1992年生まれのライター。お笑いや演劇といったエンタメ / カルチャーの分野を中心に、様々なメディアで記事を執筆している。
■職場のお局・つぼえさんとの衝撃的な出会い これは、百貨店で派遣として働いていたパチ美さんが実際に体験した、職場いじめの話です。ある日出社したパチ美さんが、制服に着替えようとしましたが……。 新卒で入社したブラック企業を退職後、海外留学へ行く予定でしたが、家庭の事情で留学できなくなってしまったパチ美さん。 急いで就職するために求人情報を集めていたところ、百貨店の派遣の求人を見つけました。正社員を希望していましたが、接客が好きだったパチ美さんは「1年間だけやってみよう」とその求人に応募し、無事に採用されました。 パチ美さんは、同じく派遣として働く同期の10人とともに、他部署へ挨拶回りに行きました。そこで出会ったのが、今後パチ美さんに嫌がらせをしてくるお局・つぼえさんです。 金髪で、上下につけまつげを付け、大きなカラコンを入れているつぼえさんは、その売り場のボス的存在でした。そんなつぼえさんに目をつけられたパチ美さんは、百貨店で働いたことがあるのかどうか聞かれ……。 つぼえさんと衝撃的な対面を果たしたパチ美さん。しかし、派遣の同期には心強い人たちが揃っていました。 革小物部署のリーダーで、元他百貨店勤務経験があるベテランのAさんのほか、同じく他百貨店勤務経験があるベテランのBさん、Cさんや、パチ美さんと一番年齢が近く百貨店勤務も未経験のDさんなど。 特にAさんは頼りになる存在でした。 ■業績のいいパチ美さんを妬み、始まった職場いじめ パチ美さんが働いていた売り場は、様々なブランドの商品があり、スタッフ1人が2〜3ブランドを担当していました。 百貨店勤務未経験のパチ美さんは、年に2〜3個売れたらいい方なマイナーなブランドを担当していましたが、お客さんへの提案方法を工夫した結果、多くの商品を売り、全体朝礼で表彰されることに。 さらには、お客さんからの感謝の声も多く届き、またもや全体朝礼で表彰を受けました。大手ブランドからも、パチ美さんに売り場を担当してほしいという声がかかり、部長もご満悦でした。 しかし、そんなパチ美さんをよく思わない人も出てきて……。 無視やパチ美さんに聞こえるように悪口を言い始めた、つぼえさんたち。さらには、バックヤードでの用事を申し付けられ、売り場に立てない状況にされました。 結果として個人売上は下がり、事情を知らない他のスタッフにも印象操作をされてしまいました。 そのことを革小物部署のリーダーのAさんに伝え、つぼえさんにバックヤードでの用事を申し付けられても断るようにしたパチ美さん。それにより、個人売上はもとに戻ったものの、つぼえさんからのいじめは続きました。 そして、つぼえさんからのいじめを受けていたのはパチ美さんだけではなく、たった数ヶ月の間に4人がいじめによって辞めてしまいました。 つぼえさんからのいじめは、ここから加速していきます。いじめに対して、パチ美さんはどう戦っていくのでしょうか……? ■作者のパチ美さんにインタビュー ー他部署への挨拶回りで、つぼえさんから唾を飛ばされたのは衝撃的だったかと思います。その際、パチ美さんが思ったことを詳しくお聞きしたいです。 あまりにも予想外の出来事で、一瞬脳が思考停止しました。その後は漫画にもある通り「なんやこのクソBBA…(怒)」と脳内で毒づきましたね(笑)。 ー一緒に挨拶回りをしていた派遣の同期の方は、パチ美さんに対するつぼえさんの行動を見て、どのような反応をされていましたか? 周りも私と同じく絶句してました。その場の雰囲気からつぼえさんには逆らってはいけない空気感を感じて、誰も何も言えずただただ愕然としてました。 ーつぼえさんが売り場で派遣スタッフの方たちを大声で叱っていたとのことですが、お客さんがざわついたり、クレームが届いたりするなど、業務に支障は出ていませんでしたか? つぼえさんが大声で怒鳴っている様子を見て、お客様がそそくさと売り場を離れられることは多々ありました。クレームももしかしたら届いていたかも知れませんが、私達売り場スタッフに共有されることはなかったです。 ーパチ美さんが職場で経験したいじめは、かなりきつかったと思います。辞めた方も大勢いた中で、パチ美さんが仕事を続けられた理由を教えて下さい。 