ウーパールーパー&大衆居酒屋、タロット好きの漫画家。 『少年ジャンプ』デビュー後、各種商業誌やWEB媒体にて活動。『今日パパに殺されます。』『女子パパ』(小学館) 『私の財産告白』(実業之日本社)など
■これまでのあらすじ 暴言を吐いて妻と息子を怯えさせ、仕事もしない元夫と離婚したみのり。元同級生に息子が懐き、縁あって家族として再スタートした。息子の元夫からの悪影響を乗り越え幸せになったが、元夫が息子との面会を求めてくる。対抗するためふたりは籍を入れ、元夫に会って直接もう関わらないでほしいと伝えたが…。 私も園田も「ちゃんとした家庭」で育ったわけじゃありません。 だからこそ、誰かを信じることも、頼ることも、難しく不器用なままでした。 息子もまた、たくさんの葛藤を抱えて、泣き叫ぶ日もありました。 それでも—— 私と園田で、もう一度“家族”を始めようと決め、少しずつ、一歩ずつ、自分たちなりの“幸せ”を見つけてきました。 家族って、血の繋がりだけで成立するものじゃない。 「今、目の前の人を大切にしたい」と願う気持ちこそが“家族”を作っていくんだと私たちは思っています。 これからも、きっと失敗したり、問題は起こるでしょう。 けれど何度でもやり直せる。何度でも、話し合って最後は笑い合える。 そう信じられる場所を、私たちは“家族”と呼びたい。 ※この漫画は実話を元に編集しています こちらもおすすめ 厳しい現実のその先に幸せは訪れる? 不誠実で暴力的な夫から逃げるように離婚したポケット。息子とふたりきりの生活を始め、なんとか1年経ったものの、やはり現実は厳しく…。 たまの休みに息子を動物園に連れて行くと息子が発熱。頼れる人もなく、息子をおぶって帰るのですが…。 ふと思う…パートナーがほしい 「バツイチ子持ち、再婚活はいばらの道…!?」1話目はこちら>>
2025年06月02日■これまでのあらすじ みのりは仕事も家事もせず暴言を吐く元夫と離婚。息子が懐いた元同級生の園田と縁があり暮らし始めた。元夫の息子への悪影響も薄れた頃、元夫が面会を求めてくる。会わせないなら法的措置も辞さないという元夫への対策として、また息子と3人で"家族"になるため、園田とみのりは籍を入れることに。そしてふたりは元夫と面会するが…。 養育費も払わず、息子に何もしてこなかった元夫。 それなのに「親なんだから会わせろ」と権利だけを振りかざす彼に 園田は「血のつながりだけで、父親にはなれない」とはっきり言ってくれました。 元夫にも怯えてばかりだった私。でも、もう違う。 守ってもらうだけじゃなく、自分で自分たちを守れるようになりたい。 初めて元夫に「そんな家族、いらない」とハッキリ言えました。 元夫の影にも、親の呪いからも逃れ、ようやく、私は「本当の意味での再出発」を歩み出せたのです。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※ただいま不具合のため、ウェブの「先読みの動画視聴」を停止しております。アプリのみ広告を視聴の上、先読みが可能です。 ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年06月01日■これまでのあらすじ ゲーム三昧で暴言を吐く元夫と離婚し、みのりは元同級生と新しい家庭を築いた。息子もはじめはスマホばかり見ていたり暴言を吐いたり元夫の影響が見られたが、次第に影響は薄れ、幸せな日々が訪れる。しかし元夫が息子との面会を希望。息子が望まないため拒否すると、法的措置をほのめかし、家にやってきて…。 元夫からの突然の置き手紙。法的な手続きでもなく、ただ“脅し”だけを残して消えていった彼に、正直、震えました。 私たちの幸せを壊したいだけが目的のようで…それが一番、怖い。 そんなとき、園田がそっと言ってくれたのです。 「籍を入れよう。君と息子を、ちゃんと守れるように」 ただ嬉しかった。でも誰かにすがって…ただ頼るだけではダメだというのは私もわかっていました。私が強くならなければいけない。 一緒に、息子を守るために乗り越えていきたい。 そうじゃないと再出発できない。 決意を固めて、元夫と対峙することに決めたのですーー。