イラストレーター。長崎県出身、1984年生まれ。 2015年、第一子誕生を機に、長男「まめ(愛称)」との日常を絵日記にしてインスタグラムに投稿を開始する。 2017年に長女「ゆめこ(愛称)」が誕生。 著書に『まめ日記』(かんき出版)、『まめ日和』(光文社)、『ぶっちゃけ子育てどうしてる?』(かんき出版)などがある。
長男「まめ」くんと長女「ゆめこ」ちゃんとの日常を絵日記にしたインスタグラムが大人気の横峰沙弥香さんによるおでかけエッセイ。
ちょっと敷居が高いと思われがちな子連れ旅、思い切って行ってみると意外と平気なもの! 旅好きな横峰さん一家が実際に訪れた【子連れ旅エピソードとお役立ち情報】をイラストとともにお届けします。 最初から読む≫ Vol.3 冬のセブ島・子連れ旅! 悩ましい「荷造り」のコツ のつづきです。 セブ国際空港へ到着した私たちは、迷わずタクシーに乗り目的地であるマクタン島のホテルへ。 正直なところ「ここから先はもう書くことがない!」というくらい何もしなかったわけですが、そうもいかないのでもう少し頑張ってこの旅の魅力をまとめてみようと思います。 到着したのは、セブ国際空港から30分~40分くらいの場所にあるリゾートホテル。巨大なラグーンを囲むようにゲストルームが並んでおり、チェックインしてしまったらもう泳ぐか寝るか食べるか、といった選択肢しかありません。 プールが大好きなまめと、ただ寝転んでいるだけのゆめこを連れた旅ですから、これ以上にぴったりなチョイスはなかったと思います。 実は今回の旅は、妹ができてちょっぴりやきもちを焼きながらもお兄ちゃんを頑張っている 「まめ孝行」 という裏テーマもあったのですが、もう一つ、意外な収穫がありました。 それは「ゆめこ」との時間。 家にいれば親は家事に仕事にと時間を取られ、街遊びを含めた旅行だった場合、やれ移動だのなんだのと慌ただしく、なかなかゆめこ1人のためにゆっくり時間を取ることが難しくなってしまいます。 いちどホテルに入ってしまえば帰国まで移動がない上に やらなければならない家事もない、という環境では、ゆめこにかまい放題! 一緒に寝て起きて退屈がれば抱っこして遊んで……のエンドレスリピート ゆめこが泣いてもイライラすることがありませんし、そもそもこの旅の間、 ゆめこは空腹を訴える以外ほとんど泣くことがありませんでした。 満足度が高かったのでしょうか、 写真を見返すとゆめこ、どれもものすごい笑顔。 ちなみに今回宿泊したホテルは 「プランテーション ベイ リゾート」 。巨大なラグーンと充実した設備、その割にお手頃な価格が決め手となりました。 もう少し子供が成長して、お食事やその場の雰囲気を落ち着いて一緒に楽しめるようになったら、 「プルクラ・リゾート・セブ」 や 「シャングリ・ラ マクタン リゾート&スパ セブ」 などの “ラグジュアリーな旅” も素敵かもしれません! その時はぜひ、ショッピングも楽しんでみたい。 ジンベイザメに会いに行くなどのアクティビティに参加してみるのもいいですね! そして今回、少々心配していたのが「食事」。 だって、フィリピンのローカルフードって馴染みがないし、ガイドブックを読んでみても味が想像できない。 きっと美味しいに違いないのでしょうけれど、子どもが受け付けなかったらどうしようとか、癖が強かったら……なんて色々考えてしまい、日本から持っていく食べなれたフリーズドライ食品などを、どれくらいの量にするか、最後まで悩みに悩んだものですが、結果、我が家には必要ありませんでした。 (夜中にお腹が空いたときに私が食べましたが) ホテルの中にはいくつかのレストランが点在しており、ローカルフードから和食、イタリアン、ハンバーガーなどなど豊富なジャンルが揃っていたため、飽きずにローテーションを組むことができました。売店にはよくよく見慣れたお菓子やカップラーメンまで。 初めての場所、それも海外の街中で子どもを連れてレストランを探すというのは非常に大変なので、やはり今回はホテル内で完結させて良かったと思いました。 それにしても、いくつか挑戦してみたフィリピン料理はどれも非常に美味しかった! ホテル内のレストランなのでもしかすると観光客向けに食べやすくしてあったりするのかしら。 いつかもっと旅に慣れたら、セブ市内のローカル食堂や露店のグルメにも挑戦してみたいものです。 つづく
