2022年11月19日 18:20
「妻と娘を傷つけた過去は変わらないから」夫は許さないでいいと言う夫。謝罪する夫に妻は?
妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。その後地震が発生し、妻子と義両親は夫の伯父の家で生活。改心した夫が娘に向き合うようになり、その変化に戸惑う妻。離婚すべきかどうか、今後のことを決めかねていた。
幸せにするって約束したのに、雪穂の笑った顔が大好きだったはずなのに、大事な人を傷つけて、泣かせてしまった。
娘と向き合ってこなかった期間と、考えるようになった期間では、時間があまりにも違うから、今はまだ信じてもらえなくても無理はない。
「俺のことは信じなくて……、許さなくていいよ」
思いもよらない言葉に、ぎょっとする妻。夫のこの言葉の真意とは?
「許そうとせず疑ったままでいい」
「俺のこと、許さずに、忘れないでいてほしい。それだけのことを、俺はしてしまったんだから……」
「どんなに俺が変わっても、過去のことが許されるわけじゃない。雪穂たちを傷つけ事実は変わらないから、許そうとせずに、疑ったままでいいよ」
「許さず、疑ったままでいい」という言葉の真意を知り、スッと胸のつかえが下りた妻。
確かに変わった、昔理想を描いていた父親像に近い今の彼を信じていいのか……。妻はある質問をする。
「結のこと、どういう風に見えてる?」
夫の答えは?
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
「会社員だけどお母さんだから。お母さんだけど会社員だから。どちらも放り出せない葛藤」まぼの“働きながら子どもを育てる”ということ Vol.11 | HugMug