コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「産後の不眠解消術」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.12
わたしにとって産後、一番辛いこと。それは日々の睡眠不足。産後間もない、新生児の間は特に睡眠が取りにくい。
夜眠り始めても、2時間もすると我が子は泣き出し、30分かけておっぱいをあげ、お腹がいっぱいになったところで再び眠る。そしてまた、2時間もしたら泣き出すものだから、女性は母になった途端、誰もが寝不足の辛い毎日を送ることになる。
産後、実家での生活も3週間が過ぎ、相変わらず眠れない日々が続いていた。
いくら早い時間に布団に入ったとしても、息子の存在が気になって仕方ない。
またすぐに泣き出すのではないか? そう思うと気がちって眠りに集中できないでいた。
「あぁ…眠い…」
そんな不眠に悩むわたしを余所に、夫はぐうぐうと幸せそうに眠りこけている。あぁ、羨ましい。こっちの気持ちも少しはくんでほしいものだ。
しかしながら、夫は翌朝6時に起きて出社しなくてはならないし、起きてもらったって何をしてもらうわけでもない。
不眠続きで体力が奪われ、起きている間もなんだか気持ちを明るく保てない。あぁ、今日も眠れないのか。そう思いながら日々を過ごしていたら、いつの間にかわたしは、夜中息子が泣くたびに怯えるようになってしまった。
かわいいはずの息子が怖い。そんな気持ちを持つなんて、わたしは母親失格?
「赤ちゃん、育てていけないかもしれない」顔を両手で覆って号泣し、母に泣きついた。まさか! そんな言葉が口から出るとは自分でもひどくショックを受けた。