ボディケア・ヘアケア・メイク・インテリア用品集め・ホットヨガ・アロママッサージ・アンティークショップ巡り・ヘアアレンジが好き。
「いつもイイ女でいなきゃと思わされる人ではなくて、イイ女でいさせてくれる人を選ぶべきだよ。」 これは先日親友がSNS上にアップしていた言葉で、閲覧者からは「響くね~」「同感! 」「深い…! 」といったコメントが女性を中心に寄せられていた。 私もおおむね同感だ。というのも、「選ぶべきだよ」の部分を「選べるといいね」に代えさえすれば、それは私自身が彼女に伝えた言葉だからだ。 誤解を恐れずに言ってしまえば、多分、私たち女性は生理サイクルも影響してか不安になりやすい。気分も山のお天気のように変わりやすい。そんな私たちが“イイ女”で居続けるのは本当に大変だ。だけど、仮に”イイ女”でいさせてくれる男性がいるとしたら、そんな便利な話はない。 友人A子も“イイ女”でいることに悩む一人だ。有名企業で働くA子は、デートはするが中々恋人は作らない。そんな彼女から久しぶりに浮いた話が聞こえてきたため、急遽女子会が開催され、私たちは胸を弾ませながら話を聞いた。 どうやら相手の男性は公務員で、非の打ちどころが無いほど誠実でマメな様子が伺える。しかし、私たちが盛り上がれば盛り上がるほどA子の表情は曇り、何か納得のいかない様子である。その理由を聞いてみると…。 「素敵な彼の前だと私もイイ女でいなくてはならない気がしてしまって…。私、そんなに良い子じゃない! 本当は人のことを悪く思ったり、愚痴をこぼしてしまうことだってある! 頑張りすぎると何か嘘を付いているみたいだし、少し疲れちゃうのよね…。」 私たちに打ち明けてすっきりしたのか、彼女の表情は店に入って来た時よりも少しばかり晴れていたように見えた。 A子を見ていて、CAとして活躍する友人B子が合コンでのエピソードを話してくれたときのことを思い出した。彼女が席に着いて間もなく、向かいに座っていた男性がこう言ったそうだ。 「君ってさ、英語ペラペラの海外育ちですって感じだよね。お酒はワインが好きで、趣味はヨガに料理にバレエとかでしょ。いつ見ても笑顔だし本当、イイ女って感じだよね。」と。 私は思わず笑ってしまった。“バレエ”という3文字を“ゴルフ”に置き換えさえすれば、それは紛れもなく彼女だからである。しかし、B子に言わせてみるとそれは笑い事ではなく、まだ自分のことをほとんど何も知らないはずの相手が自分の9割を知った様子で、それを“イイ女”という風にあっさりとカテゴライズしたことが悔しくてたまらなかったという。 更に言えば、誰に強制された訳でもないのだが、残りの時間を“イイ女”として過ごさなければいけないような気がして負担だったそうだ。溜め息をつきながら苦笑いする彼女の姿がとても印象的だった。 A子とB子の例に登場した二人の男性。期待に応えなくてはならないと焦燥感に駆られ、思わず息の詰まってしまう、“イイ女でいなきゃと思わされる人”。ではそれにに対して“イイ女でいさせてくれる人”とは一体どんな人物なのか。 先日たまたま手にした人気女性誌で、肉食男子でもなく草食男子でもない仙人男子という耳新しいジャンルが紹介されていた。記事によると、穏やかで、肩ひじ張らず、自然体で過ごせる男性のことを言うのだとか。 “仙人男子”に、私なりの解釈を加えるとすると、自然体で心地良い恋愛が出来る相手=各々にとっての(十人十色の)仙人男子=“イイ女でいさせてくれる人”。そう考えたら分かりやすいかもしれない。 自然体で心地良い恋愛ができる相手。私もそんな恋愛をしたことがあった。喜怒哀楽の変化に富んだ、さぞかし手のかかったであろう私をいかなる時も抜群の安定感で受け止め、火に油を注ぐことなく温かい視線と言葉でいつもなだめ安心させてくれた。 「イイ女でいなきゃ…」などという強迫観念に駆られることなど一度も無く、ノンストレスで私らしい日々を送ることができた。彼は、まさに私にとっての仙人男子と言えたであろう。 これらを振り返ってみると、傍から見た“イイ女”かどうかは別として、自分が自分に納得のできる“イイ女”かどうか。つまりは自分に制御をかけず、活き活きとした日々を送ること、それこそが幸福へと繋がるのでは。 もちろん恋愛は利便性だけで選ぶことはできず、好きになることが大前提だが、もしどちらかを選べるとしたらどちらの選択をするだろうか。 一般的な“イイ女”=“イイ女でいなきゃと思わされる人”? もしくは、自分自身の思う“イイ女”=“イイ女でいさせてくれる人”?
