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妊娠初期に市販の薬を飲んでも大丈夫?

目次

・飲んでも問題がない市販薬
・避けたほうが良い市販薬
・妊娠初期に、すでに市販の薬を飲んでしまったら?
妊娠初期に市販の薬を飲んでも大丈夫?

© blanche - Fotolia.com


妊娠初期のママの体に現れる妊娠症状は、微熱や倦怠感など風邪によく似ているため薬を飲もうと考える人もいるでしょう。妊娠していることに気づかずに、体調を整えるために既に薬を飲んだ人もいるかもしれません。

内服薬の場合、胃または腸から肝臓を経て血管に吸収され、薬の成分が血管中にある間に効果として体に作用し、肝臓や腎臓で代謝されて他の物質となり便や尿として排出されます。排出までにかかる期間は個人差がありますが、そもそも、成分のほとんどは体内に残りません。

ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がまだない妊娠初期は、赤ちゃんの体を流れる血液はママの血液と同じです。ママが薬を飲んだ際に血液中にある薬の成分も赤ちゃんの体内をめぐることになりますが、通常の生活における範囲内での体調整備のため一般的に市販されている市販薬を用法・用量どおりに短期間服用した程度であれば、お腹の赤ちゃんの成長へ影響を及ぼすことはありません。期間に関しては、薬の説明書に記載されている「その薬を服用して症状が治まらなければ病院へ」と書かれている期間を目安にしてください(通常は3日程度)。
また過去の様々なデータから、薬の成分の影響によって赤ちゃんが奇形になったり、妊娠に影響が出たりする例は極めてまれだと考えられています。


妊娠4か月目の14週~16週頃に胎盤が完成するとお互いの血液が混ざり合わないようになり、胎盤に備わっているフィルター機能のはたらきで薬の成分の侵入が制限されるようになります。ただし分子の小さい成分は胎盤を通過するので赤ちゃんの体内に入る可能性もありますが、とは言え、薬を服用する際には必ず健診医や分娩医に相談しましょう。
外服薬の場合は、皮膚の表面や粘膜から患部だけに直接作用するためお腹の赤ちゃんへの影響はありませんが、同様に、使用前に健診医や分娩医に相談しましょう。

また、風邪や生理痛などの通常の生活における範囲内で体調を整えるため、妊娠前から市販薬を飲んでいるケースでも、飲んだ薬の成分がお腹の赤ちゃんの成長に関係することはありません。

飲んでも問題がない市販薬

通常の生活における範囲内で体調を整えるため、薬局やドラッグストアで購入できる一般的な風邪薬や頭痛薬、胃腸薬などは、お腹の赤ちゃんへの影響を心配するようなものはないと言われています。また、目薬や塗り薬などの外服薬も同様です。

風邪をひいて病院にかかった際、医師の診断の下に処方される咳止め、抗生物質などについても、お腹の赤ちゃんの成長に影響を及ぼすものではないと言われています。

・内服薬
カプセル剤、錠剤、散剤や顆粒剤などの粉薬、液剤やシロップ剤などの液体の薬など。


・外用薬
軟膏、湿布、外用液剤、坐薬、目薬、消毒薬、吸入剤、トローチ、口腔用スプレー材、うがい薬、点鼻薬、点耳など。


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