連載記事:21時30分からのパパ会
わが子に叱咤激励する親も! 親の習いごと熱に父の結論【21時30分からのパパ会 Vol.5】
といいつつ、わが子も3歳ぐらいからスイミングスクールに通わせ始めました。言い出したのは妻の方。「命に関わることだから少しでも早く泳げるようにさせたい」と譲らなかったんです。実際はプールの泳ぎと自然の川や海での泳ぎは別物とも違うといわれてたりするんですけどね。正直、僕はあまり乗り気じゃなかったんですけど、最終的に送り迎えは基本的に妻がするということでのんだんです。
もうかれこれ5年以上前の話になりますが、いま振り返ると、世間のスイミング熱はこのときからすごかった気がします。うちから通えるスイミング・スクールは2カ所あったんですけど、申し込み時点ではどちらも生徒数は満杯。
退会者が出ることをひたすら待つ、いわゆるキャンセル待ちです。
このキャンセル待ち、いつぐらいに入れるのかメドさえつかないんですよ…!
数日先になるかもしれないし、半年先になるかもしれない。たかがプールの入会でえらい待たされる。当時、“どれだけ水泳って人気あるんだ?”と思いました。しかも、月謝だってけっこう馬鹿にならない。そのスクールによって違うんでしょうけど、万は超えてくるわけです。
はっきりいって、ほとんど水遊びに近い最初の講習のときは、“これにお金を費やすのか?”って思いましたよ。
結局、キャンセル待ちの予約をしてから数カ月後に一方のスクールから連絡がきて、そこに通うことになったんですが、見学に行って驚きました。もう数えきれないぐらいの子どもたちでプールが埋め尽くされている(苦笑)。
僕らの時代、スイミングスクールに通いだすのは小学生ぐらいからだった気がするのですが、もう小学生なんて大人に見えるぐらい。ちびっこ=幼児ばかり。
そして、プールサイドにはわが子に鋭いまなざしを送る親御さんであふれかえっている。“今のスイミング・スクールってこんなことになっているんだ”と驚きました。
わが家は、たまたま先にキャンセルが出た、一方のスクールに通わせたのですが、そこがけっこう本格派で。こちらはとりあえず泳げるようになればいいぐらいのゆるーい感じで通わせるつもりだったのですが、かなりみっちり教え込むといいますか。はっきり言って、指導が厳しい。スパルタとはいいませんが熱血指導に近い。
そういう心づもりではなかったこちらとしては“うちの子、この指導に耐えられるか?”とちょっと心配。ということで、もうクロールをマスターしたぐらいのところで辞めさせようと思ったのですが、今度はわが子が頑張りをみせ、泳ぐのが大好きな子になり、今もまだ通い続けています。
ただ、
上級になればなるほど、親はさらに真剣になるといいますか…、すごいです。練習にも関わらずコーチよりも叫んで叱咤激励するお母さんがいたり、練習後に子どもを延々と叱り続けているお父さんがいたり…。
すべてを否定するつもりはないんですが、このスイミングスクールを取り巻く環境に違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
よくよく考えると、スイミングスクールに限ったことではなく、勉強にしても、スポーツにしても習い事にしても、なんかみんな前のめりすぎているというか。ほかより早くマスターすることが必須のようなことになっている気がします。