古より文人や王朝貴族に愛された名勝の地、京都・嵐山に佇む「星のや・京都」。伝統と新しさが調和する水辺の私邸には日本の文化を今に伝える「二十四節気」のプログラムが満載。 煉り香、お花見、数珠つなぎなど、女性であれば一度は体験してみたいものばかり。この春は、桜や新緑の美しい京都へ日本の文化に触れる旅に出かけてみよう。 4月8日は、仏教の祖であるお釈迦様の誕生日。京都にある1760もの寺社の中から、自作の数珠を手にお寺を巡る。好きな色の玉や紐を選び、星のや 京都の和室パブリックにて2つの数珠造りを教えてもらう。その後は甘茶をいただきながら、京に詳しいスタッフより京都の魅力や寺社に纏わるお話を聞いてみよう。 ・清明~数珠造り・お釈迦様の誕生月を祝う~ 期間:4月10日~17日 時間:11:00~11:50 料金:1人¥2,800(税込・20%サービス料別)※予約は前日の20時まで ・穀雨~水辺の深呼吸~ 新緑が美しく生える嵐峡。朝の清々しい空気の中で、お食事前に川辺にて精神を整える体操を。朝茶をいただきながら、五感を研ぎ澄まし、春の訪れに思いを馳せる。 期間:4月20日~5月5日 料金:1人¥1,600(税込・20%サービス料別) ※予約は前日の20時まで お問い合わせ: 星のや 京都
2012年04月07日インド洋に浮かぶ珊瑚の島。モルディブは誰もが一度は憧れる海辺のリゾートだ。その島のひとつであるカニフィノール島にプライベートアイランドをしつらえた「クラブメッドモルディブ」では、ただいま、『円高還元セール』を実施中! 2月1日から4月24日までの間に宿泊を予定している旅行客は3つの特典が受けられる。円高の今だからこそのまたとないチャンスなので、モルディブ行きを夢見るペアはぜひ、チェックしてみよう。 1) 2人目半額キャンペーン ハネムーナーや夫婦、友人などの2人で参加した場合、2人目のパッケージ代金が1人目の半額となる。12歳以上の大人2名で、3泊以上のパッケージプランが対象。(※出発日指定あり) 2) 円高還元キャンペーン モルディブ全コース、全ルームタイプが対象で、1人につき2.5万円の割引が旅行代金に適用される。この時期ならではのスペシャルプランは1つ目のキャンペーンと併用すればさらなるお得に。 例えば、2012年3月29日出発 モルディブ5日間の場合 東京発 スリランカ航空 クラブメッド3泊5日 水上コテージ2名1室利用 適用前⇒¥343,000×2名=¥686,000 適用後⇒円高還元キャンペーン 1人目¥343,000-¥25,000=¥318,000 2人目半額キャンペーン 2人目¥343,000-¥25,000×50%=¥159,000 つまり、適用後は2人合わせて¥477,000!適用前と比べればなんと¥209,000もお得になる。 3つ目のキャンペーンは「クラブメッド10万円分の宿泊プレゼント」。3月31日までの期間限定で、モルディブを予約した人の中から抽選で5組10名が特典を受けられる。プレゼントはクラブメッドが有する世界約25カ国、およそ80カ所のリゾートで使用可能ということで、当たればさらなる夢の続きが見られるかも。 クラブメッドは恵まれた環境を活かし、ゲストがより満足できるよう、常に「本物のバカンス」を提唱する。リゾートはいずれも美しい自然に囲まれたロケーションを誇り、G.O(ジーオー)と呼ばれる国際色豊かなスタッフが快適で安全な旅のサポートしてくれる。 旅行代金においてもバカンスに必要なものはほとんど含まれるというプレミアム オールインクルーブシステムなので、滞在中は浮世を忘れて心おきなくバカンス気分に浸れそう。 中でもモルディブのリゾートは最大級の数を誇り、プライベートな空間が魅力の水上コテージだ。クラブメッドの中でもハネムーナーやカップルには大人気。これ以上ないほどお得なキャンペーンは、なくなり次第終了ということで、ぜひ、早めの予約をおススメしたい。 お問い合わせ: クラブメッド
