コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「お父さんはどっち? 夫が双子による問題」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.18
生後3カ月の現段階で、幸いにも息子は人見知りを全くせず、どんな人が抱いても泣いたりしない。ニコニコと笑顔を振りまいている。
もちろん双子の兄、ヒロシに対しても、終始笑顔で機嫌が良い。お父さんだと思っているのかもしれない。母のことはおっぱいの匂いで選別できているようだけれど、きっとお父さんの区別はついていないんだろう。
そんな中、双子の兄のヒロシが息子をお風呂に入れたいと言う。
いつも夫がお風呂担当だけれど、双子がゆえ、そっくりだし、お父さんみたいなものだから、きっと大丈夫だろうと、任せることにした。
夫から念入りにシャワーの持ち方や、身体の洗い方を教わり、裸ん坊になった息子を受け渡すと…。
「ぎゃ~うぇ~~~!ぎょ~うわ~ん」
と、いつにもなく息子が泣き始めた!!
お風呂で泣くことがなかったので、わたしたちも戸惑う。
違いに気付いたのか、
「父ちゃんじゃねーじゃねーか!」 と、言わんばかりに
大声を上げ、わんわん泣いて涙を流している。
「大丈夫だよ~大丈夫だよ~よしよし~」とヒロシがなだめてみるも効果なし…(涙)。
結局、終始泣きじゃくり真っ赤な顔で風呂から上がった息子。
「こんな小さな脳みそでも、分かっていたのか!」と、母は関心するばかり。
「親の見分けくらいつくわい」と、言っているかのような不服そうな顔で息子がわたしを見る。
「やっぱり俺じゃなきゃダメだな〜。」と、ちょっとだけ誇らしげな顔をして、息子を眺めていた夫がなんだか可愛らしかった。
まさに赤ちゃんの感性に驚いた一日であった。
つづく
次回は「生後100日を祝して! お食い初めの巻」をお届けします。
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