2019年11月04日ちょっと敷居が高いと思われがちな子連れ旅、思い切って行ってみると意外と平気なもの! 旅好きな横峰さん一家が実際に訪れた【子連れ旅エピソードとお役立ち情報】をイラストとともにお届けします。 最初から読む≫ Vol.2 海外子連れ旅に「セブ島」を選んだワケ のつづきです。 小さな子どもと一緒の旅は、とりあえず 暖かいところ へ! これは子連れ旅ビギナーな私の持論です。 その大きな理由の一つが 「持っていく衣類がかさばらずに済む」 こと ただでさえ荷物が多くなりがちな子どもとのお出かけ、 これでストレスがぐっと減るってものです。 とはいえ初めて行く場所・・・それも海外では 何かが足りなくなった時に現地調達できるかどうかがわからない不安があるため ついあれもこれもと詰め込んでしまい、 あっという間に スーツケースがパンパン に。 入れたいものの半分も入れられていないというのに…… スーツケースも私の心も崩壊寸前です。 当然のことながら持って行くことのできる荷物の量は限られているため 優先順位 を決めて絞っていくしかない。 ■横峰家の荷造りルール: まず「絶対になければ困るもの」を決める 子連れ旅行の場合は、やはり子どもの健康と安全が最優先事項なので まずはオムツやミルクなど 「絶対になければ困るもの」 を決めました あれ、意外とこんなものか。 そうと決まればいくら荷物になっても躊躇なくカバンへ。 足りなくなったらどうしようと現地でヒヤヒヤするよりはずっといいので多めに準備します。 余談ですが子どもの必需品の多くは 消耗品 なので 帰国時にはほとんどなくなってしまいます。 買いすぎてしまったお土産のスペースが確保できたのはラッキーでした。 ■横峰家の荷造りルール: 大人の洋服は少なめ、羽織りものは必須! あとは 滞在日数 や 滞在先での過ごし方 に合わせて必要なものを肉づけ。 今回は最初から最後まで 広大なラグーンプールのあるリゾートホテル内で過ごすので 私たち大人のコーディネートのバラエティは 少なめ でもいいよね、と 優先順位を下げていった結果、大人の服が異常に少ないという事態に。 ただ実際、現地ではプールに入っているか部屋でくつろいでいるかだったので 着る服の枚数はさほど必要ありませんでした。 欲を言えば・・・ ものすごく着心地のいい スペシャルな部屋着 や アロマ を持っていけばよかった! 南の島でゴロゴロするのは思っていた以上に気持ちよく・・・ ゴロゴロタイムを充実させるグッズはもっとあってもよかったなと。 ちなみにこれは有名な海外あるあるですが 異様に冷房がきつい場合が多いので 体温調節用の はおりもの だけは絶対削らない方がいいですね。 ■横峰家の荷造りルール: 持っていく荷物は早めにまとめておく 荷物を早めにまとめておく理由、 それはスーツケースを先に空港へ送ってしまうため。 当日ギリギリまで使うものや機内で必要になりそうなものは 機内持ち込み用の「小さなスーツケース」 に入れて 当日はそれだけを持っていきます。 現地に着くまではその「小さなスーツケース」が ママバッグ代わり なので オムツやミルクが取り出しやすいよう、開閉しすいものをチョイス。 