2012年03月05日3月から4月にかけては、獲れたての苺がもっとも美味しい季節になる。そこで、甘酸っぱい高原苺をたっぷり使ったスペシャルスイーツが堪能できる、軽井沢・ホテルブレストンコートの新メニューをご紹介。 その名も「春苺のパルフェウス シャルロット仕立て」。春苺をアイスクリーム、シャーベット、コンポートと3種の調理法で仕立てた、とても華やかな一品だ。軽井沢の高原地帯で育てられた春苺は、みつばちの受粉で実る自然栽培。甘酸っぱく濃厚でスイーツにも最適なのだ。 ホテルブレストンコート正面入口横にある「ザ・ラウンジ」で用意されるのは、瞬間の美味しさが味わえる春の「アシェットデセール」。ムースのような口当たりの良いアイスクリームはまろやかで優しい味に。果実を凍らせた濃厚なシャーベットは冷たくさっぱりと。じっくりとワインで煮詰められたコンポートは深みのある苺へと。それぞれの風味が一皿にまとめられて、極上のハーモニーを奏でてくれる。信州の名産、八幡屋磯五郎の七味をあしらったというメレンゲはさらなるアクセントに。 そして、春苺のスイーツに合わせてティータイムには春限定のハニーミルクティ。信州の甘いはちみつと合わせた、ダージリンは香り高く柔らかな甘さ。ラウンジにはそのほかにも桜、ヨモギ、枝豆と旬のフルーツをたっぷり使った季節のケーキがいっぱいなので、見ているだけで幸せな気分になれそう。 オープンテラスは緑と光に包まれ、開放感であふれている。スイーツ好きにはたまらない贅沢なひとときになりそうだ。 お問い合わせ:軽井沢・ホテルブレストンコート tel.0267-46-6200 「春苺のパルフェグラス シャルロット仕立て」 価格:スイーツのみ ¥1,200、オリジナルブレンド珈琲と春苺パルフェのセット¥1,850 提供期間:2012年3月1日~4月22日まで 取材/栗丘とまこ
2012年02月24日日本屈指のダイナミックな絶景を誇り、弘法大師・空海の原点の地である室戸。その風景に溶け込むように建つ「星野リゾート・ウトコ・オーベルジュ&スパ」では、2月より、室戸の海洋深層水と空海の風景で心身をリセットする「Power Stay」プランを提供している。 かつてこの地を訪れた空海が「室戸には無にする力がある」という詩を残したように、都会での疲れを癒し、心身ともにリセットするにふさわしい地だ。滞在中は部屋に写経セットが用意されている。「無心」になりたい時に、真っ白い部屋の中で経を綴れば、ざわついた心も鎮まって、精神が研ぎ澄まされていくことだろう。 夕刻には空海縁の札所を巡る。高知県最初の四国霊場とされる最御崎寺までのウォーキング。お遍路道で唯一海を見渡す登山道に身も心も洗われそう。納経の方法は、実際にお経を読み上げる「読経」とお経を書き写し社寺に納める「写経」の二つ。部屋で認めた「写経」を納めるのも良いし、館では代行納経もしてくれる。 リフレッシュという意味ではこちらのプラン、この時期、花粉症で悩む方にもぴったりなのだ。深海をイメージした空間で、海洋深層水のミストに包まれるという「アエロゾル」というテラピーが受けられる。深呼吸を繰り返せばいつの間にかリラックスして、スッキリしていることだろう。 プレゼントとして抗アレルギー作用があるとされる「びわの種」のお土産も。春に収穫期を迎え、それを海洋深層水で仕立てたという室戸の名産だ。それも高知医大と科学技術進行機構の共同開発により、花粉症対策に良いとして医学的にも立証済み。 室戸は黒潮暖流の影響を受け、年間を通して暖かい。南国の土佐ならではの新鮮野菜と豊富な海の幸が堪能できる。併設のスパで使用するのは室戸沖から取水する海洋深層水。まさに海の恵みをたっぷり受けた非日常へと誘うステイ。自分を静かに見つめ直して、新しい朝に出会えるだろう。 春のPower Stayプラン 料金:1泊2食 \28,000~ (2月~4月) お問い合わせ:星野リゾート・ウトコ・オーベルジュ&スパ 公式サイト 取材/栗丘とまこ
