初めての海外旅行でイタリアへ行って以来、そのとりこに。OL生活に終止符を打ってから単身渡伊し、2014年からトスカーナ州フィレンツェに在住。トスカーナ州の美味を食べ歩くかたわら、現地の友人・知人たちの恋バナを収集中。新しい発見に驚くorあきれる毎日を送っている。
夏の週末ともなると、夜の野外イベントが数多く催され、街は深夜2時3時までにぎやかです。それに伴って出会いの場も広がる今の時期、いつもより気合いを入れておしゃれしている女性たちが目立つようになりました。 最近彼氏をゲットした知人女性もその一人ですが、彼女の場合は少々変わっています。 友達の家のパーティーへ行くため、ピンヒールを履いていた彼女。最寄りの駅から電車に乗ろうとしたら靴が片方ぬげ、振り向いた瞬間、電車のドアが閉まって彼女は次の駅に。あわてて引き返したら、元の駅のホームで男性が彼女の靴を持って立っていたそうです。 それがきっかけで連絡先を交換し、おつき合いがスタートしたとか。このように、変な出会いすらも恋のチャンスに変える、イタリアの人たちの恋愛スキルの高さに驚かされてばかり。ここでは、そんな彼らのエピソードをご紹介します。 ■1.ウォータースライダーで急所にヒット 友人と屋外プールへ遊びに行った知人女性の話です。ウォータースライダーにハマり、並び直しては何度もすべっていたそう。しかし最後にすべりおりたとき、着水プールにまだ上がっていない人の影が。 気がついたときは遅く、彼女はその人に足から思いっきりぶつかりました。彼女が水から顔をあげると、目の前には腰を丸めて悶絶している男性の姿があったそうです。「私の足が彼のどこに当たったか、すぐわかった」と語る彼女。 すぐに平謝りしてプールから上がり、彼を支えながら救護室へ行きました。場所が場所だけにつきそうのも難しく、連絡先だけ交換して彼女は先に帰宅したそうです。幸い打ち身程度ですんだケガでしたが「彼から連絡が入るまで気が気じゃなかった。破裂させてたりしたらどうしよう、って考えたりしてね」と彼女はかなりナーバスになっていました。 ケガのお詫びにディナーをごちそうしたのがきっかけで連絡を取り合うようになり、おつきあいがスタート。今は同棲するための部屋を二人で探しているそうです。 ■2.空から落ちてきたジェラート 数年前、妹と南イタリアを旅行していた知人女性が、現地の夜祭を見るためにドレスアップしたときのことです。 その日街で買ったばかりの白いワンピースを着て、祭の写真をとるために腕を高く上げた瞬間上から何か固まりが「ボタっ」と落ちてきました。それがジェラートだと気がついたとき、上げた腕でかまえたカメラはジェラートまみれ。カメラにバウンドしてはねかえったジェラートが、買ったばかりのワンピースに大きなしみを作っていました。 上を見上げると、通りに面したマンションのバルコニーに、コーンだけ持った子供と男性の姿が…。「ごめんなさい、ちょっと待ってて!」と叫んで降りてきた男性に連れられ、そのお宅に上がったそうです。 「髪もジェラートがついてたから、シャワーを借りた。テンションが下がってしょうがなかったわよ」と語る彼女。シャワーのあと代えの服を男性のお姉さん(その家は彼の実家)に借り、彼女は妹と一緒にホテルに戻りました。 次の日、きれいになったワンピースと新しいカメラを持って、彼と子供(甥っ子)がおわびに来たそうです。「甥っ子ちゃんの可愛さに免じて許してあげたの」と笑っていた彼女。それがご縁となり、今ではその彼と結婚して2年ほど経つとか。 ■3.ローマの地下鉄で流血 ローマっ子の知人女性が、終電の地下鉄に駆けこみ乗車したときのことです。その電車を逃すとタクシーしか帰る手段がない彼女。「給料日前だったし、タクシーで深夜割増取られたくなかった」ため、彼女はとにかくホームへダッシュ。 そのかいあってギリギリ電車に乗れた…と思いきや、乗った勢いで顔からころびました。痛さをこらえながら起き上がると、窓ガラスにうつった自分の顔は鼻血まみれでした。「周りの人は冷めた目で見てるし、もう穴があったら入りたかった」と語る彼女。 そんな中、少し離れたところに立っていた男性がやってきて、彼女の顔を彼が首にまいていたストールでふいてくれたそうです。たまたま降りる駅が一緒だった彼は、鼻血が止まらない彼女を家まで送ってくれました。 「自分の家の近くに、こんなにかわいい子が住んでるなんて思わなかったよ。鼻血はともかく、絶対電話番号聞き出そうと思ってた」とそのときのことを語る彼に、彼女は苦笑いしていました。 意外なところにも恋のタネはころがっているものです。どんなときも、心のアンテナを働かせることを忘れなければ、素敵な恋をキャッチできる機会も多くなることでしょう。「転んでもタダでは起きない」気持ちで、積極的に行動してみてくださいね!
2015年08月10日イタリアのビーチはこの時期、朝早くから芋洗い状態です。大勢の人が夏の日差しを目いっぱい楽しむ姿を、あちこちで見かけます。 海大好きの知人男性もその一人ですが、うっかりビーチで寝込んでしまったある日、急激な日焼けが、やけどとなってしまい、病院へ。 医師からは「なぜもっと早く来なかったの!?」と叱られ、あげく予想以上の治療費を払うことに。「病院へ行くとお金がかかるから、って最初は自分でなんとかしようとしてたのよ」と、彼女はあきれていました。 イタリアは、日本のように「何かあるとすぐ病院へ行く」という習慣がない国です。治療費を抑えるため、自分でなんとかした結果、かえって高くつくことも少なくありません。 女性がからんだことにはお金をすぐ使うのに、こういう部分はサイフの紐をきっちり締める男性が多いようです。今回は、そんな彼らを見て学んだ「本当の金銭感覚を見抜くコツ」についてご紹介します。 1.小さなケガが大ごとに=目先のお金が気になるタイプ 春夏の間だけ、副業で山岳ガイドをやっている知人男性がいます。彼がガイドの仕事を始めたばかりの頃、下山中に転倒したことがあるそうです。 痛めた部分には冷しっぷだけで済ませましたが、数日後呼吸が困難になるほどの痛みに襲われました。見かねた同僚が救急車を呼び、病院で検査したところ数カ所ほど骨折していました。 「あのとき仕事はおろか、日常生活もままならなかった。治療代を惜しまないで、すぐ病院へ行けばよかった」と語る彼。請求書を思わず二度見するほどの治療代がかかり、彼女や家族にとても心配をかけた…と嘆いていました。 ちょっとしたケガだと放置しがちなものです。悪化しても「時間がない、お金がもったいない…」と受診を先延ばしにするようなら、「あとあとどうなるか」の予測をしないタイプといえるでしょう。 目先のお金を気にした結果、あとから問題になることが多ければ、家計を維持する能力に問題があるかもしれません。将来を共にするパートナーとしては考えないほうがよさそうです。 2.ささいなことですぐ病院へ行く=無計画にお金を使うタイプ 小さなホテルを経営している知人男性は、イタリア人ではめずらしくすぐ病院に行く人です。小さい頃風邪をこじらせ入院したことがあり「それ以来、身体の変化に敏感になった」そう。 昨日からのどが痛むから、というだけで医者に駆けこむのも1回や2回ではありません。彼のかかりつけ医と偶然カフェで会い、最近彼はどうですか? と聞いたところ「冷房かけっぱなしで寝て風邪ひいた! って来たよ」と苦笑い。 「彼は虚弱体質でもないし、生活も普通。多少の風邪は生活習慣と食べ物に気をつければ、自分で治せるものなんだけどね…」と、たびたびの来襲に少々あきれ気味のようでした。 風邪や病気の症状が出たら、早めに病院へ行くことは大事です。しかし、あまりにも医者の世話になるようなら、問題は病気そのものではないのかもしれません。 「受診したから大丈夫」という安心を求めて病院に行きたがる傾向がないかチェックしてみましょう。「身体のため」と理由をこじつけるようなら、無計画にお金を使うタイプの可能性が高いです。 3.健康維持に全力投球=ケチなタイプ 健康維持が高じてベジタリアンになった知人男性は、地元のどこのレストランでベジタリアンメニューを出しているかはもとより、メニューに利用されている食材が何なのかも細かくチェックしています。 そんな彼をまじえて新しくオープンした日本食レストランへ行ったとき、寿司はともかく焼き鳥やラーメンといったメニューにショックを受けた彼。 「和食って野菜料理じゃなかったの?」などといい出す始末で、食べられるメニューを探すのもひと苦労でした。しかし、お店の人に材料を事前に確認したにも関わらず、動物性の材料が使われた天ぷらうどんが運ばれてきました。 気がついたときはほとんど食べてしまっていた彼は、店に猛抗議。うどん代は無料になったのですが、店を出た後「いい気分とはいえないけど、うどん代がタダになってよかった」とボソっとつぶやいたのに、周りはドン引きでした。 健康維持に過剰なほど入れこむ人には、その裏側に別な理由が隠されていることも。 「病気になったときの医療費のほうが、健康維持にかかるお金よりかさむ」という本音がある場合、かなりのケチである可能性があります。 一緒に節約生活をすることが苦にならなければ、パートナーとしてある程度の将来性を見こめるでしょう。 愛があれば大丈夫、というセリフはすでに昔の話です。 一緒に人生を歩んでいくことを考えると、金銭感覚がしっかりしている相手を選ぶにこしたことはありません。こんなはずじゃなかった! と後悔しないよう、気をつけて。
2015年08月06日前回 は、イタリア男性が遭遇したとほほなエピソードをお送りしましたが、【後編】では、イタリア女性が体験したリベンジエピソードをお伝えします。 3.穴をふさがれた愛車 学生のときにモデルをしていただけあって、スタイルも美貌もばつぐんなとある女性がいます。特定の彼は作らず、自由な恋愛を楽しむ主義だった彼女。 数年前バーで素敵な男性と知りあい、何度か会ううちに、彼からおつき合いを申しこまれました。 しかし「特定の相手は今必要としていない」とかわしていたそうです。にも関わらずプレゼントやラブレターを送りつける粘着質な彼がうっとおしくなり、彼女は連絡を拒否しました。 そんな彼女がある日、他の男性と出かけるため愛車に乗ろうとしたときのことです。車のイグニッションにキーが刺さらず、エンジンがかかりませんでした。 「よくよく車を見ると、穴っていう穴が透明なものでふさがれてた」と語る彼女。 車のほぼすべての穴(マフラー以外すべて)が強力接着剤でふさがれ、かなりの金額の修理費を払うことになると知った彼女は、泣く泣く車を買い替えました。 「証拠はないけど、絶対あの彼がやったんだと思う」とグチる彼女でしたが、この経験にこりたのか「今は男性をとっかえひっかえしたりしてないわ。同じ目に遭いたくないしね」と語っていました。 4.銀婚式で浮気ムービー上映 高校を卒業してすぐ結婚・出産したある女性の話です。「育児やら家事やら仕事やらで、毎日が戦争だった」と語る彼女。それでも勉強をしたくて、子供が成人して家を出たすぐ後、進学を決意したそうです。 家族も協力してくれたおかげか、すんなり志望大学に合格し通学を始めました。しかし彼女は、大学で出会った講師と恋に落ちてしまいます。 彼女は当時を振り返って「ろくに社会を知らないうちに家庭に入ったから、人と出会う経験が薄かった。だから、恋愛に飢えていたのかも」と語っていました。 在学中に銀婚式を迎えた彼女は、当日の夜に夫と子供たちが用意してくれたディナーをかこんで、家族や親戚とにぎやかにパーティーをしたそうです。 夕食の後片付けが終わりリビングでくつろいでいたとき、夫が用意したDVDをみんなで見ることになりました。 結婚前の二人の写真や、子供たちの写真、動画がちりばめられ、和やかなムードで流れていく映像でしたが、最後の10分が大問題。 浮気相手といちゃつく写真がパラパラと流れる展開に、子供たちはもちろん周りはただ絶句、水を打ったように静かになりました。 「見て分かったと思うが、今日は僕が人生を考え直すスタートの日だ。その手始めに、君とは今日から別居する」と夫が静かに説明した後、パーティーはすぐお開きになりました。 彼女は有無をいわさず夫の車に乗せられ、駅の近くにあるホテルにほうりこまれたそうです。 数年後に離婚が成立し、現在シングルの彼女は「あのときのことは未だに後悔してる」とこぼしています。 恋に落ちるのは簡単ですが、別れは何倍も難しいもの。傷つき、傷つける痛みを受け止める覚悟がなければ、必要以上にこじれてしまいます。 「復讐したり・されたり」の最低な別れ方にならないよう、気をつけてくださいね!
