」へ。ここで最も印象的だったのは、海が見える教室。もしこんな教室で勉強できるなら、私ももっと学校に行きたくなるだろうな。ただ席に座って、1日海を見るだけでも十分幸せだろう。最後にオススメしたいのは、高松港にある「ノースショア(NORTHSHORE)」というカフェ。午前のブランチや、旅行終わりの一服として、海に癒されたい時はぜひ。フルーツがたっぷりなパンケーキを楽しみながら、海にぼんやりする。青い海が夜空に少し少し飲み込まれ、やがて真っ黒になってしまった頃、気まぐれな心も少し落ち着いてきた。瀬戸内の海は、人生の中に見た海のなかでも心を打たれた唯一の海。常にスピード感が求められている都市に長く生活していたことが理由かもしれない。久々に何もしなくても、只々ぼんやりするだけでいい場所に訪れたら、改めて自分と会話ができ、新たな自分と出会うことができた。瀬戸内は人生の中でまだ行きたい場所。今度は芸術祭ではなく、もっと人が少ない時期に、映画村の教室の中一番海に近い席で、日出日没と潮の満ち引きを見ながら、時間を無駄使いしたい。インターン生活も終わりに近づくことを思うと少し寂しく感じるが、「心臓音のアーカイブ」で自分の心臓音を記録するように、インターンを終えても、私が書いた文字がずっとインターネット上に残るということを思ったら、とてもとても嬉しい。いつかまた「心臓音のアーカイブ」に行った時、そこ動いているのは、今この瞬間にしか流れない私の心のリズムだと思う。
2019年11月15日2017年のオープン以来、草間彌生さん、ニコラ・ビュフさん、塩田千春さんら著名なアーティストの大型アート作品を展示してきた〈GINZA SIX〉の中央吹き抜け。2019年のクリスマスシーズンはフィンランド生まれのアーティスト、クラウス・ハーパニエミさんの作品が展示されます。吹き抜けの巨大な作品はもちろん、館内のあちこちにも広がるハーパニエミさんの世界を味わってきました。巨大なクジラ『Lightning Whales(ライトニング・ホエール)』が泳ぐ宇宙空間。今回〈GINZA SIX〉の中央吹き抜けに現れたのは2頭の赤いクジラ『Lightning Whales(ライトニング・ホエール)』。青森県弘前のねぷた師によって制作された2頭のクジラは、それぞれ大きさ約10メートル!クジラたちは稲妻を吹き出しながら円を描くように宙に舞う姿に時空を超えたダイナミックなイメージが広がります。今回のアートはハーパニエミさんが宇宙を舞台に描いた作品『Astral Sea(アストラル・シー)』の世界を〈GINZA SIX〉のためにアレンジしたもので、『Celebration of Life -星の海の祝祭-』と名付けられています。『Celebration of Life -星の海の祝祭-』は宇宙に暮らすさまざまな空想上の生き物たちが、星の公転のようにそれぞれのリズムで動き、互いに影響しあってハーモニーを生み出しているという壮大な作品です。『Lightning Whales』の他にも『Astral Swan(アストラル・スワン)』、『Meteorite Grasshoppers(メテオライト・グラスホッパー)』などが登場します。クジラたちが泳ぐ空間は、『Astral Sea』に登場するさまざまなキャラクターをプリントした6つのタペストリーに囲まれていて、果てしない宇宙のような広がりが演出されています。中央吹き抜けのアートは来年2月下旬まで展示予定です。光る『Astral Swan(アストラル・スワン)』はフォトスポットとしても注目!2箇所ある正面エントランスは作品の舞台である『Astral Sea』への入り口です。4丁目側エントランスは『Astral Swan(アストラル・スワン)』が作品の世界へ誘います。スワンは、フィンランドの国鳥でハーパニエミさんにとってもインスピレーションの源のひとつ。繊細な模様が施されたピンクのスワンは内部から照らされます。日が落ちた後には、幻想的な雰囲気になってフォトスポットとして人気が出そうです。もう一方のエントランスでは、『Lightning Whales』が稲妻を放ちながら、惑星や流れ星の中を雄大に泳ぐ姿が描かれています。エントランスには床にも『Lightning Whales』や惑星が描かれていて、ハーパニエミさんの世界観が広がっています。地下にも広がるおとぎ話のような『Astral Sea』の世界。食品のフロアでもある地下2階には、2つのエスカレーター前のウィンドウにそれぞれ動く仕掛けのあるディスプレイが設置されています。ひとつは『Astral Sea Turtle(アストラル・シー・タートル)』。タートルがゆっくり足を動かす姿は見ていてもまったく飽きません。© 2019 KLAUS HAAPANIEMI All Rights Reserved. ライツマネージメント:株式会社ブルーフォリオもうひとつは『Ice Asteroids Mushrooms and Grasshoppers(アイス・アストロイドマッシュルームアンドグラスホッパー)』。