2012年02月15日長い冬が終わりを告げて、暖かい春を迎えた信州の山里には大地の恵みがあちこちで芽吹き始める。水辺に生える柔らかい蓬やふきのとう、さまざまな野草や山菜。 星のや・軽井沢にある日本料理『嘉助』では、ミネラルたっぷりの春の恵みを嘉助ならではの流儀で特別な「山菜料理」に仕立て上げる。 近くには清冽な水の流れる沢があり、料理に扱う食材は、料理長自らの手で摘むというほどのこだわりだ。きれいな水にしか生えないという水芹は、土筆、ゼンマイと共におこわになって供される。 例えば採れたてのふきのとうは、料理長自らが打った蕎麦に。少し苦みの混じったそのお蕎麦は、まさにここでしか食べられない一品だ。山菜のデザートは女性が喜ぶ「蓬マカロン」「どんぐり饅頭」「すみれゼリー」。お品書きを読むだけで春の芽吹きが香るよう。 特筆すべきは、「山の恵みの八寸」と共にいただくオリジナルの貴重な生酒だ。嘉助ならではの味を山の恵みの滋味に合わせて追及したもの。 共に酒を造るのは江戸時代から栄えた伝統ある地元の「橘倉酒造」。更なる「地味」の真髄を求め、地の素材にこだわり抜いた。 「大吟醸酒」の仕込みに使う米は、千曲川の恩恵を受けた地元の酒米「ひとごこち」。酒の6倍の量を要するという水は、八ヶ岳山系の地下水を地下30mから汲み上げる。 ここで「日本酒をめぐる一年」を簡単にご紹介。日本酒というのは微生物の働きと共にじっくりと成長する。仕込みは極寒の冬から春に向けて行うのだ。 冬には早朝より、秋に収穫された上質な米を洗米し、それを蒸して麹にし、清水、酒母と合わせて仕込む。これを樽に入れ、三段階でじっくりと発酵させていく。 これにより、酒の味に深みが増して、仕上がりを信州の寒冷な気候、気温や湿度の変化に合わせて細かく調整できる。丁寧に発酵させた「醪(もろみ)」は袋吊りという伝統的な手法によって、自然の重みだけでゆっくりと搾られる。 ほろ苦く、みずみずしい「山菜」と搾りたてのフルーティーな香りとほろ苦さが特徴の「大吟醸酒」。軽井沢の春に包まれて、この時期ならではの極上のマリアージュを堪能してみはいかがだろうか。 お問い合わせ:星のや 軽井沢 公式サイト ・日本料理「嘉助」の特別昼食膳 料金:¥8,400(※10%サービス料別)/要予約:宿泊の3日前まで 取材/栗丘とまこ
2012年01月31日日本各地に宿を持つ「星野リゾート・界」では、洗練された和の空間で、それぞれの異なる文化の香りが楽しめる。プロフェッショナルを感じさせる細かやな心配り、四季の移り変わりを感じる滞在、地元の旬の食材をもっとも美味しく提供してくれる。 この春いち押しの日本旅として、界の5施設で桜前線を追う上質な旅を紹介しよう。いずれの宿も選び難いほど魅力的な桜旅である。 古より神々の集う場所とされた出雲。その歴史と伝統を今に伝える「界 出雲」の桜の名所は玉湯川。神の湯と呼ばれた名湯・玉造温泉まで、風情あふれる人力車が迎えてくれる。 心地良い揺れに身を任せ、先を行けば、2㎞ほどの道のりに約400もの桜並木。玉湯川に沿って咲き乱れるその姿は圧巻だ。夜になると、それらがボンボンや手作り提灯でライトアップされる。幻想的な風景に酔いしれて、最も非日常空間が体感できる桜旅だ。 ・例年の見ごろ 4月上旬~中旬/料金:一名様 ¥28,000~ 日本有数の景勝地、阿蘇くじゅう連山の麓に広がる大草原の中に佇む「界 阿蘇」。桜の名所は由緒ある阿蘇神社だ。春の火振り神事や秋の流鏑馬と年間を通じて伝統的神事が執り行われ、全国的にも珍しい「横参道」の造りを持つ。 「日本三大楼門」の1つに数えられる二層式の楼門も見応えたっぷりだ。夜には夜桜鑑賞のための送迎があり、お花見には嬉しいホットワインが提供される。 ・例年の見ごろ 4月上旬/料金:一名様 ¥43,000~ 松本の奥座敷に佇む「界 松本」。浅間温泉は開湯1300年という歴史を持つ名湯だ。桜の名所は国宝に指定されている松本城。姫路城、彦根城、犬山城とともに4つの国宝城郭のひとつとされる。 中でも五重六階天守閣は文禄時代に建てられた日本最古の城だ。