アパレル会社でプレス・営業を経て、ファッションライターへ。ブランド品がバーゲンより安く買える、ファミリーセールやサンプルセールの情報を中心とした役立つファッション情報を発信しているライターです。またイタリアやイギリス在住経験から、ヨーロッパに関するファッション情報も得意としています。(フォークラス)
海外旅行では、高級ブランドが日本よりも安く買えたり、旅行先の開放感を味わいながらのショッピングができて、とても楽しいですよね。 しかし高級ブランド店では、日本と海外で立ち振る舞いなどのマナーが違うことが多いので注意が必要です。 海外での買い物で恥をかかないためにも、いくつかのポイントを事前に覚えておきましょう。 ■日本とは違う!海外では挨拶は絶対 日本では、お店の人と挨拶をするという習慣はあまりないですが、海外では高級ブランドに関わらず、スーパーなどでも挨拶をします。 そのため、お店に入ったら「ハロー」。お店に出る時には「サンキュー」を必ず言うようにしましょう。 日本での買い物の感覚と一緒のまま、挨拶なしで店内をウロウロしていると、不機嫌でイヤなお客として印象を与えてしまいます。 念頭に置いておくべきことは、海外の高級ブランドのスタッフはお客さんと同等の立場か、むしろ上に位置付けられる、ということです。 ■あなたは大丈夫?まずは自分の身だしなみから 日本人では気にならない方も多いかもしれませんが、入店の際にカジュアル過ぎる服装は避けるようにしましょう。 Tシャツにデニムなどの服装であればお客さんとして見てもらえない場合もあるので、ワンピースやジャケットを羽織るなど、スマートに見える装いを心がけましょう。 ■女優のように、接客は優雅に順番を待って 自分が欲しいものが決まっているからといって、他のお客さんを接客中のスタッフに話しかけるのはルール違反です。 通常、高級ブランドでは一人のお客さんにスタッフが専属で接客に付くスタイルです。そのため、自分の順番が来るまで、ゆっくりと待つようにしましょう。 ■注意!その商品勝手に触ってはダメ! 海外の高級ブランドで意外と多い失敗が、勝手に商品を触ることです。気になるものがあれば、許可を得てから触るようにしましょう。お店のスタッフが見やすい場所に移動してくれることもあります。 勝手に触ることで、盗難や破損などの疑いを招くトラブルとなるケースも海外では起こることもあります。もちろん試着に関しても同様です。 ■好き?嫌い?教えて欲しいあなたの好み 接客を受けている際にも注意したい大切なマナーがあります。それが、好き嫌いの反応をすることです。 日本人はオススメされた商品に対して、はっきりと意見を言わないことが多く、お店のスタッフは困ってしまいます。 好きか嫌いかをしっかり伝えることで、スタッフは違う商品をオススメするのか、似た商品も紹介するのか次の接客ができるようになります。 考えている時も、「今、考えています」と言わなければ分かってはくれません。接客されている時は何かしらアクションを起こすようにしましょう。 ■日本と違うマナーを念頭に このように、日本と海外では買い物のスタイルやマナーに違いがあります。ただ、事前に知っていればどれも簡単なこと。 知らなかったという人は、この機会にぜひ覚えてみてください。きっと次の海外旅行では、気持ちよくお買い物を楽しめるはず!
2015年11月14日