2013年09月14日先日お世話になっている某有名誌ライターさんより一本の電話が入った。サバサバしていてカッコイイ姿が眩しい彼女はいつも“その先”を行き情報収集をしている。そんな彼女が今回私に頼みたいことがあると言い口を開いた。 「実はさ~、次号で男子力っていう特集を組もうと思っているんだよね~。何かこれにハマるエピソードとかあるかなと思って連絡したの。いつもごめんね~。宜しく!」そう爽やかに用件だけ伝えると、気持ちよく電話を切った。 “女子力”に対して、今度は“男子力”――。今に至るまでの男性とのエピソードの中で該当するものが無いかと脳内検索を開始してみた。 しばらくすると、懐かしい思い出も真新しいものも思っていたより意外と出てくるものである。自らを以ていわゆる胸キュンした“男子力”について紹介させていただこうと思う。 ●01.「~なさい♪」の法則 食事の場面でのエピソード。場所は、オシャレな雑誌が展示され、自由に手に取って良い洋風のカフェ。先に運ばれてきたドリンクを片手にお互い棚から選んできた雑誌をめくって眺めては話も弾み盛り上がってきた頃、追って食事も運ばれてきた。 取り分けをし、いざ口にしようとしたその時彼が言った――。「ご飯の時は雑誌しまいなさい」。そう言いながら私の膝から雑誌を手に取り、脇へとよけた。 久しぶりに味わう“ハッ”と“ドキッ”だった。と同時に、食事をする際に膝に雑誌を開いて乗せたままだなんてイケナイことだと分かっているはずなのにそれができなかった自分が急に恥ずかしくなったことを今でも鮮明に覚えている。 ちなみに、ここでの彼の口調はというと、「~なさい!」ではなく「~なさい♪」だということ。そして、もしかしたら聞き逃してしまうかもしれないくらいの音量で、サラっとした口調での一瞬の出来事だったということ。 つまり、彼にとってはそういったことに気付く感覚が身に付いていることで実際は取り上げるまででもないごく自然のことであるということ――。言ってしまえば小さな一言からここまで話が膨らむ私も私だと思うが(笑)、「…やられた!」と思わずにはいられなかった。 この話を恒例メンバーでの女子会において報告してみると、八割の友人は「うわぁー!それ超分かるー! そういう感覚の人と結婚したいー!」と歓喜の叫びを店中に響き渡らせたことは言うまでもない。 そしてこの胸キュンの正体を皆で追求してみると、一つの共通した結論に至った。結局は幼い頃のように、親から愛情ある叱り方をされ、それをこなし、ハナマルが貰いたいことに通じるのではないかということ。 よく、女性は父親に似た男性を選ぶ傾向があると言うが、父のように優しくイケナイことはイケナイのだと愛情ある注意をし、より良い方向へと自分を導いてくれるような男性といることに大きな安心感を抱くのかもしれない。 この法則に沿えば、異性から指摘されるとつい反抗したくなりがちなことも、思わず「はいっ!」と片手をピンと真っ直ぐ上げながら素直な心を以て気持ち良い返事をしてしまう女性も少なくないのではなかろうか。 ● 02.胸に響く敬語 ドライブデートでのエピソード。彼と初めてのドライブで、登場した彼のシートへの座り方や距離感やハンドルさばきを見るに非常に慣れている様子が伺えた。他愛もない話をしながら一般道から高速に乗った頃、「なんかさぁ~、なんなのこの感じ~!なんかこなれている感が全開だよね~!!」と改めて私が笑いながら話しかけると、「俺、普段は左車線とか走らないからね~」と言った。 しかし目の前を見るに、今走っているのは確かに左車線…。疑問に思って「え?じゃあなんで今は左なの?」と聞く私に彼がこう言った――。「いや、今●●さんを乗せているので」。女性には分かるだろうか、落ち着いたテンションで、普段タメ口しか話さない男性にこの時この場面で初めて敬語を使われることの重みを…。 