私は負けん気が強いので、つぼえさん達からひどいことをされても「絶対この人達が喜ぶような反応はしない!」と決めていました。何より接客業が好きだったので、くだらないいじめよりも目の前のお客様に集中しようと努めてました。 ■職場いじめを繰り返すつぼえさんを待っていたものとは? つぼえさんからいじめを受け続けるパチ美さんでしたが、ある日、本部の人がつぼえさんを訪ねてきます。 どうして本部の人がつぼえさんを訪ねてきたのか、つぼえさんは何故職場いじめをするモンスターお局になってしまったのか。これから怒涛の展開が待っているので、ぜひ最初からチェックしてみてください。 お局いじめと戦った話 1話目を見る
2025年03月05日■働いていた店舗の別売り場が万引きの被害に これは、社会人1年目で洋服の販売職をしていた、たにさんの実体験です。ある日、店長から「他店舗で万引きが増えている」という報告を受けた、たにさんたち。すると、同期のおかちゃんも万引きの被害にあっていたことが明らかに。 たにさんが働いていた店舗は規模が大きく、商品数も従業員数もお客さんも多い環境でした。万引きが起きたら、その瞬間に捕まえるしかなかったのですが、広い店舗の中ですぐに店長を見つけることは難しく……。 おかちゃんが担当する売り場で、大量の服を試着室に持ち込み、売り場に戻さない2人組がいるとのこと。何度注意しても聞かないため、不審に思ったおかちゃんは万引きを疑って、店長を探しに行くことに。 売り場を離れている間、別の従業員に怪しい2人を見張ってもらっていたものの、少し目を離したすきに姿を消してしまいました。 試着室に大量に持ち込まれていたはずの商品は跡形もなく、万引きされたと判断したおかちゃん。店長とたにさんも一緒に手分けして怪しい2人を探したものの、見つからず。 監視カメラの映像も荒かったため、誰が万引きを行ったのか特定できませんでした。 ■万引きが疑われるお客さんに声をかけてみたら…… おかちゃんの売り場で万引きが発生してから数週間後、たにさんはとあるお客さんに話しかけられました。何か商品を探しているのかと思いきや……。 たにさんに話しかけたお客さんは、その人が商品をカバンに入れたところを目撃したと言います。しかし、たにさん自身はそのお客さんが万引きした瞬間を見たわけではありませんでした。 不審な動きをしている人を見つけたら、すぐに店長を呼ぶように言われていましたが、万引きしたかもしれないお客さんは、お店を出る直前でした。 声をかけるか悩んだたにさんですが、万引きを目撃したお客さんに後押しされたことと、本当に万引きをしていたら許せないという気持ちもあり、勇気を持って声をかけることにしました。 ■作者のたにさんにインタビュー ー「あの人が万引きしているところを見た」という報告を受けた時は、混乱したところもあったかと思います。報告を受けた時に、たにさんがまず何を思ったかを伺いたいです。 めちゃくちゃ驚きました。あとは怖かったです。この時は本当にまだ若く、そんな報告を受けたこともなかったので。ただ何とかしなければという思いもありました。 ー自分の目で見ていない状態で、万引きを疑われているお客さんに声をかけるのは怖かったと思います。それでも引き下がらずに声をかけられた理由を教えて下さい。 やっぱり自分が発注したり売り場に出した商品ですし、もし万引きが本当だとしたらまた繰り返しされるかもしれない。そう思い勇気をだして声をかけました。 ー万引きを疑われたお客さんが逃走した際は、どのように思いましたか? は!?!?って思いました。と同時に万引きしたのだと確信しました。 ー社会人1年目にして、万引き犯と遭遇したのは、かなりショックが大きかったのではないかと思います。その後の仕事に支障は出ませんでしたか? その後はしばらくしんどい時もありましたが、同期や家族に話を聞いてもらい、だいぶ精神的に楽になりました。あとは本当に忙しかったので時間が解決したともおもっています。 ■逃走したお客さんを追いかけると、修羅場が待っていた たにさんが声をかけたお客さんは、思わぬ場所に向かって逃走。追ったたにさんを待っていたのは、長い戦いでした。万引きを疑われたお客さんが、ここからどんな行動に出るのか、たにさんがどのように奮闘したか、ぜひ続きをチェックしてみてください。 万引きおばさんをつかまえろ! 1話目を見る
