「絶対子どもたちも彼を好きになる」と確信した彼のひと言とは~シングルマザーがステップファミリーになるまで~
当時私は、小学4年生の息子と小学6年生の娘の子どもを2人育てるシングルマザー。仕事や家事、育児に追われる毎日でした。付き合っていた彼は6つ上。一人親に理解がある人でしたが、言動から私との結婚は考えていないように感じられました。
しばらくはお付き合いを続けて、4人の関係を良くしていこう。私はそう考えて生活していましたが、数カ月後、子どもたちと彼は親子になったのです。
ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。
多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。
子どもたちに会わせる。そう決意したのは
私と彼のデートは、仕事帰りに私の家まで彼が送ってくれるというドライブデートが主流でした。楽しくて幸せな時間ですが、育児をぞんざいにしているのではないかと不安になることもありました。そんな交際から3カ月ほど経ったある日、初めて日中に2人で会う約束をしたときに彼はこう言いました。
「ママと俺がデートしてきていいか、子どもたちに聞いてみて? いつも仕事でいなくて寂しいのを我慢しているかもよ?」
彼は子どもたちも好きになってくれる人だと、確信した一言でした。子どもたちを思いやってくれる彼の言葉を聞いて、彼と子どもたちを会わせようと決意したのです。
妊娠が判明!せっかく良好な関係が…!?
「お父さんって呼んでいい?」
「(彼の家に)オレたちだけでお泊まりしたい!」
あっという間に彼になついた子どもたち。
彼も子どもたちと一緒の時間をたくさん過ごしてくれて、良い関係が作られていきました。
そんな、子どもたちと彼が出会ってから1年ほど経過したころのある日、私は生理が遅れていることに気付きました。妊娠検査薬の結果は陽性。彼との子どもを妊娠したのです。やっと4人で仲良くなれたのに、この関係を壊してしまうのでは……、ととても悩みました。
ついに告白。子どもたちと彼の反応は?
「ごめんなさい。たぶん妊娠しました。」
彼の家にみんなでお泊まりした朝、ソファで彼と子どもたちがくつろいでいる前で、私はそう伝えました。