子育て情報『3児ママ小児科医がわが子に必ずインフルエンザ予防接種をする理由、異常行動から子どもを守るには?』

2020年2月24日 13:35

3児ママ小児科医がわが子に必ずインフルエンザ予防接種をする理由、異常行動から子どもを守るには?

目次

・忘れられない「インフルエンザ脳症」の思い出
・インフルエンザ脳症について
・インフルエンザ脳症の症状
・インフルエンザによる意識障害や異常行動は?
・異常行動を見たら
・異常行動の対策、どうすればいい?
・インフルエンザ脳症とインフルエンザワクチン
3児ママ小児科医がわが子に必ずインフルエンザ予防接種をする理由、異常行動から子どもを守るには?


こんにちは、東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳、5歳、4歳の子育て中です。インフルエンザの流行期の今、「インフルエンザ脳症」について知っておいていただきたいことをお話したいと思います。

忘れられない「インフルエンザ脳症」の思い出

私は元々小児科医なのもあって、ワクチンはきちんと打つ派でしたが、以前体験したエピソードから、さらにワクチンの大切さを思い知った出来事があります。

それは、2歳の女の子で、インフルエンザ脳症になってしまった症例でした。脳症になる前は飛んで跳ねて駆けまわっていたであろうその子は、病室で鼻からチューブを入れて栄養をとっていました。担当ではなかったためその後、その子がどうなったか詳しいことはわからないのですが、その姿が衝撃的で、インフルエンザ脳症の恐ろしさを痛感したのでした。

インフルエンザ脳症について

インフルエンザ脳症は、日本では毎年60〜100人くらい発症があります。多くは小児ですが、大人でも発症があります。インフルエンザの流行にともなって、脳症も発症が増えます。

インフルエンザ脳症の症状

インフルエンザ脳症の症状は、発熱、意識障害がメインで、その他にけいれん、異常行動、嘔吐などがあります。0〜4歳ではけいれんが多く、5〜19歳では頭痛や嘔吐、成人では髄膜炎様症状になることが多いようです。死亡率が高いインフルエンザ合併症で、死亡率30%、後遺症率25%と言われています。

よく10歳以上で問題となりやすい異常行動ですが、どの年齢にも起こりえます。10歳以上だと、行動力があるため、家から飛び降りたりできてしまう分、結果として痛ましい結果になることがあるため、注意を呼びかけられています。そして、異常行動とインフルエンザ脳症は区別しきれないのが実情で、異常行動がでたからといって必ずしもインフルエンザ脳症である、というわけではありません。

インフルエンザ脳症の異常行動、意識障害は一過性(1時間以内)ではなく、長く続くとされています。短時間の意識障害などは心配いらないことが多いのですが、再発して脳症となることもあるので、解熱するまでは気を抜かないで観察してあげることが重要です。 

インフルエンザによる意識障害や異常行動は?

①両親がわからない、いない人がいると言う(人を正しく理解できない)

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