初めての海外旅行でイタリアへ行って以来、そのとりこに。OL生活に終止符を打ってから単身渡伊し、2014年からトスカーナ州フィレンツェに在住。トスカーナ州の美味を食べ歩くかたわら、現地の友人・知人たちの恋バナを収集中。新しい発見に驚くorあきれる毎日を送っている。
歩道に落ちた街路樹の落ち葉が立てる音が聞こえだすと、よけいに人恋しくなる…ここイタリアにも、そんな季節がやってきました。テレビでは「公開お見合い番組」がゴールデンタイムに特別放送されたり、カップルで行くジャズやクラシックのコンサート企画があちこちで催され大盛況だったりと、あちこちで恋愛をからめたイベントが行われています。 長い付き合いで順調そうに見えた彼氏と突然別れた後しばらく外出せず、秋になって女友達と久しぶりにコンサートに行ったら、偶然隣に座っていた人と意気投合し今は結婚間近…という劇的出会いを掴んだイタリア人の知人がいます。 恋愛初期でも結婚間近でも、ちょっとしたきっかけで相手に違和感を感じることは少なくありません。彼との関係をどうやって作り上げていこうか悩むシチュエーションが、必ず出てくるもの。そんな場合でも「一番ハッピーでいられる方法」を探すイタリア人女性の姿はとても前向き。今のピンチを次のチャンスに変えていく『イタリア式恋愛リカバリ術』を、相手のタイプ別にご紹介します。 ■1.口だけメンズタイプ ローマでバーに行った時、女性トリオの「好きだからなんでも許せちゃう、なんてバカな女がすることよ」という会話に思わず聞き耳を立てたことがあります。新彼とつきあい始めたらしい女性が途中で乗り換えた理由は「彼女の誕生日に、彼が約束したはずのプレゼントがなかったから」。 アモーレの国の住人にしては、サヨナラを言うためのハードルがずいぶん低いなぁと感じたのですが、話を聞いていると、彼が口だけの約束をしたのはこれが初めてではないようでした。 何か言ったら言いっぱなしで行動が伴わない男性は、「この間言ってたじゃない」と後から責めたところで「そんなこと言ったっけ」というパターンになる可能性大です。こういうタイプには、言い出したらすかさず「嬉しい! いつまでに××できそう?」とその場で、彼が実行しやすくなるように話を誘導していきましょう。 その時、「できるだけ応援したい、一緒にやりたい」という気持ちを必ず出して。彼女の気持ちに答えたい、だったらやってみようか…という気持ちが、彼を前向きにしてくれることでしょう。現在未来を問わず、確実に行動してくれるのがベターですが、その場でうやむやにされる場合は「自分の言葉に酔っているだけ=自分大好き、他は二の次」という本音が隠されていることも。早めに距離を置くことを考えた方が良さそうです。 ■2.口出しメンズタイプ ローマっ子の女友達とカフェでおしゃべりしていた時です。彼女が「過去つきあった彼とのエピソード」を披露してくれたのですが、とある男性の話に目が点になりました。デートの時に彼女の服装にダメを出し、彼好みの服を買いに店に連れていかれたことが1度や2度ではなかったそうです。 「抗議しても、いつも口先でごまかされてた。自分を否定されてるみたいで悲しくて別れたの」とつぶやいた、彼女の苦々しい顔といったら。しかし、お茶の後で迎えに来た現彼のイケメンっぷりを見た時、過去の苦しい恋愛が彼女の今の幸せにつながっていたのかも知れないと思わずにはいられませんでした。 パートナーの行動・言動・外見・価値観に何かしらモノ申さずにいられない、「ご意見番」的な男性は一見、相手のことを思って話してくれている風に見えるものです。でも、その場ですぐ納得できないような意見は「その話、もっとよく考えてみてもいい?」と一旦引きましょう。 信頼できる友達等の第三者に相談してから判断しても遅くはありません。アドバイスなのか押しつけなのかしっかりと見極めないと、モラハラ予備軍に振り回されてしまいます。「私も彼氏と同意見。いいアドバイスしてくれるんだね」といった意見がもらえるようなら、積極的に彼のススメに従ってみて。 「あなたのアドバイス、最高だった」と感謝を伝えれば、二人の信頼感をより強いものにできるでしょう。