2015年07月30日恋愛の価値観の違いを表す言葉に「女性=上書き保存、男性=名前をつけて保存」という表現がありますが、私の住むここイタリアでもそれは共通しているようです。 とくに、イタリア人女性は「彼氏じゃなくなったら、知り合いレベル以下にシフト」する傾向が強くなることも。 しかし、「別れ」はそれほど甘くありません。未練たらたらな元カレに振り回されてくたびれてしまう女性の話もチラホラ耳に入ってきます。 ここでは、元カレと友達にならない女性たちのエピソードをご紹介します。 1. 浮気した元カレに復讐 仕事のストレスで20キロも太ってしまい、それが理由で元カレに浮気された女性は「浮気されたのもある程度は自分の責任、と思った」そうです。 別れる時はあっさりとしていて、自分でも意外だった…という彼女。しかし、別れてからしばらくして、浮気していた彼に対する怒りが再燃。 絶対見返してやろうとダイエットに励んだ結果、半年で20キロ以上の減量に成功しました。同時に、ジムで出会った年上の新カレ(イケメン)ともおつき合いがスタート。 その新カレを連れてなじみのカフェへ行った時に、元カレが居合わせていました。元気? と声をかけてきた元カレに対して「…どちら様でしたっけ?」と冷たく返して完全に他人扱い。 くやしそうな元カレの表情を見て、彼女は完全にふっ切れました。「あのとき冷たくしなければ、また連絡が来たと思うけどね。でも元カレと友達になるなんて、幻想よ」と鼻で笑う彼女の姿には、プライドを取り戻した女性のオーラがただよっていました。 2. 元カレがプチストーキング 元カレの超マザコン気質に、同棲してから気がついた知人女性がいます。同棲を始めてすぐ、元カレがお母さんに合鍵を渡していたことが発覚し、それが原因で大げんかになりました。 「たまに物の位置が変わってることがあったんだけど、たぶん留守中に、お母さんが来て掃除したりしてたんだと思う」と苦々しく語っていました。 耐えられなくなった彼女はケンカの後「ごめん、もう無理」と別れをつげ、すぐ実家に戻りました。 2、3ヶ月ほどたって、友達として連絡する程度に落ち着いたそうですが、ある日突然「まだ愛してるのに、どうしてわかってくれないの」という留守電攻撃&メール攻撃がおそってきたそうです。 極めつけは、元カレの待ち伏せ。「まだ愛してるんだ」と、彼女の気持ちはまったく無視でまくしたてる姿にドン引きした彼女は、危険を感じて近くのカフェに駆けこみ、助けを求めたそうです。 「すぐに警察と弁護士に連絡を入れて、これ以上つきまとわないよう警告してもらったわ」と語る彼女。元カレを友達にシフトするのはつくづく難しい、と心底感じたそうです。 3. 燃えないやけぼっくい ヤキモチ焼きの元カレをなんとか説得して、別れにこぎつけた知人女性の話です。 SNSの友人関係から携帯の電話帳、昔の手帳までひっぱりだして事細かに彼女の人間関係(主に男性)をチェックしようとする彼にうっとおしさを感じていました。 飼い猫(オス)にまでヤキモチを焼いている発言を聞いたとき、別れを決意したそうです。 しかし、別れる時の彼は拍子抜けするほど冷静でした。「他に男がいるんじゃないか!? って修羅場になると思ったんだけどね」と彼女は語り、彼のほうから「これからは友達として連絡を取り合おう」という提案を受け入れました。 ところが友達としてつきあって1年ほど経ったある日、カフェで彼が「君をわかってるのは、僕だけだ。身も心も、すべて」とボソッ。 友達としてやっていくんじゃなかったの? と聞くと「いつかは君が戻ってくれると思ったから、友達としてでもそばにいたかった」と発言する彼に「あんたのそういうところが嫌い」と返して、家に帰ったそうです。 「きれいなお別れなんて、存在しない」とつくづく思い知った、と語っていました。 「一番話のわかる友達=元カレ、と思いたがるのは女だけ」「自分の身体のことまで知ってる友達って、どうなのよ」とつけくわえた人もいるだけに、元カレとつながりつづけるのはハードルが高そうです。 新しい恋愛に切りかえていくためにも、未練になりそうなものは断ち切るほうが、あとあと良い結果を生むのかもしれませんね。
2015年07月29日夏の開放感か、街を歩くカップルの密着度が急速に高まっていくここイタリア。筆者は未だに、目のやり場に困ることがあります。 しかし、別れのシーンでは、彼らの愛情表現が180度ひっくり返り、壮絶な修羅場を迎えることも。かわいさあまって…という言葉を地で行く場合もあるようです。 ここでは、別の意味で背筋が凍り付きそうな、イタリア流・男と女の復讐ドラマをご紹介します。 1.アップル風味?のチョコレートケーキ 彼女の友だちと浮気していた、とある男性がいます。浮気の期間が長くなるにつれ、今の彼女は自分と合わないように感じてきたそう。そんな彼の気持ちの変化を知ってか知らずか、彼女はいつもと変わらない態度でした。 しかし、浮気が始まって2年と少したったある日のことです。彼女から「チョコレートケーキを作った。今日は遅くなるので先に食べててね」とメールが入ったそうです。 仕事が終わり家に戻った彼は、夕食の後に冷蔵庫からケーキを取り出してナイフを入れました。 「ずいぶん固かった。チョコレートがけだったから、チョコが固まったせいか? と思った」彼が、かなり力をこめてナイフを刺しいれた瞬間、食べ物ではなさそうな音が聞こえたそうです。 ナイフを差し込んだすきまから見えたのは、銀色と黒の「何か固いもの」。 あわててケーキの生地を取り除くと、彼が先月買ったばかりの最新ノートパソコン(欠けたリンゴでおなじみ)でした。 しかも、液晶部分には浮気の証拠写真が貼られ「くたばれ○○○野郎」という一言つき。彼女へ連絡しても「この番号は使われておりません」というメッセージが流れるのみで、そのまま音信不通となってしまったそうです。 女の怖さを始めて味わった、と彼は語っていました。 2.からっぽの部屋 自他ともに認めるイケメンのとある男性は、ヨーロッパ出張のたびに出先で浮気を楽しんでいました。しかし地元では絶対にそんなそぶりを見せず、彼女ひとすじの姿勢をくずさなかったそうです。 「お互いに自立した大人でいたかったから、同棲しなかったし、カギも渡してない」という彼を、ある日驚愕の光景が襲いました。 10日ほどの出張から戻り家のドアを開けた瞬間、部屋に何もなかったそうです。トイレットペーパーはおろか、すべての家財道具がなくなり、置いてあったのは、1枚のDVDだけでした。 友人の家にかけこみDVDを再生すると、家財道具がゴミ収集車に吸いこまれていくシーンが写っていたそうです。 言葉を失う彼に追い打ちをかけるかのごとく、一番最後に再生されたのは「浮気相手とのラブ動画」。 浮気のまっさい中に、彼がスマホで取ったものでした。 「消したと思ってたのに…彼女が抜きとったのかもしれない」と語る彼。家財がなくなったあげく、友人の前で恥をかいたショックから立ち直るのに、半年ほどかかったそうです。
2015年07月29日「大人だね」と認めてもらえることこそ最高の賛辞であるイタリアの子供たち。女の子は小学生からメイクを覚え、男の子は必死に口説きの練習…という光景を見たことも1回や2回ではありません。 しかし、そんな「背伸びする姿」がかわいらしくうつるのは、せいぜい中学生くらいまで。大人になっても「実はすごいオレ様」妄想をこじらせる男性は、イタリアでも「イタい人」扱いです。 しかもそういうタイプほど「オレ色に染めたがる」「キモ台詞のボキャブラリーが妙に豊富」だったりと、面倒くささもパワーアップ…。そんな「イタリア版中二病」の彼に振り回されてもめげずに、復活した女性のエピソードをご紹介します。 1.いい年こいてギャング気取り とある知人女性の元彼は、突然豹変。当時30代半ばでサラリーマンだった彼は、友だちから借りたヒップホップのMVを見て「目覚めた」そうです。 「だんだんオラついていく私服くらいならまだ許せた」と語る彼女は「ギャングスタ(気取り)なオレ様の隣にいる女=イイ女」とエスカレートする彼の期待にこたえるべく、ダイエット&おしゃれに必死になりました。 その努力が実り、あちこちで男性に声をかけられるモテ期がこのころピークに。「彼以外は興味ナシだった」そうですが、そんな彼女の努力が砕かれたのは、彼女の誕生日です。 誕生日おめでとう、愛してるよ…ロマンチックなセリフと一緒に渡されたプレゼントの箱には、変なデザインの金色のワンピースとレディ・ガガばりのハイヒール。 彼女は「もう限界」とその場で見切りをつけ、トイレに行くふりをして家に帰りました。次の日電話で即サヨナラをつげ、少し前に知り合った男性とさっそくデート。 「むなしい日々だったけど、女を磨いておいたことだけはよかったわね」と彼女は語っていました。 2.フシギな力を持つ男 よく行く本屋で知り合った男性とお付き合いした女性は、「彼はフシギな力があったらしい」と話していました。激務でいつも疲れを感じていた彼女を、彼はマッサージや瞑想でいやしてくれました。 しかし、効果はイマイチ。「インド哲学とか、中国の気功の話から始まってスピリチュアルな話題が多くなったわ。そうしたらある日、驚きの発言が出てきたの」と語る彼女。 彼は「自分はフシギな力を持っている、手からパワーが出ていてそれをコントロールしないと生活に支障がでる…」と言い出したそうです。納得した彼女は、彼の世界を共有したくてヨガを学び、インストラクターの資格をとりました。 身体の調子も良くなり、本業のかたわらヨガの教室を始めだしたころ、彼の浮気が発覚。「彼女(浮気相手)のエネルギーが、僕のパワーとシンクロしていた」「僕には彼女のエネルギーをチャージすることが必要だったんだ」等、浮気の理由としてはあやしすぎるセリフを並べたそうです。 「すぐ彼を追い出したわよ。ケガの功名?でヨガ教室が当たったからよかったけど、自分の見る目のなさに笑っちゃった」と、彼女は当時を振り返っていました。 3.まるでシュートメ ソムリエの学校に通う知人女性は、リッチな男性とお付き合いしていました。グルメな彼が連れて行ってくれるレストランは素敵なところばかりで、感激していた彼女。しかし、彼のグルメおたくぶりはエスカレートしました。 ある日、彼の自宅によばれ一緒にディナーを食べたときのことです。ディナーの序盤から、彼は彼女に手を添えてマンツーマンで食器やナイフ・フォークの使い方の特訓を始めたそうです。 「僕はきみにふさわしい男でいたくて、努力している。だからきみも、レディとしての振る舞いを身につけてほしい」と言われ、それからの彼女は必死に頑張りました。 しかし、その頑張りの糸もある夜にぶっちぎれたそうです。彼の家で深夜映画を見ていて小腹がすいた彼女は、お昼に買った小さなポテチの袋をバッグから出し、食べ始めました。 その姿を見ていた彼は「小皿に入れて食べろ」「指で食べるな」等、文句のオンパレード。それに耐えられず、今までためていた不満を彼にぶつけた後、彼女は家に帰りました。 「彼とつき合ってよかった点は、フランスのワインの美味しさを教えてくれたこと。それがなきゃ、今の私はなかった。それ以外は『一昔前の姑』みたいだったけど」と笑いながら、彼女は語ってくれました。 思わぬところで女性をジャッジ&導いていくところは、中二病のみなさんに共通しているようです。そんな彼氏に振り回されても後から挽回できるよう、女性側としては心の余裕を持っておきたいですね。限界まで耐えてしまうことのないよう、どうか気をつけて!
2015年07月26日本格的な夏をむかえると、お客さんを招いてみんなで夕食をとる機会が増えるここイタリア。 ディナーを切り盛りするのも話の中心になるのもだいたいマンマがつとめ、準備から終了まで休みなく動いている彼女達を見ていると「さすが」の一言につきます。 このように「お母さん=家庭の中心」だなと感じることが多いのですが、中でも「お母さんが尊敬され、大事にされているお宅」は特に大きな問題もなく、何事もうまく回っているようです。 おつき合いが長くなり、口に出さなくてもうすうす結婚を考え始めると、こうしたシーンで彼がどういう風にお母さんと接しているかが気になってくるものです。 日本ほど嫁姑というつながりがないイタリアとは言え、こういうところに頭を悩ませるのはイタリア女性でも同じと言えます。 そんな彼女たちから学んだ「彼の『いい夫度』を見極めるコツ」をご紹介します。 1.文句が多い 知人カップルとレストランでお昼を食べていた時のことです。 和食に興味がある彼女から「日本は夏、冷たくした麺を食べたりするんでしょ?」といろいろ聞かれ、答えていたところ、話題がそれぞれの実家で出されるごはんの話にシフト。 彼が実家のごはん事情を教えてくれたのですが、「量が多すぎる」「味つけが濃い」「あまったおかずをいつも持ち帰らされる」…等々、途中から文句のオンパレードに変身しました。 最初こそ、「イタリア人=マンマの味が一番」と思う人ばかりじゃないんだな、と思いながら聞き流していた私。 けれど、彼女のほうは「なんでもかんでも女がやってくれると思って、いい気になるんじゃないわよ!」とキレてしまい、デザートもそこそこにケンカがスタート。彼はなだめるのに必死でした。 お母さんに対して文句や注文が出るのは、愛情の裏返し。甘えられる居心地の良さが、彼を少しわがままにさせているのかもしれません。 思い通りにならないとすぐへそをまげる、やや面倒くさいタイプですが、愛情深さはピカイチ。 あなたの彼がこのタイプだとしたら、いつでも本音を話せるような関係を作ることで、家庭生活のストレスは避けられるでしょう。 2.べタぼめする つき合って10年が経つ彼と、結婚の話が出ている知人女性がいます。 新居を探して物件を見に行ったときの話や、新婚旅行の行き先選びでもめたエピソードなど、新生活をスタートするための話を聞いたのですが、途中で彼女がため息をもらしはじめました。 どうしたのよ…と聞くと「実は結婚を迷い始めている」とショッキングな一言が。「彼がお母さんのことをほめまくるのが、ちょっと気になる」というのがその理由でした。 息子なら当たり前なんじゃない? と聞くと「ほめる度合いが普通じゃない」と返した彼女。 実家にお邪魔するたび、ちょっとしたことでも大げさなほどお母さんをほめる彼の姿を見て、違和感を覚えたのがきっかけだったとか。 お母さんがやってくれること=当たり前、に思われがちなので、そういった点をほめる男性は気遣いできるタイプと言えるでしょう。 しかし、必要以上にほめてばかりいる場合は、自分の都合に合わせてもらえるよう相手をコントロールしたいだけ、という本音が隠れていることも。 モラハラにエスカレートしそうな雰囲気が出てきたら、すっぱり見切って次に行った方が無難です。 3.無関心 知人カップルから家飲みに招待されたときのことです。友人知人の数人をまじえてにぎやかに飲みつつ、話題が「うちのマンマのエピソード」になりました。 孫を喜ばせるためにアニメキャラのタトゥーを入れたマンマ、ペットに面白コスプレをして写真を取るのが趣味のマンマなど、いろいろな「お母さん像」が出てきて面白かったのですが、知人の彼は「うーん、別にないな」と一言で終了。 じゃあ、どんな人なの? 何歳くらい? お父さんと結婚してどれくらい経ってる? と他の友人がいろいろ聞きだしてはじめて、ポツポツ話してくれました。 しかし最後に「母親にあんまり興味ないんだよね」とつぶやく始末で、雰囲気がやや冷めたのを覚えています。 あまりにもお母さんに無関心なタイプは、過去に何かあり、心に傷を持っていることが原因であることも。 家庭を作りたいという気持ちが薄く、パートナー=同居人にスライドしていく可能性も考えられます。家庭や子供を持つことを希望するなら、このタイプは避けましょう。 「夫の母親に対する言葉は、妻が今の姑と同じ歳になったときにくり返される」とはよく言ったものです。 一生の相手を見つけるなら、相手の行動だけでなく言葉も観察してみましょう。将来のパートナーにふさわしいか、キッチリ見極めてくださいね!