松本城までは夜桜鑑賞のための送迎と写真撮影のサービスをしてくれる。 ・例年の見ごろ 4月中旬/料金:一名様 ¥30,000~ 創業1912年という歴史を感じさせる静かな別天地「界 伊東」。伊東温泉最古の源泉かけ流しの湯が自慢だ。桜の名所は伊東市から南に位置する大室山。山麓にある約40,000㎡という広大な敷地には、40種3,000本もの桜が植えられていて実に見事だ。 大室山の山頂からは相模湾に浮かぶ大島や伊豆七島から天城連山、富士、箱根に続く山並みへと360度の大展望が楽しめる。現地まではタクシーの送迎と、花見スポットを記したマップが手渡されるので、迷うことなく桜の饗宴を満喫できるだろう。 ・例年の見ごろ 4月下旬~5月/上旬料金:一名様 ¥33,000~ 800年という歴史ある津軽の奥座敷、大鰐温泉郷に佇む「界 津軽」。客室からは津軽富士や岩木山を望む。桜の名所は津軽統一を果たした1代目・2代目藩主が8年という歳月をかけて完成させた弘前城だ。 広さは約40.2ha、東京ドーム10個分という広大さ。国の重要文化財として、江戸時代に建造された天守や櫓が現存する。弘前城までは夜桜の送迎と写真撮影のサービスをしてくれる。 ・例年の見ごろ 4月下旬~5月上旬/料金:一名様 ¥39,000~ お問い合わせ:星野リゾート界 公式サイト 取材/栗丘とまこ
2012年01月29日毎年800万人以上もの参拝客が訪れるという三重県の「伊勢神宮」。近年では、パワースポットとしても知られ、日本神話の最高神・天照大御神を御祭神としてお祀りする日本人の総氏神だ。 その伊勢神宮を流れる五十鈴川沿いにはたくさんの染井吉野が植えられており、春を迎える頃には実に見事な景観美を誇るという。 この季節にぜひ、参拝をお勧めしたい。旅の宿には星野リゾート「タラサ志摩」が便利だ。ホテルから伊勢神宮までガイドスタッフが送迎してくれる。 参拝する日の朝は、神様に献上される食材を使った滋味たっぷりの朝食が供されるという徹底ぶり。伊勢神宮の神饌として大切な「米」「塩」「水」にこだわって、ご飯のお伴には20種類もの伊勢志摩の名産品のトッピングが選べるというサービスもある。見た目にも華やかでとても春らしい御膳が嬉しい。 その後はいよいよ参拝へ。伊勢神宮にはいくつもの社があるのでガイドさんがいてくれるととてもありがたい。満開の桜並木を愛でながら清らかな気に触れて、いつの間にか満たされたような温かい心持になっていることだろう。 宿泊の「タラサ志摩」は豊かな緑と海に囲まれた日本初のタラソテラピーリゾート。チェックイン後はタラソテラピー(海洋療法)を体験してみよう。出向かえには桜の花びらを浮かべたウェルカムドリンク。客室には桜のアメニティの完備。お部屋の中でも存分に春を体感できる。 この季節だけの特別なパワーチャージ。身も心もスッキリして、新たなスタートが切れそうだ。 お問い合わせ:星野リゾート タラサ志摩 公式サイト 取材/栗丘とまこ
2012年01月28日山岳地帯は春の訪れがゆっくりだ。それを待つかのように、山々でもゴールデンウィークの時期には一斉に花々が咲き誇る。南アルプスや八ヶ岳の雄大なロケーションに抱かれた「星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳」では、そんな春の訪れを祝ってGWには毎年恒例の祭典が開催される。 見所はカフェやショップが立ち並ぶ石畳の回廊を彩る100mのチューリップを敷き詰めた「花の絨毯」。今年で8回目を迎えるという「花の絨毯2012」は2部構成になっている。第一部は4月28日(祝)~5月1日(火)まで。地元の小学生がデザインと制作を手掛けるという「ミニ花の絨毯」が登場する。 第二部は5月2日(水)~6日(日)。ピーマン通りを華やかに演出する「本場のイタリアンデザインの花の絨毯」が登場する。まるでイタリアの花の式典“インフィオラータ(花を敷き詰めるという意)”をそのまま運んできたような緻密で鮮やかなデザインは、見ているだけ幸せな気分になれそう。 