2014年11月07日前編 では、イタリア人女性が実践している、相手の心の扉の開け方をご紹介しました。後編では、さらに扉の先へ入っていく会話術をご紹介します。 ■3.質問した後、相手の答えを反すうする とあるイタリア人の知人女性は、外見的にはごく普通の人。しかし、話をするとつい引き込まれてしまう魅力がありました。たまに迎えにくる彼氏の様子を見ると、イタリア人男性にはめずらしく「完全に彼女しか見えていない」様子です。 人をひきつける、彼女の魅力はどこにあるのか観察してみると、「話を聞いた後『それってこういうことかしら?』と、相手の話の中身を反すう・確認した上で自分の意見を伝えている」ということでした。 質問は相手のことを知るための一番効果的な方法ですが、やり方には注意が必要。「この人は何が目的でいろいろ聞いてくるんだろう?」と、見方によってはガツガツしているように思われます。 せっかく心の扉を開けられたのに、また閉じられてしまっては何にもなりません。一度聞いた話を、「あなたの話はこういうことですね?」と自分の言葉で整理して直接相手に確認するのは、遠回りなようでいて意外とすぐに効果が出ます。 「この人は自分の話をちゃんと聞いていてくれているんだ」という安心感が生まれ、リラックスして話せる雰囲気を作り出しやすいからです。特に、相手の価値観を知るための話題に応用することで、相手の心の深い所まで入っていける効果が絶大。彼が「この人ならいろいろ打ちとけられそうだ」という気持ちになれば、彼の心の扉の鍵をもらったようなものです。 ■4.「会話の終わり」はきちんと イタリアで電車に乗ると、たまたま隣同士になった人と、降車駅まで話がはずむことがあります。別れ際に「楽しい話をありがとう。あなたと話せて良かった」「あなたの隣の席に座ることができた、今日はなんてラッキーなんだ」という言葉をいただくと同時に、連絡先を交換することも。 特にしめの言葉もなく、さらりと別れてそれっきりの場合も多いですが、会話も最後の時に、相手の気持ちが伝わってくる言葉をもらえるとやはり印象深いですし、相手がいつまでも記憶の中にとどまっているものです。 トークの終わりに「じゃあそろそろ(なんとなくさようなら)…」という雰囲気だと、その後がグダグダになってしまい、間が持ちません。彼と別れる時間になったら、会話の終わりを示す言葉を忘れずに。単に「話せて楽しかったです。ありがとう」だけでは、「また次も会ってみたい=だから心の扉を開けておいてほしい」という気持ちは伝わりません。 例えば「今朝イヤなことがあったんだけど、今日あなたと話せたから、落ちていた気分が上がってきたみたいで嬉しい」と、具体的かつストレートに自分の気持ちを伝えてみて下さい。「これで、今回の話が終わった」ことが相手に伝われば、「え、もう終わり?」と相手の気持ちも揺さぶられ、「また次、話したいな」という彼の気持ちに火をつける効果が期待できます。 相手の心の扉を少しでも開くことができたなら、そのまま開けっぱなしにしてほしいもの。誰でも入れるフルオープンにしてもらえなくても、自分ひとりくらい中に入ることができれば、次につなげることもそう難しくありません。「この人は何か違う、自分の心を動かす人だ」と感じてもらえるような、素敵な会話を実践してみて下さいね!
2014年10月27日ローマのバーカウンターで、隣に立っていた50代くらいの男性に、ふと話しかけられました。「東京を旅行するときのオススメスポットがあったら、是非教えてほしい」…という会話から始まり、さらに後から来た女友達も巻き込んで、3人でおしゃべり。 初対面の人に抱きがちな「この人誰?」という警戒心はみじんも感じさせない彼のトークに、3人で大いに盛り上がりました。帰り際、スマートに私たち2人の電話番号をゲットして去っていく彼の姿を見て、「やられたわ。結局これが目当てね」と笑いながらつぶやいた女友達の顔は、今でも忘れられません。 社交上手なイタリアの人々と接していると、トークのツボを心得ていることにいつも驚かされます。気持ちよく会話を運ぶことで、気になる相手の心の扉を少しでも開けることができれば、そこからさらに深くつながるチャンスが期待できそう! 彼の心にあなたを印象づける、イタリア流の会話のコツをご紹介します。 ■1.オチなしトークでオープンマインドに ローマの空港で、自分の乗る便が悪天候のため遅延した時です。離陸する前、「向こうに着いたら、晴れているといいなぁ…」とつぶやいたら、通路をはさんで反対側に座っていたイタリア人男性から話しかけられました。それがきっかけで、フライトの間中いろんな話ができ、遅延に対しての苛立ちもどこへやら。 知りあったばかりの相手に対しては、どうやって相手の心に飛び込もうか? と身構えてしまう気持ちがわくものです。相手からいろいろと話しかけてくれる場合はともかく、たいてい最初のうちは、ぎこちなくなりがち。まずは、自分の心の扉が開いていることをアピールするためにも、自分から短いトークを始めてみて下さい。 「昨日の夜どうしてもカレーを食べたくって、有名な○○っていうお店に行ってみたんですよ。