連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
人気の乗り物絵本!<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.7
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電車に車、バスに飛行機…。物心がついた時にはすでに乗り物が大好きだった!というお子さんは多いですよね。街中で走る乗り物を目にしてはキラキラと目を輝かせる様子に「ほんとに好きなんだなぁ…」と感心してしまうことも。
そんな子におすすめしたいのが「乗り物絵本」です。ここに出てくる乗り物は電車やバス、はたらく車などさまざまですが、単なる乗り物の魅力を紹介するだけにとどまりません。乗り物に乗る人の気持ちや、先を見据えた発想力など、子ども自身に想像させるような工夫がなされています。
今回は
絵本ナビ協力のもと、編集部から「人気の乗り物絵本!」をご紹介します。
1位 がたん ごとん がたん ごとん
作:安西 水丸/出版社:福音館書店
「がたん ごとん がたん ごとん」(絵本ナビ紹介ページ)
がたんごとん、という電車の音と「のせてくださーい」の繰り返しが耳に心地よい、赤ちゃんから楽しめる1冊です。ちょっとまじめそうな顔つきの黒い機関車がのせるのは、哺乳瓶やコップ、スプーンなど赤ちゃんも目にしたことのあるもの。読み聞かせ中は赤ちゃんも「う、う、う~」と声に出して喜んでくれます。シンプルな内容ながら、白に緑に赤や黄色など色の対比が目にも鮮やかで、昔から親しまれているロングセラー絵本となっています。
2位 せんろはつづく
文:竹下 文子/絵:鈴木 まもる/出版社:金の星社
「せんろはつづく」(絵本ナビ紹介ページ)
小さな子どもたちが線路をつなげていきます。途中にはさまざまな障害物が立ちふさがっていて「あきらめちゃうの?」と思いきや、「どうする?」の問いかけの後に「そうきたか!」と大人をもうならせるアイデアで線路はどんどんのびていきます。どんな方法があるか考えるおもしろさ、仲間たちと協力しながらひとつのことをやりとげる達成感など、読む年齢に応じた響き方のある1冊です。