連載記事:食で心を育む
炭水化物抜きはNG? 子どものために身につけたい、基本の食習慣(食で心を育む Vol.15)
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もうすぐ、新年度を迎えますね。入園や入学を控えているママや子どもたち、春から新しい環境での生活がはじまる方も多いはず。生活のペースが変わり、いろいろなプレッシャーも多くなる時期ですが、そんなときこそ、いま一度、基本となる食生活をしっかり見直したいもの。
新年度を迎える前に、子どもたちにも、ママやパパ、家族みんなにとっても強い味方になってくれる「ごはん食」のすぐれたパワーについて、お伝えします!
大切なのは、カロリーの「摂取量」ではなく「バランス」
子どもの食事には、どんなことが必要でしょう? 「栄養をたっぷり摂る!」とか「3食しっかり食べる!」とか「食事の楽しみを覚える!」など…、どれも大切なことですね。
体がどんどん成長し、たくさん運動して、まさに体の基礎作りをしている子どもたち。
毎日の食事では、「エネルギーをしっかり摂ること」と、「さまざまな栄養素をバランスよく摂ること」がポイントです。
「エネルギー」とは、いわゆる「カロリー」とも言えますが、そのカロリーをどんなバランスで摂るか、実は、その内訳が重要なのです。
日本人にとって理想的なカロリーのバランス(内訳)は、
・炭水化物=約60%
・脂質=約25%
・たんぱく質=約15%
と言われます。
(厚生労働省・日本人の食事摂取基準 2015年版)
最近は、ママ世代でも炭水化物を控えめにされる方が多いように思いますが…、これは実はオススメではありません。