つわり期の食事に! おすすめのマクロビオティック食品
妊娠すると、女性の体調は激変します。まず、ホルモンの影響で高温期が続くことで、自律神経の働きや血圧が不安定になり、異常な疲れやすさと眠気が出やすくなります。いわゆる悪阻(つわり)です。私自身、つわりのひどさに「赤ちゃん大丈夫かしら…」と心配になることもありました。
つわりが出やすいといわれる妊娠初期は、赤ちゃんの神経や根幹が作られる大切な時期です。つわりで食欲がないとはいえ、血液の質が急に落ちるような極端な食事をするのは、赤ちゃんにもママの体にもよくありません。でも一体何を食べればよいのでしょうか?
そんな時、私が出会ったのがマクロビオティックでした。マクロビオティックの教室で習ったレシピ、先生や友人たちとの出会いにとても助けられたものです。
そこで今回は、つわりを軽減させるマクロビオティック流の食事について、マクロビオの考え方も含めてご紹介します。
■マクロビオティックの基本的な考え方マクロビオティックでは食べ物を「陽性」「中庸」「陰性」の3種類に分類します。
人の体もこれと同じ状態にあると考えられていて、常に真ん中の「中庸(ちゅうよう)」と呼ばれる状態でいることが理想とされています。
しかし、妊娠すると体内に熱がこもり、「陽性」の状態に傾きやすくなります。すると、体内にある陰性なものの排出が強まるため、食の好みが変わったり、ブレたりしやすくなるのです。つわりの時、「あれがどうしても食べたいの!」となったり、「これはどうしても食べられない」となったりするのはこのためです。