これまで聞いたことがないような
悲痛な声を上げて泣いていた娘。
そんな娘を、看護師さんとともに押さえることと、言葉で励ますことしかできないのが本当に心が苦しかった。
あまりの大声に、待合室で待っている方々もびっくりしたことでしょう。
そうこうしているうちに、そのころには40個ほどに増えていた水いぼがすべて除去されたようでした。
除去によってところどころ出血をしている娘の肌を見て、またまた思わず涙が出てきました。患部に塗り薬を塗ってもらい、軟こうを処方してもらいその日の診察は終わりました。
そんな願いもむなしく、お姉さんの言葉どおりその後も3度ほど水いぼが再発し、除去をすることになるのですが、2回目からは慣れてきたのか、娘は泣くことなく
涼しい顔で処置されていました。
どんなかんじなのか聞くと
「1回目はとがったやつ(ピンセット)でとるってきいて痛い気がしてたけど、2回目からはあんまり痛くなかった」とのことでした。
きっと麻酔はちゃんと効いていたけれど、
処置の怖さの想像(「針を刺す」と思うとすごく痛く感じる注射と一緒かな)と、皮膚がひっぱられる違和感と、患部の出血をみてパニックになっていたのでしょう。