もう、美味しすぎて」など、オチがなくても大丈夫! 話題には、喜怒哀楽(その話題に関して自分がどう感じたか)を必ずプラスして。自分の感情をオープンにすれば、相手も必ずつられます。それをきっかけに、「この人はどういう人なんだろう?」と興味を持ってもらえれば、相手の心の扉を開けるのも容易です。 ■2.どんどん脱線して、話題を積極的に切り替えてみる とあるイタリア人女性の知人は、とても男性に人気があります。彼女に猛烈な片思いしている人いわく、「話していて楽しい。うまく言えないけど、彼女と話しているといろいろ発見することが多いんだ」とのこと。確かに彼女は、話題を切り替えるのが上手で、彼女と話している時、自分でも知らなかった、心のいろんな引き出しが開けられていくような、わくわくする感じを覚えました。 「ひとつの話が終わったらまた次の話を新しく始める」という方法は誰しも当たり前にしているものですが、あえて話の継ぎ目で脱線して、違う話題を持ちかけてみて下さい。特に、ガードが固くて心の扉が開かなそうに見える場合に効果が期待できます。 話題を次々変えることによって会話の主導権を握れますし、相手が食いついてくる話のジャンルがわかれば、そこをポイントにして話をさらに展開し、スムーズに相手の心の扉を開けるステップへとつなげられますよ。 ひき続き後編でも、イタリア人女性が実践している上手な会話のコツを紹介いたします。おたのしみに。
2014年10月26日10月ともなると、イタリアでもバカンスのシーズンはとっくに終わり。夏の日差しで疲れ気味な、肌のお手入れ特集が女性誌をにぎわせています。「肌見せ=自分を魅力的にアピールする」ことに直結しているだけに、自分にぴったりの逸品を見つけることには、皆さん真剣そのものです。 身体の美しさを、積極的に見せていくのは当たり前。春夏の薄着シーズンだけではなく秋冬でもそれは同じことで、寒い時期と言えども肌を見せている女性は少なくありません。男性にとってもそれは同じようで、シャツのボタンを第三ボタンまで開いて、日に焼けた肌をさりげなく見せている人をよく見かけます。 イタリア流の装いに共通しているのは、「上半身肌見せ=セクシーだけど、妙なエロさがない」ということ。そんな、身体の美しさを前向きにアピールする為の、イタリア流肌魅せテクニックをご紹介します。 ■デコルテを見せる イタリア人の女友達と、バーでおしゃべりしていた時のことです。かなり肌寒い時期でしたが、彼女のスタイルは肩~鎖骨のかなり下まで開いた、オフタートルの黒ニット。それでいて胸の谷間が丸見えにはならず、デコルテの丸みをおびた女性らしいラインと、きれいに日焼けした肌が程良く見えていました。 近くにいた男性客の皆さんの視線は、彼女に釘付け。それをあっさりとスル―して、お迎えに来た彼氏(同棲中、イケメン)の車で帰って行った彼女の姿は、女性の私でもため息がでるほどのカッコ好さでした。 ボリュームを補いつつこのゾーンを出すならば、自分の顔の表面積×1.5~2倍程度に襟ぐりが開いたUネックや、スクエアネックを選んでみて下さい。もちろん、ノーキャミソールで。胸元に自信が無くても、鎖骨から下の肌が程良く見えることでセクシーな雰囲気が出てきます。 Vネック派の人なら、角度が深く、バストを主張するタイプのデザインをチョイスし、プッシュアップタイプのブラを。Vネックがもたらす肌見せのゾーンは、露出度次第で「セクシー=素敵」から「エロっぽい=軽そう」方面にシフトしてしまいがちですが、小指の爪の幅(6~7ミリ)程度の谷間の見え具合なら、妙な違和感を感じられることもなく、女性らしさのアピールが期待できます。 ■耳~首の側面を出す カフェで、はす向かいに座っていた女性ふたりの恋バナが聞こえてきた時、なるほどなと思ったことがありました。片方の女性が「ぶらさがってゆれるタイプのピアスやイヤリングを、夜はいつもつけるべき。絶対、耳を出してね。その方がセクシー」と話していたのです。 確かにその方は、耳を出した髪型+シャンデリアタイプの大ぶりなピアスをつけていました。ぱっと見は普通の感じでしたが、雰囲気のある人で、つい視線がそちらにいってしまったのを覚えています。 このように、ゆれる耳元のアクセサリーはアイキャッチ効果抜群です。耳全体を含め、このゾーンは普段隠れていることが多いだけに、肌があらわれたときのインパクトは意外とバカにできません。彼の視線を集めた後、ふれたくなるほどドキッとさせるためにはもうひと工夫。 耳にかかる髪の量を調節して耳~耳下の肌(首の側面)を見せて下さい。うなじと違い、このゾーンは産毛が少なく手入れも簡単。なめらかな肌の質感をアピールしやすいポイントです。