2015年07月12日知人男性に、20年近く前に手に入れた日本車を大事にしている人がいます。買い替えようと思ったことはないの? と聞いたとき「いい車だから飽きない。思い出も多いしね。これからもずっと乗っていくつもりだよ」とニコニコしながら愛車自慢を始めました。 彼が長年、愛妻家(兼恐妻家)と呼び声の高い理由はこのあたりかもしれないな~、と思いながら小一時間、車トークを聞き続けた覚えがあります。 名車フェラーリやランボルギーニに代表されるように、ここイタリアも「車の国」です。「車を持たないオトコはモテない」とまでいわれるほど、デートでは欠かせないツールの一つとなっています。 日本のように週末、洗車場でせっせと車を洗うような風景はありませんが、「車を見れば持ち主がわかる」といわれるのは共通していて、ヒトくせもフタくせもあるような車は大体、オーナー自身の人柄をよく示す傾向があるようです。 ここでは、彼の愛車から見抜く「隠された彼の性格」についてご紹介します。 1.TPOに合わせた運転をしない=パートナーを大切にしないタイプ 何年か前、友人から紹介された人と初めてデートした時のことです。素朴そうな印象の彼は、愛車で待ち合わせ場所に来ました。ドライブが始まり30分ほど経ったとたん、突然、彼が豹変。 信号があまりないローマ郊外に入ると、とんでもないスピードで高速をぶっとばすありさまでした。「もっとスピード落として!」と頼んでも、エンジンの音でよく聞こえないようで「これだけ速いと、気持ちいいだろ?」ととんちんかんな返事。 その後もまったく会話がかみあわないままドライブは続行され、「この人とは無しだわ」と内心思いながら、ひたすら家に帰ることだけを念じたのをよく覚えています。 同乗者に気をくばらない運転の仕方は、遊園地でゴーカートに乗りたがる5歳児と大差ありません。たしなめても直らない場合は、ハンドルを握る自分の姿に酔いしれているだけの可能性も。いっときの遊び相手ならともかく、真のパートナーとしては避けた方が無難でしょう。 2.こだわりすぎるインテリア=いろいろと見境がないタイプ とある知人女性は、つき合ってから2年ほどで彼と別れてしまいました。彼女をまじえた女子飲みで、本人の口から出たその理由は「彼が車にお金をつぎ込みすぎだった」から。車の内装は革張り、パネルは木製、ギアシフトも特注の木製…とこだわりのインテリアが最初「とてもセンスがよくて素敵に見えた」そうです。 しかし、そんな彼が収入の大半を車につぎこんでいることを知ったとき、大ゲンカに。趣味はどんなジャンルにもあるものだし、別れる理由にはならないんじゃないの…と、女友達の一人が彼女にいった瞬間「じゃあ、そのために大金を貸せ、っていわれたらどうする?」といい返されてその場はシーンとなりました。 車のインテリアはかなりお金がかかるもの。頻繁に取り替えていたり妙にラグジュアリーだったりする場合は、熱中するとすべてをつぎ込むタイプかもしれません。二人の関係もおろそかになってくるようなら、スパッと見切りをつけ、早めに次へ行きましょう。 3.清潔感があまりない=周りに無頓着すぎるタイプ 女友達とその彼に誘われドライブへ行ったときのことです。彼の車の後部座席に乗せてもらったのですが、そこら中に落ちているポテトチップのくずと、空になったコーラのペットボトル(複数個)からただよってくる妙な臭いにやられ、車酔いになってしまいました。 女友達にそれとなく伝えたところ「具合を悪くさせて、本当にごめん。私からいうわ」と約束してくれました。昼食後、ガソリンを入れるため立ち寄ったスタンドで彼女が話を切り出し、3人がかりですぐ掃除することに。 そこそこきれいになった車内に乗りこみ「これで一安心…」と思ったのはいいのですが、ドライブが再開したとたん彼女が彼に猛クレームをつけ、ケンカになってしまいました。 あまり掃除をされていないような車の持ち主であれば、なにごとにも無頓着な性格なのかもしれません。こういうタイプは母性を刺激してくるので、世話焼きの女性にはうってつけなのですが、裏返すと「何から何まで面倒をみないといけないビッグなベビー男」である場合も。自立した男性を望む場合は、やめておいたほうがいいでしょう。 万一どれかのタイプに当てはまる場合でも、直接話して直るようなら見込みはあるかも。「相手を育てることも、いい女の条件の一つ」と心得れば、さらにハッピーな未来が開けてくることでしょう。その時は「干渉してくる面倒な女」扱いされないよう、気をつけて!
2015年07月09日知的でどちらかというとおっとりしたタイプの知人女性がいます。外見からは想像できないのですが、酔うと大トラに変身する彼女。 いったいそのエネルギーはどこから? というほどハンターな女に早変わりし、周りが気がついたときは、意気投合した男性とどこかへ雲隠れしていた…という展開になったのも1回や2回ではありません。 その彼女から「好きな人がいるのに、進展しなくてあせっている。どうしたらいいか」とバーで相談を受けたときは「アンタ、今さら何を? 本気で言ってるの!?」と目が点になってしまいました。 ハンタータイプで「狙った獲物は逃さない!」という女性が少なくないここイタリア。恋愛のスタートからおつき合いに至った後までハンター気質が抜けない女性ほど、あとあと苦労するケースも多いようです。 ここでは、そんなピンチもなんとか切り抜け、幸せをつかんだ人に学んだ「彼に追わせる、挽回のコツ」をご紹介します。 1.半年間サイレントモードになる 何年か前、バリキャリで美人の知人女性に男性を紹介したことがあります。 しかし初デート後の経過を聞くと、イマイチな雰囲気。彼女の積極的なムードに、彼がうまくノっていけなかったようでした。 お似合いかと思ったのに残念だな…と思った後はすっかり、二人のことを忘れていました。それから半年経った頃に、突然彼のほうから「彼女の連絡先、わかる??」と鼻息荒めの電話が。 彼からの電話を切った後さっそく彼女に連絡し、何があったのか聞いたところ「バカンス中、携帯をプールの中に落としてデータが全部消えた。 バックアップもしてないし、連絡先がわからなくて電話もメールもできなかったからそれっきりだったのよ」という単純な理由でした。 彼が私に連絡先を聞いてきたことを伝えると「彼、もろに私のタイプだったから、攻めすぎちゃったかもね。次は彼に頑張ってもらうわ」と笑いながら答えていました。 その1カ月後、彼女から「おつき合いがスタートした」という報告メールをもらったときは、よくここまで挽回できたな~と感心したものです。 2.引いている間に女磨きをする 趣味のSNSつながりで知り合った彼と数年前に結婚した知人は、「彼の、私に対する第一印象は最悪だったみたい」と話していました。 初めてのデートを彼女は「緊張してたのもあるけど、自分を知ってほしいあまりに、話すことは自分のことだけだった」と振り返っていました。 彼がいささか引いているのに気づいたときはすでに遅く、「用事があるから」と彼は帰ったそう。家に帰ってから一人反省した彼女は、いったん引くことを決意しました。 「とは言え、趣味つながりで会う機会はそれからも多いってわかってたから、とにかくダイエットや美容に気をつけて必死に自分を磨いたわ。 彼に見られても堂々としていられるようにね。異性の新しい友だちも増えたし、一石二鳥だった」と、思わぬ成果がついてきたことを語ってくれました。 3カ月ほど経ち、ようやく彼からアプローチを受けた時も「ガツガツ行かない。それだけ気をつけてたわ」と慎重に進めておつき合いを始め、今では彼のほうが、彼女に夢中だとか。 3.グループ行動に誘う いったんフラれた相手をあきらめず、恋を実らせた知人女性がいます。 最初、いつも連絡をするのは自分から、デートも数えるほど、という状態でした。勢いあまって告白したのはいいものの、いい返事がもらえず疲れきってしまったそうです。 「二人で会うことははぐらかされてばかりだった。でも、一緒に楽しみたくて。だから友達を誘って、みんなでワイワイやることにしたの」と、一歩引く攻め方にシフトした彼女。 他の人に彼を取られる可能性もあったんじゃない?と聞いたところ「それはお互い様。他の人に取られるなら、それはしょうがない」と捨て身の覚悟をしたそうです。 彼にはりつかず、多くの人と交流を持つようにしてから1年近くたったある日、彼からアプローチが。 久しぶりに二人っきりでデートした日「やっぱり、君を他の人に取られたくない」と彼の口から出たセリフを、今でもよく覚えている…と彼女は笑っていました。 自分がハンターになってしまうほど、深く好きになれる相手と出会うのは、そうたくさんあることではありません。 この人しかいない!と思う気持ちのあまり勇み足になりがちですが、本当に実らせたい恋ならあえて、心にブレーキをかけ方向転換することが必要な場合も。 上手に切りかえて、恋愛を楽しんでくださいね!
2015年07月08日自他ともに認める海好きの知人がいます。夏到来ともなると、ほぼ毎日のようにビーチへ繰り出す彼女の肌は琥珀色に日焼けし、いかにも「全身で夏を味わうイタリア女性」らしいもの。 夏に出会った素敵な男性との恋バナを聞いたのも、1回や2回ではありません。そんな彼女らしく、「海で出会った5歳年下のイケメンマッチョなライフセーバー氏と電撃結婚した」という話を聞いたときは「さすが!」と皆絶賛したものです。 夏の恋は熱しやすく冷めやすい、と言われるのはここイタリアでも同じです。しかしイタリアの人々を見ていると、小さなきっかけや気軽な出会いを次につなげていって、モノにするのが上手だなと思うこともしばしば。そんな彼らから学んだ、恋愛の芽をうまく育てていくコツをご紹介します。 1.ギャップを感じさせる バカンスで行ったビーチでご主人と出会った知人がいます。「ヘンな出会い方だったわ。今でも思い出すと恥ずかしくて死にそう」と彼女はおかしそうになれそめを話してくれました。泳いでいる最中に水着がはずれてしまい困っていた彼女を、たまたまそばにいた彼が助けてくれたそう。 彼が持って来たビーチタオルで身体をおおってホテルに戻った彼女は「恥ばっかりかけない!」と気合いを入れてオシャレし、彼の滞在するホテルに挨拶へ行きました。 そのときご主人は「最初のきっかけはともかく、こんな美人をぼくは助けたのか、と思って舞い上がったよ」と即、彼女をディナーに誘い、意気投合。バカンスが終わってからも連絡を取り合い、彼女が住むローマへ彼が引越してきてからはいつも二人で過ごすようになりました。 2年ほどの交際をへて結婚した二人ですが、入籍した日は、二人がビーチで出会った日。「片方しかない水着は私の勇気の証だから、大事にとってあるわよ。あのとき、恥ずかしさに負けずにがんばって、本当によかったわ」と笑う彼女は、とても幸せそうでした。 2.アドバイザーになってみる 大学で化学を教えている知人女性がいます。彼女が15年来のパートナーと出会ったのは、夏の野外イベントだったとか。飲食ブースで彼と相席になったのが、そのきっかけでした。挨拶から始まった会話がすすむにつれ、お互いのプライベートを少しづつ話すようになったそうです。 「当時彼は、ある資格の国家試験を控えていたの。なかなか成績が上がらないとため息をついてたから、学習のコツをあれこれ話したわ」と語る彼女。「よかったら連絡先を交換してほしい」と彼がイベントの使用済みチケットに自分の電話番号を書いたとき、彼女はなんとなくひらめくものを感じました。 イベント後も連絡し合い、試験終了まで彼女は彼にアドバイスを続け、合格した後は晴れておつき合いをスタート。今は彼の専属アドバイザーのようなものだ…と、二人のラブラブっぷりを話してくれました。 3.携帯や電話を使わないでアプローチ 5歳年上の彼と、10年経ってもラブラブな知人女性がいます。東南アジアをバックパッカーとして旅していたときに、バンコクの路上で知り合ったそう。同じイタリア人同士と分かった後は連絡先を交換して別れました。 一人旅の最中も彼がなんとなく気になっていた彼女は、その後の滞在先から彼のミラノの住所宛てに絵はがきを送ったそうです。 「お互い携帯は持ってなかったし、メールはいつどこでチェックできるかわからない。絵はがきならだいたいどこでも売ってるし、母国の住所なら確実に届く。それに、あとで旅の思い出にもなるかなと思ったの」。 この方法が見事あたり、彼女が帰国してから二人はおつき合いを始めました。彼は「外国からの郵便だから、やっぱりインパクトがあった。かつて行ったことのある土地から来るはがきだから、旅の思い出もよみがえってきて嬉しかったよ」と語り、彼女から送られてきたハガキのコレクションを見せてくれました。 たとえ、最初の出会いがささいなきっかけであっても、その後でどう転がすかは自分次第です。少しの勇気を出すことが、ハッピーエンドをつかむコツ。夏の恋だから短くても仕方ない…と思わないで、まずは行動してみてくださいね!
