人生の必須科目は「有酸素運動」! あなたが認知症にならないために、いまやるべきこと
ストレッチやヨガではだめなの?
さて、すぐにでも運動を始めたくなるこんな研究結果があります。認知症ではない健康で高齢な男女を2群に分け、1つのグループには、
「週3回のストレッチを中心としたヨガ」を継続し、もう1グループには
「週3回の有酸素運動(歩行40分)」を継続。
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1年後に海馬の体積、BDNFの量を測定したところ、有酸素運動を続けていたグループが、ストレッチ・ヨガグループと比較して
海馬が増加しており、
BDNFの量も増加していたのです。
左右の海馬の体積とBDNF量は正の相関を示しており、これは海馬体積が大きければBDNF量も多いということを意味しています。
海馬体積、BDNF量の上昇とともに、
記憶力テストの結果も
増加した、という結果となりました。
近年の脳科学では、
「脳は思ったよりも再生し、新しい細胞が増える」ということがわかってきました。もちろん
ストレッチやヨガは心身を
リラックスさせ、継続して行うことで様々な利点を得られます。しかし、
活性物質を全身に送り届けるためには、ある程度の運動強度を
30分以上継続して行うことが重要なようです。