コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「搾乳は夫婦の共同作業!?」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.10
不眠が続いた1週間が過ぎ、体調不良のまま実家に戻ることとなった。
昨夜に比べれば、熱も38度から37度くらいに下がったし、どうにか治りそう。
こどもが産まれて2週間。「母ちゃんになったわたしがこんな状態でどうする!」と、自分に気合いをいれた。
実家に帰るなり、まずは病院へ。
「その症状だと、急性胃腸炎ですね。流行っているし、薬のんで安静にしてください。一応薬は授乳に影響の少ない物を出しておきますが、心配な場合、授乳は控えてミルクをあげることをお勧めします。一概に赤ちゃんに影響がないとは言えないので」
急性胃腸炎か…。やはり。
夫の親戚からもらった急性胃腸炎。この時期になるなんて、ついていない。それも産後の体力低下によるものだろう。
わたしは買っておいた手動の搾乳機を使って、
薬を飲む前に初めての搾乳をしてみることにした。
搾乳は簡単なようで実は難しく、手の力も必要だ。なんせ手動の場合、何度も何度もハンドルをプッシュしなくてはならず、1回のプッシュでほんの数滴しか搾ることが出来ない。
あぁ、乳を搾ることがこんなにも大変なこととは…涙
こんなことなら自動搾乳機にすべきだったか?
でもあれは、2万円以上もする高価な品なんだ。うぅ、勇気のないわたしよ…。
体調不良の中、もうこれ以上一人で搾乳機でえんやこらやるのはしんどいものがあり、わたしは夫に声をかけ
「わたしの乳、搾ってくれないかな…」と、危うくAV業界に足を突っ込みそうなお願いをした。