連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
人気の乗り物絵本!<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.7
3位 おたすけこびと
文:なかがわ ちひろ/絵:コヨセ・ジュンジ/出版社:徳間書店
「おたすけこびと」(絵本ナビ紹介ページ)
ショベルカーにクレーン車、ブルドーザーにミキサー車…。この絵本では乗り物好きの子どもたちにとっては垂涎モノの「はたらく車」オールスターズが登場します。そして乗り物を動かすのは、小さな小さな小びとたち。割り入れて、かきまぜて、流し込んで…。一体なにを作っているのでしょうか? 働きものの小びとたちを目にして「うちにも来てくれないかなぁ」と目を輝かせる子もいるかもしれませんね。
4位 ピン・ポン・バス
作:竹下 文子/絵:鈴木 まもる/出版社:偕成社
「ピン・ポン・バス」(絵本ナビ紹介ページ)
郊外のやわらかな夕暮れ道をバスが走ります。停留所にとまる時はお決まりの「ピンポン」。駅前から山道の終点まで、バスは家に帰るお客さんを優しく運びます。バスから見える風景はなぜかなつかしくて、読み聞かせながらほっこりしてしまうママやパパもいるかもしれません。お年寄りのやりとりや荷物を落としてしまうシーンなど、路線バスで実際に目にする出来事が描かれ、お客さん1人1人のストーリーをも想像させてくれる、余韻深い1冊となっています。
5位 でんしゃにのって
作:とよた かずひこ/出版社:アリス館
「でんしゃにのって」(絵本ナビ紹介ページ)
うららちゃんは、おばあちゃんに会いにいくため電車に乗ります。ふと見るとセーラー服姿の「緑のわに」がのってきました…! アナウンスが流れるたびに増えていく動物たちですが、いくら混み合ってもお互いゆずりあう姿に優しい気持ちになれる絵本です。ひとりぼっちのお出かけは不安がつきものですが、たくさんの動物たちと一緒なら寂しくありません。でも電車の揺れで、うとうとしてきたうららちゃん。きちんとおばあちゃんのいる駅で降りられるのか…、注目してみてくださいね。
乗り物がますます大好きになる、そんな絵本をご紹介しました。親子のお出かけの際はぜひ、絵本のことを思い出して乗り物に乗ってみてはいかがでしょうか。
データ協力:
絵本ナビ
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