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月31日■これまでのあらすじ 仕事もせずゲーム三昧、おまけに暴言を吐く夫と離婚したみのりは、息子が懐いた元同級生の園田と新しい家庭を築く。しばらく息子は元夫の影響から暴れることがあり、スマホばかり見ていた。園田からけん玉を教わってからは夢中になり、スマホを触る時間が減る。3人は幸せな家庭を築いていたが、突然元夫から連絡がきて…。 ようやく手にしかけた、あたたかな日常に…。 突然の、元夫からの連絡。 「父親として関わりたい」「息子に会いたい」…ずっと無関心だったくせに? 今さら“父親ヅラ”して何がしたいの。あの人がいたことで、どれだけ息子が傷ついてきたか…私は、誰よりも知ってるのに。 息子に確認をしたら「怖い」「会いたくない」と言っているのに、それでも、元夫は“法的措置も辞さない”と脅してきて…。 そして、ついに。 元夫が――私たちの家の前に、現れたのです。 守りたい。せっかく立ち直りかけたこの子を。 少しずつ、信じ合えるようになった今の家族を。 母として、私にできることは…? 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月30日■これまでのあらすじ 息子が懐いた中学の同級生・園田と新しい家族を築きはじめたみのり。息子が元夫そっくりな暴れ方をするのが悩みだったが、園田は息子が自分の気持ちを伝えられず、仕方なく元夫の真似をしていると見抜いた。暴れなくても気持ちを伝える方法を息子に教えないと…。 私たちは思い切って「家族での初めての旅行」に出かけてみました。見知らぬ土地、知らない景色…息子は全てが初体験でした。なんと息子は終始ご機嫌で、一日中スマホに触れないほど夢中で楽しんでいたのです——。 そこで私は初めて気づいたのです。 「スマホがないと機嫌が悪くなって暴れる子」だと思い込んでいたのは、私の方だったんだって。スマホに頼りすぎていたのは、親である私の方だったのかもしれません。 旅行先で出会った「けん玉」にハマった息子。息子はスマホやゲーム以外に、自分の世界を広げはじめたのです。 そんな彼の姿を見て、園田と私は笑い合いました。 ああ、こういう時間が“幸せ”っていうんだなって。 でもその時、スマホに一通の通知が届いたのです。 送り主は…元夫でした。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月29日■これまでのあらすじ 元同級生の園田と息子と3人で家族になったみのり。息子は元夫の影響なのか、ゲームに負けると激しく罵る癖があった。息子を叱り怒鳴ってしまった園田だったが、その後息子に謝罪。息子の気持ちを認めたうえでしてはいけないことを伝えた。その対応を陰で見ていたみのりは、自分も母親として成長しなくてはならないと思い…。 思い通りにならないと怒り出す息子に、以前の私はパニックになるばかりでした。とにかく暴れるのを止めること、そればかりに気を取られていたのです。 「この子は、自分の気持ちの伝え方がまだ分からないだけ。 昔の父親の真似をしてるだけかもしれない」 その言葉に、ハッとしました。 叱って止めるだけでは、何も変わらない。 気持ちは、暴れなくてもちゃんと伝わる—— そのことを“教えてあげる”のが、私たちの役目なんだと。 それに気づかせてくれたのは園田でした。 また息子のスマホの使い方についても、彼は問題があると思っていたようです。 それは私の問題でもあります。 母親として、私は未熟です。 でも、ここから変わっていきたい。 息子のためにも、まずは私が変わらないと改めて思ったのです。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月28日■これまでのあらすじ 離婚したみのりは、中学時代の同級生・園田と息子の3人で新しい"家族"になってみることを決める。息子も彼に懐いて平和なスタートを切るが、ある日ゲームで負けた息子が癇癪を起こし、口汚く罵りだした。すると園田は強い口調で息子を注意したのだが…。 暴れ出した息子。 