2025年02月26日■終電間際の電車で迷惑行為に巻き込まれた夫 ■相手は迷惑行為の常習犯。駅員に対応を任せたが ■作者のパチ美さんにインタビュー ー夫さんに「20代の時に書類送検されたことあるよ」と言われた際の、率直な感想をお聞きしたいです。 夫が犯罪を犯すような人間ではないと分かっているので、「え、こんな真人間が何がどうなって書類送検!?その話詳しく聞かせて!!(笑)」と興奮しました(笑)。 ーこのマンガは夫さんのお話をもとにしていますが、話を聞いていた中で一番感情が動いたところ(びっくりした、イラッとした等)はどこですか? おじさんが何度も同じ迷惑行為を繰り返していたことに一番腹が立ちました。絡まれた人はもちろん、怪我をしてないのに救急車を呼んだり、警察のお世話になったり…どれだけ広範囲に迷惑かけてるのか分かってるの!?と許せない気持ちになりました。 ーもしもパチ美さんが同じように電車内で絡まれたら、どのように行動すると思いますか? 私は根がビビりなのですぐに逃げると思います!でも暴力を振るわれたらさすがに警察を呼びますね。心臓バクバクさせながら(笑)。 ■レク夫さんの運命はいかに 検察から呼び出され、取り調べを受けることになったレク夫さん。電車内でのトラブルは、いつ遭遇するか分からないもの。無実のはずのレク夫さんがこの後どうなってしまうのか、ぜひ続きをチェックしてみてください。 無実の夫が書類送検された話 1話目を見る
2025年02月05日■オカルト好きが高じて、心霊スポットとして有名な漫画喫茶でバイトをスタート ■バイト仲間と共に、様々な心霊現象に遭遇 こちらはNAPBIZブログに投稿された漫画です。作者のパチ美さんに、このバイトにまつわるいくつかの質問をしてみました。 ■作者のパチ美さんにインタビュー ー第1話では、霊感はないけれど「なんかここ嫌だな」というのは分かると書かれていました。「なんかここ嫌だな」という感覚について、もう少し詳しくお聞きしたいです。 視界が狭く暗くなる感じがする、空気が濁った黄色っぽく見える感じがする、背後の圧迫感を感じる、急に周りの音が聞こえにくくなるなど、言葉にするのは難しいのですが明らかに他の場所とは違った雰囲気を感じます。 ー現在でも、「なんかここ嫌だな」という感覚を感じることはありますか? 「なんかここ嫌だな」という感覚は今も残っていますが、若い頃よりも感覚が衰えている感じはします。最近だと、初めて行った地下鉄の駅の、ある出口だけを気持ち悪いと感じて迂回したことがあります。その出口は照明が明るくて利用者も多かったのですが、なぜか他の出口と比べて薄暗くて天井が降りてくるような圧迫感や「なんとなく近づいてはいけないオーラ」を感じました。 ーオカルト好きが高じて、心霊スポットの漫画喫茶でバイトを始められていますが、パチ美さんご自身は怖がりでもあるとのことで。2年間バイトを続けられたのは、どのような理由からでしょうか? 無類の漫画好きのオタクだったので、漫画に囲まれた漫画喫茶という空間で働くのがずっと憧れだったんです。また朝6時開始のシフトだと、毎週月曜日に、当時の愛読書だった『週刊少年ジャンプ』を誰よりも早く読めるのも、楽しみのひとつでした(笑)。 ー『心霊スポットの漫喫でバイトしてた話』では、漫画喫茶でのバイト中に遭遇した、多くの心霊体験を描かれています。今までブログに載せてきた中で、一番怖さを覚えたのはどのような体験ですか? 結婚前で実家にいた頃、2階の自室でイヤホンをつけて作業しながら留守番をしていたら、自分以外誰もいないはずなのに、1階から私を呼ぶ声が聞こえたことです。この体験以来、家で1人でいる時にイヤホンができなくなるくらい、一番恐怖を覚えました。『思い出話』の1つとしてマンガをブログに投稿しているので、読んでみていただけると嬉しいです。 ■バイト先で次々と起きる心霊現象によって、パチ美さんに変化が? この後も、パチ美さんはほかの従業員と共に、あらゆる心霊現象に遭遇していくことに。そんな中でパチ美さんは、自分自身にゾッとする変化が起きていることに気が付きます。日常に潜む怖い話が好きな方は、この先何が起きるのか、ぜひ続きをチェックしてみてください。 心霊スポットの漫喫でバイトしてた話 1話目を見る
2025年01月24日