コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記

「赤ちゃんの沐浴はこんなにも重労働?」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.6 


翌日、わたしは助産師さんから沐浴の指導を受けた。
簡単な挨拶から始まり、用意するものの説明を聞く。

「必要なものは、ベビーバス、ガーゼタオル、そしてバスタオル、ベビー石けん、おしめ、肌着が2枚です。

おしめと、肌着は事前にすぐ着せてあげられるように、バスタオルの下にご準備くださいね。今の季節は暖かいので、まずはお湯の温度を38度に設定します。

赤ちゃんの耳を抑えて、ガーゼタオルを用意し、顔から洗っていきます。
Sという字を描くようにクルクルと…。

あーしてこーして………最後に背中を洗って、おしまいです」

あぁ~、用意する物はたくさんあるし、沐浴とはこんなにも色んな行程を経る必要があるのか。

「赤ちゃんの沐浴はこんなにも重労働?」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.6 

沐浴の説明は30分程度で終了し、助産師さんの指導のもと、手取り足取り、実際にやってみた。
息子の首元から頭をぐっと片手で支え、体を洗ってやるとびっくりしたのか「おぎゃぁっおぎゃぁ!」と、ビービー泣いてしまった!

入院中のプレ沐浴を済ませただけで、実家でもすぐに本番を迎えなくてはならないなんて…!

あぁ、助産師さんが家に来てくれればいいのに、と何度も思った。

母に「沐浴ってどうやったらいいんだっけ~」と助けを求めると
「え、もう30年も前だから、お母さん忘れちゃったわよ」と残念な答えが返って来た。

一方、夫は「沐浴の仕方、教えてよ~」と、焦る私をよそにワクワクしているではないか。仕方あるまい、わたしが夫に教えるしかないではないか。

ん~それにしても赤ちゃんの沐浴はなかなか簡単ではない。
果たして、初めての沐浴はうまくいくのであろうか?

つづく
(Boojil)

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