思わず声を荒げた園田。 その瞬間、家の中が凍りついたように静まり返りました——。 でも、そのあと彼が息子に伝えた言葉は…。 「ごめんね。怒鳴ってしまって後悔してる。なんで暴れたのか教えて欲しい」 ——それは、私が子どもの頃ずっと言ってほしかった言葉でした。 間違ったことをしても頭ごなしに否定せず、耳を傾けてちゃんと向き合ってくれる。 それは簡単なことではありません。 父親になることに自信がないと言っていた彼は、大切なことをわかっている。息子をちゃんと育ててくれている。 そして私も、母親として、もっとしっかりしないといけない。 私が変わらないとダメなんだー。と心の底から思ったのです。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月27日■これまでのあらすじ 夫と離婚したみのりは、息子が父親のように慕う元同級生の園田を意識するようになっていた。しかし過去のトラウマから園田は他人に深入りすることを避けていて…。自分たちの存在が重荷にならないようにと距離を置くみのりと園田。そんな中、みのり親子の引っ越しの日、息子にせがまれて園田は手伝いに行こうか悩むのだが…。 「完璧じゃなくても一緒に“家族”をやっていこう」 まさかそんな提案を、園田のほうからしてくれるなんて——。 離婚したばかりだし、正直、私にとってはそんな望みを持たないようにしていました。 でも園田が「完璧な父親にはなれないかもしれない」と不安を打ち明けてくれたとき、私の中でも何かが、ふっとゆるんだのです。 私も自信がない。 誰だって、最初から完璧になんてできない。 でも、この3人でなら…やっていけるかもしれない。 そんな希望を抱いて、私たちは“新しい暮らし”を始めたのです。 一緒に食べるごはん。絵本を読む声。 何気ない日常がこんなにあたたかいなんて。 ——そう思えた、ある日。 息子が、ゲームに負けて暴言を吐いたんです。 その口調は、かつての夫そのままのようで、私は心が締め付けられそうになりながら暴れる息子を止めました。 そしてそれを見た園田はーー。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月26日■これまでのあらすじ 無職夫と離婚したみのりは、すっかり息子が懐いてしまった元同級生の園田と家族になれるかもしれないと意識するように。しかし園田は過去のトラウマから他人に深入りするのが苦手だった。みのりが引っ越しすることを伝えても園田からはそっけない返事が。自分たち親子が重かったのかと思い、距離を置くことにするが…。 私たちの存在が、もしかしたら園田にとって重荷になっていたんじゃないか—。 そんな不安が胸に引っかかっていて、引っ越しの日程を伝えられずにいました。 彼の優しさに甘えすぎて救われていたけれど、それはきっと「家族」でも「恋人」でもない関係だからこその距離感だったのかもしれない。 そう思うと、これ以上近づくのが怖くなってしまったのです。 そしてそんな私の迷いをよそに、息子は引っ越しの日、園田に私のスマホを勝手に使って電話してしまったんです。 突然の息子の電話に「行きたいから、行くよ」と言ってくれた園田。 彼自身が「行きたい」と思ってくれている。 それがどれほど救われる言葉だったか…。 だから私は、ようやく決心できたのです。 ひとりで頑張らなきゃって思い詰めていたけど、頼ってもいい人がいるのなら——。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月25日■これまでのあらすじ 自分に自信がなく、なかなか決断できないでいたみのりだったが、とうとう無職夫と離婚が成立。いつしか中学時代の同級生の園田が心の支えになっていた。息子も園田に懐き「もうパパでよくない?」と言う。しかし園田は暴力的な父親のトラウマを抱え人と深い関係を築けない。息子に懐かれ嬉しい半面、表情は曇っていき…。 卒園式の写真を見るたびに、私はどうしても、写っているふたりに目が留まってしまいました。 息子と園田が笑い合っているその姿は、まるで本当の親子みたいで——。 