実践! 子育てコーチング ~中級編~(ママが楽になる母親コーチング特集5)

子育てはコーチング技術を使えばもっとうまくいく!

親が子育てで「野望」や「不安」以外に持てるものって何!?

子どもの気持ちを受けとめるって? ママが身につけたい、子どもの話を聞くためのスキル
実践! 子育てコーチング ~初級編~の続きです。

前回は、質問することで、子どもの中にあるものを引き出すというスキルを学んだ。今回は、知識がなかったら、それが「子どもへの働きかけである」ということにすら気がつかないスキルを学んでみよう。そのスキルとは「子どもを承認する」ということ。

引き続きお話を、国際コーチ連盟マスター認定コーチの、あべまさいさんに伺いました。

目次

・存在を認める=アクノレッジするというコーチングスキル
・横浜市長、林文子さんの人との関わり
・「差し出されたものをもらう」というアクノレッジメント


実践! 子育てコーチング ~中級編~(ママが楽になる母親コーチング特集5)

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存在を認める=アクノレッジするというコーチングスキル

アクノレッジするとは、直訳すると「承認する」「認める」という意味だ。「ほめる」という言葉とも限りなく近いが、アクノレッジには、「その人の存在そのものを認めていく」「その人がそこにいることに価値を置いていく」という意味合いも含む。

アクノレッジのスキルは、以下の3つに分けることができる。


・結果承認
良い結果を出したときにほめること。これは自然とやれている人が多い。

・行為承認
望ましい行為があった時にそれを認めていくこと。行為承認をするためには、子どもを注意深く観察していく必要がある。「どんな小さな進歩や努力でも見逃さないぞ!」というような心構えでみていく必要がある。

・存在承認
文字通り、子どもの存在そのものを認めていくこと。大それたことでなくていい。たとえば、朝起きてきたら「おはよう!」と親から声をかける、それも立派な存在承認だ。


存在承認や行為承認がなく、結果承認だけのコミュニケーションは、人をかえって不安にさせると言われている。


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