2023年8月26日 06:00
「小さいときはもっと…」素直に聞けなかった保育士の言葉。シンママになった私が今、後悔していること
2児のシングルマザー・りりこさんは、Instagramで3.5万人のフォロワーを抱え、自身の離婚体験談やフォロワーさんたちの離婚・シングルマザー情報をシェアしています。今回は、りりこさんが離婚する前の働き方と子どもの向き合い方で、とても後悔しているというエピソードを教えていただきました。
お金がない……とにかく必死に働いた
離婚する前の私は、「働くならボーナスがある正社員一択!」という考えでした。低収入で将来に不安しかなかった当時、子どもへの負担なんて考える余裕がありませんでした。
仕事は朝7時すぎに子どもを自転車にのせて45分走り、仕事場近くの保育園へ預けて19時ごろまで働いていました。お迎えへ行くと、最後の一人で待っていることも多かったです。子どもが病気のときは病児保育に預けたり、ファミリーサポートを頼ったりもしました。
頼れる身内や頼れる夫、頼れる友人は……いません。
孤独な戦いでした。
でもそれが当たり前だと思っていました。お金がないんだから、稼ぐためには仕方がない。そう思っていました。
仕事中、保育園からの連絡に気づかず、発熱した息子を20時ごろ迎えに行った日もあります。満員バスに子どもを抱っこして乗って行った日もありました。
「私がもっと融通のきく仕事や働き方を選択していれば、幼い息子はこんな苦労をしなくてもよかったのでは?」
そう考えて、あとからすごく後悔しました。私も頑張っていたけれど、子どもにも頑張らせてしまっていました。
将来のためのお金も必要だけど、いま生きていけるだけのなんとかなるお金があれば、それだけの仕事量だけで良いのではないかと考え、今はパートで働くという選択をしています。
「小さいときはもっと一緒にいればよかった」保育士の言葉に……
「私は子どもが幼いときに働きに出たのだけれど、小さいときはもっと一緒にいればよかったと後悔してるのよ」
保育園の見学先のおばあちゃん保育士さんが、そうお話ししてくださったことがありましたが、当時の私は聞く耳を持ちませんでした。でも今の私には、とても有難い話をしてくれたのだな、と思えます。
どんなことを言われても、自分が経験しなければわからないことって、あると思います。