コミックエッセイ:子育ては毎日がたからもの☆
もし子どもに後遺症が残ったら…安全が守られるなら“口うるさい母”でいい【子育ては毎日がたからもの☆ 第30話】
翌日、朝から脳外科を受診するために病院に行きました。待合室にいるときも元気にしている様子を見て、先生は「大丈夫そうだね」と声をかけてくれました。
診察室に入って、いくつかの
簡単な検査をして再び「これなら大丈夫だね」と言ってくれました。
いつもと様子が違う場合はCTをとったりもするそうですが、いまの息子の状態を見る限りその必要もなさそうとのこと。
ただ、救急のときに言われたように、頭のことなのでいつ容体が変わるかわからないため、引き続き様子を観察するように(いつもと違う様子があればすぐに駆けつけること)言われました。
そして、特にいつもと変わった様子がなければ、1週間後に頭のステープラーの針を抜鈎(ばっこう)することに。
1週間、いつもと変わらぬ様子の息子。むしろいつもより元気なくらい。
たしかに、ステープラーの針を抜くことを考えたら尻込みする気持ちもわかる。すごくわかる。
ネットで、実際に皮膚用ステープラー経験者の口コミを見ていると、あたり前のように
麻酔なしで抜鈎されるとのことだったので、私も心のなかでは恐怖がさらに膨れ上がっていったのですが、息子には「心配ないよ」とお話ししました(少し顔が引きつっていたかも…)。