見れば見るほど、「もしも」なんて期待をしてしまう自分がいるのです。 お互い人には言えないような本音も話し合えることができ、園田の心の傷もすごく深いことがわかりました。 でも自信のなく決断ができない私と、人に深入りできない園田。息子が 「もうパパでよくない?」と言ってしまったとはいえ、もうこれ以上、相手に何かを望んでしまうのが怖い。 だから私は、できるだけ距離を置くことにしました。 期待しすぎないように、自分を守るために。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月24日■これまでのあらすじ 元夫と違ってかまってくれる中学時代の同級生・園田に懐いた息子。卒園式に来てほしいと頼み、園田もカメラマンとしていくことを承諾。しかし息子は集合写真を園田と撮りたがる。他の保護者が父親なのか彼氏なのかと噂するのは気になったものの、息子に必要とされていると気付いた園田の中に、嬉しいような感覚が湧き上がる。 卒園式に来てくれて写真を撮ってくれ、さらに集合写真にも一緒に写ってくれた園田。卒業式の後の夕方…お礼をしたかったし思い切ってお店に行って見ました。 息子にとってはいつの間か、園田はかけがえのない人になっていたのです。実は私にとっても…園田といる時の穏やかさが、もしかしてこれが家族のぬくもりなのかもしれない、家族ってこうやって信頼できる人なのかもしれないと期待してしまったのです。 そして息子はいきなり「うちのパパでよくない?」と無邪気に言い出したのですが、焦りに焦ってしまいました。 園田も息子の笑顔が支えだと言ってくれていましたが、本当はどう思っているのでしょう…。 でも、私はそれ以上聞けませんでした。 怖かったのです。 期待して、もし裏切られたら…また息子を、私自身を、傷つけてしまうかもしれないから。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月23日■これまでのあらすじ 仕事しないモラハラ夫と離婚が成立。偶然会った中学時代の同級生・園田に息子が懐いてしまい、一緒にホテルについてきてもらうことに。園田は子ども好きで結婚願望もあるが、子どもの頃の父親との関係がトラウマになっていて人と深い関係が築けないようだ。みのりと園田には親との関係に傷ついたという共通点があった。 卒園式に園田が来てくれた。 「カメラマンとしてなら…」と父親でもないのに。 スーツ姿の保護者たちの中、私服に大きなカメラを抱えた彼は、どこか場違いだったかもしれない。 でも、息子は終始うれしそうで、ずっと彼のそばを離れませんでした。 式が終わり、集合写真の時間。 「一緒に入って!」と、息子が手を引いてーー! ――まるで本物の“お父さん”みたいじゃないか。 そう思った瞬間、胸の奥がザワザワしました。 周囲の視線も少し痛かったし「誰?」「あの人、父親じゃないよね?」そんな声が聞こえるような気がしました。 でも、彼は戸惑いながらも、そっと列の端に立ってくれ、 その横で、息子は満面の笑みを浮かべていたのです。 あんな顔、元夫といた頃は一度も見たことがないーーー。 血のつながりじゃない…。 「この人と一緒にいたい」――息子のその気持ちだけが、すべての答えだったと思います。 あの日、写真に写ったのは“家族じゃないはずの3人”。 でも、たしかにこの子のそばにいてくれたのです。 それだけは、嘘じゃない――そう思えた卒園式でした。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※ただいま不具合のため、ウェブの「先読みの動画視聴」を停止しております。アプリのみ広告を視聴の上、先読みが可能です。 ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月22日■これまでのあらすじ 仕事もせずゲーム三昧の夫と離婚が成立。家を飛び出したみのりは偶然、同級生の園田と会う。息子の希望で一緒にビジネスホテルで過ごすことに。園田と遊んでもらい、息子は元夫には見せたことのない笑顔を見せる。子どもの扱いがうまい園田。結婚願望はあるものの、父親の暴力がひどかった幼少期の経験から、他人と深い関係が築けないそうで…。 