2015年07月07日「最近彼が彼女にプロポーズしOKをもらった」というとある遠距離カップルのために、二人をまじえ有志一同で婚約おめでとうパーティーをしたのですが、参加者の一人(女性)がパーティー中に突然号泣。そのまま帰ってしまったそうです。どうやら、「パーティーの直前に彼氏(その人も遠距離恋愛)からフラれた」というのが理由のよう。その場にいたとある知人は「気の毒としか言いようがない」と語っていました。 いつも一緒にいられないだけに、越えなくてはいけないハードルが多いのが遠距離恋愛です。その難しさは、ここイタリアでも同じ。一人でつっ走りすぎたり、悩みまくったあげく自爆したりというイタリア女性の「愛するあまりの不器用さ」を見てしまうと、かける言葉に困ることもしばしばです。一生懸命なのに、なんだかズレてしまう…そんな人たちの特徴をご紹介します。 1.はりきりすぎて疲れてしまうタイプ とある知人女性は、おつき合いを始めて4年経ったころ、彼がドイツの企業に転職。「一緒に来てほしい」と言われたそうですが、士業を営む彼女は地元に残ることを選びました。「彼の誘いを断った以上、遠距離のつらさを自分から積極的に埋めるのが、彼への愛情表現」…と考え、かなりはりきったそうです。毎晩2時間のSkype電話はもちろん、朝は彼にモーニングコール。「週末は飛行機でドイツに行って、二人で過ごしたわ。でも、疲れてきちゃって」そう語る彼女にとって転機だったのは、雨が降ったある週末でした。 「彼は外出したがったんだけど、私は家でくつろぎたかった。それが元でケンカになったの。『がんばってるのは私一人に思える。少し疲れた』とつい口から出たわ」。遠距離のストレスをお互いにぶつけあった結果、半年後に二人は別れることを選びました。「もうあそこまではりきるエネルギーはないから、今は特定の恋人を作らないことにしてる」と語った彼女の姿は、少し寂しげでした。 2.不安を自分で埋められないタイプ シチリアで暮らす男性と3年ほどおつき合いしていた知人女性がいます。なじみのバーで見かけるときはだいたい「彼がどんなに素敵な男性か」をノロケまくりで、バーのマスターや他の常連さんを辟易させていました。そんな彼女が突然姿を見せなくなったときは「とうとう結婚してシチリア生活かな?」と、皆祝うような口ぶりで噂していたものです。 しかしそれから2ヵ月ほどして、バーに来た彼女。最近どうしてる? とマスターが聞いた瞬間、彼女は「彼からふられた」と言い、泣き始めました。彼女をよく知る知人によると、彼からのメールや電話が一日でもとぎれると「なぜ連絡しないのか」「どんなに自分がつらい気持ちだったか」をしつこく訴える困ったところがあったそうです。「彼は本当にいい人だった。よくがんばってたわよ。彼にとっては彼女が子供すぎたんじゃないかしら」と、彼女はため息まじりで私に語ってくれました。 3.よそ見してしまうタイプ 可愛らしい外見とは裏腹に、黒い瞳がミステリアスな雰囲気の知人女性は、彼と最近破局。アメリカへ長期出張した彼と、最初のうちはマメにコミュニケーションをとっていたのですが、少しづつフィーリングがかみあわなくなってしまいました。「時差の都合もあってそのうち、彼からの電話をとれなくなってきた。代わりにSNSのチャットで話したりもしていたけど、あまり効果がなくてね」とボヤく彼女は、男友だちの一人に「どうしたらうまくいくか」を相談。 結局、親身になって聞いてくれる友だちに気持ちが移り、アメリカにいる彼との別れを決意しました。別れるとき相当な修羅場になり、「自分は遠距離恋愛に向いてない」とつくづく反省したそうです。 離れてしまってさみしく思うのはお互い様。相手の気持ちをくみとった上で「どうすれば二人が一番居心地良くいられるか」を考える必要がありそうです。ハッピーな未来を引き寄せるためにも、さみしさだけに気持ちをフォーカスしないよう、気をつけてくださいね!
2015年06月08日高校の同級生で、長年のいい男友だちである相手をふと好きになってしまい、「気持ちを伝えるか伝えないか、どうしよう」ともんもんと悩んでいる知人女性がいます。 彼女からの「自分はどう行動したらいいだろうか」という相談電話をもらったあと、ああだこうだとアドバイスして40分ほどで電話を終えたのですが、その1時間後にはすぐ相手をつかまえてデートに誘い、成功したとメールが。イタリア女性はチャンスを逃さずにパッと行動するそのフットワークの良さを間近で見て、すごい、同じように自分が行動できるだろうか…と感心したものです。 「仲は悪くないけど、もっとステップアップしたい」「できればカップルとして、二人の関係を深めていきたい」と願い、見事おつき合いをスタートさせた女性が実践した、二人の距離を縮めるコツをご紹介します。 ■1.自分がどうしたいのかを基準に行動する とある知人女性は、友だちの紹介で素敵な男性と知り合いました。しかし3、4回とデートを重ねた後、彼が転職。新しい仕事が始まってからはヨーロッパ各地を飛び回るようになった彼と、なかなか会う機会がとれなくなってしまいました。「まめに電話やメールはしていたけど、会う時間がなかった。会えない間は『彼にとって私はなんなのかしら』と一人でずっと考えっぱなし」と、当時を振り返る彼女。 自分が煮つまって余裕がなくなっていくのがわかってから、彼女はすぐ飛行機のチケットをとって彼の滞在国へ会いに行き、自分の気持ちをストレートに伝えたそうです。「彼がどう考えてるだろう?彼は何をしているだろう?…とか、何事も『彼』が基準になっていて、自分はどうしたいのか分かってなかった」ことに気がついた後は一人で考えるより会いにいくことを選び、見事彼とお付き合いをスタートさせました。 ■2.相手の気持ちを探らない 知人女性がフラれたときのことです。数回デートをして好感触を感じた相手に、自分からアプローチを始めました。仕事・友達の話や最近食べた美味しいものの写真など、他愛ないメールのやりとりの中「彼女はいるのか」「どういう女性が好みか」等、彼の気持ちを探るために遠回しな質問をしていたそうです。 それまで、そのやり方で彼女が失敗したことはなかったのですが「その人だけはちょっと違っていた」らしく、「いったい僕の何を知りたいの? 言いたいことがあるなら直接言ってくれ」と予想外の返事を最後に、彼から連絡がこなくなりました。 「彼は疲れてしまったんだと思う。とても率直な人だったから。私は『恋愛を成功させたい』としか考えてなくて、相手のことが見えてなかった」と反省した彼女。「次に素敵な人に出会ったら、3回目のデートのときに自分の気持ちを伝える」と決め、その通りに実行し、今は素敵なパートナーにめぐまれています。 ■3.一回の失敗であきらめない イタリア人にはめずらしく、かなり草食系の男性を好きになった知人女性がいます。音楽イベントで知り合った二人は、お互いに興味のあるアーティストのライブへ参加したり、ワークショップで活動を行ったりと、一緒にいる機会が多かったそう。プライベートでも飲みにいったりご飯へ出かけたり、周りから「つきあってるんでしょ?」と聞かれるほどに仲が良かったのですが、なかなか先に進みませんでした。 「彼が草食系だと聞いてたけど、それでも彼の口から愛の言葉が欲しかったから自分では行かなかった」のがその原因です。半年ほど経っても進展しないのが我慢できず、とうとう自分から「ちゃんとつき合わない?」とアプローチしました。 「しばらく考えさせてほしい」という返事しかもらえなかったそうなのですが、彼女はそこであきらめませんでした。「待つのは辛かったけど、催促したら逆効果になるのが怖かった。逃したくない大切な人だったから、今まで通り仲良くしていることに決めたの」と語る彼女。1ヶ月ほどしたある日、待ち合わせ場所に花束を持って現れた彼は「これからは、君のそばにずっといる」と、あらためてお付き合いを申し込んでくれました。 ハッピーエンドにつなげていくためには、女性も積極的になることが成功のヒケツです。彼の心の扉が自分に向かって開いていくよう、前向きに行動してみてくださいね!
2015年06月07日お付き合い経験が2回ほど&過去10年彼氏なし、というイタリア女性にしては珍しい知人女性がいます。飲み会の度に「もったいない!」「もっと頑張りなよ、いい人紹介するよ」といろいろ皆が気を使っていたのですが、毎回「私といてもあまり楽しくないんじゃないかと思う」と、聞いたこちらががっかりするようなセリフをはく困ったところがありました。 「愛したい」「愛されたい」と思うのに、肝心な所で素直になれず失敗してしまう女性は、ここイタリアでも少なくありません。しかしそこであきらめず、失敗を活かそうとすぐ次の行動を起こす女性はもっと多いです。今回は、そんな彼女たちから学んだ、こじらせ女子を卒業するコツをご紹介します。 1.ほめられたら素直に受け取る ある知人女性は、小さい頃から太り気味でした。太っているのをからかわれるのが苦痛だった彼女は、恋愛でも二の足を踏み気味。ある日、友人宅のパーティーで知り合いウマが合った男性から、何度かデートに誘われたのですが、彼女はすべて断りました。断った理由はなんと「彼の引き立て役になりたくないから。好きなんだ、君はステキな女性だ、っていわれても素直になれなくて。彼、イケメンだからからかわれてるんだと思った」。 ひどい女よね、私…と苦笑いする彼女でしたが、実は彼のほうが上手。断られてもあきらめず、アタックを続けたそうです。「彼が私をほめてくれると嬉しかった。その気持ちを素直に表現できるようになったとき、自分のかたくなだった心が変わっていった」と語る彼女は、それをきっかけにして「自分を変えよう」とダイエットに取り組みました。今は20キロ近い減量に成功し、彼とのラブラブっぷりも相変わらずだそう。 2.他人と比較しない 4,5年前に友人・親戚の結婚ラッシュがあったと語る知人は、その当時、付き合っていた彼と破局。彼女は当時を振り返って「その時、彼と6年つきあってて、結婚して子供がほしかったの。みんな結婚していくから、それがうらやましくて」と話しました。彼からは「子供を育ててもやっていけるほど、生活に余裕がない。周りがうらやましいのもわからないではないが、もう少し待ってほしい」と反対され、それがきっかけで大げんか→破局、に至りました。 他人を基準にしても自分の幸せはつかめない、と痛感した彼女は、失恋の痛手をいやすため世界を放浪する旅に出たそうです。「いろいろな人、いろいろな文化に触れることができて本当に面白かった。価値観が変わったわ」と語る彼女。帰国してからは、経験を活かすため旅行会社を起業。仕事を通して出会った今のパートナーと、落ち着いた大人の恋愛を楽しんでいます。 3.自意識過剰にならない とある知人女性が、社内の気になる相手にアプローチしたときのことです。あまりにもぎこちなさすぎて「君、だいじょうぶ?」といわれてしまったそう。気持ちが伝わらなかった…とショックを受けた彼女でしたが、2ヵ月ほどして彼と同じ社内コンペの企画を担当することに。「彼は普通にしていたけれど、こっちは意識してばっかり。『イタい女って思われてたら悲しいな』と思って、気持ちが態度や顔に出ないよう毎日頑張るのがストレスだったわ」と語る彼女。 ところが仕事の中盤で、彼のミスが発覚しました。それをフォローしたのがきっかけで、モヤっとしていた自分の気持ちが一気にクリアに。失敗するのは自分だけじゃない、と気づいたおかげでいろいろとふっ切ることができたそうです。その甲斐あってか、彼女の企画は見事入賞しました。そのお礼のディナーに誘われたのがきっかけで、彼ともお付き合いをスタート。今は仕事もプライベートも充実した毎日を送っています。 シンプルですが効果は絶大な、この3つのポイント。ひとつずつ確実におさえておけば、ハッピー体質になるのはそう難しくありません。できるところから実践してみてくださいね!
2015年06月06日facebookで知り合い、おつき合いを始めたカップルの話を聞いたときのことです。お互いにさぞ充実したページを作っているのでは? と聞くと、彼女から「私はそうでもないわ。むしろ、彼のほうがすごいの。自分のページに『二人であれした、これした』ってなんでもかんでもアップするのに今悩んでる」と意外なセリフが返ってきました。ソファーで眠っていた彼女の寝顔(彼女的にはNG顔)を、彼がラブラブコメント付きでアップしたのが原因で大ゲンカしたこともあるそう。愛のなせるワザじゃない! とつっこんでみると「まあね~」と、苦笑い半分でノロケてくれました。 歩きながら携帯を使い、夕飯のおかずをパートナーと大声で相談するようなイタリア人をどこでも見ますが、今は歩きながらSNSアプリでチャットする人の姿も多いです。おしゃべり好きのイタリア人だけに、TPOを選ばず利用できるコミュニケーションツールは大歓迎のよう。そんな彼らが実践しているSNS活用方法をご紹介します。 1.彼のハートを射止める SNSで知りあい、2年ほどの友だち関係からカップルへとステップアップした知人女性がいます。彼の趣味(ややオタkク系)を知った後、なんとか彼の心をつかむために、彼女は「彼の趣味のジャンルの記事や写真をネットで見つけて、自分のページにコメントつきで載せる」ことを実行していました。自分が知らなかった分野だけに、どんなネタだと彼が食いつくのかがよくわからず、最初のうちは苦労したと話す彼女。 「その記事は彼だけに見てほしかったから、閲覧は彼オンリーにしておいた」ところ、彼女の記事をヒントにして彼が作った作品が、見事コンテストに入賞。そのお礼のディナーに誘われた時、交際を申しこまれて今に至っています。彼女は「今では私も彼の趣味に協力することが多い。私もハマっちゃったみたい」とうれしそうでした。 2.二人のページを作る 知り合いに、二人で食べ歩くのが趣味というカップルがいます。特に彼氏のグルメぶりはすばらしく、彼がおすすめするレストランでハズレを引いたことは一度もありません。星の数ほどレストランがあるイタリアで、よくそこまで把握できるもんだね…といってみると「SNSで二人のページを作って、行ったレストランの記録を毎回アップしてるの」という答えが。 食べた料理の感想や写真だけでなくその日に行ったデートスポットや誕生日に何を送ったか、まで事細かに書いているそうです。プライバシーが丸見えになりそうな心配はありますが、「友だち申請、閲覧範囲はお互いの家族まで」「見られて恥ずかしい写真はNG」とルールを決めているので特に問題はないということでした。「彼がメモ魔なことがよかったのかも。後から読み返すと楽しい思い出がすぐ浮かんでくるから、私も気に入ってるわ」と笑う彼女は、とても幸せそうでした。 3.こっそり浮気をチェック 遠距離恋愛を始めて1年ほど経つ、とある知人女性は、彼のSNSを浮気チェックにこっそり使っています。下から見るとオーランド・ブルーム似の彼氏は、イタリア中を出張で飛び回っている忙しい営業マンです。社内恋愛のため、彼に関する噂を耳にすることもある彼女ですが、「基本的に自分の目と耳で確かめる」のがモットー。「彼のSNSは特に制限がかかったりしていないから、どこでも見ることができる。彼の記事がどこで何時頃アップしたものかすぐわかるから、浮気チェックにはもってこいなのよ」と語る彼女の姿は、イタリア女性らしく実にしっかりしているな…と思ったものです。 そのかいあって、浮気の兆候はまったくないそう。備えあればうれいなし! と豪語する彼女からは、遠距離恋愛にありがちな不安定さが感じられませんでした。 便利なツールが多いSNSだけに、その機能に振り回されてしまうことも起こりがち。「どんなことをしたいか」「どういう結果が必要か」をよく絞り込めば、使いこなすのもそう難しくありません。上手に活用して、ハッピーな恋愛を楽しんでくださいね!
