連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
性教育を絵本で…親が子供に伝える「性」について<絵本ナビ監修><絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.25
おんなのこってなあに? おとこのこってなあに?
作・絵:ステファニー・ワックスマン/訳:山本 直英/出版社:福音館書店
「おんなのこってなあに? おとこのこってなあに?」(絵本ナビ紹介ページ)
男の子、女の子。違うところは何でしょうか。好きな遊び? 好きな色? 好きなこと? 実は、違うのは「体のつくりだけ」。この絵本では性だけじゃなく、個性を認めあう大切さを知ることができます。
いろんな国の子どもたちが写真で登場し「この子は男の子? それとも女の子?」と言い合いながら読み進めていくと、最後には大人の男女の姿。「偏見を持たず、お互いを知って大切にしあうことが大事」と、大人にも気付きのある名作です。
性の絵本(全5冊)
編著:山本 直英 高柳 美知子 安達 倭雅子/絵:木原 千春/出版社:大月書店
「性の絵本(全5冊)」(絵本ナビ紹介ページ)
全5巻がセットになった、小学生中学年~中学生向きの性の絵本。
「生きるってどういうこと?」「子どもから大人へ生きる」「女と男、ともに生きる」「なぜ、こんなことして生きているの?」 「生きていくからききたいこと」にテーマが分けられ、性についての科学的な知識をまっすぐに伝え、「生きる」ことを前提に性を学ぶという視点で編集されています。年齢にそって、子どもたちにアプローチしたい絵本です。
情報の渦の中で生きる時代だからこそ、正しい知識を教える機会を設けるのは大切なこと。タブーにするのではなく、疑問を口にしやすい雰囲気づくりも性の理解への第一歩となっているのかもしれません。
データ協力:
絵本ナビ
「『劇団四季』観劇デビュー」高山直子の“愛すべき日々のこと” Vol.29 | HugMug