ゆれるアクセサリーの向こうにチラチラ見える肌は、さりげないセクシーさを演出してくれます。ゆれるタイプは苦手…という人なら、シンプルな大き目のフープタイプもオススメです。 顔も含めた上半身の印象は、真っ先に目に飛び込んでくるもの。「女」を強調しすぎずに、しなやかな女性らしさをアピールすることで得られる、「彼を惹きつける=魅せる」力を自分のものにしてみましょう。 どうしても上半身の寒さを我慢できない! という方は、大寒波が襲ったイタリアで、私が以前試した方法をご紹介します。 襟ぐりが開いたオフタートルのニットを着て、下にババシャツ(これも襟ぐりが深いもの)+ババシャツの脇の下近くに使い捨てカイロを貼ってしのぎましょう。私は、これで風邪をひくこともなく快適に過ごせました。動脈が近い部分なので、温めて効果が出たようです。試す時はくれぐれも、やけどに気をつけてくださいね!
2014年10月11日外国を旅行した時、カップルのラブラブっぷりを見て新鮮さを感じたり、うらやましくなったことはありませんか? イタリアで暮らし始めた時、地下鉄で『愛の言葉&ホメちぎり攻撃』を長々続けているカップルに遭遇しました。 彼らの会話をこっそり聞くと、女性は愛するダーリンに「あなたのそのセクシーな身体と私を見つめる瞳は、私の生きるエネルギーなの!」と大絶賛。ダーリン氏も、賛辞のお返しに彼女へ熱烈なキスとホメ攻撃の嵐。二人とも愛情と幸福感に満ちていて、うらやましく思ったものです。 「ホメる」=「相手の良いところを見つけるのが上手」+「相手をよく観察している」ということ。自分のことを良く見ていてくれているんだな…と思ってもらえれば、彼のあなたへの愛情も深まっていくものです。彼の気持ちを上手にリードすることで、こちらのテンションもアップ! お互いの心をグッと近づける、イタリア人カップルから学んだホメ方のコツをご紹介します。 ■1. 一日一回は必ずホメる 女友達とその彼もまじえて飲みに行った帰り、別れ際に彼女が「おやすみ。今夜のあなたは死ぬほど素敵だったわ」とキスをしながら彼に伝えていました。二人はいつ見てもラブラブなのですが、どうやら彼女のさりげないホメ方に秘訣がありそうです。 デートや電話の時なら、会って(電話して)から時間が経たないうちか、別れ際(切り際)に。しょっぱなからホメられれば、楽しい雰囲気でデート(電話)をスタートできます。 そのきっかけが無ければ別れ際、彼へのお礼と一緒にホメてみましょう。あなたにまた会いたい、声を聞きたいという彼の気持ちがぐっと強まります。メールやSNSの場合でも同じ効果が期待できます。 ■2. 自分の考えをからめつつ、具体的にホメる 友人の彼がつけていた時計がとても素敵だったので「どこで見つけたの? 素敵ね」と褒めたのですが、友人の褒め方はさらに上を行くものでした。「とてもモダンで、優雅さもあって素敵。さすがのセンスだわ、あなたって最高」。その後の彼のテンションの高さはもの凄く、同伴の私にまでもディナー全額おごってくださいました。 持ち物やファッションはホメやすいポイントの一つです。でも「その時計すごいね、素敵ね」だけでは単なるお世辞。自分の印象を入れながら具体的にホメることで、「自分を見てくれているんだな」という安心感を相手に与えることができます。 ■3. 第三者に彼のことをホメる 元彼と出会ったばかりの頃、共通の友人に「笑顔が素敵な人で、ドキッとしちゃった」と話したことがありました。ある日彼から「××に僕のこと『素敵な人』って言ってくれてたんでしょ? 天国に昇ったかと思ったよ」と言われ、交際を申し込まれました。 このように、本人から直接言われるより人づてに聞く自分への言葉には、意外とインパクトを感じるものです。時には他の人に、彼をホメてみましょう。「彼女、こんな風にホメてたよ」と彼の耳に入り、「他の人にも自分の好い印象を伝えてくれたんだ」と、彼の心を嬉しさで満たすことができれば、あなたへの好感度がさらに上がります。ただし「ノロケすぎる痛いカップル」扱いされないよう、内容はよく考えましょう。 ■4. やたらホメない ホメられて嬉しくない人などいませんが、そればかりではありがたみが薄れます。また、ホメるポイントを探すのに気をとられると、肝心の「二人で過ごしている時間」を楽しめなくなってしまうことにもなりかねません。多くても1デート当たり2、3回程度に。 「こちらこそもっとホメてほしい」とつい考えてしまうのが女心です。しかし、好意を持つ女性からの好意は、倍以上の好意で返したくなる・・それが男心。巡り巡って二人がハッピーになれるよう、まずは自分から始めてみましょう!
