疑ってごめんね…。今ならわかるあの言葉の意味【ママならぬ日々71話】
産院にやってきた母との会話で印象的なものがありました。
それは……
「障子の桟が見えなくなったら生まれる」。
部屋のすぐそこにある障子の桟が見えなくなるくらい痛くなったら、赤ちゃんが生まれる、という意味だそうです。この言葉をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこのとき初めて聞きました。そしてものすごく「わかる」と思いました。陣痛絶頂期はすべてが白くぼやけて、目を開けているのに、何も見えていなかった気がしたからです。
そしてこんな言葉が残っているくらい、陣痛の痛みは共通のものなんだな、と思うと、「古今東西のお母さんたちSUGEE!」
と全人類の母をリスペクトしたい気持ちでいっぱいになりました。
いや、ホント、みなさんお疲れ様です……。
<つづく>
著者:イラストレーター 和田フミ江
姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
「もう切ってください!」陣痛が痛すぎて思わず懇願⇒「残念ながら…」助産師さんからまさかの言葉!?