2015年06月04日5月も中旬になると、テレビのコマーシャルでオーダーウェディングドレスのCMを目にする機会が増えました。街の家庭用品店で、新郎新婦への贈り物を選ぶ人たちの姿が多くなり、イタリアにも「ジューン・ブライド」の結婚式シーズンがやってきたなと感じます。 しかし、そんな幸せなカップルばかりではなく、「土壇場で婚約者に逃げられた」人の話もチラホラ。最初から相性が合わなかったのに、無理につきあったからこの始末…とグチまじりに嘆く知人(彼に逃げられた)に、その場にいた友人全員、かける言葉が見つかりませんでした。 いっけん幸せそうに見えても、結婚となると「超」をつけたくなるほど慎重なイタリアのカップル。結婚までさんざん引っぱったあげく、「やっぱり違う」と言われてあっさりフラれてしまう人も多いです。そんな、「ダメパートナーのレッテルを貼られてしまう女性」の特徴をご紹介します。 1.女王サマな女 とにかく彼氏が彼女にほれこんで、上げ膳据え膳を地でいくような知人カップルがいました。二人はかなり長いお付き合いなのですが、ある日知人づてに「彼女がふられたらしい」と話を聞いたときはビックリしたものです。しばらくして、カフェでその彼氏と偶然バッタリ。直接いきさつを聞いてみたところ「心から彼女を愛していた。でも彼女は、ぼくの気持ちを『そんなの当たり前』だと思っていたんだ」とつらそうに告白しました。「彼女が婚約指輪を受け取ったとき、死ぬほどうれしかった」と語る彼。しかし、それからの彼女は、自分の都合を彼に押しつけるとても一方的な態度に変身したそうです。 女王様になってしまった彼女の愛情を感じられず、彼は別れを選択。しばらくして彼女が執拗にすがりついてきたときにも、前の気持ちをまったく取り戻すことはありませんでした。「やっぱり人生の伴侶じゃなかった」とポツリポツリ話す彼の姿は、気の毒としか言いようがなかったのを覚えています。 2.お金の使い方を知らない女 エレガントなデザインの婚約指輪をいつも身につけていた知人女性がいます。でもある日会ったときは、彼女の指から指輪が消えていました。彼女が先に帰った後「どうしたんだろう、詰まったトイレでも掃除してたのかな?」と、その場にいたみんなでいろいろ想像していたのですが、どうやら「彼と破局し、指輪も返却を要求された」というつらい事情があったようなのです。 彼女の友人の一人によると彼女は「よく働く人だけど金銭感覚がおかしくて、欲しいものは全部買わないと気がすまないタイプ」だったそうです。クレジットカードの請求が毎月すごい額になっていたのを、彼氏に隠していたのが発覚した直後、激怒した彼氏からフラれてしまいました。それまで「素敵な大人のカップルだよね」と好意的に見ていた私を含む共通の知人は、誰も知らなかった彼女の一面を知った後、全員絶句していました。 3.一緒に食事を楽しめない女 10年ほどつきあった後、自営業の彼と結婚前提の同棲を始めた知人がいます。それまで実家暮らしだった彼女は、家事スキルがほぼゼロでした。唯一できる家事は、掃除機をかけてゴミを捨てるだけ…という状態。営業の仕事が忙しいせいもあり、食事に関しても外食かお母さんの作る食事ばかりで、ほとんど自分で料理したことがなかったそうです。「お互いに忙しいのに、彼は私にいろいろ教えてくれた。私も必死についていこうとしたんだけど、慣れないことが続いたわ」とつぶやく彼女。口ゲンカすることも珍しくなくなったある日、砂糖と塩を間違えたパスタを作って彼に出してしまったことがきっかけで、彼の心が折れてしまいました。 「一緒に暮らし始めてから今まで、家で落ち着いて食事を楽しんだことは一度もない。もうこれ以上、無理に思える」とため息まじりに彼がつぶやくのを、彼女は止められませんでした。しかし彼と別れた後「同じ間違いをしないよう」一人暮らしを始めてからは、彼女の料理の腕前はかなりのものです。今の彼とまだ同棲の話は出ていないそうですが、「もう二度とあんな理由で愛する人を失いたくない」と苦笑いする彼女の顔は、少しだけ切なさそうでした。 お付き合いを続けていくうち、その先の未来まである程度考えることが必要になってきます。「この女性とならうまくやっていける!」と彼に安心してもらえるよう、「彼の理想的なパートナーになっているか」をマメにチェックしてみてくださいね。
2015年05月25日みんなが見ている前で大ゲンカし、その場でお別れした知人カップルがいます。彼の浮気を責める女性の怒り方はすさまじく、彼のグラスの中身を彼にぶっかけるという、まるで映画のような展開。さぞ後味が悪かっただろうと思っていたのですが、2年くらいして「復縁したらしい」という話を飲みの席で聞かされました。事情を知っている友人知人たちは皆口々に「いったいどんな魔法を使ったの?」とただビックリするばかりでした。 復縁が新しい出会いを探すよりも難しいのは、ここイタリアでも同じです。たとえうまくいかなかった時でも、良い友人として人間関係を続けていくことも多く、彼らのコミュニケーション力の高さにはいつも驚かされてばかり。見事復縁を叶えた彼らが実践した、復縁のコツ3つをご紹介します。 1.アプローチはあまり間を空けない 遠距離恋愛になってしまった彼とすれ違いが重なったのが原因で別れた、知人女性がいます。別れた後、自分たちの何が悪かったのかしばらく悩み、その間自分の気持ちをひたすら見つめ直した彼女。「彼をまだ愛しているって気がついてからは、迷わなかった。でも、単にヨリを戻すんじゃまた同じことを繰り返しそうだったから、それだけは避けたかったの」と、どうやってアプローチしていくか綿密に考えました。 最初のアプローチは、別れてから4ヵ月くらいのタイミングを見計らって自分から電話し、会う約束をとりつけることに成功。そこからヨリを戻すのに、それほど時間はかからなかったそうです。「あまり間を空けてアプローチしてしまうと、私の存在を忘れている可能性がある。まだ彼の心に執着がある時期に連絡したほうがうまく行く」と成功のコツを語ってくれました。 2.気持ちをゴリ押ししない とある知人女性は、社内恋愛で3年ほどつきあった彼と別れた後、ショックのあまり体調不良に。「入院中、泣きっぱなし。しかも、お見舞いに来てくれる人に八つ当たりしたこともあるわ」と、しばらくどん底の状態が続きました。そんな状態から抜け出すきっかけをくれたのは、彼女の妹。「ある時、妹が『今の自分が、周りの人をどれだけ傷つけているかわかる? 今のお姉ちゃんの顔は、最低よ』と鏡を私につきつけたの。ひどい顔の女が、鏡の中にいたわ」と苦笑しながら語ってくれました。 気力も体力も取り戻した後、再度自分の気持ちを確認した後は、部署は違えど同じ会社で働く彼に対して、常にベストのサポートを行うよう心がけたそうです。「あせって気持ちをゴリ押ししない、これが一番のコツかな。どうでもいいことで連絡をとりたくなっちゃうけど、それは絶対にしなかった」と、自分の気が済むまで、彼の良きサポーター・友達でいることを優先。別れてから10ヵ月ほどしたある日に、彼から食事に誘われた彼女は「ヨリを戻してほしい」と復縁を申し込まれたそうです。 3.長期スパンで行動する 美人ですが短気で有名な、とある知人女性がいます。なじみのバーに彼とよく来ていたのですが、別れたという噂を聞いてからは彼女を見かけることがなくなりました。なじみのバーで久しぶりに彼女の姿を見かけ、他の常連さんをまじえて話をきくと「彼といっときお別れしてて、その間でかける気力がなかったの」という答えが返ってきました。彼女の短気さに耐えられなくなった彼が別れを切り出したとき、「彼がいなくなってから、自分がどんなに彼を必要だったのか身にしみた」と語る彼女。思いつく限りカウンセリングやセラピーに通い、自分を変える努力を続けました。しばらくして壁にぶちあたり「短い時間で自分の内面が簡単に変わるはずがない」とさとってからは、無理をしないことに決めたそうです。 「変わった自分を真剣に見てほしかった。復縁のための単なるアピールなんじゃないかと思われるのはイヤだったからね。『最低一年は時間をかける、それでダメだったら本当にあきらめる』と決めたの」と決断した彼女は、少しづつ彼に連絡をとり、10ヵ月ほどで復縁に成功。短気で有名だった、トゲトゲしたオーラはすっかり消えて、余裕のある大人の女性の雰囲気をまとっていた彼女の姿は、「どおりで雰囲気変わったわけだ!いい女になったよ!」と周りを納得させていました。 復縁への期待に胸がふくらみすぎて、つい行動をあせってしまいがちな人もよく見かけます。しかし、ガツガツした姿はよけい相手を引かせてしまうものです。相手の気持ちを最大限配慮し、段階をふんで進めていくことが成功のキモ。悩んだときに、ぜひ試してみてくださいね!
2015年05月24日数カ国語をあやつり仕事もバリバリこなす、一見モテ系の知人女性がいます。しかし彼女は酔っぱらうと、誰彼かまわず「昔の恋愛遍歴を長々しゃべったあげく、相手が男性だと口説く」困ったクセがあります。一緒に飲むときは絶対にほどほどで切り上げるのが鉄則で、知人内でも「いい人だけど、困ったちゃん」という扱いです。 老若男女問わず、多くの人がいつも愛を探しているここイタリアですが、空振りに終わってしまう人も少なくありません。かわいそうだけど、うかつに指摘しにくい、おまけにイタい…そんな目で生あたたかく見守られてしまう、残念な人の特徴をご紹介します。 1.理想を引きずる女 若いころモデルをしていた(本人談)だけあって、かなり美人な知人女性がいます。絵に描いたような肉食系でしたが、あるとき「何ひとつ思うようにいかない、なぜ私だけパートナーがいないのかしら」と嘆いたことがありました。他の友人に言わせると「思いどおりの男をつかまえるまで、絶対妥協しないのが原因」のようです。理想と比較してはあっさりと次を探しに行くため、周りもあきれてしまい、今は誰も彼女に協力しなくなりました。 「こういう恋愛をしたい」と自分のビジョンを持つのは良いことですが、思い通りになる恋愛はなかなかありません。実現する可能性の低い理想は、時間が経てば経つほど美化されやすく、それにより現実が見えなくなってしまいます。地に足をつけた恋愛を心がけましょう。 2.嫉妬を引きずる女 誰もがうらやむイケメンエリートと結婚した知人が、最近破局。結婚4年目で彼がしばらく単身赴任していた間、「夫が今どこで誰と何をしているのか、心配でたまらない」と夜中3時過ぎに友人へグチの電話をかけたり、ノーアポでご主人が勤務する会社へ押しかけたりと、離婚は彼女の様子がおかしくなったのが原因でした。嫉妬のあまり起こした彼女の行動は、多くの人に迷惑をかけ、そのケアに疲れはてたご主人(もちろん潔白)はとうとう、離婚手続を申請するはめになってしまいました。 愛されているのが信じられないとき、不安からやきもちを焼くのは誰にでもあります。しかし度をこした嫉妬の炎は、二人の全てを焼きつくすことも。周りを巻き込んだ場合、さらにやっかいな結果につながりかねません。いい女は取り乱さず、落ち着いているもの。常にクールダウンしているよう意識しましょう。 3.過去を引きずる女 とある知人女性は、一人の男性を他の女性と取り合った経験があります。彼はライバルを選び彼女の元から去って行ったのですが、そのせいか「あの女には負けたくない。二度と周りにバカにされたくない」が口グセになり、ギスギスした女性に変身。元はよく笑い面倒見のよかった人だけに、あまりの変わりように対して共通の知人は全員ドン引きでした。 恋愛は自分が幸せになるためのものであって、周りの誰かに勝つのがゴールではありません。傷ついた過去にしがみつく人に、素敵な未来が降ってくるはずはないのです。終わった恋を考えるのはやめにして、目の前に現れた人、手を伸ばせばつかめる新しいチャンスを手に入れましょう。 ムダなこだわりやしがらみにとらわれるのはいったん止めて、「どうしたら一番幸せでいられるのか」をシンプルに考えるよう心がけるのが、恋愛を楽しむためのキモです。困ったときは、少しだけ意識を変えてみてくださいね!