2014年09月23日前回 は、多くのイタリア人女性が、狙った男性と恋人になる前に設けている「お試し期間」と、その実践のコツをご紹介しました。後編では、さらにディープなコツをお伝えしていきます。 ■4. 他の異性との交流を持っておく これはイタリア人女性の全般的な傾向ですが、お試し中の相手がいたとしても、その他の異性と一緒に出かけたり飲みにいったりすることは普通です。とある女性は、「いいなと思った人が他の男性より特別なのは確かだけど、あまり期待値が高いままだとお互いのテンションが持たない。『お試し期間』の内はのめりこまないようにしないと失敗する」と断言していました。 他にも男探してる…と残念な人扱いされない程度に抑えることが肝心ですが、男友達と一緒に出かけたり、飲みに行ったりする機会を適宜持ちましょう。彼一人に意識が集中し過ぎてしまうのを防ぐ効果が期待できます。また、男友達に彼のことを相談する時間も取れるので一石二鳥。 彼らとの約束があるのに彼からデートに誘われた場合は、代替日を提案できそうなら先約を優先しましょう。誰と会うか、言う必要はありません。こちらからは黙っておき、彼から聞かれたら「友達と約束している」程度に止めておくのがコツ。ただし、あまり頻繁だと「ないがしろにされている」と彼のテンションが右肩下がりになる危険もあるので、彼から誘われた回数中5回に1回くらい、程度に。 ■5. 身体の相性を見極める あるイタリア人女性は、出会ってから2週間以内に身体の相性を確かめるそう。「どんなにイケメンでも、身体の相性が合わないと結局続かない。一緒にいるなら身も心も満たされなきゃ」と語っていました。 キスが習慣づいているイタリアでは、友人としてのキスと恋人としてのキスが分かれているので、熱いキスができる相手ならその日のうちに、次のステップに進むお試し中カップルも多いです。 キスできたなら、次へ行けるサインです。ただし、最初のキスから次回のデートのときまで、一緒に夜を過ごすのは待ちましょう。相手からのリアクションを待たずに自分から誘ってみるのも効果的です。 察してちゃん風のじめじめしたものではなく「一緒に夜を楽しみたいの」と、短い言葉でさらりと誘ってみてください。ただし、誘う回数は2回以内にとどめましょう。それでも相手が応じてこなかったら、連絡を控えて次に行くのがベターです。 身体の相性を含むお試し期間が一般的なイタリアでは、「同時期に複数人」の場合でも「軽い人」扱いにはなりにくいです。しかし、日本ではその逆。イタリアと同じように…とはいきませんので、慎重に行動しましょう。 ■6. お試し期間は最大3カ月まで ある女性は、お試し1カ月で「思っていたのと違う。やっぱり合わないみたいだから」と相手に告げて次へ行っていました。1カ月は短いように思えますが、ほぼ毎日会って相手を観察していたそう。結果、最初に感じたトキメキは消えてしまったようです。 一緒にいる時間が積もっていくと共に、相手のいろんな所が見えてくるもの。都度、自分の気持ちがプラスに働くか、マイナスに働くかをよく感じ取ってみてください。毎週会うことができていれば、だいたい3カ月もあればお互いの相性が分かってきます。この人だ、と思う気持ちが芽生えているなら、直感を信じて先に進むのがハッピーへの近道です。 3カ月目で自分の気持ちをまっすぐ伝えて、相手の反応を見ても良いですが、相手からのリアクションを待つ場合は、出会ってから4カ月以内を目安に。それ以上待っても何も言ってこない場合は、彼に「先に進みたい」と思われていない可能性大。見切りをつけて、早めに気持ちを切り替えることをオススメします。 ここイタリアでは、男性女性問わずどの年代でも積極的に「マイベストパートナー」を求めるのが普通。その姿は、自信に満ちてとても前向きです。こういう風に、生きることを楽しんでいきたいな…と思わずにはいられません。 とは言え、がっついていて必死な姿は相手を不安にさせるもの。「頭はクールに、でもハートは暖かく」を心がけて、ベストパートナーを選んでみてくださいね!