今年はさらに、ピーマン通りで「春のガーデンレストラン」がオープンする。華やぎの中でいただくランチパーティ。メニューは「OTTE SETTE」のシェフたちが腕によりをかけてアレンジしたイタリアン、料理に合わせたワインとのマリアージュ。この日ばかりは思いっきりオシャレをして、パーティ会場へと足を運ぼう。 「春の女子会ステイプラン」では、リゾート内にある「 La terra SPA」で新メニューも受けられる。冬の間に乾燥したお肌も山梨の特産、シルクを使ったボディ&フェイシャルでしっとりすべすべ。 施術後は春をイメージしたブレンドハーブティでゆったと。そして仕上げは“華色ネイル”。指先まで春色に染められて気分は上場。すっかりキレイになった後は“OTTE SETTE”で春野菜をふんだんにあしらった本格イタリアンを堪能しよう。 おやすみ前はデザイナーズルームで食後の一杯を。お部屋入れのスパークリングワインで心ゆくまで女子会の続きが楽しめる。リゾートに一歩足を踏み入れたら、そこはもう別世界。 イタリアの山岳都市を思わせる街並み。ジャグジー&プールにスパ、メインダイニングの本格イタリアンで、心も体も癒されるはず。 時には思いっきりオシャレをして出かけたい。そして、すべてを誰かに預けて贅沢に寛ぎたい。「リゾナーレ八ヶ岳」の“華やかステイプラン”は、そんな女子にぴったりの上質なリゾートライフが満喫できる。 お問い合わせ:星野リゾート リゾナーレ 公式サイト リゾナーレ八ヶ岳 “華やかステイプラン” 〜春の女子会ステイプラン〜 期間:4月中旬~6月中旬まで 内容:1泊2食 華色SPA+ネイル+オットセッティディナー 取材/栗丘とまこ
2012年01月27日健康や美しさを保つためには欠かせない発酵食品。中でも味噌、醤油、鰹節といった日本の伝統食は先人たちの知恵の賜物だ。自然豊かなリゾート「星のや 軽井沢」では、これらの食品をふんだんに身体に取り入れることでデトックスを促すという『発酵美人プログラム』を開催している。2泊3日の滞在中は、女性だったら飛びつきたくなるような、健康美を促す魅力的なプランが盛り沢山。 チェックイン後は、甘酒のウェルカムドリンクでまずはひと息。とはいってもここからすでにプログラムは始まっている。あまり知られていないことではあるが、甘酒というのは代謝に良い糖分を含んでいるので、ビタミン補給に最適なドリンクなのだ。オリゴ糖、食物繊維といった栄養分を含み、肌荒れ、便秘予防、疲労回復などにも効果がある。しかも吸収率は90%以上というのから、大切にいただきたい。 夕食は自由に食事が選べるスタイル。その後は源泉かけ流しの湯であったまるなど、まずは旅の疲れをとろう。おやすみ前は「美容で実感する発酵」体験。ここでは2つのプログラムが用意されている。 1つ目は「酒粕パック」。酒粕に含まれるリノール酸やアルプチンという成分が、乾燥や日焼け後の赤みなどを鎮静し、驚くほどの美白効果をもたらすという。 2つ目は昔から女性に愛されてきた「糠袋」を使ったマッサージ。糠にも炭水化物、タンパク質、ミネラル、ビタミンとさまざな成分が含まれている。この2つはお部屋で体験可能なので、そのまま就寝タイムへ突入しよう。翌朝にはしっとり、すべすべ肌を実感できることだろう。 朝食は酵素をたっぷり含んだ発酵玄米朝食膳。特に玄米、小豆、塩と一緒に特殊な高圧力釜で3日間かけて炊き上げた「発酵玄米」は消化吸収も良く、栄養価も抜群だ。 午後からは「本格味噌仕込み体験」を。創業150年余という伝統を守り伝える味と技術、添加物は一切入れないという本格派の味噌作りをこの機会に職人さんからしっかり学ぼう。仕込んだ味噌は、職人さんが味噌蔵で保存管理した後に、自宅まで送ってくれる。お土産として星のや特性のオリジナル味噌のプレゼントというのも嬉しい。 2日目の夕食は、発酵食品をふんだんに取り入れた日本料理「嘉助」の特別献立。食べるだけで細胞が生き生きとするメニューを信州の旬と共にいだだける。そしていよいよ最終日。健康美の総仕上げとして3日目の朝に受けるのは「星のや」スパでの胃腸改善プログラムだ。 これほど身体に良いものだけを取り入れて、身も心もデトックスできる時はそんなにない。健やか美人に生まれ変われるスペシャルな3日間だ。 お問い合わせ:星のや 軽井沢 公式サイト 星のや 軽井沢「発酵美人」 期間:2011年12月日より毎日開催 2泊3日型の滞在プログラム 料金:¥94,000~(2名1室1名料金) 取材/栗丘とまこ
