普段は某地方ラジオ局の構成作家をしています。都内で社会人劇団も運営。たまに怪談も書いています。落語と寺社仏閣巡りが大好きな、血圧高めの恐妻家です。 いつも取材に協力してくれる友人・知人の主婦の皆様に感謝。
■前回のあらすじ 話し合いの末、理解し合えた美香と樹。離婚は回避できましたが、美香は復職することに…。 >>1話目を見る <妻Side STORY> 私たちはじっくりと話し合い、再出発することに決めました。 そうです。私があの時決断した「あること」とは、離婚…ではなく、再就職することだったのです。 というのも、樹への不満とは別に、主婦として過ごしたこの3年間はつねに「主婦だから〇〇しなきゃ」と思いすぎてプレッシャーがつらかったり、「ずっと家にいる生活が得意ではないかも…」と悩み続ける日々でもあったのです。 そして樹に会社を辞めることを聞いたあの日、樹の前でおいおいと泣いてしまいながらも、内心「こんなにウジウジと卑屈な自分って嫌だな…」とはっきり思ったのでした。 家族のカタチは、家族ごとに違っていて良いと思います。そしてそのカタチは、すぐに見つかるものではなく、夫婦で喧嘩して、話し合って、お互いを尊重しあって見えてくるものなのだろうと私は今回のことで実感しました。 我が家は、私が外に出て、夫は家にいることがお互いにとって一番快適なカタチでした。ただそれは「今」だけなのかもしれません。今後、子どもが大きくなり、私も夫もそれぞれにしたいことや世の中の状況だって変化してくるでしょう。その時に、また家族のカタチは変化するのだろうと思います。 それでも大事なことは必ず相談すること…私たちはこれを守っていかれればいいなと思っています。 ※この漫画は実話を元に編集しています イラスト・ ぐっちぃ
2021年11月11日■前回のあらすじ 復職することを勝手に決めた美香。樹は初めて、相談もせずに大事なことを決められてしまう気持ちを理解したのですが…。 >>1話目を見る <夫Side STORY> 離婚届と共に切り出されたのは、美香の再就職。なぜ美香がこんなことをしたかというと…。 独立開業する条件や今後の生活について、ふたりで話し合うことに…。美香に心配させたくないとひとりで考えて実行してきましたが、最初からこうしていればよかったのだとようやく理解できました。 そして美香は美香で新たな道に向かって歩みだすことに…。 次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています イラスト・ ぐっちぃ
2021年11月10日■前回のあらすじ 美香を心配させまいと、独断で貯金し独立を決めた樹。そのことが、逆に美香の不信感を買うことになってしまったのです。 >>1話目を見る <夫Side STORY> 美香はきっと僕の夢を応援してくれると思っていました。それなのに…。 どうして美香は僕を信じてくれないんだ、どうして僕の夢を応援してくれないんだ…僕は美香への不満でいっぱいでした。そして、冷戦開始から数日後のある夜のこと…。 その時、僕は自分が美香にしてしまったことの意味に、初めて気付いたのです…。 次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています イラスト・ ぐっちぃ
2021年11月09日■前回のあらすじ 妻に相談せず仕事を辞めただけでなく、秘密の貯金まで持っていた樹。美香はとうとう離婚届を突き付けたのでした。 >>1話目を見る <夫Side STORY> いくら有名企業だからといって昇級にも限りがあり、これ以上の暮らしを求めるといっても天井は見えている状態でした。だから、自分で起業しようと思ったのです。 なぜ美香に相談しなかったかというと…。 美香には何も心配させず、安心して生活できるよう考えたはず…。それなのに、ショックを受けて泣きまくる美香。僕はどこで間違えてしまったのか…? 次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています イラスト・ ぐっちぃ
2021年11月08日■前回のあらすじ 「独立する夢を叶えたい」と美香に何の相談もなく辞表を出してしまった樹。さすがに強い不信感を覚える美香でしたが、夫は美香の知らない通帳を出してきて…。 >>1話目を見る <妻Side STORY> 夫に通帳を見せられた私は、頭をガツンと殴られたかのようなショックを受けました。 なぜならわが家では私が家庭に入る際に「一度資産全体を把握しておこう」ということで、お互いのそれまでの貯金などもすべて開示し合っていたはず。でもこの貯金については、まったく知らされてなくて…。 「夫は、私に平気で嘘をついていたってこと…?」私はこれまで夫に寄せていた信頼が揺らぐのを感じました。 もしかしたら夫にとっては「サプライズ」の気持ちもあったのかもしれません。でも私は夫婦としての信頼を裏切られたような気がして、心の中が怒りと虚しさでいっぱいになってしまいました。 と同時に、専業主婦としてすべてを夫に委ねている今の状況に、かつてないほどの不安も覚えたのです。 それから数日間。私は今後のことを考え続けました。そして「あること」を決断したのです。 次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています イラスト・ ぐっちぃ