2015年05月19日筆者がローマ人の元カレとつきあっていたときのことです。ちょうど5月頃に、ふと「お互いなんとなくテンションが低い。彼のことは好きなんだけどな…」等もやもやと考えるようになってしまい、彼に心配をかけたことがあります。周りの知人友人に相談すると、「そういう時期はどんなカップルにでもあるから、一人で考えないで彼にちゃんと伝えたほうがいい」の意見が多数。見ていてこちらが暑苦しくなるくらい、ラブラブなカップルばかりに会っていたので「イタリア人カップルにもそんな時期があるのか」と内心驚きました。 心のおもむくままに恋愛を楽しんでいるように見えても、繊細な一面が裏側に隠れていることが多いイタリアの人々。いつも前向きに行動していく彼らの姿に、いろいろ気づかされることが多いです。ここでは、そんな彼らから学んだ、プチ不安を乗り越えるためのコツをご紹介します。 1.短いイベントで気分転換 理想の彼(マッチョ系イケメン)とおつき合いし始めた知人女性は、7ヵ月ほど経った後で「最近、なんとなく彼のテンションが低い」と感じ始めました。仕事の都合で会う機会が減った時期があり、そのあたりから家デートが増加。彼からの電話やメールの数も前より少なくなりました。「彼にやんわり不安を伝えたり、励ましのメールをしたりいろいろやったけど、あまり効果ナシ。自分だけ必死になっていたのがダメだった」と語った彼女。 最後にとった方法が「昼休みデート」でした。お互い、ローマ中心部のオフィスで仕事をしていて会いやすく、平日の昼休みに一緒にランチをしたり、街を散歩したりと短いデートを繰り返しました。これが当たり、彼のテンションは次第に元に戻ったそう。「環境を少し変えたことで、お互いに楽しめたのがよかったのかもね」と、成功のヒントを教えてくれました。 2.ときには身体の不調を疑ってみる 元カレが医学生だったという知人女性は、おつき合いしている間いつも気持ちが不安定でした。「愛してるんだけど、なんだか落ち着かなかった」と、自分でも不安の理由がわからないまま彼とのケンカを繰り返していたそうです。ある日のデートで、彼女が食後に飲んだ薬(市販薬)をみた彼は、体調について彼女を質問攻め。それが終わると、その場でタクシーを拾い、彼女と病院へ直行しました。検査を受けた結果婦人科系の病気が見つかり、すぐ治療を始めたそうです。 治療を始めてからは気持ちが落ち着く日が増え、彼とのケンカも激減。「元カレとは結局、3年くらいしてから別れてしまったけど、本当に感謝しているわ」と語る彼女。しばらくして出会った今のご主人とのラブラブっぷりは、結婚して6年以上とは思えないほどでした。 3.新しい自分を見つける カメラマンの彼を持つ知人女性が、外資系企業に転職したばかりの時です。しばらく激務が続き、心身ともにクタクタな時期がありました。デートでもイマイチ気合いが入らず、彼の話もなんとなく上の空だったそうです。心配した彼はある日のデート後、彼女の家に。「掃除もやる気が起こらなくて部屋はぐちゃぐちゃ。もちろん拒否したけど、一緒に掃除しようって言われて断れなくてね」と苦笑いの彼女でした。 5時間近くかかって部屋を片付けた後、彼は「これだけ服と靴、メイクグッズがあるんだからファッションショーをやってみよう」と提案。二人で似合う組み合わせを考えながら、アゲアゲの音楽を流しつつ写真を撮ることを繰り返しました。新しい自分を発見してみるのが面白くなった彼女は、それがきっかけで少しづつ自分を取り戻すことに成功。二人の仲も以前のようにラブラブモードに戻ったそうです。 不安定な気持ちは必ず、相手にも伝わっていくもの。自分の思いを言葉で伝えきれなくて、よけいケンカの種になってしまう場合もあります。そんなときは悩むよりも行動!二人の絆をより強くするためのヒントとして、イタリア流コツを活用してみてくださいね。
2015年05月18日彼と別れて半月ほどたった女友達から「誰か紹介して」と頼まれ、その精神的タフさに驚きつつ、男性を紹介したことがあります。初回デートの後しばらくして電話があり、「お互いに悪くなかったと思うんだけど、あれから連絡こないのよね。待ってるのに」と、暗に相手に探りを入れてほしいと言われたときは、さすがに断りました。 ここイタリアでも、そっけない相手の態度に悩んだり、ご縁を次につなげるための方法を懸命に探す女性は多いです。気の強いイタリア女性らしく「アタシ流出会い」を一から十まで貫く人を見ると、「もう少しピントを合わせた出会いを目指せば、うまく行くのに…」と言いたくなってしまうほど。「頑張っているのに、うまくいかない」そんな彼女たちの特徴をご紹介します。 1.社交辞令を読まない レストランのオープンパーティーで知り合ったイケメンに誘われ、その週末の土曜日デートをした知人女性。二人で素敵な時間を過ごしたにも関わらず、その後の彼からの連絡はナシ。連絡しても留守電ばかりで、メールの返事すら来ないことを彼女は嘆いていました。「会っている間は話がはずんで、いい感じになったと思ったのに」とうなだれる彼女をなぐさめるのに、たっぷり3時間はかかったのを覚えています。 プライベートで誘われると、相手に対して期待した結果「会うこと=プチ恋愛イベント」までテンションがあがりがちです。しかし、男性はそこまでのテンションではなく「どういう人なのか話してみたい」という程度なことも。実際に会っているとき、お互いのテンションに差がないかよく見極めましょう。 単なる社交辞令で女性に話を合わせているだけなら、どんなに盛り上がったところで彼の本音は「取引先の人と話をしている感覚」くらいなもの。話がはずんだ=イイと思ってもらえた、ではありません。デートしている間に次の予定を聞かれなければ、お断りされているサインです。 2.下心が丸見え とある知人女性は3、4年前に、積極的に出会いを探している時期がありました。そのときに知り合った相手はことごとく、デート一回で終っていたそうです。「君は痩せたら、もっとイケメンをつかまえられるよ」と言われてその場で逃げられたのがきっかけで、ダイエットを決意。 その日のうちにジムへ入会し、数カ月後には別人のように綺麗になっていました。「あのときたぶん、何が何でも彼氏が欲しい気持ちが丸見えだったんだと思う。太って不機嫌そうな女からそんな風に迫られたら、ほとんどの人は迷惑に思うんだって、わかってなかったわ」と苦笑いしつつ語る彼女は、現在素敵なパートナーと一緒に暮らしています。 どんな美女だったとしても、本音や下心が相手にわかってしまえば「無理」とすぐに拒否されてしまうもの。そんな内面の醜さは外からわからないだけに、伝わったときのインパクトが大きくなります。次の出会いでまた同じ失敗を繰り返さないよう、ガツガツしたところを見せずクールな振る舞いを心がけましょう。 3.自分をわかっていない 年下好きを公言し、いろいろなイベントに参加しては多くの知り合いを増やしている知人女性(50歳近く)がいます。その割にはパートナーに恵まれていないようです。偶然にバーで彼女を見かける機会があったのですが、その時一緒にいた男性とおそらく初めてのデートだったようでした。 彼女が席をはずしたとき、彼が携帯で友達に電話している内容が耳に入ったのですが、「もう早く帰りたい。別にオレ、彼女みたいなおばあちゃんはなんとも思わない」というセリフが聞こえてきたときは、次はないものと簡単に予想がつき、他人事とは言え、心から気の毒に思ったものです。 自分を過大評価しているタイプの人は、自分の気持ちを最優先し、今の自分では無理な相手を選びがちです。相手が自分を選んでくれる可能性の低さを考えずに行動してしまうので、例え相手が「失礼にならないよう当たり障り無く振る舞った」場合でも、勘違いして暴走する結果になりかねません。他人に迷惑をかけてしまう前に、よく自分のことを振り返りましょう。 1回会ってそれっきりの人しか現れないわけではありません。自分を変える少しの努力、たった一人の人を探す労力を、ムダに思ったらそこで終わりです。「自分にピッタリの人は必ずいる」ことをあきらめずに、出会いを探してみてくださいね!
2015年05月17日とあるカップルは、ひと月に1回ほど派手にケンカしています。一度だけ、3人で話しているときに二人がケンカを始めました。すごい勢いで言いたいことを言いまくる二人を見ていると、こっちがハラハラして落ち着かないものでした。30分くらいしてようやく落ち着いたと思ったら、今度は熱いハグ。あのときほど「やれやれごちそうさま!!」と言いたくなったことはありません。 ケンカの後もお互いにカラッとしているイタリアのカップルを見るたび、そのコミュニケーションスキルの高さに驚かされます。お互いの気持ちと信頼がある上でできることとは言え、ぶつかりあっても元に戻れる秘訣がどこかにありそう。そんな彼らから学んだ、上手なケンカのコツをご紹介します。 1.相手をある程度立てる ワンマン社長をパートナーに持つ、とある知人女性がいます。彼はプライドが高く豪快な人。怒らせたらただじゃ済まなさそうだな…と勝手に想像して彼女に質問してみると、「その想像がだいたい合ってるけど、意外とケンカを収めるのは簡単よ」と彼女から予想外の答えが返ってきました。「最初から自分の意見を100%通さない」のがうまく収めるコツで、「あなたの言うことにも一理ありそうね」といったん相手を立てた上で、残りの言いたいことを言うのがいつものやり方ということでした。 この方法で彼女の意見が通らないことはほとんどないそう。社長という仕事柄、プライベートも華やかそうなイメージに比べ、彼は彼女以外に浮いた噂一つ聞いたことがないという奇特な人なのですが、こういう彼女の賢さに彼はメロメロなのかもしれない…と感じたことをよく覚えています。 2.愛情を試さない バツイチで子供ありのキャリアウーマン、2回目の結婚ではご主人が14歳年下という知人女性は、ケンカのときに必ず守っているマイルールがあるそうです。「子供をダシにしない、彼の愛情を疑うことを言わない。3人家族になったんだから、これだけは守らないとね」と笑う彼女でしたが、そのルールを作るまでには一波乱ありました。 彼とまだつき合っているときに、つまらないことで始まったケンカがエスカレート。「どうせ私のことなんか『金稼いでくるオバさん』くらいにしか思ってないんでしょ!」と暴言を吐いたところ、彼が突然沈黙。次の瞬間家を出て行ってしまったそうです。携帯にも出ない彼の行く先を知るため彼の机の上を探すと、パソコンの後ろからリボンをかけられた指輪の箱が…。 やっと居所がわかった次の日、すぐ迎えに行き心から謝ったそうです。「あのとき人生で一番後悔したわ。それ以来、言いたいことだけ言うのはやめたの」と苦笑いしながらつぶやいた姿は、そんな経験も二人で乗り越えてきた強い絆を感じられるものでした。 3.過去をむしかえさない 幼稚園のときから同じクラス、つき合い始めたのは学生時代を合わせてかれこれ20数年、というツワモノカップルがいます。それだけ長い間お互いのことを知っていれば、たいしたケンカもしなさそうに見えましたが、意外とそうではないようです。「彼がけっこうナイーブにできてる人だから、昔は一度ケンカすると長かった。かなりうんざりするわよ」と彼女が冗談混じりに話してくれました。 割とイケメンな彼には学校や職場内でもファンが多かっただけに、浮気疑惑が持ち上がることもしばしば。その度にケンカを含め、とことん話し合ったそうです。「だいたいケンカの理由は同じだったわね。だから『あのとき××だった、○○だった』と昔の話をむし返したくなるけど、それだけはやめた。ケンカが堂々巡りになると、終わりが見えなくて相手の何もかもが嫌になる。そういうとき、自分の顔ってすごいブスになるのよね」と言う彼女。今でもそのルールを守っているおかげで、どんなに長くても1時間程度でケンカが終わるということでした。 価値観が違う二人が一緒にいる以上、まったくケンカしないわけにはいきません。お互いに歩み寄り理解しあうためにも、上手に切り抜けるコツをぜひ実践してみてくださいね!
2015年05月14日なじみのバーへ来た知人と、久しぶりに飲んでいたときのことです。彼女は最近つき合い始めたという自慢の彼と一緒に来ていて、3人で他愛ないおしゃべりをしていました。しかし、彼女がトイレへ行くために席をたってしばらくすると、さっきまで愛想よくオモシロトークをしていた彼氏が豹変しました。 いきなり私の手をにぎってきて、口説きモードに…。「今彼女が戻ってきたらどうしよう、痴話ゲンカに巻き込まれたくない!」とあせりながら、力一杯お断りしたのを覚えています。 ここイタリアでも「浮気の虫が止まない」人がいるのは同じ。パートナーに悩まされたときも、くじけずに行動するイタリアの人たちの姿には、いつも驚かされてばかりです。そんな彼らから学んだ、イタリア流・浮気対処のスキルをご紹介します。 1.感情的にならない 会うたびに、同伴している女性がいつも違う知人男性がいます。面白いトークでその場をなごませるのがとても上手な人なので、モテるのも納得でした。しかしある日、突然結婚を発表。どうやってあの彼を振り向かせたの?と、奥さんにストレートに聞いてみたところ「愛してるから。なんだかんだあっても、落ち着いているように努力したわ。彼にはそれだけで十分だったんじゃないかしら」という答えを返す彼女。いい女には余裕がある、という言葉を地でいっているその姿からは、何か特別なオーラがあるように感じたものです。 「浮気された!」と被害者意識を振りかざしてしまうと、嫉妬心や独占欲などの感情がとまらなくなりがちです。相手も歩みよれず、パートナーの醜い一面を見たとたん逃げ出してしまうきっかけになりかねません。感情的にならず「浮気にがっかりした」ことだけ簡単に伝えましょう。1週間ほど連絡を取らず距離を置くのもオススメ。お互いにクールダウンできる効果が見込めます。その後の展開を有利に持っていくためにも、相手の出方を観察できるくらいの余裕を持ってみて下さい。 2.相手を信じられるか考える 学生時代から十数年のつき合いをへて、来年結婚する予定の知人女性がいます。2、3年前から彼はアメリカで働いており、彼女にとっては初めての超遠距離恋愛でした。彼の浮気疑惑の相談に乗ったとき「つらいけど、きっと彼も同じようにつらいはず。だから、彼のことを信じる」という決断のセリフを聞いて、しっかりした女性だなと感心したものです。それだけに、結婚の話を聞いたときは本当にうれしい気持ちになりました。 パートナーが他の女性にもフラフラしているそぶりを見てしまうと、不安になるもの。怒りの矛先をつい相手にぶつけてしまいそうになりますが、そこは踏みとどまり「相手のことをどこまで信じられるか」をまずは考えてみて下さい。少しでも信じられる気持ちが残っているのであれば、愛情もそれについてくるものです。「愛情と信頼はワンセット」と心得て。安易に相手を切り捨て、後悔のタネにならないように心がけましょう。 3.二人が幸せになれるよう行動する 彼女がマスコミ関係、彼が中学校の先生という知人夫婦は一時、結婚直前に彼がふらっと浮気したことが原因で別れの危機がありました。「彼を責めるのは簡単だけど、それでは解決にならない。それよりどうすれば二人が幸せになれるのか考えた」と話す彼女。心から浮気を後悔した彼は、彼女がしばらく距離を置いていた間も毎日、彼女に花を贈り続けました。そんな彼の姿を見て「お互いそばにいることが、私たちの幸せ」と確信した彼女は、あらためて彼のプロポーズを受けたそうです。 「浮気を知ったら即別れる」という人も少なくありません。しかし、相手が心から後悔している場合、最初からその選択肢をとってしまうと、あとあとしこりが残りがちです。結論を急がずに「二人にとって何が幸せなのか」まず考えてから行動することをオススメします。 傷ついた気持ちをいやすのには時間が必要です。しかし感情に振り回されると、幸せへの道は遠回りになってしまうもの。少しでも早く素敵な未来が近づいてくるよう、落ちついて行動してくださいね!
