オレンジやレモンなどのシトラスは
“糖質コントロール” の強い味方!
糖質が少ないシトラスは、糖質コントロール向きの食材として知られています。そこで関さんに、すぐに実践できるシトラスの取り入れ方を伺いました。
「オレンジやレモンは糖質が少ないだけでなく、果物の中でも多くの
ビタミンCを含んでいます。また活性酸素を除去して抗酸化力もあるため、
抗老化にとっても効果的な食材といえます。しかしビタミンCは体に蓄積されず、消費されるのも早いため、朝だけでなく1日何回かに分けてこまめに補いたいですね」(関さん)
活性酸素は日に当たるだけでもかなり増えてしまうので、
出かける前の食事で生のまま摂るのがポイント。そのまま食べるだけでなく、
スムージーや
ドレッシングとして食べるのもオススメだそう。
「ランチやディナーで、焼いた肉や魚にレモンをさっと絞って食べるのは理にかなっています。ビタミンCと良質なたんぱく質は、
鉄分の吸収もアップさせてくれるので、女性に嬉しい組み合わせ。たんぱく質とビタミンCが結びつくと、
コラーゲンを生成してくれるので、さらなる相乗効果も期待できます」(関さん)
日々の生活で、美味しさと栄養素をうまく組み合わせて食事をいただくことが重要ですが、まずは簡単なレシピから取り入れてみましょう。シトラスは、そのままいただくだけでなく、さまざまな料理に利用できるので、見た目に愉しく・美と健康にも良いカラダ想いな
「シトラスごはん」としていただくことがおすすめです。
関さんに教えていただいた、糖質制限初心者にぴったりな「シトラスごはん」レシピをご紹介します。
関由佳さん おすすめ「シトラスごはん」レシピ
トマト&オレンジの豆乳ホットスムージー
オレンジのビタミンCと一緒に、コラーゲンの材料となる大豆のタンパク質を摂るとコラーゲンの生成に効果的です。さらに、トマトのリコピンはβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化力を持ち、動脈硬化の予防やガン予防、美白効果などがあると言われています。
これらを同時に摂ることで美白、美肌効果が期待できます。
<材料> 2人分
・オレンジ果汁 …100cc
・トマトジュース(無塩) …200cc
・豆乳(無調整) …100cc
・塩 …少々
[トッピング用]
・オリーブオイル …適量
・ブラックペッパー …適量
・バジルの葉 …1枚
<作り方>
1)豆乳を人肌に温める
2)ボールにオレンジの果汁、トマトジュース、1)で温めた豆乳、塩を加えて混ぜる
3)カップに注ぎオリーブオイル、ブラックペッパー、バジルの葉をのせる
【内科医/アンチエイジングアドバイザー 関由佳さん プロフィール】
内科認定医、カラダクリニック銀座 院長。アンチエイジングアドバイザー、野菜ソムリエ。学生時代から予防医学に興味があり、医食同源の考えのもと野菜を多く使ったのバランス食を自ら実践。内科医として勤務する傍ら、若い女性やメタボ対策の男性向けのダイエット外来を行っている。毎日の食事でダイエット、血液・血管・細胞レベルでのアンチエイジング・病気の予防まで、食事で健康美人を目指し、2011年12月Happy Aging Laboを開設。メンバーには医師や看護師、薬剤師が参加。冷え症やダイエットなどテーマに沿った料理イベントを開催している。
http://dryuka.exblog.jp/
【 シトラスごはんとは 】
シトラスを使って家族や大切な人のことを想いながら、愛情をたっぷりこめて作るのが「
シトラスごはん」。
ビタミンCや食物繊維のほか、高い栄養価とダイエットやアンチエイジング効果などで注目のシトラス(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)。このシトラスを食材としてとらえ、その甘酸っぱさと秘めたパワーをたっぷりと盛り込んだ、美味しくてヘルシー、美容にも健康にも嬉しい料理です。
和・洋・中はもちろん、無国籍など料理ジャンルを超え、前菜からメイン料理、ドリンクやデザートまで、メニューの幅広さも魅力です。