2017年4月26日 12:00|ウーマンエキサイト

お七夜って何? 命名書の書き方・当日することや準備するものをおさらい

赤ちゃんが生まれてから七日、「お七夜」を命名式ともいいます。生まれて七日目に子どもに名前を付けます。何でこのように早く名前を付けるのでしょうか。一生使う名前です。もっとゆっくり考えたいですね。

目次

・昔の命名の方法
・出産届は、いつまでに誰が出すか
・お七夜に隠された、名前を早く付ける意味
・お七夜の由来
・命名書の書き方
・お七夜の当日
お七夜とは? 何をするの? 準備するものは? 【新米パパママへのマナー講座】

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昔の命名の方法

名前は今のように両親がつけるものでなく、昔は色々な考慮がなされ、大きく分けて5つのつけ方がありました。

1. 生児が将来偉い人、尊敬される人になるようにと、神主やお坊さん、地域の有力者などに名づけを頼む。
2. 幾つかの名まえの中からおみくじ等の神意によって決める。
3. 子沢山で丈夫な子を育て上げている人に名付けを頼む。
4. 祖父母の名まえの一字をもらう(祖名継承)。
5. 生まれてきた環境によって名前をつける(季節や続柄など)。

また、この日、初めて赤ちゃんに産着を着せました。男の子は左手から袖を通し、女の子は右から手を通し、帯は結ばず、産着を打ちかけておいたそうです。



出産届は、いつまでに誰が出すか

出産したら必ず出産届を提出します。用紙は、市役所、区役所、村町役場にあります。産院や病院にも備えてあります。

生まれた日を入れて2週間以内に出産した土地の市役所、区役所、村町役場の戸籍係に出します。提出する時は、病院で書いてもらった出生証明書と母子健康手帳、印鑑などが必要になります。届け出をするのは誰でも構いません。



お七夜に隠された、名前を早く付ける意味

もっとも役所に名前を届けるのは、生まれた日から14日以内に届ければよいのですが、なぜ、七日に名前を付けるのでしょうか。

それは、子どもに何かあった時、名前がないとこの世に呼び戻せないと考えたようです。私たちの名まえは、肉体でなく魂についていると考えられています。乳幼児の死亡率の高かった時代には、今よりも不安が多くあったのでしょう。

また、昔は七日目に生児の父親の忌みが、晴れて産室への出入りも許されるというというところもあり、父親が生児とかかわりをもち名前をつけることが許されることを意味したようです。

今は、父親も出産から立ち会うことも多く、時代が随分違いますね。

お七夜とは? 何をするの? 準備するものは? 【新米パパママへのマナー講座】

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お七夜の由来

現代では、生まれて七日目を大事な日としていますが、奈良・平安時代の貴族階級には「産養」(うぶやしない)とか「産立(うぶだち)の祝い」と言って、子どもが生まれた日を「初夜」、生後三日目を三夜(みや)、五日目を五夜(いつや)、七日目を七夜(しちや)、九日目を九夜(くや)と言って、奇数日に生まれた赤ちゃんの無事を祈って宴が開かれていました。

江戸時代に幕府が七夜を公式の儀式としたこともあって、現代にも残っているようです。徳川将軍家では、お七夜を命名の儀として名前を披露して諸大名からお祝いの品を受け取る公式行事としたため庶民にも広まったようです。

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お七夜は、別名「枕下げ」「枕引き」とも言われ、昔は仲人夫妻を招いて祝膳を囲むことが行われましたが、現代では特別な祝宴をせず、内輪で簡単なお祝いをする方が多いようです。

出産して間もない母親のためにも現代の祝い方のほうが思いやりのあるやり方だと思います。出産して七日目に親戚の人や近所の人を招いてお披露目の祝宴をするのは、出産したばかりの母親には、大変だったことと思います。



命名書の書き方

命名書は、「はいばら」「鳩居堂」など大手文房具店などにも日の出、亀、鶴、犬張り子など縁起のよい絵が入ったものが売られています。

命名書はきれいな字で書かなければと思い、他人に頼む人もいますが両親や祖父母が書くことが生まれた子にとって大事なことなので、是非、肉親が丁寧に書くことをおすすめします。

市販の略式の命名書には「命名」と書いた字の下に、赤ちゃんの名前を大きく書きます。左側に誕生日月日、赤ちゃんの名前の右上に親の名まえを書きます。

「田中太郎・花子 長男」というようにです。昔は父親の名前しか書かなかったのですが、両親の名まえを書いてもよいと思います。

それを神棚の下、床の間の柱、今では、ベビーベットの頭側の壁などに飾ります。命名書はひと月ほど飾り、へその緒と一緒に取っておいた家族が多かったようです。



お七夜の当日

赤ちゃんに名前が付いたことを祝う命名式当日のお祝いの仕方ですが、母親にとって出産七日目でご両親をお招きしてお祝いをというのは、しんどいことだと思います。

おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいる場合や出産の里帰り中であれば、簡単な御祝いなら無理なくできそうですね。

できたら大事な命名のことですから、出産前にそのことを話し合って決めておくとよいと思います。いづれにしても命名書なども出産前に購入しておくとよいですね。

親御さんが主催してくれる場合は、甘えてお客様になってよいでしょう。

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お七夜の祝膳は、母乳が出るようにとお赤飯や消化のよいお餅などで祝いました。お赤飯はたくさん炊いて、熨斗紙に「内祝」の表書き、子どもの名前を書いてご近所に配ったようです。多くの人に食べてもらうことでその赤ちゃんは幸せになれると言われました。

赤ちゃんは、全く記憶にないお七夜です。集まった人たち一人ひとり赤ちゃんを抱いてもらい写真をとって、その下にメッセージを書いてもらうことをお勧めします。

赤ちゃんに対する想い、将来の希望など思いつくままに書いてもらうと記念にのこるお七夜になると思います。

ご両親と離れて暮らしているママは、夫に手伝ってもらって、簡単な祝宴をするとよいでしょう。

名前が付いた喜びなどの感想をそれぞれ書いて、命名書とともに大事にしまっておきましょう。

また、この時に足形や手形をとる家族も多いようです。小さな紅葉のような赤ちゃんの手形や足形は、子どもが成長する上で比べると「本当に大きくなったな」と実感できると思います。

赤ちゃんの健やかな成長を祈り、ママに無理のない素敵なお祝いになるとよいですね。


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