2015年05月13日人前だろうとお構いなしに大げんかをした後でも、からっと仲直りするイタリアのカップルを見ていると、モラハラのようなジメジメしたシチュエーションとは縁がなさそうなイメージがあります。しかし、知人から「暴言に耐えられなかったのが別れた理由」「実はつまらないことですぐキレる人だった。平手打ちされて別れを決意」という話もチラホラ。必ずしもラブラブではないカップルがいるのは、アモーレの国でも同じことのようです。 気の強いイタリア人女性でも時には、ひっかかってしまうモラハラ男性。実にならないおつき合いをずるずる続けてしまわないよう、モラハラを見分けるポイントをご紹介します。 1.デートの時一緒に歩かない ひょうひょうとしてユーモアのある、頭の回転の早い男性とつき合っていた知人がいます。ときに彼のいうセリフにはトゲのようなものが感じられて、「この人大丈夫かな?」と私はあまりいい印象を持っていませんでした。半年ほど経って、知人からメールで「こっちから振った」と報告があったときは、やっぱりなと思ったものです。最大の理由は、「デートのとき同じ歩調で歩いてくれなかったこと」だそうで、彼女が一緒に歩きたいといっても、彼は適当な返事ばかり。それが重なったことにイライラした彼女が「いいかげんにしてよ」と訴えたら「お前こそなんでついてこないんだよ」と逆ギレ。それが別れのきっかけでした。 好き勝手に歩いて、相手がどこにいようとおかまいなし…ではデートの意味がありません。パートナーに貼りつくようなイチャイチャはともかく、一緒にいるときには相手をすぐ感じられるくらいの距離を保ちたいものです。相手への気配りをせず気ままに歩きたがるような男性なら、「むしろ女性側がついてきて当然」とモラハラ予備軍の考えが頭の中にあることも。早い段階で見切りをつけたほうが無難です。 2.妙にやさしい 10年前のレオナルド・ディカプリオに似た彼とラブラブだった知人女性が、突然「別れた」と報告してきたときのことです。飲み会の席でよく「どんなに彼が自分に優しいか」「どれだけ素敵なプレゼントを贈ってくれたか」をノロケて幸せそうに見えていただけに、彼女の話は周りを騒然とさせました。 彼と同棲していた彼女が、彼のお気に入りのセーターを洗った時のことです。少し縮んでしまったそうなのですが、それを彼が知ったとき「お前はなんて役に立たないんだ」と彼女にいい放ちました。そのまま1週間以上も口をきかないという態度の豹変ぶりに怖くなった彼女は、彼が仕事でいない時、自分の荷物をまとめて別れの手紙を置き、しばらく女友達のところにいた後、実家へ帰りました。 彼氏の優しさは、つき合う上での大切な条件です。しかし、あまりにも優しすぎる場合は裏側にモラハラ気質が隠れている可能性を考えましょう。「優しくしてから突然変わる」を繰り返し、相手を支配しようとするのがこのタイプ。深く関わらないうちに次へいくことをオススメします。 3.「だからいったじゃないか」が口グセ 飲み会の後、知人を迎えに来たその彼氏。彼女がみんなに自分の彼を紹介した後、彼をまじえてしばらくの間雑談をしていたときのことです。彼女の話に「だから言ったじゃないか、あのときは××で…」といちいち口を出す彼の姿は、お世辞にもカッコいいとはいえませんでした。彼女にケチをつけているように見えたのは私だけではないようで、二人が帰っていった後も「あの彼氏、大丈夫なのかねぇ」といった友人がいたくらいです。さらにその後、共通の友人から「彼女が彼と別れたがってるから今相談に乗ってるの」という話を聞いたときはみんな「なんでもっと早く逃げ出さなかったの!?」と言う始末でした。 パートナーへのアドバイスは大切ですが、最終的にどうするかはあくまでも本人次第です。「だからいったじゃないか」というセリフには「オレのいうことを聞かなかったお前が間違っている」という非難が含まれ、相手にいうことをきかせたいというエゴが原因な場合も。モラハラ被害を受ける前につき合いを考え直したほうがよさそうです。 誰かを好きになると、その人のすべてを受け入れたくなるもの。しかし、恋は盲目…になってはいけません。片目だけはバッチリ開けておき、よりハッピーな出会いをつかんでくださいね!
2015年04月30日3月に、イタリアでも春一番というべき大風がふいた後は、うって変わって暖かな日差しを感じるようになり、春らしいカラフルなコートで歩く女性の姿が増え、街にはなやかさが戻ってきました。 足下や手元の肌を大胆にさらして、待ちかねた太陽の季節を全身で楽しむのがイタリアの人々のおしゃれです。特に素敵なブレスレットをつけた女性が、あちこちで目を引きます。 ローマで人気のアクセサリーショップで話をうかがったところ、「今年の春夏コレクションが出始めたところなの」と、マダムに人気の品を何点か紹介していただきました。 この時期に一番人気があるのは、ゴールドにパールをあしらったもの。ゴールドの強い色味とパールのおだやかな輝きが海を連想させ、リゾート感をたっぷり味わえるのでイタリア女性に支持されています。 今年はパールとアンティークのビーズを使ったボリュームのあるもの(写真手前)が特に人気があるそうで、取材中も何人かのお客さんが手に取っていました。 次に人気があるのが、華奢なゴールドのループを重ねたタイプ(奥から2番目)で、20代の女性に特に人気があります。 繊細なデザインに見えますが意外とボリュームがあり、きれいにスイングするデザイン。カジュアルなTシャツデニムにも、きれいめなワンピースにも合わせやすいデザインなのでたっぷり使い回せそう。 最後はこちら、一列に並べたデザインのラインストーンタイプです。一本だけつけて存在感を楽しむのもいいですが、何本か組み合わせてつける女性が多いのがイタリア流。デートならピンク系×紫系、オフィスならマルチカラー×クリアカラーという組み合わせも楽しめそうです。 繊細なデザインを組み合わせて、手元にたっぷりとした存在感を表現するのがイタリア女性のブレスレットづかいのポイント。積極的に取り入れて、この時期のおしゃれを楽しんで下さいね!
2015年04月29日気の置けない女友達と数人で飲みにいったときのことです。話は自然と恋バナになったのですが、半数が「ネットで出会いを見つけたことがある」と話していたのに驚きました。 そのうちのひとりは、お相手ととんとん拍子に話が進み、すでに婚約済みで半年後に挙式を控えているというラブラブっぷり。みんな「どうやってうまく行ったの??」と食いついていました。「自分に合った人を、たったひとりだけ見つければいいのよ。簡単な話でしょ」とさらりと言ってのける彼女には余裕すら感じたものです。 最近になってイタリアでも、ネットでの出会いが盛んになってきました。現実で出会いがなくても、いろいろな人と知り合えるその便利さが高く支持されています。出会った偶然を信じて、素敵なパートナーを見つけたイタリア人女性が実践した、活用のコツ3つをご紹介します。 1.自分からアプローチし返事を待つ この人だと思ったら、まず自分からアプローチのメールを送ることを実践し、自慢の彼(ゲーリー・オールドマン似)をゲットした知人がいます。「自分好みの人がいたとしても、その人が自分にメールをくれるとは限らないでしょ。待つより自分から行かないと、他の人にとられちゃうから」と攻めの姿勢をポイントにしたそうです。 3日以内に返事が来なければさっさと次へ行き、返事が来たときは内容を厳しくチェック。「こっちは自己紹介の文章もつけてアプローチしたからね。向こうも同じように『自分がどういう人間なのか』をちゃんと紹介しているか見ておくの。そこで、真面目かそうじゃない人かある程度判断できる」と、コツを語ってくれました。 2.会うタイミングをあせらない ネットで理想の彼を見つけたとある知人女性は、最初のうちは失敗ばかり。彼女は、知り合ってすぐに会う約束をし、相手を自分の目で実際に見てから判断することを優先していました。しかし、そのやり方で会った男性ほどさっさとフェードアウトしていき、次につなげることができませんでした。自分に自信がなくなり、パートナー探しをあきらめかけた時、今までのやり方を見直そうと考えたそうです。 「きっと、早くから会いたがる=ガツガツしている女と思われたのよね」と反省した彼女。「まず、相手とコミュニケーションを取ることを大切にしたの。メールなら最低往復5回、チャットなら最低3回はやってみることにしたわ」と改善点を教えてくれました。さらに彼女は、「会う話をするのはその後だけど、最後のコンタクトから2週間経っても会う機会が作れない場合、次へ行く」ことを徹底したそうです。そうやって出会った今の彼から最近プロポーズされたそうで、幸せムードいっぱいでした。 3.気持ちをこめたやりとりを3ヶ月続ける 数年前にネットで出会ったご主人と結婚し、赤ちゃんも生まれて幸せいっぱいの知人女性がいます。素敵な出会いを見つけるため「実際に会った後、最低3ヶ月はやりとりorデートを重ねる」ルールを守ったそう。期待ばかりふくらむと、時間が経過するに従って相手のいろいろなところが見え、「こんなはずでは」と気持ちが急降下するものです。「最初に会ってからお互い、気持ちをこめたやりとりを続けられるかがポイント。それが続かず、単にテンションが下がるだけなら、相手を受け入れられないというサイン」と語った彼女。誠実(そしてイケメン)なご主人に巡り会えた理由はこれか、と心から納得したのを覚えています。 多くの人と知り合える利点が時には裏目にでて、「不特定多数の人との出会い=あやしげ」とネガティブなイメージも持たれがちなネットの出会い。 あやしい人ももちろんいますが、ネットで知り合える全ての男性がダメ男なわけではありません。大半の男性は、あなたと同じように素敵な出会いを求める「普通の男性」です。少しだけ勇気を出せば、出会いの場も広がるもの。上手に活用して、ぴったりのパートナーを見つけてくださいね!
2015年04月29日30歳の年の差を乗り越えて知人カップルが結婚した、という話を知り合いづてに聞きました。ご主人は大学の先生で、奥様はその教え子だったそうです。さぞかし波乱万丈な恋愛をのりこえてきたと思いきや、つきあってから結婚まではパパッと決まり、本人たちもビックリするくらいのスピード婚ということでした。 さすがアモーレの国だけに、イタリアでは年の差恋愛がそれほどめずらしくありません。私の周囲でも、15歳以上の年の差があるカップルが3組ほどいます。とはいえ、年の差を感じさせない自然なおつき合いをしているところを見ると思わず、幸せを分けてほしい! と感じてしまうくらいです。ここでは、年の差のカベを乗りこえて、素敵なパートナーと幸せな時間を過ごしているイタリア人女性が実践した3つのコツをご紹介していきます。 1.ムダに心配せず、ほどよい距離感を保つ とある知人カップルは、男性が18歳年下。彼の仕事の都合で今は遠距離恋愛です。いろいろ不安になったりしないの?と彼女に聞いたところ「あまり不安になったことがないの。近くにいたって、別れるときは別れてしまうものだからね。考えてもしょうがない」と、あっけらかんとした答えが返ってきました。 二人のおつき合いは彼からの猛烈アプローチがきっかけだったそう。何度も断ったにもかかわらずあきらめなかった彼に根負けし、彼女は交際を決めました。その時に、ほどよい距離感を保ったつき合いを心がけたそうです。「不安になったり嫉妬したり、とにかくネガティブにならないこと。楽しくコミュニケーションを取ることが最優先だった。それが、長く続いているコツかもね」と語る彼女。つき合い始めてから7年経つそうですが、毎週末に電車で、赴任先から彼が会いに来てくれるというラブラブっぷりでした。 2.透明感のある外見を心がける 彼が22歳年上のとある知人がいます。いつも穏やかで笑顔が素敵な彼女には、男女問わず隠れファンが多いです。美人というほどではないですが人を引きつける、その魅力の秘密を知りたくて「外見で何か気をつけていることはある?」と直撃してみたところ「顔がたるまないようマッサージはよくするわね。その他は特にないけど、年齢不詳に見えるような雰囲気を作るようにしてるわ」と、笑いながら答えてくれました。 きっかけは、つきあい始めのころレストランで親子に見られたこと。転んでもタダでは起きなかったのが彼女のすごいところで、「彼にふさわしい大人の女性でありつつ、若々しさも表現できるような外見づくり」を徹底的に研究したそうです。初めて彼女と知り合った時、年齢がまったく感じられなかったのはこれか…と妙に腑におちました。一言でいうと、彼女が作り出しているのは「透明感」。彼(渋めのジュード・ロウ風なイケメン)が、彼女をそばから離したがらないわけがよくわかりました。 3.相手の家族の賛成をとりつける 15歳年上、バツイチで二人の子持ちの男性がパートナー、という知人が「彼からプロポーズされた!」と有頂天で電話をくれました。まだ二人がつきあい始めのとき「彼の子供(一人は独立、一人は前妻とそのパートナーと同居)とうまくやっていけるか心配…」という話をよく聞き、心配していただけにうれしいニュースでした。 最初していた心配は、どうやって消したの?と聞くと「彼の子供と前の奥さんの誕生日をまず覚えたの。誕生日には必ず、直接プレゼントを渡してた。少しでも気持ちを伝えたくてね」という返事が。それで不安や緊張がとけ、うちとけていったそうです。彼らは二人の交際を心から祝ってくれ、「早く結婚しちゃいなよ」と口グセのように言っていたのですが、彼のほうは多少、葛藤していた時期があったようでした。「彼の家族の後押しがなかったら、ここまで来れなかったと思う。みんなに祝福してもらって、本当によかった」と話す彼女の声は、幸せにあふれていました。 年の差が生み出すいろいろなギャップは、簡単に越えられるものではありません。それをなんとかしようとする前向きな気持ちと、パートナーへの愛情を見失わずにいれば、二人でハッピーになれる日も近づくというものです。いい未来を引き寄せることができるよう、できることから実践してみてくださいね!
