「感動を共有したい」 という衝動が、仕事の原動力 / ピエール・エルメ・パリ 近藤清香さん インタビュー
さまざまな分野を縦横無尽に活躍するエイジレスな女性たち。彼女たちが好きな人・空間・コトには、ずっと探していた「キレイ」のヒントが隠されているはず。 “KIREI interview” では、そんな彼女たちのキレイの秘密を探ります。
近藤清香さん / 「ピエール・エルメ・パリ」プレス
“パリ~東京”を代表するパティスリーブランドのひとつ「ピエール・エルメ・パリ」。洋菓子業界のみならず、さまざまなフードシーンに革命をもたらした無二のブランドとしてご存知の方も多いのでは。今回はそのブランドを約8年間にわたり影で支えてきた近藤清香さんを「KIREIインタビュー」でフューチャー。会うたびに魅力を帯びていくような、同性ですら心をときめかしてしまう彼女の「KIREI」のヒミツを探るべく、じっくりお話をうかがわせていただきました。
― 「ピエール・エルメ・パリ」に入社される前は「シアタープロダクツ」で営業をご担当されていたという話を以前伺って、そのギャップに衝撃を受けた記憶があります。その転機のきっかけは何でしょう?
実は「シアタープロダクツ」の前はファッション誌の編集部に属していて、他には、読書好きが高じて、約1年程新聞社の書評欄で編集長のアシスタントをしていたこともあるんです。私の前職がアパレルだったことをご存知の方も少なくないのですが、実はもっと前を遡るとさらにそのギャップで驚かれる方も多くて(笑)ちぐはぐに感じられるかもしれませんが、私の中ではどのキャリアもすべて一貫したひとつのキーワードで結ばれているんです。
― そのあたり、もう少し詳しくうかがっても良いですか?
新聞社のお仕事では、隔週ごとに新刊100冊以上を集めて書評する本を選定する委員会を開くんですね。その際に書評委員のみなさんにお弁当をご用意するというのが私に課せられた重要な任務のひとつだったんです。出席されるのは大学教授や著名な作家の方々ですから、皆さん舌が肥えてらっしゃる。
ファッション誌の編集部を経て入社した「シアタープロダクツ」は東京発のかなり実験的なアパレルブランドでしたが、当時彼らが創りだすクリエーションがいちいち斬新で驚きに満ちていて……。ピエール・エルメのミルフィーユを食べた時に感じた衝撃や感動と、自分の中ではイコールで結ばれているんです。何事においても「驚きや感動に突き動かされている状態」が一番心地よくて好きなんですね。「もっとたくさんの人とこの感動を共有したい」という衝動が仕事の原動力になっているんだと思います。
近藤清香さん / 「ピエール・エルメ・パリ」プレス
“パリ~東京”を代表するパティスリーブランドのひとつ「ピエール・エルメ・パリ」。洋菓子業界のみならず、さまざまなフードシーンに革命をもたらした無二のブランドとしてご存知の方も多いのでは。今回はそのブランドを約8年間にわたり影で支えてきた近藤清香さんを「KIREIインタビュー」でフューチャー。会うたびに魅力を帯びていくような、同性ですら心をときめかしてしまう彼女の「KIREI」のヒミツを探るべく、じっくりお話をうかがわせていただきました。
近藤清香 Sayaka Kondo
ピエール・エルメ・パリの国内における広報を担当。
ピエール・エルメ・パリの国内における広報を担当。
ピエール・エルメ・パリの『味覚・感性・歓喜の世界』を日本のスイーツファンに伝えるべく、イベントや展覧会等の企画も担当している。ピエール・エルメ・パリはフランス人アーティストのニコラ・ビュフと共に2016年の1年間を通して、愛のものがたりをテーマにしたアートコラボレーションを開催中。https://www.pierreherme.co.jp/
― 「ピエール・エルメ・パリ」に入社される前は「シアタープロダクツ」で営業をご担当されていたという話を以前伺って、そのギャップに衝撃を受けた記憶があります。その転機のきっかけは何でしょう?
実は「シアタープロダクツ」の前はファッション誌の編集部に属していて、他には、読書好きが高じて、約1年程新聞社の書評欄で編集長のアシスタントをしていたこともあるんです。私の前職がアパレルだったことをご存知の方も少なくないのですが、実はもっと前を遡るとさらにそのギャップで驚かれる方も多くて(笑)ちぐはぐに感じられるかもしれませんが、私の中ではどのキャリアもすべて一貫したひとつのキーワードで結ばれているんです。
― そのあたり、もう少し詳しくうかがっても良いですか?
新聞社のお仕事では、隔週ごとに新刊100冊以上を集めて書評する本を選定する委員会を開くんですね。その際に書評委員のみなさんにお弁当をご用意するというのが私に課せられた重要な任務のひとつだったんです。出席されるのは大学教授や著名な作家の方々ですから、皆さん舌が肥えてらっしゃる。
下手なお弁当は出せない。ということで、たかがお弁当調達と言えどそのために、老舗の味や歴史、季節ごとの食文化等を学んだり、美味しい店やお弁当をいろいろとリサーチしていました。約1年間でしたけど、それまで食に対してそこまでの情熱がなかった私にとって、このジャンルへの目覚めは貴重な体験だったと思います。
ファッション誌の編集部を経て入社した「シアタープロダクツ」は東京発のかなり実験的なアパレルブランドでしたが、当時彼らが創りだすクリエーションがいちいち斬新で驚きに満ちていて……。ピエール・エルメのミルフィーユを食べた時に感じた衝撃や感動と、自分の中ではイコールで結ばれているんです。何事においても「驚きや感動に突き動かされている状態」が一番心地よくて好きなんですね。「もっとたくさんの人とこの感動を共有したい」という衝動が仕事の原動力になっているんだと思います。
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