例えば、スーパーカーで迎えに来ては、その名の通り、高速を信じられないほどの高速で走って、「もう危ないから止めて!」と本気でお願いすればするほどこれまで見たことのない程の笑みを浮かべては、その勢い止まることのない困った大人もいる中で、今一緒にいるのはそうではない男性だということの安心感を…。 “この人とは今絶対死にたくない!”と心の中で必死に神頼みする危険なドライブと、“今私は確かに大切にされている!”という喜びが“こんな男性と一緒にいたい!”という先を見据えた想いにさえ発展し得るドライブ。同じドライブでも同乗者によってこうも相反する気持ちになるものだ。 こちらの話もまた、女子会では「彼、分かっているねぇ~!」と皆が褒めたことは言うまでもない。様々な造語や若者にしか理解出来ない言葉も溢れる時代だからこそ、慣れ親しんだ関係の間でも肝心な時に敬語を使うことでその重みや深さを感じられるものである。 個人的には、周囲から下の名前をあだ名や呼び捨てしかされたことがなかった中で“●●さん”と言われたこともなんだか恥ずかしくも自分が相手に今確かに認識されているのだと今一度感じることが出来てドキッとした。 いかがだろうか。こういった例もしくはそれに通じるエピソードで一緒にいる男性から“男子力”を感じた時、みなさまも思わず忘れられない程の胸の高鳴りに繋がったのではなかろうか。 実際に上記したエピソードが果たして知人のライターさんの目に止まり誌面に掲載されたか否かは確認していないが、心温まる素敵な思い出となったことは確かである。また、こういった感覚を持ち合わせた男性と日々を共有出来る女性こそいわゆる“幸せ者”なのではないだろうか。 みなさまの周りにも男子力の高い男性はきっと存在する。もしも悩める恋愛が続く場合、今一度候補者を篩にかけて(笑)、自分が大切に思うだけでなく相手からも愛されているなと確かに感じられる男子力エピソードの存在する男性と一緒にいてみてはどうだろうか。 みなさまの恋愛がより心温まるものになることを願って。
2012年10月24日タロット占い、手相占い、動物占い、六星占術、誕生日占い、星座占いなど…挙げ出したらキリがないほど、いわゆる“女子”というカテゴリーに大いに該当するであろう私は、これまでいろいろな神様のお告げに耳を傾けてみたものです。 しかし、そんな私が唯一試さなかったものがあります。それが――電話占い。顔が見えない、料金の相場もよく分からない、そして極めつけはなんか胡散臭い気がしてならない…腰が重くなっていた理由としてはこんなところでしょうか。 しかしここまで疑ってはいても、気になるものをそのまま見過ごす訳にいかない私は、電話占いのクチコミを見ながら人気の占い師さんがわかる エキサイト電話占い を選び、先日ついに受話器を取るのでした。 トゥルルルル…トゥルルル…――。 疑ってダイヤルしてはいるものの、それなりに胸も高鳴る中、爽やかな声で挨拶してくれたのはミョンウォル先生。HPで見た写真のイメージ通りの、明るく女性らしい雰囲気が受話器越しにも伝わってくる方です。 時間は30分でお願いし、女子ならば一番聞きたいテーマ、恋愛についてみっちりご指導いただくことにしました。 よほど親しい友人でない限り、自らの恋愛談を話すことはありませんが、顔が見えない分、なぜかそれを親友に話しているがごとく、ありのままに打ち明けることができたように思います。 これまでの恋愛を振り返ってみると、一つとして後悔しているものはなく良い思い出ばかり。しかしそれなりに涙しているエピソードも少なくないところに着目した先生が教えてくれたもの――それは、【70%の美学】でした。 恋愛はもちろん基本的に何事にも全力投球でいたい私にとって、【70%の美学】、いわゆる“省エネ”は認め難い行動法の他ありません。 