■カフェインを含む飲み物をとる
カフェインには、血管を収縮させる作用があるとされています。そのため、コーヒーや紅茶を飲むと、痛みがおさまることもあるようです。ただし、過剰にカフェインをとるとかえって痛みが増す場合もあるので、飲みすぎはNG。1~2杯程度にしておきましょう。
■甘いものを食べてみる
血液中の血糖が低下して低血糖の状態になると、片頭痛が起こりやすくなります。低血糖による片頭痛の場合は、飴をなめるなどして少量の糖分をとると、痛みが軽くなることがあるそう。ただし、チョコレートには血管を拡張させる作用があるので避けましょう。
上記は片頭痛になった場合の緩和法ですが、片頭痛を予防するためには、脳の視床下部が不調にならないよう、ストレスをなるべく避けて、規則正しい生活を心がけることが大切です。
なお、慢性頭痛には、片頭痛のほかにも緊張型頭痛、群発頭痛などの種類があり、それぞれに対処法は異なります。また、ときには、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍などの重大な病気が頭痛を引き起こすことも。
頭痛がひんぱんに起こる場合は、まずその種類と原因を特定する必要があります。最近は頭痛専門のクリニックや頭痛外来も増えているので、頭痛に悩む人は、一度受診してみることをおすすめします。