2023年2月22日 11:00
ナッツ、黒こしょう…チョコの健康効果高める意外な“食べ合わせ”
「チョコレートには優れた健康効果があることが明らかになっており、その栄養素がますます注目されています。私自身も、日常的にチョコレートを食べています。連日夜遅くまで仕事をしていますが、かぜひとつひきません」
こう話すのは、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅先生だ。予防医学の実践者として活躍する栗原先生は、チョコレート、特に高カカオチョコのもつ効能に以前から注目し、患者さんにもチョコレートを取り入れた食事指導を行っている。
「私の患者さんを診察していても、チョコレートを食べることを毎日の習慣にするようになってから『間食やドカ食いが減った』『体重が減ってきた』『血糖値や血圧、コレステロール値が改善された』など、健康状態がよくなったという人が数多くいらっしゃいます」(栗原先生・以下同)
チョコレートには、カカオポリフェノール、テオブロミン、カカオプロテイン、リグニン(食物繊維)、エピカテキン、脂肪酸、カフェインなど、さまざまな成分が含まれている。カカオポリフェノールは抗酸化作用が強く、動脈硬化予防、心疾患・脳血管疾患予防、がん予防などの作用がある。カカオプロテインは難消化性のタンパク質で、大腸に善玉菌を運んで腸内環境を改善するため、便通の改善、大腸がんの予防に役立つ。