園田のように、私は親に直接の暴力を振るわれてはいません。 でも、心がすり減るような親との関係が、私にも確かにありました。 逃れようと何度も思ったのに、気づけば今も、その関係に囚われている。 口に出せない息苦しさや、自分がダメだという無力感…。 親との関係が辛かったというところで、私と園田は似ていると思いました。 きっと、私の親も悩みながら子育てをしていたのでしょう。 私も不安になって、つい強い口調で息子を叱ってしまうことがある。 だけど――それでも私は、母とは違う子育てがしたいんです。 その連鎖を、私の代で終わらせたい。 私が子どもの頃に親に言われたかった「やりたいことをやってみなよ」を、私は息子に言ってあげたい――。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月21日■これまでのあらすじ 仕事もせずゲーム三昧の夫に離婚届を突き付けると、あっさりと記入した。そのまま息子を連れて家を出れば、同級生の園田と偶然会う。園田に懐いている息子が離れないため、一緒にホテルへ。遊んでもらってお風呂に入れてもらった息子は、元夫には見せなかった笑顔を浮かべていた。息子が必要としていたのは、こういう関係だったのだろうか。 園田は、本来なら頼れるはずの父親が暴力的だった家庭で育ってきたようです。 それでも、必死に「普通」に憧れて、まっとうに生きようと努力してきたそうです。 だけどどれだけ努力しても、育った環境が心に染みついていて、 いざ誰かと距離が近くなると―― 「また裏切られるかもしれない」 「また傷つくぐらいならって怖くなる」 そんな不安がよぎって、先に逃げてしまって他人に深入りできない…。 いい夫、いい父親になれる人なのに。 本人も、それを望んでいるのに。 それなのに怖くて踏み出せない。 ……でも、その気持ち、少しわかる気がします。 私もずっと、誰かの顔色を伺って、自分の気持ちにフタをして生きてきたから、自分の気持ちを上手に表現できないのです…。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月20日■これまでのあらすじ ゲームで負けては暴言を吐く無職の夫に離婚届を突き付けると、夫はあっさりと記入し再びゲームに戻った。息子を連れて家を飛び出すと行きつけのカフェの店員で中学の同級生の園田とバッタリ会う。事情を話した後別れてその夜滞在する予定のホテルに向かうつもりだったが、息子が園田に抱きつき「一緒に行こう」と誘ってしまい…。 息子のわがままに、嫌な顔ひとつせず応じてくれた園田。 なんと、ホテルまで一緒について来てくれたのです。 慣れない場所ではしゃぎすぎる息子に、私は気が気じゃなかったけれど、園田はそれが自然かのように、一緒に遊んでくれていました。 息子のあんな無邪気な笑顔、いつぶりだろう。 元夫と一緒にいたときには、こんな顔――見たことなかった…。 お風呂も一緒に入るって…言ってるけど 正直、何度かカフェで遊んでもらっただけなのに―― どうしてここまで、心を許してるの? 園田って、まだ会ってからそこまで時間も経ってないのに、 どうしてこんなに自然に、息子に寄り添えるんだろう。 きっと、園田自身にも何か抱えているものがあるのかもしれない―― …子どもいないんだよね? 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月19日■これまでのあらすじ 無職で家事もしない夫は毎日ゲームをして負けては口汚く罵っている。自分も夫も自信がないからダラダラ離婚できないことに気付いた妻は、決して息子には同じ道を歩ませないと決める。仕事を見つけ離婚に向けて動き出していたある日、夫の口調を息子が真似ているのを見た。悪びれもせず変わる気のない夫に、妻はその場で離婚届を突き付けて…。 離婚届を突きつけたとき、少しくらいは揉めるかと思っていました。 でも夫は、私の顔も見ずに「ああ、そう」とつぶやき、何のためらいもなくサインすると、また無言でゲームに戻っていったのです。 あっけないほど、簡単に。