2023年10月2日 11:00
八代亜紀が活動休止…「ドアノブが回しにくい」関節リウマチを見分ける方法
早期発見が肝(写真:PIXTA)
《少しの間、大好きな歌と絵から離れなきゃいけないのは寂しいけれど、必ず元気になって戻ってきますので待っててね》
歌手の八代亜紀(73)が、9月12日、自身のホームページで膠原病の治療に専念するため、年内の活動を休止すると発表した。
「膠原病とは、体の外からやってきた細菌やウイルスなどの異物を攻撃する体に備わっている免疫が、誤って自分の体を攻撃して起こる病気の総称です。20種類以上ある膠原病のなかでももっとも頻度が高く、よく知られているのが関節リウマチです」
と語るのは、日本リウマチ財団理事で松野リウマチ整形外科(富山市)院長の松野博明先生。
患者数は約60~70万人と推計される関節リウマチ。しかも女性は男性の3~5倍も多い。
なぜ起こるのだろうか?
「原因は不明ですが、親や祖父母などに発症者がいる場合には発症率が上がることから遺伝的な要因もあります。しかし、喫煙や歯周病など後天的なリスク要因も複雑に関係し合います。 また男女差があり、妊娠中に症状が軽くなり、閉経後に症状が悪化するなどから女性ホルモンの影響も考えられていますが、はっきりした結論はまだ出ていません」