2012年01月26日身体の中をキレイにする、つまりデトックスには春が最適な時期だという。身体を温めるために、脂肪を蓄積しようする冬と違って、周りが暖かくなってくる春は、新陳代謝も増して体が軽くなろうとする。そんな時期に効率良く毒出しのお手伝いをしてくれるのが『タラサ志摩』の「タラソテラピー・デトックス&ダイエット」プランだ。 タラソテラピーとは海の恵みを使ったフランス生まれの海洋療法のこと。三重県鳥羽市にある「タラサ志摩」は日本初のタラソテラピーリゾートとして知られている。 本場フランスと同等の施設で海水を常時目の前の海から引き込んでいるため、ここでは本格的なセラピーが受けられるのだ。 2泊3日のステイ中は2回のタラソテラピーと腸運動に働きかけるエクササイズ、美食のイタリアンとの相乗効果で痩身美に磨きをかける。 チェックインしたら、まずは健康状態のカウンセリング。BMI、体脂肪、筋肉量など自分の身体がどんな状態が分かった後は、体内毒素を排出すべく海泥パックのタラソテラピーで「ボディリメイクコース」を受けよう。 海水には温泉の約10倍ものミネラルが含まれているから驚きだ。そのミネラルには摂取した脂質を洗い流す作用があるという。 2日目は「ビューティーアップコース」と目的の異なるコースを受けることで、ミネラル補給や毒だしとより多くの効果が得られるのだそう。このタラソテラピーだけでもデトックス&ダイエットにじゅうぶん、期待がもてそうだ。 そして夕食は「春野菜のイタリアン」。ワラビ・タラの芽・フキ・タケノコ・ヨモギ・菜の花と見た目にも楽しい春の旬が供される。強い香りや苦みのある野菜ばかりだが、その成分の正体は「植物性アルカノイド」。 腎臓機能を上げて、体内毒素の排出を助けてくれる。もちろん、シェフが腕によりをかけて健康と美食を追求した海の幸との饗宴なのだから、お味の方もお墨付きだ。2日目には「ダイエティーメニュー」が日本料理でもいただける。 気になる運動の方はといえば、毎朝、潮風と朝日を浴びつつ「目覚めのストレッチ」。他にも腸運動に働きかけるストレッチやプールエクササイズも含まれるので、3日間でクリーンな「痩せ体質」になれること請け合いだろう。 何より宿泊施設は伊勢志摩国立公園の中にあり、美しい伊勢湾が目の前だ。滞在中はさわやかな潮風を肌で感じることができる。豊かな自然と緑に包まれ、マイナスイオンを思い切り吸い込んでストレスともサヨナラしよう。 お問い合わせ:星野リゾート・タラサ志摩 公式サイト 海辺の養生ステイプラン 期間2012:年3月1日~5月31日 料金:一名様¥70,000~ 2泊3日 食事4回 タラソテラピー2回+特別コース1回 取材/栗丘とまこ
2012年01月25日全国一早く開花が見られるという伊豆・伊東の寒桜。伊東温泉に静かに佇む「星野リゾート・いずみ荘」ではひと足先にお花見が堪能できる。都会の喧騒を離れた老舗の宿では2月から4月開花の染井吉野まで、約3か月という期間、花見の演出にさまざまな趣向を凝らす。 それは宿に一歩足を踏み入れた瞬間から始まっている。可愛らしい桜の装飾とつるし雛。館内はもう春の香りだ。 約900坪の規模を誇る日本庭園では野点を開催。大寒桜から枝垂れ桜、染井吉野、花桃とあらゆる桜を愛でながら、季節の和菓子とお抹茶がいただける。心はいつしか平安の時の彼方へと移っていることだろう。 花見を堪能した後は温泉へ。いずみ荘は関東屈指の湯量と泉質を誇る。