まるで私たちの結婚生活なんて、最初からどうでもよかったかのように。 拍子抜けしたと同時に、胸の奥がギュッと締めつけられました。 ずっと悩んで、迷って、ようやく出した答えだったのに。 …でも、これで終わった。 荷物をまとめて家を出たものの、これからのことを思うと不安で息が苦しくなりそうでした。 シングルで子どもを育てて、仕事もして、本当に全部できるの? 私にそんな力、あるのでしょうか…? でももう、引き返せない。いや、引き返したくなんてない。 私はもう、“あの生活”には戻らない。戻らないって決めたんだから。 気持ちを落ち着けようと入ったファミレスで、偶然、園田と再会しました。 彼の顔を見た瞬間、張りつめていたものが一気にほどけて…気づけば、離婚したことを話してしまっていました。 園田は、黙って私の話を聞いてくれました。ジャッジもせず、否定もせず、ただ「そうなのか」と普通のことのように。 お会計を済ませてお別れしようとしたその時、息子が突然、園田に駆け寄ってギュッと抱きついたのです。 そんな息子を見て、私は驚きました――。なんで息子は園田にこんなに心を開いているの…? 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月18日■これまでのあらすじ 夫は仕事もせず、口汚く家族を罵るばかり。妻は離婚したいが実家を頼れない状況でシングルでやっていけるのか不安だった。しかし息子には、自分の親に自信を奪われ決断する力がない自分たち夫婦のようにはなってほしくない。仕事を見つけ、変わろうと誓った。 いつも私は、母や祖母の顔色をうかがいながら生きてきました。 「人にどう思われるか」が最優先で、自分の気持ちなんて置き去り。 そして気づいたのです。 ――きっと、母も祖母も、同じように「誰かの目」を気にして、自分の人生を歩めなかったのだと。 この負の連鎖を、息子にまで背負わせるわけにはいかない。 私は心の底から、そう強く決意しました。 息子には、自分で選び、自分の人生を歩ける人になってほしい。 でも――その矢先に いつものようにゲームに負けて、暴言を吐き散らす夫。 「ふざけんな、クソが」「やってらんねーよ」 その隣で、まだ小さな息子が、夫の真似をして口汚く叫んでいたのです。 思わず息を呑みました。 笑えませんでした。 あの子が、どんどん夫に似てきている。 私は、あの子を守れていなかったんだ。 もう、限界でした。 このままじゃ、あの子の未来まで壊されてしまう。 私はずっと引き出しにしまっていた紙を取り出し 「これにサインしろ!」「私が何もできないと思って なめるな…!」 ついに離婚届を突きつけることができたのです。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月17日■これまでのあらすじ 仕事も家事もせず家族に当たり散らしてばかりいる夫と別れたい。しかし実家は頼れず、シングルでやっていけるか自信がなく離婚を先延ばしにしていた。仕事が見つかった矢先、夫から「おれたち本当に離婚するの?」と聞かれる。離婚ですら自分で決断できない自信のない夫のように息子を育てまいと妻はかたく決意する。 離婚に向けて一歩踏み出そうと始めたパート。 でも現実は甘くなく、ミスをしては叱られてばかりでした。 「ほらね、やっぱりあなたには無理なのよ」そんな母の声が、頭の奥で何度も響いて私はやっぱり“できない子”なんだろうかと自信を失いそうでした。 心が折れかけた時、息子が「カフェ行こうよ」と言ってくれて…。 ――あの場所だけは、何もかもを否定されずにいられる。 子どもたちの声、コーヒーの香り、誰にも責められない時間。 ここに来ると、心がホッとする。 園田に「最近元気ないね」と声をかけられて、思わず離婚を考えていることを打ち明けてしまったのですが、園田も、自分の親が離婚していたと教えてくれました。 「良かった頃の幸せがあるうちは我慢できる。でも、その貯金が尽きたら……苦しくなるだけ」というその言葉に、園田も苦労してきたんだろうなと感じました。 ふと見ると、息子が園田に駆け寄って抱きついていて驚きました。 こんなに素直に自分の感情を大人のしかも他人に出すなんて――。 