コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~

初めての不妊治療クリニックへ【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第5話】

こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~

こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~

現在2人の子を持つ母、中村こてつです。同じ場所につむじがあるのは、おなじ時に受精した受精卵だからでしょうか。私とオットの不妊治療の体験記をお伝えします。

不妊治療クリニックの初診の日になりました。平日の午後だったので、一人ででかけました。繁華街のビル中にあるクリニックへは、我が家から車で1時間半かかります。

ビルにある共同の小さなエレベーターで上がりました。上がっているのに、どんどん下に行くような気持ちでした。あぁ、とうとう来てしまった。

初めに問診票を書き、その後ドクターから妊娠のメカニズムや今後の検査方法・治療方法などの説明を受けました。

その後、子宮と卵巣の状態をチェックするために、診察台に上がりました。

それまでテレビでしか見たことのなかった、カーテン越しに下半身を丸出しにするあの診察…。

初めての不妊治療クリニックへ【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第5話】

スカートと下着を脱ぎ椅子に座ると、看護師さんの「動きますね~」の声と同時にウィーンと開脚していく我が身。あぁ…

その後、妊娠出産と頻繁にこの椅子に座りましたが、ずっと慣れることはなかったです…。

毎回、心の中でひぇ~~! と叫びながら(笑)、自然と腰を上にずらしてあまり開脚しないような体勢を取ってしまうのですが、必ず看護師さんに「もう少し下がってください」と指摘を受けてしまうのでした。

クリニックは、治療中の繊細な心にとても配慮しているのであろう気配りが行き届いていました。

看護師さんも事務員さんもみなさん優しく丁寧で、通院中、心を傷つけるような言葉は何一つ言われたことはありませんでした。


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