今回は、飛行機の搭乗時間が朝早いということもあって 前日の夜から成田空港近くのビジネスホテルに宿泊することになり ママバッグ代わりのスーツケースには 一泊分のちょっとした着替え も入れていきます。 ■子連れ旅のポイント: 「両手が使える状態にしておく」工夫を 今回のセブ島への旅は1月でした。 公共の交通機関を利用しての空港までの道のりは当然寒いため 家族全員、 前びらきの上着をたくさん重ねて 出かけます。 空港に到着し、重ね着した上着を脱いである程度の薄着になったとき すでにパンパンの小さなスーツケースには 真冬の分厚い上着をしまうスペースはないため 現地で絶対着ることのない上着は、 空港の荷物預かりカウンター に預けることに。 帰国時に、到着ロビー近くの専用カウンターで上着を受け取り 代わりにスーツケースを預けて 自宅へ発送。 今回の旅はそういった部分に、こまごまと費用がかかりましたが 動きたい盛りの子どもと0歳児(旅行当時)をフォローしながらの移動ですから 「両手が使える状態にしておく」 ことはとても重要。 おかげでスムーズに搭乗までをコンプリートすることができました。 5時間弱のフライトをご機嫌でこなし、無事セブに到着することができたまめ、 次回、 初めてのビーチリゾート へ! つづく
2019年10月07日こんにちは 横峰沙弥香 です。 「旅」をテーマに連載、 出不精で生きてきた自分がこんな連載を始めるなんて 正直なところ驚いています。 夫婦でフリーランス。 なかなか大変な毎日ではありますが、時間の都合だけはつけやすいため、我が家では国内外含め 年に4~5回の旅行 (日帰りや弾丸旅行も含めるともっと!)を楽しんでいます。 とはいえ、そんなにしょっちゅう旅行に行っていると 先立つモノ的な問題も出てくるので 基本的には リーズナブルに「困った時には自分たちで解決」 スタイル。 これがまあ……いろいろ鍛えられるわけです。 旅好きな夫のフットワークの軽さに、引きずられるようにしてあちらこちらと飛び回るうちに、子ども達もすっかり旅好きに育ち、今では長い移動や新しい環境もへっちゃら。 ちょっと敷居が高いんじゃないかと思っていた子連れ旅ですが、思い切って行ってみると意外と平気なもの。 ここではそんな旅のエピソードを 綴っていこうと思います。 第一回は、 「セブ(フィリピン)」 。 「セブ」ってどんなトコ? 娘が生まれて 家族全員揃って初めてのプライベートな海外旅行。 寒い時期に小さな子どもふたりをつれて ストレスなく過ごすには……?を考えた末のチョイスです。 ・温かい ・直行便がある ・移動時間が比較的短い ・まめ(息子 当時3才)が大好きなプールや海あそびができる ・リーズナブル 「子どもが楽しい」ことが大前提なので 観光ではなく、ひたすら遊べる ビーチリゾート がいいのではないか、という結論となり、敷地内にたくさんのラグーンがあるリゾートホテルをポチッと予約! 場所はセブ国際空港から タクシーで30~40分 ほどのところにある マクタン島 です。 そう、この旅はホテルから一歩も出ずに過ごします。 私たちも思いっきりのんびりするんだ! さてこのチョイスが吉と出るか凶と出るか 次回はその準備から到着までをお届けします。 (つづく)
2019年09月04日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。横峰沙弥香です。 これからウーマンエキサイトさんにてまめ旅Webという連載をスタートすることになりました。 よろしくお願いいたします! 初回は…ついに見つけてしまった…理想のベビーカー その名も「バガブー アント」 についてです! なぜ今さらベビーカーを探していたのかというと… まめは4才・ゆめこは2才という時期にどうして ベビーカーを探す必要があったのか… というのも、わたし自身もこんなことになるとは予想すらしていなかったんですが、必要なベビーカーの仕様ってライフスタイルにより全然違ってくるのですよ! 