気づけば、園田は私たち親子にとって、かけがえのない存在になっていたのです。 こんな風に寄り添ってくれる大人が、この世界にいるなんて。 私は今、やっと外の世界を信じることができそうです。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月16日■これまでのあらすじ 働かない夫に悩む妻は、中学時代の同級生が働くキッズカフェに居場所を見出す。仕事も見つかり前向きになっていたが、家に帰ると夫から「おれたちって本当に離婚するの?」と絡まれる。夫は自分に自信がなく自分で決断できない性格だった。似たもの夫婦だったが、変わらなくてはならないと妻は思う。 私も夫も、どこか似たような家庭で育ってきました。 兄弟と比べられ、「あの子はダメな子」と決めつけられ…何かやろうとすると、「失敗したらどうするの?」と、いつも止められて。 挑戦する前から自信を奪われて、大人になった今でも、私たちはその呪縛から逃れられていない。 実家も、夫も—— 本当は、ずっとそこに依存してきたのは私自身でした。 気づいたとき、心の底からゾッとしました。 でも、せめて息子には—— 自分を信じて生きられる人になってほしい。 このままの生活では、それすら奪ってしまうかもしれない。 「シングルで育てていけるのか」ずっと不安でした。でももう迷っている時間なんてない。 怖くても、不安でも、 私は、私にできることをやる。 息子の未来のために。 次回に続く(全25話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています
2025年05月15日■これまでのあらすじ 夫は働かず、いつも家族に八つ当たり。妻は離婚を考えるが、実家には頼れない。そんなある日、スーパーで大暴れする息子を止めてくれたのは、中学時代の同級生だった。現在漫画家をしている彼に紹介されたのは、彼が働く子連れウェルカムなカフェ。親子の居場所ができた妻は明るい兆しが見えてきたが、家にいる夫は不機嫌で…。 仕事も決まり、カフェで楽しいひと時を過ごして家に帰ると、いつもダラダラしている夫が私を待っていました。 仕事が決まったという報告に対して「仕事ねえ」と皮肉めいた返し。うっぷん晴らしに絡んできているだけとしか思えません。 さらに彼は「おれたちって本当に離婚するの?」と聞いてきたのです。そんなこと、息子が隣の部屋にいるのに今ここで話さなくても…。 夫は昔から自分では決めない人なのです。決断は責任を伴うから、自分ではしたくない。夫は離婚ですらあくまで「妻が言い出したこと」「妻の責任」にしたいのです。 でも私も同じ…。昔から自信がなくて、失敗を恐れて自分で決められない似たもの夫婦なのです。 息子のために私は変わらなくては…。 早くこの生活を終わらせたい! ※この漫画は実話を元に編集しています 次回に続く(全25話)毎日更新!
2025年05月14日■これまでのあらすじ 夫は半年前から仕事もせず家でゲームばかりしている。実家は頼れず、シングルになるのは不安で行き詰っていた。ある日スーパーで息子が大暴れ。その時息子を止めてくれたのは中学校の同級生。昔はケンカっぱやかった彼も今は落ち着いた雰囲気になっていた。 偶然恥ずかしい再会をした中学の同級生の園田。彼は家からすぐ近くにあるカフェで働いていました。 彼にお店に誘われたものの、いつ暴れ出すかわからない息子を連れてカフェに入るのは心配…。でも中をのぞくとお客さんはみんな子連れ。そこはおもちゃがたくさんある子連れウェルカムのお店だったのです。 良心的な価格設定なので、お店の常連になりました。他のママとおしゃべりして息抜きできるし、息子が落ち着いて遊んでいるのを眺めていられるのもうれしい。こんな場所が近くにあったなんて! カフェの中には、子どもを遊ばせながらお仕事をしているママも。自分も頑張ろうと思いパートの面接を受け、合格することができました。 せっかく気持ちも前向きになったところだったのに 家に帰ると夫が「お前 最近どこ行ってるの?」と夫の詮索がはじまったのです…。 ※この漫画は実話を元に編集しています 次回に続く(全25話)毎日更新!
