子育て情報『道路で遊ぶのは絶対ダメ!ペダルなし二輪遊具の事故に注意して』

2019年10月13日 20:05

道路で遊ぶのは絶対ダメ!ペダルなし二輪遊具の事故に注意して

目次

・ペダルがなくブレーキもないため転倒の危険も
・3歳児がもっとも多く、首から上の危害が8割
・事故発生場所は約半数が一般道路
ペダルなし二輪遊具のイメージ


涼しくなり外で遊ぶのが楽しい季節になりました。最近では、2歳ごろから乗れるペダルなし二輪遊具を持っているおうちも多いのではないでしょうか。実はこのペダルなし二輪遊具での事故が多発していることを知っていましたか?

ペダルがなくブレーキもないため転倒の危険も

トレーニングバイク、ランニングバイクなどといった名前などでも呼ばれているペダルなし二輪遊具は、小さなころからバランス感覚が養えるということで人気の遊具。でも、ペダルがなくブレーキもないものがほとんどのため、思わぬ転倒等による事故が増えています。

消費者庁には、医療機関ネットワーク事業(※1)を通じて、ペダルなし二輪遊具に関する事故情報が平成22年12月から平成30年度末までに106件寄せられており、消費者庁や独立行政法人国民生活センターが注意を呼びかけたあとも、事故は増加傾向にあるそうです。


3歳児がもっとも多く、首から上の危害が8割

年齢別に見ると、3歳児が43件で全体の約4割と最も多く、それに続く2歳児と4歳児を含めると9割を超えています。危害の内容では、擦過傷(さっかしょう)・挫傷(ざしょう)・打撲傷が9割近くと圧倒的に多くなっていますが、骨折も6件ありました。

危害を受けた部位としては、顔が全体の2/3を占め、頭部と合わせると、首から上で約8割となっています。これは、4歳以下では頭部と顔の割合が高く、重心が頭部寄りにあり、頭から落ちやすいためと推測されます。受診した際の処置見込みを見ると、即日治療完了が約4割ですが、通院を必要とする事例が半数近く、また入院を必要とする事例も3件ありました。特に4歳以下では、年齢が低いほど即日治療完了の割合が低く、治療に時間を要したようでした。

事故発生場所は約半数が一般道路

事故の発生場所は、47.2%が一般道路で起こっており、そのうち36件は坂道で発生していました。公園内やその他の場所も含めると、半数以上がが坂道で発生していることがわかりました。


消費者庁では事故を防ぐアドバイスとして下記の6つを挙げています。 

【事故を防ぐためのアドバイス】

1道路で使用しない
この遊具は、ペダルがないため、道路交通法で定められた自転車には該当しません。

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