連載記事:食で心を育む
小正月の小豆粥で、新年行事の締めくくり!(食で心を育む Vol.11)
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1月15日は「小正月」です。元日を「大正月」というのに対して、そう呼ばれるそうで、この15日をもって、お正月もいよいよ終わりです。
元日から三が日にかけては、初詣に出かけ、今年の抱負や願い事を神様にお伝えしたのではないでしょうか。おせち料理やお雑煮を食べ、その後は七草粥をいただいたり、鏡開きをしたりと、日本古来のさまざまな風習を、お家でも自然と取り入れることができるのが、お正月かもしれませんね。
意外と知られていない!? 小豆粥とは
15日の小正月には、全国各地で「どんど焼き」(編集部注:どんと焼き、どんどん焼き、左義長、さぎっちょなどとも言われます)が行われます。お正月の松飾やしめ縄などを燃やして祓い清め、無病息災を祈る火祭りです。
また、この日には、「小豆粥」を食べる風習もあります。小豆粥には、「今年一年の豊作を祈る」という意味や、その赤い色から「邪気を祓う」という意味も込められているそうです。
七草粥に比べると、小豆粥を作る方は少ないかもしれませんが、実は、体にもやさしい、この時期にぴったりの行事食なんですよ!