2025年05月13日■これまでのあらすじ 仕事も家事もせずゲーム三昧、おまけに家族に怒鳴り散らす夫と離婚したい。でもシングルでやっていけるか不安…。母に相談するも、実家に帰ってこられても困ると突き放される。帰り道に寄ったスーパーで、息子は自分の要求が通らなかったことに怒って…。 暴れてた息子に自然に声をかけて止めてくれた男性。泣き止んだ息子に驚きました…。感謝しかありません。 そしてどこかで会ったことがある人? って15年前、中学校の同級生だった園田でした。 昔はケンカっぱやくて怖い感じだったけれど、今は全然雰囲気が違っていて…気がつきませんでした。 親子で恥ずかしいところを見られたと思うと、今すぐ逃げ出したい気持ちになりました…。 ※この漫画は実話を元に編集しています 次回に続く(全25話)毎日更新!
2025年05月12日■これまでのあらすじ 息子がイヤイヤ期に突入した頃から家族に無関心だった夫。働いていた店が休業になってからは、家でゲームばかりして家族に当たり散らしている。息子のためにも離婚すべきか迷うが、シングルマザーでやっていけるか不安がつきまとう。実家で母に相談するが…。 夫が働かないことを相談すると、「おだてて働いてもらいなさい」と言う母。私の要領が悪いから離婚することになる。夫が働かないのはまるで私の責任かのような口ぶり…。 やっぱり、母に相談しなければよかった。 祖父母の面倒もあるのに実家に戻ってこられても困るというのが母の本音なのでしょう。優しく受け入れてもらえるという期待はしていませんでしたが…まさかここまで言われるとは…。 帰り道、家でダラダラしているだけの夫から夕食の催促。苛立ちを抑えながらスーパーに行きました。しかしそこで息子がお菓子をねだって大泣きしたのです。 止めようとしても聞かず、お店の商品が棚から落ちていきました。その暴れる姿は、まるで夫みたいでした。 暴れる息子を抱えたまま、私はどうしていいかわかりませんでした…。 ※この漫画は実話を元に編集しています 次回に続く(全25話)毎日更新!
2025年05月11日■これまでのあらすじ 息子がイヤイヤ期に入った頃から子どもへの関心が薄れた夫。半年前働いているお店が閉まると、ずっと家でゲームをして家族に当たり散らしてばかりいる。家族仲は最悪。このままでは息子にも悪影響でしかない。妻は何とかしなくてはと思うが…。 実家には離婚した母と祖父母がいて、息子もここでは楽しそうにしています。もしかして…母は孫のためになら協力してくれるかもしれない…。 私は思い切って、夫との離婚を考えていることを母に相談しました。しかし母は「あなたの力量が足りないだけじゃないの?」と、私を責めることしか言いませんでした。 母の冷たい言葉にショックを受けましたが…母は昔からこういう人だったのです。それでも…少しだけ期待していたのに。 ※この漫画は実話を元に編集しています 次回に続く(全25話)毎日更新!
2025年05月10日6年前、流産を経て待望の息子を授かった時はまだ夫婦仲はよかったのです。 でも息子のイヤイヤ期に夫は息子に関心がなくなり…夫婦仲も悪化。もう何年もまともに会話ができていません。 最悪なことに、半年前に夫が働いていたお店が休業。今も仕事もせずゲームばかりしています。せめて家事と育児をしてくれるなら私が働きに行けるのに…。 ゲームに負けると機嫌が悪くなる夫は、負けたのを私たちのせいにして怒鳴りました。「俺だって家族がいなけりゃ自由だったんだ」って…。 もう限界。私が何とかしないといけない。でも、私がシングルマザーとして息子を育てていける…? 不安しかありませんが、息子のためになんとかしないと…! ※この漫画は実話を元に編集しています 次回に続く(全25話)毎日更新!
2025年05月09日