2021年11月07日■前回のあらすじ 育児のため、仕事を辞めて節約生活をしている美香。しかし夫は自由にお金を使っていてモヤモヤ。そんなある日、夫が突然仕事を辞めてしまったのです! >>1話目を見る <妻Side STORY> これまでも結婚しても、親になっても「自分中心」なままだった夫に、モヤモヤすることはありました。 でも夫の仕事については、家族みんなの人生に関わる重大事です。なぜ夫は自分だけの判断で勝手に決めても構わないと思えたのか…。 今回はさすがの私も夫に強い不信感を覚えました。そんな私に、樹は得意気に、見たことのない預金通帳を出してきたのです。 次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています イラスト・ ぐっちぃ
2021年11月06日<妻Side STORY> 私は美香。結婚して3年、今は専業主婦として、2歳になる息子の正真の育児と家事に追われる毎日です。 元々は学習塾で講師をしていた私。結婚後も仕事を続け、将来は自分の教室を開きたいという夢もあったのですが…。 樹が仕事を頑張ってくれるから、生活できている…そう思っても仕事できている樹が羨ましい気持ちが根底にありました。でも、今私がすべきことは家族が楽しく元気に過ごせること。そう思ってきたのですが…。 夫婦で月々に必要と決めた金額+貯金額については、毎月きっちりと渡してくれていた夫。だからその他のお金を夫が何に使おうと、本来私が文句を言う筋合いはないのかもしれません。 でも…まるで独身時代と同じように、稼いだお金でポンと自分へのご褒美ができてしまう樹を見ていると、「仕事を手放してまで家庭を優先している自分って一体…」「結局主婦って報われない…」などと、つい負の感情に囚われてしまいます。 突然の樹の告白に、私はパニックに陥りました。 次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています イラスト・ ぐっちぃ
2021年11月05日■前回のあらすじ 夫の実家に帰省中、買い出しに行った夫から「玄関にセミがいるから入れない」と表で泣きわめかれて…。私はあきれてしまい…。 >>1話目を見る ある日、家族3人で近所をお散歩していたときのことです。 ツバサに「かっこいい!」と言われ、夫は少しだけ変わっていったのです…! あんなに虫嫌いだった夫が、虫に立ち向かうようになったのです! イラスト・ 星田つまみ
2021年09月02日■前回のあらすじ 夫のマサトは虫が苦手で、家に小さい虫がいるだけで大騒ぎ。息子が産まれてもビビりがなおる気配はなく、将来息子まで虫嫌いになるのではないかと心配に…。 ある日、夫の実家に帰省したときのことです。 ところが、そんな夫のビビりが “あること” をきっかけに変わったのです! 次回に続く(全3話)毎日18時更新! イラスト・ 星田つまみ
2021年09月01日私の夫のマサトは虫が苦手で、家に小さい虫がいるだけで大騒ぎをします。 日々こんな調子で虫に大騒ぎする夫に、内心ドン引きしていた私。しかし数日後、さらにあきれてものが言えない事件が発生しました。その名も「帰れなかった事件」です。 次回に続く(全3話)毎日18時更新! イラスト・ 星田つまみ
2021年08月31日本作品は 「ウーマンエキサイトコミック大賞」 ストーリー部門で特別賞に選ばれたツキノマコトさんの作品「ロジハラ夫」をコミック化したものです。 ■前回のあらすじ テレビを見て感想を言っただけの私に、理屈で絡んでくるロジハラな夫。10年前はこんな人じゃなかったのに…と困っていたある日、思わぬ援軍が! >>1話目を見る ロジカルな夫をきっちりやり込めたのは、娘のリナでした。その様子を見て「リナと将来結婚する人は、かなり大変だぞ」と想像してみたのですが、 きっとリナなら相手の気持ちを汲みつつ議論ができるだろうなあと、娘の将来を頼もしく思ったのでした。 イラスト・ あむち
2021年08月20日本作品は 「ウーマンエキサイトコミック大賞」 ストーリー部門で特別賞に選ばれたツキノマコトさんの作品「ロジハラ夫」をコミック化したものです。 ■前回のあらすじ とにかく理屈っぽいうちの夫。 娘の世話をよくしてくれるいい父親ではありますが、今日も肉の賞味期限について長々と反撃してきます。 何でも理屈で私を言い負かそうとする夫に、いつも手を焼かされています。例えば、こんなことも…。 私はテレビを見て感想を言っただけなのですが、ダメ出しをされ嫌な気持ちになりました。 ロジハラとは「ロジカルハラスメント」の略で、正論を振りかざして相手を追い詰める行為。 正論を言うことがハラスメントになるわけではなく 自分は正しいと思い込んで、相手の気持ちに配慮せず攻撃してしまうことです。 私が話をしてもたいてい論破されてしまうので、何とかしたい! と思っていたところ、ついに思わぬ援軍が現れたのです…! 次回に続く(全3話)毎日18時更新! イラスト・ あむち
2021年08月19日本作品は 「ウーマンエキサイトコミック大賞」 ストーリー部門で特別賞に選ばれたツキノマコトさんの作品「ロジハラ夫」をコミック化したものです。 私の夫は、メーカー勤務で真面目なタイプ。 娘の世話もよくしてくれるいい父親でもあります。 でも、困ってることがあるんです。それは… 「ごめん 次から気をつけるね」とか「そうだね〜」などで終わる話が、いつも「俺は正しい」という演説になることが多いのです…。 次回に続く(全3話)毎日18時更新! イラスト・ あむち
2021年08月18日