2023年10月2日 11:00
「毎日目を洗う」「目薬の際にまばたき」目を悪くするNG習慣8
目薬を差してすぐ目全体に行き渡らせるつもりで、まばたきするのは逆効果
「自分でよかれと思って習慣にしていることが、じつは目に大きなダメージを与えているかもしれないことを、ぜひ知っていただければと思います」
こう話すのは、二本松眼科病院副院長の平松類先生。最新著である『眼科医が警告する視力を失わないために今すぐやめるべき39のこと』(SB新書)で、平松先生が警告している目によくないNG習慣のなかから、とくに失明などの深刻な事態を招きかねないものを紹介したのが次の8つの項目だ。
【1】目薬を差したときにまばたきをするようにしている
目薬を差してすぐ目全体に行き渡らせるつもりで、まばたきするのは逆効果。目に薬液がたまらず、涙とともに薬の成分が鼻から口へ流れ出てしまい十分に薬効が行き届かない結果に。とくに緑内障の進行を抑える目薬をしている人がこれを繰り返すと目薬が効かずに病気が進行。最悪の場合、失明する危険性も。
「目薬を差した後、すぐにぱちぱちまばたきしている人がいます。薬の成分が目全体に行き渡るようにとしているのだと思いますが、逆効果。
まばたきの圧力で薬の成分が涙とともに鼻から口へ流れ出てしまい、薬が効きません。