そんな私なのですが…先生のおっしゃることを聞いているうちに「それもアリなのかもしれないなぁ~」と次第に固くなっていた頭と心が解れていくのを感じました。 では先生のおっしゃった、男性に愛される70%の美学に基づいた女性とは一体どんな魅力を持つ人物なのか―。みなさんも共感できる部分があるかと思うので、ご紹介しましょう。 ■01.自分のことを話しすぎない 素直な人であればあるほど、趣味嗜好・育った環境・物事における考え方・家族/親しい人物に関して・毎日のスケジュールなど...気付かぬうちに相手に何もかも情報をシェアしているものです。 これでは男性の“?”を、“もっと知りたい!”を、自ら奪ってしまっているも同然。多少のミステリアスさを残し、黙って微笑んでいるような女性の方が男性は気になって仕方ないのです。 ■02.気持ちは有り難く受け取る 出先で彼が「それ欲しいんでしょう?僕が買ってあげるよ!」と言ってくれた場合、あなたなら何と言って返すでしょうか。私の場合、その気持ちが本当はすごく嬉しくてもなんだか申し訳ない気持ちの方が勝ってこの際なんとしてでも断固拒否です(笑)。 しかし先生のこれまで成功に導いたデータに基づくと、大好きな彼に愛される女性の返答とは――正反対なのです。「いいの~♪?」「え~嬉しい♪」――これです。 客観的に捉えてみると、同じ女性でも、思わず心の中で“可愛いなぁ…”なんて思ってしまったものです。男性は、時間とお金をかけた女性ほど手放したくない生き物。TIME IS MONEY(時は金なり)という言葉がありますが、恋愛の場合、TIME AND MONEY(時間とお金)がキーワードとなるようですね。 ■03.足りないくらいが丁度良い よく女性の“可愛い子”と、男性の“可愛い子”にはどこかズレが生じることがあります。前者は簡潔に言ってしまえば女性の憧れの的です。スタイル抜群、お肌・ヘア・ネイルなど...常にケアが行き届いていて華やか、家事も料理も完璧、人付き合いも分け隔てなく器用、まさにお人形のような人物。 それに対して後者はというと、どこかおっちょこちょいであったり、何かにつけて粗相が目立つ、そして女性からすると、決してお世辞にも可愛いとは言えないような、華やかとは程遠いルックス…。 これはどういうことか―。 先生によると、男性にとって“連れて歩きたい女”と“彼女にしたい女”は異なり、前者がまさに女性の好む女性であり、後者こそが男性が最終的に選ぶ女性だと言います。 一見誰もが羨む“連れて歩きたい女”は、よほど自分に自信のある男性で無い限り、“自分の手には負えないだろうな…”と男性にとっても現実離れしているため遊びに過ぎない場合がほとんどなのです。 男性が手をかけられるくらい、自分の色に染められそうなくらい、ちょっと足りないくらいが丁度良いといったところです。 以上3点が、excite電話占いの人気占い師ミョンウォル先生に私が伺った、男性にとって魅力的である女性像でした。3点全てに共通しており、何より先生が最後まで念押しして教えて下さったのは、恋愛において何よりも大事なことは男性の征服欲を満たさせてあげることだそうです。 “う~ん!なるほど…!”と、終いには先生のアドバイスに大変深く頷いたものです。 兎にも角にも、最初はまだ知らぬ電話占いというものを100%疑っていた私が、今となっては200%信頼している予期せぬ展開というのが正直なところです(笑)。 互いの顔が見えないからこそ気兼ねなく本音を話せる―。電話占いも私のお気に入りのお悩み解決法にすっかり追加となりました。 今回私は恋愛について占って頂きましたが、これからの恋や仕事、家族についてなどジャンル問わず占えるようです。 みなさまが何か大事なことへのアドバイスを欲した時―もしかしたら良きアドバイザーが電話の向こうで愛をもって迎えてくれるかもしれません。より良い方向へみなさまが導かれることを願って……☆ (東條 恭子) ★エキサイト電話占い★
