「出産前よりキレイになりたい!」 産後の体型・体重管理で重要なポイントとは?


日本人は床での生活が落ち着く傾向にあり、オムツ変えや着替え、沐浴も低い位置で行いがちです。
あぐらや正座の姿勢で下を向いて作業することは、腹筋にも骨盤底筋に刺激が入り、一見よさそうですが、実はその逆。産後数ヵ月は骨盤がまだ不安定なため、座って下を向いた状態で作業することは、身体に負担をかけてしまいます。

さらに、おしりの筋肉に大きな刺激が入るので、おしりもガッシリします。産後間もなくは、立っている状態でズボンを上に引き上げるように、下がった骨盤を上に引っ張り上げるイメージで、腹筋を使うべきです。

そのためには「深い深呼吸を繰り返し、お腹に力を入れて立つ(または歩く)」という癖を付けることから始めましょう。徐々に骨盤が安定してきたら、下腹部のポッコリを解消するために、脚上げ腹筋(※)を行うとよいですね。

(※編集部注:床に仰向けになり、ひざを伸ばしたまま脚をゆっくりと持ち上げたり、下ろしたりを繰り返す運動。
「レッグレイズ」とも呼ばれます。)

ポイント(3)に関しては、女性にとって苦手な分野かもしれません。できる範囲で実践すれば構いません。むしろ重要視すべきは、ポイント(2)の食事管理です。

出産は人生最大のデトックス

「出産は人生最大のデトックス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
それはつまり、出産する時に、体内の悪いものも一緒に排泄し、血液から作られる母乳を与えることで身体の中がきれいになる、ということ。さらに骨盤矯正ができれば、妊娠前より小さなお尻になることもでき、見た目も生まれ変われますね。

中には「何もしていないけれど体重が減った」という人もいますが、それはもう「体質」としか言いようがありません。でも、「私は違う体質だから…」と諦めてしまうのはもったいないことです。


体質は変えることができます。でも、そこに努力は必要です。自分には何が必要で、何が不必要なのか、考えて実践してみてください。

(鈴木元<天使のたまご総院長>)
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