2014年09月16日素敵な人に出会った時、女子の本能としては「一目散に恋人になりたいっ!」気持ちが抑えきれない所ですが、あせって直球を投げまくるのは禁物。本当に自分に合った相手なのかどうか、見極めることが大切です。 イタリアで暮らしていると、友達にいきなり呼び出されて恋バナを聞かされることが多いのですが、ある友人から「素敵な人と出会った後でも、すぐロックオンせずに『お試し期間』を設けている」という話を聞いた時は目からウロコでした。 「ベストパートナーを確実に見つけたいなら、最初からぐいぐい行かないのが肝心」と話す彼女の姿は、私が男性だったらコロッと落ちるだろうな…と思ってしまうような魅力に満ちていました(ちなみに、そうやって選んだ現彼氏は彼女にメロメロのようです)。そんなイタリア人女性から学んだ、「お試し期間」を実践するコツをご紹介します。 ■1. 『お試し』(=特別扱い)する相手を決める ある女性は、相手に「自分は特別な存在なんだ」と意識させることで、相手を上手にリードしていました。男を振り回すような小悪魔になる必要はなく、少しの言葉を確実に伝えるだけで、かなりの効果が期待できるようです。 まずは連絡先を交換し、2~3回会ってみて「いい感じになりそう!」な人と出会ったら、「あなたが特別に気になっている」と伝えてみましょう。この時点で自分の気持ちをはっきり言わないのがポイントです。 フィーリングが合うからといって、出だしからすぐ親密になってしまうと、男性にありがちな傾向として『すぐ手に入る女性=飽きたら、即グッバイ』なパターンになりがち。「いったいどういう風に思ってくれているんだろう? 何だか気になる…」と考えさせることで、相手の関心をこちらにぐっと引き寄せることができます。 ■2. 連絡の頻度は3:2程度のペースにする ごく親しい女友達は、「こっちから連絡なんて絶対しない」主義です。そんなことしなくても向こうから来る、というのが理由でした。イタリア人男性はともかく、草食化が進む現代の日本男性には、放置も考えもの。 とは言え、こちらから連絡したくなる気持ちは抑え気味にして、彼からもらうメール・電話の頻度が多くなるようにしてみましょう。つかず離れず、の位置をキープすることで「あとちょっとで落ちそうなのに落ちない!」と彼が草食→狩人モードになれば、リードすることも容易になります。 自分から連絡するときは、「カップヌードルの新しい味が出たらしくてすごく気になる! もう食べた? 食べてたら感想聞かせて!」等、具体的で話しやすい内容を1.5、「元気?」「今何してるの?」等、返事の内容がおざなりになりそうな内容は0.5くらい、にとどめましょう。 ■3. デートは頻繁に 休みが不規則でビジネスマンの彼となかなか時間が合わないあるイタリア人女性は、仕事の昼休みに時間を合わせてランチデート、仕事帰りにカフェでお茶をする時間をとって相手と話す機会を作っていました(結局彼女のお眼鏡には適わない相手のようでしたが)。 相手から誘われる・自分から誘う、の頻度は問いません。二人で共有する時間を多く持ち、相手を観察する機会を沢山作って下さい。休日の時間を全部デートにあてることができなくても、仕事が終わった後「おしゃれな立ち呑みバーができたみたい、時間とれるなら2時間つきあって!」程度でかまいません。 その場合、さっさと切り上げましょう。別れ際に「今日はありがとう!あなたといると本当に楽しめる!」と自分の嬉しい・楽しい気持ちをアピールすることをお忘れなく。「自分といることで、こんなにハッピーになってくれるんだ」と彼の保護欲に火が付き、あなたへの気持ちを上昇させる効果が期待できます。 後編ではさらにディープに、「お試し期間」を実践するコツをご紹介していきます。
2014年09月13日