2015年04月28日知人に、とてもポジティブ思考で面白いトークをする女の子がいます。イジられキャラなので、彼女がいるとその場がなごむのですが、恋バナとなるととたんに「残念な女子」扱い。バツが4つついている人とつき合ったり、無職の年下ボーイに一目惚れしたりと武勇伝? には事欠きません。あなた本当に、その恋愛で大丈夫なの? と心配する声が出ても、彼女はいつも「うーん…まあね」と答えるだけです。まあね、じゃないでしょ~! とその場にいた全員にツッコまれることもしばしば。 アモーレの国イタリアでも、幸せになれない恋愛を「つい」してしまう人は多いです。彼らの口グセを聞いていると周りまでテンションが下がるので、知らないうちに「要注意人物」扱いされていることも。そんな、「自分も周りも不幸にするダメ恋愛」から抜け出せない女性の口グセをご紹介します。 1.「何かが違う」 はっと目を引く、きれいなブロンドの髪が自慢の知人女性がいます。かなり美人なのですが、彼女の恋バナを聞いているとあまり楽しそうには聞こえません。ささいなことが理由で見切りをつけることを繰り返すので、別れた話を聞くたびに「何かが違うのよね」というひと言がいつも出てきます。周りからは「結局どうしたいのよ」とあきれられたあげく、「あの子に知り合いを紹介するのは危険」といわれてしまうほどです。 自分にピッタリな人を探すことは良いことですが、度が過ぎるのは考えもの。完璧な人など、どこにもいません。減点法でしか相手を理解できない「夢見るユメ子ちゃん」的恋愛観では、むしろ男性のほうから「そんな女、こっちこそゴメンだ」といわれる可能性が高いものです。 2.「忙しい」 金融系の会社で働く、キャリアウーマンの知人がいます。メガネをはずしたときの笑顔がとてもかわいらしくて、さぞかしモテモテなのでは? という雰囲気に満ちているのですが、いい話をあまり聞いたことがありません。「素敵な人と会った」という話を聞いても、だいたい2ヵ月ほどで「忙しすぎて、フラれた」という報告ばかり。「忙しかったから、マメに連絡できなかった。次はがんばる」と毎回同じ反省をするのですが、効果はさっぱりのようです。 「忙しい」という言葉の裏側には「相手のことは二の次」という本音が隠れているもの。「忙しいんだから恋愛がおざなりになっても許してほしい」という甘えを、相手がいつも受け止めてくれるとは限りません。大切にしてもらいたいという気持ちは男性も同じ。 3.「なんで」 結婚願望が強いのに、お付き合いが失敗ばかりの知人がいます。いつもニコニコしていて人当たりが良く、恋愛経験豊富そうな彼女なのですが、恋愛がうまくいかなくなるたびに「なんで? 私じゃダメなの?」とグチの電話をかけまくる困ったところがあります。アドバイスをしても「なんで? どうしてそうしたほうがよかったの?」と逆質問してくるのでさすがに、「アドバイスしてほしいっていったのはあんたでしょ!?」とこちらもキレてしまったことがありました。 おつき合いに失敗した原因を知って、次の恋愛に活かそうという前向きさはとても良いことです。ただし「失敗をどう活かすか」については、自分の心の中から見つけるしかありません。失敗した自分を受け入れられず「どうして?」「なぜ?」の答えを外に求めてばかりでは、単なる恋愛ごっこの延長です。 良い言葉は良い未来を、悪い言葉は悪い未来を引き寄せるといわれているのは、ここイタリアでも同じです。ネガティブな言葉が出ていないかマメにセルフチェックして、自分も周りもハッピーにする恋愛を楽しみましょう!
2015年04月27日イタリアで、いわゆる「サバサバ系女子」を観察すると、デキるキャリアウーマンの知人ほぼ全員が彼氏持ち。話題に彼の話が入ることも少なくありません。彼女たちに共通するのは、「サバサバな雰囲気でもどこかで女性らしさを表現する」ところ。それがイヤミにならず、ひとりひとりの個性とマッチしているので、女性から見ても十分「カッコいい」と思えるのが彼女たちのすごさです。仕事もプライベートも目いっぱい楽しむ姿についあこがれてしまいます。 オンもオフも充実させるのが、イタリア流のサバサバ系女子の真骨頂。ここでは、そんな彼女たちの特徴をご紹介します。 1.さりげない豪快さ 酒豪の知人とレストランへランチに行ったときのことです。仕事中だろうと食事にワインを欠かさないイタリア人らしく、赤ワイン(フルボトル)をオーダーした彼女。それに対して、私はパスタ一皿と水のみ。「なんでワイン飲まないの? もしかして具合悪い?」と彼女に聞かれて、「このあとまだ仕事が残ってるの。それが終わったら飲むつもりだから今はいいわ」と答えました。そっか、お互い忙しい時期だね…と、たわいのない話をしながらランチを終え、お会計をしようとしたときです。伝票と一緒に、私の前にワインボトル入りの紙袋が運ばれてきました。頼んでないけど…と困る私に、彼女が言ったセリフは「これはあなたにプレゼント。今日の仕事が終わったらこれ飲んで、元気出して」。さっそうとオフィスへ戻っていく彼女の後ろ姿を見送りながら、とても励まされたことを覚えています。 周りの人のことを考えずに、自分の思ったまま振る舞うだけでは単なる「ガサツな女」です。相手に対しての気配りをさりげなくプラスできてこそ、真のサバサバ系女子と言えるでしょう。 2.オンでは絶対スカートとヒール派 細かいことを気にせずさっぱりした性格のゆえか、男女共に友だちが多いサバサバ系キャリア公務員の知人がいます。彼女の知り合いも連れだって、数人でローマの街をぶらぶら散歩していました。たまたま通りかかったお店のショーウィンドウを見るなり彼女が「あのスーツ試着したい!」といい出したので、みんなで中に入ることに。ひざ丈より少しだけ上のスカートが、彼女のすらっとした足によく似合っていました。しかしまだ寒い時期だったので、「とても似合ってる。でも、パンツのほうが快適なんじゃない?」と言ってみたところ「何言ってんの! どんな時期でもオフィスではスカートとヒールが鉄則よ」と、すぐさまダメ出しされました。超美人というわけではないですが、彼氏を切らせたことがないその秘訣は、このこだわりにありそうだなと感じました。 外見までサバサバにならないよう、女性らしさを少しだけ主張するところがイタリア流。その外見と内面のギャップで多くの人を引きつけるところが、サバサバ系女子の底力のようです。 3.恋のチャンスは逃さない 広告関連の仕事をしていて、ヨーロッパ各地をあちこち飛び回っている知人女性がいます。プライベートを充実させるヒマもなさそうに見えますが、彼氏の話をしだすと小一時間はノロケるのをやめません。仕事柄アプローチを受けることが多いようなので、選ぶのが大変でしょ? と聞いてみると「自分から行くことも多い。気が合いそうなら、とりあえず少しはつき合うことにしてる。せっかく出会ったんだし、よく知り合いたいからね」とさらりとした返事が返ってきました。うまくいかなくなった場合でも、いい友だち関係でいることが多いそうです。 肉食系とまではいかないながらも、出会った縁を確実に自分のものにしていく前向きさがイタリアのサバサバ女子。そのポジティブな雰囲気も、魅力的に受け止められているようです。 筆者は、彼女たちの一人から「スカートをはいた男子になっちゃダメよ。そうなったら女として終わりだと思いなさい」といわれたことがあります。イタリアに来て以来、スッピンで外を歩くのが慣れっこだった筆者の心に、彼女のセリフがグッサリと突き刺さりました。女子力に欠けた「バサバサな女」にならないよう、彼女たちのエッセンスを取り入れてみてくださいね。
2015年04月26日イタリアの人々は、“自分流のこだわりファッション”“私のスタイル”を意識する人がほとんど。人と同じものを持つことが「ダサい」と思われてしまう風潮があります。流行に飛びつく前に「本当に私らしさが表現できるか?」と考えてから買う女友だちをたくさん見ていると、私もお手本にしなくてはいけないなぁ…と反省することも多いです。 そんな中、出会う女性たちの指先に輝いているネイルに、共通した色があることに気がつきました。女性誌「コスモポリタン」でも紹介されていた、大人のヌードカラーについてご紹介します。化粧品店のマダムが「各メーカー、春の新色が勢ぞろいしたのよ」と説明してくれた中、イタリアでも人気のある3ブランドを今回ピックアップしました。 ■優しいピンク色にスモーキーグレーがシックな「シャネル」 まずは日本でも人気の「シャネル」。こちらは、優しいピンク色がベースになっています。そこにスモーキーなグレイがプラスされたことで、シックな大人のカラーに。ノーラメで甘すぎない色味が、オフィスでも活躍しそうな一色です。 ■とろみのあるブルーのミックスでセクシーに「ディオール」 次は、これも日本で人気の「ディオール」。ベースカラーは白味がかったグレイです。そこにとろみのあるブルーがミックスされ、クールなだけでなく女性のセクシーさも表現されています。ホワイトやシルバーを指先に重ねて、大人のフレンチネイルを楽しむのもステキです。 ■ダークグレーに大胆なグリーンが印象的な「コリスター」 最後は、イタリアが誇る化粧品ブランド「コリスター」。色のベースはダークグレーで、そこにグリーンを大胆に使うことで謎めいた雰囲気が表現されています。ゴールドやライトパープルのネイルと組み合わせて、オフの日に色で遊んでみるのも楽しそうです。 エレガントな雰囲気の中にも、遊び心を忘れない色がやはり人気のよう。ほかの人に差をつけるグレイッシュネイル、トライしてみる価値がありそうです。指先にも春をとりいれて、新しい季節をカラダで感じてみてくださいね!
2015年04月14日知り合って3ヶ月で即婚約し、さらにその3ヶ月後に結婚した知人がいます。「愛情は時間と共に育てる」という恋愛観が根強いイタリアでめずらしいタイプだなと思いましたが、彼に言わせると「3ヶ月もあれば、相手の性格や価値観の基本的な部分がわかってくる。いいところも悪いところもお互い受け入れられるかそこで決めた方が、時間をムダにしなくてすむ」とのことで、エリートビジネスマンである彼の性格がよく出ているなぁ…と感じました。 つきあい始めのラブラブな時期も、相手をよく観察しているイタリアの人々。相手も自分も含めて「愛すること」に真剣なその姿には、学ぶべきことがたくさんあります。その中から厳選した、ラブラブ期に行う2つのチェックポイントをご紹介します。 1.大事にされすぎていないか 常に彼氏を切らさず、アクセサリーはすべて歴代彼氏からもらったもの…という知人女性がいます。飄々とした性格ですが、緑色の瞳が放つ強いまなざしがとても印象的で、私が男性でも声をかけたくなりそうなタイプです。しかし女子会の席で彼女は「何かをほしがったことは一度もない」と告白し、周りを驚かせました。これをくれた元彼たちと別れるときは、本当に気に入ったものだけをもらって後は返していたそう。「モノとか花とか、いろいろなものをプレゼントしてくれた人が多かったけど、なんかズレてた。私の気持ちは二の次なのよ」と嘆いていました。 つきあい始めの時期は、彼女に喜んでもらいたい、気に入ってもらいたいという気持ちがMAXになるものです。男性は行動することでその気持ちを表現することが多いですが、「かゆいところに手が届く」ほど、大事にされ過ぎていないか注意しましょう。「彼女のことこんなに大事にしてるオレってすごい」という、単なる自己満足が隠れている可能性があります。不満をもらしたとき「君のためにがんばってるのに、どうしてわかってくれないんだ!」と豹変する場合はモラハラの危険が。さっさと次へ行きましょう。 2.お互いのギャップを埋めるスキルがあるか 友だち経由で知り合った人といい感じになっている…と久しぶりに報告をくれた女友だち(バツイチのキャリアウーマン)がいます。しかし、4ヶ月を過ぎたころ「やっぱりムリだった」とメールがきました。あんなに盛り上がってたのに、どうしたの?と聞くと「私の仕事の話をしたときに、彼の機嫌がみるみる悪くなったのがきっかけ」とのことでした。その彼はアーティストを目指すフリーターで、やりたい仕事を目指して頑張っている姿を彼女は尊敬していました。しかし彼女の仕事の話をきっかけに、彼の態度が卑屈になっていったそうです。いたたまれなくなり、サヨナラを告げたのは彼女からでした。 お互いに好きあって一緒にいるカップルでも、価値観、仕事、趣味などが違う環境で生活している以上、何かしらの違いが出てくるもの。ラブラブな時期は相手の全てを無条件に肯定しがちですが、それだけでなく二人のギャップを埋めるための心づかいがあるかどうかも、要チェックです。何の共感も示さず無関心だったり、自分のプライドを優先したりという行動に出るようなら、少しづつ距離を置くことをオススメします。 恋は盲目…になりがちですが、相手を少し冷静な目で見てみることも必要です。この2ポイントをクリアできる男性は、あなたにぴったりなパートナーになれる素質大です。チェックを実行して、よりハッピーな恋愛を楽しんでくださいね!
2015年04月12日厳しい寒さがようやく終わり、イタリアに春が訪れはじめました。この時期になるとあちこちで花が咲き始め、街を歩く人々の装いもカラフルに。ジェラートを片手に、ウィンドウショッピングを楽しむ人たちも増えています。 どこの街にも必ず1軒はジェラテリアがあり、チョコレートやナッツ味などスタンダードなものから、パイナップルやチーズのテイストの変わり種が登場することも。ここでは、春の散歩のお供として愛される、この時期ならではの味を2つご紹介します。 ジェラテリアへ行くと、色とりどりのジェラートが並んだショーケースがまず目に飛び込んできます。 どれにしようか…と、ついつい迷う時間もジェラートの醍醐味の一つ。見た目で決めてもいいですし、迷いすぎて決められない場合は、お店の人に積極的に聞いてみるのもOK。言葉が通じなくても「味見してみる?」と、ひとくち分のジェラートを小さなスプーンに盛って、試食させてくれるのがまた楽しいひとときです。 また、紙のカップor全部食べられるコーンにするかも選べます。ダイエットモードでカロリーが気になるときは紙カップ、おなかが空いていてガッツリ味わいたいときはコーン、と使い分けるのもオススメです。 春になると多くの人が頼むジェラートと言えば、いちご味(写真下部、右から2番目)。こちらのいちごは2月中旬ごろから出回り始め、4月がピークです。日本より酸味が強いものが多いようですが、それがジェラートになると絶妙な甘酸っぱさに変身し、後を引く美味しさ。いちごの種のつぶつぶした食感も、味のアクセントになっています。 その次によく見るのがアマレーナ味(写真下部、右から3番目)。ミルク味のジェラートに、シロップ煮のさくらんぼをトッピングしたものです。アマレーナとは、ヨーロッパで食されている加熱用さくらんぼのこと。日本でも甘酸っぱいシロップ煮にしたものが輸入されています。あっさりしたミルク味のジェラートに、ふんだんにかかったさくらんぼの実と甘酸っぱいシロップがふんわりからんで、優しい味わいです。さくらんぼってこんなに美味しかったっけ?と新鮮な驚きのあまり、無言で食べてしまうくらいでした。 今回は私も、周りのカップルをまねて、テイクアウトしたものを楽しみながらぶらぶら散歩してみました。日本でなら、桜を楽しみながらフレッシュなジェラートを味わうのもよいですね。大好きな人と一緒に、ぜひ試してみてくださいね。
2015年04月11日