外出が多く、かなりヘビーにベビーカーを使用するわが家。まめが生まれてから買い換えたベビーカーは実に3台目となります…! 乗っている子供はもちろん、長時間押して歩くことになる 私たちにもストレスのない走行性と丈夫さ は必須! でも デザイン性も妥協したくない! ということで… ついに手を出してしまったバガブー。 憧れのバガブー! 早速目に飛び込んできたおしゃれなデザインに目がくらみます。 我が家には基本レッド×ブラックで統一という暗黙のルール(まめのこだわり)があるため、迷わずネオンレッド×ブラックをチョイス。 カラーバリエーションはこちらでチェック 走行性の良さに恋に落ちた瞬間 さて、評判の走行性はいかがなものかしらと触れた瞬間 スイッ 恋に落ちた瞬間でした…! バガブー アント、まず 走行性の良さ に驚きました。 片手でもスイッと動く。ちょっとした段差もなんのその。人混みの多い場所を移動する機会の増えるこの時期。これならサクサク避けながら安全に歩けます。 持ち手のアジャスターが二段階調整可能なため 身長に応じて好みの高さで使えるのも嬉しい限り。 コンパクトにたためるって最高! そしてここは最も推したいポイントなのですが わが家にとっての 最重要事項「コンパクトにたためる」 わが家は基本的に車での移動がほとんど。 更に、弾丸旅行好きな夫が急に出先で「今日はこのまま泊まって明日〇〇の方までドライブいっちゃおうか」なんてことをかましてくれるもので! 突然の旅行に備えてトランクには 常にたくさんの荷物が収納 されています。そのトランクに積むことができる大きさでなければならないのだけれど、そんなベビーカーなんてないよ…という状態だったわけです。 ところが バガブーアントなら積めちゃうんですよ。そんなトランクに。 折りたたむと 55×38×23cmという驚きのサイズ にトランスフォーム。 パッと見「小さめの」キャリーケースといった感じで、トランクに積めるどころかまだスペースに余裕があるんです! 移動に便利なたたんで運ぶという選択肢 もちろん公共の交通機関を利用した旅でも大活躍してくれます。 公共の交通機関といえば、駅構内は改札や階段などベビーカーでは少々動きづらい場面も多く、大きな駅での乗り換えが憂鬱だったりします。そんな時にはサッと畳んで持ち手部分だけを伸ばすことで キャリーケースのように運ぶことができる 仕様もありがたい。 コンパクトなのに荷物はたっぷり積めるんです そして 新幹線の荷物棚にも美しく収まる のです! コンパクトで場所をとらず、いざ使用する場面では頼もしい安定感を見せてくれるバガブー アントですが、更に たっぷりと荷物を積める という嬉しいポイントも。ついつい荷物が増えがちなお買い物の場面でも安心です。 そして、 子どもの体重は22kgまでOK なので、4才のまめだって乗せることができます。 まめ、ギリギリまで黙って歩いて突然 「もう歩けない!一歩もダメ!」 なんて言うんですよね。 今後はそんな時に途方にくれることもないのだ! 実は今までにもコンパクトベビーカーは使ったことがあったのですが、やはりどうしても「あちらを立てればこちらが……」と言いますか、軽量化を重視してしまったがゆえに諦めなければならなかった安定性や操作性などに悩まされました。 そんなあれやこれやが全部手に入ってしまうのがバガブー アント。 諦めなくていいってとても嬉しいことだと思います。1つ1つはちょっとした不便さでも、積もり積もってじわじわと効いてきますからね~。 ストレスフリーでお出かけがもっともっと楽しくなること請け合いなバガブー アントで、この夏も思い切り楽しみます! 「バガブー アント」商品詳細はこちら PR:Bugaboo Japan
2019年08月08日