連載 植物のおまもり
「呼吸」が自然と深まるアロマの使い方【植物のおまもり Vol.1】
女性が健やかに、美しくあることは家族と社会を明るく照らす、温かい光のようなもの。だからいつも労わり、丁寧に磨いてキラキラと輝いていたいのだけど、家事に仕事に周囲とのお付き合いにと忙しく、自分のケアに手が回らないことも多いですよね。
まわりを照らす光のような美しさは、内から溢れる生命力を抜きにしては語れません。そして、ストレスに満ちた社会でそれを保つには、内から外から支えてくれる植物の力が欠かせないことを、日々実感しています。
植物には人にとって有用な、解明しきれないほどの成分が含まれていて、薬草を用いた治療は長く医療の中心でした。今ある症状には瞬時に、根本の要因には包括的に働きかける植物の力は、性質的に揺らぎやすい女性にとって、心地よく頼もしいおまもりのような存在。
私たちの体に備わった生命力が息を吹き返す「植物のおまもり」と、その力を余さず受け取り、心と体がどんどん楽になっていく「元気ときれいのための基本の知恵」を、このコラムを通してお伝えできればと思います。
■「呼吸」することは、細胞を元気にすること
第一回は、体の根本である細胞を元気にし、ケアの効果ときれいのレベルをぐんと高める「呼吸」について。
ご存じのように私たちの体は、ひとつひとつの細胞が栄養と酸素を材料にエネルギーを作ることで成り立っています。細胞に十分な栄養と酸素が行き届いていれば体は滞りなく機能するのですが、酸素が不足すると細胞の力が衰え、あらゆる機能が低下して胃腸や自律神経、ホルモンのアンバランスなどへと繋がっていき、きれいと元気に影が射します。そして、酸素不足のままではどんなケアをしても、本来の効果が得られないのです。
© Mila Supynska - Fotolia.com
現代社会は様々な要因で呼吸が浅くなりやすくて、私たちは気づかないうちに酸欠が常態になっている可能性があります。だから、きれいと元気を保つためには何よりもまず、鼻からの深い呼吸でたっぷりの酸素を取り込むことが重要なのですが、わかっていても常にコントロールするのは難しいもの。
■心地いい香りが自然と呼吸を深くする
そんな時こそ、植物の出番です。脳は「心地いい」と感じると、それを積極的に取り込もうと体を機能させますから、シチュエーションや時間帯に脳が喜ぶアロマを利用し、 “体が自然と呼吸したくなる” 環境を作ってあげればいいのです。例えば、私が実践しているのはこんなこと。
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