2012年02月13日この夏、某大物女優が長年事実婚していた相手を亡くされてその関係性が話題となりました。また、某歌手がヒット曲の中で“灰色の夜空”“曖昧な関係でもいい”と歌ったことも記憶に新しいものです。 子供の頃には耳にしなかった、“事実婚”“内縁の妻”etc...白でなければ黒でもない、“グレー”な関係。大人でも理解し難いともいえるこの関係性の持つ魅力とは一体何なのでしょう。 先述しました事実婚に焦点を当てた場合、子供が出来た場合に非嫡出子となることや税金の配偶者控除を受けられないこと、また夫婦間で相続権がないなど少し話が難しくなりますので、ここではもう少し簡単に、事実婚の一歩手前である、いわゆる【友達以上恋人未満】における“グレー”な関係に的を絞ってみましょう。 “彼氏(彼女)じゃないけど彼氏(彼女)みたいな感じの好きな人”。極めて曖昧な表現であるこの言葉ですが、こういった愛の形に当てはまる相手がいたことはありますか?近年では昔ではとても考えられなかったようなこういった間柄がそう珍しくもないものだと考えられます。 私の周りにもこの関係に居心地の良さを覚えてハマった人が何人かいます。しかしそれと同時に当初は見えていなかったこの特殊な関係の落とし穴に苦しむ人も同じ数だけ見受けられます。彼女たちから直接聞いた歓びの声と悲痛の声、メリットとデメリットとは―…。 ◆ メリット ・相手に束縛されないため自由でいられる ・結びつきの強制感がなく精神上気楽に付き合える ・両者の意志だけを絆とするため、純粋に互いへの気持ちを強められるモチベーションに繋がりうる ・お互いが依存することなく、自立している ・どちらか一方の立場が「弱い」「 強い」のではない、対等なパートナーシップを築きやすい ◆ デメリット ・社会的に受け入れられづらい ・家族や周りに対して、説明が面倒 ・妬きもちをやいたところでどうしようもない ・例え相手に恋人が出来たとしてもそれを非難できない ・関係をつめても相手を困らせるだけ どうでしょう。ザッっと羅列してみましたが、この関係、良い点もそうでない点も同じ数だけ潜んでいるように思います。またこういったメリット/デメリットを目前にした上で感じるのは、 信頼と“好き”という気持ちのみで相手と繋がっているこの関係は、ある意味究極の愛とも呼べるのではないかということ。しかしその一方で、義務や拘束力の存在しない砂上の楼閣であることの代償として、危険でもあるということ。 後者について述べると、つまりは、“好きになったが負け”なのです。同じスタンスでお付き合いしていないと、辛くなって最終的には傷付くだけなのです。 当初は居心地の良さを覚えて、その関係に不満や疑問を抱くことは欠けらもなかったはずが、次第に「私たちって一体どういう関係なんだろう…」「相手はどういうつもりなんだろう…」そんな不安に押し潰されそうになってしまったら厄介です。“グレーな関係にけじめをつける”のか。“グレーを白にする”のか。 幸せになるための選択は千差万別です。明るく前向きでオープンな関係性がもちろん良いに決まっていますが、こういった愛の形も事実存在するのが美しくキレイなことばかりではない人の世であり、人生のおもしろい所なのではないでしょうか。あなたならどんな選択をしますか―。
