コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
「保育園に入りたい」は欲張りなんかじゃない。全入化への第一歩はコレだ!【コソダテフルな毎日 第59話】
同じ女性、子育て世代同士でもこんなに感覚の差があるし、足並みも熱量もそれぞれ。
働こうとするお母さんを応援する人もいればそうじゃない人もいるし、
女性だから子育て世代だからといって、みんなが同じ方向を目指すことすらできなくなっているのだから、そりゃ一筋縄では解決しないなと正直思いました。
■仕事も子育ても大事にしたいと思うのは、ごく自然なこと
たしかに私の見通しが甘かったことも事実なのですが、育児に専念していたママが「社会復帰したい」と思い立ち、保育園に入れたいと思うのはごく自然な気持ちだと思います。
1年前から保育園を探している人も、一昨日から保育園を探している人も、保育園に入れなくて困っているという状況は皆同じはず。
「私はもっと前から準備してるのに」と誇示したり、「今すぐ働かなくてもいいんじゃない?」と働きたい人を否定していては話しが進みません(もちろんこういう方は少数だと思いますよ。みんながみんなそうだ と言っているのではありません)。
現在も待機児童問題で苦労している友人がいるのですが、その友達が「保育園に入れない…」と呟くと、「入りやすいところに引っ越したらいいんじゃない?」とか「幼稚園に入れる年齢まで仕事をやめたら?」といったアドバイスをいただくそうです。
もちろん、それで解決したケースもあるだろうし、保育園に入れない現実を受け入れて働くことを断念したママも多いのは事実です。
しかし、
誰だって働きたいと思ったら今すぐ働きたいし、今の仕事を続けたいと思っていいんです。今住んでいる場所に住み続けたいし、自分の仕事も子育ても両方大事にしたい、それをベースに「保育園に入りたい」と言っていいと思うんです。
家族の生活をより豊かにしたい、自分の人生もより有意義なものにしたいと願うのは、人としてごく自然なことです。
どうしてこれがこんなにも叶えづらいのだろう、と悔しくなります。