この期間は湯浴みも春の暦湯。如月は甘夏湯、睦月はアロエ、卯月は山葵湯と月替わりで楽しめるという贅沢さだ。 夕食は桜の季節に欠かせない「お花見会席」。桜のリキュールを使った食前酒でまずは乾杯。続くメニューは木の芽や菜の花と山菜を豊富に使った八寸、春鮮魚の御作りと伊豆の春を存分に味わえる内容となっている。 夜は日本庭園を見渡すロビーに、期間限定で「夜桜Bar」が登場。幻想的な世界が広がるひととき。いずみ荘オリジナル・桜のカクテルを嗜みつつ、ライトアップされた夜桜を眺める気分はもう格別だ。 夢心地で目覚めた朝は、庭園を見渡す足湯で花見の続きを。昨夜とはまた違った桜が堪能できるかも。お昼近くまでゆっくり滞在を楽しんだ後は、近くの自然公園などに足を延ばしてみるのもお勧めだ。 お問い合わせ:伊東温泉 星野リゾート・いづみ荘 公式サイト お花見会 期間:2012年2月~3月31日 料金:一名様¥23,000~(1泊2食付き) 取材/栗丘とまこ
2012年01月24日長野県軽井沢を拠点に森や野鳥といった自然の道先案内人をしてくれるピッキオ。冬から春にかけては、クロスカントリーやスノーシュー(西洋かんじき)で森を散策する『雪の森ハイキング』ツアーを開催している。 徒歩では困難な雪の上も、クロスカントリースキーやスノーシューを使えば泳ぐようにスイスイ進める。普段は行けないような場所まで、森のことを熟知したガイドが案内してくれるので、きっと野生の生き物たちとの思いがけない出会いが待っているはず。 例えば冬になると遥かシベリアからやってくるという渡り鳥。森の奥に佇む樹齢何百年という巨大なトチノキ。雪の上に残されたかわいらしいウサギの足跡。キツネの足跡を見かけることもあるらしい。『雪の森ハイキング』は小学生から参加可能なので、親子で自然に触れてみたい人には絶好の機会だ。 ピッキオでは「森本来の姿を未来の森に」という理念の下、自然の不思議を解き明かすさまざまなエコツアーを行っている。日々の喧騒を離れ、冷たく澄んだ空気の中で冬の自然を満喫しよう。 お問い合わせ:ピッキオ 公式サイト ~動物の足跡を追って白銀の世界へ~ 雪原ピクニック 開催日:12月23日(金・祝)~2012年3月15日(木) 時間:13:00~16:00 小学生~大人(小学生は保護者同伴) 料金:\7,000(スキーまたはスノーシューレンタル代込)
2011年12月28日湯量豊富な温泉地として知られる伊東市。太平洋を望むデザイナーズ温泉旅館「アジアン」では、12月より伊豆地方の代表的な花樹である椿をふんだんに利用した『トータルビューティープラン』を提供している。滞在中は健康と美を促すプランが盛りだくさんだ。 おもてなしは椿の花の名菓 椿は古来より日本人に愛されてきた花樹。到着後に供されるのは、平安時代に貴族に親しまれていたとされる名菓・椿餅。客室までの中庭には色鮮やかに咲き誇る椿が鑑賞できる。 客室で楽しむ椿風呂 お部屋には美肌磨きを促す、大島椿を原料にした美髪オイルやせっけん、スキンローションなどのアメニティが完備。椿の花を浮かべた広々としたヒノキ風呂。花の香りに包まれて、優雅な気分に浸れるだろう。 椿オイルを使った贅沢スパ 併設のスパでは、アジアン特性の配合オイル使ったデコルテからフェイシャル、ヘッドケアまでのトリートメントが受けられる。古くから髪のお手入れとしても愛用されてきた椿オイル。保湿効果大なので、乾燥しがちな冬のお肌や髪をしっとりと潤してくれるはず。 美肌鍋を含む創作和懐石 夕食は創作和懐石料理。女性に嬉しいコラーゲンたっぷりのしゃぶしゃぶ鍋に椿油を使った揚げ物。椿油はオレイン酸が豊富なため、お肌のくすみや肌荒れ予防にも効果大だ。 目覚めにはお部屋の椿風呂ですっきりと。椿エキスと貸し切りの湯浴み三昧でつやつやのお肌&美髪を手に入れた後は、大室山の椿園でお花見というのもオススメだ。 お問い合わせ:伊東温泉 アンジン 公式サイト ※『椿姫プラン』は2011年12月~2012年3月まで。 平日限定(休前日を除く)1泊2食付 お一人様\32,800円~。