2011年11月25日40代男性の友人の話です。会社ではトップクラス、お洒落、モテる、性格が良い、料理上手、周囲からの信頼も厚い、頻繁なジム通いでとても40代男性とは思えないほどの筋骨隆々とした体格、趣味はサーフィンにゴルフに海外旅行にと充実、別荘も所有、まるでモデルルームかのような広く整った綺麗な自宅…。 女性からしたら、これぞまさに“白馬に乗った王子様”とでも言いましょうか。本当に文句の付けどころがないとはこのことです。彼に初めて会った時、「奥さんはさぞかし内外共に美しい方なんだろうなぁ…」と思い、 “白馬に乗った王子様に迎えに来られるお姫様”とはなんぞや?!と、興味津々の小娘はキラキラした目で思わず尋ねてみたものです。しかし次の瞬間彼の口から出た言葉に驚きを隠せませんでした。 「いないんだよね。」 想定していた答えよりなんとも短すぎるその一言が信じられず、二度聞きしたものです。しかし聞き返してみてもその答えが変わることはなく、さらにはバツイチでもバツニでもない…つまりは結婚経験も未だかつて無いとのことでした。それでもその事実にまだ納得のいかない私は終いには同性愛者かどうかの確認もさせてもらいましたが答えはやはり「NO」でした。 その後も彼との交流は何度かあり思えば付き合いも数年になりますが、彼はいかなる時も“完璧”です。彼が何か失態をおかす場面にただの一度も直面したことがありません。しかし次第に彼を知っていく中でふと気付いたことがあります。周囲からの羨望の的ともなる彼に何故ガールフレンドが出来ないのか―。 答えはシンプルでした。“完璧”だからです。“完璧”すぎるからです。これはあくまで自論と言えますが、人はどこかダメなところがあってこそ、愛というものが生まれるのではないでしょうか。よく“ダメンズウォーカー”なんていう言葉を聞きますが、そこまでいかなくとも、つまりはそういうことです。 どこか抜けていたり、常日頃しっかりしているはずの人にスキがあったり、何か不得意なことがあると知ったり、意外に当たり前のことが出来なかったり…普通に捉えれば“負のギャップ”とも言えますがそれこそが「なんて愛らしいんだろう!」「意外にドジで可愛い!」「この人は私がいないとダメだなぁ」と、女性にとってのいわゆる“胸キュン”や、自分の存在価値を確かめられる材料となるのです。 相手が完璧すぎると、自分も同じように完璧でいなきゃと一種の強迫観念のようなものに押し潰されそうになる可能性もあります。一見誰もが羨むパーフェクトライフ、しかし実際は母性本能をくすぐられるようなルーズな一面も男性の大きな魅力となるのではないでしょうか。 先日、東京は丸の内にある『相田みつを美術館』に行きました。たくさんの作品が展示されている中で、これに通じるものをいくつか目にしました。 ちょうど野田新首相が民主党代表選で引用した「どじょう」という作品で再び脚光を浴びている相田みつをさんですが、まさに相田さんの作品には“ダメなところがあってもいい、それこそ人間の姿なのだ”といったニュアンスのものが多数存在し、嘘の無いその正直な言葉に納得するファンが後を絶ちません。 人間は、何不自由ない美しいものに惹かれる一方で、どこか多少の堕落願望も併せ持つのではないでしょうか。恋愛において、“白馬に乗った王子様”とのパーフェクトライフ、あるいは“ダメンズ”と言われているにしても人間味溢れるどこか憎めない愛らしい男子―。 あなたはどちらを選びますか? 東條恭子の記事一覧を見る
2011年09月09日“まさか彼に限って…”“彼は良い人だから、よっぽど悪い女にひっかかったに決まっているよ!”“そんなことする人じゃない!” どんなに辛い事実に直面しても、愛する彼を最後まで信じたい/ 守りたいと思うのは母性が働く女性ならではの心理というものなのでしょうか。でも目を逸らしてはいけません。酷ですが、事実は事実なのです。どういう経緯があったにしても、彼があなたを裏切ったということ、それが紛れもない事実なのです。 では彼から浮気のサインは出ていなかったのでしょうか。赤裸々なガールズトークで出てくるそのリアルボイスを紹介してみたいと思います。 ・携帯にロックをかけるようになった/ 自分といる時に携帯を触らなくなった 携帯電話はもはや全てを詰め込んでいます。メールや画像や通話履歴…彼の言動が一目瞭然のもの。これが原因で浮気が発覚するということがほとんどです。 ・香水をつけるようになった それまでは香水をつけることなんて無かったのに急につけ出した場合、何かしら理由があってお洒落に力を入れ出した可能性があります。 ・急に割り勘になった それまではデートでの支払いは全て彼だったのに、月日が経過して突然「ごめん。半分出して。」と頼んでくるというケース。最初から割り勘なら分かりますが、突然そう言ってくる場合、他にお金を使う場が出来た可能性を表しています。 ・誕生日を境に高価な物を持ち始めた 誕生日は浮気相手も力を入れる時です。彼が誕生日を境にブランド物のバッグ・時計・財布etc...急に「これ買ったんだ~。」もしくは「会社の人にもらったんだ~。」と言って身に付け始めた場合、値段が高価であればあるほど何かしらの形で重要である人物の存在を表していると考えられます。 ・インターネット上での交友関係 mixi、Facebook、Twitter、ブログetc...こういったインターネット上の交友関係も携帯電話に比例するといえます。何かしらの機会が無いと彼に関係し得ないような女性の影がそこに存在した場合、もしくは急に頻繁に絡み出した場合、浮気相手である可能性があります。 ・スケジュールを把握したがる 「今日は何するの?」「今どこにいる?」と、必要以上に居場所確認をしたがる場合、浮気現場と鉢合わせしないように気を付けていることが伺えます。 ・会う機会が減った これも大変分かりやすいサインです。仕事が忙しいということを理由になかなか会えなくなったり、会ってもそれまでに無い程の短時間だったり。彼は他に忙しいのです…(苦笑) ・愛情表現の変化 愛の言葉を言うことが気付けば無くなっていたり、逆に急に優しくなり出したり、その表現にそれまでと違う波/ 違和感があった場合、怪しいと思って良いでしょう。 いかがでしょう。これらはガールズトークで次から次へと出てくる浮気に関するリアルストーリーのごく一部ですが、サインは盲目になっていたがために気付かないだけで思いの他出ているものなのです。しかし、疑い深くなりすぎると彼を/ 人を信じられなくなって、それほど悲しいことはありません。 男性には動物的狩猟本能が備わるからか、そうでない人ももちろんいますが、浮気をする人は一度獲物を手に入れると次なるターゲットに的を定めるものです。その習性がめでたくあなたで止まれば良いですが、それを繰り返す人は“本当に懲りないなぁ…”と呆れる程に繰り返します。 一度傷つけられて心に深い傷を負ったことでなかなか人を(男性を)信じられなくなった友人が周りに何人かいますが、冒頭で書いたような愛情を抱いてしまわずに「次の男性に目を向ける」ことが出来れば少しは楽になり次の恋へ向けて前向きに突き進めるのではないかと思います。 浮気をされた方、私もその経験があります。辛いのは分かりますが、だからといってその事実を美しい思い出を汚さないように記憶から消してしまおうとしないで、彼があなたを裏切った事実を事実として受け止めましょう。そうすれば思い出を美化して辛いサイクルに溺れないで、その恋は終わりにすべくして終わりになったと捉えることが出来ると思います。 今幸せな方は良いのですが、何かしらの違和感がある方、いくつかのサインに当てはまる方は、彼との関係をちょっと一歩置いて見直してみてはいかがでしょう。ここで紹介したサインはガールズトークの中でも信憑性の高いものなので、その違和感の正体が“黒”では無いことをお祈り申し上げます。 (東條 恭子)
2011年08月29日