グラスホッパーは、まるで宇宙遊泳しているような動きを見せてくれます。地下鉄の銀座駅と東銀座駅につながる通路にもハーパニエミさんのアートが展示されています。近未来的なイメージの地下道に、クジラ、スワン、グラスホッパー、クラゲ、タートルが描かれた3枚組のパネルが5組、飾られています。生き物たちの表情やきらめきのような繊細なモチーフを見ていると、1組ずつに込められたストーリーが語りかけてくるかのようです。〈GINZA SIX〉の一部店舗では、コラボレーションアイテムも充実。しばらく飾っておきたくなるようなパッケージのお酒やお菓子、雑貨が揃っています。ハーパニエミさんの世界に繋がる小さなアイテムを自宅に置いてみるのもいいかもしれません。未知の生き物、神話、そして宇宙と、ファンタジックなイマジネーションが広がる『Celebration of Life -星の海の祝祭-』。〈GINZA SIX〉でクリスマスシーズンにぴったりなアートの世界に触れてみませんか?〈GINZA SIX〉 クリスマスアート『Celebration of Life -星の海の祝祭-』2019年11月5日~12月25日(中央吹き抜けは2020年2月下旬まで公開)東京都中央区銀座6-10-103-6891-3390ショップ・カフェ10:30~20:30、レストラン11:00~23:00※一部営業時間が異なる店舗あり不定休公式サイト
2019年11月13日「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」が、六本木の森美術館にて、2020年7月31日(金)から2021年1月3日(日)まで、事前予約制で開催される。 なお、当初は2020年4月23日(木)から9月6日(日)までの会期を予定していたが、変更となった。草間彌生や村上隆、奈良美智など6名のスターが集結「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」では、現代美術界において国際的に活躍するアーティスト6名を特集。登場するのは、反復性を特徴にポップな色彩でかぼちゃや草花を表現した作品を手がける草間彌生、生産を否定し、ものや素材そのものを提示する「もの派」の李禹煥(リ・ウファン)、数字が変化するデジタルカウンターのインスタレーションを発表する宮島達男。そして、美術史の文脈を汲みつつサブカルチャーを基盤とする作品制作に臨み、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などファッションブランドともコラボレーションしている村上隆、子供や動物など権力構造から逃れた存在を描く奈良美智、コンセプチュアルな写真作品をはじめ、建築、伝統美術、古典芸能など幅広く表現活動を行う杉本博司だ。まさに“現代美術のスター”である6名がそれぞれ辿ってきた軌跡を、初期作品と最新作を中心に紹介する。アートファンにも現代美術初心者にもおすすめ超大物アーティストの作品が一堂に会し、大型インスタレーションや迫力の映像など、体感型の作品展示も行われる「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」は、アートファンはもちろんのこと、現代美術初心者にもおすすめ。国際的な評価を受ける、第一線で活動するアーティストの活動歴や作品を、一度に目の当たりにできる。日本の現代美術が海外に受容されるまでさらに、1950年代から今日まで、海外で開催された主要な日本現代美術展に関する資料も展示し、時代ごとの評価軸や系譜を辿る。展示写真や当時の批評などから、日本発信の現代美術が、海外にどのように受け入れられていったのか、見て取ることができる。詳細展覧会「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」会期:2020年7月31日(金)〜2021年1月3日(日)〈事前予約制〉※当初は2020年4月23日(木)~9月6日(日)を予定していたが変更会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで、なお9月22日(火・祝)、11月3日(火・祝)は22:00まで)※入館は閉館30分前まで※会期中無休入館料:一般 2,000円、学生(高校・大学生) 1,300円、子供(4歳~中学生) 700円、シニア(65歳以上) 1,700円※料金はいずれも税込※本展チケットで展望台東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)※スカイデッキへは別途料金が必要※来館に際しての注意事項は、美術館ウェブサイトにて確認※入館は事前予約制(詳細は美術館ウェブサイトへ)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年11月03日