料理研究家、しかない料理研究家、大盛りダイエットトレーナー、食卓から地域活性プロデューサーとして活躍。JcomやCATVで放送の「五十嵐豪の大盛りダイエットレシピ!」で料理研究家として最年少で全国放送の冠番組を担当。年2000レシピ、月70記事寄稿、自社メディアで月100記事掲載、日本一レシピをつくる会社FCFの代表。
はじめまして! 料理研究家の五十嵐豪です。冷蔵庫に●●しかないとき、それ単品でごはんを食べるレシピを提案する“しかない”料理や、大盛りなのにダイエット!? な“大盛りダイエット”レシピなど様々なレシピを紹介しております。 今日は僕から皆さんにこっそりお伝えしたいことがありまして…。ちょっと耳を貸してもらえますか? それは…「簡単にあなたの料理がおいしくなる方法」です! (C) kazoka303030 - Fotolia.com 今すぐ使えて料理が一流料理人並に美味しくなる、“うま味調味料”丸秘テクニックをみなさんにご紹介します。 ■うま味調味料ってなんだ? 7月25日は日本うま味調味料協会が定めた「うま味調味料の日」だそうです。 とは言っても、いきなりうま味調味料の日って言われても全然ピンとこないですよね。 “うま味”は料理のキモとも言えるもの。“料理のうま味を増す調味料=うま味調味料”を使いこなせばあなたの料理は今より何倍も何十倍も美味しくなるのです。 では、そもそもうま味とは何でしょうか? それはお出汁を飲んだときに感じる、じんわり優しくて広がりがあって舌に残る味覚のこと。体験するには、ミニトマトを30回以上噛んで、飲みこんだ後に舌に残るじんわりした感覚が近く、熟成チーズを食べた後に舌に残る感覚も濃厚なうま味によるものと言われます。 (C) kazoka303030 - Fotolia.com うま味調味料とは、サトウキビの糖蜜などからうま味を感じる成分であるグルタミン酸をつくりだし、その結晶を調味料として利用したものです。 元々は大豆をしぼったタンパク質から作っていましたが、今や世界中で利用されるようになり、サトウキビの糖蜜を微生物が分解してグルタミン酸をつくっているそう。めんつゆなどの調味料やインスタント食品や缶詰など加工品にも入っています。 僕は年間2,000レシピを制作しておりますが、このうま味を掴んだことでレシピの味決めにかかる時間がかなり減りました。 料理に「何か足りない。」「もっと美味しくできるはずなのに…」と思う時はありませんか? その何か足りない、が“うま味”だったんですね。“うま味”を引き出す“うま味調味料”を使いこなしましょう! ■家庭ではどうやって使うの? どうやって使うの? と言うことで、早速、6つのテクニックを紹介します。 1:ゆでながら下味をつける 野菜などのゆで汁にうま味調味料や塩を加えることで、アクや青臭さがキレイになると同時に、深みのある下味をつけることができます。 2:合わせ調味料の隠し味にまろやかな味に調整 スープや合わせ調味料の隠し味にうま味調味料を使うとうま味が増強するので、塩味が際立つのを抑えてまろやかで調和のとれた味わいになります。 3:浸すとうま味が均一になじむ うま味調味料を加えた冷水に素材を浸すと、うま味が隅々まで浸透しやすいのです。 4:素材本来のうま味を引き出す 旬はじめの素材はフレッシュな反面、味がのりきれていないので、うま味調味料で少し補うと旬のおいしさに近づきます。魚介の冷凍品はうま味調味料を振って冷蔵庫で寝かすと本来の味を取り戻すのだそう。 5:下味・素材のうま味を高める 素材の下味にうま味調味料で下味をプラスすると、おいしさが向上するんです。 6:もどす・うま味がゆっくりとしみ込む 海藻をうま味調味料を加えた水で戻すと、特有の磯臭さが消えてうま味も増してオススメ。 7月25日のうま味調味料の日に向けて、簡単にあなたの料理が美味しくなる“うま味調味料”丸秘テクニックをご紹介しました。このテクニックをご家庭でも使いこなして、どんどん“うま味調味料”を活かした料理上手になって下さいね! “うま味調味料”で、笑顔があふれる食卓が増えていけば嬉しいですね。 ・味の素 公式サイト
2014年07月18日