コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
子どもの歯科矯正に40万!? 1年間頑張った成果のほどは?【コソダテフルな毎日 第89話】
あごを広げる? その矯正方法とは
そこで、まずは上あごに装置をつけて、あごそのものを広げていくことになりました。すごいですねぇ……! あごって広げられるんですね。驚きました。
しかし、その広げ方は原始的と言えば原始的。上あご装置についている穴に棒を差し込んで一日1回ずつネジを回して少しずつ少しずつあごの骨を広げていくのです。
長男曰く、1年間頑張った全行程の中で、この最初の上あご装置が一番きつかったそうです。やはり最初に付けた日の違和感が忘れられないようで、今でもその日のことを鮮明に覚えていると言っています。
喋りにくいし、なにより食事が食べづらい! 上あごと装置の間に食べ物が入り込んでしまって、中でも素麺はものすごく食べづらかったようで、この1年ですっかり苦手な食材になってしまいました。
矯正中に素麺が食べづらいっていう話は他にも聞いたことがあります。 意外ですよね。麺類ってツルツルって食べれそうなイメージでした。
あ、でも、痛みはなかったそうです。1ヶ月ほど上あごのネジを回してあごを広げたあとには、下あごも広げていくことになりました。
お……おおお…………上も下も大変だ……。
ベロの下の部分に装置をつけていくので、見ているこちらのほうが違和感でした。そして最終的には、よく見るあのワイヤーをはめて、全部乗せ~~~~~!!!!
もう、あっちもこっちも口の中全部器具だらけ!! この子のためだとはいえ、見ててちょっとかわいそうでした……!
当然のことながら、虫歯になってしまっては元も子もないので、日々の歯ブラシも気をつけなければいけません。
磨き残しがあると汚れがたまってきて、歯茎が腫れて器具が食い込み、痛みが出てきてしまうのです。
しかし、努力の甲斐あって当初の予定では1年半を目処に矯正していく予定でしたが、実質1年2か月でキレイになりました!!