子育て情報『親や友達をたたく、噛むなど攻撃的になってしまう子どもへのサポート方法』

2020年10月25日 22:30

親や友達をたたく、噛むなど攻撃的になってしまう子どもへのサポート方法

目次

・子どもが攻撃的になってしまう理由とは
・攻撃的な行動には、こんな声かけを
・第三者に相談するという手段も有効
子ども手が出てしまう


コミュニケーションが取れる年齢になっても、子ども自身の怒りや感情の高揚を自分では制御できず、「すぐ手が出てしまう」と悩むママは多いです。「暴力はいけない」と言い聞かせても、反射的に手が出てしまうという子も。

そこで、今回は暴力的になってしまう子どもにはどんな声かけや対応をすればいいのか、また、子どもが攻撃的になってしまう理由などを日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授の塩崎尚美先生にお話を伺いました。

子どもが攻撃的になってしまう理由とは


子供手が出てしまう1


攻撃的になる原因は、家庭環境や子どもの特性などさまざまな要因が考えられ、1つに限定することはできませんが、まだ会話もつたない1~2歳ごろの幼少期の子どもの多くは、自分の気持ちを言葉で表現できないため、子どもによってたたく、噛むなどの攻撃的な行動で怒りや要求を訴えてしまうことが多いです。そのため、3歳以上になって手が出たり、噛みついたりする子は少なくなりますが、3歳以上でも言葉で伝えるのが苦手な性格だったり、反射的に手が先に出てしまう子もなかにはいます。

また、言葉のつたなさ以外では、例えば入園や引っ越しで環境になじめていなかったり、下の子が生まれて赤ちゃん返りしたりなど、大きく環境が変わったときの精神的ストレスで攻撃的になるケースも。ほかには、子どもとの関わりの中で、ママをたたくことで意思表示することを容認していると、お友だちをたたくことで意思の疎通をしようとすることも考えられます。

攻撃的な行動には、こんな声かけを

親子会話


2歳ごろになれば、親の言っていることを理解できるようになり、会話による意思の疎通も少しずつできるようになってきます。もし、たたいたり噛んだりする行動に出たら、どんな声かけをすると良いでしょうか?

①子どもの言い分を聞いてあげる
大人は慌てず、どうして叩いてしまったのかを聞いてみましょう。うまく説明できないときは、大人が「○○が欲しかったのね」「仲間に入りたかったのかな」と、感情をくみ取ったり、子どもの気持ちに寄り添ったりして気持ちを落ち着かせてあげましょう。 

②「たたくのはいけない」ことを伝える
ハッキリと「たたくのはいけないこと」をその場で伝えます。
叩かれたら痛いこと、悲しいことなど相手の気持ちも教えてあげましょう。

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