2011年12月28日日本のふぐのうち9割が養殖といわれる中で、残り1割が天然のとらふぐなのだという。その中でも60%という漁獲量を誇るのが「遠州灘産の天然とらふぐ」だ。静岡県・舘山寺温泉に佇むデザイナーズ旅館『星野リゾート・花乃井』では、ただいま、そのとらふぐを余すところなく味わえる「遠州灘産 天然とらふぐづくし懐石」プランを提供している。 獲れたての天然ふぐの魅力は身のしまり具合とその脂質。焼いても脂が滴り落ちるほどのジューシーさなのだ。女性に嬉しいコラーゲンもたっぷり含まれている。懐石では日本料理の技を屈し、その身はひれからふぐ皮、身、白子にまでわたる。 提供されるのはふくひれ酒、薄く削ぎ切りにした「てっさ」、「てっちり(ふく鍋)」、ゼラチンとコラーゲンを生かした「煮こごり」、「ふぐ雑炊」、季節により「焼きふぐ」と実にさまざまな食し方で、天然ふぐを存分に楽しめる内容となっている。中でも「白いダイヤ」といわれる「白子焼き」は食通も唸らすほどの味わいだという。 客室は1日3ルーム限定という浜名湖を望む『露天風呂付き特別室』。ウェルカムドリンクが旬の三ケ日みかんをシャンパンで割った「特性ミモザ」というサービスも嬉しい。露天風呂には同じく旬の三ヶ日みかんを使った果実風呂。時間を気にせずゆったりと季節の湯浴みが堪能できる。月見酒には3種の静岡県産の新種「緑の英君/萩錦 純米吟醸/正雪」と、細部に渡るこころ配りに身も心も癒されそう。 『星野リゾート・花乃井』の、遠州灘産天然とらふぐ漁が行われる期間だけの「遠江の幸に舌鼓をうつデザイナーズ旅館」での贅沢なひととき。“ひとつ上の寛ぎ”を求める人に、ぜひ、お勧めしたい。 お問い合わせ:星野リゾート・花乃井 tel.053-487-0124 公式サイト 取材/栗丘とまこ
2011年12月28日今年の10月29日(土)、かねてより建設が進められていた道東自動車道夕張ICから占冠ICがついに開通。北海道の中心に位置する『星野リゾート・トマム』は、これで首都圏から最も近い北海道のリゾートとなった。 道東自動車道は1995年10月に十勝清水IC~池田ICが開通して以来、少しずつ延伸してきた。これによって、北海道の玄関口である新千歳空港からトマムまで、乗用車で約120分だった道のりが高速利用で約70分に短縮。札幌市からは約150分だった道のりが高速利用で約100分というアクセスの良さとなった。 開通によるメリットは単なる時間の短縮だけに留まらない。トマムICから約7分という距離にあるリゾートまで、急カーブだらけの山道という移動への負担も激減したのだ。 「星野リゾート・トマム」では、快適な旅を提供し、長時間による移動のストレスを極力なくそうとさらなる取り組みを行っている。 往復直行バス運行 スキーシーズンが本格化する12月より、「北海道アクセスネットワーク株式会社」と共同で、新千歳空港~トマム間の直行バスを運行。1日6往復と運行を拡充。また、北海道国際航空の就航により、首都圏からの往来が便利になった十勝帯広空港~トマム間の直行バスも1日4往復へ拡充と、便利で快適な移動時間を提供している。 海外客誘客の対応強化 新千歳空港からの直行バスの拡充に伴って、震災の影響により落ち込んだ海外客の早期の復活を願い、北海道で海外観光客向けのガイド事業を展開している「株式会社ゼロプランニング」と提携。国際線到着口や空港からの移動に伴う言語への不安を解消すべく、英語や中国語に対応し、より満足度の高い北海道の旅を提供している。 道東の入り口として、また富良野観光への中間地点として北海道の旅を彩るトマム。今後はウィンタースポーツ・シーズンの到来とともに、氷や雪の幻想的な世界が繰り広げられることだろう。ぐっと距離が近づいたリゾートで、北国の冬を満喫してみてはいかがだろうか。 お問い合わせ:星野リゾート トマム tel.0167-58-1111 取材/栗丘とまこ
2011年12月13日